JP2009032065A - 空調機配置支援システム - Google Patents

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    • Y02B30/52Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency

Abstract

【課題】本発明の課題は、EHP単独またはGHP単独での運転でも空間を均一に空調するように、それぞれの室内機の配置を支援するシステムを提供することにある。
【解決手段】本発明に係る空調機配置支援システム1は、同一の空間を空調する第1室内機と第2室内機との位置情報を導出する。第1室内機が属する第1空気調和装置と第2室内機が属する第2空気調和装置とは動力源が異なる。そして、空調機配置支援システムは、情報記憶部16と配置パターン導出部13aとを備える。情報記憶部は、第1室内機および第2室内機の室内機情報と空間の空間情報とを有する。配置パターン導出部は、室内機情報と空間情報とに基づいて位置情報を配置パターンとして導出する。また、配置パターンは、第1室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調し、かつ、第2室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調する、第1室内機および第2室内機の位置である。
【選択図】図1

Description

本発明は、それぞれ別系統で同一空間を空調する電気式空気調和装置とガス式空気調和装置とをその空間に最適に空調できるようにそれぞれの室内機の配置支援するシステムに関する。
従来、エンジンによって駆動される圧縮機と電動モータによって駆動される圧縮機を並列に組み込んだヒートポンプ式空気調和装置が存在する(特許文献1参照)。
特開2007−10291号公報
ところで、電力のデマンド対策およびエネルギーコスト対策の観点から、電気式空気調和装置(EHP)とガス式空気調和装置(GHP)とを組み合わせて空気調和を行う方が、それぞれ単独の場合よりも有利な場合がある。このため、電気式空気調和装置とガス式空気調和装置とを組み合わせて空気調和を行うことが検討されている。
しかしながら、このようにEHPとGHPとを混在させて空間を空調する場合においては、EHP系統単独あるいはGHP系統単独で運転する場合があり、それぞれの室内機の配置状況によっては、空間に対して偏って空調してしまう恐れがある。このため、EHP単独で空調を行う場合でも、GHP単独で空調を行う場合でも均一に空間を空調できるように室内機を配置する必要がある。
本発明の課題は、EHP単独運転またはGHP単独運転の場合でも空間を均一に空調するように、EHP室内機およびGHP室内機の配置を支援するシステムを提供することにある。
第1発明に係る空調機配置支援システムは、同一の空間を空調する第1室内機と第2室内機との、空間に対する位置情報を導出する。第1室内機は、第1空気調和装置に属する。また、第2室内機は、第1空気調和装置と動力源が異なる第2空気調和装置に属する。そして、空調機配置支援システムは、情報記憶部と配置パターン導出部とを備える。情報記憶部は、第1室内機および第2室内機の室内機情報と、空間の空間情報とを有する。配置パターン導出部は、室内機情報と、空間情報とに基づいて第1室内機および第2室内機の位置情報を、配置パターンとして導出する。配置パターン導出部は、第1室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調し、かつ、第2室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調する、第1室内機および第2室内機の位置を、配置パターンとして導出する。
本発明では、例えば、第1室内機の台数、第1室内機の容量、第2室内機の台数、第2室内機の容量などの室内機情報と、空間の形状、空間の床面積、空間の天井高などの空間情報とに基づいて第1室内機の位置と第2室内機の位置を配置パターンとして導出する。そして、この配置パターンは、第1室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調できる第1室内機の位置と、第2室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調できる第2室内機の位置として導出される。
