JP2009046285A - ウェブ搬送方向変更機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】ウェブの搬送方向を応答性良く変更自在にするとともに、搬送方向変更の際にウェブの搬送距離が小さいウェブ搬送方向変更機構を提供する。
【解決手段】ウェブ搬送方向変更機構20は、上流側ローラAと、下流側ローラCと、前記ローラAとローラCとの間に介装され、かつ前記ローラAと前記ローラCに対して上方もしくは下方に位置する中間ローラBと、各ローラが各揺動軸回りを揺動した場合に、各ローラの回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段40とを備え、前記ローラAは、ウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸aを有し、前記搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、前記ローラCは、ウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸cを有し、前記搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、前記ローラBは、ローラA及びローラCの各揺動軸a・cに対して直交する揺動軸bを有し、該揺動軸b回りに揺動自在となるように支持される。
【選択図】図5

Description

本発明は、ローラを用いて紙・プラスチック・金属等のシート状部材たるウェブの搬送方向を変更するウェブ搬送方向変更機構に関する。
従来、ウェブ(紙・プラスチックフィルム・金属箔・ゴムシート・織物等の長尺シート状部材)の搬送技術(所謂、ウェブハンドリング技術)は公知となっており、種々の産業分野において、印刷機・塗工装置等のウェブ搬送装置が広く活用されている。
また、搬送ローラを用いてウェブのようなフレキシブルな素材を搬送する技術は、搬送方法や搬送装置が種々工夫され開発されている。そのなかの技術課題の一つとして処理工程間を搬送されるウェブを、どのようにしてスムーズに方向転換させるかが上げられる。
例えば、ウェブを搬送しながら複数の処理工程を経由して処理する際に、前の処理工程と次の処理工程が同一直線上に配置されていない場合には、ウェブの進行方向を変換する必要がある。図15に示すように非平行な一対のパスローラの非平行姿勢を操作することにより、帯状金属板(アルミニウムウェブ)の進行方向を所望の方向に変換するという技術は公知となっている。(特許文献1参照)
また、一般的に用いられているウェブの搬送方向を変更する技術としては、図16及び図17に示すように、2本のローラが平行に並んだ平行ローラによりウェブを所定間隔で下方に引き下ろした状態(図16(a)、(b))で、平行ローラをウェブの搬送方向に対してウェブ幅の中心線と平行ローラのローラ間の中心線との交点を軸として所定角度捻る(図17(a)、(b))ことで、ウェブの搬送方向の変更や平行移動を可能としている。
特開2000−351506号公報
しかしながら、前述した特許文献1に記載した搬送方向変換方法や図16及び図17で示した従来からある一般的な搬送方向変更方法においてはパスローラを2対用いて、所定長さのウェブを搬送面の上方もしくは下方に大きく迂回させる構成となっているため、進行方向変更のために必要となるウェブの搬送距離が長くなってしまう問題点がある。また、ウェブの幅方向に対し長い距離(スパン)が必要であるため(図17(a)の(1)部分)、装置が大きいものとなってしまうという問題点がある。さらには、ウェブの搬送方向を変更するというハンドリングの観点においては、上述した技術ではウェブの幅方向の移動量(図17(a)の(2)部分)を微小に制御することが難しく、ウェブの搬送方向変更の微小制御を行った際の応答性が良くないという問題点があった。
そこで本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、ウェブの搬送において、ウェブの搬送方向を応答性良く変更自在にするとともに、搬送方向変更の際にウェブの搬送距離が短いウェブ搬送方向変更機構を提供することを目的とする。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、ウェブの搬送経路上に設けられる複数のローラを用いてウェブの搬送方向を変更するウェブ搬送方向変更機構であって、前記ウェブ搬送方向変更機構の上流側に位置する上流側ローラと、前記ウェブ搬送方向変更機構の下流側に位置する下流側ローラと、前記上流側ローラと下流側ローラとの間に介装され、かつ前記上流側ローラと前記下流側ローラに対して上方もしくは下方に位置する中間ローラと、
前記各ローラのうち隣接するローラの回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段とを備え、前記上流側ローラは、該上流側ローラに送り込まれる直前のウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸を有し、前記送り込まれる直前のウェブの搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、前記下流側ローラは、該下流側ローラから送り出された直後のウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸を有し、前記送り出された直後のウェブの搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、前記中間ローラは、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラの各々の揺動軸に対して直交する揺動軸を有し、該揺動軸回りに揺動自在となるように支持されるものである。
請求項2においては、前記保持手段が、前記隣接するローラの回転軸の軸間を連結するリンク部材と、該リンク部材の端部に連結される前記各ローラの回転軸を回動自在に支持する球面対偶部により構成するものである。
請求項3においては、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラに対して前記中間ローラが位置する側とは反対側に、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラの各回転軸を回転自在に支持し、かつ前記上流側ローラ及び前記下流側ローラを各揺動軸回りに揺動自在に支持する支持部材を備えるものである。
請求項4においては、前記ウェブ搬送方向変更機構を、ウェブの搬送経路上の、上流側と下流側とに連続して配置するものである。
請求項5においては、前記ウェブ搬送方向変更機構を、ウェブの搬送経路上の、上流側と下流側とに連続して配置する構成において、上流側ウェブ搬送方向変更機構の下流側ローラと、下流側ウェブ搬送方向変更機構の上流側ローラと、をひとつの共通ローラに置き換えて、上流側ウェブ搬送方向変更機構と、下流側ウェブ搬送方向変更機構とを一体的に構成するとともに、前記上流側ウェブ搬送方向変更機構および下流側ウェブ搬送方向変更機構における、前記各ローラのうち隣接する回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段を備えるものである。
