JP2008024229A - 電動テレスコ調整式ステアリング装置 - Google Patents

電動テレスコ調整式ステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ステアリングホイールに衝撃荷重が作用したときに、安定した衝撃エネルギーの吸収を行うことができる電動テレスコ調整式ステアリング装置を提供する。
【解決手段】相対的に伸縮自在に連結されたアウタコラム12a及びインナコラム12bを有し、ステアリングホイール13を取付けたステアリングシャフト11を回転自在に支持するステアリングコラム12と、一方の端部が前記アウタコラム12aに、他方の端部が前記インナコラム12bに取付けられ、前記アウタコラム12a及び前記インナコラム12bを伸縮させる電動アクチュエータ50とを備え、前記電動アクチュエータ50は衝撃荷重が入力されたときに軸方向に所定の荷重を発生しながら収縮して衝撃エネルギーを吸収する収縮部58a,58bを有する電動テレスコ調整式ステアリング装置であって、前記電動アクチュエータの収縮部58bに固体潤滑剤の被膜58dを形成した。
【選択図】図5

Description

本発明は、相対的に伸縮自在に連結されたアウタコラム及びインナコラムを有し、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、一方の端部が前記アウタコラムに、他方の端部が前記インナコラムに取付けられ、前記アウタコラム及び前記インナコラムを伸縮させる電動アクチュエータとを備えた電動テレスコ調整式ステアリング装置に関する。
従来、ステアリングコラムとは別軸上に設けたシャフトをモータで軸方向に駆動してシャフトに連結されたコラムを伸縮させる電動テレスコ式ステアリング装置が提案されている。この電動テレスコ式ステアリング装置としては、例えば特許文献1に記載されているように、ハウジング筒内にハウジング内筒がスライド自在に収納され、このハウジング内筒に、先端にステアリングホイールを有するステアリング軸が回転自在に保持され、ハウジング筒に電動モータが取付けられ、ハウジング内筒に取付プレートが取付けられ、電動モータと取付プレートとの間に、連結ロッドが配設され、この連結ロッドは、電動モータと連動して軸方向へ移動する軸と、この軸を軸方向にスライド自在に嵌挿し、自由端を取付プレートに挿通してナット締めした外筒とからなり、軸及び外筒を貫通するような1又は2以上のピンを圧入し、このピンを、衝突時などに生じる衝撃力で破断してコラプスさせるようにしている。
特開2003−276616号公報(第1頁、図1及び図2)
上記特許文献1に記載の従来例にあっては、ステアリングホイールに二次衝突荷重が作用したときに、この二次衝突荷重がハウジング内筒及び取付プレートを介して連結ロッドの外筒に作用することにより、軸及び内筒を貫通するように圧入されたピンが破断してコラプスさせることができるものであるが、二次衝突時のエネルギーを吸収するにはピンが破断した後のコラプス時における軸と外筒との相対移動を所定の荷重を与えながら行う必要があり、安定したエネルギー吸収を行うには相対移動時の荷重を安定させる必要がある。このため、従来は、軸と外筒との間の摺接面にグリースを塗布するようにしている。
しかしながら、電動テレスコ調整式ステアリング装置の組立時に、軸と外筒との間の摺接面にグリースを塗布しても、二次衝突時の軸と外筒との相対移動時に塗布されたグリースが掻きだされてしまい、摺接面の潤滑状態が不安定となり、荷重が安定しないと共に、スティックスリップを発生させることもあるという未解決の課題がある。
また、ピンに代えて、軸と外筒との接合部に二次衝突時の相対移動を安定させるために、軸と外筒との間に内周面及び外周面に軸及び外筒に摺接する軸方向に延長する凹凸を周方向に複数形成した衝撃吸収部材を設けることも考えられているが、この場合には板ばねの凹部にグリースが保持されることになり、多少潤滑性が良くなるが、凹部が軸方向に延長しているので、軸及び外筒に摺接する凸部の先端にはグリースが供給されることはなく、接触面の潤滑状態が不安定となり、荷重が安定しないと共に、スティックスリップが発生することもあるという未解決の課題がある。
