JP2008024508A - 給紙装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】給紙台に積載された用紙を、送り出しに適した適切な水平方向の位置に容易に移動することが可能な給紙装置を提供する。
【解決手段】給紙装置10において、給紙部16は、エア吹出口が設けられた用紙載置面50を有する。給紙部16は、用紙載置面50に積載された用紙の最上位の用紙を送り出す。エアポンプ42は、エア吹出口と、第1エア吹出部材52および第2エア吹出部材54にエアを供給する。エア吹出口は、用紙載置面50に積載された用紙の下面略全域にエアを吹き出すよう設けられる。電子制御部は、エア吹出口にエアが供給されている場合、給紙部16による用紙の送り出しを禁止する。
【選択図】図1
【解決手段】給紙装置10において、給紙部16は、エア吹出口が設けられた用紙載置面50を有する。給紙部16は、用紙載置面50に積載された用紙の最上位の用紙を送り出す。エアポンプ42は、エア吹出口と、第1エア吹出部材52および第2エア吹出部材54にエアを供給する。エア吹出口は、用紙載置面50に積載された用紙の下面略全域にエアを吹き出すよう設けられる。電子制御部は、エア吹出口にエアが供給されている場合、給紙部16による用紙の送り出しを禁止する。
【選択図】図1
Description
本発明は、積載された用紙の最上位の用紙を送り出す給紙装置に関する。
例えば特許文献1には、トレイに積載された用紙束の最上層の用紙を取り出し、製本などの後処理を行う多機能書類統合装置が開示されている。このような装置では、トレイに予め処理順に用紙を積載しておくことが必要となる。
しかし、トレイに用紙を積載する際に、最上層の用紙の取り出しに適した正確な水平方向の位置に用紙を積載するのは困難である。例えば様々なタイプの用紙積載装置によってトレイに用紙が積載される場合は、トレイにおける用紙の積載位置は、その用紙積載装置や積載される用紙のサイズなどによって異なるものとなる可能性があり、正確な位置への用紙の積載はさらに困難となる。このため、トレイに用紙が積載された後、ユーザが積載された用紙を給紙に適した位置に手作業によって移動することが一般的に行われている。
特開平5−319669号公報
しかし、積載された用紙を水平方向に移動する場合、積載された用紙とトレイとの間に摩擦力が生じる。このため、積載された形態を維持しながら用紙を水平方向に移動することは困難である。
そこで、本発明は上述した課題を解決するためになされたものであり、その目的は、給紙台に積載された用紙を、送り出しに適した適切な水平方向の位置に容易に移動することが可能な給紙装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある態様の給紙装置は、エア吹出口が設けられた用紙載置面を有する給紙台と、エア吹出口にエアを供給するエア供給手段と、用紙載置面に積載された用紙の最上位の用紙を送り出す給紙手段と、を備え、エア吹出口は、用紙載置面に積載された用紙の下面略全域にエアを吹き出すよう設けられる。
この態様によれば、積載された用紙の下面と用紙載置面との間にエアの層を設けることによって積載された用紙と用紙載置面との間に生じる摩擦力を低減させることができる。したがって、用紙を用紙載置面に載置した状態で用紙を用紙載置面に沿って容易に移動させることができ、積載された用紙が用紙の送り出しに適した正確な位置にない場合であっても、積載された用紙を移動することによって用紙の送り出しに適した位置に容易に移動することが可能となる。
本発明のある態様の給紙装置は、積載された用紙の上端側面にエアを吹き出すエア吹出手段と、前記エア供給手段からのエアの供給先を、前記エア吹出口および前記エア吹出手段のいずれかへ切り替える切替機構と、をさらに備えてもよい。この態様によれば、エア供給手段によって供給されるエアを、積載された用紙の移動、および積載された用紙からの最上位の用紙の分離の双方に利用することができ、エア供給手段を有効に利用することが可能となる。
本発明のある態様の給紙装置は、前記エア供給手段から前記エア吹出口にエアが供給されている場合は、前記給紙手段による用紙の送り出しを禁止する制御部をさらに備えてもよい。エアの供給先がエア吹出口に切り替えられている場合には、ユーザが積載された用紙を用紙載置面上で移動させる可能性があるため、積載された用紙から用紙が送り出されることは好ましくない。この態様によれば、このような場合に積載された用紙から用紙が送り出されることを抑制することができる。このため、ユーザが積載された用紙を用紙載置面上で移動させる際の安全性を高めることができる。
本発明のある態様の給紙装置は、開閉可能なドアと、ドアの開閉を検知する開閉センサと、エア供給手段からのエアの供給先がエア吹出口に切り替えられている場合にドアが閉まることを抑止する抑止手段と、前記ドアが開いていると検知された場合に前記給紙手段による用紙の送り出しを禁止する制御部と、をさらに備えてもよい。この態様によれば、ドアの開閉センサの検知結果を利用して用紙の送り出しを禁止するため、制御を容易なものとすることができる。
給紙台は着脱可能に設けられてもよい。このように着脱可能な給紙台は、給紙装置から取り外した状態で多様な用紙積載装置によって用紙が積載される場合がある。このような場合、給紙装置の用紙載置面には、送り出しに適した水平方向の位置に用紙が積載されない場合がある。この態様によれば、給紙台が取り外されているときに様々な位置に積載された用紙を、送り出しに適した位置に容易に移動することができる。
