JP2008309059A - タービンケーシングの冷却構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構造で、冷却効率を高めることができ、かつ圧損と熱応力を低く抑えることができるタービンケーシングの冷却構造を提供する。
【解決手段】、ガスタービンのタービン部を囲むタービンケーシング2の外側に間隔を隔てて設けられたコアカウル4を有するタービンケーシングの冷却構造。タービンケーシング2の周囲を所定の隙間を隔てて覆い、かつ上流側及び下流側に開口4a,4bを有するバッフル4と、上流側開口4a近傍から下流側開口4b近傍まで螺旋状に延びる複数の螺旋フィン6とを備える。
【選択図】図2

Description

本発明は、ガスタービンのタービン部を囲むタービンケーシングを冷却し、圧損と熱応力を低く抑えるためのタービンケーシングの冷却構造に関する。
ジェットエンジン等のガスタービンには、タービン部を囲むタービンケーシングと、その外側に設けられた補器類を囲むコアカウルとが設けられる場合がある。タービンケーシングは、ガスタービンの運転中に内部を流れる高温ガスにより加熱されて熱膨張し、内部で回転するタービン動翼の先端部の隙間(チップクリアランス)が増大する。そのため、ガスタービンのタービンケーシングは、発生する熱応力を低減し、或いはチップクリアランスを適正範囲に維持するために冷却する必要がある。
タービンケーシングの冷却手段として、特許文献1〜5が既に提案されている。また、本発明に関連する先行技術として、特許文献6が既に開示されている。
特許文献1の「ジェットエンジンのタービン部冷却構造」は、フランジ部の過冷却を防止し、タービンフレームの熱応力の増大を防止することを目的とする。
そのため、この発明に係るジェットエンジンのタービン部の冷却構造は、図5に示すように、タービンケーシング42とタービンフレーム43とを径方向外側に突出するフランジ部44,45で接続し、タービンケーシング42の径方向外側に、タービンケーシング42との間に冷却空気Aを導く隙間47を形成するバッフル41を設けると共に、上記隙間47の出口部に、これを所定の開口部48を残して閉塞する遮風部46を設け、上記バッフル41の遮風部46上流側に、上記隙間47内の冷却空気Aを抽出させる抽気穴49を設けたものである。
特許文献2の「ベイ冷却タービンケーシング」は、タービンケーシングの冷却効率の改善を目的とする。
そのため、この発明において、図6に示すように、タービンケーシング51は1列のノズル静翼を支持しており、その間を高温燃焼ガスが流れる。バッフル50はケーシングを取り囲んで冷却ダクトを画成する。ナセル52はタービンケーシングを取り囲んでおり、ベイ空気を受入れる入口とベイ空気を排出する出口55とをもつベイ53を画成する。冷却ダクトは、タービンケーシングに沿って流れてケーシングを選択的に冷却するためのベイ空気を受入れる入口54を有しているものである。
特許文献3の「ロータ組立体の先端間隙を維持するための方法および装置」は、コスト効果があり信頼性が高い方法でロータ組立体の有効寿命を延ばすことを目的とする。
そのため、この発明において、図7に示すように、ガスタービンエンジンは、少なくとも1つのロータ組立体と、ロータ組立体の周りで周方向に延びるエンジンケーシング66とを含み、先端間隙がロータ組立体とエンジンケーシングの間に形成される。間隙制御装置は、エンジンの周りで周方向に延びるように連結された複数のパネル62を含む。間隙制御装置の各パネルは、パネルと一体に形成された周方向供給ダクト60を含むものである。
特許文献4の「エンジンケース用冷却装置及びガスタービンエンジン」は、冷却空気の流量が少なくても、エンジンケース5の被冷却部5a全体を万遍なく十分に冷却することを目的とする。
そのため、この発明は、図8に示すように、各冷却パイプ71における複数のノズル73からエンジンケース75の被冷却部75aに吹付けられた冷却媒体がケース軸方向の一方側へ流れにくくする規制板77をそれぞれ設け、上記冷却媒体が被冷却部75aの外周面に沿ってケース軸方向の他方側へ流れ易くする整流板79をそれぞれ設けてなるものである。
