以下、図1から図12を参照して、この実施の形態に係る生体光計測装置を具体的に説明する。この実施の形態に係る生体光計測装置は、脳のある部位が活動をすると、それに伴って、その部位に酸素を送る為の血液量が増大することを利用して、生体内の局所的な血液動態変化を計測する装置である。具体的には、頭皮上から近赤外光を照射し、この近赤外光が血液中のヘモグロビンによる散乱を計測することで、大脳の表面付近の血液量の変化を計測し、それを2次元的なマップ等に表わすなどして簡便に脳の働きを観察することができる。ここで、近赤外光とは、可視光より波長の長い領域の電磁波である。
先ず、図1を参照して、この実施の形態に係る生体光計測装置のプローブ装置の概略構造を説明する。ここで、図1はこの実施の形態に係るプローブ装置の概略構成図であり、(a)図がプローブ装置の外観斜視図、(b)図が(a)図のA−A破線部の断面図、(c)図がプローブの拡大断面図を示している。
図1において、この実施の形態に係るプローブ装置100は、シート状のプローブ保持体200と、このプローブ保持体200に所定の間隔で取り付けられる複数の発光プローブ300及び複数の検出プローブ400と、前記プローブ保持体200を被検者の頭部(検査部位)の所定の位置に保持するシート保持部500と、このシート保持部500を被検者に装着するための固定バンド部600とを含んで構成される。
前記プローブ保持体200は、信号や電源を配線する配線シートを含む複数のシート材を積層した積層部材であり、発光プローブ300と検出プローブ400の姿勢を維持できる柔軟性のある保持機能と、外光の頭部への進入を防ぐ遮光機能と、信号や電源の配線を包含する配線機能とを備えている。即ち、このプローブ保持体200は、その平面上に、発光プローブ300の両隣に検出プローブ400を位置するように、交互にかつマトリックス状に配置されるように複数の発光プローブ300と複数の検出プローブ400とを支持する。また、このプローブ保持体200は、前記2種類のプローブの姿勢を保持する適度の柔軟性と強度を備えるとともに、検査部位への外光の侵入を防止し、かつ発汗に伴う通気性をも確保している。
前記発光プローブ300と複数の検出プローブ400は、図1の下部右側の吹き出し内に示すように、同様な構造を備えている。ここでは、検出プローブ400の構造を中心に説明し、発光プローブ300については検出プローブ400との相違点を中心に説明する。
図1の下部右側の吹き出し内に示すように、検出プローブ400は、検出ユニット411を備えた検出プローブ本体410と、この検出プローブ本体410をプローブ保持体200の前記所定の位置に取り付ける検出プローブ取付部450とから構成される。一方、発光プローブ300は、前記検出ユニット411と同様な構造を有する発光ユニット311を備えた発光プローブ本体310と、この発光プローブ本体310をプローブホルダ200の前記所定の位置に取り付ける発光プローブ取付部350とから構成される。さらに、検出プローブ本体410と発光プローブ本体310は、その露出面を覆う同じ構造を備えたキャップ部700が取り付けられる。なお、このキャップ部700は、その機能を識別するために異なる色彩を施すようにしてもよい。
検出プローブ本体410と発光プローブ本体310は、いずれも、被検者側に主突起部412を備え、この主突起部412の先端と検出ユニット411または発光ユニット311とを連通する光フアイバー413が設けられている。そして、この実施の形態では、この主突起部412の周囲に複数のサブ突起部414を配置した構造を採用している。また、発光プローブ300も同様に被検者50との接触面60に照射用の光フアイバー413を備えた主突起部412を備え、この主突起部412の周囲に複数のサブ突起部414を配置した「複数の点からなる面接触」構造を採用している。
また、検出プローブ本体410と発光プローブ本体310は、主突起部412を中心に回転可能に前記検出プローブ取付部450または発光プローブ取付部350に取り付けられている。この複数のサブ突起部414と回転構造によれば、被検者の毛髪の掻き分け機能と、プローブ自身の姿勢制御を図ることができる。
そして、この実施の形態に係るプローブ装置の大きな特徴の1つは、シート状のプローブ保持体200の周囲を保持して、このプローブ保持体200と披検者の頭皮との間を所定の間隔に維持するとともに、プローブ保持体200と披検者の頭皮とで遮光された遮光空間501を確保するシート保持部500を採用した点にある。この遮光空間501を形成した実施の形態によれば、検出プローブ本体410と発光プローブ本体310の姿勢を変更するに十分な空間で、かつ、発汗に伴う通気性を確保するに十分な空間が確保される。しかも、このシート保持部500は、ゴムなどの軟質材料で形成されるため、被検者への装着が容易である。
また、シート保持部500は、両側の電子基板配置502に差動増幅器とA/D変換器とプローブ通信部などを内蔵しているので、このプローブ装置を装着することでスタンバイ状態をとることができるので、相応性の向上を図ることができる。
以下、図2から図12を参照して、この実施の形態に係る検査装置をさらに詳細に説明する。なお、同一部位や矢印などは同一符号を以って示し、重複した説明を省略する。
先ず、図2を参照して、この第1の実施の形態に係る生体光計測装置の概略構造を説明する。図2は、この実施の形態に係る生体光計測装置の概略構成図を示している。