給紙台が装着されるとともに、エア供給手段からエア吹出口へのエアの供給が可能となるようエア供給手段に接続するエア通路とエア吹出口に接続するエア通路とが連結されてもよい。この態様によれば、ユーザの手操作でエア供給手段のエア通路と給紙台のエア通路とを連結する場合に比べ、双方のエア通路を容易に連結させることができる。
本発明のある態様の給紙装置は、ユーザからの用紙の送り出しの指示入力を受け付ける指示入力手段と、用紙の送り出しの指示入力を受け付けたときにエアの供給先がエア吹出口に切り替えられている場合、エアの供給先をエア吹出手段に切り替えるよう切替機構を制御する制御部と、をさらに備えてもよい。この態様によれば、エアの供給先をユーザの手作業によって切り替えた後、用紙の送り出しの指示入力を行う場合に比べ、容易にエアの供給先を切り替えることができる。
給紙台は、給紙板と、給紙板よりも用紙との摩擦係数が小さいシートであり、用紙載置面を形成するよう給紙板に取り付けられる滑りシートと、を有していてもよい。この態様によれば、積載された用紙を用紙載置面上においてさらに円滑に移動させることが可能となる。
給紙板は第1開口部を有し、滑りシートは第2開口部を有し、第1開口部および第2開口部は、一方が他方よりも広い開口面積を有し、互いに重なるよう配置されてエア吹出口を形成してもよい。この態様によれば、給紙板に対して滑りシートの取付位置がずれた場合にエア吹出口の開口面積が変化することを回避することができる。
本発明によれば、給紙台に積載された用紙を、送り出しに適した適切な水平方向の位置に容易に移動することが可能な給紙装置を提供することができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態(以下、実施形態という)について詳細に説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る給紙装置10の正面図であり、図2は、給紙装置10の上面図である。図1では理解を容易にするため、外側のカバーなどを2点鎖線で表し、給紙装置10の内部構造が表されるよう図示している。
図1は、第1の実施形態に係る給紙装置10の正面図であり、図2は、給紙装置10の上面図である。図1では理解を容易にするため、外側のカバーなどを2点鎖線で表し、給紙装置10の内部構造が表されるよう図示している。
給紙装置10は、装置本体12および給紙台14を備える。給紙装置10は、給紙部16、用紙高さセンサ20、エア吹出機構57、第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、バッファ機構22を備える。装置本体12の略中央には、前方および下方に開口する空間領域である用紙収容部15が設けられている。給紙台14には用紙が積載され、用紙収容部15は給紙台14およびそれに積載された用紙を収容する。
給紙部16は、複数(第1の実施形態では8つ)の給紙ベルト17および2本のローラ18を有する。複数の給紙ベルト17の各々は、同一の幅および同一の周の長さを有し、軸方向に均等間隔に並ぶよう2本のローラ18の外周に装着される。給紙部16は、ローラ18の軸方向が前後方向を向き、且つ2本のローラが左右方向に並ぶように、用紙収容部15の上側かつ右側に配置され、装置本体12のフレーム13に固定される。
ローラ18の一方はモータ(図示せず)によって駆動され、これによって全ての給紙ベルト17も駆動される。このとき、モータは給紙ベルト17の下面が用紙の送り出し方向に移動するようローラ18を駆動する。また、給紙部16はエア吸引機構(図示せず)も有している。エア吸引機構は、給紙ベルト17の下面からエアを吸引する。用紙が所定の高さまで積載された状態で給紙ベルト17が駆動され、且つ給紙ベルト17の下面からエアが吸引されると、積載された用紙のうち最上位の用紙が給紙ベルト17の下面に吸着されて装置右方向に送り出される。なお、第1の実施形態ではエア吸引機構はファンを有し、ファンが作動することによって給紙ベルト17下面からエアを吸引するためのエアの流れが形成される。
給紙装置10は電子制御部(図示せず)を有している。電子制御部はCPU、RAM、およびROMなどを有し、給紙装置10に搭載された様々なモータやソレノイドなどのアクチュエータの作動を制御する。
給紙ベルト17を駆動するモータは電子制御部に接続されており、電子制御部は給紙ベルト17の作動のオン、オフなどを制御する。エア吸引機構には、エアの流路に設けられた開口部を開放および閉鎖する蓋材を駆動するソレノイドが設けられている。ソレノイドがオフの場合は開口部が開放され、給紙ベルト17の下面からのエアの吸引が弱められることによって給紙ベルト17の下面への用紙の吸着が抑制される。ソレノイドがオンの場合は開口部が閉鎖され、給紙ベルト17の下面からのエアの吸引が強められることによって給紙ベルト17の下面に用紙が吸着される。このソレノイドも電子制御部に接続されており、電子制御部はソレノイドのオン、オフを制御することによって、給紙ベルト17への用紙の吸着を制御する。このように電子制御部は、給紙ベルト17の駆動および給紙ベルト17下面への用紙の吸着を制御することによって、給紙台14に積載された用紙の最上位の用紙の送り出しを制御する。
エア吹出手段としてのエア吹出機構57は、給紙部16の下方かつ積載された用紙の下流側の上端近傍に配置される。エア吹出機構57は、用紙送り出し方向下流側から積載された用紙の上端にエアを吹き出す。エア吹出機構57からエアが吹き出されることによって、最上位の用紙がその下の用紙に対して浮き上がり、両者間の摩擦力が低減され、用紙の搬送性を向上させることが可能となる。エア吹出機構57はファン(図示せず)を有しており、電子制御部はこのファンの作動を制御することにより、エア吹出機構57によるエアの吹き出しを制御する。なお、エア吹出機構57は、後述するエアポンプから供給されるエアを利用してエアを吹き出すものであってもよい。