したがって、第1室内機が属する第1空気調和装置が単独で運転する場合、あるいは、第2室内機が属する第2空気調和装置が単独で運転する場合であったとしても、空間を略均等に空調できる。
第2発明に係る空調機配置支援システムは、第1発明に係る空調機配置支援システムであって、第1室内機および第2室内機は、それぞれ複数台有る。配置パターン導出部は、ある1台の第1室内機から残りの複数の第1室内機までの第1間隔が少なくとも第1距離以上であり第1間隔の最短が第1距離になるように、かつ、ある1台の第2室内機から残りの複数の第2室内機までの第2間隔が少なくとも第2距離以上であり第2間隔の最短が第2距離になるように、第1室内機および第2室内機の位置を配置パターンとして導出する。
本発明では、第1室内機および第2室内機は複数ある。そして、それらの配置パターンは、ある1台の第1室内機から残りの複数の第1室内機までの第1間隔が少なくとも第1距離以上であり第1間隔の最短が第1距離になるように、かつ、ある1台の第2室内機から残りの複数の第2室内機までの第2間隔が少なくとも第2距離以上であり第2間隔の最短が第2距離になるように、複数の室内機を配置するものである。
このように、複数の第1室内機を少なくとも第1距離以上離して配置しており、また、1台の第1室内機の半径第1距離の円周上に必ず他の第1室内機が1台以上存在するように配置できるため、第1空気調和装置単独で空間の空調を行う場合であっても、空間を極力均等に空調することができる。同様に、複数の第2室内機を少なくとも第2距離以上離して配置しており、また、1台の第2室内機の半径第2距離の円周上に必ず他の第2室内機が1台以上存在するように配置できるため、第2空気調和装置単独で空間の空調を行う場合であっても、空間を極力均等に空調することができる。
第3発明に係る空調機配置支援システムは、第2発明に係る空調機配置支援システムであって、配置パターン導出部は、格子の交点に位置するように、第1室内機および第2室内機の位置を配置パターンとして導出する。
本発明では、配置パターンを、第1室内機および第2位室内機の位置が格子の交点に位置するように導出する。したがって、格子の交点に位置するように、複数の第1室内機および複数の第2室内機を配置できるため、容易に配置パターンを導出できる。
第4発明に係る空調機配置支援システムは、第1発明から第3発明のいずれかに係る空調機配置支援システムであって、配置パターンは、複数導出される。そして、この空調機配置支援システムは、表示部をさらに備える。表示部は、複数の配置パターンを表示可能である。
本発明では、複数の配置パターンが導出され、例えば、ディスプレイなどの表示部に表示される。このように、配置パターンが表示部に表示されるため、顧客は、室内機の配置を簡単に検討できる。
第5発明に係る空調機配置支援システムは、第1発明から第4発明のいずれかに係る空調機配置支援システムであって、室内機情報は、第1室内機の台数および第2室内機の台数を含む。
本発明では、室内機情報として、第1室内機の台数および第2室内機の台数が含まれている。したがって、空間をより略均等に空調するように配置パターンを導出することができる。
第6発明に係る空調機配置支援システムは、第1発明から第5発明のいずれかに係る空調機配置支援システムであって、空間情報は、空間の床面積および空間の形状を含む。
本発明では、空間情報は、空間の床面積および空間の形状を含む。したがって、本発明は、空間をより略均等に空調するように配置パターンを導出することができる。
第1発明に係る空調機配置支援システムでは、第1室内機が属する第1空気調和装置が単独で運転する場合、あるいは、第2室内機が属する第2空気調和装置が単独で運転する場合であったとしても、空間を略均等に空調できる。
第2発明に係る空調機配置支援システムでは、複数の第1室内機を少なくとも第1距離以上離して配置しており、また、1台の第1室内機の半径第1距離の円周上に必ず他の第1室内機が1台以上存在するように配置できるため、第1空気調和装置単独で空間の空調を行う場合であっても、空間を極力均等に空調することができる。同様に、複数の第2室内機を少なくとも第2距離以上離して配置しており、また、1台の第2室内機の半径第2距離の円周上に必ず他の第2室内機が1台以上存在するように配置できるため、第2空気調和装置単独で空間の空調を行う場合であっても、空間を極力均等に空調することができる。
第3発明に係る空調機配置支援システムでは、格子の交点に位置するように、複数の第1室内機および複数の第2室内機を配置できるため、容易に配置パターンを導出できる。