図2において、符号1で総括的に示す生体光計測装置は、被検者の頭部に装着するプローブ装置100と、このプローブ装置100から出力される電気信号を画像処理してマップ等の表示を行う生体光計測装置本体10とを含んで構成される。前記したように、前記プローブ装置100は、プローブ保持体200と複数の発光プローブ300と複数の検出プローブ400とシート保持部500と固定バンド部600とキャップ部700などを含んで構成される。
この実施の形態に係るプローブ装置100は、プローブ保持体200を略横長の長方形に形成し、このプローブ保持体200の周囲を厚み(奥行き)のあるシート保持部500で囲い、このシート保持部500の長手方向の両端に固定バンド部600を取り付けることにより、「ゴーグル形状」の外観を備えるようにしている。そして、この実施の形態によれば、前記プローブ保持体200の長手方向を被検者の頭部の横姿勢となる方向で被検者の頭部に押し当ててセットする。この姿勢であれば、前記プローブ保持体200は、シート保持部500を介して、被検者の頭部の所定の位置に、所定の隙間を以って、しかも遮光された遮光空間501を確保してセットされる。しかも、シート保持部500は柔軟性のある材料で形成されるので、ほぼ球体状の被検者の頭部の形状に合わせて湾曲する形状とすることができるから、このプローブ保持体200を被検者の頭部にフイットさせることができる。さらにまた、固定バンド部600は長さ調整可能な既存の構造を備えているので、被検者の体系に合わせてプローブ装置100を被検者の頭部の所定の位置にセットすることができる。
また、このシート保持部500は、長手方向の両側にそれぞれ電子基板配置502を備えている。即ち、図2の左下の吹き出し内に示すように、差動増幅器550とA/D変換器551とプローブ通信部552と、電源部560とを備えている。この実施の形態では、プローブ保持体200の積層部材の1つとして配線シート230を採用している。この配線シート230は、マトリックス状に配列された発光プローブ300と検出プローブ400の間を這うように配線されるような複数の帯状シートから構成される。この実施の形態では、配線シート230は左右に分断された一対の構造を備えて、接続される左右の発光プローブ300と検出プローブ400を両側に配置される電子基板配置502に配線している。
なお、この実施の形態では、マトリックス状に配置される発光プローブ300と検出プローブ400を左右に分け、これを左右一対の配線シート230で左右の電子基板配置502に配線しているが、これに限定されるものではない。例えば、発光プローブ300と検出プローブ400とを分けて、これを左右に配線する構造でもよく、あるいは、一行ごとに左右に分けて配線してもよく、あるいは、片側に集約した電子基板配置502に配線するようにしてもよい。
さらにまた、この実施の形態では電子基板配置502をシート保持部500に設けたが、電子基板配置502をコードを介して接続される別体のホルダ基板部に設けてもよい。
一方、複数の発光プローブ300と検出プローブ400は、斜線で示した発光プローブ300の両隣に検出プローブ400を位置するように、交互にかつマトリックス状に配置される。このため、1つの発光プローブ3Aから照射された光は、X方向とY方向の両隣に配置される4個の検出プローブ4A、4B、4C、4Dの検出部411で検出することができる。言い換えれば、1つの検出プローブ400は、X方向とY方向の両隣に配置される4個の発光プローブ300から照射された光を検出することができる。つまり、この実施の形態によれば、プローブ装置100が装着されている領域全体の血液動態変化を計測することができる。
また、発光プローブ300と検出プローブ400は、図2の下部右側の吹き出し内に示すように、同様な構造を備えている。ここでは、検出プローブ400の構造を中心に説明し、発光プローブ300については検出プローブ400との相違点を中心に説明する。
前記発光ユニット311は、図2の左上の吹き出し内に示した光源部315と外来起因の雑音を除去するために発振器316とを備えている。ここで、発光部311としては、半導体レーザ、チタンサファイアレーザ、発光ダイオード等を用いることができるが、この実施の形態では発光ダイオードを備えた発光部311を採用した発光プローブ本体310の事例で説明している。
また、前記検出ユニット411は、図2の右上の吹き出し内に示した検出部415とロックアップ416と対数増幅器417とを備えている。ここで、検出部411としては、フォトダイオードや光電子増倍管等の光電変換素子を用いることができるが、この実施の形態ではフォトダイオードを備えた検出部411を採用した検出プローブ本体410の事例で説明している。
他方、前記生体光計測装置本体10は、計算機11と、表示部12と、本体通信部13とを含んで構成される。この実施の形態では、この生体光計測装置本体10と前記プローブ装置100にそれぞれ本体通信部13とプローブ通信部552を設けることにより、この生体光計測装置本体10とプローブ装置100とをコードレスで電気的に接続することができる。このため、プローブ装置100を頭部に装着した被検者は、前記生体光計測装置本体10とコードを介して接続されること無く、電気的に接続されるため、このコード類による束縛を受けることなく、被検者の検査結果を前記生体光計測装置本体10で計測することができる。
