JP2009059138A - 単語検索装置、方法及びプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】 電子辞書などの小型の装置に適した簡易な構成でクリプティック・クロスワードの解答を検索する単語検索装置を提供する。
【解決手段】 クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する文字入力装置20と、複数の単語からなる単語リストを記憶する単語リスト記憶手段41と、問題文を構成する文字列に含まれる解答単語文字数の単語を単語リスト記憶手段41から検索する単語検索手段12と、単語検索手段12が検索した単語と問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較手段14と、所定の条件を満たすと判定された単語をその条件ごとに分類して表示する表示装置40とを備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、クリプティック・クロスワードを解く際や作成する際の作業を支援するものとして用いて好適な単語検索装置、方法及びプログラムに関する。
クロスワード・パズル(あるいは単にクロスワードともいう)は、与えられた問題文の解答となる単語を用いて、縦あるいは横のあらかじめ決められた文字数分の空間を埋めていくことで、格子状の枠内に複数の単語を並べる、ことば遊び(wordplay)である。このクロスワードには、解答となる単語を検索する作業を支援する装置がある(たとえば特許文献1、特許文献2)。このような装置では、あらかじめ決められた文字数の単語の一部を不確定文字として設定し、不確定文字に複数種類の文字をあてはめながら、所定の単語リストを検索することで、解答候補となる単語が検索されるようになっている。
また、クロスワードを解くための他の装置には、入力された所定文字数の単語の1文字あるいは複数文字を他の文字に自動的に置き換えて単語リストを検索する機能を備えたものがある(特許文献3)。この装置によれば、たとえば利用者が入力した解答である単語が誤っていると疑われるような場合に、その単語中の1文字あるいは複数文字を他の文字に置き換えて成立する単語を訂正用の解答候補として提示することができる。
また、他のことば遊びとしてスクラブル(SCRABBLE)(登録商標)と呼ばれるゲームがある。そして、このゲーム用にも英単語を検索するための装置がある。このゲームでは、格子状の枠を有するボード上に、それぞれがアルファベット一文字を表す持ち駒を縦または横に並べることで英単語を作成し、使用されたアルファベットの種類や駒の置かれたボード上の位置に応じて得点の値が決められるようになっている。スクラブルでは、持ち駒を置くたびに新たに駒を置くことができるスペースが少なくなる。したがって、クロスワードとは異なり、作成する単語の文字数は一定ではなく変化することになる。そのため、スクラブル用に単語を検索する装置では、使用可能な持ち駒の種類を設定するとともに、ボード上にすでに置かれている駒の配置や得点に関する条件を入力することで、作成可能な英単語のリストを獲得点数とともに提示することができるようになっている(特許文献4)。
一方、本願発明が対象とすることば遊びであるクリプティック・クロスワード(Cryptic Crossword)は、クロスワードの特別なものであり、問題文(clue、かぎともいう)自体がことばのパズルになっているという特徴がある。問題文は、通常、そのまま読んだだけ(surface reading)では解答を示すものとはならず、解答を導くために問題文をどのように読むのべきなのかを探すことが課題のひとつとなる。問題文には、通常、インジケータ(indicator)あるいはコードワード(code word)と呼ばれる特別な意味を持つ文字列(1または複数の単語を含む複数の文字)が1または複数含まれている。インジケータは、解答となる単語と問題文を構成する文字列との間に存在することば遊びに関する所定の条件を示すもであって、いくつかの種類に分類されている。
たとえば、「mashed」(つきつぶされた)という単語は、解答となる単語と問題文を構成する文字列とが、語句のつづり換えの関係を有していることを示すインジケータとして用いられる。このインジケータは、アナグラム(Anagram)という種類に分類される。すなわち、アナグラムに分類されるインジケータは、解答となる単語と問題文を構成する文字列との間に語句のつづり換えの関係があることを示している。たとえば問題文に単語「mashed」と単語「live」が含まれていたとすると、「live」と語句のつづり換えの関係を有する単語「evil」が解答として求められるというようなことになる。
インジケータの種類としては、上述したアナグラム(Anagram)のほか、アナグラムの特殊なものであって解答となる単語と問題文を構成する文字列とが互いに反転した関係を有しているリバーサル(Reversal)、解答となる単語が問題文中の2以上の単語にまたがって存在しているブリッジ(Bridge)、解答となる単語が問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっているデリーション(Deletion)、デリーションの特殊なものであってその消去した文字からなる文字列が別の単語となっているベリアル(Burial)、解答となる単語と問題文中に含まれる単語とがつづりが異なる同音異義語の関係を有しているホモフォン(Homophones)などがある。
リバーサルの一例としては、問題文「… reversing pots …」に対して解答が「stop」となる場合がある。ブリッジの一例としては、問題文「… shudder …great remorse …」に対して解答が「tremor」となる場合がある。デリーションの一例としては、問題文「… empty bottle …」に対して解答が「bole」となる場合がある。ベリアルの一例としては、問題文「… heartlessly denoted…」に対して解答が「deed」となる場合がある。ホモフォンの一例としては、問題文「… aisle … I hear」に対して解答が「isle」となる場合がある。
このようにクリプティック・クロスワードでは、一般的なクロスワードにおける単語の縦横の並びによることば遊びだけでなく、問題文を読み解く際にもことば遊びを解くことが求められる。このため上述したような検索装置では、解答となる確率が高い単語のみを検索結果として提示することはできず、十分な支援の効果が得られないという課題がある。
これに対して、汎用のパーソナルコンピュータを用いてクリプティック・クロスワードの解答を検索するシステムが検討されている。ウィリアム・ タンスタル・ペドー(William Tunstall-Pedoe)氏によるクロスワード・マエストロ(Crossword Maestro(商標))と呼ばれるソフトウェア・プログラム(非特許文献1参照)や、それを進歩させてオンラインで使用できるようにしたウェブ・システム(非特許文献2参照)などがある。これらのシステムは、汎用のOS(オペレーション・システム)を用いて動作するものであり、また、作者がこれらのシステムを人工知能技術を利用するものであるとしていることからしても、これらのシステムでは比較的大規模なデータベースを用いた複雑な条件による検索などの高度な処理が行われていると推察される。
