JP2009057207A - シート吸着装置、搬送装置および画像形成装置 - Google Patents

シート吸着装置、搬送装置および画像形成装置 Download PDF

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兼雄 依田
Takahito Hayashi
貴人 林
Yasushi Yajima
康司 矢島
Satoru Shiobara
悟 塩原
Satoshi Kaneda
聡 金田
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Abstract

【課題】吸着するシートの大きさ等にかかわらず、安定した吸着力が得られ、空気の流れ
による騒音および負圧発生手段の負荷の変動が少なく、消費電力が低減したシート固定装
置、搬送装置、およびそれを用いた画像形成装置を提供すること。
【解決手段】流路切替手段70が、吸引孔42を覆う記録媒体の有無に応じて、流路断面
積を選択する。このため、記録媒体に覆われていない吸引孔42での気体の流れを相対的
に少なくできる。したがって、吸着する記録媒体の大きさ、傾きにかかわらず、安定した
吸着力が得られ、空気の流れによる騒音および吸引の負荷の変動が少なく、消費電力が低
減したシート吸着装置30を得ることができる。
【選択図】図7

Description

本発明は、シート吸着装置およびこれを用いた搬送装置、これらを用いた画像形成装置
に関する。
記録媒体等のシートを吸着する装置としては、シートの片面を負圧発生手段によって吸
引する装置が知られている。その他、静電気力を利用した装置、磁石等によってシートを
押さえる方法を利用した装置が知られている。
負圧発生手段によってシートを吸引する装置は、静電気による電気部品への影響が少な
い点、シートの片面に磁石等が存在しないので、シートの片面の略全領域を印刷等に利用
できる等の点で優れている。
複数の空気孔が形成された支持板上に、複数の空気孔が形成された有孔吸着面を有する
有孔ベルトを移動させて、負圧発生手段によって支持板に形成された空気孔を介して吸引
を行い、有孔吸着面に記録媒体を固定する吸着部が知られている(例えば、特許文献1参
照)。
複数の空気孔の全てについて常に吸引していると、有孔吸着面上の記録媒体の大きさが
変化した場合、記録媒体で覆われている空気孔と覆われていない空気孔との比率が変化し
、安定した吸着効果が得られなかったり、空気流が発生し騒音が増大したりする。そのた
め、記録媒体の大きさに対応した複数の有孔吸着面を有孔ベルトに予め配設している。
特許第3707640号明細書(4頁〜5頁、図3)
記録媒体の大きさが予め配設されている有孔吸着面に対応していない場合や、記録媒体
が傾いて有孔吸着面から外れた場合に、安定した吸着効果が得られなかったり、空気流が
発生し騒音が増大したりする。また、負圧発生手段への負荷が変化し、余剰な電力が必要
になる。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、以下の
形態または適用例として実現することが可能である。
[適用例1]
シート吸着面と、前記シート吸着面に設けられた吸引孔と、前記吸引孔を覆うシートの
有無に応じて、前記吸引孔と連通する連通流路の第1状態と第2状態とを切り替える流路
切替手段とを備えており、前記第2状態は、前記第1状態よりも流路断面積が小さく、か
つ前記連通流路を閉塞しない状態であることを特徴とするシート吸着装置。
この適用例によれば、シートに覆われていない吸引孔と連通する連通流路の流路断面積
が、シートに覆われている吸引孔と連通する連通流路の流路断面積の大きさと比較して小
さくなる。また、流路切替手段が、吸引孔を覆うシートの有無に応じて、流路断面積を選
択するので、シートに覆われていない吸引孔での気体の流れが少なくなる。一方、シート
によって覆われている吸引孔においては、連通流路が閉塞していないので、気体の流れが
ほとんど発生せず、吸引の負荷の変動が少ない。したがって、吸着するシートの大きさ、
傾きにかかわらず、安定した吸着力が得られ、空気の流れによる騒音および吸引の負荷の
変動が少なく、消費電力が低減したシート吸着装置が得られる。
[適用例2]
上記シート吸着装置であって、前記流路切替手段は、前記吸引孔と連通する第1静圧セ
ルと、前記第1静圧セルと連通する第2静圧セルと、前記第1静圧セルと前記第2静圧セ
ルとの差圧に応じて、前記第1静圧セルと前記第2静圧セルとの間の前記連通流路を部分
的に開閉するバルブとを備えていることを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、吸引孔がシートで覆われていないときは、大気圧に近い第1静圧セル
内の圧力が吸引されている第2静圧セル内の圧力より大きくなる。このとき、連通流路を
部分的に開閉するバルブによって、第1静圧セルと第2静圧セルとの間の気体の流路断面
積が小さくなるので、吸引孔から流れ込む気体の流れが小さくなる。一方、吸引孔がシー
トで覆われているときは、吸引孔からの気体の流れが略遮断されるので、第1静圧セル内
および第2静圧セル内の圧力は略同じ負圧になり、シートを吸着する。したがって、シー
トに覆われている吸引孔が主に吸引され、吸着するシートの大きさ、傾きにかかわらず、
安定した吸着力が得られ、空気の流れによる騒音および吸引の負荷の変動が少なく、消費
電力が低減したシート吸着装置が得られる。
[適用例3]
上記シート吸着装置であって、前記連通流路は、第1流路部と第2流路部とを有してお
り、前記バルブは、前記第1流路部を開閉することを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、バルブが第1流路部を開閉するので、連通流路は第2流路部で連通し
ている。したがって、バルブが閉じた状態でも第2流路部を通じて、連通流路内のバルブ
両側での圧力調整が容易になる。
[適用例4]
上記シート吸着装置であって、前記バルブは、前記第1静圧セルと前記第2静圧セルと
の間に設けられるダイアフラムを有することを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、バルブがダイアフラムによって第1静圧セルと第2静圧セルとの連通
流路を部分的に開放するので、簡単な構造で流路切替手段が構成される。したがって、流
路切替手段が小型、薄型になり、小型、薄型のシート吸着装置が得られる。
[適用例5]
上記シート吸着装置であって、前記流路切替手段は、前記第1静圧セルを構成する貫通
部が形成された第1の板状部材と、前記第2静圧セルを構成する貫通部が形成された第2
の板状部材と、前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に配置され、前記ダイア
フラムが形成された第3の板状部材とを備えていることを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、流路切替手段が、板状部材の積層によって形成されている簡単な構造
からなるので、シートによって覆われている吸引孔を選択するにあたって、外部からの電
力を必要としない。したがって、消費電力が低減したシート吸着装置が得られる。また、
流路切替手段が積層構造によって構成されているので、流路切替手段が小型、薄型になり
、小型、薄型のシート吸着装置が得られる。
[適用例6]
上記シート吸着装置であって、前記ダイアフラムは、前記第3の板状部材の基体に少な
くとも1つの方向において両持ち支持されている支持部から、少なくとも前記1つの方向
と略直交する方向において両持ち支持されていることを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、バルブがいわゆるジンバル構造を有しているので、ダイアフラムが移
