JP2009028352A - 睡眠情報提供システム - Google Patents
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Abstract
【課題】被験者の睡眠状態を容易に理解して適切な介護を行うこと。
【解決手段】睡眠センサ(40)によって被験者(90)の生体情報に関する信号が検出される。中央サーバ(30)は、睡眠センサ(40)の検出した信号に基づいて、睡眠日誌、その評価結果である睡眠の質およびその評価結果に対する改善方法を図表化した睡眠レポートを作成する。その睡眠レポートが介護施設の端末パソコン(35)のディスプレイ上に表示されて介護士に提供される。
【選択図】図1
【解決手段】睡眠センサ(40)によって被験者(90)の生体情報に関する信号が検出される。中央サーバ(30)は、睡眠センサ(40)の検出した信号に基づいて、睡眠日誌、その評価結果である睡眠の質およびその評価結果に対する改善方法を図表化した睡眠レポートを作成する。その睡眠レポートが介護施設の端末パソコン(35)のディスプレイ上に表示されて介護士に提供される。
【選択図】図1
Description
本発明は、被験者の睡眠状態に関する情報を提供する睡眠情報提供システムに関するものである。
従来より、睡眠状態を評価して提示するものが例えば特許文献1に開示されている。特許文献1の睡眠評価装置は、睡眠中の脳波や体動などの生体情報を検出し、その生体情報に基づいて睡眠状態を評価して提示している。
特開平6−98863号公報
しかしながら、上述した特許文献1の睡眠評価装置では、生体情報の信号を単に演算処理しただけの睡眠データが提示されると共に、「睡眠の質が悪い」といった評価が提示されるに過ぎないものである。したがって、睡眠の知識が十分でない介護士や医師などにとって、睡眠状態を容易には理解できず、さらにその睡眠状態の改善策を講じることが困難であるという問題があった。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、被験者から検出した生体情報に基づいて睡眠状態を評価し提示するものであって、睡眠の知識が十分でない者であっても被験者の睡眠状態(睡眠の質)を容易に理解することができ、且つ、その睡眠状態の改善策を容易に講じることができる睡眠情報提供システムを提供することである。
第1の発明は、被験者(90)の生体情報に関する信号を検出する睡眠センサ(40)と、上記睡眠センサ(40)の検出信号に基づいて被験者(90)の睡眠状態を所定の指標毎に評価し、該指標毎の評価結果と該指標毎の評価結果に対応する改善方法とを図表化した睡眠レポートを作成する睡眠評価手段(30)と、上記睡眠評価手段(30)の睡眠レポートを提示する提示手段(35)とを備えているものである。
上記の発明では、睡眠センサ(40)として、布団の上などに設置されて被験者(90)の体動等を検出する非拘束型のセンサや、被験者(90)の体に取り付けられて被験者(90)の心拍数等を検出する拘束型のセンサが例示される。睡眠評価手段(30)は、睡眠センサ(40)の検出信号(睡眠データ)に基づいて、被験者(90)の睡眠状態を各指標(寝付きの良さ、目覚めの良さおよび睡眠時間等)ごとに評価する。そして、睡眠評価手段(30)は、評価結果と、その指標毎の評価結果に対応する改善方法(生活を改善する方法)とを図表化することによって睡眠レポートを作成する。つまり、睡眠評価手段(30)は、睡眠センサ(40)から得られた睡眠データを介護施設の介護士や病院の医師などの験者が理解しやすいように図表にまとめる。この図表化された評価結果および改善方法は、提示手段(35)によって、ディスプレイ上に表示されたり紙に印刷される。これにより、睡眠レポートが介護士や医師などの験者に提供され、験者が被験者(90)の睡眠状態を容易に把握可能となる。
第2の発明は、上記第1の発明において、上記睡眠評価手段(30)が、上記睡眠センサ(40)の夜間および昼間の検出信号に基づいて被験者(90)の睡眠状態を評価するように構成されているものである。
