JP2009056702A - 印刷紙の乾燥排気の浄化方法とその装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 印刷紙a毎に、印刷機における印刷インキ持出データに基づいて排気の供給流量を選定し、印刷開始時に、排気の供給流量を選定値にし、印刷インキ持出速度に応じて排気の供給流量を増減して浄化処理速度を制御する。また、酸化触媒15の温度が、予熱装置14による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、酸化触媒の温度が上昇すると、排気の供給流量を増加し、酸化触媒の温度が下降すると、排気の供給流量を減少し、酸化触媒の温度に応じて排気の供給流量を増減して酸化触媒の温度を制御する。
【選択図】 図1
Description
1)浄化装置の解析
上記のような印刷紙の乾燥排気の浄化装置において、溶剤蒸気を含む排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給されて触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過する。酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動して予熱し、酸化反応が生起する温度に昇温する。逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止する。予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する。いわゆる「自燃」の状態になる。
乾燥装置において印刷インキの持込速度が高くなるに従って、溶剤蒸気の発生速度が高くなるので、乾燥装置から浄化装置に供給する排気の流量を増加し、浄化装置における単位時間当たりの処理量、処理速度を増加することが望まれる。
触媒酸化装置においては、酸化触媒の温度は、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する温度、自燃温度で、酸化触媒が過熱されない温度、安全温度の範囲内にあっても、印刷の進行、時間の経過によって下降したり、上昇したりする。その下降量又は上昇量が多くなると、自燃温度より低くなったり、安全温度より高くなったりする。酸化触媒の温度は、自燃温度で安全温度の範囲内にある時間が長いことが望まれる。
4)印刷インキ持出速度に基づく排気供給流量の制御
印刷機においては、印刷紙毎に、印刷インキの持出量や持出速度が明らかになる。「印刷インキの持出速度、単位時間当たりの持出量」は、「印刷紙単位長さ当たりの平均の印刷インキ付着量」と「印刷速度」を掛けて得られる。「印刷インキ付着量」は、「印刷インキの付着面積、絵柄面積」と「付着高さ」及び「印刷インキの密度」を掛けて得られる。「印刷紙単位長さ当たりの平均の印刷インキ付着量」は、「印刷インキ付着量」を「印刷紙長さ」で割って得られる。
触媒酸化装置において、酸化触媒は、排気の通過流量が増加すると、排気の通過による冷却作用か強まって、温度が低下する。排気の通過流量が減少すると、排気の通過による冷却作用か弱まって、温度が上昇する。
乾燥装置に発生した印刷インキの溶剤蒸気を含む熱気の排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給して触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過し、
酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動し、酸化反応が生起する温度に昇温し、逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止し、予熱装置による予熱なしで酸化反応を生起させる印刷紙の乾燥排気の浄化方法において、
印刷紙毎に、印刷機における印刷インキ持出データに基づいて排気の供給流量を選定し、印刷開始時に、排気の供給流量を選定値にし、印刷インキ持出速度が高いと、排気の供給流量を大きくし、印刷インキ持出速度が低いと、排気の供給流量を小さくし、印刷インキ持出速度に応じて排気の供給流量を増減して浄化処理速度を制御することを特徴とする。
また、
酸化触媒の温度が、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、酸化触媒の温度が上昇すると、排気の供給流量を増加し、酸化触媒の温度が下降すると、排気の供給流量を減少し、酸化触媒の温度に応じて排気の供給流量を増減して酸化触媒の温度を制御することを特徴とする。
2)上記の印刷紙の乾燥排気の浄化方法において、
印刷インキ持出データの変化範囲は、複数の区分に分割し、各区分にその区分に適した排気の供給流量の値を設定し、
印刷紙毎に、印刷インキ持出データが属する区分に設定した値を選定し、印刷開始時に排気の供給流量を選定値にすることを特徴とする。
また、
自燃温度で安全温度の範囲は、複数の温度区分に分割し、各温度区分にその温度区分に適した排気の供給流量の値を設定し、
酸化触媒の温度が高温側の温度区分に上昇すると、排気の供給流量は、その高温側の温度区分に設定した値に増加し、酸化触媒の温度が低温側の温度区分に下降すると、排気の供給流量は、その低温側の温度区分に設定した値に減少させることを特徴とする。
