JP2009034599A - 電気集塵装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】針状・トゲ状とした場合、コロナ放電により帯電放電極板の放電部の先端が丸くなり放電電流が少なくなることで集塵性能が低下するため、メンテナンスが必要となるが、帯電放電極板の交換ができないため、イオン化部あるいは電気集塵装置ごと交換しなければならないという課題があった。
【解決手段】イオン化部のほぼ両端部に帯電放電極板11Aと直交して設けた給電バー6と、この給電バー6には帯電接地極板10とを平行させて設けた給電バー固定溝17を備え、電極板固定端部12を給電バー固定溝17に挿入して折り曲げることで保持できることを特徴とする。給電バー固定溝17に電極板固定端部12を挿入し、給電バー固定溝17の端部を支点として折り曲げることで帯電接地極板10との間隔を保持しつつ帯電放電極板11Aを給電バー6に固定できる。
【選択図】図9

Description

本発明は、空気中の浮遊粒子である塵埃などを捕集する電気集塵装置に関するものである。
現在、家庭用や業務用では空気清浄機や分煙機器、産業用ではトンネル換気用集塵装置やオイルミスト除去装置として、大気中の浮遊物(粉塵やオイルミスト・煙など)に電荷を与えることで、居室内やトンネル内・工場内で発生する大気中の浮遊物(粉塵やオイルミスト・煙など)を捕集する電気集塵装置が採用されている。
そして、かかる用途の電気集塵装置のイオン化部にあっては、イオン化部の放電極として放電線や複数の突起を有する帯電放電極板が用いられてきた。しかし、長期間使用した場合、放電線ではコロナ放電により断線することがあり、また突起を有する針状やトゲ状の放電極では先端が丸くなり徐々に集塵性能が低下していく。そのため、寿命の長さは異なるがいずれにしてもメンテナンスが必要であった。このような状況の中において、放電極として特に切れやすく寿命の短い放電線方式のもので、容易に交換できる方法が多く開示されているが、この場合、容易に交換できるけれどもメンテナンス頻度が多いという課題が残っていた。
実開平1−005651号公報 実開平1−005652号公報 特開平8−038938号公報 特許第3293342号公報
イオン化部の放電極を針状・トゲ状・線状(放電線)にすることが一般的だが、線状(放電線)にすると切れやすく、また針状・トゲ状とした場合ではコロナ放電により極板の先端が丸くなり放電電流が少なくなることで集塵性能が低下してしまう。
この場合、放電極の交換ができないため、イオン化部あるいは電気集塵装置ごと交換しなければならないという課題があった。
そこで本発明は、帯電放電極板の放電部がコロナ放電により、極板の先端が丸くなり放電電流が少なくなった場合でも、簡単に帯電放電極板を交換できる電気集塵装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために本発明は、帯電接地極板と帯電放電極板との間でコロナ放電を発生させて空気中の塵埃等に帯電させるイオン化部と、この下流側に設けた前記イオン化部で帯電された塵埃等を捕集する集塵部からなる電気集塵装置において、前記イオン化部のほぼ両端部に前記帯電放電極板と直交して設けた給電バーと、この給電バーには前記帯電接地極板とを平行させて設けた給電バー固定溝を備え、前記電極板固定端部を前記給電バー固定溝に挿入して折り曲げることで保持できることを特徴とするものである。
この手段により、帯電放電極板の放電部がコロナ放電により、極板の先端が丸くなり放電電流が少なくなった場合でも、折り曲げだけの簡単な固定のため容易に帯電放電極板が交換できるだけでなく、組立工数の少ない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、イオン化部の下端に帯電放電極板と直交して設けた支持シャフトと、この支持シャフトには前記帯電接地極板と平行させて設けた引っ掛け部を備え、前記帯電放電極板の引っ掛かり溝を支持シャフトの引っ掛け部に引っ掛けて固定することを特徴とするものである。
この手段により、帯電放電極板を交換する際、帯電放電極板の片側を引っ掛け構造とすることで、電気集塵装置自身を横あるいは逆さまにすることなく、簡単に帯電放電極板を交換できる電気集塵装置が得られる。

また、他の手段は、給電バーの給電バー固定溝の開口側に、電極板固定端部の折り曲げ方向と反対方向に立ち上げた立ち上げ部を設けたことを特徴とするものである。