動するときに、気体の流れに対してダイアフラムが傾くことが少ない。したがって、気体
の流れがダイアフラムによって再現よく制御され、シートによって覆われている吸引孔を
確実に選択するシート吸着装置が得られる。
[適用例7]
上記シート吸着装置であって、前記ダイアフラムは、前記第2状態において前記第1静
圧セルと前記第2静圧セルとを貫通させるための貫通孔を有することを特徴とするシート
吸着装置。
この適用例では、貫通孔の大きさを変えることによって、気体の流れによるダイアフラ
ムの動きが調節され、シートが吸引孔を覆わないときと覆ったときに応じた適切なダイア
フラムの動きが選択される。したがって、シートによって覆われている吸引孔を確実に選
択するシート吸着装置が得られる。
[適用例8]
上記シート吸着装置であって、前記流路切替手段は、前記第1静圧セルを構成する貫通
部が形成された第1の板状部材と、前記第2静圧セルを構成する貫通部が形成された第2
の板状部材と、前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に配置され、前記ダイア
フラムが形成された第3の板状部材と、前記第2の板状部材と前記第3の板状部材との間
に挟持されている第4の板状部材であって、前記バルブの弁箱を構成する貫通部が形成さ
れた前記第4の板状部材とを備えることを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、弁箱を基材を加工して形成するよりも貫通部が形成された板状部材を
積層して形成するので、形状の精度が向上し、コストも低減する。
[適用例9]
上記シート吸着装置であって、前記バルブは、前記第1静圧セルと前記第2静圧セルと
の間に変位可能に配置された弁体を有し、該弁体は、付勢部材の付勢力によって常には前
記連通流路を前記第1状態にする方向に付勢されると共に、前記第1静圧セルと前記第2
静圧セルとの差圧が前記付勢部材の付勢力を超えた場合には該付勢力に抗して前記連通流
路を前記第2状態にする方向に変位することを特徴とするシート吸着装置。
この適用例では、付勢部材に付勢された弁体を第1静圧セルと第2静圧セルとの差圧に
応じて変位させることにより、連通流路の流路断面積を変化させる。そのため、簡単な構
造で流路切替手段が構成される。すなわち、吸引孔がシートに覆われていないときは、大
気圧に近い第1静圧セル内の圧力が、吸引されている第2静圧セル内の圧力より大きくな
る。そのため、第1静圧セルと第2静圧セルとの差圧が付勢部材の付勢力を超えたときに
弁体は付勢部材の付勢力に抗して連通流路の流路断面積を小さくする第2状態となる方向
へ変位し、吸引孔から流れ込む気体の流れを少なくする。一方、吸引孔がシートで覆われ
ているときは、吸引孔から第1静圧セル内への気体の流れが略遮断されるので第1静圧セ
ルと第2静圧セルの圧力がほぼ等しくなる。そのため、付勢部材の付勢力が弁体に作用す
る負圧力よりも大きくなり、その付勢力に基づいて弁体は連通流路の流路断面積を大きく
する方向へ変位する。したがって、シートに覆われていない吸引孔からの吸引が抑制され
ると共に、シートに対して好適に吸引力を付与させることができる。
[適用例10]
上記シート吸着装置であって、前記バルブは、前記付勢部材の付勢力に抗して前記連通
流路を前記第2状態にする方向に変位した前記弁体が着座する弁座を有し、前記弁体及び
前記弁座のうち少なくとも一方には、前記第2状態において前記第1静圧セルと前記第2
静圧セルとを連通させるための連通部が設けられていることを特徴とするシート吸着装置
この適用例では、弁体及び弁座のうち少なくとも一方に連通部を形成することによって
、弁体が連通流路の流路断面積を小さくする第2状態となる方向に変位した場合でも、連
通部を介して第1静圧セルと第2静圧セルは連通される。したがって、簡単な構造で流路
切替手段が構成される。
[適用例11]
シートをシート吸着面に吸着させて搬送する搬送装置であって、前記シート吸着面の移
動手段と、上記に記載のシート吸着装置とを備えたことを特徴とする搬送装置。
この適用例によれば、上記のシート吸着装置を備えているので、吸着するシートの大き
さ、傾きにかかわらず、安定した吸着力が得られ、空気の流れによる騒音および吸引の負
荷の変動が少なく、消費電力が低減した搬送装置が得られる。
[適用例12]
シートにインクを噴射する画像形成装置であって、上記に記載のシート吸着装置、また
は搬送装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
この適用例によれば、上記のシート吸着装置または搬送装置を備えているので、吸着す
るシートの大きさ、傾きにかかわらず、安定した吸着力が得られ、空気の流れによる騒音
および吸引の負荷の変動が少なく、消費電力が低減した画像形成装置が得られる。
また、搬送装置を用いないロール紙を使用する大型の画像形成装置においても、シート
吸着装置にロール紙を直接吸着させながら送ることにより、同様の効果が得られる。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。
(第1実施形態)
図1は、本実施形態にかかる画像形成装置100の全体構成ブロック図を示している。
外部装置であるコンピュータ300から印刷データを受信した画像形成装置100はコ
ントローラ90により、搬送装置20および液体噴射ヘッド10を制御し、シートとして
の記録媒体Sに画像を形成する。また、画像形成装置100内の状況を検出器群110が
監視し、その検出結果に基づいて、コントローラ90は搬送装置20および液体噴射ヘッ
ド10を制御する。
コントローラ90は、画像形成装置100の制御を行うための制御ユニットである。イ
ンターフェース部(I/F)91は、コンピュータ300と画像形成装置100との間で
データの送受信を行うためのものである。CPU92は、画像形成装置100全体の制御
を行うための演算処理装置である。メモリ93は、CPU92のプログラムを格納する領
域や作業領域等を確保するためのものである。CPU92は、メモリ93に格納されてい
るプログラムに従ってユニット制御回路94により搬送装置20および液体噴射ヘッド1
0を制御する。
図2は、本実施形態にかかる画像形成装置100の概略部分斜視図である。また、図3
には、画像形成装置100の概略断面図を示した。
図2において、画像形成装置100は、複数の液体噴射ヘッド10と搬送装置20とを
備えている。本実施形態の画像形成装置100は、いわゆるラインプリンタと呼ばれる装
置であって、インクを噴射して画像を形成するカラー画像形成装置である。図2では、全
ての液体噴射ヘッド10を描いていない。
図2中に、記録媒体Sの搬送方向を白抜き矢印で示した。記録媒体Sは、搬送装置20
によって搬送される。
図2において、液体噴射ヘッド10は、搬送装置20によって搬送される記録媒体Sの
片面に対向する位置に配置されている。そして、液体噴射ヘッド10は、記録媒体Sの搬
送方向に対し直交する方向に行をなすように4行並べられている。4行のうち2行が1組
を構成し、1組の2行の間隔は狭く配置され、2組の間隔は広く配置されている。
また、1組の2行の液体噴射ヘッド10の配置は、1つの行が、他の行に対し記録媒体
Sの搬送方向に対し直交する方向にずらして並べられ、いわゆる千鳥状に配置されている
図3において、搬送装置20は、フィードローラ21とゲートローラ22と紙押さえロ
ーラ23とシート吸着装置30とを備えている。図中、ローラの回転方向を実線矢印で示
した。
記録媒体Sは、フィードローラ21によって搬送装置20に送り込まれる。次に、記録
