JP2008200955A - インクジェットプリンタ - Google Patents
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Abstract
【課題】インク残量を容易に確認することができる。
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、インクを供給する4つのインクカートリッジ11a〜11dを装着するホルダ10を有している。ホルダ10は、インクカートリッジ11a〜11d内のそれぞれのインク液面を撮像可能に設置されたカメラ40を有している。カメラ40は、インクカートリッジ11a〜11d内のそれぞれのインク液面を撮像して、この撮像した画像を表示部に表示する。
【選択図】図1
【解決手段】インクジェットプリンタ1は、インクを供給する4つのインクカートリッジ11a〜11dを装着するホルダ10を有している。ホルダ10は、インクカートリッジ11a〜11d内のそれぞれのインク液面を撮像可能に設置されたカメラ40を有している。カメラ40は、インクカートリッジ11a〜11d内のそれぞれのインク液面を撮像して、この撮像した画像を表示部に表示する。
【選択図】図1
Description
本発明は、インクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタに関する。
記録用紙に向けてノズルからインクを吐出して印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。一般的なインクジェットプリンタは、インクを貯留するインクカートリッジが着脱可能に構成されている。その中でも、インクカートリッジ内のインク残量を検出して把握できるように構成されているものがある。
このようなインクジェットプリンタとして、特許文献1には、インクジェットプリンタ本体と、インクを貯留し、内部のインクが見えるように透明な部材で構成されたインクタンク(インクカートリッジ)と、インクタンクが搭載されるキャリッジと、インクタンクをキャリッジに位置決め固定するインクタンク固定レバーとを有するものがある。このインクタンク固定レバーの一部には、開口部が設けられている。そして、インクジェットプリンタ本体には、非記録時などにおいて記録領域外の所定位置(例えば、ホームポジション)にキャリッジが位置したときに、このキャリッジと対向する位置に開口部が設けられている。これにより、インクタンクがインクタンク固定レバーによりキャリッジに固定されている状態でも、ユーザはインクジェットプリンタ本体の開口部及びインクタンク固定レバーの開口部を介して、インクタンク内のインクの残量を目視で確認することができる。
しかしながら、上述した特許文献1に記載のインクジェットプリンタにおいては、プリンタ本体内(例えば、ホームポジション)にインクカートリッジが位置しているときに、外部から開口部を介してインク残量を目視で確認することは実際には困難である。そのため、インクカートリッジを外部から見やすい位置に設けようとすると、プリンタ内におけるインクカートリッジの配置自由度が低くなってしまう。さらに、印字中においては、インクカートリッジが搭載されたキャリッジがホームポジションから離れてしまうため、開口部を介して、インクカートリッジ内のインク残量を確認することができない。それに加え、プリンタ本体に開口部が設けられて、内部が常時見える状態であることは外観上好ましくない。
そこで、本発明の目的は、インク残量を容易に確認することができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明のインクジェットプリンタは、インクを貯留するインクカートリッジが着脱自在に装着されるホルダと、前記ホルダに装着された前記インクカートリッジ内のインク液面を撮像する撮像手段と、を備えている。
このインクジェットプリンタによると、ホルダに装着されたインクカートリッジのインク液面が、撮像手段により撮像されることから、その画像をインクジェットプリンタ本体の操作パネルのディスプレイ、あるいは、インクジェットプリンタに接続されたPCのディスプレイ等に表示させることが可能になる。従って、インクカートリッジをホルダから取り外すことなくインク残量を確認することができる。また、インクカートリッジの配置場所にかかわらず、その内部のインク残量を確認できるため、インクカートリッジの配置自由度が高くなる。
また、このとき、本発明において、前記撮像手段は、前記ホルダに設けられていることが好ましい。これにより、印字中においてもインク残量を確認することができる。
さらに、前記撮像手段は、前記インクカートリッジのインク導出部を少なくとも撮像可能に構成されていることが好ましい。これにより、インクが最後まで残ることになるインク導出部付近におけるインク液面の画像が撮像されることから、インク残量が少なくなってきたときでも、印字を行える程度にインクが残っているかを容易に確認することができる。
