JP2009059072A - 非接触型データ受送信体およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の非接触型データ受送信体10は、インレット14を収納した第一筐体11が、第二筐体12に収納され、これらが封止材13を介して接合されてなり、インレット14を収納した第一筐体11は、その収納部11aの側壁11bの端面11dが第二筐体12の収納部12aの底面12cに当接した状態で、第二筐体12の収納部12a内に収納され、第一筐体11の外側面11cと、第二筐体12の収納部12aの内側面12dとの間には、封止材13が介在していることを特徴とする。
【選択図】図1
Description
ICタグから発信された信号は、情報書込/読出装置のアンテナで受信され、コントローラーを介してデータ処理装置へ送られ、識別などのデータ処理が行われる。
そのため、インレットを樹脂モールドした数百MHz〜数GHzで通信する電波方式のICタグは、13.56MHz帯のICタグと同様に樹脂などでモールドして使用すると、著しく特性が低下し、これにより出力が低下するという問題があった。
なお、この形態は、発明の趣旨をより良く理解させるために具体的に説明するものであり、特に指定のない限り、本発明を限定するものではない。
図1は、本発明に係る非接触型データ受送信体の第一の実施形態を示す概略図であり、(a)は平面図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図である。
図1中、符号10は非接触型データ受送信体、11は第一筐体、12は第二筐体、13は封止材、14はインレット、15は基材、16はICチップ、17はアンテナをそれぞれ示している。
この実施形態の非接触型データ受送信体10は、インレット14を収納した第一筐体11が、第二筐体12に収納され、これらが封止材13を介して接合されてなるものである。
また、第二筐体12には、インレット14を収納した第一筐体11を収納するための凹部からなり、かつ、インレット14を収納した第一筐体11を収納した状態で、その外側面11cを囲む側壁12bを有する収納部12aが設けられている。
さらに、第一筐体11の外側面11cと、第二筐体12の収納部12aの内側面12dとの間には、封止材13が介在している。
また、放射素子18,19は、その長手方向の形状が蛇行したメアンダ形状(蛇行形状)をなしている。
また、放射素子18,19の給電点とは反対側の端部18a,19aは、放射素子18,19におけるその他の部分よりも幅広に形成されている。
アンテナ17の長手方向における長さは、非接触ICカードなどの非接触ICモジュールに利用できる極超短波帯〈UHF〉やマイクロ波帯の電波帯の周波数(300MHz〜30GHz)の1/2波長に相当する長さとなっている。すなわち、放射素子18,19の長手方向における長さは、1/4波長に相当する長さとなっている。
シリコーンゴムとしては、ミラブル型タイプの何れでもよく、例えば、東レ・ダウコーニング社製の熱加硫型のシリコーンコンパウンドが用いられ、その製品名としては、「SH831U」、「SH841U」、「SH851U」、「SH861U」、「SH871U」、「SH881U」、「SH35U」、「SH55UA」、「SH75UN」、「SE4705U」、「SE4706U」、「SE1185U」、「SE1186U」、「SE1187U」、「SH502U A/B」、「DY32−1005U」、「DY32−1000U」、「DY32−5013U」、「DY32−6014U」、「DY32−7040U」、「DY32−8013U」、「SH745U」、「SH746U」、「SH747U」などが挙げられる。
加硫ゴムとしては、例えば、天然ゴム(NR)、イソプレンゴム(IR)、ブタジエンゴム(BR)、スチレンブタジエンゴム(SBR)、クロロプレンゴム(CR)、アクリロニトリルブタジエンゴム(NBR)、ブチルゴム(IIR)、エチレン・プロピレンゴム(EPM、EPDM)、ウレタンゴム(U)、クロロスルホン化ポリエチレン(CSM)、塩素化ポリエチレン(CM)、アクリルゴム(ACM)、エピクロドリンゴム(CO、ECO)、フッ素ゴム(FKM)などのゴムを加硫したものが挙げられる。
また、第一筐体11、第二筐体12は、無色あるいは有色のいずれであっても、また、透明あるいは不透明のいずれであってもよく、非接触型データ受送信体10の用途に応じて、適宜調整される。
このような液状シリコーンゴムとしては、液状シリコーンゴムの各種グレードの全般の何れでもよく、例えば、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ・ジャパン合同会社製の各種グレードのものが用いられ、これらのうちの二成分混合型の製品名としては、例えば、「TLM1404」、「TLM1405」、「TSE3034」、「TSE392」、「TSE397」、「TSE399」、「XE12−B2947」、「XE14−A0425」、「XE14−B2324」、「XE15−645」、「XE15−A2379」、「XE15−B5263」、「XE12−B2947」、「XE14−A0425」、「XE14−B2324」、「XE15−A2379」、「XE15−B5263」などが挙げられる。