媒体Sは、ゲートローラ22および紙押さえローラ23によってシート吸着装置30に送
られる。
記録媒体Sは、シート吸着装置30に吸着され、液体噴射ヘッド10からインク11が
噴射される位置に、搬送装置20によって搬送される。
シート吸着装置30は、移動手段であるベルト40と吸引手段であるファン50と静圧
制御部60とを備えている。ベルト40とファン50との間に、静圧制御部60は配置さ
れている。
ベルト40は、互いに離間して配設された駆動ローラ24および従動ローラ25,26
に張架されて、反時計回りに回転可能に設けられている。
図2および図3において、ベルト40の片面は、シート吸着面41であり、シート吸着
面41には、複数の吸引孔42が形成されている。ベルト40には、吸引孔42がベルト
40の搬送方向に列をなすように配置されている。隣り合う列の吸引孔42は、搬送方向
にずらして配置され、いわゆる千鳥状に設けられている。吸引孔42は、ベルト40のシ
ート吸着面41の略全領域にわたって設けられている。
記録媒体Sはシート吸着面41に吸着されて、ベルト40によって搬送される。
以下に、シート吸着装置30について詳しく説明する。
図4は、シート吸着装置30の部分分解斜視図である。図中には、記録媒体Sも合わせ
て示してある。
シート吸着装置30は、ベルト40とファン50と静圧制御部60とを備えている。
静圧制御部60は、ベルト40とファン50との間に配置され、各吸引孔42の吸引を
制御している。
ベルト40には、樹脂フィルムが使用できるが、柔軟性はあっても伸縮性の小さいもの
が好ましい。
ファン50は、回転翼がモータによって駆動し、負圧を発生する。図4中の白抜き矢印
は、排気方向を示している。負圧発生手段としては、ファン50の他に、ピストン型の負
圧発生手段を用いてもよい。
静圧制御部60は、第1の板状部材としてのベルト受け板61と第3の板状部材として
のバルブ板62とスペーサ板63と第2の板状部材としての本体64と密閉板65とを備
えている。
ベルト受け板61、バルブ板62、スペーサ板63、本体64、密閉板65は、この順
にベルト40側からファン50側に向けて積層されている。
図5に、ベルト40およびベルト受け板61をシート吸着面41側から見た斜視図を示
した。記録媒体Sの搬送方向を白抜き矢印で示してある。
ベルト受け板61には、記録媒体Sの搬送方向の吸引孔42の列に応じて、複数の溝6
10が千鳥状に形成されている。溝610は、記録媒体Sの搬送方向に細長く形成されて
いる。溝610の記録媒体Sの搬送方向の長さは、ベルト40の移動とともに、吸引孔4
2が移動しても、吸引孔42のいずれかが溝610にかかるように、記録媒体Sの搬送方
向の列に並んだ2つの吸引孔42の間隔程度に形成されている。
したがって、ベルト40に形成された吸引孔42は、ベルト40が搬送方向に移動して
も、搬送方向に並んだ溝610のいずれかにかかる。
溝610の底には、第1静圧セル611としての貫通部(孔)が1つ形成されている。
この貫通部は複数であってもよいし、溝610の底のどの位置にあってもよい。
ベルト受け板61には、変形しにくい材料を用いるのが好ましい。例えば、金属、樹脂
等を用いることができる。
図4において、バルブ板62には、第1静圧セル611の位置に合わせて複数のバルブ
620が形成されている。図6に、1つのバルブ620の拡大図を示した。
図6において、バルブ620は、ダイアフラム621と支持部622と第1の腕623
および第2の腕624とを備えている。
ダイアフラム621は、1つの方向に形成された2つの第1の腕623によって、リン
グ状の支持部622に両持ち支持されている。支持部622は、第1の腕623と直交す
る方向に形成された2つの第2の腕624によって、バルブ板62においてバルブ620
の外側領域となる基体に両持ち支持されている。このように、バルブ620は、直線上に
位置するように形成された1対の第1の腕623と第2の腕624とが、中心からの距離
を異ならせてダイアフラム621を支持し、第1の腕623と第2の腕624の厚み方向
に変位可能ないわゆるジンバル構造を有している。
ダイアフラム621の形状は円盤状で、貫通孔625が中心に形成されている。
支持部622とバルブ板62の基体との間には、スリット626が形成され、支持部6
22とダイアフラム621との間には、スリット627が形成されている。
バルブ板62およびバルブ620は、金属のエッチングあるいは打ち抜き、樹脂の成形
あるいは打ち抜きによって形成することができる。
図4において、第4の板状部材としてのスペーサ板63には、バルブ620に応じて弁
箱としての貫通部630が複数形成されている。貫通部630の開口部の大きさは、バル
ブ620程度の大きさである。
本体64には、ダイアフラム621に応じて第2静圧セル640としての貫通部(孔)
が複数形成されている。第2静圧セル640の開口部の大きさは、ダイアフラム621よ
り小さく形成されている。
また、複数の第2静圧セル640は、流路641によってそれぞれ連通している。
密閉板65には、ファン50の吸い込み口51に応じて孔650が形成されている。フ
ァン50の吸い込み口51は、孔650を通じて流路641と連通している。したがって
、第2静圧セル640は、ファン50と連通している。
図7に、シート吸着装置30の部分断面図を示した。
第1静圧セル611の穴の中心、第2静圧セル640の穴の中心、バルブ620の中心
が、1点差線で示した軸上に来るように配置されている。第1静圧セル611と第2静圧
セル640とは、バルブ620を介して連通して連通流路600を構成している。連通流
路600は、破線矢印で示した。
ここで、第1静圧セル611とバルブ620と貫通部630と第2静圧セル640とで
、連通流路600の第1状態と第2状態とを切り替える流路切替手段70を構成している
以下に、流路切替手段70におけるバルブ620の動きとともに、連通流路600の第
1状態と第2状態とを詳しく説明する。
図8に、流路切替手段70付近の拡大断面図を示した。図中、矢印はファン50で吸引
した場合の気体の流路を示している。
バルブ620において、支持部622とバルブ板62との間のスリット626および支
持部622とダイアフラム621との間のスリット627は、第1流路部を構成し、貫通
孔625は、第2流路部を構成する。
実線矢印は、気体が第2流路部を流れる様子を示し、二点鎖線矢印は第1流路部を流れ
る様子を示している。
図7および図8において、ベルト40の吸引孔42が記録媒体Sによって覆われている
ときは、吸引孔42から気体の流入が少ない。また、貫通孔625によって第1静圧セル
611と第2静圧セル640とは連通している。この場合、吸引孔42からの気体の流入
による圧力補償が小さいため、第1静圧セル611内の圧力と第2静圧セル640内の圧
力とには大きな差は生じない。したがって、ダイアフラム621には気体の流れによる力
がさほどかからない。
ダイアフラム621は、ファン50の吸引力と貫通孔625の大きさ等によるダイアフ
ラム621にかかる力と、図6に示した第1の腕623および第2の腕624のばね力に
よる復元力とのバランスが取れた位置621Aで止まる。また、支持部622は、点線で
示した位置622Aで止まる。ここで、支持部622の幅が広いとダイアフラム621が
応答しにくくなる。
気体は、第1流路部(スリット626およびスリット627を通るパス)と第2流路部
(貫通孔625を通るパス)とを流れる。この状態が連通流路600の第1状態である。
ベルト40の吸引孔42が記録媒体Sによって覆われていないときは、第1静圧セル6
11内の圧力は大気圧に近い。一方、ファン50によって吸引されている第2静圧セル6
40内の圧力は負圧になっている。したがって、気体は、ダイアフラム621を第2静圧