この生体光計測装置1によれば、電子基板配置502の電源部560から電源供給を受けて光源部315から発せられる約1.5mWの弱い近赤外光(光)は、図示しないレンズ系を用いて光源部315内で集光されて、この光源部315の下部に設けられる突起部412の照射用の光ファイバー413を介して被検者50の頭部に照射される。光源部315から発せられる光は、外来起因の雑音を除去するために発振器316により100Hz〜10MHz程度の任意の周波数fで強度変調されている。
用いる光の波長は、生体内の注目物質の分光特性によるが、血液内のHbとHbO2との濃度から酸素飽和度や血液量を計測する場合には600nm〜1400nmの波長範囲の光の中から1あるいは複数波長選択して用いる。被検者50の頭部に照射された光は、照射用の光ファイバー413の視野の領域を通過し、この領域内の血管等の局所的に血液動態が変化する領域を通過して、検出部411の下部に形成される突起部412の検出用の光ファイバー413を介して検出部415で検出される。
検出用の光ファイバー413を介して検出部411で検出された光は、この検出部411で光電変換され、通過光の強度が電気信号の強度として出力される。複数の検出部411から出力された通過光強度を表わす電気信号は、それぞれのロックインアンプ416により光源の光強度変調周波数成分のみが抽出され、それぞれの対数増幅器417で対数変換された後に配線シート230を介して電子基板配置502に収集される。
複数の検出部411で収集された信号は電子基板配置502の差動増幅器550に入力される。この差動増幅器14では、例えば、検出プローブ400aからの出力は負極に入力され、検出プローブ400bからの出力は正極に入力され、その結果として、異なる2ヵ所の位置での通過光強度の差分信号が、出力信号として出力される。この差動増幅器14からの出力信号は、逐次A/D変換器15でデジタル信号に変換され、プローブ通信部552を介して生体光計測装置本体10に送信される。
本体通信部13を介して生体光計測装置本体10に受信した信号は計算機16に取り込まれて処理された後、表示装置17に時系列データとして表示される。ここで、この実施の形態では、本体通信部13とプローブ通信部552とを無線通信方式のものを採用しているが、赤外線や他の通信手段を介して信号の送受信を行うようにしても良い。もちろん、コードを介して接続してもよいが、その場合、被検者の行動の自由度が束縛されることになる。
また、この実施の形態では、図2の右下の吹き出し内に図示するように、シート状のプローブ保持体200を、このプローブ保持体200の外表面に設けられる外シート221と、このプローブ保持体200の被検者の頭部側の内表面に設けられる内シート222と、外シート221と内シート222との間に設けられる遮光シート223と配線シート230とで構成している。この実施の形態では、前記外シート221と内シート222を、5mmから10mmの厚さの範囲で形成される樹脂繊維で形成される立体織物地で構成する。
この立体織物地は、一般に、三次元織物とも呼ばれるものであり、縦、横、垂直の3方向に繊維材料(糸状)を立体的に組織した織物であり、連結糸の素材としては、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリトリメチレンテレフタレート等から製造されるポリエステル系繊維、綿、キュプラレーヨン、ビスコースレーヨン、精製セルロース繊維等のセルロース系繊維、ナイロ6、ナイロン66等から製造されるポリアミド系繊維等、何れの繊維であってもよい。繊維の形態は、フィラメント糸やスパン糸の何れの繊維を採用してもよい。
この実施の形態では、この立体織物地を採用することことにより、その適度な厚みで、前記発光プローブ取付部350または検出プローブ取付部450を軽量化を図りつつ確り保持するとともに、この織物地内に形成される空間を介して被検者の発汗を良好なものとすることができる。
一方、遮光シート223は、立体織物地で形成されるプローブ保持部220の遮光性の悪さを向上するものであり、この実施の形態では、黒色の樹脂繊維の布地を外シート221と内シート222間に挿入する。この遮光シート223の採用により、外光がプローブ保持部220内に進入することを防ぐとともに、頭皮から反射する反射光も吸収して測定性能を向上する効果も期待できる。
また、この実施の形態では、配線シート230として、例えば、薄い樹脂フイルムの表面に銅箔などを貼り付けた帯状のフレキシブルプリント配線板を採用している。これにより、プローブ保持部220の厚さムラを起こすことなく配線が施された積層構造を実現することができる。
また、この実施の形態では、前記プローブ保持体200を熱圧着して、被検者の頭部の湾曲形状に合った湾曲した立体形状に形成している。
また、この実施の形態では、検出プローブ本体410の主突起部412の周囲に複数のサブ突起部414を配置した「複数の点からなる面接触」構造を採用している。
従来技術の発光プローブや検出プローブは、被検者50との接触面60に照射用または検出用ファイバーを直接または突起部で補強した構造を備えた「1点の点接触」方式を採用している。このため、プローブホルダに複数取り付けられる各プローブ本体の先端部に突出して設けられる光フアイバーの先端部を頭部皮下に対して垂直の姿勢に維持させることが難しいという課題を備えている。従来技術においては、微調整つまみを備えて、光フアイバーの先端部の姿勢を変更可能としたものがあるが、多くのプローブの垂直の姿勢を調整することに時間がかかるなどの課題を備えている。
