JP2007509688A - 磁気共鳴画像化のための可変視野グラディエントコイルシステム - Google Patents

磁気共鳴画像化のための可変視野グラディエントコイルシステム Download PDF

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Abstract

本発明は、磁気共鳴画像化(MRI)システム用グラディエントコイルシステムと、そのグラディエントコイルシステムを有する磁気共鳴画像化(MRI)システムに関する。磁気共鳴画像化システムは、主磁石システム、グラディエントコイルシステム、RFシステム、信号処理システムを少なくとも有する。本発明によるグラディエントコイルシステムは、モジュラーグラディエントコイルシステムを構成する少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメント(X1PC、X2PC)と、少なくとも2つのYプライマリコイル状エレメント(Y1PC、Y2PC)と、1つのZプライマリコイル状エレメント(ZPC)とを有し、少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメント(X1PC、X2PC)はそれ自体または互いに組み合わせた場合に相互に異なるリニアリティボリュームを有し、少なくとも2つのYプライマリコイル状エレメント(Y1PC、Y2PC)はそれ自体または互いに組み合わせた場合に相互に異なるリニアリティボリュームを有し、1つのZプライマリコイル状エレメント(ZPC)はXプライマリコイル状エレメント(X1PC、X2PC)とYプライマリコイル状エレメント(Y1PC、Y2PC)の間にある。

Description

発明の詳細な説明
本発明は、磁気共鳴画像化(MRI)システム用のグラディエントコイルシステムに関する。本発明は、さらに、グラディエントコイルシステムを有する磁気共鳴画像化(MRI)システムにも関する。
磁気共鳴画像化(MRI)システムの基本的な構成要素は、主磁石システム、グラディエントコイルシステム、RFシステム、及び信号処理システムである。主磁石システムは、MRIシステムにより分析されるべきオブジェクトを入れることができる貫通穴を有し、分析されるべきオブジェクト中の原子核スピンを偏極させる強くて一様な静磁場を生成する。グラディエントコイルシステムは、制御された空間的非一様性を有する時間的に変化する磁場を生成するように設計されている。グラディエントコイルシステムは、MRIシステムのきわめて重要な一部である。RFシステムは、主に、トランスミッタコイルとレシーバコイルを有する。トランスミッタコイルは、スピンシステムの励起用の回転磁場を生成することができ、レシーバコイルは、歳差運動する磁化を電気信号に変換する。信号処理システムは、その電気信号に基づいて画像を生成する。
先行技術によると、グラディエントコイルシステムは、通常、3つの直交するプライマリコイル状エレメント、すなわち、いわゆるXプライマリコイル、Yプライマリコイル、Zプライマリコイルを有するX、Y、Zは、MRIシステムの記述に使用される仮想的な直交軸を示す。Z軸は、主磁石システムの貫通穴の軸と共通の軸を持った軸である。X軸は、磁場の中心から伸びる垂直軸である。Y軸は、Z軸とX軸とに直交する対応する水平軸である。3つのプライマリコイル状エレメントに加えて、先行技術によるグラディエントコイルシステムは、3つの直交するシールドコイル状エレメント、すなわち、いわゆるXシールドコイル、Yシールドコイル、及びZシールドコイルも有する。
先行技術としてマルチモードグラディエントコイルシステムが知られている。先行技術によるマルチモードグラディエントコイルシステムは、2つのXプライマリコイル状エレメント、2つのYプライマリコイル状エレメント、及び2つのZプライマリコイル状エレメントを有する。該システムは、2つのXシールドコイル状エレメント、2つのYシールドコイル状エレメント、及び2つのZシールドコイル状エレメントを有してもよい。マルチモードグラディエントコイルシステムは、モジュラーグラディエントコイルシステムまたはツインコイルシステムとも呼ばれることがある。
先行文献である米国特許公報第5,736,858号には、MRIシステム用のモジュラーグラディエントコイルシステムが開示されている。しかし、ここで注意しておきたいことは、上記米国特許公報第5,736,858号で使用されているX、Y、Zという用語は、若干異なるということである。米国特許公報第5,736,858号によると、Z軸は、主磁石システムの貫通穴の軸と共通の軸であり、Y軸は、磁場の中心から伸びている垂直軸であり、X軸は、Z軸とY軸に直交する対応する水平軸である。しかし、両方の命名法において、Z軸は主磁石システムの貫通穴の軸と共通の軸である。
注意すべきことは、本特許出願で用いられる「コイル」及び「コイル状エレメント」という用語は、全てのタイプのコイルをカバーし、米国特許公報第6,078,177に開示されるような形状を有するコイルも含む。米国特許公報第6,078,177号は、「3次元タイプ」のコイルを開示している。プライマリコイル及びシールドコイルは、グラディエントコイルシステムの内面と外面の間の円錐形(フランジでもよい)の導電体に接続されている。よって、本発明においては、「コイル」または「コイル状エレメント」は、従来のコイルでもよいし、上述の「3次元タイプ」でもいずれでもよい。