用紙高さセンサ20は回動プレート20a、光センサ20b、およびセンサフレーム20cを有する。回動プレート20aはセンサフレーム20cに回動可能に支持される。光センサ20bはセンサフレーム20cに固定され、回動プレート20aが所定の角度まで回動したことを検知する。用紙高さセンサ20は給紙部16の左側周辺に配置され、回動プレート20aが給紙ベルト17の下面よりもわずかに下方に突出するようにフレーム13に固定される。後述するように積載された用紙は給紙台14とともに上昇および下降が可能とされており、回動プレート20aは、積載された用紙のうち最上位の用紙が当接した状態で、その積載された用紙が上昇することによって回動する。積載された用紙のうち最上位の用紙が送り出しに適した高さまで持ち上げられたときに、回動プレート20aが所定の角度まで回動したことを検知するよう、光センサ20bおよび回動プレート20aがそれぞれ配置される。
第1エア吹出部材52は、積載された用紙の右側の後方近傍、かつ積載された用紙の最上位の用紙近傍に配置され、エアが供給されることによって前方にエアを吹き出す。したがって第1エア吹出部材52は、積載された用紙の上端側面にエアを吹き出すエア吹出手段として機能する。第2エア吹出部材54は、積載された用紙の左側の前方近傍且つ積載された用紙の最上位の用紙近傍に配置され、エアが供給されることによって後方にエアを吹き出す。したがって第2エア吹出部材54も、積載された用紙の上端側面にエアを吹き出すエア吹出手段として機能する。第1エア吹出部材52および第2エア吹出部材54からエアが吹き出されることによって、前述のエア吹出機構57によるエア吹出と相俟って積載された用紙のうち最上位の用紙とその下の用紙との間に空気の層が形成される。これによって用紙間の摩擦力が低減され、最上位の用紙の送り出しが容易となる。
給紙部16からの用紙の送り出し先には、上昇しながら用紙搬送方向を右方向から左方向に反転させる湾曲した用紙搬送路が設けられている。この湾曲した用紙搬送路では用紙はローラ19によって搬送される。
この湾曲した用紙搬送路の用紙搬送方向下流側(以下、「下流側」という)である左側には、ローラユニット58が設けられる。ローラユニット58は、搬送ベルト64およびローラ60、ローラ62を有する。搬送ベルト64は、ローラ60およびローラ62の外周に装着され、搬送ベルト64の下面によって斜め下方に進む用紙搬送路を形成する。
ローラユニット58の下流側にはバッファ機構22が設けられている。バッファ機構22は、搬送ベルト26、ローラ24、停留ローラ28を有する。搬送ベルト26は2つのローラ24の外周に装着され、搬送ベルト26の上面によって斜め上方に進む用紙搬送路が形成される。
停留ローラ28は搬送ベルト26の上面に接触している。停留ローラ28の下方には搬送ベルト26上面の用紙搬送方向の長さと同様の長さを有する停留部材(図示せず)が、用紙搬送方向上流側(以下、「上流側」という)を支点に回動可能にフレーム13に取り付けられている。用紙をバッファ機構22に停留させる場合、この停留部材を上方に移動するよう回動させ、停留ローラ28に当接させる。このとき停留部材の上面が搬送ベルト26の上面よりも上方に位置するまで停留部材が回動させられる。これによって搬送ベルト26が駆動されたまま、搬送ベルト26の上方において用紙を停留させることが可能となる。
第3エア吹出部材56は、バッファ機構22の上流側から下流側に向かって、搬送ベルト26の上面に沿ってエアを吹き出す。これによってバッファ機構22に進入する用紙の先端を上方に浮き上がらせることができる。したがって、すでに停留部材の上面に停留している用紙の後端と、その用紙のさらに上に重ねて停留させるべき用紙の前端とが突き当たって搬送される用紙の進行が阻害されることが抑制される。また、すでに停留部材の上面に停留している用紙の上面と、その用紙のさらに上に重ねて停留させるべき用紙の下面との間に空気の層を形成させることができ、用紙間の摩擦力も低減させることができる。このように第3エア吹出部材56からのエアの吹き出しによって、バッファ機構22への円滑な用紙の停留を実現することが可能となる。
バッファ機構22の下流側に設けられた用紙搬送路は、まず斜め下方に進み、その後水平方向に進むよう形成される。この用紙搬送路に搬送された用紙はローラ30によって搬送され、装置本体12外に排出される。バッファ機構22によって用紙が重ねられ用紙束が形成されている場合は用紙束のまま同様に搬送される。装置本体12から排出された用紙は、用紙折り装置、用紙綴じ装置、または用紙穿孔装置などの後処理装置に搬送される。
給紙装置10はさらに、エアポンプ42、第1パイプ34、第2パイプ36、第3パイプ38、第2エアバルブ40、第1エアバルブ44、ドア32、開閉センサ33も備える。ドア32は、用紙収容部15より右方向の装置本体12の前面に設けられる。開閉センサ33はドア32周辺に配置され、ドア32の開閉を検知する。開閉センサ33は電子制御部に接続されており、開閉センサ33の検出結果は電子制御部に出力される。
エアポンプ42は用紙収容部15より右方向に位置する装置本体12内部に設けられる。エアポンプ42には第1エアバルブ44が接続されている。第1パイプ34、第2パイプ36、および第3パイプ38もまた装置本体12内部に設けられる。第1パイプ34は第3エア吹出部材56に接続される。第2パイプ36は第1エア吹出部材52に接続される。第3パイプ38は第2エア吹出部材54に接続される。第1パイプ34、第2パイプ36、および第3パイプ38は、共に単一の第2エアバルブ40に接続される。エアポンプ42、第1エアバルブ44、および第2エアバルブ40は、ドア32を開けることによってユーザがアクセスできるような位置に配置されている。