加えて、前記ホルダは、前記インクカートリッジが水平方向に沿って装着されるように構成され、前記インク導出部は、前記インクカートリッジの、装着方向に関する先端部の下側部分に設けられており、前記撮像手段は、前記ホルダに装着された状態の前記インクカートリッジよりも上方の位置に配置され、さらに、鉛直下方に対して前記装着方向先端側に所定角度傾いた方向に向いていることが好ましい。これにより、インクカートリッジの装着方向に関する先端部に設けられたインク導出部付近におけるインク液面を撮像手段により確実に撮像することができる。
また、前記ホルダに装着された前記インクカートリッジのインク残量を検出するインク残量検出手段を備え、前記撮像手段は、レンズの焦点距離を変更可能なズーム機能を有するものであり、前記インク残量検出手段により、前記インク残量が所定の残量よりも少なくなったことが検知されたときに、前記撮像手段は、前記インク導出部付近を拡大して撮像することが好ましい。これにより、インク残量検出手段により、インク残量が少なくなったことが検知されたときに、撮像手段がインク導出部付近のインク液面を拡大して撮像することから、印字を行える程度にインクが残っているかをさらに容易に確認することができる。
さらに、前記ホルダが、プリンタのフレームに移動不能に固定されるものであってもよい。これにより、ホルダがフレームに固定されており、インクカートリッジがキャリッジに搭載されるものではない場合には、インクカートリッジが常にプリンタ内に位置することから、インクカートリッジのインク残量を外部から目視で確認することは難しい。このような場合でも、撮像手段によりインク液面を撮像することで、ユーザがインク残量を容易に確認できるようになる。
加えて、前記撮像手段により撮像された前記インク液面の画像を表示する画像表示手段を有していてもよい。これにより、プリンタを操作しつつ、その場で(PCなどを介さずに)容易にインク残量を確認することができる。
また、前記ホルダに装着された前記インクカートリッジの内部を照らす照明手段を有することが好ましい。これにより、撮像手段により撮像されたインク液面をユーザが視認しやすくなり、インク残量をさらに容易に確認することができる。
さらに、前記ホルダは、所定方向に一列に並び、且つ、複数の前記インクカートリッジがそれぞれ装着される複数のカートリッジ装着部を有し、前記撮像手段は、前記複数のカートリッジ装着部の前記所定方向に関して略中央位置に1つ設けられて、前記複数のカートリッジ装着部にそれぞれ装着された前記複数のインクカートリッジのインク液面を、一度に撮像することが可能に構成されていてもよい。これにより、複数のインクカートリッジのインク液面を一度に撮像できるため、これらのインク残量を同時に確認することができる。
<第1実施形態>
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、記録用紙にインクを吐出して所望の文字や画像等を記録するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
以下、本発明の第1実施形態について、図面を参照しつつ説明する。本実施形態は、記録用紙にインクを吐出して所望の文字や画像等を記録するインクジェットプリンタに本発明を適用した一例である。
図1は、本発明の第1実施形態に係るインクジェットプリンタの概略平面図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、本体ケース2(フレーム)内に主走査方向に延在した2本のガイド軸3,4を有している。これら2本のガイド軸3,4には、キャリッジ5が主走査方向に沿って往復移動可能に設置されている。このキャリッジ5はヘッドホルダ6を有している。また、本体ケース2内には、キャリッジモータ8が設置され、このキャリッジモータ8の駆動軸には無端ベルト9が巻き掛けられている。無端ベルト9には、ヘッドホルダ6が連結されており、キャリッジモータ8の駆動によって無端ベルト9が走行することにより、ヘッドホルダ6が主走査方向に沿って往復移動する。ヘッドホルダ6には、図示しない複数のノズルを有するインクジェットヘッド7が保持されている。インクジェットヘッド7は、キャリッジ5の下方(図1中紙面奥方向)において、搬送機構80(図3参照)によって搬送されてきた印刷用紙Pへ、ノズルからインクを吐出して印刷を行う。
さらに、本体ケース2内において、キャリッジ5の移動方向一端側(図1中左方)には、フラッシングのときにインクジェットヘッド7のノズルから吐出されたインクを吸収するインク吸収部材14が設けられている。一方、キャリッジ5の移動方向他端側(図1中右方)には、パージ時にノズルからインクを吸引するパージ機構15が設けられており、そのパージ機構15の左方には、ノズル面に付着したインクを払拭するワイパ16が設けられている。