上記の発明では、夜間の検出信号(睡眠データ)だけでなく日中の検出信号にも基づいて被験者(90)の睡眠状態が評価される。つまり、日中の昼寝の有無やその睡眠状態も考慮して夜間の睡眠状態が把握される。一般に、夜間の睡眠状態の判定は、夜間の睡眠データのみに基づいて行われるが、昼間の睡眠データも考慮することにより、評価の精度が高くなる。
第3の発明は、上記第1または第2の発明において、上記睡眠評価手段(30)は、上記被験者(90)の生活記録を入力可能な観察日誌欄が設けられた睡眠レポートを作成するように構成されているものである。
上記の発明では、睡眠レポートに、睡眠状態の評価結果およびその改善方法だけでなく、逐次入力可能な被験者(90)の観察日誌の欄が設けられる。これにより、睡眠状態の評価結果や改善方法を参照しながら観察日誌を記録することができる。この観察日誌は、例えば、介護施設において介護士が被験者(90)を定期的に観察して記録する介護日誌として利用される。
第4の発明は、上記第1乃至第3の何れか1の発明において、上記提示手段(35)が、上記被験者(90)を介護する介護施設の端末装置であり、通信回線を介して上記睡眠評価手段(30)から取得した睡眠レポートを表示するものである。
上記の発明では、睡眠評価手段(30)によって図表化された評価結果および改善方法が通信回線を介して提示手段(35)により表示される。介護士などの験者は、提示手段(35)によって表示された睡眠レポートから被験者(90)の睡眠状態を把握する。
以上のように、本発明によれば、介護士や医師などの験者に対して、被験者(90)の睡眠状態の評価結果および改善方法を図表化して提示するようにした。したがって、睡眠データ(いわゆる)がそのまま提示される場合に比べて、睡眠の知識が不十分な介護士などであっても、被験者(90)の睡眠状態を容易に理解することができる。さらに、改善方法も併せて提示するようにしたので、被験者(90)の睡眠状態を向上させる対策を容易に図ることができる。これにより、より適切な介護や診断を行うことができる。
また、第2の発明によれば、睡眠センサ(40)の検出信号を夜間だけでなく昼間の分も考慮して睡眠状態を評価するようにしたので、夜間の睡眠と昼間の睡眠(即ち、昼寝)との相関関係を考察することができる。したがって、夜間の睡眠状態に対する評価レベルを高めることができる。これにより、介護士等が一層適切な介護や診断を行うことができる。
また、第3の発明によれば、睡眠レポートに逐次入力可能な観察日誌の欄を設けるようにした。したがって、介護士や医師などの験者が睡眠状態に関する評価結果および改善方法を参照しながら被験者(90)の観察日誌を記録することができる。これにより、被験者(90)の睡眠状態を適切に理解した上で観察することができ、観察日誌がより適切なものとなる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の睡眠情報提供システム(10)は、サーバ機器である中央サーバ(30)と、ローカル機器である信号処理ユニット(20)と、表示機器である端末パソコン(パーソナルコンピュータ)(35)とを備えている。
信号処理ユニット(20)は、通信ケーブル(25)によって端末パソコン(35)に接続可能となっており、USB(universal serial bus)等のインターフェースを利用して端末パソコン(35)と通信できるように構成されている。また、図2に示すように、信号処理ユニット(20)には、睡眠センサ(40)が接続されている。
中央サーバ(30)は、通信回線の一種であるインターネットを介して端末パソコン(35)と通信できるように構成されている。端末パソコン(35)は、介護施設や病院等に設置されている。この端末パソコン(35)は、中央サーバ(30)から送られてきた情報をディスプレイ上に表示することで、この情報を介護施設の介護士や病院の医師に提示(提供)する。つまり、この端末パソコン(35)は、本発明に係る提示手段を構成している。また、端末パソコン(35)は、信号処理ユニット(20)から送られてきたデータを中央サーバ(30)へ送信するように構成されている。つまり、この端末パソコン(35)は、信号処理ユニット(20)に蓄積されたデータを中央サーバ(30)へ送信する送信手段を兼ねている。
