JP2007506494A - 聴診器のダイアフラム用カバーおよび前記カバーの取り付け装置 - Google Patents
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Abstract
カバーを取り付ける装置であり、当該カバーはフレームおよび膜組織を含んでいる。当該カバーは、膜組織の外側部分がフレームの外面上またはその周りに設置される第1状態と、膜組織の外側部分が概ねその設置位置より内側方向に配置される第2状態とから操作可能である。当該取り付け装置は、前記第1状態において少なくとも1つのカバーを収納するマガジンであって、少なくとも1つのカバーがそれを介して取り付け可能な開口を有する当該マガジンと、当該少なくとも1つの収納されたカバーを第1状態から第2状態に操作する手段とを含んでいる。好適な1つの実施形態では、前記操作手段は前記少なくとも1つの収納されたカバーを前記マガジンの中に移動させるに際して、当該少なくとも1つの収納されたカバーを第1状態から第2状態に操作する。それゆえ聴診器(またはその他の器具)のヘッドが当該取り付け装置の開口の中に挿入され、それによって概ね開口から離れる方向において最頂部のカバーをマガジンの中に押し込むとき、当該カバーは第2状態に操作され、結果としてそれに聴診器(またはその他の器具)のヘッドを把持させることになる。
Description
本発明の1つの特徴は、限定的ではないが特に聴診器のような医療器具等のためのカバーに関する。本発明のもう1つの特徴は、特に医療器具用カバーであるカバーを取り付ける装置に関する。
人体に宿る様々な種類のバクテリアおよび微生物は、その多くが感染し易いものである。複数の患者への医療器具、特には聴診器の使用は、患者の交差感染を引き起こし得るものである。これは、一例として、その器具が血液に接触する場合に特に懸念される。
患者と患者の間で器具を洗浄することは良い慣習であるが、洗浄は、完全に行われないことが多く、全く行われないこともあるのである。
この課題に対処するためには、聴診器に保護カバーを設けることが知られている。例えば、米国特許明細書第5,365,023号(ロートン(Lawton))は、巻上げリムを備えた弾性膜組織によって構成される聴診器カバーを開示する。使用の際、当該リムは、聴診器のヘッドに被せて伸張され、その膜組織はその弾性反発力によって適所に保持される。米国特許明細書第5,813,992号(ヘンウッド(Henwood))は、使用の際、聴診器のヘッド全体を被包する袋状の聴診器カバーを開示する。
これら両者の公知のカバーは、聴診器のヘッドへの装着とそこからの取り外しとが厄介であると見なされている。
それゆえ、装着および取り外しが比較的容易な、特には聴診器である医療器具のヘッドを保護するカバーを提供することが好適であろう。それを取り付ける装置を提供することもまた好適であろう。
それゆえ、装着および取り外しが比較的容易な、特には聴診器である医療器具のヘッドを保護するカバーを提供することが好適であろう。それを取り付ける装置を提供することもまた好適であろう。
したがって、本発明の第1の特徴は、カバーの取り付け装置を提供することであり、当該カバーはフレームおよび膜組織を備え、当該カバーはフレームが膜組織を略散開的な状態で保持するように、膜組織の外側部分がフレームの外面上またはその周りに設置される第1状態と、膜組織の外側部分が概ねその設置位置の内側方向に配置される第2状態とから操作可能であり、当該取り付け装置は前記第1状態において少なくとも1つのカバーを収納するマガジンであって、少なくとも1つのカバーがそれを介して取り付けられ得る前記開口を有する前記マガジンと、当該少なくとも1つの収納されたカバーを第1状態から第2状態に操作する手段とを含んでいる。その外側部分は、膜組織と共に一体的に形成され得るものであり、その場合、それは膜組織の一部を構成すると言っても良く、あるいは膜組織に対して固着されても良い。いずれの場合も外側部分は膜組織に付随すると言うことができる。
好適な1つの実施形態では、前記操作手段は前記少なくとも1つの収納されたカバーを前記マガジンの中に移動させるに際して、当該少なくとも1つの収納されたカバーを第1状態から第2状態に操作する。それゆえ、聴診器(またはその他の器具)のヘッドが当該取り付け装置の前記開口の中に挿入され、それによって概ね前記開口から離れる方向において最頂部のカバーをマガジンの中に押し込むとき、当該カバーは第2状態に操作され、結果としてそれに聴診器(またはその他の器具)のヘッドを把持させることになる。
有益には、操作機構が当該取り付け装置の中に設けられ、当該少なくとも1つのカバーを前記開口に向かって押圧するように構成される。好都合には、前記操作機構はバネ上に取り付けられるプラットホームを備えるものであり、当該バネは前記プラットホームを前記開口に向かって押圧するように付勢される。