セル640の方向に押すように流れる。
ダイアフラム621は、図6に示した第1の腕623および第2の腕624のばね力に
逆らって貫通部630の中を移動し、点線で示した位置621Bで第2静圧セル640の
開口部を塞ぐ。また、支持部622は、点線で示した位置622Bで止まる。
気体は、第2流路部を流れる。この状態が連通流路600の第2状態である。
第2状態は、第1状態よりも流路断面積が小さく、第2流路部によって連通流路600
が閉塞されていない状態である。したがって、吸引孔42が記録媒体Sによって覆われて
おらず、連通流路600が第2状態にあるときであっても、吸引孔42からはわずかに吸
引されていることになる。
この状態から、記録媒体Sによって吸引孔42が覆われる状態に移行すると、吸引孔4
2からの気体の流入低下によって、第1静圧セル611の圧力が降下し、ダイアフラム6
21は622Aで示す位置に移動する。
ここで、ダイアフラム621に貫通孔625を形成しない場合を考える。この場合は、
吸引孔42が記録媒体Sで覆われていない状態では、ダイアフラム621は位置621B
にあり、連通流路600が完全に閉塞されている状態である。
この状態で一旦連通流路600が閉塞されてしまうと、その後吸引孔42が記録媒体S
によって覆われても吸引孔42からの吸引が全くなされず、記録媒体Sが吸着されない。
つまり、第1静圧セル611内は大気圧の状態で、第2静圧セル640はファン50に
よって負圧状態になっている。
このように、第2状態において連通流路600を完全に閉塞しない構成にしたのは、吸
引孔42を覆う記録媒体Sの有無によって、第1静圧セル611の圧力を変動させるため
である。
貫通孔625を形成すれば、第1静圧セル611内の圧力は、吸引孔42を覆う記録媒
体Sの有無によって変動する。
なお、貫通孔625は、ベルト受け板61、バルブ板62、スペーサ板63、本体64
に設けて、第1静圧セル611と第2静圧セル640とを連通してもよい。
バルブ620は、ジンバル構造を有しているので、ダイアフラム621は第2静圧セル
640の形成された本体64の面に対して平行を保って、貫通部630の中を移動し、第
2静圧セル640の開口部を確実に塞ぐ。
ここで、スペーサ板63は、連通流路600が第1状態から第2状態に移行する際のダ
イアフラム621のストロークをその厚みによって規定する。連通流路600を確実に第
2状態に切り替えるためには、このストロークが各ダイアフラム621について精度よく
規定されていることが重要であるので、本実施形態のように板部材を用いた構成が好まし
い。
なお、スペーサ板63を用いる構造とは別の構造として、本体64に一体成形すること
も可能であるが、本実施形態と比較して、各ダイアフラム621間でストロークを均一に
規定することが困難となる。
貫通孔625の大きさ、ファン50の吸引力、吸引孔42の大きさ、第1静圧セル61
1の容量、貫通部630の大きさ、第2静圧セル640の容量等は、吸引孔42が記録媒
体Sによって覆われていないときに、第1の腕623および第2の腕624のばね力に逆
らって第2静圧セル640の開口部を塞ぐように適切に設計されている。
貫通孔625の大きさを大きく設定すると、吸引孔42が記録媒体Sにより覆われてい
ない場合(連通流路600が第2状態の場合)に、貫通孔625を通じて多くの気体が吸
引孔42から吸引されることになるため、ファン50によって生成される負圧の損失(ロ
ス)が大きくなる。逆に貫通孔625の大きさを小さく設定すると、吸引孔42を覆う記
録媒体Sの有無に応じた第1静圧セル611の圧力変化に時間がかかるため、ダイアフラ
ム621の応答性が低下する。貫通孔625の大きさは、このような事情に鑑みて、適切
に設定することが好ましい。
また、第1静圧セル611および溝610の容積が小さいほど、吸引孔42を覆う記録
媒体Sの有無に応じた第1静圧セル611の圧力変化がすばやく起こるため、ダイアフラ
ム621の応答性がよくなる。
流路切替手段70としては、ダイアフラム621を用いたもののほかに、吸引孔42が
記録媒体Sにより覆われるのをセンサ等で感知して、吸引孔42ごとに設けた小さなファ
ンを駆動し選択する手段であってもよい。また、吸引孔42が記録媒体Sを覆うのをセン
サ等で感知して、シャッタとシャッタの駆動装置または電磁ダイアフラムを用いて吸引孔
42を選択してもよい。
このような本実施形態によれば、以下の効果がある。
(1)記録媒体Sに覆われていない吸引孔42と連通する連通流路600の流路断面積
が、記録媒体Sに覆われている吸引孔42と連通する連通流路600の流路断面積の大き
さと比較して小さくなる。すなわち、流路切替手段70が、吸引孔42を覆う記録媒体S
の有無に応じて、流路断面積を適切に選択する。このため、記録媒体Sに覆われていない
吸引孔42での気体の流れを相対的に少なくできる。したがって、吸着する記録媒体Sの
大きさ、傾きにかかわらず、安定した吸着力が得られ、空気の流れによる騒音および吸引
の負荷の変動が少なく、消費電力が低減したシート吸着装置30、搬送装置20、画像形
成装置100を得ることができる。
(2)吸引孔42が記録媒体Sで覆われていないときは、大気圧に近い第1静圧セル6
11内の圧力が吸引されている第2静圧セル640内の圧力より大きくなる。このとき、
連通流路600を部分的に開閉するバルブ620によって、第1静圧セル611と第2静
圧セル640との間の気体の流路断面積が小さくなるので、吸引孔42から流れ込む気体
の流れを小さくできる。したがって、記録媒体Sに覆われている吸引孔42が主に吸引さ
れ、吸着する記録媒体Sの大きさ、傾きにかかわらず、安定した吸着力が得られ、空気の
流れによる騒音および吸引の負荷の変動が少なく、消費電力が低減したシート吸着装置3
0、搬送装置20、画像形成装置100を得ることができる。
記録媒体Sによって吸引孔42が覆われている状態において、連通流路600は閉塞さ
れていない。このため、吸引孔42を覆う記録媒体Sの有無によって第1静圧セル611
の圧力が変動し、ダイアフラム621の位置を適切に可変させることができる。
(3)バルブ620が第1流路部の一部であるスリット626およびスリット627を
開閉するので、連通流路600は第2流路部の一部である貫通孔625で連通している。
バルブ620が閉じた状態でも貫通孔625を通じて、連通流路600内のバルブ620
両側での圧力調整を容易にできる。
(4)バルブ620がダイアフラム621によって第1静圧セル611と第2静圧セル
640との連通流路600を部分的に開放するので、簡単な構造で流路切替手段70が構
成される。したがって、流路切替手段70が小型、薄型になり、小型、薄型のシート吸着
装置30、搬送装置20、画像形成装置100を得ることができる。
(5)流路切替手段70が、第1静圧セル611が形成されたベルト受け板61、バル
ブ板62、スペーサ板63および第2静圧セル640が形成された本体64を積層した簡
単な構造からなるので、外部からの電力を必要としない。したがって、消費電力が低減し
たシート吸着装置30、搬送装置20、画像形成装置100を得ることができる。また、
流路切替手段70が積層構造によって構成されているので、流路切替手段70を小型、薄
型にでき、小型、薄型のシート吸着装置30、搬送装置20、画像形成装置100を得る
ことができる。
(6)バルブ620がいわゆるジンバル構造を有しているので、ダイアフラム621が
弁箱としての貫通部630の中を移動するときに、気体の流れに対してダイアフラム62
1が傾くことを少なくすることができる。したがって、気体の流れがダイアフラム621
によって再現よく制御され、記録媒体Sによって覆われている吸引孔42を確実に選択で
きるシート吸着装置30、搬送装置20、画像形成装置100を得ることができる。