特開平6−149782号公報 特開平7−325845号公報 米国特許第5249965号明細書 米国特許第5435564号明細書 "Crossword Maestro(商標)for Windows(登録商標):クロスワード・ソービング・ソフトウェア、クリプティック・クロスワード・ソルバー(crossword solving software, cryptic crossword solver)"、[online]、[平成19年8月21日検索]、インターネット〈URL:http://www.crosswordmaestro.com/〉 "クルー・ソルバー(Clue Solver)"、[online]、ジーニアス2000社(Genius 2000 Ltd.)、[平成19年8月21日検索]、インターネット〈URL:http://www.crosswordtools.com/cm/〉
上述したような検索システムは、クリプティック・クロスワードの解答を求める際の一つの道具としては有効であると考えられる。しかし、現状ではすべての問題文を解くことはできない。一方、正解である確率が比較的高い複数の候補を提示するような機能があったとすれば、利用者の単語検索作業を支援する装置として現実的な選択肢のひとつになると考えられる。つまり、たとえば辞書などを片手に利用者が問題文を解く作業を行う際に、正しいと思われる可能性が比較的高い単語候補を提示するような機能が求められていると考えられる。そうだとすると、たとえば辞書機能を有する電子辞書に、付加機能としてクリプティック・クロスワードの解答支援機能を持たせることが有意義であると考えられる。しかしながら、これまで、電子辞書などの小型の装置に、クリプティック・クロスワードの解答検索を支援する機能を備えたものは提供されていなかった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、電子辞書などの小型の装置に備えるのに適した簡易な構成でクリプティック・クロスワードの解答を検索する作業の支援を行うことができる単語検索装置、方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する入力手段と、複数の単語からなる単語リストを記憶する単語記憶手段と、前記問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な前記解答単語文字数の単語を前記単語記憶手段から検索する単語検索手段と、前記単語検索手段が検索した単語と前記問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較手段と、前記条件付単語比較手段によって前記所定の条件を満たすと判定された単語をその条件ごとに分類して表示する表示手段とを具備することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、特定の文字列と前記所定の条件との対応関係を記憶した条件記憶手段をさらに備え、前記条件付単語比較手段が満たすと判定した前記所定の条件に対応する特定の文字列が前記問題文に含まれていた場合に、前記表示手段によってその旨を表示することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語と前記問題文を構成する文字列とが語句のつづり換えの関係を有していることであることを特徴とする。請求項4記載の発明は、前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語と前記問題文を構成する文字列とが互いに反転した関係を有していることであることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中の2以上の単語にまたがって存在していることであることを特徴とする。請求項6記載の発明は、前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっていることであることを特徴とする。請求項7記載の発明は、前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっていて、さらに、その消去した文字からなる文字列が、前記単語記憶手段が記憶する前記単語リストに含まれる単語に該当するものとなっていることであることを特徴とする。請求項8記載の発明は、前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中に含まれる単語とがつづりが異なる同音異義語の関係を有していることであることを特徴とする。
請求項9記載の発明は、前記単語検索手段が、前記問題文を構成する文字列から単語間の区切りを示す符号を除いた文字列を所定の順序に従って並べ替えた後、前記単語記憶手段に記憶された前記単語リストに含まれる各単語と比較することで、前記単語記憶手段から前記解答単語文字数の単語を検索するものであることを特徴とする。
請求項10記載の発明は、クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する入力過程と、複数の単語からなる単語リストを記憶する単語記憶手段を用いて、前記問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な前記解答単語文字数の単語を単語記憶手段から検索する単語検索過程と、前記単語検索過程で検索された単語と前記問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較過程と、前記条件付単語比較過程で前記所定の条件を満たすと判定された単語を条件ごとに分類して表示する表示過程とを有することを特徴とする。
請求項11記載の発明は、クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する入力過程と、複数の単語からなる単語リストを記憶する単語記憶手段を用いて、前記問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な前記解答単語文字数の単語を単語記憶手段から検索する単語検索過程と、前記単語検索過程で検索された単語と前記問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較過程と、前記条件付単語比較過程で前記所定の条件を満たすと判定された単語を条件ごとに分類して表示する表示過程とをコンピュータによって実行するための記述を含むことを特徴とする単語検索プログラムである。
本発明によれば、単語検索手段が検索した単語と問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定し、所定の条件を満たすと判定された単語をその条件ごとに分類して表示するようにしたので、たとえば確率計算などを行う必要がなく、所定の条件を満たすか否かの判定を行うだけでよいので、検索のための構成を容易に簡易なものとすることができる。また、検索された正答の候補となる単語は、条件ごとに分類して見やすい形で提示されるので効率的な支援を行うことができる。