そこで、本発明は、上記従来例の未解決の課題に着目してなされたものであり、ステアリングホイールに衝撃荷重が作用したときに、収縮する収縮部の潤滑を安定して行うことができ、安定した衝撃エネルギーの吸収を行うことができる電動テレスコ調整式ステアリング装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、請求項1に係る電動テレスコ調整式ステアリング装置は、相対的に伸縮自在に連結されたアウタコラム及びインナコラムを有し、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、一方の端部が前記アウタコラムに、他方の端部が前記インナコラムに取付けられ、前記アウタコラム及び前記インナコラムを伸縮させる電動アクチュエータとを備え、前記電動アクチュエータは衝撃荷重が入力されたときに軸方向に所定の荷重を発生しながら収縮して衝撃エネルギーを吸収する収縮部を有する電動テレスコ調整式ステアリング装置であって、
前記電動アクチュエータの収縮部に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴としている。
また、請求項2に係る電動テレスコ調整式ステアリング装置は、請求項1に係る発明において、前記電動アクチュエータは、前記インナコラムの中心軸に対して所定のオフセット量を保って平行に配設された電動モータで駆動されるロッドを備えていることを特徴としている。
さらに、請求項3に係る電動テレスコ調整式ステアリング装置は、請求項2に係る発明において、前記ロッドは、インナロッドと、該インナロッドを所定の隙間を介して相対移動可能に挿通するアウタロッドと、前記インナロッド及び前記アウタロッド間の隙間に嵌挿され且つ内外周面に波形の凹凸が形成されて二次衝突荷重の作用時に所定の荷重を与えながら前記インナロッド及び前記アウタロッドの収縮を許容する衝撃吸収部材とで構成され、前記インナロッド及び前記アウタロッドの少なくとも一方の摺接面に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴としている。
さらにまた、請求項4に係る電動テレスコ調整式ステアリング装置は、請求項2に係る発明において、前記ロッドは、インナロッドと、該インナロッドを二次衝突荷重の作用時に所定の荷重を与えながら相対移動可能に嵌挿するアウタロッドと、前記インナロッド及び前記アウタロッド間に介装された二次衝突荷重の作用時に破断するピンとで構成され、前記インナロッド及び前記アウタロッドの少なくとも一方の摺接面に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴としている。
なおさらに、請求項5に係る電動テレスコ調整式ステアリング装置は、請求項2に係る発明において、前記ロッドは、一端側が電動モータに連結されたウォーム減速機構のウォームホイール内周面に形成した雌ねじに螺合され、他端側が前記アウタコラム及び前記インナコラムの何れか一方に固定された連結部材に二次衝突荷重の作用時に所定の荷重を与えながら相対移動可能に嵌挿され、前記ロッドの前記連結部材との摺接部に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴としている。
本発明によれば、アウタコラム及びインナコラムを収縮させる電動アクチュエータにおける衝撃荷重が入力されたときに軸方向に収縮して衝撃エネルギーを吸収する収縮部に、固体潤滑剤の被膜を形成したので、衝撃荷重によって収縮部が収縮する際に、固体潤滑剤が掻きだされることなく安定した潤滑を行うことができ、安定した衝撃エネルギー吸収を行うことができるという効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明による電動テレスコ調整式ステアリング装置を組付けた車両を示す全体構成図、図2は本発明による電動テレスコ調整式ステアリング装置の第1の実施形態を示す全体構成図、図3は図2のA−A線上の断面図、図4は図3のB−B線上の断面図、図5は本発明の要部の断面図、図6は図5のC−C線上の断面図、図7は図5のD−D線上の断面図、図8は収縮状態を示す図5と同様の断面図である。
図1において、ステアリングコラム装置10は、ステアリングシャフト11を回動自在に支持するステアリングコラム12を有する。ステアリングシャフト11には、その後端にステアリングホイール13が装着され、ステアリングシャフト11の前端にはユニバーサルジョイント14を介して中間シャフト15が連結されている。中間シャフト15にはその前端にユニバーサルジョイント16を介してラックアンドピニオン機構等からなるステアリングギヤ17が連結されている。このステアリングギヤ17の出力軸がタイロッド18を介して転舵輪19に連結されている。
