JP2009018359A - チェーンソー - Google Patents
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Abstract
【解決手段】冷却ファン6は、ハブ61と、ハブ61の外周に沿って複数設けられた冷却羽根65と、冷却羽根65を連結する環状の連結部63,64とを備えている。ハブ61には当該ハブ61を軸方向に貫通する貫通孔67が形成されている。ケースにおいて冷却ファン6の外方側を覆う第1覆部には第1外気吸気口が形成され、冷却ファン6とクランクケースとを仕切り冷却ファン6の内方側を覆う第2覆部には第2外気吸気口が形成されている。従って、冷却羽根65が形成された側にある外気吸気口(例えば第1外気吸気口)が作業時に多量に発生する粉塵によって目詰まりを起こしても、当該冷却羽根65は、貫通孔67を通して目詰まりを起こしていない他方の外気吸気口(例えば第2外気吸気口)から吸気することができるので、送風量の低下を抑制できる。
【選択図】図4
Description
前記特許文献1の携帯型作業機では、冷却ファン(送風機羽根車)は、ハブ(隔壁)と、ハブの内方側(クランクケースと対向する側)および外方側(クランクケースと対向しない側)にそれぞれ立設された冷却羽根(吸入羽根輸体)とを備えて構成されている。また、ケースカバー(機械ケーシング)には、携帯型作業機の外部と直接連通し冷却ファンの外方側に外気を供給する第1外気吸気口(第1の流入開口部)と、外部と外気取入口(第2の流入開口部)を介して連通し冷却ファンの内方側に外気を供給する第2外気吸気口(第2の冷却空気流入口)とが形成されている。
また、冷却ファンに貫通孔が形成され、冷却ファンが肉抜きされるので、冷却ファンの重量を増やすことなく当該冷却ファンの径を大きくすることができ、送風量を増大させることができる。従って、冷却ファンの重量を増やすことなく外気吸気口の目詰まりによる送風量の低下をより抑制することができる。
なお、外気吸気口は、直接チェーンソーの外部と連通していてもよいし、ケースに形成された当該外気吸気口とは異なる他の開口(外気取入口)を介して外部と連通していてもよい。ただし、外気吸気口がケースに形成された他の開口を介して外部と連通する場合には、外気吸気口が目詰まりを起こすとは、前記他の開口が目詰まりを起こす場合も含む。また、「冷却ファンの外方側」とは、冷却ファンのクランクケースと対向しない側を意味し、「冷却ファンの内方側」とは、冷却ファンのクランクケースと対向する側を意味する。
従って、目詰まりを起こした外気吸気口側のみに冷却羽根が設けられている場合と比べて、本発明では、目詰まりを起こしていない外気吸気口側にある冷却羽根が貫通孔を通すことなく当該目詰まりを起こしていない外気吸気口から直接吸気できる分、冷却ファンの吸気効率を向上させることができる。従って、外気吸気口の目詰まりによる送風量の低下をより十分に抑制することができる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本実施形態に係るチェーンソー1の全体斜視図である。なお、図1では、チェーンソー本体3の前部を断面して示している。
チェーンソー1は、チェーン部2と、チェーン部2を駆動するチェーンソー本体3と、チェーンソー本体3に取り付けられたハンドル4とを備えて構成されている。なお、本実施形態のチェーンソー1は、詳しくは後述するが、35cc程度の2サイクルエンジン31(図2参照)を有した小型のものとなっている。以降、チェーン部2の突出方向を前方、これと逆方向を後方、前記前後方向に対し上下に直交する方向を上下方向、左右に直交する方向を左右方向とする。
チェーン部2は、平板状のガイドバー21と、ガイドバー21の周囲に巻き回されたソーチェーン22とを備えて構成されている。
チェーンソー本体3は、エンジン31と、エンジン31等を収納する合成樹脂製のケース32とを備えて構成されている。チェーンソー本体3の前側上部には、ハンドガード33が設けられ、右側には、リコイルスタータのハンドル34が設けられている。
ケース32は、エンジン31等が組み付けられてフレームとしての機能も有するケース本体35と、ケース本体35に取り付けられてエンジン31等を覆うケースカバー36とを備えて構成されている。ケースカバー36は、ケース本体35の右側に取り付けられた右サイドカバー36Aと、ケース本体35の下部に取り付けられたマフラー用カバー36Bとを備えて構成されている。
ハンドル4は、チェーンソー本体3の上部に設けられたトップハンドル41と、当該トップハンドル41と右サイドカバー36Aの下部とに架橋されたサイドハンドル42とを備えて構成されている。作業の際には、作業者は、一方の手でトップハンドル41を把持するとともに、他方の手でサイドハンドル42を把持してチェーンソー1を操作する。
図2は、チェーンソー本体3の内部を示す図である。
エンジン31は、図2に示すように、ケース本体35の略中央に配置されたクランクケース311からシリンダ312を後方に向けて若干下向きに寝かせた姿勢、すなわち横置きの姿勢でケース本体35に組み付けられている。具体的には、エンジン31は、ガイドバー21の突出方向に対し、シリンダ312の軸線の傾斜角度αが約25度となる姿勢でケース本体35に組み付けられている。
図3に示すように、エンジン31の下部には排気ポート313が形成され、当該排気ポート313にはマフラー5が取り付けられる。エンジン31のクランクシャフト314の左端側には、ソーチェーン22を駆動するための図示しない遠心クラッチが設けられ、クランクシャフト314の右端側には、エンジン31冷却用の冷却ファン6(図4参照)が設けられる。