本発明は、そのようなMRIシステムのモジュラーグラディエントコイルシステムに関する。
本発明は、磁気共鳴画像化システム用のグラディエントコイルシステムを提供する。該グラディエントコイルシステムは、モジュラーグラディエントコイルシステムを構成する少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメントと、少なくとも2つのYプライマリコイル状エレメントと、1つのZプライマリコイル状エレメントとを有し、少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメントはそれ自体または互いに組み合わせた場合に相互に異なるリニアリティボリュームを有し、少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメントはそれ自体または互いに組み合わせた場合に相互に異なるリニアリティボリュームを有し、1つのZプライマリコイル状エレメントはXプライマリコイル状エレメントとYプライマリコイル状エレメントの間にある。
本発明の好ましい実施形態によると、グラディエントコイルシステムは、さらに、少なくとも2つのXシールドコイル状エレメントと、少なくとも2つのYシールドコイル状エレメントと、1つのZシールドコイル状エレメントとを有し、1つのZシールドコイル状エレメントはXシールドコイル状エレメントとYシールドコイル状エレメントの間にある。
本発明によるさらに改良された好ましい実施形態によると、Zコイル状エレメントは中空導体によりできており、前記中空導体を流れる水等の冷却流体により直接冷却される。
さらにまた、本発明によると、モジュレータグラディエントコイルシステムは、内側コイルアレンジメントを形成する2つのXプライマリコイル状エレメント、Yプライマリコイル状エレメント、1つのZプライマリコイル状エレメントと、外側コイルアレンジメントを形成する2つのXシールドコイル状エレメント、2つのYシールドコイル状エレメント、1つのZシールドコイル状エレメントと、内側コイルアレンジメントと外側コイルアレンジメントの間に置かれたフィラー材料を含むエポキシを有する層及び/またはGRPチューブ層とを有する。
また、本発明は、上記のグラディエントコイルシステムを有する磁気共鳴画像化システムを提供する。
本発明によるグラディエントコイルシステム及び磁気共鳴画像化システムの実施形態を、図面を参照して以下に説明する。
図1は、先行技術として知られている磁気共鳴画像化(MRI)システム1を示す。該システムは、安定した磁場を生成する主磁石システム2と、X、Y、Z方向で傾きを有する付加的磁場を生成するグラディエントコイルシステム3に含まれるグラディエントコイルとを含む。図示した座標系のZ方向は、慣例により、主磁石システム2中の安定磁場の方向に一致している。Z軸は、主磁石システム2の貫通穴の軸と共通であり、X軸は、磁場の中心から伸びる垂直軸であり、Y軸は、Z軸とX軸に直交する対応する水平軸である。
グラディエントコイルシステム3のグラディエントコイルのパワーは、電源部4により供給される。RFトランスミッタコイル5は、RF磁場を生成するように機能し、RFトランスミッタ及びモジュレータ6に接続されている。
レシーバコイルを用いて、検査すべきオブジェクト7(例えば、人間や動物の体)中のRF磁場により生成した磁気共鳴信号を受信する。このコイルは、RFトランスミッタコイル5と同じコイルであってもよい。さらにまた、主磁石システム2は、検査すべき人体7の一部を収容するくらい大きい検査空間を有する。RFコイル5は、検査空間中で検査すべき人体7の一部の周囲またはその上に配置される。RFトランスミッタコイル5は、送受信回路9を介して信号アンプ及び復号部10に接続されている。
制御部11は、RFトランスミッタ及びモジュレータ6と電源部4とを制御し、RFパルスとグラディエントを含む特殊なパルスシーケンスを生成する。復調部10から得られる位相と振幅は処理部12に送られる。処理部12は、与えられた信号値を処理して、変換により画像を形成する。この画像を例えばモニター手段8により可視化することができる。
本発明によると、磁気共鳴画像化(MRI)システム1は、改良されたグラディエントコイルシステムを有する。そのグラディエントコイルシステムについては、下でより詳しく説明する。本発明は、磁気共鳴画像化システム用の新しいグラディエントコイルシステムを提供する。
図2は、本発明の第1の実施形態によるグラディエントコイルシステム13の詳細を示す図であり、半径方向の積み重ね構造を概略的に示している。図2によるグラディエントコイルシステム13は、2つのXプライマリコイル、2つのYプライマリコイル、及び1つのZプライマリコイルを有する。2つのXプライマリコイルのリニアリティボリュームは互いに異なる。すなわち、第1の非線形XプライマリコイルX1PCのリニアリティボリュームは第2の線形XプライマリコイルX2PCよりも小さい。2つのYプライマリコイルのリニアリティボリュームも互いに異なる。すなわち、第1の非線形YプライマリコイルY1PCのリニアリティボリュームは第2の線形YプライマリコイルY2PCよりも小さい。