〈睡眠センサ〉
図2に示すように、睡眠センサ(40)は、就寝中における被験者(90)の生体情報に関する信号を検出するように構成されている。
図2に示すように、睡眠センサ(40)は、就寝中における被験者(90)の生体情報に関する信号を検出するように構成されている。
具体的に、睡眠センサ(40)は、受圧部(41)と、感圧部(42)と、信号線(43)とによって構成されている。受圧部(41)は、樹脂等から成る柔軟な中空のチューブによって構成され、ベッドや布団などの寝具(95)の上に載置される。受圧部(41)は、一端が感圧部(42)に接続され、他端が封止されている。この受圧部(41)は寝具(95)を横断するように設置され、受圧部(41)の上に被験者(90)が横たわることになる。一方、感圧部(42)は、図示しないが、マイクロフォンや圧力センサを備えており、このマイクロフォン等によって受圧部(41)の内圧の変動を計測するように構成されている。信号線(43)は、感圧部(42)と信号処理ユニット(20)を電気的に接続しており、感圧部(42)で得られた受圧部(41)の内圧に関する信号を信号処理ユニット(20)へ伝達する。
寝具(95)上に被験者(90)が横たわっている状態では、被験者(90)の体動(例えば寝返り、呼吸、拍動)等に起因して受圧部(41)の内圧が変動する。感圧部(42)は、この受圧部(41)の内圧の変動を電気的な信号に変換して信号処理ユニット(20)へ出力する。
〈信号処理ユニット〉
図3に示すように、信号処理ユニット(20)は、信号処理部(21)と、記録手段であるデータメモリ(22)とを備えている。
図3に示すように、信号処理ユニット(20)は、信号処理部(21)と、記録手段であるデータメモリ(22)とを備えている。
信号処理部(21)には、信号線(43)を通じて感圧部(42)から送られてきた信号(即ち、受圧部(41)の内圧の変動を示す信号)が入力される。感圧部(42)から入力された信号には、被験者(90)の生体情報が含まれている。信号処理部(21)は、例えば100Hz程度のサンプリング周期で感圧部(42)からの信号をサンプリングすることによって生データを取得し、取得した生データを図外の作業用メモリへ一時的に保存する。
例えば1分間分の生データがメモリに蓄積されると、信号処理部(21)は、蓄積された生データを用いた演算処理を行う。具体的には、メモリに蓄積された生データの標準偏差をとったり、生データを所定の基準値と比較する等の処理を行い、被験者(90)の睡眠状態を示す睡眠データを生データから抽出する。この睡眠データとしては、被験者(90)の睡眠深度、体動の有無や強度、心拍数、呼吸数などが例示される。1分間分の生データから信号処理部(21)が抽出した睡眠データは、データメモリ(22)へ送られる。一方、睡眠データの抽出が完了した生データは、作業用メモリから消去される。作業用メモリには、次回の睡眠データの抽出に備えて新しい生データが蓄積されてゆく。
データメモリ(22)は、半導体メモリやハードディスク等によって構成されている。データメモリ(22)は、所定の時間ごと(上記の例では1分間ごと)に信号処理部(21)から入力されてくる睡眠データを逐次保存する。具体的に、データメモリ(22)には、信号処理部(21)で抽出された睡眠データと、その睡眠データに共通する情報とが逐次記録されてゆく。睡眠データに共通する情報とは、例えば、被験者である患者の識別番号、担当する医師の識別番号、計測日の日付、計測の開始時刻や終了時刻などである。
通信ケーブル(25)によって信号処理ユニット(20)を端末パソコン(35)に接続すると、データメモリ(22)に蓄積された睡眠データは、端末パソコン(35)へ吸い上げられて中央サーバ(30)へ送られる。
