JP2009063256A - 燃焼圧力センサ付きグロープラグ - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を図ることができるとともに、耐久性の向上を図ることのできる燃焼圧力センサ付きグロープラグを提供する。
【解決手段】燃焼圧力センサ付きグロープラグ100のハウジング1の内部には、圧力検出機構10が収容されている。この圧力検出機構10は、圧力検出素子11を具備している。圧力検出素子11は、当該圧力検出素子11より後端側に配置された配線基板12の先端側に固定されている。配線基板12には、圧力検出素子11から出力された信号等を伝達するための信号用導体120と、ヒータ23に通電して発熱させるための電力供給用導体121とが形成されている。圧力検出素子11より先端側には、この圧力検出素子11に機関の燃焼圧力を伝達するための圧力伝達機構20が設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、自動車用エンジン等の内燃機関に使用される燃焼圧力センサ付きグロープラグに関する。
従来から、燃焼圧力センサ付きグロープラグとして、例えば圧力検出素子を金属ダイアフラムに貼った構造のものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。しかしながら、このような構造の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、金属ダイアフラムを有するため、圧力検出部の大きさが大きくなり、また部品点数が増えるため、小型化を図ることが困難であるという問題がある。また、ヒータを含む圧力伝達部材によって、圧力センサを押圧するようにした燃焼圧力センサ付きグロープラグが知られている(例えば、特許文献2参照。)。しかしながら、この燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、素子電極取り出し部とヒータ電極取り出し用のリード線を設けた構成となっている。このため、小型化を図ることが困難であるという問題と、製作時のリード線のたるみ、振動等の影響等により、このリード線の部分や素子に損傷が発生する可能性があり、耐久性の向上を図ることが困難になるという問題がある。
特開2005−90954号公報 WO2006/027280
上記のとおり、従来技術においては、小型化が図れないという課題や、耐久性の向上を図ることが困難になるという課題があった。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものである。本発明は、小型化を図ることができるとともに、耐久性の向上を図ることのできる燃焼圧力センサ付きグロープラグを提供することを目的とする。
本発明の燃焼圧力センサ付きグロープラグは、筒状に形成されたハウジングと、自身の先端部が前記ハウジングの先端から突出され、自身の後端部が前記ハウジング内に収容された発熱体と、前記発熱体より後端側の前記ハウジング内に設けられ、前記発熱体に直接的、又は間接的に接合され、当該発熱体を介して伝達される燃焼室内の圧力を検出するための圧力検出素子と、を備えた燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、前記圧力検出素子より後端側の前記ハウジング内に設けられ、前記圧力検出素子の電気信号を伝達するための信号用導体と、前記発熱体に通電して当該発熱体を発熱させるための電力供給用導体とが形成された配線基板を有することを特徴とする。
上記した本発明の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、圧力検出素子の信号を伝達するための信号用導体と、発熱体に通電して発熱させるための電力供給用導体とが形成された配線基板によって、圧力検出素子と発熱体の後端側への電気的な引き出しを行うようになっている。これによって、後端側への電気的な引き出しをリード線によって行った場合のように、製作時のリード線の弛み、振動等の影響等により、このリード線の部分や素子に損傷が発生する可能性がなく、耐久性の向上を図ることができる。また、1つの配線基板に信号用導体と電力供給用導体をまとめて一体化して配置することによって、小型化を図ることができる。
上記の配線基板は、耐熱性や耐食性の観点から、耐熱性及び耐食性の得やすいセラミックから構成することが好ましい。また、配線基板は、導体層が複数層に形成された多層配線基板とすることが好ましい。これによって、さらなる小型化と配線部分の耐食性の向上を図ることができる。
配線基板を多層配線基板として場合、信号用導体と、電力供給用導体とを配線基板の異なる層に形成することが好ましい。これによって、電力供給用導体に大電流が流れることによって、信号用導体にノイズが発生することを抑制することができる。