この手段により、給電バーの給電バー固定溝の開口側に、電極板固定端部の折り曲げ方向と反対方向に立ち上げた立ち上げ部を設けることにより、折り曲げた電極板固定端部が立ち上げ部に当たることで帯電放電極板の給電バー固定溝方向への外れを防ぐことのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を設けたことを特徴とするものである。
この手段により、給電バー固定溝に電極板固定端部を挿入して折り曲げる際、通常給電バー固定溝が支点となって折り曲がるが、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を入れ、折り曲がる弱い部分を作ることで任意の場所で折り曲げることができるため、帯電放電極板のガタつきを防ぐことができる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、電極板固定端部の折り曲げ位置に設けた欠き込み部を丸または半円形状とし、幅方向の端部あるいは幅方向の中央部に設けたことを特徴とするものである。
この手段により、多少の通常給電バー固定溝の支点と折り曲がり位置がずれた場合、丸または半円形状の範囲内で折り曲がり位置を調整することができるため、部品のばらつきによるガタツキのない電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、イオン化部の中央部付近に帯電放電極板と直交させる形で中間保持バーを設け、この中間保持バーには前記帯電放電極板を挿入することで保持できる中間保持バー固定溝を設けたことを特徴とするものである。
この手段により、帯電放電極板が長くて細い場合あるいは処理風速が速い場合でも、帯電放電極板の中央部付近を中間保持バーで保持するため、極板間隔が維持でき安定した集塵性能を得ることのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、帯電放電極板の長手方向に補強ビードを設けたことを特徴としたものである。
この手段により、放電極板に補強ビードを設けることで、質量を増やすことなく処理風速による放電極板の振動・変形を抑えて安定的なコロナ放電を確保し、集塵性能の低下を防ぐことのできる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、補強ビードを断面S字形状あるいは絞り方向の異なる補強ビードとしたことを特徴としたものである。
この手段により、補強ビードを断面S字形状あるいは絞り方向に異なる補強ビードとすることにより、お互いの反り方向が打ち消しあって反りを最小限にすることができる電気集塵装置が得られる。
また、帯電放電極板は、その周囲および内部の辺にトゲ状の放電極部を設けたことを特徴としたものである。
この手段により、劣化しやすい放電極部であっても折り曲げだけの簡単な固定のため容易に帯電放電極板が交換できる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、帯電放電極板の極部形状を刃物形状としたことを特徴としたものである。
この手段により、帯電放電極板の放電極部形状を刃物状とすることで、放電線と同じように線状にコロナ放電させることができるため、集塵性能を向上させることができ、また切れることによるメンテナンスを減らすことができる電気集塵装置が得られる。
また、他の手段は、帯電放電極板に設けたトゲ状の放電極部を内側のみに設けたことを特徴としたものである。
この手段により、トゲ状の放電極部を帯電性放電極板の外周ではなく内側に設けることで、トゲが当たることによる帯電性接地極板への損傷や作業者の怪我を防ぐことができる電気集塵装置が得られる。
本発明の電気集塵装置によれば、帯電接地極板と帯電放電極板との間でコロナ放電を発生させて空気中の塵埃等に帯電させるイオン化部と、この下流側に設けた前記イオン化部で帯電された塵埃等を捕集する集塵部からなる電気集塵装置において、前記イオン化部のほぼ両端部に前記帯電放電極板と直交して設けた給電バーと、この給電バーには前記帯電接地極板とを平行させて設けた給電バー固定溝を備え、前記電極板固定端部を前記給電バー固定溝に挿入して折り曲げることで保持する構成とすることにより、帯電放電極板の放電部がコロナ放電により、極板の先端が丸くなり放電電流が少なくなった場合でも、折り曲げだけの簡単な固定のため容易に帯電放電極板が交換できるだけでなく、組立工数の少ない電気集塵装置を提供することができる。