請求項6においては、前記保持手段を、前記隣接するローラの回転軸の軸間を連結するリンク部材と、該リンク部材の端部に連結される前記各ローラの回転軸を回動自在に支持する球面対偶部により構成し、前記上流側ローラ、前記下流側ローラ及び前記共通ローラに対して前記中間ローラが位置する側とは反対側に、前記上流側ローラ、前記下流側ローラ及び前記共通ローラの各回転軸の両端部を回転自在に支持する支持部材を設け、前記支持部材の下部中央部に配置され、該支持部材を揺動軸回りに揺動自在に支持する軸部材と、該軸部材間を連結する第一リンク部材と、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラの前記支持部材の下部の一端に配置され、該一端を回動自在に支持する軸部材と、該軸部材間を連結する第二リンク部材とで構成され、前記第一リンク部材と前記第二リンク部材とが平行に配置される平行リンク機構を設け、前記平行リンク機構の一端に、該平行リンク機構を駆動させるリンク駆動手段を設けるものである。
請求項7においては、前記リンク駆動手段が、ボールネジと、該ボールネジを駆動するモータとからなるものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、進行方向変更のために必要となる搬送距離を短くすることができる。そのため、ウェブ搬送方向変更機構の省スペース化が図られる。また、上流側ローラと下流側ローラを所望の方向に向けることで、滑らかにウェブの進行方向の変更ができる。
請求項2においては、搬送方向の方向変更に応じて自在に対応ができる。
請求項3においては、搬送方向の方向変更に応じて自在に対応ができる。
請求項4においては、高精度かつスムーズにウェブの平行移動を可能とする。
請求項5においては、応答性良く、かつ精度良くウェブの平行移動を可能とする。また、搬送装置等の省スペース化が図られる。
請求項6においては、応答性良く、かつ精度良くウェブの平行移動を行うことが可能であり、ウェブを搬送しながら微小移動量の平行移動を容易に行うことが可能になる。また、搬送装置等の省スペース化が図られる。
請求項7においては、応答性良く、かつ精度良くウェブの平行移動を行うことが可能であり、ウェブを搬送しながら微小移動量の平行移動を容易に行うことが可能になる。また、搬送装置等の省スペース化が図られる。
次に、発明の実施の形態を説明する。
本発明の実施例1を説明する。
図1は本発明の実施例1に係る塗工装置の概略構成を示す模式図、図2は実施例1に係るウェブ搬送方向変更機構の概略構成を示す斜視図、図3はローラの揺動時の状態を示す斜視図、図4は実施例1に係るウェブ搬送方向変更機構を示す模式図であり、(a)はウェブ搬送方向変更機構を示す平面図、(b)はウェブ搬送方向変更機構を示す正面図である。図5はローラの揺動時の状態を示す模式図であり、(a)はウェブ搬送方向変更機構を示す平面図、(b)はウェブ搬送方向変更機構を示す正面図である。図6は図5におけるX−X矢視図及びY矢視図、図7は球面対偶部を示す断面模式図である。
尚、以下の説明では、本発明を適用するウェブ搬送装置の具体例として塗工装置を取り上げて本発明の理解に供するが、本発明を適用するウェブ搬送装置を塗工装置に限定するものではなく、ローラを介してウェブを搬送する機構を備えるウェブ搬送装置や帯状部材を処理工程間または処理工程と蓄積等の間を搬送する場合であれば、本発明を適用することが可能である。
また、図1では、説明の便宜上、本発明の一実施例に係る塗工装置1の巻出し部2から塗工部3および乾燥部4に至る範囲を模式的に示しており、従来の塗工装置等に比して従動ローラ等を大幅に省略して示しているが、これにより本発明を適用するウェブ搬送装置を限定するものではない。
また、以下の説明をおいては、説明の便宜上、図1に示す矢印Fの方向を前方とする。
また、本実施形態では、ウェブの一例である金属箔(金属薄膜)の搬送に対して本発明を適用している。
まず、本発明に係る塗工装置1の全体構成について説明をする。
図1に示す如く、塗工装置1は、巻出し部2、ウェブ搬送方向変更機構20、塗工部3、乾燥部4、巻取り部(図示せず)等の各部により構成されるものであり、金属箔(以下、箔という)等のウェブに対してペーストを塗工するための装置である。
塗工装置1においては、前方より順に、まず巻出し部2に準備されるロール状の箔(ウェブ)を巻出して塗工部3へと供給する。次に塗工部3において、塗工用ダイ9により箔に対して等幅かつ均等厚さにペーストを塗工する。次に乾燥部4にある乾燥炉12において、塗工されたペーストを乾燥させる。最後に巻取り部において、ペースト塗工後の箔を再びロール状に巻取って一連の塗工作業を完了する構成としている。
巻出し部2、塗工部3、巻取り部等の各部内や各部間の箔の搬送手段として駆動ローラ7a・7bが設けられている。駆動ローラ7a・7bは、箔の搬送方向に対して直角に配置され、かつ水平に回転可能に支持されており、モータ(図示せず)により回転駆動される構成としている。
また、各駆動ローラ7a・7bに対応してニップローラ8a・8bが設けられている。各ニップローラ8a・8bは、各駆動ローラ7a・7bに対して平行(即ち、各駆動ローラ7a・7bと同様に箔の搬送方向に対して直角に配置され、かつ水平)に揺動可能に支持されている。
ニップローラ8a・8bは、ゴム製ローラ等により構成しており、対応する各駆動ローラ7a・7bと当接し、各駆動ローラ7a・7bを押圧する方向に付勢されている。これにより、各駆動ローラ7a・7bおよび各ニップローラ8a・8bに介挿する箔を挟持するとともに、駆動ローラ7a・7bの回転駆動力を箔に伝達して、箔を搬送する構成としている。
さらに、箔の搬送経路上には、複数の従動ローラ11・11・・・が設けられている。各従動ローラ11・11・・・は各駆動ローラ7a・7b等に対して平行(即ち、各駆動ローラ7a・7bおよび各ニップローラ8a・8bと同様に箔の搬送方向に対して直角に配置され、かつ水平)に回転可能に支持されており、適宜曲がりを設けつつ箔の搬送経路を形成する構成としている。
各従動ローラ11・11・・・は、それ自身は駆動されず、駆動ローラ7a・7bと接する箔が駆動されることにより、従動的に回転されるものである。
また、巻出し部2、巻取り部等の各部には、ダンサー6が設けられている。ダンサー6は、搬送経路上の箔に発生する弛みを防止するとともに、箔の搬送速度を調整する役目を果たしている。
ダンサー6は、軸部、支持部およびローラ部等により構成されており、軸部を塗工装置1に対して回転可能に支持することにより、支持部およびローラ部を揺動可能に構成している。ダンサー6は、箔に対して張力を付与するように回動する方向にバネ等により常時付勢されており、実際の箔の搬送速度に応じて往復揺動する構成としている。
次に、前記塗工装置1内に配置されたウェブ搬送方向変更機構20及びその周辺部の構成について詳細説明をする。
図1に示す如く、塗工装置1の巻出し部2から塗工部3および乾燥部4に至る範囲には、巻出しローラ5、ダンサー6、駆動ローラ7a・7b、ニップローラ8a・8b、ウェブ搬送方向変更機構20、塗工用ダイ9、バックアップローラ10、複数の従動ローラ11・11・・・等を配設している。
塗工が施される対象物たる箔は、一定幅に整えられた連続する帯状の箔を芯上に巻回してロール状に準備されており、巻出しローラ5を芯内に挿通し、巻出しローラ5と芯を相対回転不能に固定することにより、ロール状の箔を巻出しローラ5に固設している。
そして、巻回された箔が解かれる方向(即ち、図1における時計回り)に巻出しローラ5を回転することにより箔を巻出して、箔を供給する構成としている。