また、他の発明は、特定の文字列と所定の条件との対応関係を記憶した条件記憶手段をさらに備え、条件付単語比較手段が満たすと判定した所定の条件に対応する特定の文字列が問題文に含まれていた場合に、表示手段によってその旨を表示するようにしたので、利用者は、問題文のどの文字列に基づいて条件が設定されたのかを容易に知ることができる。
また、他の発明は、単語検索手段が、問題文を構成する文字列から単語間の区切りを示す符号を除いた文字列を所定の順序に従って並べ替えた後、単語記憶手段に記憶された単語リストに含まれる各単語と比較することで、単語記憶手段から解答単語文字数の単語を検索するようにしたので、問題文が複数の単語とスペースなどの単語間の区切り文字とから構成されている場合に、複数の単語からなる単語リストの検索を効率的に行うことができる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。図1は、本発明の単語検索装置の実施の形態を示すブロック図である。図1に示す単語検索装置1は、たとえば英英、英和、和英などの複数の辞書を検索する機能と、本発明が特徴とするクリプティック・クロスワードの解答となる単語候補を提示する機能とを有する携帯型の電子辞書として構成されている。
単語検索装置1は、制御部10と、文字入力装置20と、表示装置30と、記憶部40とから構成されている。制御部10は、CPU(中央処理装置)、RAM(ランダム・アクセス・メモリ)、ROM(リード・オンリ・メモリ)、書き換え可能な不揮発性メモリ、各種インターフェース回路などを備えていて、CPUによってROMに記憶されているプログラムを実行することで各部の制御を行う。図1のブロック図では、制御部10内に、内部のCPUなどによる制御の下で実現されるものであって、本発明が特徴とする処理を行うためのソフトウェアやハードウェアからなる構成要素が、手段11〜16として示されている。
記憶部40は、ROMなどから構成されていて、複数の単語からなる単語リストを記憶する単語リスト記憶手段41と、インジケータとして用いられている特定の文字列とインジケータの種類との対応関係を記憶したインジケータ記憶手段42とを備えている。単語リスト記憶手段41に記憶される単語リストは、図2に示すように、文字数ごとに複数の英単語を並べることで構成されている。図2の例では、先頭に文字数が3の英単語をアルファベット順に並べたもの、次いで文字数が4の英単語をアルファベット順に並べたもの、というようにして複数の単語が登録されている。また、各文字数の単語の最後の単語は、各文字数で最終文字を示す所定の符号に設定されている。さらに、この単語リスト内には、つづりの異なる同音異義語がある単語に対してその対応関係を示す情報が付加されている。図2の例では、たとえば単語「aisle」と単語「isle」が互いにつづりの異なる同音異義語であることを示す情報が各単語に対して付加されている。
なお、記憶部40は、たとえば英英辞書、英和辞書、和英辞書、国語辞書などの、各種の辞書ファイルも記憶している。
図3(c)は、インジケータ記憶手段42の記憶内容の一例を示している。各行のコロンの左側の1又は複数の単語からなる文字列がインジケータとして用いられている特定の文字列であり、コロンの右側の文字列が左側のインジケータが属するインジケータの種類を表している。この例では、インジケータ記憶手段42に、単語「in」および「inside」が種類ブリッジ(Bridge)およびベリアル(Burial)に分類されるインジケータであり、単語「around」が種類ベリアル(Burial)に分類されるインジケータであり、単語「awkwardly」、「badly」および「mashed」が種類アナグラム(Anagram)に分類されるインジケータであり、単語「absence」、「beheaded」および「empty」が種類デリーション(Deletion)に分類されるインジケータであり、複合語「sound like」および「I hear」が種類ホモフォン(Homophones)に分類されるインジケータであり、そして、単語「backwards」、「mirror」および「reversing」が種類リバーサル(Reversal)に分類されるインジケータであることが記憶されていることが示されている。
なお、インジケータは、種類ごとに、解答となる単語と問題文を構成する文字列との間に存在することば遊びに関する異なる条件を示す文字列である。したがって、インジケータ記憶手段42の記憶されているインジケータとなる特定の文字列とインジケータの種類との対応関係は、特定の文字列と、解答となる単語と問題文を構成する文字列との間に存在することば遊びに関する条件との対応関係を表すものとしてとらえることができる。
次に、図1の入力データ一時記憶手段11は、RAMなどから構成されていて、文字入力装置20で入力された文字データや、インジケータ検出手段16による検出結果などを記憶する。文字入力装置20は、アルファベットの入力キー、数字の入力キー、スペースの入力キー、カーソルキー、エンターキー、各種ファンクションキー、電源キーなどの操作子を複数個備えて構成されている。各操作子の操作情報は、入力データ一時記憶手段11に一旦記憶された後、単語検索手段12などに送られる。たとえばクリプティック・クロスワードの問題文を表す文字列や解答となる単語の文字数が入力された場合、入力データ一時記憶手段11に一旦記憶された後、単語検索手段12に送られて、その入力された情報に基づく検索が行われる。
単語検索手段12は、記憶部40内の単語リスト記憶手段41に記憶されている単語リストから、問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な解答単語文字数の単語をすべて検索して抽出し、抽出した単語を単語リスト検索結果記憶手段13に記憶する。
条件付単語比較手段14は、単語検索手段12が検索した単語と問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する。所定の条件は、単語リストから検索された単語と問題文を構成する文字列とが、語句のつづり換えの関係を有していること(インジケータの種類のアナグラムに対応)、互いに反転した関係を有していること(リバーサルに対応)、検索された単語が問題文中の2以上の単語にまたがって存在していること(ブリッジに対応)、検索された単語が問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっていること(デリーションに対応)、さらにその消去した文字からなる文字列が別の単語となっていること(ベリアルに対応)、検索された単語と問題文中に含まれる単語とがつづりが異なる同音異義語の関係を有していること(ホモフォンに対応)など、クリプティック・クロスワードの問題文中に置かれることば遊びに対応した制約を表すものである。本実施の形態では、条件付単語比較手段14が、各条件の判定処理をそれぞれ別のサブルーチンで実行するように構成されている。
表示手段15は、表示装置30を制御して、条件付単語比較手段14によって所定の条件を満たすと判定された単語を該当する条件すなわちインジケータの種類ごとに分類して表示する。
また、インジケータ検出手段16は、インジケータ記憶手段42を参照して、条件付単語比較手段14が満たすと判定した所定の条件に対応する特定の文字列が問題文に含まれていた場合に、表示手段15を介してその旨を表示装置30で表示する