この実施の形態では、被検者50の生体表面(接触面60)との接触を、その軸心に前記光照射手段(発光部311)または光検出手段(検出部411)と外部を連通する光伝達手段(照射用ファイバー313または検出用ファイバー413)を備えた主突起部412と、この主突起部412の周囲に突出する長さが略同じ長さの複数のサブ突起部414を備えた構造としているので、前記光伝達手段を生体表面に垂直な姿勢で支持し易くすることができる。
この実施の形態では、図2の下部吹き出しに図示したように、前記主突起部412の同心円P1、P2上に各4個のサブ突起部414を等間隔に設けることで、4方向の傾きを抑制することができるので、前記従来技術の課題を軽減することができる。
特に、この実施の形態では、シート保持部500を介して、プローブ保持体200の上部への突出寸法を短く、プローブ保持体200と生体表面(接触面60)との間の距離を長く形成しているので、プローブ保持体200に保持される発光プローブ300と検出プローブ400は、主突起部412の先端を生体表面(接触面60)に密着しにくくなる。この点、この実施の形態では、サブ突起部414により4方向の傾きを抑制することができるので、前記課題を解決することができる。
なお、サブ突起部414は主突起部412の周囲に3個以上あれば、サブ突起部414を備えた検出プローブ本体410が垂直な姿勢で自立するので、前記同様な効果が期待できる。
また、この実施の形態では、サブ突起部414を柔軟性のある樹脂材料やゴムやエラストマ等のやや軟質の材料により形成することで、被検者50に優しく、かつ、検出プローブ本体410の垂直姿勢をし易くすることができる。前記したように発光プローブ300も同様な構造を備えることで同様な作用効果を得ることができる。
また、この実施の形態では、主突起部412と複数のサブ突起部414を主突起部412を中心に回転可能に支持している。この種の生体光計測装置においては、生体表面の毛髪が邪魔をして被検者50の生体表面に光フアイバーの先端を密着させ難い課題がある。しかし、従来技術においては、プローブと頭部皮下との接点が「1点接触」となっているため、この光フアイバーの先端部で毛髪を掻き分けて調節することとなるため、毛髪を掻き分けてながら多くのプローブの垂直の姿勢を調節することに時間がかかるとの課題を備えている。
この実施の形態では、主突起部412とサブ突起部414を備えた発光プローブ本体310と検出プローブ本体410が主突起部412を中心に回転可能に支持されるので、このサブ突起部414を回転させることにより、サブ突起部414の先端が毛髪を掻き分けるから、検出用ファイバー413の先端部を生体表面に密着させ易くなる。しかも、サブ突起部414が主突起部412を中心に回転することにより、検出プローブ本体410の垂直な姿勢を取りやすくすることができる。
更に、サブ突起部414を柔軟性のある材料で形成することで、検出用ファイバー413を軸心に備えることでサブ突起部414より強度のある主突起部412を中心に柔軟性のあるサブ突起部414が回転することで、毛髪の掻き分けや姿勢制御を容易に行うことができる。加えて、この実施の形態では、主突起部412の周囲に2段のサブ突起部414を備えることで、回転する範囲を少なくしても毛髪を掻き分けることができる。
なお、前記したように発光プローブ300も同様な構造を備えることで同様な作用効果を得ることができる。
また、この実施の形態では、発光プローブ本体310と検出プローブ本体410をプローブ保持体200の外表面に露出させ、この露出部にキャップ部700を取り付けることにより、このキャップ部700を介して、発光プローブ本体310と検出プローブ本体410を回転させることができる。これにより、プローブ装置100を被検者に取り付けた状態でもプローブ保持体200の外表面に露出したキャップ部700を指などで摘んで回転させることができるから、簡単に前記サブ突起部414を回転させることができるから、前記毛髪の掻き分けや姿勢の変更を簡単に行うことができる。
また、この実施の形態では、発光プローブ本体310と検出プローブ本体410のキャップ部700で覆われる部分に、信号コネクタ418を設けている。これにより、キャップ部700の着脱により結線が容易となる。しかも、前記結線は、発光プローブ本体310と検出プローブ本体410の回転に影響されないので断線が少なく、また、その結線部はキャップ部700により隠蔽されるので、結線部の脱落がなく美観も向上する。
また、この実施の形態では、発光プローブ本体310と検出プローブ本体410を、発光ユニット311または検出ユニット411を備えた第1筺体421と、この第1筺体421の周囲に回転可能に取り付けられる第2筺体422とで構成している。前記第1筺体421は、主突起部412とサブ突起部414が設けられ、前記第2筺体422は、発光プローブ取付部350または検出プローブ取付部450と着脱可能に取り付けられている。
この構造によれば、前記主突起部412とサブ突起部414を備えた第1筺体421を回転させることができるし、また、第1筺体421と第2筺体422とからなる検出プローブ本体410を検出プローブ取付部450から着脱することができる。
また、前記第2筺体422は、バネ体423を備えているので、このバネ体423を介して第1筺体421を被検者方向にスライド移動させることができるので、被検者の頭部の凹凸に合わせて複数の点接触からなる面的接触の密着度を向上させることができる。