また、イオン化部の下端に帯電放電極板と直交して設けた支持シャフトと、この支持シャフトには前記帯電接地極板と平行させて設けた引っ掛け部を備え、前記帯電放電極板の引っ掛かり溝を支持シャフトの引っ掛け部に引っ掛けて固定する構成とすることにより、帯電放電極板を交換する際、帯電放電極板の片側を引っ掛け構造とすることで、電気集塵装置自身を横あるいは逆さまにすることなく、簡単に帯電放電極板を交換できる電気集塵装置を提供することができる。
また、給電バーの給電バー固定溝の開口側に、電極板固定端部の折り曲げ方向と反対方向に立ち上げた立ち上げ部を設けた構成とすることにより、給電バーの給電バー固定溝の開口側に、電極板固定端部の折り曲げ方向と反対方向に立ち上げた立ち上げ部を設けることにより、折り曲げた電極板固定端部が立ち上げ部に当たることで帯電放電極板の給電バー固定溝方向への外れを防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を設けた構成とすることにより、給電バー固定溝に電極板固定端部を挿入して折り曲げる際、通常給電バー固定溝が支点となって折り曲がるが、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を入れることで、任意の場所で折り曲げることができるため、帯電放電極板のガタつきを防ぐことができる電気集塵装置を提供することができる。
また、電極板固定端部の折り曲げ位置に設けた欠き込み部を丸または半円形状とし、幅方向の端部あるいは幅方向の中央部に設けた構成とすることにより、多少の通常給電バー固定溝の支点と折り曲がり位置がずれた場合、丸または半円形状の範囲内で折り曲がり位置を調整することができるため、部品のばらつきによるガタツキのない電気集塵装置を提供することができる。
また、イオン化部の中央部付近に帯電放電極板と直交させる形で中間保持バーを設け、この中間保持バーには前記帯電放電極板を挿入することで保持できる中間保持バー固定溝を設けた構成とすることにより、帯電放電極板が長くて細い場合あるいは処理風速が速い場合でも、帯電放電極板の中央部付近を中間保持バーで保持するため、極板間隔が維持でき安定した集塵性能を得ることのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、帯電放電極板の長手方向に補強ビードを設けた構成とすることにより、放電極板に補強ビードを設けることで、質量を増やすことなく処理風速による放電極板の振動・変形を抑えて安定的なコロナ放電を確保し、集塵性能の低下を防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、補強ビードを断面S字形状あるいは絞り方向の異なる補強ビードとした構成とすることにより、補強ビードを断面S字形状あるいは絞り方向に異なる補強ビードとすることにより、お互いの反り方向が打ち消しあって反りを最小限にすることができる電気集塵装置を提供することができる。
また、帯電放電極板の放電極部形状を刃物形状とした構成とすることにより、帯電放電極板の放電極部形状を刃物状とすることで、放電線と同じように線状にコロナ放電させることができるため、集塵性能を向上させることができ、また切れることによるメンテナンスを減らすことのできる電気集塵装置を提供することができる。
また、帯電放電極板に設けたトゲ状の放電極部を内側のみに設けた構成とすることにより、トゲ状の放電極部を帯電性放電極板の外周ではなく内側に設けることで、トゲが当たることによる帯電性接地極板への損傷や作業者の怪我を防ぐことのできる電気集塵装置を提供することができる。
請求項1記載の発明は、帯電接地極板と帯電放電極板との間でコロナ放電を発生させて空気中の塵埃等に帯電させるイオン化部と、この下流側に設けたイオン化部で帯電された塵埃等を捕集する集塵部からなる電気集塵装置において、イオン化部のほぼ両端部に帯電放電極板と直交して設けた給電バーと、この給電バーには帯電接地極板とを平行させて設けた給電バー固定溝を備え、電極板固定端部を給電バー固定溝に挿入して折り曲げることで保持できることを特徴とした電気集塵装置であって、給電バー固定溝に電極板固定端部を挿入し、給電バー固定溝の端部を支点として折り曲げることで帯電接地極板との間隔を保持しつつ帯電放電極板を給電バーに固定できる作用を有する。