(7)貫通部630が形成されたスペーサ板63を積層して形成するので、弁箱を基材
を加工して形成する場合と比較して、形状の精度が向上し、コストも低減できる。
(8)記録媒体Sで覆われていない吸引孔42では、吸引が押さえられるので、記録媒
体Sの外縁付近での空気の流れを押さえることができ、液体噴射ヘッド10から噴射され
るインク11の飛行曲がりの抑制された画像形成装置100を得ることができる。
(9)記録媒体Sで覆われているときに、第1静圧セル611と第2静圧セル640内
が負圧になっていればよいので、風量型のファンだけでなくピストン型のポンプを使用で
きる。
(10)貫通孔625の大きさ、支持部622の幅、スリット626,627の大きさ
を変えることによってダイアフラム621の止まる位置および応答性を決めることができ
る。
(11)ファン50の駆動時に、ベルト40は、記録媒体Sに覆われていない吸引孔4
2からの吸引が抑制される一方で、記録媒体Sに覆われている吸引孔42には大きな吸引
力が付与されることになる。そのため、ベルト40は、記録媒体Sを載置して搬送する際
において、ファン50に複数の吸引孔42が連通している場合にも、搬送方向において記
録媒体Sの先端及び後端に好適な吸着力を付与させることができる。すなわち、ベルト4
0に載置されて搬送される記録媒体Sには、その搬送方向の先端から後端に至るまでの全
体に亘って好適に吸着力を付与することができ、記録媒体Sをベルト40の表面上に安定
的に支持しつつ搬送することができる。また、搬送方向と直交する幅方向のサイズが他の
記録媒体Sとは異なる記録媒体Sを用いる場合や、1枚の記録媒体Sにおいて幅が途中で
変化する記録媒体Sを用いる場合でも、吸引孔42上での記録媒体Sの有無に応じて連通
流路の断面積は変化するため、記録媒体Sに覆われた吸引孔42にのみ大きな吸引力を付
与することにより、記録媒体Sの端部を含めた全面を吸着した状態で安定的に搬送するこ
とができる。
(第2実施形態)
図9に、本実施形態にかかる画像形成装置200の概略断面図を示した。本実施形態の
画像形成装置200は、ロール紙である記録媒体Sに連続して印刷するものである。第1
実施形態と異なる主な点は、ベルト40が搬送装置85に含まれていない点である。
図9において、搬送装置85は、紙送りローラ71と紙巻き取りローラ72とシート吸
着装置80とを備えている。
記録媒体Sはシート吸着面612に吸着されながら紙送りローラ71から紙巻き取りロ
ーラ72へ搬送される。
シート吸着装置80は、吸引手段であるファン50と静圧制御部60とを備えている。
本実施形態におけるシート吸着装置80において、シート吸着面612は、第1実施形
態の図5、図7および図8で示したベルト受け板61の溝610が設けられた面になる。
したがって、記録媒体Sは溝610が設けられた面に直接吸着される。
また、本実施形態においては、第1実施形態の図5、図7で示したベルト40に形成さ
れた吸引孔42のかわりに、第1静圧セル611である孔が吸引孔613としても働く。
本実施形態では、図5、図7および図8で示した溝610を設けなくてもよい。この場
合、記録媒体Sが直接吸引孔613を覆うことになる。
このような実施形態によれば、以下の効果がある。
(12)ロール紙を使用する大型の画像形成装置200においても第1実施形態と同様
の効果を得ることができる。
なお、上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおい
て上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。
(第3実施形態)
図10に、本実施形態にかかる画像形成装置が有するシート吸着装置66の概略断面図
を示した。図中、矢印はファン50で吸引した場合の気体の流路を示している。また、白
抜き矢印は、記録媒体Sの搬送方向を示している。なお、本実施形態において、シート吸
着装置66以外の構成は、第1実施形態と同様である。具体的には、シート吸着装置66
におけるベルト40とファン50との間に配置された静圧制御部67が各吸引孔42の吸
引状態を制御するために連通流路600の第1状態と第2状態とを切替える。
図10に示すように、シート吸着装置66は、ベルト40上に載置された記録媒体Sを
ベルト40越しに支持可能な第1の板状部材としてのベルト受け板68と、第2の板状部
材としての本体69と、密閉板65とを備えている。そして、ベルト受け板68、本体6
9、及び密閉板65は、この順に上方のベルト40側から下方のファン50側に向けて積
層されている。
ベルト受け板68の上面には、第1実施形態におけるベルト受け板61と同様に、複数
の溝681が記録媒体Sの搬送方向の吸引孔42の列に応じて千鳥状に形成されている。
溝681は、記録媒体Sの搬送方向に細長く形成されている。溝681の記録媒体Sの搬
送方向の長さは、ベルト40の移動とともに、吸引孔42が移動しても、吸引孔42のい
ずれかが溝681にかかるように、記録媒体Sの搬送方向の列に並んだ2つの吸引孔42
の間隔程度に形成されている。
そして、このベルト受け板68における溝681の底には、略円筒状の第1静圧セル6
82が凹設されると共に、その第1静圧セル682の底には、ベルト受け板68の下面に
貫通する貫通孔683が形成されている。なお、この貫通孔683における第1静圧セル
682側となる上側の開口縁部分は面取りされることにより上側が拡径した円錐面状の当
接面684を有する弁座685に形成されている。
また、ベルト受け板68の下面において貫通孔683の近傍位置からは、貫通孔683
の軸線と平行に上方に向けて延びた後に水平方向に屈曲して第1静圧セル682の内側面
に開口する連通部としての連通孔686が形成されている。なお、この連通孔686は、
上側開口縁部分に弁座685が形成された貫通孔683よりも小径に(すなわち、流路断
面積が小さくなるように)形成されている。そして、本実施形態では、大径の貫通孔68
3により連通流路600の第1流路部が構成されると共に、小径の連通孔686により連
通流路600の第2流路部が構成されている。
また、本体69の上面には、記録媒体Sの搬送方向において2つの第1静圧セル682
にかかるように略円筒状の第2静圧セル691が凹設されている。そして、その2つの第
1静圧セル682は、各第1静圧セル682内に一端が開口した貫通孔683及び連通孔
686を介して第2静圧セル691内と連通している。なお、第2静圧セル691は、第
1静圧セル682よりも容積が大きくなるように形成されており、その底には、本体69
の下面に貫通する貫通孔692が形成されている。本体69には、こうした第2静圧セル
691が複数形成されており、各第2静圧セル691は、各々の貫通孔692に連通する
流路693を介して互いに連通している。
また、密閉板65は、第1実施形態における密閉板65と同様の構成であり、ファン5
0の吸い込み口51に応じて孔650が形成されている。そして、この孔650を通じて
吸い込み口51が本体69の流路693と連通することにより、ファン50は各第2静圧
セル691と連通している。
さらに、本体69における第2静圧セル691内には、上側の各第1静圧セル682の
貫通孔683と対向するように、支持孔694を有した支持板695が本体69と一体に
形成されている。この支持孔694には、バルブ76を構成する円柱状のロッド部材76
1の下端側が摺動可能に挿通されている。このロッド部材761は、その上端が第1静圧
セル682内に位置しており、そのロッド部材761の上端には、弁座685の当接面6
84と面接触可能な略円錐台形状の弁体762が一体形成されている。そして、この弁体
762における円錐面状をなす当接面763が弁座685の当接面684に当接して連通