また、このようなノイズの影響を低減するためには、信号用導体と、電力供給用導体との間に接地電位とされた導体層からなる第1シールド導体を形成することが好ましく、さらに、信号用導体に対して、第1シールド導体とは反対側の層に接地電位とされた導体層からなる第2シールド導体を形成し、第2シールド導体と第1シールド導体とによって、信号用導体が挟まれた構成とすることが好ましい。
圧力検出素子は、接着剤等によって配線基板の端部に固着して配設することが好ましい。このようにすれば、圧力検出素子を支持する台座を別途設ける必要がなく、小型化を図れるとともに、圧力検出素子の端子と配線基板の信号用導体とを容易に接続することができる。
また、上記の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、発熱体保持部材であって、前記発熱体を保持する内環部と、前記ハウジングと接合する外環部と、前記内環部と外環部とを接続する可撓性を有する接続部と、からなる発熱体保持部材と、中間接続部材であって、自身の先端側に径方向外方へ突出する鍔部を有する筒状体からなり、当該鍔部が前記発熱体保持部材の外環部に接合される一方、自身の後端側に配線基板保持部材が接合される中間接続部材と、を有し、前記配線基板は前記配線基板保持部材に保持されている構成とすることができる。この場合、前記配線基板は、自身の先端及び後端に対して中央部が幅広に形成され、当該中央部の拡幅された部位を軸方向に係止されて前記配線基板保持部材に保持される構成とすることができ、前記配線基板の前記中央部のうち、前記拡幅された部位には前記導体が形成されていない構成とすることが好ましい。若しくは、拡幅された部位に導体を形成する場合は最表面に例えばガラス等の絶縁膜を形成するとよい。さらにこの場合、前記圧力検出素子は、前記中間保持部材を介して前記発熱体の軸線上の後端側に機械的に剛の状態で前記ハウジングに対して固定されている構成とすることができる。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグでは、発熱体が可撓性を有する接続部を具備した発熱体保持部材によって保持されているので、発熱体先端に燃焼圧力が加わった時に、軸方向後端側に変位して燃焼圧力を効率良く圧力検出素子に伝えられる。また、燃焼圧力センサ付きグロープラグが機関に取り付けられ、ハウジングのシート面が機関に圧接された状態とされることによって、ハウジングが軸方向に撓むように変形した場合は、感圧部はハウジングに対して1箇所で支持されている為、ハウジングの変形影響を受けず、ハウジングの変形による圧力が圧力検出素子に加わることを防止することができる。これによって、圧力検出精度の向上を図ることができる。また、中間接続部材及びこの中間部材に接合された配線基板保持部材によって配線基板がハウジングに対して保持されているので、この配線基板の先端側端部に圧力検出素子を設けること等によって、圧力検出素子を中間保持部材を介して発熱体の軸線上の後端側に機械的に剛の状態でハウジングに対して固定できる。このような構成とすることによって、金属ダイアフラム等を用いることなく、圧力検出素子を発熱体の変位により押圧することができる。これによって、部品点数を少なくすることができ、小型化を図ることができるとともに、圧力を直接検出することができ、良好な燃焼圧力の検出感度を得ることができる。
本発明によれば、小型化を図ることができるとともに、耐久性の向上を図ることのできる燃焼圧力センサ付きグロープラグを提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1,2は、本発明の実施形態に係る燃焼圧力センサ付きグロープラグ100の構成を示すもので、図1は軸線を含む方向における全体構成を示す断面図、図2は軸線を含み図1とは90度異なる方向(図1の紙面に垂直な方向)における要部拡大断面図である。
図1に示すように、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100は、例えば、炭素鋼等の金属からなり、略筒状に形成されたハウジング1を具備している。ハウジング1の外周面には、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100を図示しない機関(エンジン)に取り付けるためのねじ部2が形成されている。このねじ部2より後端側の外周部には、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100を機関に取り付ける際に、スパナやレンチ等の工具を係合させる工具係合部3が設けられている。
