JP2009005256A - 通信制御システムおよび通信制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】ユーザにより高速な通信環境を提供することができる通信制御装置20を提供する。
【解決手段】本発明の通信制御装置20は、それぞれのLNS13毎に、当該LNS13を介して通信した場合に実現される通信速度の予想値をデータベースとして保持し、ユーザのコンピュータ11から接続要求があった場合に、最も通信速度の予想値が高いLNS13を当該ユーザに割り当てる通信路の経由先として選択する。
【選択図】図1
【解決手段】本発明の通信制御装置20は、それぞれのLNS13毎に、当該LNS13を介して通信した場合に実現される通信速度の予想値をデータベースとして保持し、ユーザのコンピュータ11から接続要求があった場合に、最も通信速度の予想値が高いLNS13を当該ユーザに割り当てる通信路の経由先として選択する。
【選択図】図1
Description
本発明は、ユーザからの要求に応じて複数のLNS(L2TP Network Server)の中から1つのLNSを選択して、LAC(L2TP Access Concentrator)と、選択したLNSとの間に当該ユーザ用の通信路を確立する技術に関する。
ユーザにインターネットへの接続環境を提供する形態として、アクセスIP網内にLACを配置し、アクセスIP網とそれぞれのISPが提供するIP網との間に、当該ISPが管理するLNSを配置し、ユーザから接続要求を受け付けたLACが当該ユーザを認証して、当該ユーザが加入しているISPを特定し、当該ISPが管理するLNSとの間に通信路を確立し、当該通信路を介してユーザのコンピュータをインターネットに接続させる形態がある。各ISPは、多くのユーザによるインターネットへの接続をサポートするために、通常複数のLNSを管理している。
ここで、通信路として選択されるLNSが1台に集中すると、LNSの処理能力がボトルネックとなり、ユーザに十分な通信速度の通信環境を提供できない場合がある。これを回避するために、特許文献1では、それぞれのLNSの負荷状況を示す情報を定期的に収集し、ユーザから接続要求があった場合に、当該ユーザに割り当て可能なLNSを1つ選択し、選択したLNSの負荷状況が予め定められた閾値以下である場合に、選択したLNSとの間に通信路を形成する。
特許文献1の技術は、負荷状況が高いLNSとの間に新たな通信路を確立することは回避できるが、選択したLNSの負荷状況が閾値以下であれば、選択したLNSよりずっと負荷の低いLNSが存在しているとしても、選択したLNSとの間に通信路が確立されてしまう。選択したLNSの負荷状況が閾値に近いものである場合、新たに確立された通信路を介して通信する場合の通信速度は、負荷状況がずっと低いLNSとの間に確立された通信路を介して通信する場合の通信速度よりも低くなる場合がある。
本発明は上記事情を鑑みてなされたものであり、本発明の目的は、ユーザにより高速な通信環境を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、それぞれのLNS毎に、当該LNSを介して通信した場合に実現される通信速度の予想値をデータベースとして保持し、ユーザから接続要求があった場合に、最も通信速度の予想値が高いLNSを当該ユーザに割り当てる通信路の経由先として選択する。
例えば、本発明の第一の態様は、ユーザからの要求に応じて複数のLNS(L2TP Network Server)の中から1つのLNSを選択して、LAC(L2TP Access Concentrator)と、選択したLNSとの間に当該ユーザ用の通信路を確立する通信制御システムであって、通信制御装置と、LACとを備え、LACは、ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求をユーザのコンピュータから受け付け、受け付けた接続要求を通信制御装置へ送る接続要求受付手段と、通信制御装置からLNSを識別するLNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報を受け取った場合に、当該LNS_IDに対応するLNSとの間で、当該ユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立手段とを有し、通信制御装置は、LNS_ID毎に、LACと当該LNS_IDに対応するLNSとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信速度情報格納手段と、LACから接続要求を受け取った場合に、通信速度情報格納手段を参照して、通信速度の予想値が最も高いLNSのLNS_IDを抽出するLNS_ID抽出手段と、LNS_ID抽出手段によって抽出されたLNS_IDおよび当該LNS_IDが抽出される契機となった接続要求に含まれているユーザIDを含むLNS指定情報をLACへ送信する指定情報送信手段とを有することを特徴とする通信制御システムを提供する。