また、表示装置30は、液晶ディスプレイなどからなり、表示手段15によって制御され、文字、図形などの画像情報を表示する。
次に図3〜図5を参照して、図1の単語検索手段12による処理について説明する。図3(a)は入力された問題文を表示装置30に表示した場合の一例を示す図、図3(b)は単語リスト記憶手段41における関係部分の記憶内容を示す図、そして、図3(c)はインジケータ記憶手段42の記憶内容を示す図である。図4は、単語検索手段12による処理の流れを示すフローチャートである。図5(a)〜(f)は、図4の主なステップで処理される文字情報の例を示している。
この場合、文字入力装置20によって、図5(a)に示す「Shudder in great remorse.」というクリプティック・クロスワードの問題文と、この問題文に対して与えられている解答となる単語の指定文字数「6」が入力されていて、入力された情報が入力データ一時記憶手段11に記憶され、さらに表示装置30に図3(a)に示すように問題文が表示されているものとする。文字入力装置20が有する解答検索処理を指示する所定の操作子が操作されたとすると、単語検索手段12が入力データ一時記憶手段11にアクセスし、入力された問題文を構成する文字列(以下、入力文字列とする)から単語間の区切りを示す符号(本実施の形態では「スペース」)を除いて入力単語を連結した文字列を作成する(図4のステップS11)。作成された文字列の例を図5(b)に示す。
次に、単語検索手段12は、作成した文字列をアルファベット順に並べ替える(ステップS12)。並べ替えられた文字列の例を図5(c)に示す。次に、単語検索手段12は、解答の単語の指定文字数に基づいて単語リスト記憶手段41に記憶された単語リストの飛び込み先を決定する(ステップS13)。この場合、指定文字数は「6」なので、図2に示す文字数6の先頭の単語「abacus」が、単語リストの飛び込み先、すなわち最初に検索対象となる単語に決定される。
単語検索手段12は、単語リスト記憶手段41の設定された飛び込み先にある単語「abacus」を読み込む(ステップS14)。なお、ステップS14では、単語を読み込んだ後、次に読み込む単語を単語リストにある一つ後に配置された単語に設定する処理が行われる。
次に、単語検索手段12は、読み込んだ単語が同じ長さ(この場合文字数「6」)の最後の単語かどうかを判定する(ステップS15)。この場合、読み込んだ単語「abacus」は、最後の単語ではないので(ステップS15で「No」)、読み込んだ単語文字列「abacus」をアルファベット順に並べ替える処理が行われる(ステップS16)。この場合、単語「abacus」が、「aabcsu」と並べ替えられる。
単語検索手段12は、次に、ステップS12で並べ替えた入力文字列(図5(c))に、ステップS16で並べ替えた単語文字列(この場合「aabcsu」)が含まれるかどうかを判定する(ステップS17)。この場合、含まれていないので(ステップS17で「No」)、ステップS14へ戻り、単語リスト記憶手段41の単語リストから次の単語(この場合、図2に示す単語「abanet」)が読み込まれる。以下、ステップS15〜S17の処理が繰り返し実行される。
いま、ステップS14で、図3(b)に示す文字数6の単語のうちで下線をつけた単語「tremor」が読み込まれたとする。図5(d)にこの読み込んだ単語を示す。次にステップS15では6文字の最後の単語ではないので(判定結果が「No」)、ステップS16へ進み、読み込んだ単語文字列がアルファベット順に並べ替えられる。並べ替えた文字列を図5(e)に示す。次に並べ替えられた単語文字列が入力文字列に含まれるかが判定される(ステップS17)。この場合、図5(f)に白抜き文字として示すように、問題文の文字列をアルファベット順に並べ替えた文字列の中に図5(e)に示す文字列が含まれているので(ステップS17で「Yes」)、ステップS18へ進み、問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な解答単語文字数の単語である単語(「tremor」)が図1の単語リスト検索結果記憶手段13に記憶される。
次にステップS14へ戻り、以降ステップS14〜S17の処理またはステップS18を含めた処理が、単語リストの文字数6の最後の単語まで繰り返し行われる。最後の単語が読み出された場合にはステップS15で最後の単語と判定されるので(ステップS15で「Yes」)、処理が終了する。なお、処理の終了時には、単語リスト検索結果記憶手段13には記憶した単語列の末尾に最終文字を示す所定の符号が記憶されることとする。
以上の処理によって、単語リスト検索結果記憶手段13には、問題文の文字列を構成する複数の文字から、設定された文字数分の文字を抜き出して生成可能な単語リストに含まれるすべての単語が記憶されることになる。
次に、図6および図7を参照して条件付単語比較手段14が、単語検索手段12によって検索された単語が問題文中の2以上の単語にまたがって存在しているか否かを判定する処理、すなわちインジケータの種類のブリッジに対応する条件判定処理を行う場合について説明する。図6は、ブリッジ(Bridge)に対応する条件判定処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートであり、図7は図6の主なステップの処理内容を説明するためのものであって、比較対象となる入力された問題文の文字列と単語リストから検索された単語文字列との関係を示す説明図である。
この例では、すでに、上述したようにして、単語検索手段12によって図5(a)に示す問題文と指定文字数6とを入力データとする単語リスト記憶手段41内の単語リストに対する検索が行われていて、単語リスト検索結果記憶手段13に、単語「tremor」と単語の末尾を表す符号(他の単語と同様に一つの単語として記憶されているものとする。)が記憶されているものとする。
条件付単語比較手段14は、まず、単語リスト検索結果記憶手段13からそこに記憶されている単語を1単語取得する(ステップS101)。この場合、単語「tremor」が取得されることになる。
次に取得した単語が最後の単語かどうかが判定される(ステップS102)。この場合、単語「tremor」は最後の単語ではないので(ステップS102で「No」)、ステップS103で変数Nが「0」に初期化される。
次に、入力データ一時記憶手段11に記憶されている問題文のオリジナルの入力文字列の先頭からN文字目にポインタをセットするとともに、単語リスト検索結果記憶手段13から取得した単語(取得単語)の先頭文字にポインタをセットする処理が行われる(ステップS104)。この場合、問題文は、「Shudder in great remorse.」であり、オリジナルの入力文字列は図7(a)に入力データとして示すスペースを含む24文字の文字列である。なお、スペースは単語間の区切りを示す符号として用いられていて、問題文の末尾のピリオド「.」は削除されている。なお、この処理では、入力文字列の0文字目が先頭の「S」、1文字目が次の「h」、…、15文字目が「t」、16文字目がスペース、…と定義されていることとする。