そして、運転者がステアリングホイール13を操舵すると、ステアリングシャフト11、ユニバーサルジョイント14、中間シャフト15、ユニバーサルジョイント16を介してその回転力がステアリングギヤ17に伝達され、ラックアンドピニオン機構で回転運動が車両幅方向の直線運動に変換されてタイロッド18を介して転舵輪19を転舵する。
なお、ステアリングコラム12の車両後方部位には、後述する電動チルト機構30及び電動テレスコ機構50を駆動するコンビスイッチやコラムカバー等の周辺部品Pが配設されている。
ステアリングコラム装置10は、図5に示すように、車両の水平方向に対して後ろ上がりに所定角度θだけ傾斜して配置されている。このステアリングコラム装置10はステアリングシャフト11が図5に示すようにステアリングホイール13を取付けたアウタシャフト11aと、このアウタシャフト11aにスプライン結合又はセレーション結合されて摺動自在に係合されたインナシャフト11bとで構成されている。
また、ステアリングコラム12が図2及び図5に示すようにアウタコラム12aと、このアウタコラム12aに摺動自在に保持されたインナコラム12bとで構成され、インナコラム12bの前後両端部内周面に配設された転がり軸受12c、12dによってステアリングシャフト11のアウタシャフト11aが回転自在に支持されている。
アウタコラム12aはそのユニバーサルジョイント14側の後端(図2において左端)が車体側部材21に取付けられたロアブラケット22にピボットピン23によって上下方向に揺動自在に支持され、ステアリングホイール13側の前端(図2において右端)が車体側部材21に取付けられアッパブラケット24に上下方向に移動自在に支持されている。
このアッパブラケット24は、図3に示すように、車体側部材21に取付けられる中央部が上方に膨出された膨出部24aを有する取付板部24bと、この取付板部24bの膨出部24aの左右位置から下方に延長する案内板部24c及び24dと、これら案内板部24c及び24dの下端部間を連結する底板部24eとで方形枠状に形成されている。
そして、アッパブラケット24の取付板部24b、案内板部24c,24d及び底板部24eで囲まれる案内空間24f内に前述したアウタコラム12aが挿通されている。アウタコラム12aは、図3で明らかなように、水平方向に突出する突出部があり、その端部が案内板部24c及び24dと近接対向する垂直の案内面12cを有する案内板部12d,12eが形成されている。
そして、案内板部12eが電動チルト機構30によって上下方向に移動可能に保持されている。電動チルト機構30は、図3に示すように、アッパブラケット24の案内板部24dの下端部に一体に形成された略方形枠状のギヤハウジング31内に抑え部材32によって固定配置した転がり軸受33と、前述したアッパブラケット24の取付板部24bの下面に配設した転がり軸受34とによって案内板部24dに沿って上下方向に延長し、且つ回転自在に支持されたねじ軸35を有する。
このねじ軸35には、ギヤハウジング31内の転がり軸受33近傍位置にウォームホイール36が装着され、このウォームホイール36にウォーム37が噛合されている。このウォーム37は、図4に示すように、ギヤハウジング31内に配設された転がり軸受38及び39によって回転自在に保持され、その一端が、アッパブラケット24の案内板部24dに形成された取付板部24gに固定された電動モータ40の出力軸40aにカップリング39を介して連結されている。
また、ギヤハウジング31のねじ軸35を挿通する挿通孔31a内にねじ軸35を覆う円筒覆体41が配設され、この円筒覆体41の先端にねじ軸35の外周面に摺接する大きな弾性を有するポリウレタン等の合成樹脂で製作されたリップ42が配設されている。同様に、転がり軸受34の下端面にもねじ軸35の外周面に摺接するリップ43が配設されている。
そして、ねじ軸35のリップ42及び43間に、断面方形のナットホルダ44に保持されたナット45が螺合されている。このナットホルダ44はアッパブラケット24の案内板部24dに形成された上下方向に延長する案内溝46内に係合することにより、ナットホルダ44のねじ軸35における軸芯回りの回転運動が規制され、ねじ軸35の正逆回転によってナットホルダ44が上下方向に移動される。このナットホルダ44に突出形成された係合ピン47が前述したアウタコラム12aの先端に形成されたアウタコラム12aの軸方向に延長する長孔24hに係合されている。
したがって、電動モータ40によってウォーム37を正逆転駆動することにより、ウォームホイール36を介してねじ軸35が正逆転駆動され、これによってナットホルダ44が上下動され、アウタコラム12aがピボットピン23を中心として上下に揺動されてチルト機能を発揮することができる。