また、本発明の第二の態様は、ユーザからの要求に応じて複数のLNS(L2TP Network Server)の中から1つのLNSを選択して、LAC(L2TP Access Concentrator)と、選択したLNSとの間に当該ユーザ用の通信路を確立する通信制御システムに用いられる通信制御装置であって、それぞれのLNSを識別するLNS_ID毎に、LACと当該LNS_IDに対応するLNSとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信速度情報格納手段と、LACから、ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を受け取った場合に、通信速度情報格納手段を参照して、通信速度の予想値が最も高いLNSのLNS_IDを抽出するLNS_ID抽出手段と、LNS_ID抽出手段によって抽出されたLNS_IDおよび当該LNS_IDが抽出される契機となった接続要求に含まれているユーザIDを含むLNS指定情報をLACへ送信する指定情報送信手段とを備えることを特徴とする通信制御装置を提供する。
本発明によれば、ユーザにより高速な通信環境を提供することができる。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の一実施形態にかかる通信制御システム10の構成の一例を示すシステム構成図である。通信制御システム10は、通信制御装置20およびLAC30を備える。
LAC30は、地域IP網等のアクセスIP網12に接続されており、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)や電話回線等のアクセス回線を介して、ユーザのコンピュータ11と通信する。それぞれのLNS13は、アクセスIP網12内に設けられ、LAC30との間にL2TP(Layer 2 Tunneling Protocol)を用いた通信路を確立し、確立した通信路を介して送受信する通信データをISP網14に中継する。
それぞれのISP(Internet Services Provider)は、複数のLNS13を管理しており、自ISPと契約を結んだユーザのコンピュータ11を、LAC30と、自ISPが管理しているいずれかのLNSとの間に確立された通信路を介してインターネットに接続する。
通信制御装置20は、ユーザのコンピュータ11からインターネットへの接続を要求された場合に、当該ユーザが契約しているISPが管理しているLNSの中から通信に割り当てるLNSを選択し、選択したLNSとの間にL2TPによる通信路を確立するようLACに指示する。通信制御装置20とLAC30とは通信回線を介して接続されている。
なお、本実施形態では、通信制御システム10内にLAC30が1台の場合を例に説明するが、他の形態として、通信制御システム10内に複数のLAC30が存在してもよい。その場合も、それぞれのLAC30は、通信制御装置20から指示されたLNS13との間に通信路を確立する。
図2は、LAC30の機能構成の一例を示すブロック図である。LAC30は、接続要求受付部31、通信路確立部32、および試験データ送受信部33を備える。
接続要求受付部31は、ユーザのコンピュータ11から、ユーザを識別するユーザID、および、当該ユーザIDに対応するユーザの認証情報(例えばパスワードや生体情報等)を含む接続要求を受信した場合に、受信した接続要求を通信制御装置20へ送信する。
通信路確立部32は、通信制御装置20から、LNS13を識別するLNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報を受信した場合に、受信したLNS指定情報に含まれているLNS_IDに対応するLNS13との間で、受信したLNS指定情報に含まれているユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する。通信路確立部32は、LNS13毎に、当該LNSのアドレス情報(例えばIPアドレス等)を保持しており、当該アドレス情報に基づいて、LNS指定情報で指定されたLNS13との間にL2TPによる通信路を確立する。
試験データ送受信部33は、通信制御装置20から、LNS_ID、予め定められた試験データ、および受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのアドレス情報(例えばURL)を含む通信速度測定指示を受け付けた場合に、当該LNS_IDに対応するLNS13との間で通信路を確立する。そして、試験データ送受信部33は、確立した通信路を介して当該試験データを当該Webサーバへ送信すると共に、当該試験データの送信を開始した時刻を内部メモリに記録する。