加えて、本体ケース2の底面には、主走査方向に沿って並んだ4つのカートリッジ装着部28を有したホルダ10が固定的に設置されており、これら4つのカートリッジ装着部28にインクカートリッジ11a、11b、11c及び11dが着脱自在に装着される。これらのインクカートリッジ11a〜11dには、それぞれ、ブラックインク、イエローインク、マゼンタインク及びシアンインクが貯留されている。インクカートリッジ11a〜11dは、キャリッジ5に設置されているチューブジョイント13に、可撓性のチューブ12a〜12dを介してそれぞれ接続されている。チューブジョイント13は、インクジェットヘッド7と接続されており、インクカートリッジ11a〜11d内のインクは、チューブジョイント13を通じて、インクジェットヘッド7にそれぞれ供給される。
そして、インクジェットプリンタ1は、インクジェットヘッド7をキャリッジ5と一体的に主走査方向に沿って移動させながら、インクジェットヘッド7の複数のノズルから、搬送機構80により搬送される記録用紙Pに対して4色のインクを吐出して、記録用紙Pに画像等を記録するように構成されている。
次に、ホルダ10及びインクカートリッジ11a〜11dについて、図2を参照しつつ説明する。なお、4色のインクをそれぞれ貯留する4つのインクカートリッジ11a〜11dは全て同様の構造を有することから、以下では一例として、ブラックインクが貯留されているインクカートリッジ11aを用いて説明する。図2は、図1におけるX−X線断面図である。ここでは、装着方向先端側の方向を前方とする。
まず、インクカートリッジ11aについて説明する。図2に示すように、インクカートリッジ11aは、透光性を有する合成樹脂(例えば、プラスチック)で形成された略直方体状のケース60を有している。ケース60の内部には空洞のインクタンク30が形成されており、かかるインクタンク30内にインクが貯留される。ケース60は透光性を有するため、外側からインクタンク30内に貯留されたインクを視認可能となっている。また、ケース60は、インク導出部31(インク導出部)と大気供給部32とを有している。インク導出部31は、ケース60の前方先端部の下側に孔を形成して設けられており、インクタンク30内のインクを流出する。大気供給部32は、ケース60の前方先端部の上側に孔を形成して設けられており、インクタンク30内へ大気を流入する。
インクタンク30内には、遮光性を有する樹脂で形成されたセンサアーム70が収容されている。センサアーム70は、インクの比重より小さい比重となる素材で形成された略棒状の部材であり、その一端は遮光板71となっており、他端はフロート73となっている。そして、遮光板71とフロート73とは、連結部75によって連結されている。さらに、インクタンク30内には、ストッパ34,35が収容されている。ストッパ34,35は、ケース60の前壁内面に設けられており、遮光板71の上下両端に配されている。このストッパ34,35により、遮光板71の上下移動がストッパ34,35の上下間に規制される。
連結部75には、インクカートリッジ11aの図2中紙面に垂直な方向に沿って延びており、その両端部がインクタンク30の内壁面に設けられた略U字型のアーム支持部33にそれぞれ支持される取付軸77が形成されている。したがって、取付軸77がアーム支持部33に支持された状態では、センサアーム70は取付軸77を中心に揺動可能となる。このとき、インクタンク30内において、遮光板71は2つのストッパ34,35間に位置し、フロート73はインクタンク30の底部近傍に位置する。
また、センサアーム70においてフロート73が占める体積比は十分に大きいものとなっており、取付軸77からフロート73までの体積が、取付軸77から遮光板71までの体積よりも十分に大きいものとされている。より詳細には、これらの体積比が、フロート73がインクの液中に位置している場合には、重力及び浮力によってセンサアーム70に生じる図2における時計回りのモーメントが反時計回りのモーメントよりも大きくなり、フロート73の一部がインクの液中から露出した場合には、時計回りのモーメントと反時計回りのモーメントとが等しくなるように設定されている。
したがって、インクタンク30内にインクが十分貯留されている場合には、センサアーム70には、時計回りのモーメントが働き、遮光板71はストッパ35側に位置する。その後、インクタンク30内のインクの減少に伴って、インク液面が下がり、フロート73の一部がインクの液中から露出した後は、インクの減少に伴いさらにインクの液面が下がると、その液面に追従してフロート73が下方に移動する。フロート73が下方に移動すると、センサアーム70は取付軸77を中心に回動し、遮光板71は上方にあるストッパ34側に移動する。