巻出しローラ5から見た箔の流れ方向下流側には、上流側から順番に駆動ローラ7aおよびニップローラ8a、ダンサー6、後述するウェブ搬送方向変更機構20、駆動ローラ7bおよびニップローラ8b、バックアップローラ10および塗工用ダイ9、乾燥炉12等の各部が配設されており、これらの各部と複数の従動ローラ11・11・・・により連続的に箔の搬送経路を形成している。
図1に示す如く、塗工装置1内の巻出し部2と塗工部3との間の箔の搬送経路上には、3本のローラで構成され、該ローラが箔の一方の面に当接して、箔(ウェブ)の搬送方向を変更するウェブ搬送方向変更機構20が設置されている。
該ウェブ搬送方向変更機構20は、図2に示す如く、前記ウェブ搬送方向変更機構20の上流側に位置する上流側ローラAと、ウェブ搬送方向変更機構20の下流側に位置する下流側ローラCと、前記上流側ローラAと下流側ローラCとの間に介装され、かつ上流側ローラAと下流側ローラCに対して上方もしくは下方に位置する中間ローラBと(本実施例では、中間ローラBは上方に位置する)、から構成される。
また、上流側ローラA、下流側ローラC及び中間ローラBは、箔の搬送方向に対して直角に配置され、かつ水平に回転可能に支持されている。
また、下流側ローラCは、図4(b)に示す如く、下流側ローラCの回転軸23の両端部が、正面視略コ字状の支持部材30の両端部に回転自在に支持されている。また、下流側ローラCと同様にして上流側ローラAの回転軸21の両端部が、正面視略コ字状の支持部材31の両端部に回転自在に支持されている。また、上流側ローラA、下流側ローラC及び中間ローラBの各回転軸の両端部には、各ローラの回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段40が設けられている。
前記保持手段40は、図4に示す如く、隣接する各ローラの回転軸間を連結するリンク部材41・41・・・と、該リンク部材41・41・・・の端部に連結される前記各ローラの回転軸21・22・23を3次元的に回動自在に支持する球面対偶部42・43・44とから構成されている。
前記球面対偶部43は、図7に示す如く、ボール部47と、該ボール部47を内蔵してボール部47を三次元的に回動自在に支持する受け部48により構成されている。また、前記受け部48の側部には所定の大きさの開口部48bを設けている。前記ボール部47には、中間ローラBの回転軸22の端部を挿通して摺動自在に支持する挿通孔47aが設けられている。また、受け部48の外周部には、受け部48とリンク部材41とを連結する連結部48aが設けられており、該連結部48aには凹部(図示せず)が2箇所形成されている。また、前記リンク部材41の両端が、ボール状部を形成しており(図示せず)、受け部48の外周部に形成された前記凹部に嵌め込み、リンク部材41をあらゆる方向(3次元的に)に傾動自在に支持している。図7に示す球面対偶部43の外周部にリンク部材41を2本連結した構成は、中間ローラBの回転軸22を支持する球面対偶部43について示したものであり、球面対偶部43に対してリンク部材41を2本連結しているが、上流側ローラA及び下流側ローラCの各回転軸21・23を支持する球面対偶部42・44については、上述した球面対偶部43と同じ構造であり、受け部48の外周部にある凹部にリンク部材41を一本連結したものである。
尚、本実施例では、前記ボール部47の挿通孔47aにローラA・B・Cの各々の回転軸22・23・24の端部を挿通して、該回転軸22・23・24が摺動自在となるように構成しているが、特にこれに限定するものではなく、ボール部47内に軸受部を設けてローラの回転軸を回動自在に支持するように構成してもかまわない。こうして、球面対偶部42・43・44と、球面対偶部42・43・44に連結するリンク部材41・41・41・41とにより、各ローラを各揺動軸回りに揺動させた場合にでも、各ローラの回転軸間の軸間距離を一定としつつ、各ローラの回転軸は、自然に、かつスムーズに3次元的な配置構成を取りながら回動可能となる。
また、上流側ローラAと下流側ローラCは前記支持部材30・31の長手方向中央部の下部に配置する揺動軸a・cとなる軸部材45・46により軸支されており、該軸部材45・46回りに揺動自在に支持されている。具体的には、図2及び図3に示す如く、上流側ローラAの揺動軸aは、該上流側ローラAに送り込まれる直前の箔(ウェブ)の搬送面に対して垂直な揺動軸であり、前記送り込まれる直前の箔(ウェブ)の搬送面に対して略平行に揺動自在に支持されている。また、下流側ローラCの揺動軸cは、該下流側ローラCから送り出された直後の箔(ウェブ)の搬送面に対して垂直な揺動軸であり、前記送り出された直後の箔(ウェブ)の搬送面に対して略平行に揺動自在に支持されている。
前記中間ローラBの回転軸22の両端部は、図4に示す如く、上流側ローラAの回転軸21の両端部を支持している球面対偶部42から延出されるリンク部材41と、下流側ローラCの回転軸23の両端部を支持している球面対偶部44から延出されるリンク部材41との連結部となる球面対偶部43を介して、3次元的に回動自在に支持されている。
また、前記中間ローラBは上流側ローラA及び下流側ローラCの各々の揺動軸a・cに対して直交するように、中間ローラBの揺動軸bを有し、該揺動軸b回りに揺動自在となるように支持されている(図2参照)。換言すれば、中間ローラBは保持部材40であるリンク部材41及び球面対偶部43を介して、上流側ローラA及び下流側ローラCの上方に支持することで、中間ローラBの揺動軸b回りに揺動自在となり、かつ回転軸22回りに回転自在となるように構成されている。つまり、上流側ローラA及び下流側ローラCのように正面視略コ字状の支持部材を用いること無く、保持手段40であるリンク部材及び球面対偶部43のみで上流側ローラA及び下流側ローラCに対して上方に支持されている。
次に、ウェブ搬送方向変更機構20の各ローラを各揺動軸回りに揺動させた場合について説明する。
図6は、図5におけるX−X矢視図及びY矢視図であり、図6の(a)は図5のX−X矢視図であり、図6の(b)は図5のY矢視図である。
また、図6は前記保持手段40により各ローラA・B・Cの各回転軸21・22・23の軸間距離を一定に保持した状態で、上流側ローラA及び下流側ローラCを各揺動軸a・c回りに揺動させて、かつ中間ローラBをローラA及びローラCの揺動軸a・cと直交する揺動軸b回りに揺動させた状態を模式的に示したものである。
図5、図6に示したウェブ搬送方向変更機構20の状態は、箔の搬送方向を左方向に変更する場合であり、具体的には、図6の(a)に示す如く、上流側ローラAと下流側ローラCとを、各揺動軸a・c回りに揺動させるとともに、中間ローラBを、該中間ローラBの揺動軸b回りに揺動させて、ローラAの一端A´とローラCの一端C´の間が最も狭くなり、中間ローラBの一端B´が最も上昇した状態となるようにする(図6内の上流側ローラA´、中間ローラB´、下流側ローラC´)。
また、この状態においては、図6の(b)に示す如く、ローラAの他端A´´とローラCの他端C´´との間は最も広がり、中間ローラBの他端B´´が最も下降した状態となる(図6内の上流側ローラA´´、中間ローラB´´、下流側ローラC´´)。
このとき、ローラAとローラCとは、図5(a)に示す如く、平面視略ハ字状となり、ローラCは、ローラAに対して所定角度θをなしている。