また、請求項2記載の発明は、イオン化部の下端に帯電放電極板と直交して設けた支持シャフトと、この支持シャフトには前記帯電接地極板と平行させて設けた引っ掛け部を備え、前記帯電放電極板の引っ掛かり溝を支持シャフトの引っ掛け部に引っ掛けて固定する構成としたことを特徴とした電気集塵装置であって、帯電放電極板を交換する際、一方の給電バーの引っ掛かり部に帯電放電極板の引っ掛け部を引っ掛け、その後もう一方の給電バーの給電バー固定溝に電極板固定端部を挿入し、給電バー固定溝の端部を支点として折り曲げることで帯電接地極板との間隔を保持しつつ帯電放電極板を給電バーに固定できる作用を有する。
また、請求項3記載の発明は、給電バーの給電バー固定溝の開口側に、電極板固定端部の折り曲げ方向と反対方向に立ち上げた立ち上げ部を設けたことを特徴とした電気集塵装置であって、給電バー固定溝に電極板固定端部を挿入し、給電バー固定溝の端部を支点として折り曲げるが、この折り曲げた電極板固定端部が給電バーの立ち上げ部が当たることで給電バー固定溝の開口側方向に外れることを防ぐ作用を有する。
また、請求項4記載の発明は、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を設けたことを特徴とした電気集塵装置であって、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部をいれることで、給電バー固定溝に電極板固定端部を挿入して折り曲げる際、通常給電バー固定溝が支点となって折り曲がるが、電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を入れ、折り曲がる弱い部分を作ることで任意の場所で折り曲げることができる作用を有する。
また、請求項5記載の発明は、電極板固定端部の折り曲げ位置に設けた欠き込み部を丸または半円形状とし、幅方向の端部あるいは幅方向の中央部に設けたことを特徴とした電気集塵装置であって、部品の公差やバラつきによって多少給電バー固定溝の支点と折り曲がり位置がずれた場合でも、丸または半円形状の範囲内で折り曲がり位置を調整できる作用を有する。
また、請求項6記載の発明は、イオン化部の中央部付近に帯電放電極板と直交させる形で中間保持バーを設け、この中間保持バーには前記帯電放電極板を挿入することで保持できる中間保持バー固定溝を設けたことを特徴とした電気集塵装置であって、帯電放電極板を中間保持バーの中間保持バー固定溝に挿入することで、帯電放電極板の中間付近を保持できるため風速や振動などによる横ブレや位置ずれを抑える作用を有する。
また、請求項7記載の発明は、帯電放電極板の長手方向に補強ビードを設けたことを特徴とした電気集塵装置であって、放電極板に補強ビードを設けることで、質量を増やすことなく処理風速による放電極板の長手方向の振動・変形を抑える作用を有する。
また、請求項8記載の発明は、補強ビードを断面S字形状あるいは絞り方向の異なる補強ビードとしたことを特徴とした電気集塵装置であって、補強ビードを片面だけでなく双方向に設けることで、お互いの反り方向を打ち消しあって反りを最小限にできる作用を有する。
また、請求項9記載の発明は、帯電放電極板は、その周囲および内部の辺にトゲ状の放電極部を設けたことを特徴としたものであり、劣化しやすい放電極部であっても折り曲げだけの簡単な固定のため容易に帯電放電極板が交換できる電気集塵装置が得られる。
また、請求項10記載の発明は、帯電放電極板の放電極部形状を刃物形状としたことを特徴とした電気集塵装置であって、帯電放電極板形状を刃物状とすることで先端を放電線のように細くできるため、放電線と同様の線状にコロナ放電する作用を有する。
また、請求項11記載の発明は、帯電放電極板に設けたトゲ状の放電極部を内側のみに設けたことを特徴とした手乾燥装置であって、トゲ状の放電極部を帯電性放電極板の外周ではなく内側に設けることで、帯電性放電極板を交換する際、トゲが当たることによる帯電性接地極板への損傷や作業者の怪我を防ぐ作用を有する。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1から図9を用いて本実施の形態1による電気集塵装置について説明をおこなう。
図1は本発明の実施の形態による電気集塵装置の概略図で、風の流れを示した図、図2は同装置のイオン化部の斜視図、図3は同装置のイオン化部の回路図、図4は同装置のイオン化部の展開図、図5は同装置の帯電放電極板の斜視図、図6は同装置の電極板固定端部の折り曲げによる固定状態を示す部分詳細図、図7は同装置の電極板固定端部を折り曲げて電極バーに固定した状態を示す部分平面図、図8は同装置の欠き込み部を設けた電極板固定端部の詳細図、図9は同装置の帯電放電極板の電極バーと支持シャフトへの接続状態を示す部分斜視図である。