続いて、ホルダ10について説明する。ホルダ10は、本体ケース2の底部2aに固定して設置されている。本体ケース2は、その底部2aの一端にホルダ10の後ろ側を覆う閉位置とホルダ10の後ろ側を開放する開位置とにわたって回動自在に取り付けられている本体カバー24を有している。本体カバー24は、ホルダ10のカートリッジ装着部28にインクカートリッジ11aを着脱する際に下端部を軸に回動して開く。本体カバー24の内側には、閉位置にあるときに本体カバー24の上側端部と接触するように配置されたカバー開閉検出センサ25が設けられている。このカバー開閉検出センサ25は、その先端部25aが本体カバー24に接触しているか否かを検出することにより、本体カバー24の開閉状況を検出するセンサである。
ホルダ10の4つのカートリッジ装着部28は、それぞれ後方に開放された凹形状に形成されている。また、図1に示すように、隣接するカートリッジ装着部28同士は隔壁で仕切られている。カートリッジ装着部28には、インクカートリッジ11aが図2中左方向から着脱自在に装着される。また、ホルダ10には、カメラ40(撮像手段)、光センサ18(インク残量検出手段)、インク供給孔19、空気供給孔20及び蓋部21が設けられている。
カメラ40は、ホルダ10の上壁部10aに軸41を中心に回動可能に設置されており、カートリッジ装着部28にインクカートリッジ11aが装着されている状態で、インクカートリッジ11aの上方に位置する。また、図1に示すように、4つのカメラ40が、4つのカートリッジ装着部28に対応してそれぞれ設けられている。カメラ40は、軸41を中心に回動させることにより、センサアーム70付近のインク液面やインクカートリッジ11a内のインク導出部31付近のインク液面を含む広範囲を撮像することが可能に構成されている。カメラ40は、撮像部42とレンズ駆動機構43と照明部44(照明手段)とを有している(図3参照)。撮像部42は、撮像対象となるインクカートリッジ11a内のインク液面を撮像する。レンズ駆動機構43は、ズーム機能であり、レンズの焦点距離を変更する。これにより、撮像部42は、インク液面を拡大して撮像可能となる。照明部44は、撮像部42による撮像の際に上方からインクカートリッジ11a内を照射する。このとき、カメラ40は、軸41を中心に回動させることにより、インク液面を鉛直下方に撮像するのではなく、鉛直方向から所定角度傾いてインク導出部31付近を撮像することにより、インク液面による光の反射を抑えて、撮像された画像中でインク液面を視認しやすくなる。
インク供給孔19は、ホルダ10の側壁部10bの下側に水平方向に延びている。インク供給孔19の一端は、インクカートリッジ11aがカートリッジ装着部28に装着された際に、インクカートリッジ11aのインク導出部31と連通する。インク供給孔19の他端は、チューブ12aを通じてインクジェットヘッド7内のインク流路に連通している。これによって、インクタンク30内からインク導出部31を介して、インクカートリッジ11aから導出されたインクは、インク供給孔19、チューブ12aを介して、インクジェットヘッド7内に供給されることになる。
大気供給孔20は、ホルダ10の側壁部10bの上側に水平方向に延びている。大気供給孔20の一端は、インクカートリッジ11aがカートリッジ装着部28に装着された際に、インクカートリッジ11aの大気供給部32と連通する大気供給部32から大気を供給する。
蓋部21は、ホルダ10の底壁部10cに、カートリッジ装着部28の開口を覆う閉位置とカートリッジ装着部28の開口を開放する開位置とにわたって回動自在に取り付けられている。また、蓋部21は、その一端部においてホルダ10の底壁部10cに枢支連結された蓋部本体21bと、この蓋部本体21bの他端部から蓋部本体21bと直交する方向に延びる延在部21aと、延在部21aの先端部に凸部21cと、蓋部本体21bの内面(インクカートリッジ11aを覆う面)に凸部21dとを有している。カートリッジ装着部28にインクカートリッジ11aを装着して、蓋部21を閉位置に回動すると、凸部21cがホルダ10の凹部10dと係合される。このとき、凸部21dがインクカートリッジ11aを装着方向に押圧することにより、ホルダ10の導入孔19及びインクカートリッジ11aのインク導出部31は隙間なく連結される。同様に、ホルダ10の大気供給孔20及びインクカートリッジ11aの大気供給部32も隙間なく連結される。このようにして、インクカートリッジ11aは、カートリッジ装着部28に固定される。
光センサ18は、ホルダ10の側壁部10bの後端部の略中央に、インクカートリッジ11aの両側面(図2の紙面手前側及び向こう側の面)を挟み込むように設けられており、インクカートリッジ11a内のインク残量を検出するものである。