そして、試験データ送受信部33は、通信速度測定指示に含まれるLNS_IDに対応するLNS13との間で確立した通信路を介して試験データを受信した場合に、当該試験データの受信が終了した時刻を内部メモリに記録する。そして、試験データ送受信部33は、当該試験データの送信開始から受信終了までにかかった時間を測定時間として算出し、算出した測定時間および当該試験データの送受信において経由したLNS13のLNS_IDを含む測定結果を、通信制御装置20へ送信する。
図3は、通信制御装置20の機能構成の一例を示すブロック図である。通信制御装置20は、使用可能LNS情報格納部21、通信速度情報格納部22、指定情報送信部23、LNS_ID抽出部24、通信速度測定指示部25、および通信速度算出部26を備える。
使用可能LNS情報格納部21には、例えば図4に示すように、ユーザID210毎に、当該ユーザID210に対応するユーザの認証情報(例えばパスワードや生体情報等)211、および、当該ユーザID210に対応するユーザが契約しているISPが管理しているLNS13のLNS_ID212、すなわち、当該ユーザによる通信に使用が許可されているLNS13のLNS_ID212が格納されている。
通信速度情報格納部22には、例えば図5に示すように、LNS_ID221、LAC30と当該LNS_ID221に対応するLNS13との間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を示す通信速度222、受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのアドレス情報を示すWebサイト情報223、および当該LNS_ID221に対応するLNS13が通信路の確立対象として選択された回数を示す選択回数224が、番号220に対応付けて格納されている。
Webサイト情報223には、対応するLNS_IDのLNS13の近くにあるWebサイトのURL(Uniform Resource Locator)が格納されることが好ましい。例えば、Webサイト情報223には、対応するLNS_IDのLNS13を管理しているISP内に設けられたWebサーバであって、受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのURLが格納される。
LNS_ID抽出部24は、LAC30から接続要求を受信した場合に、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応付けられている認証情報を使用可能LNS情報格納部21から抽出し、抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とを比較することにより、当該接続要求の送信元のユーザを認証する。
使用可能LNS情報格納部21から抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが一致した場合、すなわち認証に成功した場合、LNS_ID抽出部24は、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応するユーザに使用が許可されているLNS13のLNS_IDを使用可能LNS情報格納部21から抽出する。そして、LNS_ID抽出部24は、抽出したLNS_IDに基づいて通信速度情報格納部22を参照し、抽出したLNS_IDの中で、最も高い通信速度の予想値が対応付けられているLNS_IDを特定する。
抽出したLNS_IDの中で、最も高い通信速度の予想値が対応付けられているLNS_IDが複数存在する場合、LNS_ID抽出部24は、選択回数が少ない方のLNS_IDを、最も高い通信速度の予想値が対応付けられているLNS_IDとして特定する。これにより、特定のLNS13に選択が集中して装置が劣化するリスクを分散することができる。そして、LNS_ID抽出部24は、特定したLNS_ID、および、当該LNS_IDを特定する契機となった接続要求に含まれているユーザIDを指定情報送信部23に通知する。
指定情報送信部23は、LNS_ID抽出部24からLNS_IDおよびユーザIDを通知された場合に、当該LNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報を通信制御装置20へ送信する。
通信速度測定指示部25は、所定のタイミングで(例えば1秒毎に)通信速度情報格納部22を参照し、番号順にLNS_IDを1つずつ選択し、選択したLNS_ID、予め定められた試験データ、および、受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのアドレス情報(例えばURL)を含む通信速度測定指示をLAC30へ送信する。本実施形態において、試験データとは、例えば50Mビットのデータ量を有する所定のビットパターンのデータである。通信速度測定指示部25は、通信速度情報格納部22内のLNS_IDを一通り選択した場合、再び1番から順にLNS_IDの選択を開始する。