第4発明に係る空調機配置支援システムでは、配置パターンが表示部に表示されるため、顧客は、室内機の配置を簡単に検討できる。
第5発明に係る空調機配置支援システムでは、空間をより略均等に空調するように配置パターンを導出することができる。
第6発明に係る空調機配置支援システムでは、空間をより略均等に空調するように配置パターンを導出することができる。
以下、図面に基づいて、本発明に係る空調機配置支援システム1の実施形態について説明する。
<空調機配置支援システムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係る空調機配置支援システム1の概略構成図である。空調機配置支援システム1は、顧客が所有しているビルなどの建物内の空間を空調する空気調和装置を導入あるいは更新する際に、顧客の要望などの顧客情報に応じて、その空間に最適な空気調和装置を、エネルギーコスト、CO2排出量、導入コスト、GHP寿命などの観点から選定する装置である。
空調機配置支援システム1は、主に、本体10、入力装置31、およびディスプレイ32を備える。以下、これらの構成要素について詳述した後に空調機配置支援システム1の動作についても説明する。
(1)本体
本体10は、図1に示されるように、主に、中央処理部11、メインメモリ15、ハードディスク16、接続部14、IDEインターフェイス17、入力インターフェイス18、およびディスプレイインターフェイス19から構成されている。そして、この本体10では、中央処理部11が第1バス線21を介して、メインメモリ15が第2バス線22を介して、各種インターフェイス17〜19が第3バス線23を介して接続部14に接続されている。以下、これらの構成要素について説明する。
(中央処理部)
中央処理部11は、例えば、マイクロプロセッサと呼ばれる半導体チップ等であって、主に、制御部12および演算部13から構成される(他に1次キャッシュメモリや2次キャッシュメモリ等を含んでいてもよい)。演算部13は、その役割から室内機の配置パターン(後述参照)を導出する配置パターン導出部13aを有している。
(メインメモリ)
メインメモリ15は、例えば、RAM(ランダムアクセスメモリ)等の半導体チップである。
(接続部)
接続部14は、チップセット等の半導体チップである。
(ハードディスク)
ハードディスク16には、オペレーティングシステム(図示せず)、デバイスドライバ(図示せず)等のプログラム等が格納されている。なお、このハードディスク16は、外付けタイプであっても構わない。
オペレーティングシステムは、例えば、WINDOWS(登録商標)、MAC OS(登録商標)、OS/2、UNIX(登録商標)(例えば、Linux(登録商標)等)、あるいはBeOS(登録商標)等であって、各部14〜16、各種インターフェイス17〜19、各装置31,32等のハードウェア管理や、顧客インターフェイスの提供、各種データの管理、各種アプリケーションの共通部分の処理等を行う。
デバイスドライバは、ハードディスク16、接続部14、および各装置31,32それぞれに対して用意されている専用プログラムであって、オペレーティングシステムがハードディスク16、接続部14、および各装置31,32を制御するための橋渡しを行う。
(インターフェイス)
IDE(Integrated Drive Electronics)インターフェイス17は、ハードディスク16を接続部14に接続する。入力インターフェイス18は、例えば、PS/2、USB、IEEE1284、RS232、あるいはIrDA(Infrared Data Association)等のインターフェイスであって、メインメモリ15にデータを入力するためのキーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等といった入力装置31を接続する。ディスプレイインターフェイス19は、例えば、AGP(Accelerated Graphics Port)、PCI(Peripheral Component Interconnect)、あるいはRS232等のインターフェイス等であって、メインメモリ15から送信されてきたデータを文字や画像として表示するためのCRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等といったディスプレイ32を接続する。
(2)入力装置
入力装置31は、例えば、キーボード、マウス、スキャナ、あるいはOCR(Optical Character Reader)等の入力装置である。
(3)ディスプレイ