乾燥装置に発生した印刷インキの溶剤蒸気を含む熱気の排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給して触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過し、
酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動し、酸化反応が生起する温度に昇温し、逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止し、予熱装置による予熱なしで酸化反応を生起させる印刷紙の乾燥排気の浄化装置において、
排気の供給流量を変更する変更装置を設け、
印刷機における印刷インキ持出データを入力しその入力値に基づいて排気の供給流量を選定してその選定値を変更装置に出力する制御装置を設け、
印刷紙毎に、印刷開始時に排気の供給流量を印刷インキ持出速度に適応した値にする構成にしたことを特徴とする。
また、
排気の供給流量を変更する変更装置を設け、酸化触媒の温度を測定する測定装置を設け、
測定装置の測定値を入力しその入力値に基づいて排気の供給流量を選定してその選定値を変更装置に出力する制御装置を設け、
酸化触媒の温度が、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、排気の供給流量を酸化触媒の温度に応じた値にして酸化触媒温度の上昇又は下降を抑制する構成にしたことを特徴とする。
1)上記の実施形態において、印刷インキ持出速度が高くなるに従って、第1回転速度、第1流量は、段階的に増加させているが、直線的又は曲線的に増加させる。
2)上記の実施形態において、測定装置26の測定温度が高くなるに従って、送風機11の回転速度、排気の流量は、段階的に増加させているが、直線的又は曲線的に増加させる。
3)上記の実施形態において、送風機11の回転速度変更装置、変速装置は、インバータの周波数変更装置22にしているが、その他の電気的変速装置にする。又は、機械的変速装置にする。
4)上記の実施形態において、触媒酸化装置13に供給する排気の流量制御は、送風機11で行っているが、流量制御弁で行う。又は、その他の流量制御手段で行う。
5)上記の実施形態において、測定装置26が測定する温度は、排気の触媒通過直後の温度にしているが、酸化触媒15自体の温度にする。又は、その他の温度にする。
D 乾燥装置
C 冷却装置
a 帯状の印刷紙、印刷紙
1 乾燥室
2 乾燥室の入口
3 乾燥室の出口
4 乾燥室の印刷紙通路
6 乾燥室のノズル、熱風供給路のノズル
7 熱風供給路の送風機
8 熱風供給路の加熱装置
11 排気路の送風機
12 排気路の熱交換器
13 排気路の触媒酸化装置
14 触媒酸化装置の予熱装置、燃料のバーナ
15 触媒酸化装置の酸化触媒
21 誘導電動機、送風機駆動電動機
22 変更装置、周波数変更装置、インバータ
23 交流電源
24 開閉弁、予熱装置用燃料通路の開閉弁
25 燃料源
26 測定装置、排気の触媒通過直後の温度の測定装置、熱電対
27 送風機と予熱装置の制御装置
28 操作盤
Claims (9)
- 印刷機から送り出された印刷紙は、乾燥装置を通過して熱風で加熱され、紙面に付着した印刷インキが乾燥し、
乾燥装置に発生した印刷インキの溶剤蒸気を含む熱気の排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給して触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過し、
酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動し、酸化反応が生起する温度に昇温し、逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止し、予熱装置による予熱なしで酸化反応を生起させる印刷紙の乾燥排気の浄化方法において、
印刷紙毎に、印刷機における印刷インキ持出データに基づいて排気の供給流量を選定し、印刷開始時に、排気の供給流量を選定値にし、印刷インキ持出速度が高いと、排気の供給流量を大きくし、印刷インキ持出速度が低いと、排気の供給流量を小さくし、印刷インキ持出速度に応じて排気の供給流量を増減して浄化処理速度を制御することを特徴とする印刷紙の乾燥排気の浄化方法。 - 印刷インキ持出データの変化範囲は、複数の区分に分割し、各区分にその区分に適した排気の供給流量の値を設定し、
印刷紙毎に、印刷インキ持出データが属する区分に設定した値を選定し、印刷開始時に排気の供給流量を選定値にすることを特徴とする請求項1に記載の印刷紙の乾燥排気の浄化方法。 - 印刷機から送り出された印刷紙は、乾燥装置を通過して熱風で加熱され、紙面に付着した印刷インキが乾燥し、
乾燥装置に発生した印刷インキの溶剤蒸気を含む熱気の排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給して触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過し、
酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動し、酸化反応が生起する温度に昇温し、逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止し、予熱装置による予熱なしで酸化反応を生起させる印刷紙の乾燥排気の浄化方法において、
酸化触媒の温度が、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、酸化触媒の温度が上昇すると、排気の供給流量を増加し、酸化触媒の温度が下降すると、排気の供給流量を減少し、酸化触媒の温度に応じて排気の供給流量を増減して酸化触媒の温度を制御することを特徴とする印刷紙の乾燥排気の浄化方法。 - 自燃温度で安全温度の範囲は、複数の温度区分に分割し、各温度区分にその温度区分に適した排気の供給流量の値を設定し、
酸化触媒の温度が高温側の温度区分に上昇すると、排気の供給流量は、その高温側の温度区分に設定した値に増加し、酸化触媒の温度が低温側の温度区分に下降すると、排気の供給流量は、その低温側の温度区分に設定した値に減少させることを特徴とする請求項3に記載の印刷紙の乾燥排気の浄化方法。 - 酸化触媒の温度が、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、酸化触媒の温度が上昇すると、排気の供給流量を増加し、酸化触媒の温度が下降すると、排気の供給流量を減少し、酸化触媒の温度に応じて排気の供給流量を増減して酸化触媒の温度を制御することを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷紙の乾燥排気の浄化方法。
- 自燃温度で安全温度の範囲は、複数の温度区分に分割し、各温度区分にその温度区分に適した排気の供給流量の値を設定し、
酸化触媒の温度が高温側の温度区分に上昇すると、排気の供給流量は、その高温側の温度区分に設定した値に増加し、酸化触媒の温度が低温側の温度区分に下降すると、排気の供給流量は、その低温側の温度区分に設定した値に減少させることを特徴とする請求項1又は2に記載の印刷紙の乾燥排気の浄化方法。 - 印刷機から送り出された印刷紙は、乾燥装置を通過して熱風で加熱され、紙面に付着した印刷インキが乾燥し、
乾燥装置に発生した印刷インキの溶剤蒸気を含む熱気の排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給して触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過し、
酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動し、酸化反応が生起する温度に昇温し、逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止し、予熱装置による予熱なしで酸化反応を生起させる印刷紙の乾燥排気の浄化装置において、
排気の供給流量を変更する変更装置を設け、
印刷機における印刷インキ持出データを入力しその入力値に基づいて排気の供給流量を選定してその選定値を変更装置に出力する制御装置を設け、
印刷紙毎に、印刷開始時に排気の供給流量を印刷インキ持出速度に適応した値にする構成にしたことを特徴とする印刷紙の乾燥排気の浄化装置。 - 印刷機から送り出された印刷紙は、乾燥装置を通過して熱風で加熱され、紙面に付着した印刷インキが乾燥し、
乾燥装置に発生した印刷インキの溶剤蒸気を含む熱気の排気は、送風機の作動で、触媒酸化装置に供給して触媒酸化装置の予熱装置と酸化触媒を順次通過し、
酸化触媒を通過する排気は、酸化反応の生起には温度が低いときには、予熱装置を作動し、酸化反応が生起する温度に昇温し、逆に、温度が高くて予熱を要しないときには、予熱装置の作動を停止し、予熱装置による予熱なしで酸化反応を生起させる印刷紙の乾燥排気の浄化装置において、
排気の供給流量を変更する変更装置を設け、酸化触媒の温度を測定する測定装置を設け、
測定装置の測定値を入力しその入力値に基づいて排気の供給流量を選定してその選定値を変更装置に出力する制御装置を設け、
酸化触媒の温度が、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、排気の供給流量を酸化触媒の温度に応じた値にして酸化触媒温度の上昇又は下降を抑制する構成にしたことを特徴とする印刷紙の乾燥排気の浄化装置。 - 酸化触媒の温度を測定する測定装置を設け、
測定装置の測定値を入力しその入力値に基づいて排気の供給流量を選定してその選定値を変更装置に出力する制御装置を設け、
酸化触媒の温度が、予熱装置による予熱なしで酸化反応が生起する自燃温度で、酸化触媒が過熱されない安全温度の範囲内にある間、排気の供給流量を酸化触媒の温度に応じた値にして酸化触媒温度の上昇又は下降を抑制する構成にしたことを特徴とする請求項7に記載の印刷紙の乾燥排気の浄化装置。
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- 2007-08-31 JP JP2007226110A patent/JP5057896B2/ja active Active
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