通信速度算出部26は、LAC30から測定結果を受信した場合に、試験データのデータ量(本例では50Mビット)を当該測定結果に含まれている測定時間で割ることにより、通信速度の予想値を算出する。そして、通信速度算出部26は、算出した予想値で、受信した測定結果に含まれているLNS_IDに対応付けられて通信速度情報格納部22に格納されている通信速度の予想値を更新する。
図6は、LAC30の動作の一例を示すフローチャートである。例えば電源が投入される等の所定のタイミングでLAC30は本フローチャートに示す動作を開始する。
まず、接続要求受付部31は、ユーザのコンピュータ11から接続要求を受信したか否かを判定する(S100)。接続情報を受信した場合(S100:Yes)、接続要求受付部31は、受信した接続要求を通信制御装置20へ送信し(S101)、再びステップS100に示した処理を実行する。
接続情報を受信していない場合(S100:No)、通信路確立部32は、通信制御装置20からLNS指定情報を受け付けたか否かを判定する(S102)。LNS指定情報を受け付けた場合(S102:Yes)、通信路確立部32は、受信したLNS指定情報に含まれるLNS_IDに対応するLNS13との間で、当該LNS指定情報に含まれているユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立し(S103)、接続要求受付部31は、再びステップS100に示した処理を実行する。
なお、LNS指定情報により指定されたLNS13との間で通信路を確立する手順や、通信が終了した場合に確立した通信路を解除する手順等は、通常のL2TPを用いた通信手順に従うため、ここでの詳細な説明は省略する。
LNS指定情報を受け付けていない場合(S102:No)、試験データ送受信部33は、通信制御装置20から通信速度測定指示を受信したか否かを判定する(S104)。通信速度測定指示を受信していない場合(S104:No)、接続要求受付部31は、再びステップS100に示した処理を実行する。
通信速度測定指示を受信した場合(S104:Yes)、試験データ送受信部33は、受信した通信速度測定指示に含まれているLNS_IDに対応するLNS13との間で通信路を確立し、確立した通信路を介して、受信した通信速度測定指示に含まれているアドレス情報に対応するWebサーバ宛に試験データを送信する(S105)。そして、試験データ送受信部33は、試験データを送信した時刻を記録する。
次に、試験データ送受信部33は、ステップS105において確立した通信路を介して試験データを受信し、受信時刻を記録する。そして、試験データ送受信部33は、送信時刻と受信時刻から、試験データが送信されてから受信されるまでの時間を測定時間として算出し、算出した測定時間および当該試験データの送受信において経由したLNS13のLNS_IDを含む測定結果を作成する(S106)。そして、試験データ送受信部33は、作成した測定結果を通信制御装置20へ送信し(S107)、接続要求受付部31は、再びステップS100に示した処理を実行する。
図7は、通信制御装置20の動作の一例を示すフローチャートである。例えば電源が投入される等の所定のタイミングで通信制御装置20は本フローチャートに示す動作を開始する。なお、初期状態において、通信速度測定指示部25が参照する選択中の番号を示す値には0が格納されているものとする。選択中の番号を示す値は、通信制御装置20の内部メモリに格納されている。
まず、LNS_ID抽出部24は、LAC30から接続要求を受信したか否かを判定する(S200)。接続要求を受信した場合(S200:Yes)、LNS_ID抽出部24は、使用可能LNS情報格納部21を参照して、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応付けられている認証情報を使用可能LNS情報格納部21から抽出する(S201)。そして、LNS_ID抽出部24は、抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが一致するか否かを判定する(S202)。
抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが異なる場合(S202:No)、LNS_ID抽出部24は、再びステップS200に示した処理を実行する。なお、LNS_ID抽出部24は、抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが異なる場合に、認証が失敗した旨を示すエラー通知を、LAC30を介して、当該接続要求の送信元のユーザのコンピュータ11へ送信してもよい。