第1エアバルブ44にはホース(図示せず)の一端が連結されている。ホースの他端が第2エアバルブ40に連結され、エアポンプ42がオンにされると、第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56にそれぞれエアが供給される。ユーザは給紙装置10により給紙を開始する場合、ホースの他端を第2エアバルブ40に連結させる。なお、給紙装置10における給紙とは、給紙部16によって積載された用紙のうち最上位の用紙を順に送り出す動作をいう。ドア32は、ホースを第2エアバルブ40に連結させた状態でも、ホースを装置本体12内部に収容することにより閉じることが可能となっている。
給紙台14は装置本体12に対して着脱可能とされている。ここで、図3は給紙台14の外観を示す斜視図であり、図3に関連して給紙台14について詳細に説明する。
給紙台14は給紙板51、第3エアバルブ46、およびキャスタ48を有する。給紙板51は四角形の外形を有する板状に形成され、内部は中空になっている。第3エアバルブ46は、給紙台14の前方に突出するように給紙板51の下方に設けられる。第3エアバルブ46は給紙板51の中空の部分に連通している。
給紙板51の上面には用紙載置面50が設けられ、用紙載置面50に用紙が積載される。用紙載置面50には、給紙板51内部の中空部と連通するエア吹出口70が複数設けられている。第3エアバルブ46から給紙板51内部の中空部にエアが供給されることによって、エア吹出口70から用紙載置面50上方へエアが吹き出す。エア吹出口70は、用紙載置面50に積載された用紙の下面略全域において略均等にエアが吹き出すよう、すべてのエア吹出口70は同一の径の孔とされており、またエア吹出口70は用紙載置面50の全領域において均等間隔に設けられている。
第1の実施形態に係る給紙台14は、装置本体12から取り外して、複数種類の用紙積載装置によって用紙載置面50上に用紙を積載することが可能となっている。複数種類の用紙積載装置には、印刷機やコピー、プリンタなど、用紙に画像を記録する画像記録装置が含まれる。このような用紙積載装置では、給紙台14に用紙を積載する場合に、用紙積載装置の種類や積載する用紙のサイズによって、用紙載置面50に用紙を積載する位置が異なる場合がある。
しかし、第1の実施形態の給紙装置10のように、積載された用紙の最上位の用紙を給紙部16によって送り出す装置では、積載された用紙の給紙部16に対する水平方向の位置が適切な位置に位置していない場合、最上位の用紙を適切に送り出すことが困難となる。したがって、様々な用紙積載装置によって給紙台14に用紙が積載される場合、積載された用紙を給紙部16に対して適切な水平方向の位置に移動させる必要がある。
一般にこのような作業はユーザが手作業によって行う。具体的には、ユーザは、用紙が積載された給紙台14を装置本体12に取り付ける前または後に、積載された用紙の側部を手で押してストッパなどに用紙の他の側部を押し当てることによって、積載された用紙を、用紙の送り出しに適した水平方向の位置に移動させる。しかし、積載された用紙を移動させるときには、積載された用紙の最下位の用紙の下面と用紙載置面50との間に摩擦力が生じる。特に第1の実施形態に係る給紙装置10のように多くの用紙が給紙台14に積載可能な場合、その摩擦力はさらに大きなものとなる。このため摩擦力を軽減する何かしらの措置を講じなければ、積載された用紙を積載された形態を維持したまま水平方向に移動させることは困難である。
このため、第1の実施形態の給紙装置10では、用紙載置面50に用紙載置面50にエア吹出口70が設けられる。エア吹出口70から用紙載置面50上方にエアが吹き出された際には、積載された用紙の最下位の用紙の下面と用紙載置面50との間にエアの層が形成され、両者の摩擦力が軽減される。これによって用紙載置面50上において、ユーザは積載された用紙を用紙載置面50上において水平方向に容易に移動させることができる。さらに用紙載置面50の全領域に均等にエア吹出口70が設けられていることによって、様々な用紙積載装置によって用紙載置面50の様々な位置に用紙が積載される場合でも、積載位置に関わらず用紙を容易に水平方向に移動することができる。
さらに、用紙載置面50の表面は、用紙との摩擦力を低減すべく、フッ素樹脂材料、ニッケル−フッ素樹脂材料、グラファイト系樹脂材料、または二硫化モリブデン系樹脂材料などによってコーティング処理が施されている。
キャスタ48は給紙板51の下方に設けられる。キャスタ48は、給紙台14が装置本体12から取り外されたときに接地し、給紙台14を移動可能とする。
図1および図2に戻って、第1エアバルブ44に一端が結合されたホースの他端が第3エアバルブ46に連結され、エアポンプ42がオンにされると、給紙板51の中空部にエアが供給され、エア吹出口70から用紙載置面50上方へエアが吹き出す。ユーザは、用紙載置面50に積載された用紙を適切な位置まで水平方向に移動させるため、ホースの他端を第3エアバルブ46に連結する。ドア32は、ホースを第3エアバルブ46に連結させた状態ではホースが邪魔となりドア32を閉じることができないようになっている。したがって、第1エアバルブ44と連結するホースは、エアポンプ42からのエアの供給先がエア吹出口70に切り替えられている場合にドア32が閉まることを抑止する抑止手段として機能する。