次に、図3から図8を参照して検出プローブの周辺構造を更に詳細に説明する。図3は、検出プローブの周辺構造の展開図である。図4は検出プローブの周辺構造の展開図である。図5は検出プローブの断面図である。図6は検出プローブの外観図であり、(a)図が正面図、(b)図が右側面図(c)図が背面図、(d)図が左側面図、(e)図が平面図、(f)図が底面図である。図7が検出プローブの伸縮機構の説明図であり、(a)図が断面図、(b)図が伸ばした状態の斜視図、(c)図が縮めた状態の斜視図である。図8が検出プローブの回転状態の説明図であり、(a)図が外観斜視図、(b)図が底面図である。ここで、前記したように、発光プローブ300は検出プローブ400と同様な構造を備えているため、ここでは説明を省略する。
図3において、プローブ保持体200は、所定の位置に検出プローブ取付部450を取り付けるための複数の開口部224が設けられている。そして、このプローブ保持体200は、一対の外シート221と内シート222との間に、遮光シート223と配線シート230と設けられる積層構造を備えている。この実施の形態では、外シート221側に配線シート230を設け、内シート222側に遮光シート223を設ける。
さて、この実施の形態では、検出プローブ取付部450を高さの低い筒状の外観を備え、その一端側に一対の外周に張り出したリング状のフランジ部454が設けられ、一対のフランジ部454の間に開口部224を嵌合して固定される。
この実施の形態では、組み立てにあったっては、予め開口部224が形成された外シート221と内シート222と遮光シート223を準備し、これに配線シート230を所定の順番で、しかも前記開口部224で位置合わせして熱圧着して接合する。この接合の際、前記開口部224から配線シート230の結線端子230aを露出させて熱圧着することで、後の検出プローブ400との接合が容易となる。
周囲を所定の大きさに切断されたプローブ保持体200は、その周囲端部をシート保持部500の内側に形成した接合溝503に挿入して接着剤などで固定する。この固定の際に、配線シート230の他端を電子基板配置502に接合させる。
一方、プローブ保持体200の所定の位置に固定された検出プローブ取付部450(発光プローブ取付部350)には、検出プローブ本体410(発光プローブ本体310)が着脱可能に取り付けられる。そして、検出プローブ取付部450に取り付けられた検出プローブ本体410は、その上部に設けた信号コネクタ418に前記配線シート230の結線端子230aを接続する。
また、前記検出プローブ本体410の上部には信号コネクタ418に隣接してキャップ取付穴419が設けてあり、このキャップ取付穴419にキャップ部700に形成した接続棒701(図5参照)を挿入してキャップ部700を取り付けることができる。
次に、図4から図8を参照して、検出プローブ本体410の具体的な構造と検出プローブ取付部450との取り付け構造を説明する。図4において、検出プローブ本体410は円柱形状の第1筺体筒状421と、その周囲に配置される第2筺体422とから構成される。
図4において、第1筺体筒状421は、円柱形状の上面に前記信号コネクタ418とキャップ取付穴419が設けられ、円柱形状の下面には主突起部412と複数のサブ突起部414が設けられている。更に、円柱形状の周側面の下端部には外側に張り出したフランジ424が形成され、周側面の上端部には対向する位置に1対の突起部425が設けられている。
一方、第2筺体422は、筒状の外周筺体426とコイル状のバネ体423とから構成される。外周筺体426の上端部は対向する位置に一段低く形成される凹部427が形成され、凹部427と90度ずれた位置に外側と上方(中心軸方向)に張り出した把持部428が形成される。この把持部428は、検出プローブ本体410と検出プローブ取付部450との着脱にのための指摘み部として利用することができる。
そして、第1筺体421と第2筺体422は、第1筺体421の外周にバネ体423が挿入され、次に外周筺体426が挿入されて、フランジ224と突起部425との間にバネ体423と外周筺体426とが挟まれて保持されるように組み立てられる。この構造によれば、バネ体423の一端はフランジ224に固定され、他端は外周筺体426を突起部425側に押し付けるように作用する。他方、外周筺体426は一端側は突起部425に阻止されて移動できないが、他端側へはバネ体423が伸縮するので第1筐体421をスライド移動させることができる。
また、前記外周筺体426の外周には対向する位置に一対の固定突起429設けられる。一方、検出プローブ取付部450の内面には、上端から下方に伸び、更に横に伸びるL型の結合溝451が形成される。この構造によれば、組み立てられた検出プローブ本体410を、外周筺体426の固定突起429が検出プローブ取付部450の結合溝451に合うように挿入して、そして回転させれば、検出プローブ取付部450に検出プローブ本体410を固定することができる。
このように、この実施の形態では、検出プローブ取付部450に対して検出プローブ本体410を簡単に着脱することができるので、検出プローブ本体410のメンテナンスが容易である。
また、この実施の形態では、第1筺体421は、その周側面に設けた突起部425が外周筺体426の凹部427に填まり込み、突起部425が凹部427上を円周方向に移動することで検出プローブ本体410を回転することできる。したがって、検出プローブ本体410の回転は凹部427の円周方向の角度Θ1の範囲で揺動するように回転させることができる。これは、回転範囲を自由にすると、信号コネクタ418と結線端子を230aとの結線に障害が生じ、また、毛髪の掻き分け動作や検出プローブ本体410の姿勢変更は揺れる動作で十分目的を達成できることに起因する。