そして、図2及び図4に示す如く、上流側ローラA、中間ローラB、下流側ローラCが平行に並んでいる状態(搬送方向変更前)から、保持手段40により隣接する各ローラの回転軸間の軸間距離が一定に保持されたことで規制され得る各ローラの揺動可能範囲内において、図3及び図5に示す如く、箔の搬送方向を変更するために上流側ローラA、中間ローラB、下流側ローラCを各ローラの各揺動軸a・b・c回りに揺動させた場合に、上流側ローラAと下流側ローラCは箔の搬送方向と略平行方向に揺動可能であり、中間ローラBは箔の搬送面に対して略垂直方向に揺動可能となる。このとき、ウェブ搬送方向変更機構20内で搬送される箔の搬送面距離については、図6に示す如く、ローラAの一端A´、ローラBの一端B´、およびローラCの一端C´の表面における箔が当接した部分を結ぶ箔の搬送面距離A´B´C´(搬送方向に対して箔の左側端部の長さ)と、ローラAの他端A´´、ローラBの他端B´´、およびローラCの他端C´´の表面における箔が当接した部分を結ぶ箔の搬送面距離A´´B´´C´´(搬送方向に対して箔の右側端部の長さ)と、は同じ搬送面距離を保つように構成されている。
つまり、換言すれば保持手段40により、隣接するローラ(つまり、ローラAとローラB、およびローラBとローラC)の回転軸の軸間距離が変わらないようにして上流側ローラA、下流側ローラCを揺動軸a・c回りに揺動させ、かつ中間ローラBを揺動軸b回りに揺動させた場合、搬送面距離A´B´C´=A´´B´´C´´なる関係が保て、図6に示す如く、ローラの幅方向に対してどの位置においても箔の巻きつけ長さが一定となる。このとき、箔は各ローラに対して直角に進入する関係を保つことから、箔を容易に角度を変更した方向へ排出することができる。
尚、前記各ローラの揺動可能範囲は、各ローラの仕様、例えばローラの直径、ローラの幅方向の長さ、又は搬送する箔(ウェブ)の厚さ・幅等の応じて変更され得る。
また、本実施例においては、上流側ローラAに送り込まれる箔の搬送面高さと、下流側ローラCから送り出される箔の搬送面高さとは同じ高さとなるように構成しているが、特に限定するものではなく、処理装置の配置等に応じてウェブ搬送方向変更機構の上流側と下流側との箔の搬送面高さを異なるものとしてもかまわない。
このような構成とすることにより、例えば、箔を搬送しながら複数の処理工程を経由して処理する際に、前の処理工程と次の処理工程が同一直線上に配置されていない場合、具体的には、図1で示す如く、巻出し部2と塗工部3が同一直線上に配置されていない場合には、搬送経路上において箔の搬送方向を変更する必要がある。箔の搬送方向を左方向へ変更する場合は、図5に示す如く、上流側ローラAを揺動軸aとなる軸部材46回りに平面視時計回り方向へ揺動し、かつ下流側ローラCを揺動軸cとなる軸部材45回りに平面視反時計回り方向へ揺動する。このとき、前記ローラA及びローラCの揺動量に応じて、ローラA及びローラCを支持している球面対偶部42・44内のボール部47が所定量3次元的に摺動する。このようして、ローラAとローラCは平面視略ハ字状となるように動作する。これと同時に、図5(a)に示す如く、ウェブ搬送方向変更機構20の平面視においては、搬送方向に対して右側にある右側リンク部材41・41が3次元的に傾動して、搬送方向に広がり、かつ搬送方向に対して左側にある左側リンク部材41・41が3次元的に傾動して、搬送方向に狭くなる。また、図5(b)に示す如く、ウェブ搬送方向変更機構20の正面視においては、搬送方向に対して右側の右側リンク部材41・41が3次元的に傾動して、上下方向において低くなり、かつ搬送方向に対して左側にある左側リンク部材41・41が3次元的に傾動して、上下方向において高くなる。このように右側リンク部材41・41と左側リンク部材41・41がそれぞれ3次元的に傾動することにより、中間ローラBが、揺動軸b回りを正面視反時計回り方向に揺動し、搬送方向に対して右傾斜の状態となる(図5(b)参照、この場合、図5においてローラBは左傾斜となる)。このとき、搬送方向に対して箔の左右端部の搬送距離(巻きつけ長さ)は同じとなり、各ローラに対して箔の進入角度を垂直に保って、箔を搬送方向に対して左方向に滑らかに変更することができる。また、箔の搬送方向に対して右方向に変更する場合は、上述した場合と反対に、つまり、図3に示す如く、上流側ローラAを揺動軸aとなる軸部材46回りに平面視反時計回り方向へ揺動し、かつ下流側ローラCを揺動軸cとなる軸部材45回りに平面視時計回り方向へ揺動することにより可能となる。
つまり、リンク部材41によって隣接するローラ(つまり、ローラAとローラB、およびローラBとローラC)の回転軸間の軸間距離を一定に保持し、ローラA・B・Cを各揺動軸a・b・c回りに揺動自在となるように支持して、球面対偶部42・43・44によって各ローラの各回転軸21・22・23を3次元的に回動自在にすることにより、箔の搬送方向の方向変更に応じて自然にウェブ搬送方向変更機構20内の箔の長さを一定に保ちながら、従来方法よりも短い搬送距離で箔の搬送方向を変更することが容易に可能となるのである。
尚、上述した箔の搬送方向変更のために上流側ローラA及び下流側ローラCを各々の揺動軸a・b回りに揺動させる動作を電動アクチュエータ及びコントローラ等を用いて自動的に行う構成とすることも可能である。
こうして、ウェブの搬送経路上に設けられる複数のローラを用いてウェブの搬送方向を変更するウェブ搬送方向変更機構20であって、前記ウェブ搬送方向変更機構20の上流側に位置する上流側ローラAと、前記ウェブ搬送方向変更機構20の下流側に位置する下流側ローラCと、前記上流側ローラAと下流側ローラCとの間に介装され、かつ前記上流側ローラAと前記下流側ローラCに対して上方もしくは下方に位置する中間ローラBと、前記各ローラの回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段40とを備え、前記上流側ローラAは、該上流側ローラAに送り込まれる直前のウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸aを有し、前記送り込まれる直前のウェブの搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、前記下流側ローラCは、該下流側ローラCから送り出された直後のウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸cを有し、前記送り出された直後のウェブの搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、前記中間ローラBは、前記上流側ローラA及び前記下流側ローラCの各々の揺動軸a・cに対して直交する揺動軸bを有し、該揺動軸b回りに揺動自在となるように支持されることにより、進行方向変更のために必要となる搬送距離を短くすることができる。そのため、ウェブ搬送方向変更機構の省スペース化が図られる。また、上流側ローラと下流側ローラを所望の方向に向けることで、滑らかにウェブの進行方向の変更ができる。
また、前記保持手段40が、前記隣接するローラの回転軸の軸間を連結するリンク部材41と、該リンク部材41の端部に連結される前記各ローラの回転軸を回動自在に支持する球面対偶部42・43・44により構成することにより、搬送方向の方向変更に応じて自在に対応ができる。
また、前記上流側ローラA及び前記下流側ローラCに対して前記中間ローラBが位置する側とは反対側に、前記上流側ローラA及び前記下流側ローラCの各回転軸21・23を回転自在に支持し、かつ前記上流側ローラA及び前記下流側ローラCを各揺動軸a・c回りに揺動自在に支持する支持部材30・31を備えることにより、搬送方向の方向変更に応じて自在に対応ができる。
本発明の実施例2を、図8を用いて説明する。
図8はウェブ搬送方向変更機構を搬送経路上の上流側と下流側とに連続して並べた状態を示す平面図である。