なお、信号処理ユニット(20)には、室内温度を計測する温度センサや、室内の明るさを計測する照度センサ、室内の騒音を計測する騒音センサなどを設けてもよい。これらセンサを信号処理ユニット(20)に設ける場合は、これらセンサで得られた計測値もデータメモリ(22)に保存される。
〈中央サーバ〉
上述したように、中央サーバ(30)は、端末パソコン(35)とインターネットを介して信号処理ユニット(20)から睡眠データを受信している。そして、この中央サーバ(30)は、受信した睡眠データに基づいて睡眠状態を評価し、その評価と該評価に対する改善方法とを図表化した睡眠レポートを作成する。つまり、この中央サーバ(30)は、本発明に係る睡眠評価手段を構成している。
上述したように、中央サーバ(30)は、端末パソコン(35)とインターネットを介して信号処理ユニット(20)から睡眠データを受信している。そして、この中央サーバ(30)は、受信した睡眠データに基づいて睡眠状態を評価し、その評価と該評価に対する改善方法とを図表化した睡眠レポートを作成する。つまり、この中央サーバ(30)は、本発明に係る睡眠評価手段を構成している。
具体的に、中央サーバ(30)は、先ず、図4や図5に示すように、受診した睡眠データに基づいて「睡眠日誌」を作成すると共に、その「睡眠日誌」に基づいて「睡眠の質」を作成する。「睡眠日誌」は、被験者(90)が睡眠状態であったか覚醒状態であったかが、帯状の線を色分けすることによって日付ごと時刻ごとに図示されたものである。「睡眠の質」は、睡眠の質を示す複数の指標ごとに評価したレーダーチャートである。本実施形態では、一例として、「良い寝付き」「良い目覚め」「途中で目覚めない」「深い眠り」「眠った時間」の5つの指標について評価する。
次に、中央サーバ(30)は、図6に示すように、評価した「睡眠の質」に対する「改善方法」を提示する。この「改善方法」は、「睡眠の質」の5つの各指標ごとに改善策が予めデータとして記録されているものである。つまり、この改善方法における「寝付きの因子」「維持の因子」「目覚めの因子」「熟睡性」「睡眠時間」がそれぞれレーダーチャートにおける「良い寝付き」「途中で目覚めない(中途覚醒)」「良い目覚め」「深い眠り」「眠った時間」の指標に対応している。そして、中央サーバ(30)は、レーダーチャートにおいて評価が良くない(まあまあ以下の)指標に対応する改善方法についてだけ作成する。
中央サーバ(30)には、作成した睡眠レポートを保存するためのストレージユニット(31)が併設されている。このストレージユニット(31)は、例えば大容量のハードディスク装置等によって構成されている。例えば、ストレージユニット(31)は、介護施設ごとに分類したフォルダの中に信号処理ユニット(20)毎のフォルダを作成し、その中に作成した睡眠レポート(厳密には睡眠レポートを描画するためのデータ)を保存する。作成保存された睡眠レポートは、端末パソコン(35)に送信されてディスプレイ上に表示される。
なお、中央サーバ(30)で作成される睡眠レポートの書式は、1種類だけである必要はない。つまり、複数種類の書式の睡眠レポートを作成できるように中央サーバ(30)を構成し、利用者の目的に応じて使いやすい書式を適宜選択できるようにしてもよい。また、中央サーバ(30)で作成される睡眠レポートのデータ形式は、ブラウザなどを利用して特殊なソフトウェアを用いずに表示できるものであるのが望ましい。
−システムの運用−
睡眠センサ(40)と信号処理ユニット(20)は、介護施設の被介護者(以下、被験者という。)に貸し出される。被験者(90)は、借り受けた睡眠センサ(40)と信号処理ユニット(20)を自分の寝具(95)にセットして計測を行う。被験者(90)は、例えば1〜2週間程度の所定期間に亘って計測を行う。その間に得られた睡眠データは、信号処理ユニット(20)のデータメモリ(22)に蓄積されてゆく。
