JP2008206559A - 内視鏡の先端部 - Google Patents

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Abstract

【課題】先端フードの側壁部に形成された透孔を液体が十分に通過する大きさに形成しても、弾力性のある材料で形成された先端フードが粘膜面に押し付けられた時に大きく変形しない内視鏡の先端部を提供すること。
【解決手段】弾力性のある材料により略円筒状に形成されて側壁部に透孔11が形成された先端フード10が、先端面2aに観察窓3等が配置された先端部本体2の先端面2aから前方に突出する状態に、先端部本体2の外周部に着脱自在に取り付けられた内視鏡の先端部において、透孔11を、先端フード10が先端部本体2に取り付けられた状態において先端部本体2の先端面2aの前後にまたがる位置に形成した。
【選択図】 図1

Description

この発明は内視鏡の先端部に関する。
前方視型内視鏡の先端部には、観察窓と観察対象粘膜との間に一定の距離を保つための先端フードが取り付けられたものがある。そのような先端フードは、体内粘膜を傷めないような弾力性のある材料で略円筒状に形成されて、先端部本体の先端面から前方に突出する状態に先端部本体の外周部に着脱自在に取り付けられている。
ただし、先端フード内に水その他の液体が溜まると内視鏡観察の妨げになる。また先端フードを粘膜に押し付けて吸引操作をすると、先端フードが粘膜面に強く吸い付けられた状態になって観察に支障が生じる場合がある。そこで、そのような不具合が発生しないように、先端フードの側壁部に透孔が形成されている(例えば、特許文献1、2)。
実公昭59−15613、第2図 特開2002−263055
図6は、従来の内視鏡の先端部において、先端部本体91から先端フード92が取り外された状態を示しており、先端部本体91の先端面91aに観察窓93や照明窓94等が配置され、弾力性のある材料により略円筒状に形成されて側壁部に透孔95が形成された先端フード92が、先端部本体91に対して着脱自在に設けられている。
図7は、先端フード92が先端部本体91の外周部に取り付けられた状態を示しており、先端フード92の先端が先端部本体91の先端面91aから前方に突出する状態になる。それにより、観察窓93と観察対象粘膜との間に一定の距離を保つことができると共に、空気や水等の流体が透孔95を通過することで前述のような不具合発生が防止される。
しかし、透孔95全体が先端部本体91の先端面91aより前方に位置する状態に形成されているため、透孔95を液体が十分に通過できる程度に大きく形成すると、先端フード92の腰が弱くなって、先端フード92が粘膜に押し付けられた時に大きく変形し、使い勝手が非常に悪くなってしまう。かと言って、透孔95を小さく形成すると液体が十分に通過できなくなって、先端フード92内への液体の滞留等の問題が発生する。
本発明は、先端フードの側壁部に形成された透孔を液体が十分に通過する大きさに形成しても、弾力性のある材料で形成された先端フードが粘膜面に押し付けられた時に大きく変形しない内視鏡の先端部を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するため、本発明の内視鏡の先端部は、弾力性のある材料により略円筒状に形成されて側壁部に透孔が形成された先端フードが、先端面に観察窓等が配置された先端部本体の先端面から前方に突出する状態に、先端部本体の外周部に着脱自在に取り付けられた内視鏡の先端部において、透孔を、先端フードが先端部本体に取り付けられた状態において先端部本体の先端面の前後にまたがる位置に形成したものである。
なお、先端フードが先端部本体に取り付けられた状態において、透孔の略半分の面積が先端部本体の先端面より後方に位置していてもよく、透孔の半分以上の面積が先端部本体の先端面より後方に位置していてもよい。
本発明によれば、先端フードの側壁部の透孔を、先端フードが先端部本体に取り付けられた状態において先端部本体の先端面の前後にまたがる位置に形成したことにより、透孔を液体が十分に通過する大きさに形成しても、弾力性のある材料で形成された先端フードが粘膜面に押し付けられた時に大きく変形しない。
弾力性のある材料により略円筒状に形成されて側壁部に透孔が形成された先端フードが、先端面に観察窓等が配置された先端部本体の先端面から前方に突出する状態に、先端部本体の外周部に着脱自在に取り付けられた内視鏡の先端部において、透孔を、先端フードが先端部本体に取り付けられた状態において先端部本体の先端面の前後にまたがる位置に形成する。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
図2は内視鏡の挿入部1の先端から先端フード10が取り外された状態を示しており、挿入部1の最先端部に連結された先端部本体2の先端面2aに、観察窓3、照明窓4及び吸引口(兼処置具突出口)5等が前方に向けて並んで配置されている。先端部本体2の外周の後端寄りの部分2bは、先端フード10が係合した時に抜け止め作用をするようにやや細径に形成されている。