図1に示す如く、塗工装置1内の巻出し部2と塗工部3との間の箔の搬送経路上に実施例1で説明したウェブ搬送方向変更機構20の替わりに、箔の搬送方向に対して、図8に示す如く、ウェブ搬送方向変更機構20を所定の間隔をおいて上流側と下流側に連続して2つ配置するように構成する。
このように構成することにより、まず、上流側のウェブ搬送方向変更機構20は実施例1で説明したように、ローラAに対してローラCを所定角度θとなるようにローラAを揺動軸aとなる軸部材46回りに平面視時計回り方向に揺動させて、かつローラCを揺動軸cとなる軸部材45回りに平面視反時計回り方向に各ローラを揺動させて、箔の幅方向の一方(本実施例では左方向)に方向変更を行う。
一方、下流側のウェブ搬送方向変更機構20では、ローラAに対してローラCを上流側と同角度θとなるようにローラAを揺動軸aとなる軸部材46回りに平面視反時計回り方向に揺動させて、かつローラCを揺動軸cとなる軸部材45回りに平面視時計回り方向に各ローラを揺動させた状態で、箔の幅方向の他方(本実施例では右方向)に方向変更を行うことで、図8に示す如く、箔の搬送方向を左側に平行移動することができる。この場合、実施例1で示したように処理装置間を搬送路で接続する際の、設備設置上のずれを補うだけでなく、装置間を一直線上で接続した搬送経路であっても、微小なずれ(幅方向の変位)が生じた際に、そのずれ量(幅方向の変位量)を補正することが可能となる。
こうして、前記ウェブ搬送方向変更機構20を、ウェブの搬送経路上の、上流側と下流側とに連続して配置することにより、高精度かつスムーズにウェブの平行移動を可能とする。また、図16及び図17で示した従来のローラによる平行移動機構に比べて箔を上方もしくは下方に大きく迂回させずに平行移動を行うことを可能としたため、箔の幅方向に対する微小な平行移動を容易に行うことができ、非常に応答性の高いウェブ平行移動機構となる。
本発明の実施例3について説明する。
図9は実施例3に係るウェブ搬送方向変更機構を示す模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図10は実施例3に係るウェブ搬送方向変更機構を示す斜視図、図11はローラの揺動軸を示す斜視図、図12はローラの揺動時を示す斜視図、図13は同じく模式図であり、(a)は平面図、(b)は正面図である。図14は図13におけるX−X矢視図及びY矢視図である。
本実施例で示すウェブ搬送方向変更機構60は、実施例2で示した3本のローラで構成されるウェブ搬送方向変更機構20を上流側と下流側とに2つ連続して、図1で示す塗工装置1内の巻出し部2と塗工部3との間の箔の搬送経路上に配置したものにおいて、上流側に配置したウェブ搬送方向変更機構20の下流側ローラCと、下流側に配置したウェブ搬送方向変更機構20の上流側ローラAをひとつの共通ローラC3で置き換えて、1本のローラを省略したものであり、上流側ウェブ搬送方向変更機構20と下流側ウェブ搬送方向変更機構20を合わせてひとつのウェブ搬送方向変更機構60として一体的に構成し、5つのローラにより構成されている。また、搬送経路上の上流側から数えて奇数番目のローラとなる上流側ローラA1、共通ローラC3、下流側ローラE5は、ウェブ搬送方向変更機構60の下方側に配置されている。また、上流側から偶数番目のローラとなる中間ローラB2・D4は、奇数番目のローラA1・C3・E5に対して上方に配置されており、ウェブ搬送方向変更機構60の各ローラは上下交互に配置されている。
また、図9(b)及び図10に示す如く、前記奇数番目のローラとなる上流側ローラA1、共通ローラC3、下流側ローラE5には、実施例1で示したものと同様にして各ローラA1・C3・E5の回転軸51・53・55の両端部が、正面視略コ字状の支持部材61・62・63の両端部に回転自在に支持されている。また、上流側ローラA1、中間ローラB2・D4、共通ローラC3、下流側ローラE5の各回転軸の両端部には、各ローラの回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段80が設けられている。
前記保持手段80は、図9に示す如く、隣接するローラの回転軸間を連結するリンク部材41・41・・・と、該リンク部材41・41・・・の端部に連結される前記各ローラの回転軸51・52・53・54・55を3次元的に回動自在に支持する球面対偶部72・73・74・75・76により構成されている。また、上流側ローラA1は、箔の搬送方向に対して直角に配置され、かつ水平に回転可能に支持されており、箔の搬送方向に対して垂直となるように支持部材61の一端が固定されている。
前記球面対偶部73・74・75は、実施例1で示したものと同様であり、図7に示す如く、ボール部47と、該ボール部47を内蔵してボール部47を三次元的に回動自在に支持する受け部48により構成されている。また、前記受け部48の側部は所定の大きさの開口部48bを設けている。前記ボール部47には、中間ローラB2・D4及び共通ローラC3のそれぞれの回転軸52・53・54の端部を挿通して摺動自在に支持する挿通孔47aが設けられている。また、受け部48の外周部には、受け部48とリンク部材41とを連結する連結部48aが設けられており、該連結部48aには凹部(図示せず)が2箇所に形成されている。また、前記リンク部材41の両端が、ボール状部を形成しており(図示せず)、受け部48の外周部に形成された前記凹部に嵌め込み、リンク部材41をあらゆる方向(3次元的に)に傾動自在に支持している。図7に示す球面対偶部73・74・75の外周部にリンク部材41を2本連結した構成は、中間ローラB2・D4及び共通ローラC3の回転軸52・53・54に配置した球面対偶部73・74・75について示したものであり、球面対偶部73・74・75のそれぞれに対してリンク部材41を2本連結しているが、上流側ローラA1及び下流側ローラE5の各回転軸51・55を支持する球面対偶部72・76については、前記球面対偶部73・74・75と同じ構造であり、受け部48の外周部にある凹部にリンク部材41を一本連結したものである。
尚、本実施例では、前記ボール部47の挿通孔47aに各ローラA1・B2・C3・D4・E5の回転軸51・52・53・54・55の端部を挿通して、該回転軸が摺動自在となるように構成しているが、特にこれに限定するものではなく、ボール部47内に軸受部を設けてローラの回転軸を回動自在に支持するように構成してもかまわない。こうして、球面対偶部72・73・74・75・76及び球面対偶部72・73・74・75・76に連結するリンク部材41・41・・・により、各ローラを各揺動軸回りに揺動させた場合にでも、各ローラの回転軸間の軸間距離を一定としつつ、球面対偶部72・73・74・75・76により各ローラの回転軸は、自然に、かつスムーズに3次元的な配置構成を取りながら回動可能となる。
また、上流側ローラA1、下流側ローラE5及び共通ローラC3は、前記支持部材61・62・63の長手方向中央部の下部に配置する揺動軸a1・c3・e5となる軸部材85・86・87により軸支されており、該軸部材85・86・87回りに揺動自在に支持されている。また、上流側ローラA1と下流側ローラE5を支持する支持部材61・63の下部の一端は、軸部材88・89により軸支されており、該軸部材88・89回りに回動自在に支持されている。具体的には、図11に示す如く、上流側ローラA1の揺動軸a1は、該上流側ローラA1に送り込まれる直前の箔(ウェブ)の搬送面に対して垂直な揺動軸であり、前記送り込まれる直前の箔(ウェブ)の搬送面に対して略平行に揺動自在に支持されている。下流側ローラE5の揺動軸e5は、該下流側ローラE5から送り出された直後の箔(ウェブ)の搬送面に対して垂直な揺動軸であり、前記送り出された直後の箔(ウェブ)の搬送面に対して略平行に揺動自在に支持されている。また、共通ローラC3の揺動軸c3は、前記揺動軸a1及び揺動軸e5に対して略平行となっている。