図5において、筒状の検出プローブ取付部450は、内側に張り出したフランジ452をその内面の下端部に形成している。検出プローブ取付部450と検出プローブ本体410の固定は、外周筺体426が検出プローブ取付部450に固定されることで行われるので、外周筺体426に対してスライド移動する第1筺体421は、第1筺体421の下端を前記フランジ452に常に押し付けられるように作用している。
これに対し、図7に示すように、被検者側から圧力Qが加わると、(b)図にようにバネ体423が伸びた状態から(c)図に示すようにバネ体423が縮むように作用する。これにより、(a)図に示すように、第1筺体421が上方に移動して、被検者側から圧力Qを吸収するように作用する。これにより、複数の検出プローブ本体410と発光プローブ本体310のそれぞれが被検者の頭部の凹凸に合わせ検出プローブ本体410及び発光プローブ本体310の主突起部412の先端を被検者の頭皮に密着させることができるので、結果として、それぞれの第1筺体421が検出プローブ取付部450に対してH1だけ上方に突出して圧力Qを吸収するから、前記プローブ装置100全体を被検者の頭部にフイットさせることができる。
図5に戻り、第1筺体421は、検出ユニット411を備えた主筺体430と、主突起部412とサブ突起部414を備えたクッション材料部431とに分割されている。クッション材料部431は軟質材料から形成され、被検者の頭皮に痛みを与えることなく接触することができる。そして、クッション材料部431は接着材で主突起部412に取り付けられ、消耗品として交換可能である。
また、図6(f)図及び図8(b)図に示すように、サブ突起部414は、頂点に丸みを持たせた逆円錐台形状に形成されるとともに、内側から外側に向かって開くように形成される。これにより、常に複数のサブ突起部414の先端を被検者の頭皮に密着させるように作用する。即ち、検出プローブ本体410を被検者の頭皮に対して自立するように作用させることができる。この自立は、検出プローブ本体410を回転させることで、より作用させることができる。なお、この実施の形態では、外側のサブ突起部414が、検出プローブ本体410の姿勢の制御に大きく貢献するので内側のサブ突起部414より太く形成している。また、内側のサブ突起部414は、外側のサブ突起部414と主突起部412の間を埋めるものであり、主突起部412とサブ突起部414とで「複数の点からなる面接触」構造としている。これにより、被検者に痛さを感じさせないで、検出プローブ本体410を自立させるとともに、この「面接触」内に存在する毛髪をサブ突起部414を回転させることで掻き分け効率を向上させて、主突起部412の先端を頭皮に密着させることができる。
図5に戻り、キャップ部700は断面形状をドーム状に形成され、この内面から接続棒701が下方に垂れて形成される。これにより、キャップ部700を指で摘んで回転させると、その回転力は接続棒701とキャップ取付穴419との連結により、第1筺体421に設けたサブ突起部414を回転させることができる。なお、結線端子を230aはキャップ部700と検出プローブ本体410との隙間を介してキャップ部700内に取り込まれ信号コネクタ418に接続される。
また、図6に示すように、キャップ部700は、第2筺体422に設けた一対の把持部428を回避するように、その両側に切欠部702が形成される。この切欠部702は、図4で説明したように、第2筺体422の凹部427の円周方向の角度Θ1と同じに形成される。そして、図8の(a)図に示すように、この角度Θ1の大きさを備えた切欠部702によれば、この一対の切欠部702を親指と人差し指でキャップ部700を摘むのに適した形状とすることができる。
一方、キャップ部700に切欠部702を形成することにより、この切欠部702に嵌まり込んで配置される一対の把持部428を親指と人差し指で摘みやすくすることができるから、検出プローブ本体410を回転させて検出プローブ取付部450から簡単に着脱することができる。
次に、図9から図11を参照して、プローブ装置100の全体構造を更に説明する。ここで、図9は、ブロー部装置の外観図であり、(a)図が斜視図、(b)が平面図、(c)図が左側面図、(d)図が正面図、(e)図が背面図、(f)図が底面図である。図10は検出プローブの垂直制御動作の説明図であり、(a)図が垂直姿勢の検出プローブの側面図、(b)図が姿勢制御動作の説明図、プローブ装置全体の断面図である。図11はプローブ装置の頭部締め付け構造図であり、(a)図がプローブ装置を装着した状態の側面図、(b)図が締め付け構造の拡大図である。
先ず、図9において、この実施の形態では、プローブ保持体200を横長形状とし、その面積内に横10列、縦3行の配列で発光プローブ300と検出プローブ400をマトリックに配置している。また、この実施形態では、両側の下部の発光プローブ300または検出プローブ400の1つを取り除くことで、プローブ保持体200の両側を先細りの形状としている。また、この横長形状のプローブ保持体200は、その周囲をシート保持部500によって保持される。シート保持部500は、ゴム材料などの軟質材料で形成され、プローブ保持体200の周りを厚みのある帯として囲っているので、プローブ保持体200と被検者の頭部との間に、均等な奥行きのある遮光空間501を形成することができる。