ここで、センサアーム70を用いたホルダ10の光センサ18によるインク残量の検出作用について説明する。光センサ18は、インクカートリッジ11aの側面(図2の紙面方向)における一方側面に発光素子18a及び他方側面に受光素子18bを有している。これら発光素子18aと受光素子18bとの間に、インクカートリッジ11aが挿入されるように構成されている。発光素子18aは後述する制御部50と接続されており、制御部50からの制御信号に従って光を発光する。受光素子18bも制御部50と接続されており、光を受け取った信号を制御部50へと送信する。
インクタンク30内にインクが十分貯留されている場合には、それぞれ発光素子18aと受光素子18bとを結ぶ仮想直線上に遮光板71が位置している。すなわち、発光素子18aから発光された光は、遮光板71に遮光され、受光素子18bによって受光されない状態となっている。その後、インクタンク30内のインクの減少に伴って、インク液面が下がり、フロート73の一部がインクの液中から露出した後は、インクの減少に伴いさらにインクの液面が下がると、その液面に追従してフロート73が下方に移動する。フロート73が下方に移動すると、センサアーム70は取付軸77を中心に回動し、遮光板71は上方にあるストッパ34側に移動する。すると、発光素子18aと受光素子18bとを結ぶ仮想直線上に遮光板71が位置しない状態となり、発光素子18aが発光した光が受光素子18bによって受光される。この受光素子18bによる光の受光状態に応じてインクの残量を検出する。したがって、発光素子18aが発光した光を受光素子18bが受光していない場合、インクは十分貯留されており、発光素子18aが発光した光を受光素子18bが受光した場合、インクが残り少なくなっていることを検出することができる。
次に、インクジェットプリンタ1の電気的構成について、図3を参照しつつ説明する。図3は、インクジェットプリンタの電気的構成を示すブロック図である。図3に示すように、インクジェットプリンタ1は、全体の動作を制御する制御部50を有している。制御部50には、中央処理装置であるCPU(Central Processing Unit)、インクジェットプリンタ1の全体動作を制御するための各種プログラムやデータ等が格納されたROM(Read Only Memory)、CPUで処理されるデータ等を一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)、入出力インターフェース等が含まれている。
制御部50は、記録制御部51、カメラ制御部52、表示制御部53、インク残量検出部54及びカバー開閉検出部55を有している。
記録制御部51は、PC等の入力装置200から印字データ等の情報が入力されたときに、搬送機構80を制御して記録用紙Pを用紙搬送方向に搬送させながら、キャリッジ5とともにインクジェットヘッド7を移動させて、インクジェットヘッド7の複数のノズルから記録用紙Pに対してインクの液滴を吐出させることにより、記録用紙Pに印字データに対応した文字や画像等を記録する。また、記録制御部51は、PC等の入力装置200からパージを行う指令が入力されたときに、パージ機構15によりインクジェットヘッド7のノズルからインクを吸引してパージを行う。
カメラ制御部52は、ユーザにより後述する操作パネル90の操作部91が操作されて、カメラ40によるインクカートリッジ11a〜11d内のインク液面の撮像を行う制御信号が入力されたときに、カメラ40の撮像部42に撮像を行わせる。このとき、カメラ制御部52から撮像部42に撮像を行うように制御信号が入力され、それに同期して照明部44に撮像対象であるインクカートリッジ11a〜11d内に向けて光を照射させる。
表示制御部53は、カメラ40の撮像部42によって撮像されたインク液面の画像を後述する表示部92に表示するように制御する。
インク残量検出部54は、光センサ18から出力された信号からインクタンク30内にインクが十分あるか、残量が少なくなっているかを検出する。
カバー開閉検出部55は、カバー開閉検出センサ25によって本体ケース2の本体カバー24の開閉状況を検出する。
次に、操作部91及び表示部92を備えた操作パネル90の具体的構成について、図4を参照しつつ説明する。図4は、操作パネルの平面図である。図4に示すように、操作パネル90は、本体ケース2に設けられており、表示部92(画像表示手段)及び操作部91等を有している。表示部92は、液晶パネルなどから構成されており、印刷に関する情報(例えば、エラーメッセージ、用紙サイズ設定項目など)を表紙する。さらに、カメラ40によって撮像されたインクカートリッジ11a〜11d内のインク液面の画像を表示するものである。操作部91は、各種ボタン等から構成されており、ユーザにより操作されることにより、各種指令を入力する。