次に、入力文字列のポインタが設定されている文字と、取得単語のポインタが設定されている文字とが比較され、一致しているかどうか判定される(ステップS105)。この場合、入力文字列のポインタは「0」、取得単語のポインタは先頭文字なので、図7(a)に示すように文字「S」と文字「t」が比較され、一致していないので(ステップS105で「No」)、変数Nが1だけ増やされる(ステップS106)。この場合、変数Nは「1」になる。
次に、ステップS104に戻り、入力文字列の「1」文字目「h」にポインタがセットされるともに、取得単語の先頭文字「t」にポインタがセットされる。そして、ステップS105で、両ポインタの文字「h」と「t」が一致しているかが判定され(図7(b))、一致していないので、ステップS106で変数Nが1だけ増やされてN=2となる。
以降、同様にステップS104〜S106が繰り返し実行され、ステップS106で変数Nが「15」に設定されたとする。ステップS104では、入力文字列の「15」文字目「t」にポインタがセットされるともに、取得単語の先頭文字「t」にポインタがセットされる。次に、ステップS105で両ポインタの文字「t」と「t」が一致しているかが判定され(図7(c))、一致しているので(ステップS105で「Yes」)、ステップS107へ進み、入力データ一時記憶手段11のオリジナル入力文字列と取得単語の両ポインタが1文字進められる。この場合、入力文字列の「t」の後のスペースと、取得文字の「t」の後の「r」の位置にポインタが進められる。
次に、ステップS108で取得文字のポインタが示す文字が最後の文字かが判定される。この場合、最後の文字ではないので(ステップS108で「No」)、ステップS110で入力文字列のポインタ文字がスペースかどうかが判定される。この場合、入力文字列のポインタが示す位置の文字はスペースなので(ステップS110で「Yes」)、入力文字列のポインタが1文字進められる(ステップS111)。この場合、スペースの後の「r」の位置にポインタが進められる。
次に、入力文字列が最後の文字かどうかが判定される(ステップS112)。この場合、最後の文字ではないので(ステップS112で「No」)、ステップS110へ戻り、入力文字列のポインタ文字がスペースかどうかが判定され、この場合、スペースではないので、ステップS105で両ポインタの文字が一致しているかが判定される。この場合、両ポインタの文字はともに「r」なので(ステップS105で「Yes」)、ステップS107で両ポインタが1文字進められる。ここで、両ポインタの文字がともに「m」となる。
以降、ステップS108、S110、S105、S107の各処理が繰り返し実行され、ステップS107で両ポインタが文字「r」の位置に設定されたとする。この場合、ポインタ文字は取得単語の最後の文字「r」なので、ステップS108の判定結果が「Yes」となり、取得単語「tremor」がブリッジに対応する単語であるとして所定の記憶領域に登録される(ステップS109)。
次に、ステップS101へ戻り、単語リスト検索結果記憶手段13から次の一単語が取得され、ステップS102で取得した単語が最後の単語かどうかが判定される。この場合、ステップS101では最後の単語であることを示す符号が単語として取得されるので、ステップS102の判定結果が「Yes」となり、処理が終了する。
ここで条件付単語比較手段14は、表示手段15に対して比較結果の表示を指示する。表示手段15の制御によって表示装置30には、たとえば図8に示すように、問題文を表示するボックス31と、各インジケータの種類を示す文字列(「Bridge」、「Deletion」等)のタブで識別される複数のページからなるシート32とが表示される。そして、各ページには、単語リストから検索された単語が、インジケータの種類ごとに分類されて表示される。図8に示す例では、ボックス31に問題文「Shudder in great remorse.」が表示されるとともに、ブリッジに対応する条件を満たす単語「tremor」が「Bridge」タグで識別されるページ上に表示されている。また、ボックス31の問題文の文字列に対しては、インジケータとして登録されている単語「in」がアンダーラインで強調表示されるとともに、解答候補として検索された単語「tremor」に対応する文字列「t remor」が白抜き文字として強調表示されている。
なお、問題文からインジケータの文字列を特定する処理は、図1のインジケータ検出手段16によって行われる。インジケータ検出手段16は、入力データ一時記憶手段11に記憶されている問題文として入力された入力文字列と、図3(c)に示すようにインジケータ記憶手段42にインジケータとして登録されている文字列(「in」、「inside」など)とを比較することで、入力文字列にインジケータとして登録されている文字列が含まれていた場合には、その文字列を特定して強調表示を行うための処理を行う。
以上のようにして、問題文に含まれているインジケータに対応する文字列が強調表示されるとともに、問題文を構成する文字列と所定の対応関係を有するもので所定の単語リストに含まれている単語が対応関係の種類ごとに表示される。したがって、利用者に解答候補となる単語をその抽出原因を示す情報とともに提示することができる。その際、本実施の形態の構成では、複数の単語からなる単語リストの検索と、検索の結果得られた単語と問題文を構成する文字列との対応関係についての判定とによって、上記の解答候補となる単語を決定している。したがって、複雑な検索処理や、たとえば単語や複合語の意味や、問題文の意味などを解析するような処理が必要とはならない。また、得られた結果は、インジケータの種類ごとに分類して表示されるので、分類しない場合と比べて利用者が解答の正否を検討しやすくなるという利点がある。
なお、表示装置30における表示方法は、上記に限定されず、文字の表示色を変えること、カーソルや文字を点滅表示すること、インジケータの種類の並び順を変えることなどの方法を単独あるいは組み合わせて使用することができる。
次に、図9および図10を参照して、条件付単語比較手段14が、単語検索手段12によって検索された単語が問題文を構成する文字列と語句のつづり換えの関係を有しているか否かを判定する処理、すなわちインジケータの種類のアナグラムに対応する条件判定処理を行う場合について説明する。図9は、アナグラム(Anagram)に対応する条件判定処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートであり、図10は図9の主なステップで処理されるデータの内容を示す説明図である。なお、単語リスト検索結果記憶手段13には入力された問題文と文字数を基に単語検索手段12によって単語リストを検索した結果得られた単語が登録されているものとする。
条件付単語比較手段14は、まず、入力データ一時記憶手段11から問題文の入力文字列を読み込み、スペースを除いて単語どうしを連結する(ステップS201)。たとえば入力文字列が図10(a)に示す「Mashed pears may be used offensively.」であったとすると、連結した結果は図10(b)に示す「mashedpearsmaybeusedoffensively」となる。なお、この例における解答の指示文字数は「5」であるとする。