そして、ステアリングコラム12のアウタコラム12a及びインナコラム12b間に図5に示すように電動アクチュエータとしての電動テレスコ機構50が設けられている。
この電動テレスコ機構50は、図5に示すように、ステアリングコラム12のアウタコラム12aのステアリングホイール13側に固定されたギヤハウジング51を有する。このギヤハウジング51には、ステアリングコラム12の軸方向に所定距離だけ離れて対向配置された転がり軸受52及び53によってウォームホイール54が回転自在に支持されている。このウォームホイール54は、中央部の大径外周面とこの大径外周面を挟む両端側の転がり軸受52及び53が外嵌された小径外周面とを有する円筒状に形成され、大径外周面にヘリカルギヤ54aが形成されていると共に、内周面に雌ねじ54bが形成されている。
そして、ウォームホイール54のヘリカルギヤ54aには、図6に示すように、ギヤハウジング51に取付けられた電動モータ55の出力軸に連結されたウォーム56が噛合され、これらウォームホイール54及びウォーム56でウォーム減速機構が構成されている。また、後述する連結ロッド58とウォームホイール54の雌ねじ54bとで直動機構が構成されている。
一方、ステアリングコラム12のインナコラム12bのステアリングホイール13寄り位置にギヤハウジング51と同一方向に延長し且つアウタコラム12aの端面とは距離をおいて配置された連結プレート57が取付けられ、この連結プレート57とギヤハウジング51との間にステアリングコラム12の中心軸と所定オフセット量Lを保って平行な連結ロッド58が配設されている。
この連結ロッド58は、一端が連結プレート57の下端に取付けられたアウタロッド58aと、このアウタロッド58aの他端に摺動自在に係合されたインナロッド58bとで構成され、両者の接合部が収縮部とされている。
これらアウタロッド58a及びインナロッド58bとの接合部には、通常時の運転者などの人力によってはアウタロッド58a及びインナロッド58b間の相対移動を規制するが、二次衝突時に衝撃荷重がステアリングホイール13、インナコラム12b、連結プレート57を介してアウタロッド58aに伝達されたときには、アウタロッド58a及びインナロッド58b間の相対移動を許容する衝撃吸収部材60が配設されている。
この衝撃吸収部材60は断面が周方向に凹凸を繰り返す波形に成形された薄い板バネ材をリング状に形成した構成を有し、アウタロッド58a及びインナロッド58bの相対移動を許容するコラプス荷重が例えば約2kN以上に設定されている。
そして、インナロッド58b及び衝撃吸収部材60と摺接する外周面に例えば二硫化モリブデン系、フッ素樹脂系の固体潤滑剤の被膜58dが形成されている。
また、インナロッド58bはそのアウタロッド58a側とは反対側に雄ねじ58cが形成され、この雄ねじ58cがギヤハウジング51に回転自在に支持されたウォームホイール54の雌ねじ54bに螺合されて、連結ロッド58がステアリングコラム12の軸方向と平行となるように配設されている。
したがって、電動モータ55を正逆転駆動することにより、ウォーム56を介してウォームホイール54を正逆転駆動することにより、インナロッド58bがステアリングコラム12の軸方向に前後進することにより、アウタロッド58a及び連結プレート57を介してインナコラム12bが軸方向に伸縮駆動されてテレスコ機能を発揮することができる。
次に、上記第1の実施形態の動作を説明する。
今、運転者が、ステアリングコラム装置10のステアリングコラム12のチルト調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたチルト機構用のコンビスイッチをチルトアップ方向(又はチルトダウン方向)に操作すると、電動チルト機構30の電動モータ40を例えば正転(又は逆転)駆動される。
これに応じて、ウォーム37を介してウォームホイール36を介してねじ軸35を逆転(又は正転)駆動することにより、ナット45が図3で見て上方(又は下方)に移動し、これによってナットホルダ44に形成された係合ピン47がステアリングコラム12のアウタコラム12aに形成された長孔24hに係合しているので、アウタコラム12aがピボットピン23を中心として上方(下方)に回動し、チルトアップ(又はチルトダウン)調整を行うことができる。
また、運転者が、ステアリングコラム装置10のステアリングコラム12のテレスコ調整を行うには、図1に示すステアリングコラム12の車両後方部位に配設された周辺部品Pに設けられたテレスコ機構用コンビスイッチを伸張方向(又は収縮方向)に操作すると、電動テレスコ機構50の電動モータ55が例えば正転(又は逆転)駆動される。