好ましくは、保持リップが、前記開口の少なくとも一部の周りに設けられ、当該保持リップは、開口の内側方向に延在する。典型的には、当該保持リップは使用の間、前記第1状態にあるとき開口に最も近いカバーの外側部分に係合し、それによって前記カバーを取り付け装置の中に保持することになり、かつ第2状態にあるとき前記カバーが取り付け装置から取り出され得るように、寸法決めされる。
好適な1つの実施形態では、前記操作手段は膜組織の外側部分をフレーム上のその台座から取り外す手段を含んでいる。当該取り外し手段は、有益には取り外し状態と片寄り状態との間で操作可能である。好ましくは、当該取り外し手段は前記開口に向かって移動するカバーの通過によって、前記取り外し状態から前記片寄り状態に操作可能である。当該取り外し手段は、好ましくは取り外し状態を採るように付勢される。
好適な1つの実施形態では、前記取り外し手段はマガジンの内面から離れて延在し、かつ開口から離間して配置される少なくとも1つの突起を含んでいる。当該少なくとも1つの突起は概ね開口に向かう方向においてマガジンの内面から斜めに延在し得るものである。有益には、前記突起の少なくとも一部は可撓的な弾性材料から形成される。当該少なくとも1つの突起はリングによって担持され得るものであり、当該リングはマガジンの内面に形成されるショルダ上に設置される。
他の実施形態では、当該取り付け装置はカラーを備えるものであり、当該マガジンは第1方向においてカラーに対して移動可能であり、当該カラーは前記操作手段を担持し、前記操作手段は前記第1方向における前記マガジンの移動に際して、当該少なくとも1つの収納されたカバーを第1状態から第2状態に操作する。好ましくは、弾性付勢手段が前記カラーと前記マガジンの間に設けられるのであり、当該弾性付勢手段は前記マガジンを第2方向に押圧するように構成され、前記第2方向は概ね前記第1方向とは反対向きである。好ましくは、前記カラーは少なくとも部分的には、マガジンの外周の周りに配置される。
本発明の第2の特徴は、フレームおよび膜組織を備えるカバーを提供することであり、当該カバーは前記フレームが前記膜組織を略散開的な状態で保持するように、前記膜組織の外側部分が前記フレームの外面上に設置される第1状態と、前記膜組織の外側部分が概ねその設置位置の内側方向に配置される第2状態とから操作可能である。
好ましくは、当該膜組織の外側部分は周辺リングを含んでいる。周辺リングまたはその他の外側部分は、当該膜組織と共に一体的に形成され得るものであり、その場合それは当該膜組織の一部を構成すると言っても良く、あるいは当該膜組織に対して固着されても良い。いずれの場合も、外側部分が当該膜組織に付随すると言うことができる。
好ましくは、前記フレームの外面は横断面の輪郭が凹状であり、前記膜組織の外側部分のための台座を形成する。
有益には、少なくとも前記膜組織の外側部分は弾性材料から形成される。
好適な1つの実施形態では、前記第1状態において、前記外側部分は前記膜組織が前記フレーム上において自己保持的であるように、前記フレームによって伸張される。より好ましくは、前記第2状態において、前記外側部分は、前記第1状態に対して収縮され(それが前記フレーム上のその台座から取り外されるためにその固有弾性の下において)、かつ概ね当該フレームの内側方向に配置される。これは、前記膜組織およびより詳細にはその外側部分もまた、聴診器(またはその他の器具)のヘッドを把持し、かつそこで自己保持的であることを可能にする。
本発明の第3の特徴は、前記取り付け装置および1つまたはそれ以上のカバーを含む取り付けシステムを提供することである。
本発明の更なる有利な特徴は、具体的な1つの実施形態に関する後続の説明を検討し、添付図面を参照すれば、大抵の当業者には明らかになるであろう。
ここで、本発明の各々の特徴に関する各実施形態が、具体例として、かつ同様な部分を示すために同様な符号が使用されている添付図面を参照して説明される。
図1は、聴診器のヘッドに被せて取り付けられる本発明の1つの特徴を具体化しているカバーと、本発明の更なる特徴を具体化している取り付け装置とに関する斜視図を示している。図2は、図1に示された取り付け装置の断面斜視図を示している。図3は、取り付け装置とカバーを取った聴診器のヘッドとに関する断面側面図を示している。図4は、図3の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図5は、取り付け装置と当該装置の開口内における聴診器のヘッドとに関する断面側面図を示している。図6は、図5の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図7は、取り付け装置と当該装置の開口内においてカバーを取り付けられた聴診器のヘッドとに関する断面側面図を示している。図8は、図7の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図9は、複数のカバーを備える取り付け装置の他の実施形態に関する断面斜視図を示している。図10は、図9の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図11は、最頂部のカバーの中に挿入された聴診器のヘッドの一部を示している、図9の取り付け装置の一部に関する断面側面図である。図12は、聴診器のヘッドに取り付けられた最頂部のカバーを示している、図11に示された一部に関する断面側面図である。