前記中間ローラB2の回転軸52の両端部は、図9に示す如く、上流側ローラA1の回転軸51の両端部を支持している球面対偶部72から延出されるリンク部材41と、共通ローラC3の回転軸53の両端部を支持している球面対偶部74から延出されるリンク部材41との連結部となる球面対偶部73を介して、3次元的に回動自在に支持されている。また、前記中間ローラD4の回転軸54の両端部は、共通ローラC3の回転軸53の両端部を支持している球面対偶部74から延出されるリンク部材41と、下流側ローラE5の回転軸55の両端部を支持している球面対偶部76から延出されるリンク部材41との連結部となる球面対偶部75を介して、3次元的に回動自在に支持されている。
また、中間ローラB2・D4は上流側ローラA1及び下流側ローラE5の各々の揺動軸a1・e5に対して直交するように、中間ローラB2・D4の各揺動軸b2・d4を有し、該揺動軸b2・d4回りに揺動自在となるように支持されている(図11参照)。換言すれば、中間ローラB2・D4は保持手段80であるリンク部材41及び球面対偶部73・75を介して、上流側ローラA1、下流側ローラE5及び共通ローラC3の上方に支持することで、中間ローラB2・D4の揺動軸b2・d4回りに揺動自在となり、かつ各々の回転軸52・54回りに回転自在となるように構成されている。つまり、上流側ローラA1、下流側ローラE5及び共通ローラC3のように正面視略コ字状の支持部材を用いること無く、保持手段80であるリンク部材41及び球面対偶部73・75のみで上流側ローラA1、下流側ローラE5及び共通ローラC3に対して上方に支持されている。
また、図9及び図10に示す如く、前記軸部材85・86・87は、第一リンク部材101により連結されている。また前記軸部材88・89は、第二リンク部材102により連結されている。第一リンク部材101の端部と第二リンク部材102の端部とを、それぞれアーム93・94(図9(b)参照)により連結することにより、支持部材61・63とを平行に保持して、該支持部材61・63を箔の幅方向に平行移動可能にする平行リンク機構70が形成される。さらに、前記平行リンク機構70の一端には、リンク駆動手段90が設けられている。
前記リンク駆動手段90は、ボールネジ90aと、該ボールネジ90aを駆動するモータ91で構成されている。また、前記ボールネジ90aの一端が前記平行リンク機構70の第二リンク部材102の端部に固定されている。前記ボールネジ90aの他端には、ボールネジ90aを駆動するモータ91が接続されている。該モータ91は図示しないコントローラと接続されている。リンク駆動手段90は、モータ91を駆動することによりボールネジ90aが箔の幅方向に伸縮可能となり、該ボールネジ90aの一端に接続されている平行リンク機構70を箔の幅方向に自在に駆動するように構成されている。
尚、前記リンク駆動手段90としては、ボールネジ90aとモータ91の組合せの代りにエアシリンダー方式の電動アクチュエータ等を用いることも可能であり、平行リンク機構70を幅方向へ押動することが可能な駆動機構であればよく、本発明に適用するリンク駆動手段90の種類をボールネジ90aとモータ91との組合せに限定するものではない。
次に、ウェブ搬送方向変更機構60の各ローラを各揺動軸回りに揺動させた場合について説明する。
図14は、図13におけるX−X矢視図及びY矢視図であり、図14の(a)は図13のX−X矢視図であり、図14の(b)は図13のY矢視図である。
また、図14は前記保持手段80により各ローラA1・B2・C3・D4・E5の各回転軸51・52・53・54・55の軸間距離を一定に保持した状態で、上流側ローラA1、共通ローラC3及び下流側ローラE5を各揺動軸a1・c3・e5回りに揺動させて、かつ中間ローラB2・D4をローラA1・B2・C3と直交する揺動軸b2・d4回りに揺動させた状態を模式的に示したものである。
図13、図14に示したウェブ搬送方向変更機構60の状態は、箔の搬送方向を左方向に平行移動する場合であり、具体的には、図14の(a)に示す如く、上流側ローラA1と共通ローラC3とを、各揺動軸a1・c3回りに揺動させるとともに、ローラA1の他端A´´とローラC3の他端C´´との間が最も狭くなり、かつローラC3とローラE5とが、各揺動軸c3・e5回りを揺動して、ローラC3の他端C´´とローラE5の他端E´´との間が最も広くなり、かつ中間ローラB2・D4が、該中間ローラB2・D4の各揺動軸b2・d4回りを揺動して、中間ローラB2の他端B´´が最も上昇した状態であり、中間ローラD4の他端D´´が最も下降した状態となるようにする。(図14(a)で示す上流側ローラA1の他端A´´、中間ローラB2の他端B´´、下流側ローラC3の他端C´´、中間ローラD4の他端D´´、下流側ローラEの他端E´´の配置状態)。
また、図14の(b)に示す如く、上流側ローラA1と共通ローラC3とを、各揺動軸a1・c3回りに揺動させて、ローラA1の一端A´とローラC3の一端C´との間が最も広くなり、かつローラC3と下流側ローラD4とを、各揺動軸c3・e5回りに揺動させて、ローラC3の一端C´とローラE5の一端E´との間が最も狭くなり、かつ中間ローラB2・D4を、該中間ローラB2・D4の各揺動軸b2・d4回りに揺動させて、中間ローラB2の一端B´の一端が最も下降した状態であり、中間ローラD4の一端D´の一端が最も上昇した状態となる(図14(b)で示す上流側ローラA1の一端A´、中間ローラB2の一端B´、下流側ローラC3の一端C´、中間ローラD4の一端D´、下流側ローラE5の一端E´の配置状態)。
このとき、図13(a)に示す平面視において、ローラC3は、ローラA1に対して所定角度Θをなしている。即ち、ローラA1とローラB2とがなす角、及びローラB2とローラC3とがなす角は、それぞれΘ/2となる。また、ローラE5は、ローラC3に対して所定角度Θをなしている。即ち、ローラC3とローラD4とがなす角、及びローラD4とローラE5とがなす角は、それぞれΘ/2となる。また、図13(b)に示す正面視において、ローラA1及びローラE5に対して、ローラB2は角度γで搬送方向に対して右側に傾斜しており、ローラD4は角度γで搬送方向に対して左側に傾斜している。
そして、図9に示す如く、各ローラA1・B2・C3・D4・E5が平行に並んでいる状態(搬送方向変更前)から、保持手段80により隣接する各ローラの回転軸間の軸間距離が一定に保持されて規制され得る各ローラの揺動可能範囲内において、図13に示す如く、箔の搬送方向を安定して平行移動を行うために、本実施例においては、上流側ローラA1の下部にあるアーム93を箔の搬送方向に対して垂直になるように固定している(図13のZ部分)。平行リンク機構70を駆動した場合、図14に示す如く、上流側ローラA1と下流側ローラE5と共通ローラC3とは箔の搬送方向と略平行方向に揺動可能であり、中間ローラB2・D4は箔の搬送面に対して略垂直方向に揺動可能となる。ウェブ搬送方向変更機構60内で搬送される箔の搬送面距離においては、図14に示す如く、ローラA1・B2・C3・D4・E5を各揺動軸a1・b2・c3・d4・e5回りを揺動させる場合において、上流側ローラA1の一端A´、中間ローラB2の一端B´、下流側ローラC3の一端C´、中間ローラD4の一端D´、下流側ローラE5の一端E´の表面に箔が当接した部分を結ぶ箔の搬送面距離A´B´C´D´E´(搬送方向に対して箔の右側端部)と、上流側ローラA1の他端A´´、中間ローラB2の他端B´´、下流側ローラC3の他端C´´、中間ローラD4の他端D´´、下流側ローラE5の他端E´´の表面に箔が当接した部分を結ぶ箔の搬送面距離A´´B´´C´´D´´E´´(搬送方向に対して箔の左側端部)と、は同じ搬送面距離を保つように構成されている。