これによって、ウォーム56を介してウォームホイール54が正転(又は逆転)駆動され、これによって連結ロッド58のインナロッド58bがステアリングホイール13側(又はステアリングホイール13とは反対側)に移動し、衝撃吸収部材60を介してアウタロッド58aがステアリングホイール13側(又はステアリングホイール13とは反対側)に移動する。
このため、連結プレート57を介してインナコラム12bがアウタコラム12aから引き出されて(又はインナコラム12bがアウタコラム12a内に挿入されて)ステアリングコラム12が伸張(又は収縮)してテレスコ調整を行うことができる。
このとき、インナコラム12bの移動に伴って、ステアリングシャフト11のアウタシャフト11aがインナシャフト11bに対して移動する。
このように、電動テレスコ機構50によって、ステアリングコラム12を伸縮させてテレスコ調整を行うことができるものであるが、連結ロッド58を電動モータ55で移動させる場合には衝撃吸収部材60がアウタロッド58a及びインナロッド58b間の伸縮を確実に防止して、アウタロッド58a及びインナロッド58bが一体となって連結プレート57を車両前後方向に移動させて、インナコラム12bを車両前後方向に移動させることができる。
しかしながら、二次衝突によってステアリングホイール13に車両水平方向で前方側即ち図5で左方に押圧する衝撃荷重Fが作用すると、先ず、この衝撃荷重Fがコラム軸方向分力Fxとコラム軸直角方向分力Fyとに分力される。そして、コラム軸方向分力Fxによってインナコラム12b及びアウタシャフト11aが図5で見てコラム軸方向左側に押され、これに応じて連結プレート57を介して連結ロッド58のアウタロッド58aが左方に移動されて衝撃吸収部材60にコラム軸方向分力Fxが伝達される。そして、この衝撃吸収部材60に伝達されるコラム軸方向分力Fxが設定されたコラプス荷重に達すると、衝撃吸収部材60でアウタロッド58aとインナロッド58bとの相対移動を許容してアウタロッド58a内にインナロッド58bが挿入されて図8に示すように所定のコラプスストロークを確保することができる。
このように、ステアリングホイール13に車両前方に移動させる衝撃荷重が作用したときに、コラム軸方向分力Fxがコラプス荷重に達するまでの間では、ステアリングコラム12のアウタコラム12a及びインナコラム12b間での摺動抵抗は僅かであり、連結ロッド58のアウタロッド58a及びインナロッド58b間は衝撃吸収部材60で滑りが無い状態に保持されている。
しかしながら、衝撃吸収部材60位置に伝達されるコラム軸方向分力Fxがコラプス荷重以上となると、衝撃吸収部材60でアウタロッド58a及びインナロッド58bの相対移動を許容することにより、アウタロッド58a内にインナロッド58bが徐々に挿入されて、連結ロッド58が収縮する。この際、衝撃吸収部材60によってインナロッド58bに対して所定の荷重を与えながらインナロッド58bがアウタロッド58a内に挿入されるので、衝撃エネルギーを吸収することができる。このとき、インナロッド58bの衝撃吸収部材60に摺接する外周面に固体潤滑剤の被膜58dが形成されているので、インナロッド58bがアウタロッド58a内に挿入される過程で、固体潤滑剤の被膜58dが掻きだされることがなく、衝撃吸収部材60とインナロッド58bとの間の接触面に固体潤滑剤被膜58dが常に存在することになり、衝撃吸収部材60とインナロッド58bとの間の潤滑を良好に行うことができる。このため、衝撃吸収部材60とインナロッド58bとが相対移動する際に、荷重が安定すると共に、スティックスリップの発生を防止することができ、衝撃エネルギーの吸収を安定して行うことができる。
一方、衝撃荷重Fのコラム軸直角方向分力Fyによって、インナコラム12b及びアウタシャフト11aが上方向に僅かに撓まされ、インナコラム12bに剛結された連結プレート57もインナコラム12bと直角を保ったまま一緒に移動される。その結果、連結プレート57を介して連結ロッド58のアウタロッド58a及びインナロッド58b間にこじりが発生するが、インナロッド58bに固体潤滑剤被膜58dが形成されているので、こじりによる潤滑状態の変化を抑制し、所定荷重で安定した相対移動を確保することができ、衝撃エネルギーの吸収を安定して行うことができる。