図1は、聴診器のヘッドに被せて取り付けられる本発明の1つの特徴を具体化しているカバーと、本発明の更なる特徴を具体化している取り付け装置とに関する斜視図を示している。図2は、図1に示された取り付け装置の断面斜視図を示している。図3は、取り付け装置とカバーを取った聴診器のヘッドとに関する断面側面図を示している。図4は、図3の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図5は、取り付け装置と当該装置の開口内における聴診器のヘッドとに関する断面側面図を示している。図6は、図5の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図7は、取り付け装置と当該装置の開口内においてカバーを取り付けられた聴診器のヘッドとに関する断面側面図を示している。図8は、図7の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図9は、複数のカバーを備える取り付け装置の他の実施形態に関する断面斜視図を示している。図10は、図9の取り付け装置の一部に関する断面斜視図を示している。図11は、最頂部のカバーの中に挿入された聴診器のヘッドの一部を示している、図9の取り付け装置の一部に関する断面側面図である。図12は、聴診器のヘッドに取り付けられた最頂部のカバーを示している、図11に示された一部に関する断面側面図である。
以下の説明は聴診器の場面でなされているが、本発明は、聴診器に対する使用に限定されるものではなく、代替的にその他の医療用または非医療用器具に対する使用のためにも適応され得ると理解されるであろう。
聴診器は周知のものであり、標準的には、1つまたはそれ以上の音響トランスポンダを備えるヘッドを包含する。図1および図3は、その開口がダイアフラム14によってカバーされるカップすなわち円錐部分12の形態を採る第1音響トランスポンダを備える典型的な聴診器のヘッド10を最も良く示している。このような音響トランスポンダは、一般にダイアフラム・トランスポンダと呼ばれている。ヘッド10はまた、開放開口ベル16の形態を採る第2音響トランスポンダを含んでいる。そのような音響トランスポンダは、一般にベル・トランスポンダと呼ばれている。ダイアフラム・トランスポンダ12は、ベル・トランスポンダ16よりも一般的に使用されるものであり、それゆえダイアフラム・トランスポンダ12用のカバーを提供することが第1に重要であると考えられる。更になお、使用の間、患者に接触するのはダイアフラム14の外面15であるので、ダイアフラム14の外面15をカバーすることが特に重要であるとも考えられている。
ここで、図1および図2を参照すると、特にダイアフラム・トランスポンダ12、より詳細にはダイアフラム14の外面15を保護するのに適している1つまたはそれ以上のカバー50を取り付けるための装置が、符号20で概略的に示されている。
各々のカバー50は、膜組織54を担持するためのフレーム52を含んでいる。膜組織54すなわち被膜は、特には、例えばシリコーンのようなゴムであるかまたはプラスチックである任意の適当な材料から形成され得るものであり、好ましくは、可撓的かつ弾力的または弾性的である。更になお、膜組織材料は有益には微生物およびその他の汚染物質に対する障壁を提示しつつも音響的減衰を最小化するように選択される。例えば、膜組織54はラテックスまたはシリコーンあるいは同様な材料から形成されても良く、ほぼ0.1から0.2mmの厚さであり得ることになる。
フレーム52は、プラスチック、紙、厚紙、あるいは紙または厚紙ベースの材料のように、実質的に剛性であるかまたは半剛性の材料から形成されても良い。フレーム52は、カバー50が第1状態にあって、膜組織がフレーム52に取り付けられる(図2から図6において示されたように)とき、膜組織54を散開状態または少なくとも概ね散開的な状態に保持するように機能する自己支持的な構造である。膜組織54が可撓的な弾性材料から形成されるとき、フレーム52および膜組織54の相対的な寸法は、好ましくは、膜組織54がフレーム52によって散開状態において実質的にピンと張って保持され、典型的にはフレーム52によって伸張されるようになっている。膜組織54はフレーム52に取り付けられるとき、必ずしもピンと張って保持されなくても良いと理解されるであろう。