睡眠センサ(40)と信号処理ユニット(20)は、介護施設の被介護者(以下、被験者という。)に貸し出される。被験者(90)は、借り受けた睡眠センサ(40)と信号処理ユニット(20)を自分の寝具(95)にセットして計測を行う。被験者(90)は、例えば1〜2週間程度の所定期間に亘って計測を行う。その間に得られた睡眠データは、信号処理ユニット(20)のデータメモリ(22)に蓄積されてゆく。
所定期間が経過すると、介護士が信号処理ユニット(20)を端末パソコン(35)に接続し、信号処理ユニット(20)内に記録された睡眠データを中央サーバ(30)へ送信する。つまり、中央サーバ(30)へは、1〜2週間分の睡眠データが一括して送信される。中央サーバ(30)は、受信した睡眠データに基づいて睡眠レポートを作成し、その睡眠レポートを病院の端末パソコン(35)へ送り返す。そして、端末パソコン(35)では、被験者(90)毎の睡眠レポートがディスプレイ上に表示される。これにより、睡眠状態、睡眠の質の評価およびそれに対する改善方法が被験者(90)や介護士に提示される。
例えば、図4に示すように、Aさんの睡眠レポートにおける「睡眠の質」によれば、「良い寝付き」「途中で目覚めない」「深い眠り」の指標について、まあまあ以下(平均以下)の評価がされている。したがって、睡眠レポートには、「寝付きの因子」「維持の因子」「熟睡性」に関する改善方法が作成される。一方、図5に示すように、Bさんの睡眠レポートにおける「睡眠の質」によれば、何れの指標についても、ほぼ大変良いの評価がされているので、特に「改善方法」は作成されない。
−実施形態の効果−
本実施形態によれば、介護士や医師などの験者に対して、被験者(90)の睡眠状態の評価結果および改善方法を図表化して提示するようにした。したがって、睡眠データ(いわゆる)がそのまま提示される場合に比べて、睡眠の知識が不十分な介護士などであっても、被験者(90)の睡眠状態を容易に理解することができる。また、改善方法も併せて提示されるため、睡眠状態を向上させる対策を容易に図ることができる。その結果、被験者(90)に対してより適切な介護や診断を行うことができる。
本実施形態によれば、介護士や医師などの験者に対して、被験者(90)の睡眠状態の評価結果および改善方法を図表化して提示するようにした。したがって、睡眠データ(いわゆる)がそのまま提示される場合に比べて、睡眠の知識が不十分な介護士などであっても、被験者(90)の睡眠状態を容易に理解することができる。また、改善方法も併せて提示されるため、睡眠状態を向上させる対策を容易に図ることができる。その結果、被験者(90)に対してより適切な介護や診断を行うことができる。
また、本実施形態では、睡眠センサ(40)が検出した被験者(90)の生体情報に関する信号の処理を信号処理ユニット(20)で行い、信号処理ユニット(20)で得られた睡眠データを中央サーバ(30)へインターネット経由で送信している。つまり、睡眠センサ(40)で得られた生データに処理を施した後の比較的データ量の少ない睡眠データを中央サーバ(30)へ送信している。したがって、睡眠センサ(40)で得られた生データの全てをサーバへ送信する場合に比べ、インターネットを使って送信されるデータの量を大幅に削減することができる。その結果、信号処理ユニット(20)と中央サーバ(30)の間の通信に要する時間やコストを削減することが可能となる。
また、本実施形態では、信号処理ユニット(20)にデータメモリ(22)を設け、導出後にデータメモリ(22)に蓄積された睡眠データを中央サーバ(30)へ送信している。このため、何日分かの睡眠データを信号処理ユニット(20)のデータメモリ(22)に一時的に蓄え、このデータメモリ(22)に蓄積された睡眠データを一括して中央サーバ(30)へ送信することが可能となる。したがって、信号処理ユニット(20)から中央サーバ(30)へ睡眠データを送信する頻度を削減することができ、睡眠情報提供システム(10)の使い勝手を向上させることができる。
〈実施形態の変形例〉