ハウジング1の内部には、圧力検出機構10が収容されている。この圧力検出機構10は、圧力検出素子11を具備している。圧力検出素子11は、当該圧力検出素子11より後端側に配置され、台座を兼ねた配線基板12の先端側にガラスペースト又は接着剤等によって固定されている。この配線基板12は、絶縁性セラミック例えばアルミナから構成されており、基板保持部材40によって外周から保持されている。基板保持部材40は、外形が略円筒状に形成され、その内側に配線基板12を収容した状態で配線基板12の両側端部を保持するようになっている。この当該基板保持部材40の先端側には、略円筒状に形成された接続部材30が接続されている。圧力検出素子11より先端側には、この圧力検出素子11に機関の燃焼圧力を伝達するための圧力伝達機構20が設けられている。圧力伝達機構20は、先端面が受圧面21、後端面が圧力検出素子11を押圧する押圧面22とされている。上記の圧力検出素子11、配線基板12、圧力伝達機構20、接続部材30、基板保持部材40が一体化されて圧力検出機構10が構成されている。
図2に示すように、上記圧力伝達機構20は、発熱体として機能する棒状(略円柱状)のヒータ23と、金属環状部材24と、素子押圧部材25及び中間部材26とから構成されている。金属環状部材24、素子押圧部材25及び中間部材26はいずれも金属製(導体)であり、それぞれ、SUS430、Ni合金またはコバール、SUS430からなる。先端側に設けられヒータ23の後端側には金属環状部材24が接続され、さらに金属環状部材24の後端側には、素子押圧部材25が接続され、素子押圧部材25と圧力検出素子11との間には、中間部材26が配設されている。これらの構成により圧力検出素子11への機関の燃焼圧力の伝達が可能となっている。
また、本実施形態では、ヒータ23は絶縁性のセラミック基体230中に導電性のセラミックから構成された発熱抵抗体(図示外)とリード部材231、232とが埋設された発熱体を構成している。リード部材231、232はともに自身の後端側の一部がヒータ23の側周面から露出し、電極取出部233、234をなす。一方の電極取出部233は後述するキャップ部材150の内環部152と当接することにより接続部材30、ハウジング1を介して機関へと接地される。他方の電極取出部234は金属環状部材24と当接することにより、金属環状部材24、素子押圧部材25、中間部材26を介して後述する配線基板12の電力供給用導体121へと接続され、発熱抵抗体への給電がなされる。
図3,4に示すように、配線基板12には、圧力検出素子11から出力された信号を伝達するための複数の信号用導体120と、ヒータ23に通電して発熱させるための電力供給用導体121とが形成されている。図4に示すように、信号用導体120は、配線基板12の両面に形成されており、電力供給用導体121は、一方の面のみに形成されている。電力供給用導体121に流れる電流は、信号用導体120に流れる電流に比べて多いため、電力供給用導体121は、信号用導体120に比べて厚く、幅も広く形成されている。この電力供給用導体121は、例えばAlやNi等からなる導電性のプレート130を介して中間部材26と電気的に接続されている。そして、電力供給用導体121は、このプレート130、中間部材26、素子押圧部材25及び金属環状部材24を介してヒータ23と電気的に接続されている。一方、信号用導体120は、圧力検出素子11とワイヤー等により電気的に接続されている。
なお、上記のプレート130は、導電性接着剤又は溶接等によって、電力供給用導体121及び中間部材26と固着するが、このプレート130に変えてワイヤー等を接合することによって電力供給用導体121と中間部材26とを接続しても良い。また、中間部材26とプレート130とを一体形成してもよい。ヒータ通電用の電気経路には、例えば7A程度の電流が流れるため、上記の電力供給用導体121等は、電気抵抗の少ない金属、例えば、金、銀、銅等によって構成することが好ましい。この配線基板12は、図1,2に示したように、外周から基板保持部材40を介してハウジング1内に収容されている。なお、この配線基板12は一般的なセラミック製の機械部品を作製するのと同様に原料粉末を混合し、グリーンシートを作製し、焼成して基板を作製する。次いで、上述の金属を用いた導体ペーストにより導通路を基板上に形成し、焼成することによって配線基板12を得ることができる。また、図3に示すように、配線基板12は、自身の先端及び後端に対して、中央部に幅広に形成された拡幅された部位125を有している。この拡幅された部位125には、上記した導体が形成されておらず、この部分において基板保持部材40により係止されるようになっている。