一成分付加型の製品名としては、例えば、「TSE3280−G」、「TSE3261−G」、「TSE3281−G」、「TSE3221S」、「TSE326」、「TSE3260」、「TSE3282−G」、「TSE326M」などが挙げられる。
一成分縮合型の製品名としては、例えば、「TSE3843−W」、「TSE3877−B」、「TSE387」、「TSE388」、「TSE397」、「TSE3972」、「TSE3975」、「TSE3944」、「TSE3853−W」、「TSE3971」、「TSE3976−B」、「XE11−A5133S」、「TSE3941M」などが挙げられる。
また、本発明におけるポリマー型導電インクとしては、熱硬化型の他にも、光硬化型、浸透乾燥型、溶剤揮発型といった公知のものが用いられる。
さらに、アンテナ17をなす金属メッキとしては、銅メッキ、銀メッキ、金メッキ、白金メッキなどが挙げられる。
さらに、本発明の非接触型データ受送信体にあっては、第一筐体とインレットとの間、および/または、第二筐体とインレットとの間に、インレットに接続(実装)した表示素子を設けてもよい。
このように、第一筐体のインレットと接する面、および/または、第二筐体のインレットと接する面に印刷情報を設ける場合、あるいは、第一筐体とインレットとの間、および/または、第二筐体とインレットとの間に、インレットに接続(実装)した表示素子を設ける場合、第一筐体、第二筐体を無色透明の材料で形成することが好ましい。
図2に示すように、インレット14を収納部11aに収納した第一筐体11を、第二筐体12の収納部12a内に収納する。このとき、第一筐体11の収納部11aの側壁11bの端面11dが、第二筐体12の収納部12a内の底面12cに当接するようにする。
次いで、第一筐体11の外側面11cと、第二筐体12の収納部12aの内側面12dとの間の間隙に、液状シリコーンゴムからなる封止材を注入する。
次いで、第一筐体11、第二筐体12、封止材13およびインレット14から構成される構成物を、室温にて24時間〜48時間程度放置するか、あるいは、30℃〜60℃にて10時間〜24時間程度加熱して、封止材13を硬化し、図1に示す非接触型データ受送信体10を得る。
図4は、本発明に係る非接触型データ受送信体の第二の実施形態を示す概略断面図である。
図4中、符号30は非接触型データ受送信体、31は第一筐体、32は第二筐体、33は封止材、34はインレットをそれぞれ示している。
この実施形態の非接触型データ受送信体30は、インレット34を収納した第一筐体31が、第二筐体32に収納され、これらが封止材33を介して接合されてなるものである。
また、第二筐体32の収納部32a内において、インレット34を収納、配置するための凹部35が設けられており、凹部35のインレット34のアンテナと対向する部分には、第二筐体32の厚み方向に、アンテナの全域に渡って均一に多数の空孔36が設けられ、この多数の空孔36が空孔部37を形成している。また、この空孔部37の外縁には、空孔36を囲むとともに、空孔36と収納部32a内のその他の部分とを隔てる隔壁39が設けられている。
また、それぞれの空孔36の深さ方向と垂直な断面形状(すなわち開口部の形状)は正六角形をなしており、空孔部37は、多数の空孔36が側壁38を介して隙間無く配されたハニカム構造をなしている。
空孔36の深さは、凹部35内に配置されたインレット34のアンテナと第二筐体32との間に空隙が設けられれば特に限定されないが、2mm以上であることが好ましい。
空孔36内には空気が存在しても、空孔36内は真空であってもよい。
さらに、第一筐体31の外側面31cと、第二筐体32の収納部32aの内側面32dとの間には、封止材33が介在している。
封止材33としては、上記の封止材13と同様のものが用いられる。
インレット34としては、上記のインレット14と同様のものが用いられる。
すなわち、非接触型データ受送信体30は、空孔部37がハニカム構造をなしているので、インレットを樹脂モールドしたICタグよりも軽量化することができるとともに、第二筐体32に空孔36が設けられていない場合と同等の機械的強度を保ちながら、柔軟性に優れたものとなる。また、非接触型データ受送信体30は、空孔部37がハニカム構造をなしているので、第二筐体32の凹部35のアンテナと対向する部分の90%以上が空孔(空間)となり、第二筐体32と直接接するアンテナの面積が小さくなるから、アンテナの通信特性の低下を防止できる。したがって、非接触型データ受送信体30は、耐候性および柔軟性に優れるとともに、読み取り/書き込みの精度に優れ、読み取り/書き込みの距離が低下することを防止できる。