このように、ホースが第2エアバルブ40に連結している場合には、エアポンプ42は第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56にエアを供給する。またホースが第3エアバルブ46に連結している場合には、エアポンプ42は給紙台14にエアを供給する。このようにエアポンプ42は、給紙のためのエアの供給および用紙載置面50上での用紙の水平方向の移動のためのエアの供給の双方に利用される。したがってホース、第2エアバルブ40、および第3エアバルブ46は、エア供給手段としてのエアポンプ42からのエアの供給先を、第1エア吹出部材52および第2エア吹出部材54、または給紙台14へ、ユーザの手作業によって切り替える切替機構として機能する。
また、第1エア吹出部材52および第2エア吹出部材54からのエアの吹き出しと、用紙載置面50からのエアの吹き出しとが同時に行われることの必要性は低い。第1の実施形態の給紙装置10では、エアの供給先をユーザによるホースの連結先の変更によって切り替えるため、第2エアバルブ40および第3エアバルブ46に同時にエアが供給されることが抑制されている。
図4は、給紙台14が装置本体12から取り外された状態の給紙装置10の右側面図である。装置本体12は、さらに2本のロッド72、2つのチェーン80、および単一のモータ84を有する。2本のロッドは細長いプレート状の同一の形状を有する。
2本のロッドは連結軸(図示せず)によって、互いに離間した状態で平行に延在するように相互に固定される。フレーム13の装置後方にはローラ76が上下方向に並設される。ローラ76の外周にチェーン80が装着される。このようなローラ76とチェーン80が2組、装置左右方向に並設される。2本のロッド72の各々は、2つのチェーン80の各々にロッド支持部74を介して結合される。このときロッド72は、用紙収容部15内において、フレーム13から装置前方に向かって突出するよう設けられる。
上方のローラ76の中心軸は減速機82を介してモータ84に連結されている。モータ84が作動することによってチェーン80が駆動され、ロッド72が上下方向に移動する。モータ84は電子制御部に接続され、電子制御部は駆動信号をモータ84に供給することによってモータ84の作動を制御する。
図4に示される例では、給紙台14は給紙台搬送車86に乗せられてユーザによって移動される。ロッド72が下方に移動した状態で、ユーザは給紙台14を載せたまま給紙台搬送車86を用紙収容部15に挿入する。これによって給紙台14の下方にロッド72が挿入される。
図5は、給紙台14が装置本体12に取り付けられた状態の給紙装置10の右側面図である。給紙台搬送車86を用紙収容部15に挿入した後、装置本体12に設けられた給紙台装着ボタン(図示せず)がユーザによって押されると、モータ84が作動してロッド72を上方に短い距離移動させられ、給紙台14はロッド72によって上方に短い距離持ち上げられる。このように給紙台14を少し持ち上げることによって給紙台搬送車86を容易に用紙収容部15から引き出すことが可能となる。
用紙2が適切な水平方向の位置にない場合、ユーザは、ホースを第3エアバルブ46に連結し、装置本体12に設けられたエアポンプ42のスイッチ(図示せず)をオンにする。これによって用紙載置面50から上方にエアが吹き出され、ユーザの手による用紙2の水平方向への移動を容易なものとすることができる。
ユーザによって用紙2が適切な水平方向の位置に配置された後、ユーザは、エアポンプ42のスイッチをオフにすることによってエアポンプ42の作動を停止させる。次に第3エアバルブ46からホースを取り外し、そのホースを第2エアバルブ40に連結させてドア32を閉める。その後ユーザは、給紙の開始を指示するスタートボタン(図示せず)を押すことによって給紙を開始することができる。スタートボタンが押された後の給紙装置10の動作手順を図6に関連して詳細に説明する。
図6は、第1の実施形態に係る給紙装置10においてスタートボタンが押されたときの動作手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、ユーザによってスタートボタンが押されることにより開始する。
ユーザによってスタートボタンが押されると(S11)、電子制御部は開閉センサ33の検出結果を利用して、ドア32が閉まっているか否かを判定する(S12)。ドア32は閉まっていると判定された場合(S12のY)、電子制御部は、モータ84を作動させて給紙台14を上昇させる(S13)。
給紙台14を上昇させている間、電子制御部は用紙高さセンサ20の検出結果を利用して、給紙台14に積載された用紙のうち最上位の用紙が給紙部16によって搬送可能な所定の給紙位置まで上昇したか否かを判定する(S14)。積載された用紙がまだ給紙位置まで上昇していないと判定された場合(S14のN)、電子制御部は、給紙台14の上昇を継続させながら、S14の判定を継続する。
積載された用紙が給紙位置まで上昇したと判定された場合(S14のY)、電子制御部は、モータ84の作動を停止させて給紙台14の上昇を停止させ(S15)、次にエアポンプを作動させる(S16)。これによって第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56にエアが供給され、用紙の送り出しが可能な状態となる。
エアポンプを作動させると、電子制御部は給紙制御を実行する(S17)。具体的に給紙制御とは、エア吹出機構57、第1エア吹出部材52、および第2エア吹出部材54による、積載された用紙の上端部へのエアの吹き出し、給紙部16による用紙の送り出し、バッファ機構22による用紙の停留および蓄積、送り出された用紙の後処理装置への排出などの制御をいう。所定の給紙制御の実行が終了すると、本フローチャートにおける処理を終了する。
ドア32が開いていると判定された場合(S12のN)、電子制御部は、ドア32が開いている旨を装置本体12に設けられたディスプレイ(図示せず)に表示する(S18)。このとき、電子制御部は給紙台14を上昇させない。このため給紙台14に積載された用紙は給紙位置まで上昇することができず、給紙部16からの用紙の送り出しが抑制される。