また、接続部材30はSUS430製の金属部材であり、略筒状をなす。先端側が厚肉に、径方向に膨出するようにフランジ固定部14を形成し、フランジ固定部14から後端側は薄肉の円筒部301として構成する。円筒部301の内径は基板保持部材40を保持できるように本実施形態では基板保持部材40の先端部の外径と略同一径として嵌合させ圧入及び溶接により保持している。
また、基板保持部材40は、SUS430等の金属からなる外径略筒状の複数の部材(図2に示す例では、先端側部材401,中間部材402,後端側部材403の3つ)を軸方向に連なるよう接続して構成されている。これらの部材のうち、先端側部材401と後端側部材403は、中間部材402に比べて肉厚に構成されており、これらの先端側部材401と後端側部材403によって、図3に示す配線基板12の中央部の拡幅された部位125の先端部分及び後端部分を支持するようになっている。
このように、本実施形態では、信号用導体120と電力供給用導体121とが形成された配線基板12によって、圧力検出素子11及びヒータ23が電気的にハウジング1の後端側に引き出されているので、リード線を用いて電気的に後端側に引き出した場合のように製造時のリード線の弛み等が生じることがない。このため、振動によるリード線の破損等が生じることがないので、信頼性の向上を図ることができる。なお、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100において、上記の配線基板12が配置される部位は、ねじ部2より先端側であり、機関に取り付けて使用される際には、高温に晒される部位である。このため、配線基板12は、耐熱性及び耐腐食性を有するセラミックにより構成することが好ましい。
図3,4に示した配線基板12では、同一の面に、信号用導体120と電力供給用導体121が形成されているが、図5〜7に示す配線基板112のように、信号用導体120を一方の面に形成し(図5参照。)、電力供給用導体121を他方の面に形成して(図7参照。)、信号用導体120と電力供給用導体121とを配線基板112の異なる面に配置する(図6参照。)こともできる。この場合、電力供給用導体121に流れる電流により信号用導体120にノイズが発生することを軽減することができる。
また、配線部分の酸化、腐食等の劣化を防止する意味からは、図8に示す配線基板212のように、多層配線基板の内側の層に、信号用導体120と電力供給用導体121とを形成することが好ましい。さらに、電力供給用導体121に流れる電流による信号用導体120へのノイズの影響を軽減するためには、図9に示す配線基板312のように、信号用導体120と電力供給用導体121との間に介在させるように、接地電位とされたシールド導体122を略配線基板312の略全面に設けることが好ましい。
また、図10に示す配線基板412では、信号用導体120と電力供給用導体121との間にシールド導体122を介在させるとともに、電力供給用導体121を基板の表面層に設けたものである。
図11に示す配線基板512では、信号用導体120と電力供給用導体121との間にシールド導体122が設けられるとともに、信号用導体120に対してシールド導体122とは反対側に第2のシールド導体としてシールド導体123が設けられ、信号用導体120の両側にシールド導体122,123が設けられた構造となっている。また、図12に示す配線基板612では、図11の配線基板512のシールド導体123が、一方の基板面に露出するように設けられたものである。以上のような構成の配線基板112,212,312,412,512,612も用いることができる。以上図8〜図12に示すような配線基板212,312,412,512,612を作製するには、個別に作製した複数のセラミック基板に信号用導体120及び電力供給用導体121の導通路を形成し、ビア(孔)を穿ち、ビア内に導体を充填、塗布を行い層間の導通を図るといった一般的なセラミック多層基板を作製するのと同様にすればよい。
図1,2に示すように、上記の配線基板12を保持するための基板保持部材40が接続された接続部材30の先端には、フランジ固定部14が形成されている。一方、ハウジング1の先端部分には、先端部分を封止するためのキャップ部材150が設けられている。そして、フランジ固定部14が、キャップ部材150の後端側とハウジング1の先端側とに狭持される形で溶接等により一体化されている。このキャップ部材150の先端側には、テーパ状とされ、機関と密接するためのシート面151が形成されている。また、キャップ部材150は、ヒータ23との電気的導通機能を持つとともに、ハウジング1に対してヒータ23を変位可能に保持する機能を有している。すなわち、ヒータ保持部材を兼ねたキャップ部材150は、ヒータ23を保持する内環部152と、ハウジング1と接合する外環部153と、内環部152と外環部153とを接続する薄肉とされ可撓性を有する接続部154とから構成されている。このように、キャップ部材50のシート面51の内周部分に薄肉とされた接続部154が設けられているため、機関の燃焼圧力の変動によりシート面51やハウジング1に対して、ヒータ23が相対的に変位可能となっている。
