JP2008128111A - 排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造 - Google Patents

排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造 Download PDF

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Abstract

【課題】小型の構造で液状添加剤を排気ガスに蒸発・混合することができ且つ排気圧損が生じないようにする。
【解決手段】ディーゼルエンジン1の排気ガスGを導く排気管2の途中にケーシング4を設けると共にケーシング4内に触媒5を備え、触媒5の上流において排気ガスGに液状添加剤7を添加し蒸発により排気ガスGに混合し、添加剤が混合した排気ガスGを触媒5に導いて排気浄化を行うようにしている排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造であって、排気管2とケーシング4とを繋ぐガス通路15に、複数の通気孔16を有し且つ各通気孔16の断面積の総和が排気管2内の断面積に対して同等以上である蒸発板17を設置する。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディーゼルエンジンからの排気ガスに液状添加剤を添加して蒸発させ、その蒸発ガスを混合した排気ガスを排気管に設けた触媒に導いて排気浄化を行うようにしている排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造に関し、小型の構造にて液状添加剤を排気ガスに蒸発・混合することができ且つ排気圧損が生じないようにした排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造に関する。
ディーゼルエンジンからの排気ガスを導く排気管に、排気ガス中に含まれる窒素酸化物類(NOx)を低減するための触媒を備えた排ガス浄化装置は従来から知られており、一例を図4に示すように、ディーゼルエンジン1からの排気ガスGを排気管2及び拡径部3を介して該排気管2より大径としたケーシング4に導くようにし、該ケーシング4内に触媒5を装備している排気浄化装置6において、触媒5より上流の排気管2に液状添加剤7を供給する添加剤供給手段8を設け、添加剤供給手段8により液状添加剤7を排気ガスGに添加・混合した後前記触媒5に導いてNOx浄化を行うようにしている。
このような排気浄化装置6としては、ケーシング4内にNOx浄化触媒5aを設置し、上流の添加剤供給手段8によりディーゼルエンジン燃料の軽油のような炭化水素(HC)系還元剤からなる液状添加剤7aを排気ガスGに添加・混合するようにしたもの、或いは、ケーシング4内に選択還元型触媒5bを設置し、添加剤供給手段8により尿素水等からなる液状添加剤7bを排気ガスGに添加・混合するようにしたものがある。
そして、前記添加剤供給手段8によって排気ガスGに供給した軽油或いは尿素水のような液状添加剤7は、蒸発させたガスの状態で排気ガスGに混合して触媒5に導く必要があり、このために、前記添加剤供給手段8の下流には、図4、図5に示す如く、排気ガスG及び液状添加剤7を排気管2内に分散させると共に、添加した液状添加剤7の液滴を衝突させて蒸発を促進させるようにした複数の通気孔9を有する蒸発板10を配置している。
上記したような排気浄化装置の一般的な技術を示すものとしては特許文献1、2がある。また、排気ガスに還元剤を供給する還元剤供給手段の下流側且つ触媒の上流側に排気ガスの流れを分散、均一化するための通気孔を有するプレートを設けたものが特許文献3に示されている。
特願平11−166410号公報 特開2006−70771号公報 特開2005−214186号公報
しかし、従来の排気浄化装置では、図4に示したように、液状添加剤7の液滴を衝突させて蒸発を促進し且つ蒸発したガス状の添加剤を排気ガスに均一に混合させるための蒸発板10を排気管2内に設置するようにしているため、蒸発板10が排気管2の流路断面を絞る結果となり、このために排気圧損が増加し、ディーゼルエンジン1の燃費が低下する等の問題を生じていた。即ち、排気管2内に備えられる蒸発板10の通気孔9の断面積の総和は、排気管2内の断面積より小さくなるために排気圧損が生じる。
一方、上記排気圧損を抑えるために、通気孔9の断面積の総和が最大になるように蒸発板10の通気孔9を形成した場合には、蒸発板10の通気孔9が存在しない肉の部分が減少するために液状添加剤7の液滴の衝突が行われ難くなり液状添加剤7の液滴を良好に蒸発させることができなくなる問題がある。
又、上記排気圧損の問題を解決するための方法としては、図6に示す構成のものが考えられる。即ち、排気管2における添加剤供給手段8の後部位置からケーシング4までの間に徐々に径が増加する緩テーパ通路11を設け、図4のような蒸発板10を設置することなしに、添加剤供給手段8により供給した液状添加剤7を緩テーパ通路11において蒸発させて排気ガスGに混合させるようにしている。
しかし、上記図6の構成とした場合には緩テーパ通路11を設けることによって排気浄化装置6の形状構造が長大化してしまう問題があり、よって排気浄化装置6を車両に搭載することが困難になる問題がある。
本発明は、上記実情に鑑みてなしたもので、ディーゼルエンジンからの排気ガスに液状添加剤を添加して蒸発させ、その蒸発ガスを混合した排気ガスを排気管に設けた触媒に導いて排気浄化を行うようにしている排気浄化装置において、小型の構造で液状添加剤を排気ガスに蒸発・混合することができ且つ排気圧損が生じないようにした排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造を提供しようとするものである。
本発明の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造は、ディーゼルエンジンの排気ガスを導く排気管の途中にケーシングを設けると共に該ケーシング内に触媒を備え、触媒の上流において排気ガスに液状添加剤を添加し蒸発により排気ガスに混合し、添加剤が混合した排気ガスを前記触媒に導いて排気浄化を行うようにしている排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造であって、前記排気管とケーシングとを繋ぐガス通路に、複数の通気孔を有し且つ該各通気孔の断面積の総和が前記排気管内の断面積に対して同等以上である蒸発板を設置したことを特徴とする。
上記排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造において、排気管とケーシングとを繋ぐガス通路が、排気管から拡径する第1テーパ部と、第1テーパ部に連接され排気管より径が大きくケーシングより径が小さい筒部と、該筒部からケーシングに向かって拡径する第2テーパ部とを有し、前記筒部内に蒸発板を設けることは好ましい。