フレーム52は、それが取り付けられるように意図される器具に対して適合するように形作られ、寸法決めされる。図示の実施形態では、フレーム52は聴診器のヘッド10のダイアフラム・トランスポンダ12に対して適合し、より詳細にはダイアフラム14の外面15が膜組織54によってカバーされるように、トランスポンダ12に被せて取り付けられるように形作られ、寸法決めされる。その結果、フレーム52は略円形のリングによって構成される。フレーム52は、代替的に、それが取り付けられるように意図される特定の器具に対して適合するようなその他の形状および寸法を採っても良いと理解されるであろう。
好適な1つの実施形態では、膜組織54はその固有の弾力性のためにフレーム52上において自己保持的である。膜組織54をフレーム52上に保持することに資するため、膜組織54は好ましくは、弾性材料または弾力的材料から(典型的には膜組織54と同じ材料から)形成される周辺リング56(必ずしも円形でなくても良い)を設けられる。周辺リング56は任意の適当な様式において膜組織54と共に合体して形成され得るものであり、例えば膜組織54の周辺部分を巻き上げることによって、あるいは射出成形によって形成されても良い。図示の実施形態では、周辺リング56は形状が略円形であり、フレーム52のものより小さい直径を有しているので、膜組織54および詳細にはリング56もまた、フレーム52に被せて取り付けられるように伸張されなければならない。フレーム52に取り付けられるとき、膜組織54は、フレーム52のその他の面における開放開口58を残して、フレーム52の1つの面によって形成される開口をカバーする。なお、周辺リング56は、ここでは膜組織54の一体的な部分および詳細にはその外側部分として観察されるものである。しかしながら、リング56および膜組織54は必ずしも同じ材料から形成されなくても良い。
フレーム52の外周すなわち外面は、膜組織54の周辺リング56のための台座60を形成するように形作られる。この目的のため、フレーム52の外側面62は有益には、周辺リング56の輪郭に対応するような様式で形成される。好適な1つの実施形態では、周辺リング56は、実質的に円形断面のものであり、フレーム52の外側面62は、それに対応して、あるいは少なくともそれに適合するように湾曲している。それゆえ、フレーム52の外側面62の横断面における輪郭は凹状である。有益には、フレーム52の外側面62は、フレーム52の周辺の周りに走り、かつ開放開口58を形成するフレーム52の面においてあるいはそれに隣接して都合良く配置される第1周辺リップ64を形成するように形作られる。外側面62は、好ましくは、フレーム52の周辺の周りに走り、かつフレーム52の反対側の面においてあるいはそれに隣接して都合良く配置される第2周辺リップ66をも形成するように形作られる。第2リップ66は、有益には第1リップ64よりも大きいものであり、すなわち、それは、外側面62から第1リップ64よりも遠心に突出する。非取付け状態において(すなわち、カバー50が聴診器に取り付けられていないとき)、周辺リング56は、図2から図6までに示されたように台座60の中に設置される。この状態では、膜組織54はフレーム52によって担持され、あるいはそれに対して取り付けられ、散開状態で保持される。好適な1つの実施形態では、膜組織54の一部は、リング56がフレーム52上に設置されるとき、周辺リング56の周りに巻回される(例えば図6において示されるように)。膜組織54の巻回部分は緩みとして機能するものであり、フレーム52上のその台座60からのリング56の取り外しを容易にする。
他の実施形態では、フレームおよび膜組織は、図1から図8において示されるように独立したものであることとは対照的に、互いに合体して形成され、あるいは一体的に形成され得ることになる。これは好都合には、例えばゴムまたはプラスチックである同じ材料からフレームおよび膜組織を合体して形成することによって達成されても良い。このような実施形態では、例えば金属のような任意の適当な材料から成る例えばワイヤーまたはリング(図示略)である補強部材が、フレームに強度およびサポートを付与するためにフレームの内側またはその周りに設けられても良く、それによりフレームは、膜組織を散開状態で保持し得ることになる。更になお代替的には、フレームおよび膜組織は互いに対して接着されるかまたはその他の方法で固着されても良い。
ここで、特に図2を参照すると、取り付け装置20すなわちディスペンサは、1つまたはそれ以上のカバー50を収納するためのチャンバすなわちマガジン22を含んでいる。マガジン22は、取り付け開口24を形成するように形作られる。リップ26は開口24に設けられて、開口24の内側方向に延在する。好ましくは、リップ26は開口24の周辺の全体または実質的な全体の周りに延在する。代替的には、1つまたはそれ以上の離間配置リップ部分が、開口24の周辺の周りに設けられても良い。図2から理解され得るように、リップ26はマガジンの内側に覆い被さっている。