つまり、換言すれば保持手段80により隣接する各ローラA・B・C・D・Eの回転軸の軸間距離が変わらないようにして上流側ローラA1、共通ローラC3・下流側ローラE5を各揺動軸a1・c3・d5回りに回転させ、かつ中間ローラB2・D4を揺動軸b2・d4回りに揺動させた場合、搬送面距離A´B´C´D´E´=A´´B´´C´´D´´E´´なる関係が保て、図14に示す如く、ローラの幅方向に対してどの位置においても箔の巻きつけ長さが一定となる。このとき、箔は各ローラに対して直角に進入する関係を保つことから、箔をスムーズに平行移動したい方向へ排出することができる。
尚、各ローラの揺動可能範囲は、各ローラの仕様、例えばローラの直径、ローラの幅方向の長さ、又は搬送する箔(ウェブ)の厚さ、幅等の応じて変更され得る。
また、本実施例においては、上流側ローラA1に送り込まれる箔の搬送面高さと、下流側ローラE5から送り出される箔の搬送面高さとは同じ高さとなるように構成しているが、特に限定するものではなく、処理装置間を配置等に応じてウェブ搬送方向変更機構60の上流側と下流側との箔の搬送面高さを異なるものとしてもかまわない。
また、図9及び図10に示すようにウェブ搬送方向変更機構60に導入される直前の箔の一端には、シート端部の幅方向位置を検出する位置検出手段である光電式の位置センサ92を設けている。該位置センサ92はコントローラ(図示せず)に接続されている。前記位置センサ92により、箔の幅方向の変位を検出することが可能である。
前記位置センサ92と、上述した平行リンク機構70を駆動可能とするリンク駆動手段90と、前記コントローラによりエッジポジションコントロール(EPC)システムを構成することができる。前記エッジポジションコントロール(EPC)システムは箔のずれ(幅方向の変位量)を位置センサ92により検出し、検出されたずれ量に応じて、コントローラはリンク駆動手段90を駆動させて自動的に平行リンク機構70を動作させて箔を左右方向に平行移動して、ずれ量を自動補正する構成となっている。
尚、前記EPCシステムで用いる箔の位置検出手段としては、光電方式、超音波方式、空気圧方式等の検出方式があり、搬送する箔の材質等に応じて適宜選択が可能である。
また、ウェブ搬送方向変更機構60内の上流側ローラA1、中間ローラB2、共通ローラC3、中間ローラD4、下流側ローラE5、平行リンク機構70、ボールネジ90a、モータ91、位置センサ92等の配置は本実施例の配置関係に限定するものではなく、箔の流れ方向や搬送経路の形状等に応じて適宜定めることができる。
このような構成とすることにより、図1に示す如く、箔を搬送しながら複数の処理工程を経由して処理する際に、前の処理工程と次の処理工程との間が同一直線上に配置されている場合において、通常、箔は同一直線上を搬送されていくことになるが、箔のたわみやローラ等の微小な傾き(ローラの水平度のずれ)等により、本来進行すべき搬送経路から僅かにずれ(幅方向の変位)が生じることがある。
このような場合、ウェブの搬送方向を微調整する必要があるが、例えば、搬送方向に対して右側に微小なずれが発生した場合は、図9に示す如く、平行リンク機構70のアーム93を箔の搬送方向と垂直となるように固定した状態(図13のZ部分)で、ボールネジ90aをモータ91により駆動し、ボールネジ90aを伸長して平行リンク機構70の一端を箔の幅方向に駆動すると、ローラE5はローラA1に対して平行移動して、共有ローラC3を支持している支持部材62が揺動軸である軸部材86の平面視反時計回りに揺動し(ローラC3は、ローラA1及びローラE5のそれぞれに対して角度Θをなす)、これに伴って、ローラA1とローラB2とローラC3との間を結ぶ2本の右側リンク部材41・41と、ローラC3とローラD4とローラE5との間を結ぶ2本の左側リンク部材41・41が平面視において搬送方向に広がる。
また、同時に、ローラC3とローラD4とローラE5との間を結ぶ2本の右側リンク部材41・41と、ローラA1とローラB2とローラC3との間を結ぶ2本の左側リンク部材41・41が平面視において搬送方向に狭くなる。すなわち、図12で示す如く、中間ローラB2は揺動軸b2回りを揺動して搬送方向に対して中間ローラB2の右側が下がり、中間ローラD4は揺動軸d4回りを揺動して中間ローラD4の左側が下がってくる。こうして中間ローラB2は搬送方向と略平行となる揺動軸b2回りを正面視(図13(b))反時計回りに揺動し(ローラA1に対して傾斜角がγとなる)、中間ローラD4は搬送方向と略平行となる揺動軸d4回りを正面視(図13(b))時計回りに揺動して(ローラE5に対して傾斜角がγとなる)、箔の巻きつけ長さが同じになるようにすることで、箔を進行方向に対して左側に平行移動することができる。また、搬送方向を右方向に平行移動する場合は、上述した場合とは反対にボールネジ90aを短縮して平行リンク機構70の一端を箔の幅方向(搬送方向に対して右方向)に動作させればよいのである。
つまり、リンク部材41によって隣接する各ローラの回転軸間の軸間距離に一定に保持し、ローラA1・B2・C3・D4・E5を各揺動軸a1・b2・c3・d4・e5回りに揺動自在となるように支持して、球面対偶部72・73・74・75・76によって各ローラの各回転軸を3次元的に回動自在にすることにより、箔の搬送方向のずれ量に応じて自然にウェブ搬送方向変更機構60内の箔の長さを一定に保ちながら、スムーズに箔の搬送方向の平行移動をすることが可能となるのである。
また、前述したコントローラが、箔の位置検出手段である位置センサ92により箔のエッジのずれ量(幅方向の変位量)を光学的に検出した値に基づいて、リンク駆動手段90を自動的に駆動して平行リンク機構70を動作させて箔を平行移動し、箔のエッジのずれ量を自動的に修正すること(EPC:エッジポジションコントロール)が可能となるのである。
こうして、前記ウェブ搬送方向変更機構20を、ウェブの搬送経路上の、上流側と下流側とに連続して配置する構成において、上流側ウェブ搬送方向変更機構20の下流側ローラCと、下流側ウェブ搬送方向変更機構20の上流側ローラAと、をひとつの共通ローラC3に置き換えて、上流側ウェブ搬送方向変更機構20と、下流側ウェブ搬送方向変更機構20とを一体的に構成するとともに、前記上流側ウェブ搬送方向変更機構20および下流側ウェブ搬送方向変更機構20における、前記各ローラのうち隣接する回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段80を備えることにより、応答性良く、かつ精度良くウェブの平行移動を可能とする。また、搬送装置等の省スペース化が図られる。