そして、このシート保持部500も両側を先細り形状とし、その先細った先端に固定バンド部600のベルト601の一端を取り付けることができる。この一対のベルト601の他端には両端部を連結して、その長さを調整するベルト固定部602が設けられているので、一対のベルトの他端を引っ張ってベルト固定部602で固定することにより、シート保持部500を頭部の任意の位置に固定することができる。これにより、被検者は、ゴーグルを頭部に装着するようにプローブ装置100を装着することができる。
図10の(c)図に示すように、前記プローブ保持体200に固定される検出プローブ本体410と発光プローブ本体310は、外側の突出量に比べて内側(遮光空間501)に大きく突出している。これにより、外側に大きく突出した部分が少なくなるので、この突出部に何かが引っかかるのを軽減することができる。特に、外側に張り出した部分はキャップ部700によって保護されているので、前記課題をいっそう解決することができるし、更に、美観を向上させることができる。
加えて、この実施の形態では、信号配線をプローブ保持体200内に収め、また検出プローブ本体410と発光プローブ本体310をキャップ部700で保護しているので、従来のように、無数の針が飛び出して、信号配線が目立った外観をすっきりさせて、被検者に不快感を与えることを軽減することができる。
一方、検出プローブ本体410と発光プローブ本体310は、その上部をプローブ保持体200に保持されて遮光空間501側に大きく張り出して配置される。そして、シート保持部500は、この検出プローブ本体410と発光プローブ本体310の先端に設けた主突起部412の先端が被検者の頭部に接触するように、その奥行き寸法が設定されている。
遮光空間501側に大きく張り出した検出プローブ本体410と発光プローブ本体310は主突起部412の先端を被検者の頭部に接触する姿勢を維持することが難しい課題があるが、この実施の形態では、主突起部412の周囲に複数のサブ突起部414を設けることにより、主突起部412とサブ突起部414とが被検者の頭皮と複数の点接触による面的な接触となって、検出プローブ本体410と発光プローブ本体310自身が自立して主突起部412の先端を被検者の頭皮に接触させる正しい姿勢となるように作用するので、前記課題を解決することができる。
即ち、サブ突起部414は、前記主突起部412の同心円P1、P2上に4個のサブ突起部414を等間隔に設けることで、図10(a)図に示すように、検出プローブ本体410を被検者50の頭皮上に垂直な姿勢で自立させることができる。これにより、主突起部412の中心軸Q1に設けられる検出用ファイバー413を垂直な姿勢にすることができるので、精度を向上させることができる。
更に、仮に、装着時に検出プローブ本体410と発光プローブ本体310が傾いた姿勢となっていても、それらを回転させることで、その姿勢を前記正しい姿勢とさせることができる。逆に言えば、この実施の形態では、シート保持部500を介して、プローブ保持体200と被検者の頭皮との間の隙間を大きくして、検出プローブ本体410と発光プローブ本体310の姿勢制御のスペースを確保している。
即ち、図10(b)図に示すように、プローブ装置100を被検者50に装着した際に、検出プローブ本体410の中心軸Q1が傾斜した姿勢であるとき、キャップ部700を摘んで第1筺体421を回転させることで、検出プローブ本体410の中心軸Q1を垂直に近づけて(a)図に示す垂直な姿勢にすることができる。この際、前記クッション材料部419との併用で、より前記姿勢制御動作がやりやすくなる。また更に、(b)図に示すように、サブ突起部414を柔軟性のある材料で形成することで、この弾力性を利用して、前記姿勢制御動作の向上が図れる。特に、この実施の形態では、主突起部412がその軸心に検出用ファイバー413を備えることで、サブ突起部414の柔軟性より硬くなっているので、前記回転に伴う前記姿勢制御動作の向上が図れる。
このように、この実施の形態では、プローブ保持体200と被検者の頭皮との間の隙間が大きい遮光空間501を確保したことにより、この広い空間を利用して、被検者の発汗を改善する通気性を確保することができる。
図11に示すように、この実施の形態では、このプローブ装置100の被検者への装着性を一層向上させるために、プローブ頭部締め付け構造を採用している。(b)図に示すように、この実施の形態では、扁平なリング状のワッシャ部材651の両端にワイヤ保持突起部652を備えた締付アダプタ650を準備し、これをプローブ保持体200とともに前記フランジ部454に取り付けたり、あるいはキャップ部700を取り付ける際に中段の発光プローブ300と検出プローブ400を取り付ける。また、ベルト601を取り付けるシート保持部500にワイヤ取付部653を設け、ワイヤ取付部653を通したワイヤ654を、このワイヤ取付部653に取り付けるようにする。この構造によれば、浮きやすいプローブ保持体200の中央部を全体に押さえつけることができる。