なお、上記実施形態においては、連結ロッド58のインナロッド58bに固体潤滑剤の被膜58dを形成した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、アウタロッド58aの内周面に固体潤滑剤の被膜を形成するようにしてもよく、アウタロッド58aの内周面及びインナロッド58bの外周面の双方に固体潤滑剤の被膜を形成するようにしてもよい。さらには、衝撃吸収部材60の内周面又は外周面にも固体潤滑材の被膜を形成するようにしてもよい。
また、上記実施形態においては、ステアリングコラム12のアウタコラム12aを車体側部材21に固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、インナコラム12bをロアブラケット22及びアッパブラケット24で車体側部材21に取付け、アウタコラム12a側にステアリングホイール13を取付けるようにしてもよい。
さらに、上記実施形態においては、連結ロッド58のアウタロッド58aを連結プレート57に直接固定した場合について説明したが、これに限定されるものではなく、連結ロッドのアウタロッド58aと連結プレート57とをピポットピンを介して連結するようにしてもよい。この場合には、インナコラム12bにコラム軸方向分力Fxが作用したときに、連結プレート57に発生する連結ロッド58にこじりを与える曲げモーメントが連結ロッド58に影響することを確実に防止することができ、コラム軸方向分力Fxがコラプス荷重以上となったときに連結ロッド58のアウタロッド58a及びインナロッド58b間の相対移動をより安定させることができ、より良好な衝撃エネルギー吸収を行うことができる。
さらにまた、上記実施形態においては、アウタロッド58a及びインナロッド58bを断面波形のリング状に形成した衝撃吸収部材60で連結する場合について説明したが、衝撃吸収部材60としては上記構成とする場合に限らず、設定されたコラプス荷重以上の衝撃荷重が伝達されたときに、アウタロッド58a及びインナロッド58bを相対移動させるものであれば任意の構成を適用することができ、例えばステアリング装置の側面図を表す図9に示すように、連結ロッド58のアウタロッド58a及びインナロッド58bの接合部に両者を貫通する合成樹脂製のピン61を圧入し、このピン61を二次衝突荷重によるコラム軸方向分力Fxがコラプス荷重以上となったときに破断してコラプスさせるように構成し、連結ロッド58のインナロッド58bのアウタロッド58aと摺接する外周面に固体潤滑剤の被膜58dを形成するようにしてもよい。この場合も、コラム軸方向分力Fxがコラプス荷重以上になってアウタロッド58a内にインナロッド58bが挿入される状態となったときに、両者間に潤滑剤被膜58dが必ず存在することになり、所定荷重を与えながら安定した相対移動を確保して良好な衝撃エネルギー吸収を行うことができる。また、固体潤滑剤の被膜はアウタロッド58aの内周面に形成するようにしてもよく、アウタロッド58aの内周面及びインナロッド58bの外周面の双方に形成するようにしてもよい。
なおさらに、上記実施形態においては、連結ロッド58にアウタロッド58a及びインナロッド58bによって構成される収縮部を形成する場合について説明したが、これに限定されるものではなく、ステアリング装置の断面図を表す図10に示すように、連結プレート57をインナコラム12bから下方に延長する取付部57aと、この取付部57aの下端から車両前方側にステアリングコラム12の中心軸と平行に延長する中間部57bと、この中間部57bの前端から下方に延長する支持部57cとでクランク状に形成し、支持部57cに連結ロッド58を挿通する挿通孔57dを形成し、この挿通孔57d内に前述した衝撃吸収部材60と同一構成を有する衝撃吸収部材62を配設して止めナット63で固定する構成とする一方、連結ロッド58を、小径ロッド部58fと大径ロッド部58gとを一体に形成した構成とし、小径ロッド部58fに雄ねじを形成してウォームホイール54の雌ねじ54bと螺合させ、大径ロッド部58gを連結プレート57の挿通孔57dに挿通させるようにしてもよい。この場合も、連結ロッド58の大径ロッド部58gにおける連結プレート57の挿通孔57dと摺接する外周面に固体潤滑剤の被膜58hを形成することにより、連結プレート57に伝達される二次衝突荷重によるコラム軸方向分力Fxがコラプス荷重以上となると衝撃吸収部材62によって連結ロッド58と連結プレート57との相対移動が許容されることにより、連結ロッド58の大径ロッド部58gが連結プレート57の挿通孔57dに挿入されて連結プレート57の車両前方への移動が許容される。このときに、衝撃吸収部材62と連結ロッド58の大径ロッド部58gとの間に常に固体潤滑剤の被膜58hが存在するので、連結プレート57の移動を、所定荷重を与えながら円滑に行うことができ、安定した衝撃エネルギーの吸収を行うことができる。