留意すべきことは、本発明によると、2つのX(及び2つのY)プライマリコイルのリニアリティボリュームは、互いに組み合わせた場合、相互に異なるものであってもよい。つまり、第1のXプライマリコイルX1PCが中間のリニアリティボリュームを有し、第2のXプライマリコイルX2PCが補正コイルとして設計され、第1のXプライマリコイルX1PCと組み合わせると、補正コイルを流れる電流の向きに応じてリニアリティボリュームがより小さくまたは大きくなる。補正コイルとして設計された第2のXプライマリコイルX2PCは、別のアンプ(図示せず)で駆動することもできるし、スイッチ(図示せず)により第1のXプライマリコイルX1PCと直列に接続することもできる。このようなスイッチを用いて補正コイルを反対極性で接続してもよい。
1つのZプライマリコイルZPCがXプライマリコイルとYプライマリコイルの間に入れられている。
本発明は、2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルを有するがZプライマリコイルは1つだけのモジュラーグラディエントコイルシステムを提供する。本発明によると、効果的なモジュラーグラディエントコイルシステム13を提供するには、Zプライマリコイルは1つだけで十分である。ZプライマリコイルはXプライマリコイルとYプライマリコイルよりも効率的であり、PNS(末梢神経刺激)閾値がより高い。それゆえ、Zプライマリコイルは2つ必要ない。
図2に示した実施形態によると、1つのZプライマリコイルZPCは、2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルの間に置かれているが、ZプライマリコイルZPCの第1の側に第1の非線形XプライマリコイルX1PCと第1の非線形YプライマリコイルY1PCが置かれている。このZプライマリコイルZPCの第1の側において、非線形YプライマリコイルY1PCはZプライマリコイルZPCと非線形XプライマリコイルX1PCの間に置かれている。ZプライマリコイルZPCの第2の側には、第2の線形XプライマリコイルX2PCと第2の線形YプライマリコイルY2PCが配置されている。このZプライマリコイルZPCの第2の側において、線形XプライマリコイルX2PCは、ZプライマリコイルZPCと線形YプライマリコイルY2PCの間に置かれている。1つのZプライマリコイルが2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルの間に置かれサンドイッチになっている。非線形XプライマリコイルX1PCは、最も内側の半径方向位置に位置している。2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルの半径方向の順序は、図2に示した実施形態とはことなってもよいということに留意すべきである。例えば、非線形YプライマリコイルY1PCを最も内側の半径方向位置に置いてもよい。
2つのX(及びY)プライマリコイルの一方が補正コイルとして設計されている場合、補正コイルは、コイルの組み合わせ中の半径がより大きな位置に置くことが好ましい。
図2により組み合わせた5つのプライマリコイルは貼り合わされる。2つの隣接するプライマリコイルの間には、電気的絶縁層を設ける。すなわち、第1の非線形XプライマリコイルX1PCと第1の非線形YプライマリコイルY1PCの間に、第1の電気的絶縁層が置かれている。さらにまた、第1の非線形YプライマリコイルY1PCとZプライマリコイルZPCの間と、ZプライマリコイルZPCと第2の線形XプライマリコイルX2PCの間と、その線形XプライマリコイルX2PCと第2の線形YプライマリコイルY2PCの間と、に電気的絶縁層が置かれる。電気的絶縁層は熱絶縁効果も有するが、この熱絶縁効果は電気的絶縁層が有する好ましくない副作用である。
Zプライマリコイルは、中空の導体からできており、その中空導体中を流れる水等の冷却流体により直接冷却される。ZプライマリコイルZPCは、2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルの間にサンドイッチされていて、その2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルを効率的に冷却する。2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルは、その1つのZプライマリコイルにより間接的に冷却される。Zプライマリコイルが2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルの間にサンドイッチになっておらず、前記2つのXプライマリコイルと前記2つのYプライマリコイルの外側にある場合、2つのXプライマリコイルと2つのYプライマリコイルに対する1つのZプライマリコイルによる間接的な冷却は十分効果的ではない。その理由は、好ましくない熱的絶縁としても機能する4つの電気的絶縁層を熱が通過しなければならないからである。