取り付け装置20は、都合良く1つまたはそれ以上の突起32の形態を採る取り外し手段をも包含する。図示の実施形態では、取り付け装置20は、取り付け装置20の周囲に離間配置される3つの突起32(2つだけが視認できる)を含んでいる。図4および図6において最も良く観察され得るように、突起32は概ねマガジンの内側方向かつ概ね開口24に向かう方向においてマガジン22の内壁から斜めに延在する。突起32は、それらがマガジン22内のカバー50に接触しあるいは係合し得るように寸法決めされる。突起32はマガジン22の開口24に隣接しかつその下に配置され、それによりそれらは以下で更に詳細に説明されるように、最頂部のカバー50'(すなわち、開口24の最も近くに配置されるカバー)にのみ接触し得ることになる。
これらの図面では、突起32は各突起32のそれぞれの自由端部34が最頂部のカバー50'の下に(すなわち、開口24に対して最頂部のカバー50'を越えて)位置し、横方向または横断方向において最頂部のカバー50'とオーバーラップする取り外し状態または休止状態において示されている。この状態において、概ねマガジン22内に向かう方向における最頂部のカバー50'の移動は、周辺リング56を突起32の自由端部34に係合させる。突起32は、マガジン22に対して、旋回可能であるかまたはその他の方法で移動可能であり、それにより、それらは、マガジン22の壁部に向かって休止状態から押し出され得ることになる。この目的のために、突起32は少なくとも部分的には可撓性プラスチック材料から都合良く形成される。突起32はマガジン22の内壁の中に形成されるショルダ38上に設置されるキャリア・リング36と共に合体して形成されても良い。キャリア・リング36および突起32は、例えばプラスチックから形成されても良い。代替的に、突起32は、マガジン22と共に一体的に形成されても良い。突起32は好ましくは、休止状態を採るように弾力的に付勢される。これは、例えば、突起32の少なくとも一部を(更に都合良く全体をも)形成するために使用される例えばプラスチックのような材料の固有弾性によって、あるいは代替的にバネのようなその他の弾性付勢手段(図示略)によって達成されても良い。
マガジン22の中に収納されるとき、カバー50は実質的に同軸的な様式で互いの頂部に積み重ねられる。各カバー50は取り付け装置20の開口24の平面に対して実質的に平行であるそれぞれの平面内に配設される。好都合には、マガジン22の少なくとも内壁は、それぞれの膜組織54を担持するときフレーム52の形状に実質的に適合するように形作られる。図示の実施形態では、マガジン22は、形状が実質的に円筒形である。
取り付け装置20はカバー50を取り付け装置20の開口24に向かって付勢する操作機構をも更に含んでいる。当該操作機構はマガジン22の内部に配置され、かつ概ね開口24に向かったり離れたりする方向においてマガジン内を移動可能であるプラットホーム28を含んでいる。当該操作機構はプラットホームを開口24に向かって移動させる手段をも包含する。その移動手段は、好ましくは、プラットホーム28を開口24に向かって押圧するように付勢される例えばバネ30のような弾性付勢手段によって構成される。図示の実施形態では、プラットホーム28は圧縮バネ30上に取り付けられ、あるいは載置される。それゆえ図示の操作機構28,30は、ピストン状の形態であるが、それは様々な他の形態を採っても良いと理解されるであろう。
使用に際して、1つまたはそれ以上のカバー50のスタックは、プラットホーム28上に載置され、バネ30の作用を受けて取り付け装置20の開口24に向かって付勢される。スタック内の最頂部のカバー50'、すなわち開口24に最も近いカバー50はリップ26との係合によって開口24を介して取り付け装置20から排出されることを防止される。詳細には(かつ図4から最も良く理解され得るように)、膜組織54の周辺リング56は最頂部のカバー50'が図2において示されるように取り付け装置20の開口24の中に保持されるように、リップ26に係合する。カバー50はそれらのそれぞれの開放開口58がマガジン22の開口24に面し、それゆえそれらが最頂部の位置に到達するとき取り付け装置20の開口24によって露出され、あるいはそれを介してアクセスできるように構成される。
ここで取り付け装置20の機能を、特に図3から図8を参照して説明する。明確にするために、カバー50のスタック全体は図3から図8では示されていない。図3は取り付け装置20の開放開口24に接近するカバーを取った聴診器のヘッド10を示している。最頂部のカバー50'は、上述のように取り付け装置20の開口24の中に配置される。ユーザー(図示略)が聴診器のヘッド10を取り付け装置20の開放開口24の中に押し込むと、トランスポンダ12は最頂部のカバー50'の開放開口58の中に嵌め込まれる(図5および図6を参照)。