図5は、本発明に係る非接触型データ受送信体の第三の実施形態を示す概略断面図である。
図5中、符号40は非接触型データ受送信体、41は第一筐体、42は第二筐体、43は封止材、44はインレットをそれぞれ示している。
この実施形態の非接触型データ受送信体40は、インレット44を収納した第一筐体41が、第二筐体42に収納され、これらが封止材43を介して接合されてなるものである。
また、第二筐体42の収納部42a内において、インレット44のアンテナと対向する部分には、第二筐体42の厚み方向に、アンテナの全域に渡って均一に多数の空孔46が設けられ、この多数の空孔46が空孔部47を形成している。また、この空孔部47の外縁には、空孔46を囲むとともに、空孔46と収納部42a内のその他の部分とを隔てる隔壁49が設けられている。
また、それぞれの空孔46の深さ方向と垂直な断面形状(すなわち開口部の形状)は正六角形をなしており、空孔部47は、多数の空孔46が側壁48を介して隙間無く配されたハニカム構造をなしている。
空孔46の深さは、凹部45内に配置されたインレット44のアンテナと第二筐体42との間に空隙が設けられれば特に限定されないが、2mm以上であることが好ましい。
空孔46内には空気が存在しても、空孔46内は真空であってもよい。
さらに、第一筐体41の外側面41cにおいて、その外面41e側に段差41gが設けられ、第一筐体41の外側面41cと、第二筐体42の収納部42aの内側面42dとの間には、封止材43が介在している。
封止材43としては、上記の封止材13と同様のものが用いられる。
インレット44としては、上記のインレット14と同様のものが用いられる。
図6は、本発明に係る非接触型データ受送信体の第四の実施形態を示す概略断面図である。
図6中、符号50は非接触型データ受送信体、51は第一筐体、52は第二筐体、53は封止材、54はインレット、56は繊維をそれぞれ示している。
この実施形態の非接触型データ受送信体50は、インレット54を収納した第一筐体51が、第二筐体52に収納され、これらが封止材53を介して接合されてなるものである。
また、第二筐体52の収納部52a内におけるインレット54のアンテナと対向する部分には、凹部55が設けられており、この凹部55内に、インレット54の全域に亘る繊維56が収納、配置されている。また、この凹部55の外縁は、凹部55と収納部52a内のその他の部分とを隔てる隔壁57をなしている。
さらに、第一筐体51の外側面51cと、第二筐体52の収納部52aの内側面52dとの間には、封止材53が介在している。
封止材53としては、上記の封止材13と同様のものが用いられる。
インレット54としては、上記のインレット14と同様のものが用いられる。
この繊維としては、綿;毛;絹;麻;ビスコース繊維;銅アンモニア繊維;アセテート繊維;ナイロン繊維;ビニロン繊維;ポリ塩化ビニル系合成繊維;ポリ塩化ビニリデン系合成繊維;ポリエステル系合成繊維;ポリアクリロニトリル系合成繊維;ポリエチレン系合成繊維;ポリプロピレン系合成繊維;ポリウレタン系合成繊維;ガラス繊維、シリカ繊維、アルミナ繊維などのセラミックス繊維;炭素繊維などが用いられる。これらの繊維の中でも、耐熱性に優れることから、セラミックス繊維が好ましい。
また、繊維56の厚みは特に限定されず、インレット54の大きさや厚みに応じて適宜調整される。
Claims (3)
- インレットを収納した第一筐体が、第二筐体に収納され、これらが封止材を介して接合されてなる非接触型データ受送信体であって、
前記インレットを収納した第一筐体は、その収納部の側壁の端面が前記第二筐体の収納部内の底面に当接した状態で、前記第二筐体の収納部内に収納され、
前記第一筐体の外側面と、前記第二筐体の収納部の内側面との間には、前記封止材が介在していることを特徴とする非接触型データ受送信体。 - 前記第一筐体および/または前記第二筐体には、それぞれの収納部内における前記インレットのアンテナと対向する部分に、少なくとも前記アンテナの全域に亘る多数の空孔、および/または、前記インレットの全域に亘る繊維が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の非接触型データ受送信体。
- インレットを収納した第一筐体が、第二筐体に収納され、これらが封止材を介して接合されてなる非接触型データ受送信体の製造方法であって、
前記第一筐体と前記第二筐体とから形成される空間内に前記インレットが配されるように、前記第一筐体を、その収納部の側壁の端面が前記第二筐体の収納部の底面に当接するように、前記第二筐体の収納部内に収納し、次いで、前記第一筐体の外側面と、前記第二筐体の収納部の内側面との間に、封止材を注入した後、前記封止材を硬化することを特徴とする非接触型データ受送信体の製造方法。
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