ここで、撮像に関する一連の動作を説明する。まず、カメラ40によるインクカートリッジ11a〜11d内のインク液面の撮像を行うために、ユーザが操作パネル90の操作部91を操作する。すると、カメラ制御部52が、照明部44にインクカートリッジ11a〜11d内に向けて光を照射させ、撮像部42に撮像を行わせる。そして、表示制御部53が、撮像部42によって撮像されたインク液面の画像を表示部92に表示させる。このとき、表示部92に表示されたインク液面の画像が視認しにくい場合において、ユーザは操作部91を操作することにより、カメラ40を回動させて、表示部92に表示されたインク液面の画像を視認しやすい状態に調整する。ここで、インク残量検出部54が、光センサ18によりインク残量が所定残量よりも少なくなったことを検出すると、カメラ制御部52は、レンズ駆動部43により焦点距離を変更し、撮像部42にインク導出部31付近を拡大して撮像を行わせる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ1によると、ホルダ10にインクカートリッジ11a〜11dが装着された状態のまま、カメラ40により撮像したインク液面の画像を表示部92に表示させることにより、インクカートリッジ11a〜11dをホルダ10から取り外すことなくインク残量を容易に確認することができる。つまり、残量確認のために、インクカートリッジ11a〜11dを取り外す必要がなく、それによるエアの混入という問題が生じない。また、インクカートリッジ11a〜11dの配置場所にかかわらず、その内部のインク残量を確認できるため、インクカートリッジ11a〜11dの配置自由度が高くなる。
また、カメラ40は、ホルダ10に設けられており、インク導出部31を含むインク液面を撮像している。これにより、インクが最後まで残ることになるインク導出部31付近におけるインク液面が撮像されることから、インク残量が少なくなってきたときでも、印字を行える程度にインクが残っているかを確実に確認することができる。さらに、光センサ18によりインク残量が少なくなっていることを検出されたときに、カメラ40は、レンズ駆動機構43を駆動させて、インク導出部31近傍を拡大して撮像することから、印字を行える程度にインクが残っているか否かをさらに容易に確認することができる。すなわち、インク残量が少なくなると、インクタンク30の底面が透過して見えやすくなるが、このときにズームアップして撮像することで、インクタンク30の底面がどの程度まで透過しているかを明確に視認でき、よって、インクがどの程度まで少なくなったのかを視覚的に容易に認識することができる。
また、ホルダ10がケース本体2に固定されており、インクカートリッジ11a〜11dがキャリッジ5に搭載されていないため、インクカートリッジ11a〜11dのインク残量を外部から目視で確認することは難しい。しかしながら、カメラ40によりインク液面を撮像することで、ユーザはインク残量を容易に確認できるようになる。さらに、インクジェットプリンタ1は、操作パネル90に表示部92を有していることにより、PCなどの外部機器にカメラ40による撮像された画像を表示せずに表示部92に表示することができる。これにより、インクジェットプリンタ1を操作しつつ、その場で容易にインク残量を確認することができる。また、ユーザにより操作部91を操作してカメラ40による撮像を行う制御信号が入力されたときに、このカメラ40の撮像に同期してインク液面を照射する照明部44を有している。この照射部44よりインク液面が照射されることによって、カメラ40により撮像されたインク液面をユーザが視認しやすくなり、インク残量をさらに容易に確認することができる。
また、カメラ40は、センサアーム70自体を撮像することができるので、センサアーム70に不具合が生じて、インク残量が少なくなってもセンサアーム70が回動せず、制御部50がインク残量が少なくなったことを認識できない場合であっても、インク残量が少なくなったこと及びセンサアーム70に不具合が生じていることを視覚的に認識することができる。よって、インクがない状態で印字指令が実行される不備を事前に回避しやすくなっている。
また、カメラ40は、センサアーム70自体を撮像することができるので、センサアーム70に不具合が生じて、インク残量が少なくなってもセンサアーム70が回動せず、制御部50がインク残量が少なくなったことを認識できない場合であっても、インク残量が少なくなったこと及びセンサアーム70に不具合が生じていることを視覚的に認識することができる。よって、インクがない状態で印字指令が実行される不備を事前に回避しやすくなっている。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照しつつ説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係るインクジェットプリンタの概略平面図である。本実施形態では、ホルダ10及びカメラ40の構成が異なるだけで、それ以外は第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と同様なものは同符号で示し、説明を省略する。