電気集塵装置1は、処理する空気に対して上流側のイオン化部2と下流側の集塵部3で構成されている。イオン化部2は、両端に枠4を設け、その間にスペーサー9を挟むことで複数枚の帯電接地極板10を所定の間隔をあけて並設されており、これらを串刺し状にする形で両端にネジを切ったシャフト7を貫通させ、このシャフト7の両端のネジにナット8を締め付けることで両端の枠4で帯電接地極板10群とスペーサー9群を挟んで固定され、電気的にも導通されている。また、イオン化部2の上下には、左右の枠4や帯電接地極板10に接触させない形で貫通させて設けた給電バー6を設けている。このイオン化部2上下の給電バー6は、枠4内で絶縁碍子5によって枠4と絶縁されたバー保持金具13によって接続されており、帯電接地極板10間の中心になる位置に帯電接地極板10と平行に給電バー固定溝17を設けている。この給電バー固定溝17の開口側には、立ち上げ部18をイオン化部2の外側に向けて立ち上げ部18を設けている。一方、イオン化部2の中央には、左右の枠4や帯電接地極板10に接触させない形で貫通させて設けた中間保持バー14を設けている。この中間保持バー14は、枠4内でバー保持金具13に接続されており、帯電接地極板10間の中心になる位置に帯電接地極板10と平行な中間保持バー固定溝20を設けている。さらに、帯電接地極板10の間には、欠き込み部19を有した電極板固定端部12と、外周にトゲ状の放電電極16Aを有した帯電放電極板11Aが配置されている。なお、電極板固定端部12には、給電バー固定溝17の角部に接する部分に丸または半円形状の欠き込み部19を設けている。
また、帯電放電極板11Aは給電バー6の給電バー固定溝17と中間保持バー14の中間保持バー固定溝20に挿入することで、帯電接地極板10の中心になるように位置決めができ、その後上下端部の電極板固定端部12を約90度に折り曲げることで固定される。したがって、帯電放電極板11Aと給電バー6、中間保持バー14、バー保持金具13は電気的に導通されており、バー保持金具13には片側がアースに接続された高電圧発生装置15を接続した構成となっている。
上記構成により、イオン化部2を設けた側を風上側として、粉塵等を含んだ汚染空気を流入させるが、その動力としては電気集塵装置1の風下側に設けた送風機などにより吸引する方式をとると、送風機の汚れ等を考えると最も良い方法であると言える。そして高電圧発生装置15に電気を供給すると、バー保持金具13とアース間に高電圧が発生し、バー保持金具13に印加され、給電バー6と中間保持バー14から帯電放電極板11Aに給電される。これにより、帯電放電極板11Aと帯電接地極板10の間で発生するコロナ放電によって電荷が与えられ、汚染空気の粉塵等に帯電される。帯電された粉塵等は集塵部3内に流入し、クーロン力によって捕集される。しかしながら、長期間使用していると、帯電放電極板11Aのトゲ状の放電電極16A先端がコロナ放電によって溶けて丸くなり、放電電流が低下し集塵性能が低下することが考えられる。この場合でも2ヵ所の電極板固定端部12の折り曲げを真っ直ぐに戻すことにより、給電バー6の給電バー固定溝17や中間保持バー14の中間保持バー固定溝20から外れ、帯電放電極板11Aを取り外すことができる。逆に新品の帯電放電極板11Aを取り付ける場合は、2ヵ所の電極板固定端部12を給電バー6の給電バー固定溝17に挿入するとともに、中間保持バー14の中間保持バー固定溝20に帯電放電極板11A中央付近を挿入することで帯電接地極板10間の中心にくるように位置決めができる。その後、上下端部の電極板固定端部12を約90度に折り曲げると、この電極板固定端部12が給電バー6の立ち上げ部18に当たるため給電バー固定溝17から外れなくなる。このとき、電極板固定端部12は給電バー固定溝17の角部を支点にして折り曲げるが、電極板固定端部12の給電バー固定溝17の角部に接する部分に折り曲がる弱い部分を作ることにより、任意の場所で折り曲げることができるだけでなく、部品の公差やバラつきによって多少給電バー固定溝17の支点と折り曲がり位置がずれた場合でも、丸または半円形状の範囲内で折り曲がり位置を調整することができる構成となっている。
(実施の形態2)
図10を用いて本実施の形態2による電気集塵装置について説明をおこなう。