上記のように、圧力検出素子11、配線基板12、圧力伝達機構20、接続部材30、基板保持部材40が一体化されて圧力検出機構10が構成され、この圧力検出機構10のフランジ固定部14が、キャップ部材50の後端側とハウジング1の先端側とに狭持される形でハウジング1内に保持されている。このように、一体化された圧力検出機構10が、フランジ固定部14の1箇所のみでハウジング1に固定されているので、ハウジング1が撓むように変形した場合でも、その変形による圧力が、圧力検出素子11に加わらない構造となっている。
配線基板12の後端側には、圧力検出素子12からの出力信号を引き出すためのフレキシブル基板50、ヒータ23へ電力を供給するための電力供給配線51が、前述した信号用導体120、電力供給用導体121と電気的に接続された状態で配設され、電気的にハウジング1の後端まで引き出されている。なお、フレキシブル基板50には、圧力検出素子11からの出力信号を処理する信号処理回路等を設けることができる。この信号は、ECUなどの制御機器に入力され、機関(エンジン)内における燃焼圧の変化が検知される。
上記構成の燃焼圧力センサ付きグロープラグ100は、先端側が燃焼室内に位置するように内燃機関に取り付けられ、ヒータ23に通電して発熱させることによって内燃機関の始動を補助する。また、燃焼室内の圧力がヒータ23の先端の受圧面21に加わると、ヒータ23、押圧部材25、中間部材26が後端側に向けて僅かに変位することによって、圧力伝達機構20を介して圧力検出素子11にその圧力が効率良く伝わる。
上記圧力検出素子11は、例えば、Si素子、SOI素子から構成され、圧力が加わった際の歪みに応じた電気信号を出力するように構成されている。この圧力検出素子11を構成する場合、図13に示すように、ガラス、金属等からなる基板60に、Si素子、SOI素子等の素子61を接合した構造とすることができる。素子61の表面にはピエゾ抵抗体が形成されており、素子61が押圧された際の抵抗値の変化から圧力を検出する。
本実施形態の燃焼圧力センサ付きグロープラグ100では、上記のようにして形成された圧力検出素子11を、台座を兼ねた配線基板12に配置して圧力伝達機構10で直接押圧する構成となっているので、構成部品の数を少なくすることができ、また従来に比べて小型化を図ることができる。また、圧力を直接検出するようになっているので、良好な燃焼圧力の検出感度を得ることができる。
また、圧力検出機構10は、フランジ固定部14の部分の1箇所のみでハウジング1に支持されるため、シリンダヘッド変形に伴うハウジング1の歪みの影響を受けず、振動等に起因するノイズの発生を低減することができる。さらに、燃焼圧力センサ付きグロープラグ100では、圧力伝達機構20の長さがハウジング1に比べて短くなっており、かつ、焼圧力センサ付きグロープラグ100全体における先端側でハウジング1に支持された構造となっているので、圧力伝達機構20における共振周波数が高くなっている。このため、燃焼サイクルによって圧力伝達機構に加わる軸方向の周期的なノイズと共振し難い構造となっている。したがって、ノイズに共振することによって検出精度が低下することを防止することができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上記実施形態等に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
本発明の実施形態に係る燃焼圧力センサ付きグロープラグの全体構成を示す断面図。 図1の燃焼圧力センサ付きグロープラグの要部を拡大して示す断面図。 図1の燃焼圧力センサ付きグロープラグの配線基板を拡大して示す上面図。 図3の配線基板の側面図。 他の配線基板の例を示す上面図。 図5の配線基板の側面図。 図5の配線基板の下面図。 他の配線基板の例を示す縦断面図。 他の配線基板の例を示す縦断面図。 他の配線基板の例を示す縦断面図。 他の配線基板の例を示す縦断面図。 他の配線基板の例を示す縦断面図。 圧力検出素子の構成を説明するため図。
符号の説明
1……ハウジング、2……ねじ部、3……工具係合部、10……圧力検出機構、11……圧力検出素子、12……配線基板、20……圧力伝達機構、21……受圧面、22……押圧面、23……ヒータ、30……接続部材、100……燃焼圧力センサ付きグロープラグ。

Claims (11)

  1. 筒状に形成されたハウジングと、
    自身の先端部が前記ハウジングの先端から突出され、自身の後端部が前記ハウジング内に収容された発熱体と、