又、上記排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造において、排気管とケーシングとを繋ぐガス通路が、ケーシングと同等の径を有してケーシングのガス入口部に形成された大径筒部と、排気管から大径筒部に向かって拡径するテーパ部とを有し、前記大径筒部内に蒸発板を設けることは好ましい。
而して、本発明の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造では、排気管とケーシングとを繋ぐガス通路に、複数の通気孔を有し且つ該各通気孔の面積の総和が前記排気管内の断面積に対して同等以上である蒸発板を設置したので、蒸発板を設置することによって排気圧損が生じる問題が解消されり、しかも排気浄化装置の形状構造を小型化することができる。
本発明の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造によれば、蒸発板を設置しても排気圧損が生じる問題を解消することができ、しかも排気浄化装置の形状構造を小型化できるという優れた効果を奏し得る。
以下、本発明の実施の形態を添付図面を参照して説明する。
図1は本発明を実施する排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造の一例を示すもので、図1中、図4、図6と同一のものには同じ符号を付して説明の重複を省略し、本発明の特徴部分についてのみ詳述する。
図1に示すように、排気管2における添加剤供給手段8が設置された位置より後部位置と触媒5を備えたケーシング4との間に、排気管2から拡径する第1テーパ部12と、第1テーパ部12に連接され排気管2より径が大きくケーシング4より径が小さい筒部13と、該筒部13からケーシング4に向かって拡径する第2テーパ部14とを有するガス通路15を設けている。そして、前記筒部13の内部に、図1、図2に示すように複数の通気孔16を備えた蒸発板17を設置している。
前記蒸発板17に備える通気孔16は、該各通気孔16の面積の総和が前記排気管2の内側の断面積に対して同等或いはそれ以上になるように形成している。この時、図2に示すように前記筒部13は排気管2に対して断面積が大きく、よって筒部13に設ける蒸発板17の平面形状を大きくできるため、各通気孔16の面積の総和が排気管2の内側の断面積より大きくなるように通気孔16を形成することは容易である。
次に、上記形態例の作動を説明する。
図1に示すように、排気管2における添加剤供給手段8が設置された位置より後部位置とケーシング4との間に、排気管2から拡径する第1テーパ部12と、第1テーパ部12に連接され排気管2より径が大きくケーシング4より径が小さい筒部13と、該筒部13からケーシング4に向かって拡径する第2テーパ部14とを有するガス通路15を設けて、前記筒部13の内部に複数の通気孔16を有する蒸発板17を設置し、且つ該蒸発板17の各通気孔16の面積の総和が前記排気管2の内側の断面積に対して同等以上になるように通気孔16を形成したので、蒸発板17を設置することによって排気圧損が生じる問題を確実に解消することができる。従って、排気圧損によってディーゼルエンジンの燃費が低下する等の問題を低減できるようになる。
又、筒部13に設けるようにした蒸発板17の平面形状を大きくできるため、各通気孔16の面積の総和が排気管2の内側の断面積よりも大きくなるように通気孔16を形成しても、通気孔16が存在しない肉の部分の面積を大きくとることができるため、液状添加剤7の液滴を蒸発板17に良好に衝突させて液状添加剤7の液滴の蒸発・混合を良好に行わせることができる。
更に、ガス通路15の長さを短くすることによって排気浄化装置6の形状構造を小型化することができ、よって車両に対して排気浄化装置6を搭載することが容易になる。
図3は本発明を実施する形態の他の例を示すもので、排気管2における添加剤供給手段8が設置された位置より後部位置と触媒5を備えたケーシング4との間に、ケーシング4と同等の径を有してケーシング4のガス入口部に形成された大径筒部18と、排気管2から大径筒部18に向かって拡径するテーパ部19とを有するガス通路20を設けている。そして、前記大径筒部18の内部に、複数の通気孔21を備えた蒸発板22を設置している。この時、蒸発板22に備える通気孔21は、該各通気孔21の面積の総和が前記排気管2の内側の断面積に対して同等或いはそれ以上になるように形成している。
従って、図3に示す前記大径筒部18は、排気管2に対して前記図1の筒部13の場合よりも径が大きくなり、よって大径筒部18に設けられる蒸発板22の平面形状も図1の蒸発板17より大きくなる。従って、蒸発板22の各通気孔21の口径を図1の通気孔16の口径より小さく設定しても各通気孔21の面積の総和を排気管2の内側の断面積よりも大きくできるので、蒸発板22の肉部が増加することによって液状添加剤7の液滴が蒸発板22に衝突する機会が増加し、液状添加剤7の液滴の蒸発・混合が更に良好に行れるようになる。
尚、本発明の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造は上記形態例にのみ限定されるものではなく、排気ガスに液体添加物を添加して蒸発させる必要がある種々の触媒を備えた排気浄化装置に適用できること、その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明を実施する排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造の一例を示す概略切断側面図である。 図1に備えた蒸発板の正面図である。 本発明を実施する排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造の他の例を示す概略切断側面図である。 従来の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造の一例を示す概略切断側面図である。 図4の構造に備えた蒸発板の正面図である。 従来の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造の他の例を示す概略切断側面図である。
符号の説明
1 ディーゼルエンジン
2 排気管
4 ケーシング
5 触媒
6 排気浄化装置
7 液状添加剤
8 添加剤供給手段
12 第1テーパ部
13 筒部
14 第2テーパ部
15 ガス通路
16 通気孔
17 蒸発板
18 大径筒部
19 テーパ部
20 ガス通路
21 通気孔
22 蒸発板
G 排気ガス