また、この実施の形態では、シート保持部500に対してベルト601の一端をやや下方に取り付ける構造としている。これにより、ベルト固定部602を被検者の首の後ろに位置させることで、シート保持部500の装着性を向上させている。また、この実施の形態では、このプローブ装置100の装着性を一層向上する手段として、第2の固定バンド部610をシート保持部500に対してやや上方に取り付けることができる(破線部参照)。この第2の固定バンド部610によれば、被検者の頭部の上方でプローブ装置100を固定することができる。したがって、この2つの固定バンド部を取り付ければ、被検者の頭部を囲む3点、即ち、シート保持部500による頭部前部と、固定バンド部600による首の後部と、第2の固定バンド部610による頭部後部上方とを介してプローブ装置100を確り保持させることができるの、脱落の危険性のある動作時の検査に有効である。
次に、図12を参照して、この実施の形態に係るプローブ装置100の他の応用例を説明する。図12は、他の配線シートの応用例を示す外観図であり、(a)図が配線シートの外観図、(b)図が配線シートの組み状態の説明図である。
図12において、この実施の形態に係る配線シート240は、プローブ装置100の外部で生成した光源を光フアイバを介して発光プローブ300に導くタイプのプローブ装置のための配線シート240である。
前記した実施の形態では、発光プローブ300は発光ダイオードを備えた発光部311を採用したもので説明したが、この発光部311を備えた発光プローブ本体310に代えて、外部で生成した光源を伝達する光フアイバが接続される図示しない発光プローブ本体を取り付けるようにしてもよい。この場合、結線端子を230aに代えて光フアイバを配線することで、他の構造を大きく変更する必要はない。しかし、各発光プローブ300に光フアイバを導く課題があるが、この場合、締付アダプタ650と同種の構造を備えるアダプタを準備し、ワイヤ654に代えて光フアイバを取り付けるようにすれば、光フアイバを整理して配線することができる。
しかし、外部光源を使用する発光プローブ本体を常時使用する場合、プローブ保持体200の内部に配線された配線シート230は不要である。そこで、図12の(a)図に示す検出プローブ400専用に配線する配線シート240を採用するとよい。
また、前記第1の実施の形態で採用した配線シート230とこの配線シート240は、湾曲して形成されるプローブ保持体200に整合するように、予め球面に沿って形成される。こでの説明は、配線シート240で説明するが、この構造は配線シート230でも採用することができる。
この実施の形態に係るプローブ装置100は、被検者の球状の頭部形状にフイットするように湾曲して形成される。特に、プローブ保持体200は積層構造をもって湾曲して形成するために工夫が必要である。そこで、この実施の形態では、(a)図に示すように、予め球面に沿って形成される配線シート240を採用している。
この配線シート240は、前記配線シート230と同様に左右1対の構造を備えて形成される。この配線シート240は、端部に形成されるベース材241から帯状の枝材242を数本引き出して、この枝材242が更に枝分かれする構造となっている。この枝分かれした端部243は、短冊状に形成され、プローブ保持体200の開口部224から露出するように形成される。
この実施の形態によれば、予め湾曲した図示しない金型を準備し、図3に示すように、この金型に内シート222、遮光シート223、配線シート240、外シート221の順で、かつ、開口部224を介して位置あわせするとともに、この配線シート240の端部242が開口部224から露出するように積層して、熱圧着して成型する。この成型の際、内シート222と遮光シート223と外シート221は織物地であるので、フラットなシート状の織物地から立体的な織物地への変形が容易であるが、配線が施された通常の配線シートは、この成型に対応できず、しわがよったりする成型不良を生じる課題がある。しかし、この実施の形態に係る配線シート240は事前に球面に合わせて成型され、しかも、複数の枝分かれ構造となっているので、(b)図に示すように、開口部224から端部242が露出した成型物250を形成することができる。この成型物250は、周囲を切り取ることでプローブ保持体200を形成することができる。
1…生体光計測装置、10…生体光計測装置本体、11…計算機、12…表示部、13…本体通信部、50…被検者、60…接触面、100…プローブ装置、200…プローブ保持体、221…外シート、222…内シート、223…遮光シート、224…開口部、230…配線シート、230a…結線端子、240…配線シート、241…ベース材、242…枝材、243…端部、250…成型物、300…発光プローブ、310…発光プローブ本体、311…発光ユニット、315…光源部、316…発振器、350…発光プローブ取付部、400…検出プローブ、410…検出プローブ本体、411…検出ユニット、412…主突起部、413…光フアイバー、414…サブ突起部、415…検出部、416…ロックアンプ、417…対数増幅器、418…信号コネクタ、419…キャップ取付穴、421…第1筺体、422…第2筺体、423…バネ体、424…フランジ、425…突起部、426…外周筺体、427…凹部、428…把持部、429…固定突起、430…主筺体、431…クッション材料部、450…検出プローブ取付部、451…結合溝、454…フランジ部、500…シート保持部、501…遮光空間、502…電子基板配置、503…接合溝、550…差動増幅器、551…A/D変換器、552…プローブ通信部、560…電源部、600…固定バンド部、601…ベルト、602…ベルト固定部、610…第2の固定バンド部、650…締付アダプタ、651…ワッシャ部材、652…ワイヤ保持突起部、653…ワイヤ取付部、654…ワイヤ、700…キャップ部、701…接続棒、702…切欠部。