−変形例1−
本変形例1は、中央サーバ(30)が夜間の睡眠データだけでなく昼間の睡眠データにも基づいて「睡眠日誌」および「睡眠の質」を作成するように構成されたものである。つまり、本変形例1は、昼間の睡眠も考慮して、「睡眠日誌」等を作成するようにしたものである。
−変形例1−
本変形例1は、中央サーバ(30)が夜間の睡眠データだけでなく昼間の睡眠データにも基づいて「睡眠日誌」および「睡眠の質」を作成するように構成されたものである。つまり、本変形例1は、昼間の睡眠も考慮して、「睡眠日誌」等を作成するようにしたものである。
本変形例1では、24時間に亘って睡眠センサ(40)から被験者(90)の睡眠データが信号処理ユニット(20)のデータメモリ(22)に蓄積されてゆく。そして、信号処理ユニット(20)内に記録された睡眠データが中央サーバ(30)へ送信される。中央サーバ(30)では、送られた24時間分(1日分)の睡眠データに基づいて「睡眠日誌」、「睡眠の質」および「改善方法」についての睡眠レポートを作成する。作成された睡眠レポートは、端末パソコン(35)に送信されてディスプレイ上に表示される。なお、上記実施形態では、信号処理ユニット(20)から端末パソコン(35)を介して中央サーバ(30)に24時間分の睡眠データが送信されるが、そのうちの夜間の睡眠データのみに基づいて睡眠レポートが作成される。
例えば、図7に示す睡眠レポートの「睡眠日誌」では、夜間だけでなく昼間の睡眠状態(昼間の平均睡眠時間:約6時間)も図示される。そして、その「睡眠日誌」に基づいて「睡眠の質」が作成される。そのレーダーチャートによれば、「途中で目覚めない」の指標についての評価が極端に良くない。一方、図8に示す睡眠レポートの「睡眠日誌」では、図7の場合よりも短い昼間の睡眠(昼間の平均睡眠時間:4時間)が図示されている。この場合のレーダーチャートによれば、全般的に評価が良い。つまり、「途中で目覚めない」の指標について評価が上がっている。このことから、昼間の睡眠時間が多いと、夜間の睡眠においていわゆる中途覚醒が起こりやすいことが分かる。このように、夜間だけでなく昼間の睡眠データも考慮することにより、睡眠の質について分析レベルのより高い評価を行うことが可能となる。その結果、介護士等が被験者(90)に対して一層適切な介護や診断を行うことができる。
なお、本変形例では、昼間の睡眠状態として平均睡眠時間を用いたが、これに限らず、例えば昼間の在床時間、あるいは夜間の睡眠の所定時間前の睡眠時間などを用いるようにしてもよい。
−変形例2−
本変形例2は、中央サーバ(30)が手入力可能な介護日誌の欄も設けた睡眠レポートを作成するように構成されたものである。つまり、本変形例2の中央サーバ(30)は、図9に示すように、「睡眠日誌」「睡眠の質」「改善方法」以外に、介護士等が端末パソコン(20)から逐次手入力可能な「介護日誌」の欄を設けた睡眠レポートを作成する。
本変形例2は、中央サーバ(30)が手入力可能な介護日誌の欄も設けた睡眠レポートを作成するように構成されたものである。つまり、本変形例2の中央サーバ(30)は、図9に示すように、「睡眠日誌」「睡眠の質」「改善方法」以外に、介護士等が端末パソコン(20)から逐次手入力可能な「介護日誌」の欄を設けた睡眠レポートを作成する。
「介護日誌」は、介護士が定期的に被験者(90)を観察し、被験者(90)の睡眠状況や食事状況等の生活状況について入力するものである。したがって、介護士は、中央サーバ(30)が作成した「睡眠日誌」や「睡眠の質」等を参照しながら逐次介護日誌を記録することができる。これにより、被験者(90)の睡眠状態を適切に理解した上で観察することができ、介護日誌の内容がより充実したものとなる。また、被験者(90)の体調をより理解することができ、より適切な介護が可能となる。
〈その他の実施形態〉
上記実施形態については、以下のように構成するようにしてもよい。
上記実施形態については、以下のように構成するようにしてもよい。