次に、入力単語を連結した文字列をアルファベット順に並べ替え、このとき各文字の元あった位置情報を記憶する処理を行う(ステップS202)。上記の例では、アルファベット順に並べ替えた結果は、図10(c)に示す「aabdffeeeeeehilmmoprssssuvy」となる。なお、各文字の元あった位置情報を記憶する際には、単語間の区切り文字であるスペースの位置情報も記憶されるようになっている。
次に単語リスト検索結果記憶手段13から一単語が取得され(ステップS203)、最後の単語であるかどうかが判定される(ステップS204)。ここでは、図10(d)に示す単語「spear」が取得されたとする。
次に、取得した単語の文字列がアルファベット順に並べ替えられる(ステップS205)。単語「spear」を並べ替えた結果は、図10(e)に示す「aeprs」となる。
次に、取得単語が入力文字列に含まれるかどうかが、アルファベット順に並べ替えられた各文字列を比較することで判定される(ステップS206)。この場合、図10(f)に示すように、入力文字列に取得単語が含まれているので、次に、両文字列で一致した文字について各文字の元あった位置情報に基づき文字全てが単語単位で一致しているかが確認される(ステップS207)。すなわち、取得単語を構成する文字の種類と各種類の文字数が、入力文字列に含まれるいずれか一つの単語を構成する文字の種類と各種類の文字数とに一致しているか否かが確認される。この例では、図10(g)に示すように、取得単語「spear」が、入力文字列中の単語「pears」と、構成する文字の種類が「a」、「e」、「p」、「r」、「s」の5種類であり、各種類の文字数がすべて1個である点で一致しているため、単語単位で一致していると確認される。
次に、全て単語単位で一致しているかを判定し(ステップS208)、一致している場合には取得単語をアナグラム(Anagram)として登録する(ステップS209)。この例では、単語単位で一致していると判定されるので、取得単語「spear」がアナグラムとして登録される。
次に、ステップS203へ戻り、ステップS204で最後の単語と判定されるまで、ステップS203〜S209の処理の一部あるいは全部が繰り返し実行される。
以上のようにして条件付単語比較手段14によって登録された単語は、たとえば図11に示すように表示される。この例では、ボックス31に問題文「Mashed pears may be used offensively.」が表示され、アナグラム(Anagram)のタブで識別されるページに単語「spear」が表示されている。なお、インジケータ検出手段15によって、アナグラムの種類として検出されたインジケータ「Mashed」は下線付きで表示されている。
次に、図12〜図14を参照して、条件付単語比較手段14が、単語検索手段12によって検索された単語が問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっているか否か、および、検索した単語が問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっていて、さらに、その消去した文字からなる文字列が、単語リストに含まれる単語に該当するものとなっているか否かを判定する処理、すなわちインジケータの種類のデリーションおよびベリアルに対応する条件判定処理を行う場合について説明する。
図12は、デリーション(Deletion)およびベリアル(Burial)に対応する条件判定処理を行う場合の処理の流れを示すフローチャートであり、図13および図14は図12の主なステップの処理内容を説明するためのものであって、比較対象となる入力された問題文の文字列と単語リストから検索された単語文字列との関係を示す説明図である。
図13は、問題文「Shudder in great remorse.」に対して取得単語「tremor」が条件を満たすか否かを判定する処理を行った場合の各文字列の関係を示している。図13(a)が問題文の0文字目から始まる文字列と取得単語を比較している状態、図13(b)、図13(c)および図13(d)が、問題文の8、11および17文字目から始まる文字列と取得単語を比較している状態を示している。この例では、デリーション(Deletion)およびベリアル(Burial)の条件は満足されない。
図14(a)は、問題文「Tree grows from empty bottle.」に対して取得単語「bole」が条件を満たすか否かを判定する処理を行った場合の各文字列の関係を示している。図14(a)は、問題文の22文字目から始まる文字列と取得単語を比較している状態を示している。この例では、問題文中の単語「bottle」が取得単語「bole」を含んでいて、デリーション(Deletion)に対応する条件が成立している。
図14(b)は、問題文「Heartlessly denoted an act.」に対して取得単語「deed」が条件を満たすか否かを判定する処理を行った場合の各文字列の関係を示している。図14(b)は、問題文の12文字目から始まる文字列と取得単語を比較している状態を示している。この例では、問題文中の単語「denoted」が取得単語「deed」を含んでいて、かつ「denoted」から「deed」を除いた文字列「not」が単語リストに登録された単語であり、ベリアル(Burial)に対応する条件が成立している。
以下、図12のフローチャートについて説明する。条件付単語比較手段14は、まず単語リスト検索結果記憶手段13から一単語を取得し(ステップS301)、取得した単語が最後の単語か否かを判定し(ステップS302)、最後の単語であった場合(ステップS302で「Yes」)には処理を終了する。一方、最後の単語でなかった場合(ステップS302で「No」)には、変数Nを「0」に初期化して(ステップS303)、入力データ一時記憶手段11のオリジナル入力文字列の先頭からN文字目にポインタをセットするとともに、取得単語の先頭文字にポインタをセットする(ステップS304)。
次に、入力文字列のN文字目がスペースか否かを判定する(ステップS305)。N文字目がスペースの場合(ステップS305で「Yes」)、変数Nを入力文字列の次の単語の先頭文字まで増加させ(ステップS308)、ポインタを増加させた場合に入力文字列が最後の文字を越えていない場合には(ステップS309で「No」)、ステップS304へ戻り、入力文字列中の次の単語に対してポインタをセットする。
一方、ステップS305で、スペースではないと判定された場合(ステップS305で「No」)、両ポインタの文字が一致しているかを判定する(ステップS306)。一致していなかった場合(ステップS306で「No」)、入力文字列のポインタを1文字分進めて(ステップS307)、ステップS305へ戻って、以降の処理を行う。他方、一致していた場合(ステップS306で「Yes」)、入力データ一時記憶手段11のオリジナル入力文字列と取得単語の両ポインタを1文字進める(ステップS310)。
次にステップS311で取得文字が最後の文字か否かを判定し、最後の文字でなかった場合(ステップS311で「No」)、入力文字列のポインタが指示する文字がスペースか否かを判定して(ステップS312)、スペースならステップS308へ戻り、スペースでないならステップS306へ戻る。