ユーザーが聴診器のヘッド10を取り付け装置20の中に押し込み続けると、ダイアフラム14は膜組織24に係合し、バネ30のバイアスに対抗して最頂部のカバー50'を取り付け装置20の中に押し込ませることになる(図2において観察されるように、カバー50のスタック全体が下向きに(すなわち、開口24から離れる方向においてマガジン22の中に)押し込まれる)。最頂部のカバー50'が下向きに移動するとき(図5において観察されるように)、周辺リング56は取り外し突起32のそれぞれの自由端部34に係合する。突起32はフレーム52上のその台座60から周辺リング56を取り外し、それによって、それを第1リップ64に押し被せ、結果としてカバー50'に第2状態を採らせることになる(図1、図7および図8において示されるように)。これは、第1リップ64が比較的短いという事実によって容易にされる。周辺リング56はフレーム52によって担持されるとき張力を掛けて保持され、すなわち伸張されるので、一旦それが突起32によって取り外されると、それはそれ自身の弾性の下で収縮して、図7および図8において示されたようにトランスポンダ12を取り囲むことになる。第2状態において、周辺リング56はフレーム52の内側方向に配置され、これは、それがヘッド10を把持することを許容するものであることは図7および図8から理解されるであろう。
結果として、カバー50'は聴診器のヘッド10に取り付けられる。ユーザーはその後、取り付け装置20から聴診器のヘッド10を(取り付けられたカバー50と共に)引き抜き得ることになる。リップ26は、ヘッド10の引き抜きを阻害するものではない。何故なら、第2状態すなわち取付け状態におけるカバー50の全体の直径が第1状態すなわち非取付け状態におけるものよりも小さいからである。取り付けられたカバー50は、膜組織54の弾性および詳細には周辺リング56の弾性の下においても、聴診器のヘッド10上において自己保持的である。なお、膜組織54は周辺リングが弾力的材料または弾性材料から形成されるときであっても、必ずしも弾力的材料または弾性材料から形成されなくても良い。
取り付けられたカバー50は、周辺リング56を引き抜くことによって容易に取り出され得ることになる。有益には、1つまたはそれ以上の孔(図示略)および/または1つまたはそれ以上のタブ(図示略)が、取出しを容易にするために、膜組織54および周辺リング56の中に形成されても良い。
一旦、最頂部のカバー50'が取り付けされてしまうと、次のカバー50がバネ30の作用を受けて、最頂部の位置に押し込まれる。次のカバー50が最頂部の位置に移動すると、それは、突起32に係合する。突起32の可撓性およびそれらの斜め配置は、それらが、通過するカバー50によって、マガジン22の壁部に向かって押し込まれ、すなわち片寄ることを許容する。一旦カバー50が最頂部の位置に到達してしまうと、突起32はそれら自身の弾性の下において休止状態を採ることになる。それゆえ突起32は、概ね開口24に向かう方向におけるカバー50の移動を妨げないが、開口24から離れて移動されるときには最頂部のカバー50'に係合するラッチ手段として機能すると言っても良いのである。
図9から図12は、符号120で概略的に示される取り付け装置の他の実施形態を示している。装置120は装置20と概ね同様であるので、当業者には明瞭であるように、同様な符号が同様な部分を示すために使用されていて、同様な説明が当てはまることになる。装置120は、これまで説明されてきたカバー50と共に使用されても良い。
ここで、図9から図12を参照すると、装置120は好ましくはマガジン122の外周においてマガジン122の周りに取り付けられるカラー部分180を含んでいる。好適な1つの実施形態では、カラー部分180はマガジン122の周辺全体の周りに延在するが、他の実施形態では、図示されてはいないが、マガジン122の周りにおいて部分的にのみ延在する1つまたはそれ以上の別のカラー部分が設けられても良い。カラー部分180は有益には、マガジン122の開口124に隣接して配置される。
カラー部分180は、カバー50のリング56をその台座60から取り外すための1つまたはそれ以上の突起132を担持する。カラー180がマガジン122の外部に配置される好適な1つの実施形態では、1つまたはそれ以上の孔182がマガジン122の壁184の中に形成されるので、突起132または各突起の少なくとも端部134は、図10から図12の各図面から最も良く理解され得るように、マガジン122の内部に配置され得ることになる。
カラー180およびマガジン122は、図11において矢印Aで示したように、マガジンの長手方向軸に対して略平行である方向に互いに対して移動可能である。この目的のために、カラー180およびマガジン122は、任意の簡便な様式で互いに連結されても良い。例えばバネ(図示略)の形態を採る弾性付勢手段は、カラー180とマガジン122の間に設けられるものであり、カラー180およびマガジン122を前記長手方向に移動させて、互いに対して休止状態を採るべく付勢するように構成される(図9から図12において示されるように)。休止状態において、カラー180およびマガジン122の相対的位置は、突起132の先端134とマガジン122の開口124の間において最頂部のカバー50'を受け入れるに足る十分な空間を提供するようなものである(例えば図11を参照)。バネまたはその他の付勢手段を収容するために、マガジン122は少なくとも部分的にマガジン122を取り囲み、かつ少なくともカラー180の一部を受け入れるべくそこから離間配置されるフランジ186を設けられても良い。それゆえ好都合には、弾性付勢手段はフランジ186上とカラー180上とにおいて機能しても良い。