ディスプレイ32は、例えば、CRTディスプレイ、液晶ディスプレイ、あるいはプラズマディスプレイ等の情報表示装置である。
<空調機配置支援システムの動作>
次に、図2を用いて空調機配置支援システム1の動作について説明する。
制御部12は、図2に示されるように、メインメモリ15に一時記憶されるプログラムを読み込み(Fd5参照)、読み込んだプログラムに従って各部14〜16および各装置31,32に動作を指示する(Fc1〜Fc5参照)。演算部13は、制御部12の命令に従ってメインメモリ15から必要なデータを取得して(Fd1参照)演算処理(例えば、算術演算処理や論理演算処理等)を行う。メインメモリ15は、プログラムやデータ等をハードディスク16から取得して(Fd3参照)一時記憶したり、入力装置31において入力されたデータを一時記憶したり(Fd6参照)、演算部13から送信されるデータ等(Fd2参照)を一時記憶したりする。また、このメインメモリ15は、制御部12の命令に応じて一時記憶しているデータ等を各部14〜16および各装置31,32に送信する(Fd1、Fd4、およびFd7参照)。ハードディスク16は、制御部12の命令に応じてメインメモリ15にプログラムやデータ等を供給したり(Fd3参照)メインメモリ15から送信されるデータ等を格納したりする(Fd4参照)。
<室内機配置方法>
EHP室内機およびGHP室内機の配置方法は、まず、室内機を配置する格子図を作成し、その格子図の交点上に室内機を配置する。すなわち、本実施形態の空調機配置支援システム1は、空間の平面図上に室内機の配置場所を決めてから、どの配置場所にEHP室内機を配置するか、あるいは、どの配置場所にGHP室内機を配置するかを示す配置パターンを導出する。なお、ここにいう「格子図」とは、所定間隔で並ぶ複数の縦線と、縦線に対して垂直に交わり所定間隔で並ぶ複数の横線とにより構成される図のことである。また、縦線と横線との交点を格子点と呼ぶことにする。
以下、格子図の作成方法、室内機の配置方法の順で説明する。
(1)格子図の作成方法
図3は、格子図を作成する流れを示すフローチャート図である。以下、図3にしたがって、格子図の作成方法について説明する。また、図4は、空間の平面図(上面視における空間の境界としての壁W1)であり、格子図作成フローを説明するための参考図である。
ステップS1では、空間の床面積、室内機の台数から室内機1台が空調する面積(単位空調面積)が算出される。なお、空間の床面積および室内機の台数は、後述する空間情報等入力画面SC1により、あらかじめ顧客が入力した情報に基づく。ステップS1が終了すると、ステップS2へ移行する。
ステップS2では、単位空調面積の平方根が第1室内機間隔a1として算出される。なお、ステップS2で、算出される第1室内機間隔a1は、単位空調面積の平方根の値を小数点以下の位で四捨五入した値となる。なお、ここで、第1室内機間隔a1を、単位空調面積の平方根の値を小数点以下の位で四捨五入した値としているが、四捨五入に限らずに、小数点以下の切り捨て、または、小数点以下の切り上げなどでも構わない。また、四捨五入の位は、小数点以下でなくとも構わない。ステップS2が終了すると、ステップS3へ移行する。
ステップS3では、単位格子の一辺の長さが第1室内機間隔a1の正方格子を第1室内機配置格子Gr1として描く(図4参照)。ステップS3が終了すると、ステップS4へ移行する。
ステップS4では、室内機の台数が奇数であるか偶数であるかを確認する。室内機の台数が奇数であればステップS5へ移行し、室内機の台数が偶数であればステップS8へ移行する(図4の例では、18台であり偶数であるのでステップS8へ移行することになる)。なお、ステップS5およびステップS8では、ステップS3で描かれた第1室内機配置格子Gr1を空間の平面図に位置づける。この第1室内機配置格子Gr1を空間の平面図に位置づける方法は、室内機の台数によって異なり、室内機の台数が奇数の場合と、偶数の場合とに分けられる。このため、ステップS4では、室内機の台数が奇数の場合にはステップS5へ移行させ、室内機の台数が偶数の場合にはステップS8へ移行させている。ここでは、図面による説明を、ステップS8以降の室内機の台数が偶数の場合のみ行い、ステップS5以降の室内機の台数が奇数の場合については省略する。