特許文献5の「ジェットエンジン」は、ジェットエンジン1のエンジン重量の増加を抑制しつつ、低圧タービンケース全体を満遍なく容易に冷却することを目的とする。
そのため、この発明は、図9に示すように、バッフル81がタービンケース82の外周部を囲むように設けられ、バッフル81の内周面とタービンケース82の外周面との間に環状の冷却通路83が形成され、バッフル81の外周面に複数の連通孔84が全周領域に適宜間隔をもって形成され、バッフル81の後部に排出口85を有し、冷却チャンバー86の内部が複数の連通孔84を介して冷却通路83に連通し、連絡パイプ87の一端部がバイパス流路89に連通し、連絡パイプ87の他端部が冷却チャンバー86の内部に連通したものである。
特許文献6の「蒸気タービンの内部ケーシング」は、高温高圧の蒸気タービンで、かつ内外ケーシングを備えた二重ケーシングの蒸気タービンであって、しかも起動停止を頻繁に行う蒸気タービンにおいて、熱応力、熱変形の小さな蒸気タービン内部ケーシングを目的とする。
そのため、この発明は、図10Aに示すように、内部ケーシング93が、蒸気通路の各段落ごとに内部ケーシング93の内側から外側に貫通する抽気流路90を設け、主流蒸気の一部を抽気してここに流し、外側を加熱して各部分の内外壁面の温度差を小さくするものである。
特開平11−62620号公報、「ジェットエンジンのタービン部冷却構造」 特開2000−257448号公報、「ベイ冷却タービンケーシング」 特開2002−309907号公報、「ロータ組立体の先端間隙を維持するための方法および装置」 特開2003−172152号公報、「エンジンケース用冷却装置及びガスタービンエンジン」 特開2004−339980号公報、「ジェットエンジン」 特開昭63−124807号公報、「蒸気タービンの内部ケーシング」
特許文献2の実施例では、ケーシングの外周上に半径方向外方に延在していて、ケーシングの対流冷却を増進する複数の軸方向に離隔したタービュレータ56をさらに備え、導入された空気の流れを乱すことによってケーシングの冷却効率を上げている。
しかし、かかるタービュレータ56は冷却ダクト57を通過するベイ空気の流れを局所的に加速・妨害するため、強制対流冷却を増進する効果があるが、その反面、冷却ダクト57を通過する際の圧損が大きい問題点があった。
また、タービュレータ56は、その内側の支持フックと整合して設けられ、タービュレータ56と支持フックは周方向に全円リングとして延在するので、この部分の剛性が他の部分より高く、熱膨張の際に局所的に大きな熱応力が発生する問題点があった。
特許文献6の実施例では、図10Bに示すように、タービンケーシングに相当する内部ケーシング93には主流蒸気を抽気するための抽気流路90と、抽気蒸気をケーシング周方向に流すための周方向溝94が設けられ、バッフル91に抽気蒸気を周方向に流すための旋回案内板95が設けられている。
この旋回案内板95により、抽気蒸気を周方向に旋回させて流すことにより、内部ケーシングの内外壁面の温度差を小さくし、熱応力を下げることはできるが、内部ケーシング93自体は、抽気蒸気で加熱されるため、内部ケーシング93を冷却することはできない。
さらに、特許文献1の例では、遮風部46の存在により、隙間47を流れる冷却空気の圧損が大きく、特許文献3の例ではパネル62と周方向供給ダクト60の構造が複雑であり、特許文献4の例では、規制板77と整流板79の存在により圧損が大きくかつ構造が複雑であり、特許文献5の例では、タービンケース82の外面が滑らかであるため冷却効果が低い問題点があった。
本発明は、かかる問題点を解決するために創案されたものである。すなわち、本発明の目的は、簡単な構造で、冷却効率を高めることができ、かつ圧損と熱応力を低く抑えることができるタービンケーシングの冷却構造を提供することにある。
本発明によれば、ガスタービンのタービン部を囲むタービンケーシングと、その外側に間隔を隔てて設けられたコアカウルとを有するタービンケーシングの冷却構造であって、
前記タービンケーシングの周囲を所定の隙間を隔てて覆い、かつ上流側及び下流側に開口を有するバッフルと、
前記上流側開口近傍から下流側開口近傍まで螺旋状に延びる複数の螺旋フィンと、を備えたことを特徴とするタービンケーシングの冷却構造が提供される。