図4は、冷却ファン6の外方側を示す斜視図、図5は、冷却ファン6の内方側を示す斜視図、図6は、冷却ファン6の側面図である。なお、冷却ファン6のクランクケース311と対向しない側を冷却ファン6の外方側とし、冷却ファン6のクランクケース311と対向する側を冷却ファン6の内方側とする。
このような冷却ファン6は、図2に示すように、右サイドカバー36Aにおいて冷却ファン6の外方側を覆う部分である第1覆部71(図1参照)と、ケース本体35において冷却ファン6とクランクケース311とを仕切り冷却ファン6の内方側を覆う部分である第2覆部72と、クランクケース311側面とを含んで構成される冷却ファン収納部7に収納される。
従って、目詰まりを起こしている外気吸気口37,38側のみに冷却羽根65が設けられている場合と比べて、本実施形態では、目詰まりを起こしていない外気吸気口37,38側にある冷却羽根65A,65Bが当該目詰まりを起こしていない外気吸気口37,38から貫通孔67を通すことなく直接吸気できる分、冷却ファン6の吸気効率を向上させることができる。よって、外気吸気口の目詰まりによる送風量の低下をより抑制することができる。
図7は、マフラー5を断面して示したチェーンソー本体3の斜視図である。
マフラー5は、図3および図7に示すように、エンジン31に接続されたマフラー本体51と、ガイドバー支持部311A1に取り付けられマフラー本体51と連通する通路部52とを備えて構成されている。
マフラー本体51は、図3および図7に示すように、エンジン31の下方から前方にかけて形成されたチェーンソー本体3内の空間に収納されており、シリンダ312の傾斜角度αと略等しい傾斜角度で傾斜する上面511と、マフラー用カバー36Bの内面に沿った形状を有する下面512とを備え、箱状に形成されている。このマフラー本体51の内部には、2つの消音室513,514が設けられている。上面511の前部には吐出口515が形成されている。
通路部52は、マフラー本体51を通過した排気ガスをチェーンソー本体3の外部に排出するためのものである。この通路部52は、図7に示すように、マフラー本体51の前部から上方に延出しチェーンソー本体3の前面上側で開口するメイン通路部521と、メイン通路部521の途中から分岐し、チェーンソー本体3の前面下側で開口するサブ通路部522とを備えて構成されている。
以下に、エンジン31から排出された排気ガスの流れについて説明する。
エンジン31から排出された排気ガスは、マフラー本体51内の消音室513,514を通過して消音された後、吐出口515からメイン通路部521の吸入口525へ吐出される。この際、当該排気ガスの流れにより、エゼクタ部53周辺の冷たい空気が吐出口515と吸入口525との隙間から排気ガスに引き寄せられて当該排気ガスと混合する。
また、通路部52とマフラー本体51とがエゼクタ部53を介して連通しているので、エゼクタ部53周辺の冷たい空気を排気ガスに混合させることができ、排気ガスを直接的かつ良好に冷却することができる。従って、ケースカバー36に形成されたメイン排気開口およびサブ排気開口の縁部が排気ガスの熱により変形したり変色したりすることを確実に防止できる。
なお、本発明を実施するための最良の構成、方法などは、以上の記載で開示されているが、本発明は、これに限定されるものではない。すなわち、本発明は、主に特定の実施形態に関して特に図示され、かつ、説明されているが、本発明の技術的思想および目的の範囲から逸脱することなく、以上述べた実施形態に対し、形状、数量、その他の詳細な構成において、当業者が様々な変形を加えることができるものである。
従って、上記に開示した形状、数量などを限定した記載は、本発明の理解を容易にするために例示的に記載したものであり、本発明を限定するものではないから、それらの形状、数量などの限定の一部もしくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
Claims (3)
- エンジンと、前記エンジンのクランクケース側方に配置されて前記エンジンによって回転駆動される冷却ファンと、前記エンジンおよび前記冷却ファンを収納するケースとを備えたチェーンソーであって、
前記冷却ファンは、前記エンジンのクランクシャフトに固定されるハブと、前記ハブの外周に沿って複数設けられた冷却羽根と、前記冷却羽根を連結する環状の連結部とを備えて構成され、
前記ハブには、当該ハブを軸方向に貫通する貫通孔が形成され、
前記ケースは、前記冷却ファンの外方側を覆う第1覆部と、前記冷却ファンの内方側を覆う第2覆部とを備えて構成され、
前記第1覆部には、前記冷却ファンの外方側に外気を供給する第1外気吸気口が形成され、
前記第2覆部には、前記冷却ファンの内方側に外気を供給する第2外気吸気口が形成されている
ことを特徴とするチェーンソー。 - 請求項1に記載のチェーンソーにおいて、
前記連結部は、前記冷却羽根の略中央部分を連結する中央連結部を備え、
前記冷却羽根は、前記中央連結部の外方側に形成された第1冷却羽根と、前記中央連結部の内方側に形成された第2冷却羽根とを備えて構成されている
ことを特徴とするチェーンソー。 - 請求項2に記載のチェーンソーにおいて、
前記中央連結部の内方側には、厚肉に形成された一対の厚肉部が設けられ、
前記一対の厚肉部のうち一方の前記厚肉部内には、点火マグネットが収納され、
前記一対の厚肉部間の前記中央連結部は、外方側に膨らむように撓んでいる
ことを特徴とするチェーンソー。
Priority Applications (1)
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2007
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