ステップS5では、第1室内機配置格子Gr1の格子点が空間の平面図の重心G1と一致するように配置される(第1格子配置パターン)。なお、重心G1と一致する格子点を第1中心点と呼ぶことにする。すなわち、ステップS5では、室内機の台数が奇数であることから、平面図の重心G1に必ず室内機が1台配置されるように第1室内機配置格子Gr1を位置づけている。なお、第1室内機配置格子Gr1は、その横線が空間の平面図の東西方向と一致するように作成される。ステップS5が終了すると、ステップS6へ移行する。
ステップS6では、第1配置パターンにおける第1室内機配置格子Gr1を、第1中心点を基点に角度5度ずつ0度〜85度まで回転させて、空間の平面図に対する第1室内機配置格子Gr1(第1回転格子パターン)を18パターン作成する。ステップS6が終了すると、ステップS7へ移行する。
ステップS7では、18パターンの第1回転格子パターンにおいて、空間の平面図内部に第1室内機配置格子Gr1の格子点が少なくとも台数分だけ収まるかどうかを確認し、台数分収まっていない第1回転格子パターンを削除する。ステップS7が終了すると、ステップS11へ移行する。
ステップS8では、第1室内機配置格子Gr1のある縦線とその隣の縦線との中心で横線上にある第2中心点が空間の平面図の重心G1と一致する第2配置パターン(図4参照)と、ある単位格子の対角線の中心(第3中心点)が空間の平面図の重心G1と一致する第3配置パターン(図5参照)とが作成される。なお、第1室内機配置格子Gr1は、第2配置パターンおよび第3配置パターンともにその横線が空間の平面図の東西方向と一致するように作成される。ステップS8が終了すると、ステップS9へ移行する。
ステップS9では、第2配置パターンにおける第1室内機配置格子Gr1を、第2中心点を基点に角度5度ずつ0度〜175度まで回転させて、空間の平面図に対する第1室内機配置格子Gr1(第2回転格子パターン)を36パターン作成する。さらに、第3配置パターンにおける第1室内機配置格子Gr1を、第2中心点を基点に角度5度ずつ0度〜85度まで回転させて、空間の平面図に対する第1室内機配置格子Gr1(第3回転格子パターン)を18パターン作成する。すなわち、第2回転格子パターンと第3回転格子パターンとの合計は、54パターンとなる。ステップS9が終了すると、ステップS10へ移行する。図6は、第2配置パターン(図4)を45度回転させた第2回転格子パターンの例である。
ステップS10では、36パターンの第2回転格子パターンと18パターンの第3回転格子パターンとにおいて、空間の平面図(壁W1の内側)に第1室内機配置格子Gr1の格子点少なくとも台数分だけ収まるかどうかを確認し、台数分収まっていないパターンを削除する(図5の第3配置パターンは、ここで削除される)。ステップS10が終了すると、ステップS11へ移行する。
ステップS11では、壁W1に最も近い格子点と壁W1との距離(壁交点距離)が第1室内機間隔a1の3分の1よりも小さいか否かを確認する。具体的には、壁W1から第1室内機間隔a1の3分の1だけ内側にある仮想壁W2の中に第1室内機配置格子Gr1の格子点が少なくとも室内機の台数分だけ収まっているかどうかを確認している(図6参照)。壁交点距離が第1室内機間隔a1の3分の1よりも小さい場合にステップS12へ移行し、壁交点距離が第1室内機間隔a1の3分の1よりも大きい場合にこの格子図作成フローチャートを終了する。
ステップS12では、第1室内機間隔a1の90%の長さの第2室内機間隔a2として、単位格子の大きさを縮小した第2室内機配置格子Gr2を作成する(図7参照)。ここで、図7は、図6に対してステップS12の処理をしたものである。なお、この場合に、第2室内機配置格子Gr2は、第1室内機配置格子Gr1を、第1中心点(重心G1)を基点に90%の大きさに縮小される。ステップS12が終了すると、ステップS11へ戻る。
(2)室内機の配置方法
上述のように第1室内機配置格子Gr1または第2室内機配置格子Gr2が作成されると、その台数分ずつのEHP室内機とGHP室内機とを第1室内機配置格子Gr1または第2室内機配置格子Gr2の格子点に配置する。ここで、室内機は、EHP室内機が単独で運転されたとき、あるいは、GHP室内機が単独で運転されたときに、空間をムラがないように均等に空調するような配置にする。このため、図8のフローチャートにより、EHP室内機とGHP室内機との配置パターンが導出される。以下、図8に基づいて、EHP室内機とGHP室内機との配置パターン導出フローチャートについて説明する。
ステップS21では、EHP室内機の台数とGHP室内機の台数とで少ない方の台数(少数台数)を選択する。なお、EHP室内機の台数とGHP室内機の台数とが等しい場合は、どちらかを選択する。ステップS21が終了すると、ステップS22へ移行する。