使用の間、装置120は例えばリングまたは被膜の形態を採り得るサポート装置またはキャリア装置(図示略)の中に搭載されるものであり、カラー180は当該サポート装置上に設置される。ユーザー(図示略)は、以前に説明したように、聴診器のヘッド(またはその他の物品)を最頂部のカバー50'に当接させて配置する。ユーザーがカバー50'を押し込むとき、その中に含まれるカバー50を包含するマガジン122は、前記長手方向に移動し、開口124および最頂部のカバー50'は、カラー180とマガジン122の間に設けられる弾性付勢手段のバイアスに対抗して突起132に向かって(図11において矢印Bで示されたように)移動する。結果として、最頂部のカバー50'は突起132に向かって移動される。それゆえカバー50'の周辺リング56は突起132に係合し、上述の様式においてその台座60から取り外される(図12を参照)。一旦、取り付けられたカバー50'が装置120から取り出されると、カラー180とマガジン122の間の弾性付勢手段は、カラー180およびマガジンを休止状態に戻すように付勢し、プラットホーム128を操作する弾性付勢手段(図示略)は、次のカバー50を突起132を越えて最頂部の位置まで押し込むのである。
装置120は、マガジン122が比較的多数のカバー50を保持する場合に、装置20よりも使用が容易であり得る。何故なら、最頂部のカバー50'を取り付けるために、ユーザーは、カラー180とマガジン122の間における弾性付勢手段のバイアスを克服するだけで良いからである。
以上の内容から、本発明は、聴診器またはその他の医療用あるいは非医療用器具のカバーを迅速かつ容易に取り付けるための手段を提供するものであると認識されるであろう。
上述の各実施形態は、従来型の聴診器のダイアフラム・トランスポンダ12に関連するものである。図示されてはいない他の実施形態においては、カバーおよび取り付け装置は、ベル・トランスポンダ16に適合し得るように構成される。そのような実施形態では、膜組織は取り付けられるとき、ベル・トランスポンダ16の開放開口または孔17と実質的に位置合わせされる孔を備えることが有益である。なお、更に本発明は、聴診器への用途に限定されるものではないと理解されるであろう。本発明の他の実施形態は、その他の医療用器具または非医療用器具の全体または一部のカバーに関連するものであっても良い。
本発明は、本文において説明された各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく修正されあるいは変更されても良いのである。
Claims (26)
- カバーを取り付ける装置であって、当該カバーはフレームおよび膜組織を備え、当該カバーは前記フレームが前記膜組織を略散開的な状態で保持するように前記膜組織の外側部分が前記フレームの外面上に設置される第1状態と、前記膜組織の外側部分が概ねその設置位置の内側方向に配置される第2状態とから操作可能であり、当該取り付け装置は前記第1状態において少なくとも1つの前記カバーを収納するマガジンであって、少なくとも1つの前記カバーがそれを介して取り付けられ得る開口を有する前記マガジンと、少なくとも1つの収納された前記カバーを前記第1状態から前記第2状態に操作する操作手段とを備えることを特徴とするカバーの取り付け装置。
- 前記操作手段は前記少なくとも1つの収納されたカバーを前記マガジンの中に移動させるに際して、前記少なくとも1つの収納されたカバーを前記第1状態から前記第2状態に操作することを特徴とする請求項1に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記少なくとも1つのカバーを前記開口に向かって押圧するように構成される操作機構をさらに包含することを特徴とする請求項1または2に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記操作機構はバネ上に取り付けられるプラットホームを備えるものであり、当該バネはプラットホームを前記開口に向かって押圧するように付勢されることを特徴とする請求項3に記載のカバーの取り付け装置。