次に、本発明の第2実施形態について、図5を参照しつつ説明する。図5は、本発明の第2実施形態に係るインクジェットプリンタの概略平面図である。本実施形態では、ホルダ10及びカメラ40の構成が異なるだけで、それ以外は第1実施形態と同様である。したがって、第1実施形態と同様なものは同符号で示し、説明を省略する。
図5に示すように、ホルダ110は、第1実施形態に係るホルダ10と異なり、隣接するカートリッジ装着部28同士を隔てる隔壁を有していない。カメラ140は、ホルダ110に取り付けられており、4つのカートリッジ装着部28の主走査方向に関する略中央に1つ設けられている。このカメラ140としては、視野角の広い広角レンズが用いられ、ホルダ10内に収納されたインクカートリッジ11a〜11d内の全てのインク液面を撮像する。これにより、4つのインクカートリッジ11a〜11dのインク液面を一度に撮像できるため、これらのインク残量を同時に確認することができる。また、インクカートリッジ11a〜11dに対してそれぞれカメラを設ける場合に比べて、設置台数が少なくて済むため、低コストとなる。なお、ホルダ110は、隣接するカートリッジ装着部28同士を隔てる隔壁を有していてもよい。その場合、カメラ140によりインクカートリッジ11a〜11d内の全てのインク液面を撮像することができるように、透明部材により構成されていればよい。
以上、本発明の好適な実施の形態について説明したが、本発明は上述の実施形態に限られるものではなく、特許請求の範囲に記載した限りにおいて様々な変更が可能なものである。例えば、上述した実施形態では、カメラ40がホルダ10に設けてられているが、ホルダ10ではなく、インクカートリッジ11a〜11d内のインク液面を撮像できる位置であれば、いかなる位置に設けられてもよい。一例として、図6に示すように、ホルダ10がキャリッジ5の後方下側に配置されている場合に、キャリッジ5の後端部に後方に延在したカメラホルダ115が設けられ、このカメラホルダ115に1つのカメラ40が設置されてもよい。ホルダ10の上方には開口10eが形成されている。このとき、カメラホルダ115とカメラ40がキャリッジ5と一体的に移動することで、4つのインクカートリッジ11a〜11d内のインク液面を開口10eを介して選択的に撮像することができる。また、キャリッジ5の移動可能範囲内にあるインクジェットプリンタ1の他の構成をカメラ40で撮像することもできる。例えば、インク吸収部材14を撮像することにより、インクの吸収具合を確認することもできる。
また、上述した実施形態においては、カメラ40に照明部44が設けられていたが、カメラ40による撮像範囲が外部光などにより明るく視認しやすい場合、照明部44は設けなくてもよい。また、カメラ40とは別の位置に照明部は設けられてもよい。例えば、図7に示すように、インクカートリッジ11a〜11dの各ケース60の前壁の外面に、インクタンク30内を照射するように照明部102が設けられてもよい。また、ホルダ10の側壁部10bの後端部に電力供給部101が設けられている。インクカートリッジ11a〜11dが各カートリッジ装着部28に装着された際に、照明部102と電力供給部101とが電気的に接続される。そして、照明部102は電力供給部101から電力を供給されて、制御部50からの制御信号に従って照射する。例えば、ユーザが操作部91を操作することにより、カメラ40によってインク液面を撮像するときに、制御部50から制御信号を受けて照射する。なお、照射部102は、本体カバー24を開いたとカバー開閉検出センサ25が検出した際に照射してもよい。この場合、蓋部21に透明部材で形成されたのぞき窓などを設けることにより、奥(装着方向における前方)から照明部102により光を照射することで、インクカートリッジ11a〜11dをホルダ10から取り外すことなく、手前(装着方向における後方)の蓋部21ののぞき窓から直接インクカートリッジ11a〜11d内のインク残量を確認することができる。
さらに、上述した実施形態において、ケース60の底面は、透光性を有さずに、貯留されているインクの色に対して反対色となるコントラストの強い色で形成されていてもよい。例えば、ブラックインクに対しては白色の底面、イエローインクに対しては黒色の底面、マゼンタインクに対しては黄色の底面、シアンインクに対しては黄色の底面とする。これにより、カメラ40でインクカートリッジ11a〜11d内のインク液面を撮像したときに、インク液面を認識しやすくなる。また、ケース60は撥水性材料で形成されているか、もしくはケース60内に撥水処理が施されていてもよい。これにより、インクがケース60の内壁にしみこんだりすることがなく、カメラ40でインクカートリッジ11a内のインク液面を撮像したときに、インク液面を確認しやすくなる。
また、上述した実施形態において、ホルダ10はケース本体2に固定して設置されていたが、ホルダ10はケース本体2に設置されずに、キャリッジ5上などいかなる位置に設置されてもよい。