ステップS22では、以下の第1間隔A1から第5間隔A5までの5つの間隔をステップS21において選択された少ない室内機同士の間隔(第3室内機間隔a3,a4)とする第3室内機配置格子Gr3,Gr4を作成する(図9〜図11参照)。ここで、第1間隔A1は単位格子の対角線の長さであり、第2間隔A2は単位格子の2辺分の長さであり、第3間隔A3は単位格子2つ分の長方形の対角線の長さであり、第4間隔A4は単位格子4つ分の正方形の対角線の長さであり、第5間隔A5は単位格子の3辺分の長さである(図9参照)。なお、ここでは説明の簡略化のため第3室内機間隔a3として第1間隔A1から第5間隔A5までの5つの間隔を利用しているが、これに限るものではなく、第5間隔A5よりも大きい辺を単位格子の一辺とするようにしても構わない。ステップS22が終了すると、ステップS23へ移行する。
ステップS23では、ステップS22で作成された5パターンの第3室内機配置格子Gr3を第1室内機配置格子Gr1または第2室内機配置格子Gr2と重ね合わせ、5パターンの第3室内機配置格子Gr3,Gr4の内で重なった格子点(一致格子点)の数が最も少数台数と近いパターンの第3室内機配置格子Gr3,Gr4を最適第3室内機配置格子として決定する。ここでは、最適第3室内機配置格子の単位格子の一辺の長さが、第1間隔A1から第5間隔A5までの間隔の内で、どれが最適かを判定している。ステップS23が終了すると、ステップS24へ移行する。
ステップS24では、最適第3室内機配置格子の第1室内機配置格子Gr1または第2室内機配置格子Gr2への配置パターンをさらに作成する。ステップS24が終了すると、ステップS25へ移行する。
ステップS25では、一致格子点の数が少数台数と一致しない場合の数あわせを行う。すなわち、一致格子点の数が少数台数より多い場合には一致格子点のどれかに少数台数の室内機を配置しないようにし、一致格子点の数が少数台数より少ない場合には一致格子点以外の第1室内機配置格子Gr1または第2室内機配置格子Gr2の格子点に少数台数の室内機を配置して最終配置パターンとする。ステップS25が終了すると、ステップS26へ移行する。
ステップS26では、最終配置パターンをディスプレイに表示させる。ステップS26が終了すると、この配置パターン導出フローを終了する。
<各種画面>
ディスプレイは、顧客が後述する空間情報や室内機の台数情報を入力する空間情報等入力画面SC1と、入力された各種情報に基づいて上述した格子図作成フローおよび配置パターン導出フローの結果を表示する配置情報表示画面SC2とを表示させる。
以下、図12〜図14に基づいて、空間情報等入力画面SC1および配置情報表示画面SC2について説明する。
(1)空間情報等入力画面
空間情報等入力画面SC1では、空間の面積、平面図などの空間情報と、EHP室内機の台数と、GHP室内機の台数とを入力できる。なお、空間情報等入力画面SC1では、キーボード、マウス、スキャナなどの入力装置において各種情報を入力する。これらの各種情報は、空間情報等入力画面SC1の面積情報入力欄EB11、EHP室内機台数入力欄EB12、GHP室内機台数入力欄EB13、および平面図読込欄EB14に入力できる。面積情報入力欄EB11は、テキスト入力欄となっており、空間の床面積を入力できる。EHP室内機台数入力欄EB12およびGHP室内機台数入力欄EB13は、テキスト入力欄となっており、室内機の台数を入力できる。また、平面図読込欄EB14には、スキャナや画像などから平面図の形状を読み込むことができ、取り込んだ画像を選択して平面図読込ボタンB11により読み込める。ここから読み込んだ空間の形状と面積とから空間の形状と大きさとを把握している。空間情報等入力画面SC1右下には、OKボタンB12とクリアボタンB13とがある。各種情報を全て入力したあとに、OKボタンB12をクリックすることで、次画面の配置情報表示画面SC2(後述参照)へと遷移する。また、クリアボタンB32をクリックすると、入力した各種情報をクリアできる。
(2)配置情報表示画面
配置情報選択画面では、格子図作成フローおよび配置パターン導出フローを経て作成された室内機の配置パターンの全てが表示される。図13は図4および図10を経て作成された配置パターンであり、図14は図6、図7および図11を経て作成された配置パターンである。図13および図14のように、上述した格子図作成フローおよび配置パターン導出フローを経て作成された配置パターンが全て表示されるようになっている。なお、作成された配置パターンは、選択タブT1により表示を切り替えることができる。配置情報表示画面SC2右下には、戻るボタンB21がある。戻るボタンB21をクリックすると、前画面の空間情報等入力画面SC1に遷移することができ、各種情報を修正できる。