図10は同装置の帯電放電極板の電極バーと中間保持バー・支持シャフトへの接続状態を示す部分斜視図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態2は実施の形態1に対して図10に示すように、イオン化部2の上部には、給電バー6を設け、下部には、左右の枠4や帯電接地極板10に接触させない形で貫通させて設けた支持シャフト22を設け、この給電バー6と支持シャフト22は、枠4内で絶縁碍子5によって枠4と絶縁されたバー保持金具13によって接続されている。また、支持シャフト22には、帯電接地極板10間の中心になる位置に帯電接地極板10と平行な溝状の引っ掛け部21を設けている。
さらに、帯電接地極板10の間には、上部に電極板固定端部12、下部に鍵状の引っ掛かり溝23を設け、外周にトゲ状の放電電極16Aを有した帯電放電極板11Bが配置されている構成となっている。
上記構成により、長期間使用により帯電放電極板11Aのトゲ状の放電電極16A先端がコロナ放電によって溶けて丸くなり、帯電放電極板11Aの交換が必要になった場合、帯電放電極板11A上部の電極板固定端部12の折り曲げを真っ直ぐに戻すと、帯電放電極板11Aが給電バー6の給電バー固定溝17から電極板固定端部12が外れるとともに、中間保持バー14の中間保持バー固定溝20から外れ、最後に支持シャフト22に引っ掛かっている引っ掛かり溝23を支持シャフト22の引っ掛け部21から外すことで帯電放電極板11Bを完全に取り外すことができる。
逆に新品の帯電放電極板11Bを取り付ける場合は、まず支持シャフト22の引っ掛け部21に帯電放電極板11Bの引っ掛かり溝23を引っ掛け、次に反対側の電極板固定端部12を給電バー6の給電バー固定溝17に挿入するとともに、中間保持バー14の中間保持バー固定溝20に帯電放電極板11B中央付近を挿入することで帯電接地極板10間の中心にくるように位置決めができる。その後、電極板固定端部12を約90度に折り曲げると、この電極板固定端部12が給電バー6の立ち上げ部18に当たるため給電バー固定溝17から外れなくなる。
(実施の形態3)
図11から図14を用いて本実施の形態3による電気集塵装置について説明をおこなう。
図11は同装置の帯電放電極板に補強ビードを設けた状態を示す斜視図、図12は同装置の帯電放電極板に設けた補強ビードの部分横断面図、図13は同装置の帯電放電極板に絞り方向の異なる補強ビードを設けた状態を示す斜視図、図14は同装置の帯電放電極板に設けた絞り方向の異なる補強ビードの部分横断面図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態3は実施の形態1に対して図11および図12のように、帯電放電極板11Cの長手方向に補強ビード24Aを設けた構成となっている。また、あるいは図13および図14のように、帯電放電極板11Dの長手方向に断面S字形状あるいは絞り方向の異なる補強ビード24Bとした構成となっている。
上記構成により、帯電放電極板11Cの長手方向の強度が増すため、質量を増やすことなく処理風速による帯電放電極板11Cの長手方向の振動・変形を抑えられる。また、この補強ビード24Aを断面S字形状あるいは絞り方向の異なる補強ビード24Bとすることにより、お互いの加工時の反り方向を打ち消しあうため全体の反りを最小限にできることとなる。
(実施の形態4)
図15および図16を用いて本実施の形態4による電気集塵装置について説明をおこなう。
図15は同装置の放電極部を刃物形状とした状態を示す斜視図、図16は同装置の放電極部を刃物形状とした状態を示す部分横断面図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態4は実施の形態1に対して、帯電放電極板11Eの放電極部16B形状を刃物形状とした構成となっている。
上記構成により、帯電放電極板11Eの放電極部16B形状を刃物状とすることで先端を放電線のように細くでき、放電線と同様の線状にコロナ放電させることができるため、放電の集中を抑えられることで放電極部16Bの先端が丸くなり難くなり、メンテナンスを減らすことができることとなる。
(実施の形態5)
図17を用いて本実施の形態5による電気集塵装置について説明をおこなう。
図17は同装置の放電極部を帯電放電極板の内側のみに設けた状態を示す斜視図であり、実施の形態1と同じ部分については同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
実施の形態5は実施の形態1に対して図17に示すように、帯電放電極板に設けたトゲ状の放電極部を内側のみに設けた構成となっている。