図3は、本発明の第2の実施形態の詳細を示す図である。図3は、内側コイルアレンジメント15と外側コイルアレンジメント16を有するグラディエントコイルシステム14を示す図である。図3に示したグラディエントコイルシステム14の内側コイルアレンジメント15は、図2に示したグラディエントコイルシステムと同様に設計されており、2つのXプライマリコイルX1PC、X2PC、2つのYプライマリコイルY1PC、Y2PC、及び1つのZプライマリコイルZPCを有する。
この内側コイルアレンジメント15に加えて、図3に示したグラディエントコイルシステム14は外側コイルアレンジメント16を有する。この外側コイルアレンジメント16は、2つのXシールドコイル、2つのYシールドコイル、及び1つのZシールドコイルを有する。1つのZシールドコイルが2つのXシールドコイルと2つのYシールドコイルの間に置かれサンドイッチになっている。前記ZシールドコイルZSCの両側に、1つのXシールドコイルと1つのYシールドコイルが配置されている。2つのXシールドコイルX1SCとX2SCは、2つのXプライマリコイルX1PCとX2PCに対応し、第1のXシールドコイルX1SCが第1のXプライマリコイルX1PCをよくシールドし、第2のXシールドコイルX2SCが第2のXプライマリコイルX2PCをよくシールドする。2つのYシールドコイルY1SCとY2SCは、2つのYプライマリコイルY1PCとY2PCに対応し、第1のYシールドコイルY1SCが第1のYプライマリコイルY1PCをよくシールドし、第2のYシールドコイルY2SCが第2のYプライマリコイルY2PCをよくシールドする。
図3に示したように、ZシールドコイルZSCの片側に、第1のXシールドコイルX1SCと第1のYシールドコイルY1SCが置かれている。1つのZシールドコイルZSCの他の側に、第2のXシールドコイルX2SCと第2のYシールドコイルY2SCが置かれている。第1のXシールドコイルX1SCは、1つのZシールドコイルZSCと第1のYシールドコイルY1SCの間に置かれ、第2のYシールドコイルY2SCは、1つのZシールドコイルZSCと第2のXシールドコイルX2SCの間に置かれている。XシールドコイルとYシールドコイルの半径は、Zシールドコイルの内側または外側のいずれかである。これはプライマリコイルの半径の順序とは独立である。
外側コイルアレンジメント16のシールドコイルは、内側コイルアレンジメント15のプライマリコイルと同様に接着されている。繰り返しをさけるため、外側コイルアレンジメントについて、次のことだけを述べておく。すなわち、隣接するシールドコイルの各ペアの間に電気的絶縁層が設けられている。2つのXシールドコイルと2つのYシールドコイルの間にありサンドイッチされたZシールドコイルZSCは、Zシールドコイルができている中空導体を流れる冷却流体(例えば水)により直接冷却される。それにより、XシールドコイルとYシールドコイルが間接的に冷却される。
図3から分かることは、2つの層が内側コイルアレンジメント15と外側コイルアレンジメント16の間に置かれていることである。第1の層17は、フィラー材料を含むエポキシ層の形で設けられている。ガラス球をフィラー材料として使用することができる。層17の機能は、補償を目的としたプライマリコイルとシールドコイルの力のカップリングである。第2の層18は、いわゆるGRPチューブの形で設けられている。GRP(ガラス強化プラスチック)チューブは、プラスチックを詰めた、ガラスフィラメントを巻いた担体チューブにより構成されている。GRPチューブは、グラディエントコイルシステム14を堅くする。第1の層17は、内側コイルアレンジメント15に隣接して置かれ、GRPチューブの形で設けられた第2の層18は、外側コイルアレンジメント16に隣接して置かれる。第1の層17と第2の層18の位置を交換することも可能である。すなわち、GRPチューブが内側コイルアレンジメント15に隣接して置かれ、層17が外側コイルアレンジメント16に隣接して置かれる。
図4と図5は、本発明の第3の実施形態を示している。図5は、図4の実施形態の一部Vの詳細を拡大して示す図である。図4は、図3に示したグラディエントコイルシステム14とのアナロジーで設計されているグラディエントコイルシステム19を示している。それゆえ、繰り返しを避けるため、同じ機能と構成要素には同じ参照数字を付した。
図4に示したように、グラディエントコイルシステム19は、図3に示したグラディエントコイルシステム14と同様に、5つのプライマリコイルにより構成された内側コイルアレンジメント15、5つのシールドコイルにより構成された外側コイルアレンジメント16、内側コイルアレンジメント15と外側コイルアレンジメント16の間にある層17と層18を有する。内側コイルアレンジメント15は5つのプライマリコイル、すなわち、非線形XプライマリコイルX1PC、非線形YプライマリコイルY1PC、線形XプライマリコイルX2PC、線形YプライマリコイルY2PC、及び1つのZプライマリコイルZPCを有する。この内側コイルアレンジメント15は、図3に示した実施形態の内側コイルアレンジメント15とまったく同じであるが、図4と図5では、ZプライマリコイルZPCを形成する中空導体20と各コイルペアの間にある電気的絶縁層21を明示的に示してある。