<特徴>
(1)
本実施形態に係る空調機配置支援システム1では、空間の床面積および室内機の台数に基づいて、単位空調面積および第1室内機間隔a1を算出し、第1室内機配置格子Gr1を作成している。そして、第1室内機配置格子Gr1を空間の平面図に位置づけ重心G1を基準点として5度ずつ回転させ、複数の回転格子パターンを作成している。そして、これらの複数の回転格子パターンとEHP室内機の台数およびGHP室内機の台数とに基づいて、最適第3室内機配置格子を作成している。この最適第3室内機配置格子は、ある1台のEHP室内機から残りの複数のEHP室内機までの第1間隔が少なくとも第1室内機間隔a1以上または第2室内機間隔a2以上であり第1間隔の最短が第1室内機間隔a1または第2室内機間隔a2になるように、かつ、ある1台のGHP室内機から残りの複数のGHP室内機までの第2間隔が少なくとも第3室内機間隔a3,a4以上であり第2間隔の最短が第3室内機間隔a3,a4になるように、複数の室内機を配置するものである。すなわち最適第3室内機配置格子は、EHP室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調できるEHP室内機の位置と、GHP室内機のみの運転の際に空間を略均等に空調できるGHP室内機の位置として導出されている。
このように、複数のEHP室内機を少なくとも第1室内機間隔a1以上または第2室内機間隔a2以上離して配置しており、また、1台のEHP室内機の半径第1室内機間隔a1の円周上または第2室内機間隔a2の円周上に必ず他のEHP室内機が1台以上存在するように配置できるため、EHP単独で空間の空調を行う場合であっても、空間を極力均等に空調することができる。同様に、複数のGHP室内機を少なくとも第3室内機間隔a3,a4以上離して配置しており、また、1台のGHP室内機の半径第3室内機間隔a3,a4の円周上に必ず他のGHP室内機が1台以上存在するように配置できるため、GHP単独で空間の空調を行う場合であっても、空間を極力均等に空調することができる。
(2)
本実施形態に係る空調機配置支援システム1では、EHP室内機およびGHP室内機を第1室内機配置格子Gr1、第2室内機配置格子Gr2、または第3室内機配置格子Gr3,Gr4の格子点に位置するように最終配置パターンを導出する。したがって、第1室内機配置格子Gr1、第2室内機配置格子Gr2、または第3室内機配置格子Gr3,Gr4の格子点に位置するように、複数のEHP室内機および複数のGHP室内機を配置できるため、容易に最終配置パターンを導出できる。
(3)
本実施形態に係る空調機配置支援システム1では、仮想壁W2を壁W1の第1室内機間隔a1の3分の1内側に設けており、室内機を配置すべき第1室内機配置格子Gr1または第2室内機配置格子Gr2の格子点が仮想壁W2の内側に室内機の台数分だけ収まるようにしている。したがって、作成される室内機配置格子は、少なくとも壁W1から第1室内機間隔a1の3分の1だけ離れた位置に室内機を配置するものとすることができ、壁W1から近い位置にある室内機の空調能力を有効に利用することができる。
(4)
本実施形態に係る空調機配置支援システム1では、複数の配置パターンが導出され、例えば、ディスプレイ32に表示される。このように、配置パターンがディスプレイ32に表示されるため、顧客は、室内機の配置を容易に検討できる。
<変形例>
以上、本発明の実施形態について図面に基づいて説明したが、具体的な構成は、これらの実施形態に限られるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で変更可能である。
(1)
上記実施形態に係る空調機配置支援システム1では、第1室内機配置格子Gr1、第2室内機配置格子Gr2、および第3室内機配置格子Gr3,Gr4を、正方格子としているが、これに限らず、各格子Gr1〜Gr4を単位格子が縦横比率を一定とする長方形である格子としても構わない。
(2)
上記実施形態に係る空調機配置支援システム1では、格子図作成フローチャートのステップS11において仮想壁W2の位置を壁W1から第1室内機間隔a1の3分の1内側としているが、これに限るものではなく顧客が自由に設定できるようにしていても良い。また、格子図作成フローチャートのステップS12において第1室内機間隔a1の90%の大きさの第2室内機間隔a2の第2室内機配置格子Gr2を作成するとしているが、第2室内機間隔a2を第1室内機間隔a1の90%縮小したものに限らず顧客が自由に設定できるようにしても構わない。