上記構成により、トゲ状の放電極部16Cを帯電性放電極板11Fの外周ではなく内側に設けることで、帯電性放電極板11Fを交換する際、トゲが当たることによる帯電接地極板10への損傷や作業者の怪我を防ぐこととなる。
本発明の電気集塵装置は、コロナ放電によって粉塵に電荷を与えて帯電させ、帯電した粉塵をクーロン力によって捕集する電気集塵機に適用でき、特に家庭用や業務用では空気清浄機や分煙機器、産業用ではトンネル換気用集塵装置やオイルミスト除去装置などにおいても利用可能である。
本発明の実施の形態による電気集塵装置の概略図で、風の流れを示した図 同装置のイオン化部の斜視図 同装置のイオン化部の回路図 同装置のイオン化部の展開図 同装置の帯電放電極板の斜視図 同装置の電極板固定端部の折り曲げによる固定状態を示す部分詳細図 同装置の電極板固定端部を折り曲げて電極バーに固定した状態を示す部分平面図 同装置の欠き込み部を設けた電極板固定端部の詳細図 同装置の帯電放電極板の電極バーと支持シャフトへの接続状態を示す部分斜視図 同装置の帯電放電極板の電極バーと中間保持バー・支持シャフトへの接続状態を示す部分斜視図 同装置の帯電放電極板に補強ビードを設けた状態を示す斜視図 同装置の帯電放電極板に設けた補強ビードの部分横断面図 同装置の帯電放電極板に絞り方向の異なる補強ビードを設けた状態を示す斜視図 同装置の帯電放電極板に設けた絞り方向の異なる補強ビードの部分横断面図 同装置の放電極部を刃物形状とした状態を示す斜視図 同装置の放電極部を刃物形状とした状態を示す部分横断面図 同装置の放電極部を帯電放電極板の内側のみに設けた状態を示す斜視図
符号の説明
1 電気集塵装置
2 イオン化部
3 集塵部
6 給電バー
10 帯電接地極板
11A 帯電放電極板
12 電極板固定端部
14 中間保持バー
17 給電バー固定溝
16B 放電極部
16C 放電極部
18 立ち上げ部
19 欠き込み部
20 中間保持バー固定溝
21 引っ掛け部
22 支持シャフト
23 引っ掛かり溝
24A 補強ビード
24B 補強ビード

Claims (11)

  1. 帯電接地極板と帯電放電極板との間でコロナ放電を発生させて空気中の塵埃等に帯電させるイオン化部と、この下流側に設けた前記イオン化部で帯電された塵埃等を捕集する集塵部からなる電気集塵装置において、前記イオン化部のほぼ両端部に前記帯電放電極板と直交して設けた給電バーと、この給電バーには前記帯電接地極板と平行させて設けた給電バー固定溝を備え、前記帯電放電極板の端部を前記給電バー固定溝に挿入して折り曲げることで保持できることを特徴とした電気集塵装置。
  2. イオン化部の下端に帯電放電極板と直交して設けた支持シャフトと、この支持シャフトには前記帯電接地極板と平行させて設けた引っ掛け部を備え、前記帯電放電極板の引っ掛かり溝を支持シャフトの引っ掛け部に引っ掛けて固定することを特徴とした請求項1記載の電気集塵装置。
  3. 給電バーの給電バー固定溝の開口側に、電極板固定端部の折り曲げ方向と反対方向に立ち上げた立ち上げ部を設けたことを特徴とした請求項1または2記載の電気集塵装置。
  4. 電極板固定端部の折り曲げ位置に欠き込み部を設けたことを特徴とした請求項1〜3いずれかに記載の電気集塵装置。
  5. 電極板固定端部の折り曲げ位置に設けた欠き込み部を丸または半円形状とし、幅方向の端部あるいは幅方向の中央部に設けたことを特徴とした請求項4記載の電気集塵装置。
  6. イオン化部の中央部付近に帯電放電極板と直交させる形で中間保持バーを設け、この中間保持バーには前記帯電放電極板を挿入することで保持できる中間保持バー固定溝を設けたことを特徴とした請求項1〜5いずれかに記載の電気集塵装置。
  7. 帯電放電極板の長手方向に補強ビードを設けたことを特徴とした請求項1〜6いずれかに記載の電気集塵装置。
  8. 補強ビードを断面S字形状あるいは絞り方向の異なる補強ビードとしたことを特徴とした請求項7記載の電気集塵装置。
  9. 帯電放電極板は、その周囲および内部の辺にトゲ状の放電極部を設けたことを特徴とした請求項1〜8いずれかに記載の電気集装置。
  10. 帯電放電極板の放電極部形状を刃物形状としたことを特徴とした請求項1〜8いずれかに記載の電気集装置。
  11. 帯電放電極板に設けたトゲ状の放電極部を内側のみに設けたことを特徴とした請求項1〜請求項8記載の電気集装置。
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