図4に示したグラディエントコイルシステム19は、1つのZシールドコイルと層18に対する外側コイルアレンジメント16内のXシールドコイルとYシールドコイルの位置が、図3に示したグラディエントコイルシステム14と異なる。図4に示した実施形態において、第1のXシールドコイルX1SCと第1のYシールドコイルY1SCは、1つのZシールドコイルと層18の間にあるが、図3に示した実施形態においては、第2のXシールドコイルX2SCと第2のYシールドコイルY2SCはZシールドコイルと層18の間にある。その結果、図4に示した実施形態において、第1のXシールドコイルX2SCと第1のYシールドコイルY2SCは、外側コイルアレンジメント16の外側にある。
本発明は、プライマリコイルまたはプライマリコイルとシールドコイルの組み合わせを有する磁気共鳴画像化システム用のグラディエントコイルシステムを提供する。プライマリコイル及び/またはシールドコイルは、それぞれ、少なくとも2つのXコイルと、少なくとも2つのYコイルと、1つのZコイルとを有する。Zコイルは、少なくとも2つのXコイルと少なくとも2つのYコイルの間にサンドイッチされている。単一のZコイルは、直接冷却用の中空導体を有し、前記中空導体を水が流れる。XコイルとYコイルは、前記Zコイルにより間接的に冷却される。水の替わりに、異なる冷却流体をZコイルの中空導体中を流してもよい。
従来技術によるMRIシステムを示す図である。 本発明の第1の実施形態によるグラディエントコイルシステムを示す断面図である。 本発明の第2の実施形態によるグラディエントコイルシステムを示す断面図である。 本発明の第3の実施形態によるグラディエントコイルシステムを示す断面図である。 図4の実施形態の詳細を拡大して示す図である。
符号の説明
1 磁気共鳴画像化システム
2 主磁石システム
3 グラディエントコイルシステム
4 電源部
5 RFトランスミッタコイル
6 モジュレータ
7 オブジェクト
8 モニター
9 送受信回路
10 復調部
11 制御部
12 処理部
13 グラディエントコイルシステム
14 グラディエントコイルシステム
15 内側コイルアレンジメント
16 外側コイルアレンジメント
17 層
18 層
19 グラディエントコイルシステム
20 中空導体
21 電気絶縁層

Claims (14)

  1. 磁気共鳴画像化システム用グラディエントコイルシステムであって、
    モジュラーグラディエントコイルシステムを構成する少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメントと、少なくとも2つのYプライマリコイル状エレメントと、1つのZプライマリコイル状エレメントとを有し、
    少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメントはそれ自体または互いに組み合わせた場合に相互に異なるリニアリティボリュームを有し、少なくとも2つのXプライマリコイル状エレメントはそれ自体または互いに組み合わせた場合に相互に異なるリニアリティボリュームを有し、1つのZプライマリコイル状エレメントはXプライマリコイル状エレメントとYプライマリコイル状エレメントの間に置かれていることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  2. 請求項1に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZプライマリコイル状エレメントはXプライマリコイル状エレメントとYプライマリコイル状エレメントの間に置かれ、Zプライマリコイル状エレメントの両側に少なくとも1つのXプライマリコイル状エレメントと少なくとも1つのYプライマリコイル状エレメントが配置されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  3. 請求項2に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZプライマリコイル状エレメントは2つのXプライマリコイル状エレメントと2つのYプライマリコイル状エレメントの間に置かれ、1つのZプライマリコイル状エレメントの片側に第1のXプライマリコイル状エレメントと第1のYプライマリコイル状エレメントが配置され、
    Zプライマリコイル状エレメントの他の側に第2のXプライマリコイル状エレメントと第2のYプライマリコイル状エレメントが配置されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  4. 請求項1に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    少なくとも2つのXシールドコイル状エレメントと、少なくとも2つのYシールドコイル状エレメントと、1つのZシールドコイル状エレメントとを有し、