また、前記保持手段80を、前記隣接するローラの回転軸の軸間を連結するリンク部材41と、該リンク部材41の端部に連結される前記各ローラの回転軸を回動自在に支持する球面対偶部72・73・74・75・76により構成し、前記上流側ローラA1、前記下流側ローラE5及び前記共通ローラC3に対して前記中間ローラB2・D4が位置する側とは反対側に、前記上流側ローラA1、前記下流側ローラE5及び前記共通ローラC3の各回転軸の両端部を回転自在に支持する正面視略コ字状の支持部材61・62・63を設け、前記支持部材61・62・63の下部中央部に配置され、該支持部材61・62・63を揺動軸回りに揺動自在に支持する軸部材85・86・87と、該軸部材85・86・87間を連結する第一リンク部材101と、前記上流側ローラA1及び前記下流側ローラE5の前記支持部材61・63の下部の一端に配置され、該一端を回動自在に支持する軸部材88・89と、該軸部材88・89間を連結する第二リンク部材102とで構成され、前記第一リンク部材101と前記第二リンク部材102とが平行に配置される平行リンク機構70を設け、前記平行リンク機構70の一端に、該平行リンク機構70を駆動させるリンク駆動手段90を設けることにより、応答性良く、かつ精度良くウェブの平行移動を行うことが可能であり、ウェブを搬送しながら微小移動量の平行移動を容易に行うことが可能になる。また、搬送装置等の省スペース化が図られる。
また、前記リンク駆動手段90が、ボールネジ90aと、該ボールネジ90aを駆動するモータ91とからなることにより、応答性良く、かつ精度良くウェブの平行移動を行うことが可能であり、ウェブを搬送しながら微小移動量の平行移動を容易に行うことが可能になる。また、搬送装置等の省スペース化が図られる。
尚、本発明で使用する各ローラの替わりにローラ本体である円筒部の外周部分に多数の孔を設けたローラを使用して、箔とローラ表面との摩擦抵抗を少なくして、箔の表面の傷を抑制するように構成することも可能である。さらには、前記多数の孔からコンプレッサー等によりエアーを供給し、さらに箔とローラとの摩擦抵抗を少なくする構成とすることも可能である。
本発明の実施例1に係る塗工装置の概略構成を示す模式図。 実施例1に係るウェブ搬送方向変更機構の概略構成を示す斜視図。 ローラの揺動時の状態を示す斜視図。 実施例1に係るウェブ搬送方向変更機構を示す模式図。 ローラの揺動時の状態を示す模式図。 図5におけるX−X矢視図及びY矢視図。 球面対偶部の断面模式図。 ウェブ搬送方向変更機構を搬送経路上の上流側と下流側とに連続して並べた状態を示す平面図。 実施例3に係るウェブ搬送方向変更機構を示す模式図。 実施例3に係るウェブ搬送方向変更機構を示す斜視図。 ローラの揺動軸を示す斜視図。 ローラの揺動時を示す斜視図。 同じく模式図。 図13におけるX−X矢視図及びY矢視図。 従来の進行方向変更装置を示す斜視図。 従来のウェブの搬送方向を変更する技術を示す模式図。 従来のウェブの搬送方向を変更する技術を示す模式図。
符号の説明
20・60 ウェブ搬送方向変更機構
21・22・23 回転軸
30・31・61・62・63 支持部材
40・80 保持手段
41 リンク部材
42・43・44・72・73・74・75・76 球面対偶部
51・52・53・54・55 回転軸
70 平行リンク機構
85・86・87・88・89 軸部材
90 リンク駆動手段
90a ボールネジ
91 モータ
101 第一リンク部材
102 第二リンク部材
A 上流側ローラ
B 中間ローラ
C 下流側ローラ
A1 上流側ローラ
B2・D4 中間ローラ
C3 共通ローラ
E5 下流側ローラ
a・b・c・a1・b2・c3・d4・e5 揺動軸

Claims (7)

  1. ウェブの搬送経路上に設けられる複数のローラを用いてウェブの搬送方向を変更するウェブ搬送方向変更機構であって、
    前記ウェブ搬送方向変更機構の上流側に位置する上流側ローラと、
    前記ウェブ搬送方向変更機構の下流側に位置する下流側ローラと、
    前記上流側ローラと下流側ローラとの間に介装され、かつ前記上流側ローラと前記下流側ローラに対して上方もしくは下方に位置する中間ローラと、
    前記各ローラのうち隣接するローラの回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段とを備え、
    前記上流側ローラは、該上流側ローラに送り込まれる直前のウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸を有し、前記送り込まれる直前のウェブの搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、
    前記下流側ローラは、該下流側ローラから送り出された直後のウェブの搬送面に対して垂直な揺動軸を有し、前記送り出された直後のウェブの搬送面に対して略平行に揺動自在に支持され、
    前記中間ローラは、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラの各々の揺動軸に対して直交する揺動軸を有し、該揺動軸回りに揺動自在となるように支持される、
    ことを特徴とするウェブ搬送方向変更機構。
  2. 前記保持手段が、
    前記隣接するローラの回転軸の軸間を連結するリンク部材と、
    該リンク部材の端部に連結される前記各ローラの回転軸を回動自在に支持する球面対偶部により構成することを特徴とする請求項1に記載のウェブ搬送方向変更機構。
  3. 前記上流側ローラ及び前記下流側ローラに対して前記中間ローラが位置する側とは反対側に、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラの各回転軸を回転自在に支持し、かつ前記上流側ローラ及び前記下流側ローラを各揺動軸回りに揺動自在に支持する支持部材を備えることを特徴とする請求項1に記載のウェブ搬送方向変更機構。
  4. 前記ウェブ搬送方向変更機構を、
    ウェブの搬送経路上の、上流側と下流側とに連続して配置することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のウェブ搬送方向変更機構。
  5. 前記ウェブ搬送方向変更機構を、
    ウェブの搬送経路上の、上流側と下流側とに連続して配置する構成において、
    上流側ウェブ搬送方向変更機構の下流側ローラと、
    下流側ウェブ搬送方向変更機構の上流側ローラと、をひとつの共通ローラに置き換えて、
    上流側ウェブ搬送方向変更機構と、
    下流側ウェブ搬送方向変更機構とを一体的に構成するとともに、
    前記上流側ウェブ搬送方向変更機構および下流側ウェブ搬送方向変更機構における、前記各ローラのうち隣接する回転軸の軸間距離を一定に保持する保持手段を備えることを特徴とする請求項4に記載のウェブ搬送方向変更機構。
  6. 前記保持手段を、
    前記隣接するローラの回転軸の軸間を連結するリンク部材と、
    該リンク部材の端部に連結される前記各ローラの回転軸を回動自在に支持する球面対偶部により構成し、
    前記上流側ローラ、前記下流側ローラ及び前記共通ローラに対して前記中間ローラが位置する側とは反対側に、前記上流側ローラ、前記下流側ローラ及び前記共通ローラの各回転軸の両端部を回転自在に支持する支持部材を設け、
    前記支持部材の下部中央部に配置され、該支持部材を揺動軸回りに揺動自在に支持する軸部材と、該軸部材間を連結する第一リンク部材と、前記上流側ローラ及び前記下流側ローラの前記支持部材の下部の一端に配置され、該一端を回動自在に支持する軸部材と、該軸部材間を連結する第二リンク部材とで構成され、前記第一リンク部材と前記第二リンク部材とが平行に配置される平行リンク機構を設け、
    前記平行リンク機構の一端に、該平行リンク機構を駆動させるリンク駆動手段を設けることを特徴とする請求項5に記載のウェブ搬送方向変更機構。
  7. 前記リンク駆動手段が、ボールネジと、該ボールネジを駆動するモータとからなることを特徴とする請求項6に記載のウェブ搬送方向変更機構。
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