抽出した認証情報と、受信した接続要求に含まれている認証情報とが一致する場合(S202:Yes)、LNS_ID抽出部24は、受信した接続要求に含まれているユーザIDに対応するユーザに使用が許可されているLNS13のLNS_IDを使用可能LNS情報格納部21から抽出する(S203)。そして、LNS_ID抽出部24は、抽出したLNS_IDに基づいて通信速度情報格納部22を参照し、抽出したLNS_IDの中で、最も高い通信速度の予想値が対応付けられているLNS_IDを抽出する(S204)。
抽出したLNS_IDの中で、最も高い通信速度の予想値が対応付けられているLNS_IDが複数存在する場合、LNS_ID抽出部24は、選択回数が少ない方のLNS_IDを、最も高い通信速度の予想値が対応付けられているLNS_IDとして特定する。そして、LNS_ID抽出部24は、特定したLNS_ID、および、当該LNS_IDを特定する契機となった接続要求に含まれているユーザIDを指定情報送信部23に通知する。
次に、指定情報送信部23は、LNS_ID抽出部24から通知されたLNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報を通信制御装置20へ送信する(S205)。そして、LNS_ID抽出部24は、指定情報送信部23へ通知したLNS_IDに対応付けられて通信速度情報格納部22に格納されている選択回数を1増やし(S206)、LNS_ID抽出部24は、再びステップS200に示した処理を実行する。
接続要求を受信していない場合(S200:No)、通信速度測定指示部25は、通信速度の測定タイミングか否かを判定する(S207)。通信速度の測定タイミングである場合(S207:Yes)、通信速度測定指示部25は、選択中の番号および通信速度情報格納部22を参照して、次の番号が通信速度情報格納部22内に存在するか否かを判定する(S208)。
次の番号が存在する場合(S209:Yes)、通信速度測定指示部25は、次の番号に対応付けられて通信速度情報格納部22に格納されているLNS_IDを選択し、選択したLNS_ID、試験データ、およびWebサーバのアドレス情報を含む速度測定指示をLAC30へ送信する(S209)。そして、通信速度測定指示部25は、選択中の番号を1増やし(S211)、LNS_ID抽出部24は、再びステップS200に示した処理を実行する。
次の番号が存在しない場合(S209:No)、通信速度測定指示部25は、1番に対応付けられて通信速度情報格納部22に格納されているLNS_IDを選択し、選択したLNS_ID、試験データ、およびWebサーバのアドレス情報を含む速度測定指示をLAC30へ送信する(S210)。そして、通信速度測定指示部25は、選択中の番号を1に更新し(S211)、LNS_ID抽出部24は、再びステップS200に示した処理を実行する。
通信速度の測定タイミングではない場合(S207:No)、通信速度算出部26は、LAC30から測定結果を受信したか否かを判定する(S212)。LAC30から測定結果を受信していない場合(S212:No)、LNS_ID抽出部24は、再びステップS200に示した処理を実行する。
LAC30から測定結果を受信した場合(S212:Yes)、通信速度算出部26は、試験データのデータ量(本例では50Mビット)を、受信した測定結果に含まれている測定時間で割ることにより、通信速度の予想値を算出する。そして、通信速度算出部26は、算出した予想値で、受信した測定結果に含まれているLNS_IDに対応付けられて通信速度情報格納部22に格納されている通信速度の予想値を更新し(S213)、LNS_ID抽出部24は、再びステップS200に示した処理を実行する。
図8は、通信制御装置20またはLAC30の機能を実現するコンピュータ50の一例を示すハードウェア構成図である。コンピュータ50は、CPU(Central Processing Unit)51、RAM(Random Access Memory)52、ROM(Read Only Memory)53、HDD(Hard Disk Drive)54、通信インターフェイス(I/F)55、入出力インターフェイス(I/F)56、およびメディアインターフェイス(I/F)57を備える。
CPU51は、ROM53またはHDD54に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。ROM53は、コンピュータ50の起動時にCPU51が実行するブートプログラムや、コンピュータ50のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。
HDD54は、CPU51によって実行されるプログラムを格納する。通信インターフェイス55は、通信回線を介して他の機器からデータを受信してCPU51へ送ると共に、CPU51が生成したデータを、通信回線を介して他の機器へ送信する。
CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、モニタやプリンタ等の出力装置、および、キーボードやマウス等の入力装置を制御する。CPU51は、入出力インターフェイス56を介して、入力装置からデータを取得する。また、CPU51は、生成したデータを、入出力インターフェイス56を介して出力装置へ出力する。
メディアインターフェイス57は、記録媒体58に格納されたプログラムまたはデータを読み取り、RAM52に提供する。RAM52を介してCPU51に提供されるプログラムは、記録媒体58に格納されている。当該プログラムは、記録媒体58から読み出されて、RAM52を介してコンピュータ50にインストールされ、CPU51によって実行される。記録媒体58は、例えばDVD(Digital Versatile Disk)、PD(Phase change rewritable Disk)等の光学記録媒体、MO(Magneto-Optical disk)等の光磁気記録媒体、テープ媒体、磁気記録媒体、または半導体メモリ等である。
コンピュータ50が通信制御装置20として機能する場合、コンピュータ50にインストールされて実行されるプログラムは、コンピュータ50を、使用可能LNS情報格納部21、通信速度情報格納部22、指定情報送信部23、LNS_ID抽出部24、通信速度測定指示部25、および通信速度算出部26として機能させる。
コンピュータ50がLAC30として機能する場合、コンピュータ50にインストールされて実行されるプログラムは、コンピュータ50を、接続要求受付部31、通信路確立部32、および試験データ送受信部33として機能させる。
コンピュータ50は、これらのプログラムを、記録媒体58から読み取って実行するが、他の例として、他の装置から、通信媒体を介してこれらのプログラムを取得してもよい。通信媒体とは、通信回線、または、当該通信回線を伝搬するディジタル信号もしくは搬送波を指す。
以上、本発明の実施の形態について説明した。
上記説明から明らかなように、本実施形態の通信制御システム10によれば、ユーザにより高速な通信環境を提供することができる。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されるものではなく、その要旨の範囲内で数々の変形が可能である。
例えば、上記した実施形態において、通信制御装置20は、接続を要求したユーザが契約しているISPのLNS13の中から、通信路の確立対象となるLNS13を選択したが、他の形態として、通信制御装置20は、ユーザのコンピュータ11から接続要求を受信した場合に、アクセスIP網12内の全てのLNS13を通信路の確立対象のLNS13とし、その中から、通信速度の予想値が最も高いLNS13を特定し、特定したLNS13との間に通信路を確立するようLAC30に指示するようにしてもよい。
この場合、LNS13の選択範囲が広がるため、1つのLNS13とLAC30の間に確立される通信路の数を少なくすることができ、より高速な通信環境を提供することができる。これは、それぞれのユーザが、複数のISPと契約を結ぶことによっても実現することができる。
また、上記した実施形態において、通信制御装置20とLAC30とは別々の装置で構成されているが、他の形態として、通信制御装置20とLAC30とは1つの装置として構成されていてもよい。
10・・・通信制御システム、11・・・コンピュータ、12・・・アクセスIP網、13・・・LNS、14・・・ISP網、20・・・通信制御装置、21・・・使用可能LNS情報格納部、210・・・ユーザID、211・・・認証情報、212・・・LNS_ID、22・・・通信速度情報格納部、220・・・番号、221・・・LNS_ID、222・・・通信速度、223・・・Webサイト情報、224・・・選択回数、23・・・指定情報送信部、24・・・LNS_ID抽出部、25・・・通信速度測定指示部、26・・・通信速度算出部、30・・・LAC、31・・・接続要求受付部、32・・・通信路確立部、33・・・試験データ送受信部、50・・・コンピュータ、51・・・CPU、52・・・RAM、53・・・ROM、54・・・HDD、55・・・通信インターフェイス、56・・・入出力インターフェイス、57・・・メディアインターフェイス、58・・・記録媒体
Claims (5)
- ユーザからの要求に応じて複数のLNS(L2TP Network Server)の中から1つのLNSを選択して、LAC(L2TP Access Concentrator)と、選択したLNSとの間に当該ユーザ用の通信路を確立する通信制御システムであって、
通信制御装置と、
LACと
を備え、
前記LACは、
ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求をユーザのコンピュータから受け付け、受け付けた接続要求を前記通信制御装置へ送る接続要求受付手段と、