- 保持リップが前記開口の少なくとも一部の周りに設けられ、当該保持リップは前記開口の内側方向に延在することを特徴とする先行する何れかの請求項に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記保持リップは使用の間、前記第1状態にあるとき前記開口に最も近い前記カバーの外側部分に係合し、それによって前記カバーを前記取り付け装置の中に保持することになり、かつ前記第2状態にあるとき前記カバーを前記取り付け装置から取り出せるように寸法決めされることを特徴とする請求項5に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記操作手段は前記膜組織の外側部分を前記フレーム上のその台座から取り外す手段を含んでいることを特徴とする先行する何れかの請求項に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記取り外し手段は取り外し状態と片寄り状態との間で操作可能であることを特徴とする請求項7に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記取り外し手段は前記開口に向かって移動する前記カバーの通過によって、前記取り外し状態から前記片寄り状態に操作可能であることを特徴とする請求項8に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記取り外し手段は取り外し状態を採るように付勢されることを特徴とする請求項8または9に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記取り外し手段は前記マガジンの内面から離れて延在し、かつ前記開口から離間して配置される少なくとも1つの突起を含んでいることを特徴とする請求項7から10の何れかに記載のカバーの取り付け装置。
- 前記少なくとも1つの突起と前記開口の間における間隔は使用の間、前記少なくとも1つの突起と前記開口の間において一つのカバーを受け入れるようなものであることを特徴とする請求項11に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記少なくとも1つの突起は概ね前記開口に向かう方向において前記マガジンの内面から斜めに延在することを特徴とする請求項11または12に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記突起の少なくとも一部は可撓的な弾性材料から形成されることを特徴とする請求項11から13の何れかに記載のカバーの取り付け装置。
- 前記少なくとも1つの突起はリングによって担持されるものであり、当該リングは前記マガジンの内面に形成されるショルダ上に設置されることを特徴とする請求項11から14の何れかに記載のカバーの取り付け装置。
- 前記取り外し手段は前記開口から離間配置されるものであり、その間隔は使用の間、前記取り外し手段と前記開口の間において一つのカバーを受け入れるようなものであることを特徴とする請求項7から15の何れかに記載のカバーの取り付け装置。
- 前記取り付け装置は前記カバーの少なくとも1つを含んでいることを特徴とする先行する何れかの請求項に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記マガジンはさらにカラーを備えるものであって、第1方向において当該カラーに対して移動可能であり、当該カラーは前記操作手段を担持し、前記操作手段は前記第1方向における前記マガジンの移動に際して、前記少なくとも1つの収納されたカバーを前記第1状態から前記第2状態に操作することを特徴とする先行する何れかの請求項に記載のカバーの取り付け装置。
- 弾性付勢手段が前記カラーと前記マガジンの間に設けられ、当該弾性付勢手段は前記マガジンを第2方向に押圧するように構成され、前記第2方向は概ね前記第1方向とは反対向きであることを特徴とする請求項18に記載のカバーの取り付け装置。
- 前記カラーは少なくとも部分的には、前記マガジンの外周の周りに配置されることを特徴とする請求項18または19に記載のカバーの取り付け装置。
- フレームおよび膜組織を備えるカバーであって、当該カバーは前記フレームが前記膜組織を略散開的な状態で保持するように前記膜組織の外側部分が前記フレームの外面上に設置される第1状態と、前記膜組織の外側部分が概ねその設置位置の内側方向に配置される第2状態とから操作可能であることを特徴とするカバー。
- 前記膜組織の外側部分は周辺リングを備えることを特徴とする請求項21に記載のカバー。
- 前記フレームの外面は横断面の輪郭が凹状であり、前記膜組織の外側部分のための台座を形成することを特徴とする請求項21または22に記載のカバー。
- 前記膜組織の少なくとも外側部分は弾性材料から形成されることを特徴とする請求項21から23の何れかに記載のカバー。
- 前記第1状態において、前記外側部分は前記膜組織が前記フレーム上において自己保持的であるように前記フレームによって伸張されることを特徴とする請求項24に記載のカバー。
- 前記第2状態において、前記外側部分は前記第1状態に対して収縮され、かつ概ね前記フレームの内側方向に配置されることを特徴とする請求項25に記載のカバー。
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