本発明の好ましい実施形態によれば、前記複数の螺旋フィンは、タービンケーシングの外面又はバッフルの内面に一体的に固着されており、その反対側に冷却空気が軸方向に流れる隙間を有する。
また、前記複数の螺旋フィンの軸方向ピッチは、タービンケーシングの熱応力の高い部分で小さく、熱応力の低い部分で大きく設定されている、ことが好ましい。
上記本発明の冷却構造は、それぞれ簡単な構造のバッフル及び螺旋フィンで構成されるため、構造全体も簡単となる。
また、バッフルがタービンケーシングの周囲を所定の隙間を隔てて覆うので、コアカウル内の冷却空気をバッフルの上流側開口から下流側開口まで前記隙間を通して効率よく流すことができ、かつ冷却空気の圧損を低く抑えるように所定の隙間を設定することができる。
さらに、複数の螺旋フィンが上流側開口近傍から下流側開口近傍まで螺旋状に延びるので、螺旋フィンにより伝熱面積を増大させることができ、かつ流路が螺旋状になるため、螺旋フィンで案内される冷却空気の流速を高め、流れを乱流にしてフィン表面及びタービンケーシングの外面における熱伝達率を高めることができる。
また、螺旋フィンは上流側開口から下流側開口まで螺旋状に延びるが、周方向にタービンケーシングを拘束していないので、タービンケーシングは周方向に自由に熱膨張・熱収縮でき、発生する熱応力を低く抑えることができる。
また、本発明の好ましい実施形態によれば、前記複数の螺旋フィンは、タービンケーシングの外面又はバッフルの内面に一体的に固着されているので、固着されたタービンケーシング又はバッフルの熱を螺旋フィンを介して放熱し効果的に冷却することができる。
さらに、前記複数の螺旋フィンは、固着部の反対側に冷却空気が軸方向に流れる隙間を有するので、螺旋フィンを乗り越える軸方向の冷却空気により螺旋状に流れる冷却空気の流れを乱すことができ、冷却効率をさらに増大させることができる。
また、前記複数の螺旋フィンの軸方向ピッチは、タービンケーシングの熱応力の高い部分で小さく、熱応力の低い部分で大きく設定されているので、熱応力の高い部分で流速を高め、流れを乱流にして熱伝達率を高めることができ、逆に熱応力の低い部分で流速を低めて、圧損を下げることができる。
以下、本発明の好ましい実施形態を図面を参照して説明する。なお各図において、共通する部分には同一の符号を付し、重複した説明は省略する。
図1は、本発明のタービンケーシングの冷却構造を備えたジェットエンジンの全体構成図である。本発明のタービンケーシングの冷却構造は、ガスタービンのタービン部を囲むタービンケーシング2と、その外側に間隔を隔てて設けられたコアカウル3とを有する
この図において、コアエンジン1は、コンプレッサ1a、燃焼器1b、及びガスタービン1cからなり、コンプレッサ1aで外部から導入した空気を圧縮し、燃焼器1bで圧縮した空気中で燃料を燃焼させて高温ガスを発生させ、ガスタービン1cで高温ガスを膨張させて動力を回収し、この動力でコンプレッサ1aを回転駆動するようになっている。なお、ガスタービン1cを出た排気ガスはエンジン後方に向けて噴射しジェットエンジンの推進力を発生する。
なお、本発明は上述したジェットエンジンの構成に限定されず、その他の構成のジェットエンジン、あるいはジェットエンジン以外のガスタービンであってもよい。
タービンケーシング2は、ガスタービン1cのタービン部を囲んでいる。
コアカウル3は、タービンケーシング2の外側に間隔を隔てて設けられ、タービンケーシング2の外側に設けられた補器類を囲んでいる。なお、コアカウル3の外面形状は、その外側を流れる空気流の流路を形成するように設定されている。
さらに、コアカウル3は、その上流側及び下流側に開口3a,3bを有し、内部の補器類を冷却するために、上流側開口3aから冷却空気を導入し、下流側開口3bから冷却空気を排気し、内部に所望の空気流を形成するようになっている。
なお、コアカウル3は、この構成に限定されず、タービンケーシング2の外側に間隔を隔てて設けられ、内部に所望の空気流を形成する限りで他の構成であってもよい。
図2は、本発明のタービンケーシングの冷却構造を示す部分断面図である。