前記通信制御装置からLNSを識別するLNS_IDおよびユーザIDを含むLNS指定情報を受け取った場合に、当該LNS_IDに対応するLNSとの間で、当該ユーザIDに対応するユーザ用の通信路を確立する通信路確立手段と
を有し、
前記通信制御装置は、
LNS_ID毎に、前記LACと当該LNS_IDに対応するLNSとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信速度情報格納手段と、
前記LACから接続要求を受け取った場合に、前記通信速度情報格納手段を参照して、通信速度の予想値が最も高いLNSのLNS_IDを抽出するLNS_ID抽出手段と、
前記LNS_ID抽出手段によって抽出されたLNS_IDおよび当該LNS_IDが抽出される契機となった接続要求に含まれているユーザIDを含むLNS指定情報を前記LACへ送信する指定情報送信手段と
を有することを特徴とする通信制御システム。 - 請求項1に記載の通信制御システムであって、
前記通信制御装置は、
ユーザID毎に、当該ユーザIDに対応するユーザによる通信への使用が許可されているLNSのLNS_IDを格納する使用可能LNS情報格納手段をさらに有し、
前記LNS_ID抽出手段は、
前記LACから接続要求を受け取った場合に、当該接続要求の送信元のユーザを認証し、認証に成功した場合に、前記使用可能LNS情報格納手段を参照して、当該ユーザによる通信への使用が許可されているLNSの中から通信速度の予想値が最も高いLNSのLNS_IDを抽出することを特徴とする通信制御システム。 - 請求項1または2に記載の通信制御システムであって、
前記LACは、
前記通信制御装置から、LNS_ID、予め定められた試験データ、および受信したデータを当該データの送信元へ送信する機能を有するWebサーバのアドレス情報を含む通信速度測定指示を受け付けた場合に、当該LNS_IDに対応するLNSとの間で通信路を確立し、確立した通信路を介して当該試験データを当該Webサーバへ送信し、当該通信路を介して当該試験データを受信した場合に、当該試験データの送信開始から受信終了までにかかった時間および当該試験データの送受信において経由したLNSのLNS_IDを含む測定結果を前記通信制御装置へ送信する試験データ送受信手段をさらに有し、
前記通信制御装置は、
前記通信速度情報格納手段に格納されているLNS_ID毎に、当該LNS_IDを含む通信速度測定指示を前記LACへ送る通信速度測定指示手段と、
前記LACから前記測定結果を受信した場合に、試験データのデータ量を、受信した測定結果に含まれている、試験データの送信開始から受信終了までにかかった時間で割ることにより通信速度の予想値を算出し、算出した予想値を、当該測定結果に含まれているLNS_IDに対応付けて前記通信速度情報格納手段に格納する通信速度算出手段と
をさらに有することを特徴とする通信制御システム。 - 請求項1から3のいずれか一項に記載の通信制御システムであって、
前記通信速度情報格納手段には、LNS_ID毎に、前記LACと、当該LNS_IDに対応するLNSとの間に通信路が確立された回数を示す確立回数がさらに格納され、
前記LNS_ID抽出手段は、
通信速度の予想値が最も高いLNSが複数存在する場合に、これらのLNSの中で前記確立回数が最もの少ないLNSのLNS_IDを抽出することを特徴とする通信制御システム。 - ユーザからの要求に応じて複数のLNS(L2TP Network Server)の中から1つのLNSを選択して、LAC(L2TP Access Concentrator)と、選択したLNSとの間に当該ユーザ用の通信路を確立する通信制御システムに用いられる通信制御装置であって、
それぞれのLNSを識別するLNS_ID毎に、前記LACと当該LNS_IDに対応するLNSとの間に通信路が確立された場合に、当該通信路を介する通信において実現される通信速度の予想値を格納する通信速度情報格納手段と、
前記LACから、ユーザを識別するユーザIDを含む接続要求を受け取った場合に、前記通信速度情報格納手段を参照して、通信速度の予想値が最も高いLNSのLNS_IDを抽出するLNS_ID抽出手段と、
前記LNS_ID抽出手段によって抽出されたLNS_IDおよび当該LNS_IDが抽出される契機となった接続要求に含まれているユーザIDを含むLNS指定情報を前記LACへ送信する指定情報送信手段と
を備えることを特徴とする通信制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2007166438A JP2009005256A (ja) | 2007-06-25 | 2007-06-25 | 通信制御システムおよび通信制御装置 |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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