一方、ステップS311で取得単語の最後の文字と判定された場合(ステップS311で「Yes」)、取得単語が入力文字列中のいずれかの単語に含まれたことになるので、その取得単語をデリーションに対応するものとして登録する(ステップS313)。
次に、一致した入力文字列の単語の残りの文字列を繋げて単語リスト内で検索して(ステップS314)、見つかった場合には(ステップS315で「Yes」)、取得単語をベリアルに対応するものとして登録する(ステップS316)。
また、ステップS309で入力文字列が最後の単語であると判定された場合(ステップS309で「Yes」)と、ステップS315で見つからなかったと判定された場合(ステップS315で「No」)と、取得単語をベリアルとして登録した場合(ステップS316)には、ステップS301へ戻り単語リスト検索結果記憶手段13から一単語を取得してステップS302以降の処理を実行する。
次に、図15および図16を参照して、条件付単語比較手段14が、単語検索手段12によって検索された単語が問題文を構成する文字列と互いに反転した関係を有しているか否かを判定する処理、すなわちインジケータの種類のリバーサルに対応する条件判定処理を行う場合について説明する。
条件付単語比較手段14は、まず、単語リスト検索結果記憶手段13の一単語を取得し、取得した文字列を前後反転して新たな取得単語とする(ステップS401)。次に、取得した単語が最後の単語か否かを判定し、最後の単語の場合(ステップS402で「Yes」)、処理を終了する。一方、最後の単語でなかった場合(ステップS402で「No」)、変数Nを「0」に初期化して(ステップS403)、入力データ一時記憶手段11のオリジナル入力文字列の先頭からN文字目にポインタをセットするとともに、取得単語(反転された単語)の先頭文字にポインタをセットする(ステップS404)。
そして入力文字列のN文字目から始まる単語と取得単語を比較して、一致するか否かを判定する(ステップS405)。一致していた場合(ステップS405で「Yes」)、取得単語をリバーサルとして登録する(ステップS406)。一致していなかった場合(ステップS405で「No」)、変数Nを入力文字列の次の単語の頭文字なで進めた後(ステップS407)、入力文字列が最後の単語か否かを判定する(ステップS408)。
最後の単語であった場合は(ステップS408で「Yes」)、ステップS401へ戻り、あらたに単語を取得して、ステップS402以降の処理を実行する。最後の単語でなかった場合は(ステップS408で「No」)、ステップS404へ戻り、入力文字列の次の単語と、これまでと同じ取得単語に対してステップS404以降の処理を実行する。
図16は、問題文「Halt reversing pots.」に対して、単語リスト検索結果記憶手段13に記憶されている単語「pots」を反転した取得単語「stop」を比較する処理を説明するための図であり、変数Nが15の場合の比較関係を示している。この例では、問題文中の単語「pots」と取得単語「stop」とがリバーサルに対応する関係を有している。
次に、図17および図18を参照して、条件付単語比較手段14が、単語検索手段12によって検索された単語が問題文中に含まれる単語とつづりが異なる同音異義語の関係を有しているか否かを判定する処理、すなわちインジケータの種類のホモフォンに対応する条件判定処理を行う場合について説明する。
条件付単語比較手段14は、まず、単語リスト検索結果記憶手段13の一単語取得する(ステップS501)。次に、取得した単語が最後の単語か否かを判定し、最後の単語の場合(ステップS502で「Yes」)、処理を終了する。一方、最後の単語でなかった場合(ステップS502で「No」)、変数Nを「0」に初期化して(ステップS503)、入力データ一時記憶手段11のオリジナル入力文字列の先頭からN文字目にポインタをセットするとともに、取得単語の先頭文字にポインタをセットする(ステップS504)。
そして入力文字列のN文字目から始まる単語が、つづりが異なる同音異義語を有しているか否かを判定する(ステップS505)。
つづりが異なる同音異義語を有していなかった場合(ステップS505で「No」)、変数Nを入力文字列の次の単語の頭文字まで進めて(ステップS509)、入力文字列が最後の単語か否かを判定する(ステップS510)。最後の単語であった場合は(ステップS510で「Yes」)、ステップS501へ戻り、あらたに単語を取得して、ステップS502以降の処理を実行する。最後の単語でなかった場合は(ステップS510で「No」)、ステップS504へ戻り、入力文字列の次の単語と、これまでと同じ取得単語に対してステップS504以降の処理を実行する。
一方、つづりが異なる同音異義語を有していた場合(ステップS505で「Yes」)、入力文字列のN文字目から始まる単語の一または複数のつづりが異なる同音異義語を作業バッファに取得して(ステップS506)、作業バッファに取得された単語と取得単語を比較して、一致するか否かを判定する(ステップS507)。一致していた場合(ステップS507で「Yes」)、取得単語をホモフォンとして登録する(ステップS508)。一致していなかった場合(ステップS507で「No」)、ステップS509へ進み、上述したステップS509以降の処理を実行する。
図18は、問題文「Aisle which is surrounded by water I hear.」に含まれる単語のつづりが異なる同音異義語に対して、単語リスト検索結果記憶手段13に記憶されている単語「isle」を比較する処理を説明するための図である。この例では、入力文字列中の「Aisle」のつづりが異なる同音異義語「isle」が、取得単語「isle」と一致している。
なお、本発明の実施の形態は、上記にものに限定されず、たとえば制御部10内の各手段を統合あるいは分散したり、記憶部40内の記憶手段と統合したりする変更が適宜可能である。また、記憶部40内のファイルの内容を通信回線や所定の記録媒体を用いて更新できるようにしたり、記憶部40内のファイルを通信回線を介して分散して配置したりすることが可能である。また、本発明の単語検索装置は、電子辞書として構成するのに限らず、汎用コンピュータとそれによって実行されるソフトウェアプログラムとから構成するようにしてもよい。また、本発明の単語検索装置は、コンピュータおよび周辺装置とそれらによって実行されるプログラムとから構成することができるが、そのプログラムは通信回線あるいはコンピュータ読み取り可能な記録媒体を介して頒布することが可能である。また、インターネットなどにおけるウェブシステムのように通信回線を介して接続された複数のコンピュータを用いて実現されるシステムとして本発明を構成することも可能である。また、本発明が提供される言語は、英語に限らず、ドイツ語、フランス語、スペイン語などアルファベットを用いる他の言語や、アルファベットを用いない日本語などの言語であってもよい。