このように電子制御部は、給紙台14すなわちエア吹出口70にエアが供給されている場合に給紙部16による用紙の送り出しを禁止する。これによって、たとえばユーザが用紙載置面50上に積載された用紙を適切な水平方向の位置に移動させている場合に、給紙装置10による用紙の送り出しが開始することを抑制することができ、用紙載置面50上に積載された用紙のユーザによる移動をしやすくすることができる。またその際の安全性を高めることができる。
(第2の実施形態)
図7は、第2の実施形態に係る給紙装置10の正面図であり、図8は、給紙装置10の上面図である。なお、第1の実施形態に係る給紙装置10と同様の箇所は同一の符号を付して説明を省略する。
図7は、第2の実施形態に係る給紙装置10の正面図であり、図8は、給紙装置10の上面図である。なお、第1の実施形態に係る給紙装置10と同様の箇所は同一の符号を付して説明を省略する。
第2の実施形態に係る給紙装置10は、電磁弁88、第4エアバルブ90、連結部材92、および給紙台装着センサ94を備える。電磁弁88はエアポンプ42周辺に配置され、エアポンプ42、第2エアバルブ40、および第4エアバルブ90の各々に接続されている。
電磁弁88が作動していない状態では、エアポンプ42と第2エアバルブ40との連通、およびエアポンプ42と第4エアバルブ90との連通が阻止されている。なお、電磁弁88が作動しているか否かに関わらず、常に第2エアバルブ40と第4エアバルブ90との連通は阻止されている。電磁弁88は電子制御部に接続されており、電子制御部は、電磁弁88に供給する電力を制御することによって電磁弁88の作動を制御する。
第4エアバルブ90は、用紙収容部15の後方に位置するフレーム13に固定されている。連結部材92は給紙台14に設けられている。連結部材92は、給紙台14が装置本体12に取り付けられたときに第4エアバルブ90に連結する位置に配置される。これによって、給紙台14が装置本体12に装着されると共に、エアポンプ42のエア通路としての第4エアバルブ90と給紙台14のエア通路としての連結部材92が連結され、エアポンプ42から給紙台14へのエアの供給が可能となる。このような構成により、ユーザの手操作でホースをエアバルブに着脱する態様に比べ、容易に双方のエア通路を連結させることができる。
給紙台装着センサ94は、給紙台14の装置本体12への装着を検知する。給紙台装着センサ94は電子制御部に接続されており、給紙台装着センサ94の検出結果は電子制御部に出力される。
図9は、第2の実施形態に係る給紙装置10においてスタートボタンが押されたときの動作手順を示すフローチャートである。本フローチャートにおける処理は、ユーザによってスタートボタンが押されることにより開始する。
ユーザによってスタートボタンが押されると(S21)、電子制御部は、給紙台装着センサ94の検出結果を利用して給紙台14が装置本体に装着されているか否かを判定する(S22)。給紙台14は装置本体12に装着されていないと判定された場合(S22のN)、電子制御部は、装置本体12に設けられたディスプレイに、給紙台14が装着されていない旨を表示し(S31)、用紙の送り出しを行うことなく本フローチャートの処理を終了する。
給紙台14は装置本体12に装着されていると判定された場合(S22のY)、電子制御部は、電磁弁88エアポンプ42の制御状態を参照し、給紙台14にエアが供給されているか、すなわちエア吹出口70にエアが供給されているか否かを判定する(S23)。具体的には、電子制御部は、エアポンプ42と第4エアバルブ90とが連通するよう電磁弁88が制御されており、且つエアポンプ42がオンになっている場合に、エア吹出口70にエアが供給されていると判定する。それ以外の場合、電子制御部は、エア吹出口70にエアが供給されていないと判定する。
エア吹出口70にエアが供給されていると判定された場合(S23のY)、電子制御部は、装置本体12に設けられたディスプレイに、給紙台14にエアを供給中である旨を表示し(S24)、用紙の送り出しを行うことなく本フローチャートの処理を終了する。こうして第2の実施形態に係る給紙装置10は、給紙台14にエアが供給されている場合に用紙の送り出しを禁止する。
エア吹出口70にエアが供給されていないとと判定された場合(S23のN)、モータ84を作動させ、給紙台14の上昇を開始させる(S25)。なお、S25乃至S27は、図6におけるS13乃至S15と同様であることから説明を省略する。
積載された用紙が給紙位置まで上昇すると、電子制御部は、第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56にエアが供給されるように、すなわちエアポンプ42と第2エアバルブ40とを連通させるように電磁弁88を作動させる(S28)。
電磁弁88の作動後、電子制御部はエアポンプ42を作動させ(S29)、給紙制御を実行する(S30)。なお、この場合の給紙制御は図6のS17における給紙制御と同様である。所定の給紙制御の実行が終了すると、本フローチャートにおける処理を終了する。
(第3の実施形態)
図10および図11は、第3の実施形態に係る別の例の給紙台14の給紙板51をエア吹出口70の中心を含む平面で切った断面図である。第3の実施形態に係る給紙台14は、滑りシート96を有する。滑りシート96は、その上に積載された用紙を水平方向に移動し易いよう、給紙板51よりも用紙との摩擦係数が小さいフッ素樹脂材料、ニッケル−フッ素樹脂材料、グラファイト系樹脂材料、または二硫化モリブデン系樹脂材料などによってシート状に形成されている。滑りシート96は、給紙板51上に接着され固定される。これにより、第3の実施形態に係る給紙台14では、滑りシート96の上面が用紙載置面50となる。なお、滑りシート96は、給紙板51にネジ止めなどによって固定されてもよい。