この図において、本発明のタービンケーシングの冷却構造は、バッフル4、遮風板5、及び複数の螺旋フィン6を備える。
バッフル4は、タービンケーシング2の周囲を所定の隙間を隔てて覆っている。所定の隙間は、この隙間を通過する際の圧損が十分に低く、コアカウル3の内部を流れる空気流が内部の補器類を冷却するために十分な空気流を形成できるように設定する。
従って、この条件を満たすかぎりで、隙間を狭く設定して空気流の流速を高め、レイノズル数を大きくして流れを乱流化し、熱伝達率を高めることが好ましい。
バッフル4は、その上流側及び下流側に開口4a,4bを有する。
上流側開口4aは、タービンケーシング2の冷却を必要とする最上流側よりも上流側に位置し、下流側開口4bは、タービンケーシング2の冷却を必要とする最下流側よりも下流側に位置する。また、この例では、下流側開口4bは、遮風板5で仕切られたコアカウル3の後流側内部に排気する。
また、開口4a,4bは、全周にわたりドーナツ状に開口しており、通過する空気流を滑らかに通し、この箇所で圧損を増加させないようになっている。さらに、開口4a,4bには空気を低抵抗で導入し、低抵抗で排気するために流路面積を滑らかに漸減、漸増させる導入部材7aと排気部材7bを備えている。
なお、本発明は上述したバッフルに限定されず、上流側及び下流側に開口4a,4bを有する限りで、下流側開口4bから外部に直接排気してもよく、開口4a,4bはドーナツ状以外の形状でもよく、導入部材7aと排気部材7bを省略してもよい。
遮風板5は、コアカウル3内の冷却空気を上流側開口4aから下流側開口4bまでタービンケーシング2とバッフル4の隙間を通して流すように、バッフル4とコアカウル3の間を塞いでいる。
遮風板5は、この例では、バッフル4の上流側とコアカウル3の間を塞ぐ平板であるが、本発明はこの構成に限定されず、バッフル4の下流側に設けてもよく、平板以外の任意の形状であってもよい。
また、遮風板は必ずしも不可欠ではなく、これを省略してもよい。
また、遮風板5に開閉可能な開口、又は開閉可能な弁を設け、この開口又は弁により、タービンケーシング2とバッフル4の隙間を流れる冷却空気量を調節できるようにしてもよい。
図3は、図2のA−A線における部分断面図、図4はタービンケーシングの部分斜視図である。
図2〜図4に示すように、複数(この例では8枚)の螺旋フィン6は、タービンケーシング2とバッフル4の隙間内の冷却空気の流れを螺旋状に旋回させるために、上流側開口4aの近傍(直後)から下流側開口4bの近傍(直前)まで螺旋状に延びている。
なお、この例で螺旋フィン6は8枚であるが、周方向に均等に冷却空気を流せる限りで、螺旋フィン6は2枚以上であればよい。また、螺旋の向き、すなわち、螺旋状空気流路は、正面から見て、時計回りと反時計回りのいずれでもよく、コアカウル3の内部に形成される空気流、あるいは排気後のエンジン排気の旋回方向によって、最適な方向に選択するのがよい。
複数の螺旋フィン6は、この例では、タービンケーシング2の外面に溶接又は一体成形により一体的に固着されており、タービンケーシング2の熱を螺旋フィン6の表面から放熱し冷却するようになっている。
しかし、本発明はこの構成に限定されず、逆にバッフル4の内面に螺旋フィン6を一体的に固着させてもよい。この場合、タービンケーシング2を容易に製造でき、かつバッフル4を効果的に冷却できる。
複数の螺旋フィン6は、固着部の反対側(この例ではバッフル4との間)に冷却空気が軸方向に流れる隙間を有する。この構成により、螺旋フィン6を乗り越える軸方向の冷却空気により、螺旋状に流れる冷却空気の流れを乱すことができ、冷却効率をさらに増大させることができる。
複数の螺旋フィン6の軸方向ピッチは、タービンケーシング2の熱応力の高い部分で小さく、熱応力の低い部分で大きく設定するのが好ましい。この構成により、熱応力の高い部分で流速を高め、流れを乱流にして熱伝達率を高めることができ、逆に熱応力の低い部分で流速を低めて、圧損を下げることができる。
なお、本発明は、上述した螺旋フィン6の構成に限定されず、その他の構成であってもよい。例えば、螺旋フィン6は、上流側開口4aの直後から下流側開口4bの直前まで螺旋状に延びている限りで、タービンケーシング2の全周にわたる必要はなく、わずかにねじれたフィンを多数設けてもよい。