本発明の単語検索装置の実施の形態を示すブロック図である。 図1の単語リスト記憶手段41の記憶内容の一例を示す図である。 図1の表示装置30の表示例、単語リスト記憶手段41の記憶内容の一例、インジケータ記憶手段42の記憶内容の一例を示す図である。 図1の単語検索手段12の動作を説明するためのフローチャートである。 図1の単語検索手段12の動作を説明するための説明図である。 図1の条件付単語比較手段14の動作(ブリッジの場合)を説明するためのフローチャートである。 図1の条件付単語比較手段14の動作(ブリッジの場合)を説明するための説明図である。 図1の表示装置30の表示例を示す図である。 図1の条件付単語比較手段14の動作(アナグラムの場合)を説明するためのフローチャートである。 図1の条件付単語比較手段14の動作(アナグラムの場合)を説明するための説明図である。 図1の表示装置30の他の表示例を示す図である。 図1の条件付単語比較手段14の動作(デリーションおよびベリアルの場合)を説明するためのフローチャートである。 図1の条件付単語比較手段14の動作(デリーションおよびベリアルの場合)を説明するための説明図である。 図1の条件付単語比較手段14の動作(デリーションおよびベリアルの場合)を説明するための他の説明図である。 図1の条件付単語比較手段14の動作(リバーサルの場合)を説明するためのフローチャートである。 図1の条件付単語比較手段14の動作(リバーサルの場合)を説明するための説明図である。 図1の条件付単語比較手段14の動作(ホモフォンの場合)を説明するためのフローチャートである。 図1の条件付単語比較手段14の動作(ホモフォンの場合)を説明するための説明図である。
符号の説明
1 単語検索装置
10 制御部
11 入力データ一時記憶手段
12 単語検索手段
13 単語リスト検索結果記憶手段
14 条件付単語検出手段
15 表示手段
16 インジケータ検出手段
20 文字入力装置(入力手段)
30 表示装置(表示手段)
40 記憶部
41 単語リスト記憶手段(単語記憶手段)
42 インジケータ記憶手段(条件記憶手段)

Claims (11)

  1. クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する入力手段と、
    複数の単語からなる単語リストを記憶する単語記憶手段と、
    前記問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な前記解答単語文字数の単語を前記単語記憶手段から検索する単語検索手段と、
    前記単語検索手段が検索した単語と前記問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較手段と、
    前記条件付単語比較手段によって前記所定の条件を満たすと判定された単語をその条件ごとに分類して表示する表示手段と
    を具備することを特徴とする単語検索装置。
  2. 特定の文字列と前記所定の条件との対応関係を記憶した条件記憶手段をさらに備え、
    前記条件付単語比較手段が満たすと判定した前記所定の条件に対応する特定の文字列が前記問題文に含まれていた場合に、前記表示手段によってその旨を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の単語検索装置。
  3. 前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語と前記問題文を構成する文字列とが語句のつづり換えの関係を有していることである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の単語検索装置。
  4. 前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語と前記問題文を構成する文字列とが互いに反転した関係を有していることである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の単語検索装置。
  5. 前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中の2以上の単語にまたがって存在していることである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の単語検索装置。
  6. 前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっていることである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の単語検索装置。
  7. 前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中に含まれる1つの単語の一部の文字を消去したものとなっていて、さらに、その消去した文字からなる文字列が、前記単語記憶手段が記憶する前記単語リストに含まれる単語に該当するものとなっていることである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の単語検索装置。
  8. 前記所定の条件が、前記単語検索手段が検索した単語が前記問題文中に含まれる単語とがつづりが異なる同音異義語の関係を有していることである
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の単語検索装置。
  9. 前記単語検索手段が、前記問題文を構成する文字列から単語間の区切りを示す符号を除いた文字列を所定の順序に従って並べ替えた後、前記単語記憶手段に記憶された前記単語リストに含まれる各単語と比較することで、前記単語記憶手段から前記解答単語文字数の単語を検索するものである
    ことを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項記載の単語検索装置。
  10. クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する入力過程と、
    複数の単語からなる単語リストを記憶する単語記憶手段を用いて、前記問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な前記解答単語文字数の単語を単語記憶手段から検索する単語検索過程と、
    前記単語検索過程で検索された単語と前記問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較過程と、
    前記条件付単語比較過程で前記所定の条件を満たすと判定された単語を条件ごとに分類して表示する表示過程と
    を有することを特徴とする単語検索方法。
  11. クリプティック・クロスワードの問題文と解答単語文字数とを入力する入力過程と、
    複数の単語からなる単語リストを記憶する単語記憶手段を用いて、前記問題文を構成する文字列に含まれる複数の文字から生成可能な前記解答単語文字数の単語を単語記憶手段から検索する単語検索過程と、
    前記単語検索過程で検索された単語と前記問題文を構成する文字列とを比較して所定の条件を満たすか否かを判定する条件付単語比較過程と、
    前記条件付単語比較過程で前記所定の条件を満たすと判定された単語を条件ごとに分類して表示する表示過程と
    をコンピュータによって実行するための記述を含むことを特徴とする単語検索プログラム。
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