さらに、上記実施形態においては、電動チルト機構30を備えている場合について説明したが、これに限定されるものではなく、電動チルト機構30を省略して、電動テレスコ機構50のみを設けるようにしてもよい。
本発明によるステアリング装置を車両に搭載した状態を示す全体構成図である。 ステアリングコラム装置のステアリングホイールを除いた側面図である。 図2のA−A線上の断面図である。 図3のB−B線上の断面図である。 ステアリングコラム装置の要部の縦断面図である。 図5のC−C線上の断面図である。 図5のD−D線上の断面図である。 収縮時の図5と同様の縦断面図である。 本発明の他の実施形態を示す要部を断面とした側面図である。 本発明のさらに他の実施形態を示す縦断面図である。
符号の説明
10…ステアリングコラム装置、11…ステアリングシャフト、11a…アウタシャフト、11b…インナシャフト、12…ステアリングコラム、12a…アウタコラム、12b…インナコラム、13…ステアリングホイール、14,16…ユニバーサルジョイント、15…中間シャフト、17…ステアリングギヤ、18…タイロッド、19…転舵輪、21…車体側部材、22…ロアブラケット、24…アッパブラケット、30…チルト機構、50…テレスコ機構、51…ギヤハウジング、54…ウォームホイール、55…電動モータ、56…ウォーム、57…連結プレート、58…連結ロッド、58a…アウタロッド、58b…インナロッド、58d…固体潤滑剤被膜、58f…小径ロッド部、58g…大径ロッド部、58h…固体潤滑剤被膜、60、62…衝撃吸収部材、61……ピン

Claims (5)

  1. 相対的に伸縮自在に連結されたアウタコラム及びインナコラムを有し、ステアリングホイールを取付けたステアリングシャフトを回転自在に支持するステアリングコラムと、一方の端部が前記アウタコラムに、他方の端部が前記インナコラムに取付けられ、前記アウタコラム及び前記インナコラムを伸縮させる電動アクチュエータとを備え、前記電動アクチュエータは衝撃荷重が入力されたときに軸方向に所定の荷重を発生しながら収縮して衝撃エネルギーを吸収する収縮部を有する電動テレスコ調整式ステアリング装置であって、
    前記電動アクチュエータの収縮部に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴とする電動テレスコ調整式ステアリング装置。
  2. 前記電動アクチュエータは、前記インナコラムの中心軸に対して所定のオフセット量を保って平行に配設された電動モータで駆動されるロッドを備えていることを特徴とする請求項1に記載の電動テレスコ調整式ステアリング装置。
  3. 前記ロッドは、インナロッドと、該インナロッドを所定の隙間を介して相対移動可能に挿通するアウタロッドと、前記インナロッド及び前記アウタロッド間の隙間に嵌挿され且つ内外周面に波形の凹凸が形成されて二次衝突荷重の作用時に所定の荷重を与えながら前記インナロッド及び前記アウタロッドの収縮を許容する衝撃吸収部材とで構成され、前記インナロッド及び前記アウタロッドの少なくとも一方の摺接面に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴とする請求項2に記載の電動テレスコ調整式ステアリング装置。
  4. 前記ロッドは、インナロッドと、該インナロッドを二次衝突荷重の作用時に所定の荷重を与えながら相対移動可能に嵌挿するアウタロッドと、前記インナロッド及び前記アウタロッド間に介装された二次衝突荷重の作用時に破断するピンとで構成され、前記インナロッド及び前記アウタロッドの少なくとも一方の摺接面に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴とする請求項2に記載の電動テレスコ調整式ステアリング装置。
  5. 前記ロッドは、一端側が電動モータに連結されたウォーム減速機構のウォームホイール内周面に形成した雌ねじに螺合され、他端側が前記アウタコラム及び前記インナコラムの何れか一方に固定された連結部材に二次衝突荷重の作用時に所定の荷重を与えながら相対移動可能に嵌挿され、前記ロッドの前記連結部材との摺接部に固体潤滑剤の被膜を形成したことを特徴とする請求項2に記載の電動テレスコ調整式ステアリング装置。
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