加えて、上述した実施形態においては、カメラ40によって撮像した画像を表示部92に表示していたが、PCなどの外部機器のディスプレイに表示してもよい。
さらに、上述した実施形態においては、ユーザが操作部91を操作することにより、カメラ40による撮像を行っていたが、操作部91からの操作に限らず、PCなどの外部機器からの操作、もしくは所定時間おきなどにカメラ40による撮像を行ってもよい。
また、上述した実施形態において、カメラ40は、撮像したインク液面を静止画として撮像していたが、静止画に限らず、CCDカメラやCMOSカメラなどによってインク液面を映像として撮像してもよい。このとき、ユーザはこの映像を表示部92などに表示することにより、インク残量をリアルタイムで確認することができる。
加えて、上述した実施形態において、光センサ18によりインク残量が少なくなっていることを検出されたときに、カメラ40はズーム機能により拡大してインク液面を撮像していたが、光センサ18による検出時に限らず、ユーザが操作部91を操作することにより、カメラ40はズーム機能により拡大してインク液面を撮像してもよい。
さらに、上述した実施形態においては、インクカートリッジ11a〜11dはカートリッジ装着部28に水平方向から装着されていたが、インクカートリッジ11a〜11dがカートリッジ装着部28に上方から装着されるときにおいても、ホルダ10の側壁部10bにカメラ40を設置するなどインク液面を撮像できる場合には本発明を適用することができる。
1 インクジェットプリンタ
2 ケース本体
10 ホルダ
18 光センサ
11a、11b、11c、11d インクカートリッジ
28 カートリッジ装着部
31 インク導出部
40、140 カメラ
44 照明部
92 表示部
2 ケース本体
10 ホルダ
18 光センサ
11a、11b、11c、11d インクカートリッジ
28 カートリッジ装着部
31 インク導出部
40、140 カメラ
44 照明部
92 表示部
Claims (9)
- インクを貯留するインクカートリッジが着脱自在に装着されるホルダと、
前記ホルダに装着された前記インクカートリッジ内のインク液面を撮像する撮像手段と、
を備えていることを特徴とするインクジェットプリンタ。 - 前記撮像手段は、前記ホルダに設けられていることを特徴とする請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記撮像手段は、前記インクカートリッジのインク導出部を少なくとも撮像可能に構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記ホルダは、前記インクカートリッジが水平方向に沿って装着されるように構成され、
前記インク導出部は、前記インクカートリッジの、装着方向に関する先端部の下側部分に設けられており、
前記撮像手段は、前記ホルダに装着された状態の前記インクカートリッジよりも上方の位置に配置され、さらに、鉛直下方に対して前記装着方向先端側に所定角度傾いた方向に向いていることを特徴とする請求項3に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記ホルダに装着された前記インクカートリッジのインク残量を検出するインク残量検出手段を備え、
前記撮像手段は、レンズの焦点距離を変更可能なズーム機能を有するものであり、
前記インク残量検出手段により、前記インク残量が所定の残量よりも少なくなったことが検知されたときに、前記撮像手段は、前記インク導出部付近を拡大して撮像することを特徴とする請求項3又は4に記載のインクジェットプリンタ。 - 前記ホルダが、プリンタのフレームに移動不能に固定されるものであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記撮像手段により撮像された前記インク液面の画像を表示する画像表示手段を有することを特徴とする請求項1〜6の何れか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記ホルダに装着された前記インクカートリッジの内部を照らす照明手段を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載のインクジェットプリンタ。
- 前記ホルダは、所定方向に一列に並び、且つ、複数の前記インクカートリッジがそれぞれ装着される複数のカートリッジ装着部を有し、
前記撮像手段は、前記複数のカートリッジ装着部の前記所定方向に関して略中央位置に1つ設けられて、前記複数のカートリッジ装着部にそれぞれ装着された前記複数のインクカートリッジのインク液面を、一度に撮像することが可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項に記載のインクジェットプリンタ。
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