図10および図11は、第3の実施形態に係る別の例の給紙台14の給紙板51をエア吹出口70の中心を含む平面で切った断面図である。第3の実施形態に係る給紙台14は、滑りシート96を有する。滑りシート96は、その上に積載された用紙を水平方向に移動し易いよう、給紙板51よりも用紙との摩擦係数が小さいフッ素樹脂材料、ニッケル−フッ素樹脂材料、グラファイト系樹脂材料、または二硫化モリブデン系樹脂材料などによってシート状に形成されている。滑りシート96は、給紙板51上に接着され固定される。これにより、第3の実施形態に係る給紙台14では、滑りシート96の上面が用紙載置面50となる。なお、滑りシート96は、給紙板51にネジ止めなどによって固定されてもよい。
滑りシート96には、給紙板51に設けられたエア吹出口70を塞がないように、エア吹出口98が給紙板51のエア吹出口70と重なるよう設けられている。また、給紙板51に設けられたエア吹出口98、および給紙板51に設けられたエア吹出口70は、一方が他方よりも広い開口面積を有する。こうすることにより、滑りシート96を給紙板51に貼り付ける際に、貼り付け位置に多少のズレが生じても、給紙板51に設けられたエア吹出口98、および給紙板51に設けられたエア吹出口70の双方による開口面積が減少することを回避することができる。
図10に、給紙板51のエア吹出口70が滑りシート96のエア吹出口98よりも広い開口面積を有する場合の一例を示す。この例では、給紙板51のエア吹出口70、および滑りシート96のエア吹出口98は共に丸孔に形成され、給紙板51に対して滑りシート96がずれることなく貼り付けられた場合に共に同軸となるように配置される。ただし、給紙板51に対して滑りシート96の貼り付け位置がずれることによりエア吹出口70に対してエア吹出口98が同軸に配置されない場合を考慮して、給紙板51のエア吹出口70の直径Dの方が、滑りシート96のエア吹出口98の直径dよりも大きくなるよう、各々のエア吹出口が形成されている。このときエア吹出口70の直径Dとエア吹出口98の直径dは、
D/d=1.3〜5
に設定されている。
D/d=1.3〜5
に設定されている。
また、図11に、滑りシート96のエア吹出口98が給紙板51のエア吹出口70よりも広い開口面積を有する場合の一例を示す。この例では、給紙板51のエア吹出口70、および滑りシート96のエア吹出口98は共に丸孔に形成され、給紙板51に対して滑りシート96がずれることなく貼り付けられた場合に共に同軸となるように配置される。ただし、給紙板51に対して滑りシート96の貼り付け位置がずれることによりエア吹出口70に対してエア吹出口98が同軸に配置されない場合を考慮して、滑りシート96のエア吹出口98の直径dの方が、給紙板51のエア吹出口70の直径Dよりも大きくなるよう、各々のエア吹出口が形成されている。このときエア吹出口70の直径Dとエア吹出口98の直径dは、
d/D=1.3〜5
に設定されている。
d/D=1.3〜5
に設定されている。
本発明は上述の各実施形態に限定されるものではなく、各実施形態の各要素を適宜組み合わせたものも、本発明の実施形態として有効である。また、当業者の知識に基づいて各種の設計変更等の変形を各実施形態に対して加えることも可能であり、そのような変形が加えられた実施形態も本発明の範囲に含まれうる。以下、そうした例をあげる。
第1の実施形態のある変形例では、電子制御部は積載された用紙を給紙位置まで上昇させた後、給紙部16による用紙の送り出しを行わないよう給紙部16を制御することによって、用紙の送り出しを禁止する。ユーザがスタートボタンを押す場合、用紙載置面50上で用紙を移動させる作業は完了している可能性が高い。このため、給紙台14を上昇させた状態で給紙を禁止することによって、ドア32が閉められた後、速やかに給紙制御を実行することが可能となる。
また、第1の実施形態における別の変形例では、エアポンプ42のスイッチがユーザに押されてエアポンプ42がオフにされた場合、電子制御部は、給紙台14へのエアの供給が停止したと判定し、給紙台14に積載された用紙が給紙位置に移動するまで給紙台14を上昇させる。これによって、スタートボタンが押された後、速やかに給紙制御を実行することが可能となる。
また、第1の実施形態における別の変形例では、給紙装置10は、ホースが第3エアバルブ46に連結していることを検知する連結センサを有する。連結センサは、たとえばスイッチにより構成され、ホースが第3エアバルブ46に連結している場合にホースの厚みによってスイッチがオンになるよう第3エアバルブ46の外周近傍に配置される。
エア吹出口70にエアが供給されている状態で第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、または第3エア吹出部材56にエアを供給が可能である場合、給紙動作中にエア吹出口70からエアが吹き出す場合が生じ得る。このような場合、積載された用紙の水平方向へのズレが生じたり、第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、または第3エア吹出部材56から吹き出すエアの量の制御が困難になることなどから、用紙の送り出しが困難となる可能性がある。このような連結センサを設けることによって、エアがエア吹出口70に供給されているか否かをより正確に検出することが可能となる。このため、エアがエア吹出口70に供給されている場合に、第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56へのエアの供給をより確実に禁止することが可能となる。なお、連結センサは給紙板51の中空部に配置された風力センサや圧力センサによって構成されてもよいことは勿論である。