流路600の第1流路部を閉塞するようになっている。
また、支持板695と弁体762との間には、付勢部材としてのばね764が介装され
ており、このばね764の付勢力により、バルブ76は、連通流路600の流路断面積を
大きくする方向に弁体762が付勢されている。すなわち、バルブ76は、常には弁体7
62が弁座685から離間した開弁状態(第1弁状態)となっている。ここで、ばね76
4の付勢力は、記録媒体Sに覆われずに大気圧状態となった第1静圧セル682とファン
50により吸引された第2静圧セル691との差圧よりも小さな力であり、且つ第1静圧
セル682と第2静圧セル691との圧力が同じときには弁体762を弁座685から離
間させ得る大きさとなっている。そして、本実施形態では、第1静圧セル682、第2静
圧セル691、バルブ76、及び弁座685により、連通流路600の第1状態と第2状
態とを切り替える流路切替手段70を構成している。
以下に、流路切替手段70におけるバルブ76の動きとともに、連通流路600の第1
状態と第2状態とを詳しく説明する。
さて、図10に示す左右2つのバルブ76は、通常、ばね764の付勢力により弁体7
62が弁座685から離間する方向へ付勢され、第1流路部としての貫通孔683が開放
された開弁状態(第1弁状態)となっている。そして、この状態でファン50が駆動され
ると、第2静圧セル691内の圧力はファン50の吸引力によって負圧になり、ほぼ大気
圧である第1静圧セル682内の圧力との差圧がばね764の付勢力を超えるようになる
。すると、バルブ76は、その弁体762がばね764の付勢力に抗して弁座685に着
座する方向へ移動し、第1流路部としての貫通孔683を閉鎖した閉弁状態(第2弁状態
)となり(図10における左側のバルブ76参照)、連通流路600を第2状態とする。
次に、この状態において、記録媒体Sを載置して搬送するベルト40における吸引孔4
2のうち記録媒体Sによって覆われた吸引孔42がベルト40の移動に伴い第1静圧セル
682と対応した位置状態になると、その吸引孔42を介して第1静圧セル682内に外
部から気体が流入することが抑制される。そして、第1静圧セル682内からは第2流路
部としての連通孔686を介して気体が第2静圧セル691内に少しずつ流入し、第1静
圧セル682と第2静圧セル691との差圧が次第に小さくなり、ついにはばね764の
付勢力よりも小さくなる。すると、バルブ76は、その弁体762がばね764の付勢力
によって弁座685から離間する方向へ移動し、第1流路部としての貫通孔683を開放
した開弁状態(第1弁状態)となり(図10における右側のバルブ76参照)、連通流路
600を第2状態から第1状態に移行させる。
そして、この状態から記録媒体Sを載置して搬送するベルト40における吸引孔42の
うち記録媒体Sによって覆われていない吸引孔42がベルト40の移動に伴い第1静圧セ
ル682と対応した位置状態になると、その吸引孔42を介して第1静圧セル682内に
外部から気体が流入する。すると、第1静圧セル682内の圧力は大気圧に近い圧力とな
り、負圧になっている第2静圧セル691内の圧力との差圧がばね764の付勢力を超え
るようになる。すると、バルブ76は、その弁体762がばね764の付勢力に抗して弁
座685に着座する方向へ移動し、第1流路部としての貫通孔683を閉鎖した閉弁状態
(第2弁状態)となり(図10における左側のバルブ76参照)、連通流路600を第1
状態から第2状態に移行させる。
このような実施形態によれば、以下の効果がある。
(13)バルブ76を、ダイアフラムによらずに、弁座685に対し着座可能に形成さ
れた弁体762と、該弁体762を弁座685から常には離間する方向へ付勢するように
設けられたばね764とを備えて構成した場合にも、第1実施形態及び第2実施形態と同
様の効果を得ることができる。そのため、簡単な構造で流路切替手段70が構成される。
(14)さらに、ファン50が吸引駆動したときに負圧室となる第2静圧セル691は
、ばね鋼からなるバルブ板と、ばね鋼以外で構成される本体69とが積層されて密閉形成
される構成ではない。そのため、例えば、記録媒体Sに対して噴射されたインクの乾燥を
促進させるために、加熱手段(例えば、ヒータや温風器)を備えた場合でも、本体69と
は熱膨張係数の違うバルブ板が第2静圧セル691を密閉形成するように本体69に積層
された場合とは異なり、熱伝導により生じる変形が起こらない。したがって、静圧制御部
67を構成するベルト受け板68や本体69を形成する部材の選択幅を広げることができ
る。
(15)第1静圧セル682と第2静圧セル691の各容積は、ファン50の駆動に伴
い先に負圧となる第1負圧室としての第2静圧セル691の容積の方が後に負圧となる第
2負圧室としての第1静圧セル682の容積よりも大きくなるようにした。これにより、
連通流路600が第2状態から第1状態に移行した際に、記録媒体Sに大きな吸引力を付
与することができる。そのため、搬送方向において記録媒体Sの先端を好適に吸着するこ
とができる。
(変形例1)
図11に、変形例1における流路切替手段73付近の拡大断面図を示した。
流路切替手段73以外の構成は、第1実施形態と同様である。具体的には、ダイアフラ
ム621の代わりに可動部700とばね730を用いて図7に示した連通流路600の第
1状態と第2状態とを切り替える。
図11において、流路切替手段73は、第1静圧セル611と可動部700とばね73
0と貫通部630と第2静圧セル640と、第1静圧セル611および貫通部630と第
2静圧セル640とを連通する貫通孔740とを備えている。
可動部700は、仕切り板701と球体部702とを備えており、ばね730によって
支持されている。仕切り板701と第1静圧セル611および貫通部630の内壁との間
には、すき間703が形成されている。
以下に、流路切替手段73における可動部700の動きとともに、連通流路600の第
1状態と第2状態とを詳しく説明する。
図11中、矢印はファン50で吸引した場合の気体の流路を示している。
図11において、すき間703は、第1流路部を構成し、貫通孔740は、第2流路部
を構成する。
実線矢印は、気体が第2流路部を流れる様子を示し、二点鎖線矢印は第1流路部を流れ
る様子を示している。
図11において、ベルト40の吸引孔42が記録媒体Sによって覆われているときは、
吸引孔42から気体の流入が少ない。また、貫通孔740とすき間703とによって第1
静圧セル611と第2静圧セル640とは連通している。この場合、吸引孔42からの気
体の流入による圧力補償が小さいため、第1静圧セル611内の圧力と第2静圧セル64
0内の圧力とには大きな差は生じない。したがって、可動部700には気体の流れによる
力がさほどかからない。
可動部700は、ファン50の吸引力と可動部700にかかる力と、ばね730のばね
力による復元力とのバランスが取れた二点鎖線で示した位置700Aで止まる。
気体は、第1流路部と第2流路部とを流れる。この状態が連通流路600の第1状態で
ある。
ベルト40の吸引孔42が記録媒体Sによって覆われていないときは、第1静圧セル6
11内の圧力は大気圧に近い。一方、ファン50によって吸引されている第2静圧セル6
40内の圧力は負圧になっている。したがって、気体は、可動部700の仕切り板701
を第2静圧セル640の方向に押すように流れる。
可動部700は、ばね730のばね力に逆らって貫通部630の中を移動し、二点鎖線
で示した位置700Bで第2静圧セル640の開口部を球体部702が塞ぐ。
気体は、第2流路部を流れる。この状態が連通流路600の第2状態である。
(変形例2)
図12に、変形例2における流路切替手段74付近の拡大断面図を示した。具体的には