また、螺旋フィン6をタービンケーシングの外面およびバッフルの内面のどちらにも固着せず、これらの間に隙間を設けてもよい。
さらに、螺旋フィン6の軸方向ピッチは、一定であってもよい。
上述したように、本発明の冷却構造は、それぞれ簡単な構造のバッフル4、遮風板5及び螺旋フィン6で構成されるため、構造全体も簡単となる。
また、バッフル4がタービンケーシング2の周囲を所定の隙間を隔てて覆い、遮風板5がバッフル4とコアカウル3の間を塞ぐので、コアカウル3内の冷却空気をバッフル4の上流側開口4aから下流側開口4bまで前記隙間を通して効率よく流すことができ、かつ冷却空気の圧損を低く抑えるように所定の隙間を設定することができる。
さらに、複数の螺旋フィン6が上流側開口近傍から下流側開口近傍まで螺旋状に延びるので、螺旋フィン6により伝熱面積を増大させることができ、かつ流路が螺旋状になるため、螺旋フィン6で案内される冷却空気の流速を高め、流れを乱流にしてフィン表面及びタービンケーシングの外面における熱伝達率を高めることができる。
また、螺旋フィン6は上流側開口から下流側開口まで螺旋状に延びるが、周方向にタービンケーシング2を拘束していないので、タービンケーシング2は周方向に自由に熱膨張・熱収縮でき、発生する熱応力を低く抑えることができる。
また、本発明の好ましい実施形態によれば、複数の螺旋フィン6は、タービンケーシング2の外面又はバッフル4の内面に一体的に固着されているので、固着されたタービンケーシング2又はバッフル4の熱を螺旋フィン6を介して放熱し効果的に冷却することができる。
さらに、複数の螺旋フィン6は、固着部の反対側に冷却空気が軸方向に流れる隙間を有するので、螺旋フィン6を乗り越える軸方向の冷却空気により螺旋状に流れる冷却空気の流れを乱すことができ、冷却効率をさらに増大させることができる。
また、複数の螺旋フィン6の軸方向ピッチは、タービンケーシング2の熱応力の高い部分で小さく、熱応力の低い部分で大きく設定されているので、熱応力の高い部分で流速を高め、流れを乱流にして熱伝達率を高めることができ、逆に熱応力の低い部分で流速を低めて、圧損を下げることができる。
なお、本発明は、上述した実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々に変更することができることは勿論である。
本発明のタービンケーシングの冷却構造を備えたジェットエンジンの全体構成図である。 本発明のタービンケーシングの冷却構造を示す部分断面図である。 図2のA−A線における部分断面図である。 タービンケーシングの部分斜視図である。 特許文献1の模式図である。 特許文献2の模式図である。 特許文献3の模式図である。 特許文献4の模式図である。 特許文献5の模式図である。 特許文献6の模式図である。
符号の説明
1 コアエンジン、
1a コンプレッサ、1b 燃焼器、1c ガスタービン、
2 タービンケーシング、
3 コアカウル、3a,3b 開口、
4 バッフル、4a,4b 開口、
5 遮風板、6 螺旋フィン、
7a 導入部材、7b 排気部材

Claims (3)

  1. ガスタービンのタービン部を囲むタービンケーシングと、その外側に間隔を隔てて設けられたコアカウルとを有するタービンケーシングの冷却構造であって、
    前記タービンケーシングの周囲を所定の隙間を隔てて覆い、かつ上流側及び下流側に開口を有するバッフルと、
    前記上流側開口近傍から下流側開口近傍まで螺旋状に延びる複数の螺旋フィンと、を備えたことを特徴とするタービンケーシングの冷却構造。
  2. 前記複数の螺旋フィンは、タービンケーシングの外面又はバッフルの内面に一体的に固着されており、その反対側に冷却空気が軸方向に流れる隙間を有する、ことを特徴とする請求項1に記載のタービンケーシングの冷却構造。
  3. 前記複数の螺旋フィンの軸方向ピッチは、タービンケーシングの熱応力の高い部分で小さく、熱応力の低い部分で大きく設定されている、ことを特徴とする請求項1に記載のタービンケーシングの冷却構造。
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