    1つのZシールドコイル状エレメントはXシールドコイル状エレメントとYシールドコイル状エレメントの間に置かれていることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  5. 請求項4に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZシールドコイル状エレメントはXシールドコイル状エレメントとYシールドコイル状エレメントの間に置かれ、Zシールドコイル状エレメントの両側に少なくとも1つのXシールドコイル状エレメントと少なくとも1つのYシールドコイル状エレメントが配置されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  6. 請求項5に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZシールドコイル状エレメントは2つのXシールドコイル状エレメントと2つのYシールドコイル状エレメントの間に置かれ、Zシールドコイル状エレメントの片側に第1のXシールドコイル状エレメントと第1のYシールドコイル状エレメントが配置され、Zシールドコイル状エレメントの他の側に第2のXシールドコイル状エレメントと第2のYシールドコイル状エレメントが配置されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  7. 請求項1に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZプライマリコイル状エレメントは中空導体によりできており、1つのZプライマリコイル状エレメントは前記中空導体中を流れる冷却流体により直接冷却されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  8. 請求項7に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZプライマリコイル状エレメントの両側に置かれた2つのXプライマリコイル状エレメントと2つのYプライマリコイル状エレメントは、前記直接冷却されたZプライマリコイル状エレメントにより間接的に冷却されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  9. 請求項4に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZシールドコイル状エレメントは中空導体によりできており、1つのZシールドコイル状エレメントは前記中空導体中を流れる冷却流体により直接冷却されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  10. 請求項9に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    1つのZシールドコイル状エレメントの周囲に置かれた2つのXシールドコイル状エレメントと2つのYシールドコイル状エレメントは、前記直接冷却されたZシールドコイル状エレメントにより間接的に冷却されることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  11. 請求項4に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    2つのXプライマリコイル状エレメント、2つのYプライマリコイル状エレメント、及び1つのZプライマリコイル状エレメントは、内側コイルアレンジメントを形成し、
    2つのXシールドコイル状エレメント、2つのYシールドコイル状エレメント、及び1つのZシールドコイル状エレメントは、外側コイルアレンジメントを形成し、
    フィラー材料を含むエポキシを有する層、及び/またはGRPチューブ層が内側コイルアレンジメントと外側コイルアレンジメントの間に置かれることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  12. 請求項11に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    フィラー材料を含むエポキシを有する層は内側コイルアレンジメントに隣接して置かれ、
    GRPチューブ層は外側コイルアレンジメントに隣接して置かれることを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  13. 請求項3、6、11いずれか一項に記載のグラディエントコイルシステムであって、
    第2のXプライマリコイル状エレメントと第2のYプライマリコイル状エレメントは1つのZプライマリコイル状エレメントとエポキシ層またはガラス層との間に置かれ、
    第2のXシールドコイル状エレメントと第2のYシールドコイル状エレメントは1つのZシールドコイル状エレメントとエポキシ層またはガラス層との間に置かれルことを特徴とするグラディエントコイルシステム。
  14. 主磁石システム、グラディエントコイルシステム、RFシステム、及び信号処理システムを有する磁気共鳴画像化システムであって、グラディエントコイルシステムは請求項1ないし13いずれか一項によるグラディエントコイルシステムであることを特徴とする磁気共鳴画像化システム。
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