    前記発熱体より後端側の前記ハウジング内に設けられ、前記発熱体に直接的、又は間接的に接合され、当該発熱体を介して伝達される燃焼室内の圧力を検出するための圧力検出素子と、
    を備えた燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記圧力検出素子より後端側の前記ハウジング内に設けられ、前記圧力検出素子の電気信号を伝達するための信号用導体と、前記発熱体に通電して当該発熱体を発熱させるための電力供給用導体とが形成された配線基板を有する
    ことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  2. 請求項1記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記配線基板が、セラミックから構成されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  3. 請求項1又は2記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記配線基板が、導体層が複数層に形成された多層配線基板とされていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  4. 請求項3記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記信号用導体と、前記電力供給用導体とが前記配線基板の異なる層に形成されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  5. 請求項4記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記信号用導体と、前記電力供給用導体との間に接地電位とされた導体層からなる第1シールド導体が形成されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  6. 請求項5記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記信号用導体に対して、前記第1シールド導体とは反対側の層に接地電位とされた導体層からなる第2シールド導体が形成され、当該第2シールド導体と前記第1シールド導体とによって、前記信号用導体が挟まれていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  7. 請求項1〜6いずれか1項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記圧力検出素子が、前記配線基板の端部に配設されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    発熱体保持部材であって、
    前記発熱体を保持する内環部と、前記ハウジングと接合する外環部と、前記内環部と外環部とを接続する可撓性を有する接続部と、からなる発熱体保持部材と、
    中間接続部材であって、
    自身の先端側に径方向外方へ突出する鍔部を有する筒状体からなり、当該鍔部が前記発熱体保持部材の外環部に接合される一方、自身の後端側に配線基板保持部材が接合される中間接続部材と、
    を有し、
    前記配線基板は前記配線基板保持部材に保持されていることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  9. 請求項8記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記配線基板は、自身の先端及び後端に対して中央部が幅広に形成され、当該中央部の拡幅された部位を軸方向に係止されて前記配線基板保持部材に保持されることを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  10. 請求項9記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記配線基板の前記中央部のうち、前記拡幅された部位には前記導体が形成されていないことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
  11. 請求項8〜10いずれか1項記載の燃焼圧力センサ付きグロープラグにおいて、
    前記圧力検出素子は、前記中間保持部材を介して前記発熱体の軸線上の後端側に機械的に剛の状態で前記ハウジングに対して固定されている
    ことを特徴とする燃焼圧力センサ付きグロープラグ。
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