、ダイアフラム750の形状が異なる。
流路切替手段74以外の構成は、第1実施形態と同様である。
図12において、ダイアフラム750は半球殻形状を有していて、バルブ板75に片持
ちで腕751によって固定されている。ダイアフラム750には、貫通孔752が形成さ
れている。
以下に、流路切替手段74におけるダイアフラム750の動きとともに、図7に示した
連通流路600の第1状態と第2状態とを詳しく説明する。
図12中、矢印はファン50で吸引した場合の気体の流路を示している。
図12において、片持ちのダイアフラム750の片持ちされていない側のスリット75
3は、第1流路部を構成し、貫通孔752は、第2流路部を構成する。
実線矢印は、気体が第2流路部を流れる様子を示し、二点鎖線矢印は第1流路部を流れ
る様子を示している。
図12において、ベルト40の吸引孔42が記録媒体Sによって覆われているときは、
吸引孔42から気体の流入が少ない。また、貫通孔752およびスリット753とによっ
て第1静圧セル611と第2静圧セル640とは連通している。この場合、吸引孔42か
らの気体の流入による圧力補償が小さいため、第1静圧セル611内の圧力と第2静圧セ
ル640内の圧力とには大きな差は生じない。したがって、ダイアフラム750には気体
の流れによる力がさほどかからない。
ダイアフラム750は、ファン50の吸引力とダイアフラム750にかかる力と、腕7
51のばね力による復元力とのバランスが取れた二点鎖線で示した位置750Aで止まる
気体は、第1流路部と第2流路部とを流れる。この状態が連通流路600の第1状態で
ある。
貫通孔752およびスリット753の大きさによってこれらの止まる位置も決まる。
ベルト40の吸引孔42が記録媒体Sによって覆われていないときは、第1静圧セル6
11内の圧力は大気圧に近い。一方、ファン50によって吸引されている第2静圧セル6
40内の圧力は負圧になっている。したがって、気体は、ダイアフラム750を第2静圧
セル640の方向に押すように流れる。
ダイアフラム750は、腕751のばね力に逆らって貫通部630の中を移動し、二点
鎖線で示した位置750Bで第2静圧セル640の開口部を塞ぐ。
気体は、第2流路部を流れる。この状態が連通流路600の第2状態である。
ダイアフラム750と対向する位置のバルブ板75の張り出し756によって、スリッ
ト753の幅を決めることができる。この張り出し756は、なくてもよい。
(変形例3)
図13(a),(b)に、変形例3における弁体810の斜視図を示した。
弁体810以外の構成は、第3実施形態と同様である。具体的には、弁体810におけ
る円錐面状の当接面811に形成された凹条812により、弁体810の当接面811と
弁座685の当接面684とが当接した際に第1静圧セル682と第2静圧セル691と
を連通する第2流路部となる連通部を形成する。
そのため、弁体810が弁座685から離間した連通流路600の第1状態では、第3
実施形態の場合と同様に、弁体810と弁座685のすき間及び貫通孔683が第1流路
部となり、記録媒体Sに対して吸引力が付与される。一方、弁体810が弁座685に着
座した連通流路600の第2状態では、弁体810の当接面811が弁座685の当接面
684に当接し、凹条812と弁座685の当接面684とのすき間によって第2流路部
が形成される。
これによれば、本体69に連通孔686を形成することなく、簡単な構成で第2流路部
を形成することができる。さらに、2本の凹条812によって第2流路部は2本形成され
るため、紙粉や乾燥したインクによって1本の凹条812が目詰まりした場合でも、他の
一本の凹条812によって第1状態の第1静圧セル682に負圧を伝えることができる。
(変形例4)
図14(a),(b)に、変形例4における弁体820の斜視図を示した。
弁体820以外の構成は、第3実施形態と同様である。具体的には、弁体820の中央
部に軸線方向に沿って貫通孔821を形成して、弁体820の当接面822と弁座685
の当接面684とが当接した際に第1静圧セル682と第2静圧セル691とを連通する
第2流路部となる連通部を形成する。
そのため、弁体820が弁座685から離間した連通流路600の第1状態では、第3
実施形態の場合と同様に、弁体820と弁座685のすき間及び貫通孔683が第1流路
部となり、記録媒体Sに対して吸引力が付与される。一方、弁体820が弁座685に着
座した連通流路600の第2状態では、弁体820の中央部に形成された貫通孔821に
より第2流路部が形成される。
これによれば、弁体820の中央部に形成した貫通孔821により、簡単な構成で第2
流路部を形成することができる。
(変形例5)
図15(a),(b)に、変形例5における弁体830の斜視図を示した。
弁体830以外の構成は、第3実施形態と同様である。具体的には、連通孔686の代
わりに弁体830の当接面831の全体に多数の凸部832を形成して、弁体830が弁
座685に着座した際に第1静圧セル682と第2静圧セル691とを連通する第2流路
部となる連通部を形成する。
そのため、弁体830が弁座685から離間した連通流路600の第1状態では、第3
実施形態の場合と同様に、弁体830と弁座685のすき間及び貫通孔683が第1流路
部となり、記録媒体Sに対して吸引力が付与される。一方、弁体830が弁座685に着
座した連通流路600の第2状態では、弁体830の凸部832が弁座685の当接面6
84に当接し、弁体830の当接面831と弁座685の当接面684とのすき間によっ
て第2流路部が形成される。
これによれば、多数の凸部832によって弁体830の当接面831と弁座685の当
接面684との間に多数の第2流路部が形成される。したがって、紙粉や乾燥したインク
によって隣り合う凸部832同士の間が目詰まりした場合でも、他の多数の凸部832同
士の間により第2流路部が確保される。
変形例以外にも、種々の変更を行うことが可能である。
例えば、第4の板状部材であるスペーサ板63を設ける代わりに、第2の板状部材であ
る本体64に弁箱を形成してもよい。
また、吸引孔42,613の穴の数、形状、大きさ、配置、溝610の形状、大きさ、
配置は取り扱う記録媒体Sに応じて適切なものを選択できる。
また、バルブ620およびダイアフラム621の材質、ダイアフラム621に形成した
貫通孔625の大きさおよび形状、支持部622および腕623,624の形状等は、ダ
イアフラム621が、記録媒体Sが吸引孔42,613を覆うか否かによって第2静圧セ
ル640の開口部を塞いだり、開放したりできるように選択できる。
具体的には、ファン50の吸引力と吸引孔42の形状および大きさ、第1静圧セル61
1および吸引孔613の形状および大きさ、貫通部630の形状および大きさ、第2静圧
セル640および静圧セル642の形状および大きさによって、バルブ620およびダイ
アフラム621等の適切な大きさ、形状、材質等を選択する。
また、弁体が着座する弁座685に凸部及び凹部を形成してもよく、弁体と弁座685
の双方に凸部及び凹部を形成してもよい。このとき、一方の凹部が第1静圧セル682と
第2静圧セル691の双方に開放されている必要はなく、弁体と弁座685に形成された
双方の凹部によって第1静圧セル682と第2静圧セル691が連通するように形成され
ていればよい。
また、気体が通過可能であって、且つ流路抵抗の大きな材料(例えば、焼結体のような
多孔性部材)によって弁体を形成することで、弁体中を通過する気体の流路を第2流路部
としてもよい。
また、上記各実施形態では、カラー画像形成装置に適用されているが、適用対象はこれ
に限定されるものではなく、いわゆる単色画像を形成するモノクロ画像形成装置に対して
も適用することができる。