第2の実施形態のある変形例では、電子制御部は、ユーザにスタートボタンが押されたときに給紙台14にエアが供給されている場合は、電磁弁88を作動させて給紙台14へのエアの供給を停止し、第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56へエアを供給させた後、給紙制御を実行する。前述のように、ユーザがスタートボタンを押す場合、用紙載置面50上で用紙を移動させる作業は完了している可能性が高い。したがって、エア吹出口70にエアが供給されている場合であっても、スタートボタンを押すことでエアの供給先を第1エア吹出部材52、第2エア吹出部材54、および第3エア吹出部材56に切り替えることにより、給紙制御を速やかに実行することが可能となる。
第1または第2の実施形態における別の変形例では、給紙装置10は、たとえば、入出力可能なタッチパネルを備える。電子制御部は、スタートボタンをこのタッチパネル上に表示させる。ユーザによってタッチパネルのスタートボタンが表示された位置が押されることによって、電子制御部は給紙部16などによる給紙動作を開始する。電子制御部は、エア吹出口70にエアが供給されている場合は、このタッチパネルにスタートボタンを表示しないことによって積載された用紙からの用紙の送り出しを禁止する。これにより、エア吹出口70にエアが供給されている場合にユーザがスタートボタンを誤って押すことを抑制することができる。
10 給紙装置、 12 装置本体、 13 フレーム、 14 給紙台、 15 用紙収容部、 16 給紙部、 20 用紙高さセンサ、 22 バッファ機構、 32 ドア、 33 開閉センサ、 40 第2エアバルブ、 42 エアポンプ、 44 第1エアバルブ、 46 第3エアバルブ、 50 用紙載置面、 51 給紙板、 52 第1エア吹出部材、 54 第2エア吹出部材、 56 第3エア吹出部材、 70 エア吹出口、 88 電磁弁、 90 第4エアバルブ、 92 連結部材、 94 給紙台装着センサ。
Claims (9)
- エア吹出口が設けられた用紙載置面を有する給紙台と、
前記エア吹出口にエアを供給するエア供給手段と、
用紙載置面に積載された用紙の最上位の用紙を送り出す給紙手段と、を備え、
前記エア吹出口は、用紙載置面に積載された用紙の下面略全域にエアを吹き出すよう設けられることを特徴とする給紙装置。 - 積載された用紙の上端側面にエアを吹き出すエア吹出手段と、
前記エア供給手段からのエアの供給先を、前記エア吹出口および前記エア吹出手段のいずれかへ切り替える切替機構と、
をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の給紙装置。 - 前記エア供給手段から前記エア吹出口にエアが供給されている場合は、前記給紙手段による用紙の送り出しを禁止する制御部をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載の給紙装置。
- 開閉可能なドアと、
前記ドアの開閉を検知する開閉センサと、
前記エア供給手段からのエアの供給先が前記エア吹出口に切り替えられている場合に前記ドアが閉まることを抑止する抑止手段と、
前記ドアが開いていると検知された場合に前記給紙手段による用紙の送り出しを禁止する制御部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。 - 前記給紙台は着脱可能に設けられることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の給紙装置。
- 前記給紙台が装着されるとともに、前記エア供給手段から前記エア吹出口へのエアの供給が可能となるよう前記エア供給手段に接続するエア通路と前記エア吹出口に接続するエア通路とが連結されることを特徴とする請求項5に記載の給紙装置。
- ユーザからの用紙の送り出しの指示入力を受け付ける指示入力手段と、
用紙の送り出しの指示入力を受け付けたときにエアの供給先がエア吹出口に切り替えられている場合、エアの供給先を前記エア吹出手段に切り替えるよう前記切替機構を制御する制御部と、
をさらに備えることを特徴とする請求項2に記載の給紙装置。 - 前記給紙台は、
給紙板と、
前記給紙板よりも用紙との摩擦係数が小さいシートであり、用紙載置面を形成するよう前記給紙板に取り付けられる滑りシートと、
を有することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の給紙装置。 - 前記給紙板は第1開口部を有し、
前記滑りシートは第2開口部を有し、
前記第1開口部および前記第2開口部は、一方が他方よりも広い開口面積を有し、互いに重なるよう配置されてエア吹出口を形成することを特徴とする請求項8に記載の給紙装置。
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2007
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Cited By (1)
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|---|---|---|---|---|
| JP2013095557A (ja) * | 2011-11-01 | 2013-05-20 | Ricoh Co Ltd | 記録媒体供給装置及び画像形成装置 |
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