(3)
上記実施形態に係る空調機配置支援システム1では、格子図作成フローチャートにおいて平面図の重心G1を基点として第1室内機配置格子Gr1を5度ずつ回転させているが、回転の基点を平面図の重心G1としなくとも良く、平面図中の任意の一点であればどこであっても構わない。また、回転の角度は5度ずつに限らずに10度ずつ、15度ずつなどであっても構わない。
本発明に係る空調機配置支援システムは、EHP室内機およびGHP室内機がそれぞれ単独で運転しても空間を略均等に空調でき、それぞれ別系統で同一空間を空調する電気式空気調和装置とガス式空気調和装置とをその空間に最適に空調できるようにそれぞれの室内機の配置支援するシステム等として有用である。
本実施形態にかかる空調機配置支援システムの概略構成図。 空調機配置支援システムの動作を示す図。 格子図を作成する流れを示すフローチャート図 第1室内機配置格子(第2配置パターン)を示す図。 第1室内機配置格子(第3配置パターン)を示す図。 第1室内機配置格子(45度回転)を示す図。 第2室内機配置格子(45度回転)を示す図。 配置パターン導出フローチャート図。 第3室内機間隔(第1間隔から第5間隔)を示す図。 図4の第1室内機配置格子に第3室内機配置格子を描いた図。 図7の第2室内機配置格子に第3室内機配置格子を描いた図。 空間情報等入力画面。 配置情報選択画面(図10に基づく)。 配置情報選択画面(図11に基づく)。
符号の説明
1 空調機配置支援システム
13a 配置パターンパターン導出手段
16 ハードディスク(情報記憶部)
32 ディスプレイ(表示部)
a1 第1室内機間隔(第1距離)
a2 第2室内機間隔(第1距離)
a3,a4 第3室内機間隔(第2距離)
Gr1 第1室内機配置格子(格子)
Gr2 第2室内機配置格子(格子)
Gr3,Gr4 第3室内機配置格子(格子)

Claims (6)

  1. 同一の空間を空調する、第1空気調和装置に属する第1室内機と、前記第1空気調和装置と動力源が異なる第2空気調和装置に属する第2室内機との前記空間に対する位置情報を導出する空調機配置支援システムであって、
    前記第1室内機および前記第2室内機の室内機情報と、前記空間の空間情報とを有する情報記憶部(16)と、
    前記室内機情報と、前記空間情報とに基づいて前記位置情報を配置パターンとして導出する配置パターン導出部(13a)と、
    を備え、
    前記配置パターン導出部は、前記第1室内機のみの運転の際に前記空間を略均等に空調し、かつ、前記第2室内機のみの運転の際に前記空間を略均等に空調する、前記第1室内機および前記第2室内機の位置を、前記配置パターンとして導出する、
    空調機配置支援システム(1)。
  2. 前記第1室内機および前記第2室内機は、それぞれ複数台有り、
    前記配置パターン導出手段は、ある1台の前記第1室内機から残りの複数の前記第1室内機までの第1間隔が少なくとも第1距離(a1,a2)以上であり前記第1間隔の最短が前記第1距離になるように、かつ、ある1台の前記第2室内機から残りの複数の前記第2室内機までの第2間隔が少なくとも第2距離(a3,a4)以上であり前記第2間隔の最短が前記第2距離になるように、前記第1室内機および前記第2室内機の位置を前記配置パターンとして導出する、
    請求項1に記載の空調機配置支援システム(1)。
  3. 前記配置パターン導出手段は、格子(Gr1〜Gr4)の交点に位置するように、前記第1室内機および前記第2室内機の位置を前記配置パターンとして導出する、
    請求項2に記載の空調機配置支援システム(1)。
  4. 前記配置パターンは、複数導出され、
    複数の前記配置パターンを表示可能な表示部(32)をさらに備える、
    請求項1から3のいずれかに記載の空調機配置支援システム(1)。
  5. 前記室内機情報は、前記第1室内機の台数および前記第2室内機の台数を含む、
    請求項1から4のいずれかに記載の空調機配置支援システム(1)。
  6. 前記空間情報は、前記空間の床面積および前記空間の形状を含む、
    請求項1から5のいずれかに記載の空調機配置支援システム(1)。
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