例えば、上記実施形態では、睡眠レポートにおいて、「睡眠の質」の評価が良くない指標についてのみ「改善方法」を作成するようにしたが、「睡眠の質」の評価に関係なく全ての指標についての「改善方法」を作成するようにしても勿論よい。
また、1つの睡眠レポートにおいて、「睡眠日誌」および「睡眠の質」と共に「改善方法」を作成(表示)するようにしたが、介護士等が「改善方法」を記載した冊子等を常備するようにしてもよい。つまり、「改善方法」については中央サーバ(30)が作成する睡眠レポートには表示せずに、予め「改善方法」を記載した冊子等を用意しておくようにする。この場合、端末パソコン(35)に表示された睡眠レポートの「睡眠の質」と、「改善方法」の冊子等とを対照しながら介護を行うことができる。
また、上記実施形態では、睡眠状態の評価結果をレーダーチャートによって図表化するようにしたが、本発明はこれに限らず、介護士等が容易に睡眠状態を理解することができるものであれば如何なる図表であってもよい。
また、上記実施形態では、信号処理ユニット(20)の睡眠データを端末パソコン(35)へ一旦吸い上げ、端末パソコン(35)から中央サーバ(30)へ睡眠データを送信するようにしているが、信号処理ユニット(20)を直接インターネットに接続し、信号処理ユニット(20)の睡眠データを中央サーバ(30)へ直接に送信するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、中央サーバ(30)への睡眠データの送信にインターネットを利用しているが、例えば専用回線を通じて端末パソコン(35)や信号処理ユニット(20)から中央サーバ(30)へ睡眠データを送信してもよい。
なお、以上の実施形態は、本質的に好ましい例示であって、本発明、その適用物、あるいはその用途の範囲を制限することを意図するものではない。
以上説明したように、本発明は、被験者の睡眠状態に関する情報を提供する睡眠情報提供システムについて有用である。
10 睡眠情報提供システム
30 中央サーバ(睡眠評価手段)
35 端末パソコン(提示手段)
40 睡眠センサ
90 被験者
30 中央サーバ(睡眠評価手段)
35 端末パソコン(提示手段)
40 睡眠センサ
90 被験者
Claims (4)
- 被験者(90)の生体情報に関する信号を検出する睡眠センサ(40)と、
上記睡眠センサ(40)の検出信号に基づいて被験者(90)の睡眠状態を所定の指標毎に評価し、該指標毎の評価結果と該指標毎の評価結果に対応する改善方法とを図表化した睡眠レポートを作成する睡眠評価手段(30)と、
上記睡眠評価手段(30)の睡眠レポートを提示する提示手段(35)とを備えている
ことを特徴とする睡眠情報提供システム。 - 請求項1において、
上記睡眠評価手段(30)は、上記睡眠センサ(40)の夜間および昼間の検出信号に基づいて被験者(90)の睡眠状態を評価するように構成されている
ことを特徴とする睡眠情報提供システム。 - 請求項1または2において、
上記睡眠評価手段(30)は、上記被験者(90)の生活記録を入力可能な観察日誌欄が設けられた睡眠レポートを作成するように構成されている
ことを特徴とする睡眠情報提供システム。 - 請求項1乃至3の何れか1項において、
上記提示手段(35)は、上記被験者(90)を介護する介護施設の端末装置であり、通信回線を介して上記睡眠評価手段(30)から取得した睡眠レポートを表示するものである
ことを特徴とする睡眠情報提供システム。
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| JP2007196124A Pending JP2009028352A (ja) | 2007-07-27 | 2007-07-27 | 睡眠情報提供システム |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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