さらに、上記各実施形態におけるシート吸着装置30,80および搬送装置20,85
は、画像形成装置100,200のみに使用されるものではない。例えば、X−Yレコー
ダ、掲示用パネル、住宅の壁、車のダッシュボード等におけるシート固定用、製造工程に
おける基板の搬送に用いることができる。
第1実施形態にかかる画像形成装置の全体構成ブロック図。 画像形成装置の概略部分斜視図。 画像形成装置の概略断面図。 シート吸着装置の部分分解斜視図。 ベルトおよびベルト受け板をシート吸着面側から見た斜視図。 バルブの拡大図。 シート吸着装置の部分断面図。 流路切替手段付近の拡大断面図。 第2実施形態にかかる画像形成装置の概略断面図。 第3実施形態にかかる静圧制御部の概略断面図。 変形例1にかかる流路切替手段付近の拡大断面図。 変形例2にかかる流路切替手段付近の拡大断面図。 (a)は変形例3にかかる弁体の上方向からの斜視図、(b)は同弁体の下方向からの斜視図。 (a)は変形例4にかかる弁体の上方向からの斜視図、(b)は同弁体の下方向からの斜視図。 (a)は変形例5にかかる弁体の上方向からの斜視図、(b)は同弁体の下方向からの斜視図。
符号の説明
10…液体噴射ヘッド、11…インク、20,85…搬送装置、30,66,80…シ
ート吸着装置、40…移動手段としてのベルト、41,612…シート吸着面、42,6
13…吸引孔、50…ファン、61,68…第1の板状部材としてのベルト受け板、62
,75…第3の板状部材としてのバルブ板、63…第4の板状部材としてのスペーサ板、
64,69…第2の板状部材としての本体、762,810,820,830…弁体、7
0,73,74…流路切替手段、71…移動手段としての紙送りローラ,72…移動手段
としての紙巻き取りローラ、100,200…画像形成装置、600…連通流路、611
,682…第1静圧セル、76,620…バルブ、621,750…ダイアフラム、62
2…支持部、623…第1の腕、624…第2の腕、625…貫通孔、630…弁箱とし
ての貫通部、640,691…第2静圧セル、684…当接面、685…弁座、764…
付勢部材としてのばね、686…連通部としての連通孔、812…連通部としての凹条、
821…連通部としての貫通孔、S…シートとしての記録媒体。

Claims (12)

  1. シート吸着面と、
    前記シート吸着面に設けられた吸引孔と、
    前記吸引孔を覆うシートの有無に応じて、前記吸引孔と連通する連通流路の第1状態と
    第2状態とを切り替える流路切替手段とを備えており、
    前記第2状態は、前記第1状態よりも流路断面積が小さく、かつ前記連通流路を閉塞し
    ない状態である
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  2. 請求項1に記載のシート吸着装置において、
    前記流路切替手段は、
    前記吸引孔と連通する第1静圧セルと、
    前記第1静圧セルと連通する第2静圧セルと、
    前記第1静圧セルと前記第2静圧セルとの差圧に応じて、前記第1静圧セルと前記第2
    静圧セルとの間の前記連通流路を部分的に開閉するバルブとを備えている
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  3. 請求項2に記載のシート吸着装置において、
    前記連通流路は、第1流路部と第2流路部とを有しており、
    前記バルブは、前記第1流路部を開閉する
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  4. 請求項2または請求項3に記載のシート吸着装置において、
    前記バルブは、前記第1静圧セルと前記第2静圧セルとの間に設けられるダイアフラム
    を有する
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  5. 請求項4に記載のシート吸着装置において、
    前記流路切替手段は、
    前記第1静圧セルを構成する貫通部が形成された第1の板状部材と、
    前記第2静圧セルを構成する貫通部が形成された第2の板状部材と、
    前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に配置され、前記ダイアフラムが形成
    された第3の板状部材とを備えている
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  6. 請求項5に記載のシート吸着装置において、
    前記ダイアフラムは、前記第3の板状部材の基体に少なくとも1つの方向において両持
    ち支持されている支持部から、少なくとも前記1つの方向と略直交する方向において両持
    ち支持されている
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  7. 請求項4〜請求項6のいずれか一項に記載のシート吸着装置において、
    前記ダイアフラムは、前記第2状態において前記第1静圧セルと前記第2静圧セルとを
    貫通させるための貫通孔を有する
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  8. 請求項4〜請求項7のいずれか一項に記載のシート吸着装置において、
    前記流路切替手段は、
    前記第1静圧セルを構成する貫通部が形成された第1の板状部材と、
    前記第2静圧セルを構成する貫通部が形成された第2の板状部材と、
    前記第1の板状部材と前記第2の板状部材との間に配置され、前記ダイアフラムが形成
    された第3の板状部材と、
    前記第2の板状部材と前記第3の板状部材との間に挟持されている第4の板状部材であ
    って、前記バルブの弁箱を構成する貫通部が形成された前記第4の板状部材とを備える
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  9. 請求項2または請求項3に記載のシート吸着装置において、
    前記バルブは、前記第1静圧セルと前記第2静圧セルとの間に変位可能に配置された弁
    体を有し、
    該弁体は、
    付勢部材の付勢力によって常には前記連通流路を前記第1状態にする方向に付勢される
    と共に、前記第1静圧セルと前記第2静圧セルとの差圧が前記付勢部材の付勢力を超えた
    場合には該付勢力に抗して前記連通流路を前記第2状態にする方向に変位することを特徴
    とするシート吸着装置。
  10. 請求項9に記載のシート吸着装置において、
    前記バルブは、
    前記付勢部材の付勢力に抗して前記連通流路を前記第2状態にする方向に変位した前記
    弁体が着座する弁座を有し、
    前記弁体及び前記弁座のうち少なくとも一方には、前記第2状態において前記第1静圧
    セルと前記第2静圧セルとを連通させるための連通部が設けられている
    ことを特徴とするシート吸着装置。
  11. シートをシート吸着面に吸着させて搬送する搬送装置であって、
    前記シート吸着面の移動手段と、
    請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のシート吸着装置とを備えた
    ことを特徴とする搬送装置。
  12. シートに画像を形成する画像形成装置であって、
    請求項1〜請求項10のいずれか一項に記載のシート吸着装置、または請求項11に記
    載の搬送装置を備えた
    ことを特徴とする画像形成装置。
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