Claims (3)

  1. ディーゼルエンジンの排気ガスを導く排気管の途中にケーシングを設けると共に該ケーシング内に触媒を備え、触媒の上流において排気ガスに液状添加剤を添加し蒸発により排気ガスに混合し、添加剤が混合した排気ガスを前記触媒に導いて排気浄化を行うようにしている排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造であって、前記排気管とケーシングとを繋ぐガス通路に、複数の通気孔を有し且つ該各通気孔の断面積の総和が前記排気管内の断面積に対して同等以上である蒸発板を設置したことを特徴とする排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造。
  2. 排気管とケーシングとを繋ぐガス通路が、排気管から拡径する第1テーパ部と、第1テーパ部に連接され排気管より径が大きくケーシングより径が小さい筒部と、該筒部からケーシングに向かって拡径する第2テーパ部とを有し、筒部内に蒸発板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造。
  3. 排気管とケーシングとを繋ぐガス通路が、ケーシングと同等の径を有してケーシングのガス入口部に形成された大径筒部と、排気管から大径筒部に向かって拡径するテーパ部とを有し、前記大径筒部内に蒸発板を設けたことを特徴とする請求項1に記載の排気浄化装置の添加剤蒸発促進構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011047293A (ja) * 2009-08-25 2011-03-10 Bosch Corp 排気浄化装置
JP2014114764A (ja) * 2012-12-11 2014-06-26 Volvo Lastvagnar Aktiebolag 内燃機関の排気浄化装置
CN105289241A (zh) * 2015-09-24 2016-02-03 哈尔滨工程大学 一种船舶柴油机联合脱硫脱硝装置及方法
CN114746634A (zh) * 2019-10-28 2022-07-12 艾科索弗泰克公司 颗粒物排放少的发动机

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