先端フード10は、体内粘膜を傷める恐れのない弾力性に富んだゴム材等により略円筒状に形成されていて、その側壁部に複数の(例えば3〜4個の)透孔11が形成されている。ただし、透孔11が一個であっても差し支えない。なお、本実施例の透孔11は円形に形成されているが、矩形その他の形状であってもよい。
先端フード10は弾性変形させることにより、図3及び図1に示されるように、先端縁10aが先端部本体2の先端面2aから前方に突出した状態に先端部本体2の外周部に取り付けることができ、それによって、先端フード10の先端縁10aと観察窓3との間の距離が所定の間隔に保たれる。また、先端フード10を弾性変形させて先端部本体2から取り外すことができる。なお、図1には、一つの図面で理解できるように異なる位置の断面等を図示してある。
図1に明瞭に示されるように、透孔11は、先端フード10が先端部本体2に取り付けられた状態の時に先端部本体2の先端面2aの前後にまたがる状態に先端フード10の側壁部に形成され、この実施例では、透孔11の略半分の面積が先端部本体2の先端面2aより後方(図において右方)に位置している。
その結果、弾力性のある材料で形成された先端フード10の先端縁10aが粘膜面に押し付けられた時に大きく変形せず、しかも、透孔11を、十分な量の液体が通過する大きさに形成することができる。
このことは、参考図である図4及び図5と対比すると明瞭に理解することができ、図4に示されるように、先端部本体2の先端面2aより後方において透孔11を完全に塞ぐと、流体が通過する断面積が小さくなって水その他の液体の流れが阻害され、図5に示されるように、図1に示される透孔11と同じ大きさの透孔11を先端部本体2の先端面2aより前方に形成すると、先端フード10の腰が弱くなって、先端フード10の先端縁10aが粘膜に押し付けられた時に先端フード10が大きく変形してしまう。
それに対して本発明では、図1に示されるように、先端フード10が先端部本体2に取り付けられた状態の時に透孔11が先端部本体2の先端面2aの前後にまたがる状態に形成されていることにより、透孔11を、十分な量の液体が通過する大きさに形成しても、先端フード10の先端縁10aが粘膜面に押し付けられた時に先端フード10が大きく変形しない。
なお、本発明の先端フード10を透明に形成し、先端フード10を透過して内視鏡観察像を得ることができるようにすることにより、内視鏡を用いた結紮術や粘膜剥離術その他の処置を行う際の操作をやり易くすることができる。
また、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、例えば、先端フード10が先端部本体2に取り付けられた状態において、透孔11の半分以上の面積が先端部本体2の先端面2aより後方に位置するように構成すれば、先端フード10の形状安定性を確保することができる。
本発明の実施例の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体に取り付けられた状態の側面断面図である。 本発明の実施例の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体から取り外された状態の斜視図である。 本発明の実施例の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体に取り付けられた状態の斜視図である。 本発明の第1の参考例の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体に取り付けられた状態の側面断面図である。 本発明の第2の参考例の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体に取り付けられた状態の側面断面図である。 従来の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体から取り外された状態の斜視図である。 従来の内視鏡の先端部の先端フードが先端部本体に取り付けられた状態の斜視図である。
符号の説明
1 挿入部
2 先端部本体
2a 先端面
3 観察窓
10 先端フード
10a 先端縁
11 透孔

Claims (3)

  1. 弾力性のある材料により略円筒状に形成されて側壁部に透孔が形成された先端フードが、先端面に観察窓等が配置された先端部本体の上記先端面から前方に突出する状態に、上記先端部本体の外周部に着脱自在に取り付けられた内視鏡の先端部において、
    上記透孔を、上記先端フードが上記先端部本体に取り付けられた状態において上記先端部本体の先端面の前後にまたがる位置に形成したことを特徴とする内視鏡の先端部。
  2. 上記先端フードが上記先端部本体に取り付けられた状態において、上記透孔の略半分の面積が上記先端部本体の先端面より後方に位置している請求項1記載の内視鏡の先端部。
  3. 上記先端フードが上記先端部本体に取り付けられた状態において、上記透孔の半分以上の面積が上記先端部本体の先端面より後方に位置している請求項1記載の内視鏡の先端部。
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