JP2009088657A - 水栓制御装置及び水栓システム - Google Patents

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Abstract

【課題】スレーブ部とマスタ部を有する水栓制御装置において、スレーブ部とマスタ部間での通信時間を短縮し、低消費電力化を図る。
【解決手段】水栓制御装置は、物体の検出動作を行うスレーブ部と、スレーブ部との半二重通信が可能であり、スレーブ部の検出動作により得られた検出データに基づいて水栓システムを構成する制御対象を制御するマスタ部1とを有する。スレーブ部とマスタ部の各マイクロコンピュータは、通信を行わない状態では第1の動作周波数で動作し、通信を行う状態では前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作する。マスタ部は、ライト信号と、リード信号と、検出指令信号とを備える。マスタ部は、リード信号の送信後にライト信号及び検出指令信号が送信されることなくリード信号が送信されることに応じてスレーブ部が検出動作と検出データの返信を行う第1の動作モードを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、手等の物体を検出することに応じて自動的に手洗い水や石鹸水を吐出させたり乾燥用エアを吹き出したりする水栓システムにおいて、物体の検出動作と電磁バルブ、ポンプ、ヒータ、ファン等の制御対象の制御とを行う水栓制御装置に関する。
上記のような水栓システムでは、デザインや使い勝手の向上のため、吐水口(水栓)付近に物体を検出するセンサ部を配置する一方、水栓への給水路に設けられた電磁バルブを制御する制御部をセンサ部から分離して配置することが多い。
また、水栓システムには、上記のように物体を検出して手洗い水を吐出する機能以外に、ポンプを駆動して石鹸水を吐出したり、ヒータとファンを駆動して乾燥用エアを物体に吹き付けたりする機能を有する場合がある。このような水栓システムでは、複数のセンサ部をそれぞれスレーブ部とし、これら複数のスレーブ部から得られた検出データに応じて電磁バルブ等の制御対象を制御する制御部をマスタ部として、相互に通信を行いながら動作するシステム構成が採用される場合がある。
そして、このような複数のスレーブ部とマスタ部間での通信には、I2C(Inter-Integrated Circuit:アイスクエアシー)方式が採用される場合が多い。
特許文献1には、I2C方式での通信を行うシステムの高速化と低消費電力化とを図るために、各スレーブ部が低速スレーブデバイスか高速スレーブデバイスかを判定し、該判定結果に応じてマスタバスクロックラインのクロック信号周波数を変更するシステムが開示されている。このシステムでは、通信対象のスレーブデバイスが低速スレーブデバイスである場合は、低速スレーブデバイス側のマスタバスクロックラインのみにクロック信号を供給し、通信対象のスレーブデバイスが高速スレーブデバイスの場合は、高速スレーブデバイス側のマスタバスクロックラインのみにクロック信号を供給する。
また、消費電力を低減するために、マスタ部及び各スレーブ部にそれぞれ含まれるマイクロコンピュータは、通信を行わない状態では、通信を行うときの動作周波数よりも低い周波数での動作状態に切り換えることが多い。
特開2003−141061号公報
しかしながら、特許文献1にて開示されているようなシステムを採用したり、上記のような動作周波数の切り換え機能を有したりしていても、通信そのものに時間を要していては、十分な低消費電力化は望めない。
また、マスタ部(制御部)からスレーブ部(センサ部)に対して物体の検出動作を指令し、スレーブ部からその検出結果が返信されるまでの数ミリ秒から数十ミリ秒の間は両者の通信を継続する必要があるので、結果的に通信時間が長くなる。このため、通信時間をより短縮する必要がある。
本発明は、スレーブ部(センサ部)とマスタ部(制御部)との間での通信時間をより短縮することができるようにした水栓制御装置を提供する。
本発明の一側面としての水栓制御装置は、物体の検出動作を行うスレーブ部と、スレーブ部との半二重通信が可能であり、スレーブ部の検出動作により得られた検出データに基づいて水栓システムを構成する制御対象を制御するマスタ部とを有する。そして、マスタ部及びスレーブ部はそれぞれマイクロコンピュータを有し、制御部及びセンサ部のマイクロコンピュータに、通信を行わない状態では第1の動作周波数で動作し、通信を行う状態では第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作する。そして、マスタ部は、該マスタ部からスレーブ部へ通信方向を切替えるライト信号と、マスタ部からスレーブ部へ検出動作を指令し、スレーブ部からマスタ部へ通信方向を切替えるリード信号と、スレーブ部からその検出結果である検出データを返信させる検出指令信号とを備えるとともに、
マスタ部からリード信号の送信後にライト信号及び検出指令信号が送信されることなくリード信号が送信されることに応じてスレーブ部が検出動作と検出データの返信を行う第1の動作モードを有し、該第1の動作モードで上記検出動作を行うことを特徴とする。
通信を行わない状態では第1の動作周波数で動作し、電力消費を抑えるとともに、通信を行う状態では第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作させて、迅速な処理を行う。しかし、そのため必要消費電力が多くなるため、第1の動作モードでは、ライト信号及び検出指令信号の送受信が行われることなくリード信号の送受信が行われることに応じてスレーブ部に検出動作と検出データの返信を行わせることができるため、通信時間を大幅に短縮することができる。このため、マイクロコンピュータで、その消費電力の多い通信時間を減少させるため水栓制御装置の消費電力を低減できる。
また、本発明の他の側面としての水栓制御装置は、物体の検出動作を行うマイクロコンピュータを備えたスレーブ部と、スレーブ部との半二重通信が可能であり、スレーブ部の検出動作により得られた検出データに基づいて水栓システムを構成する制御対象を制御するマイクロコンピュータを備えたマスタ部とを有する。各マイクロコンピュータは、通信を行わない状態では第1の動作周波数で動作し、通信を行う状態では前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作する。そして、マスタ部は、該マスタ部からスレーブ部へ通信方向を切替えるライト信号と、マスタ部からスレーブ部へ検出動作を指令しスレーブ部からその検出結果である検出データを返信させる検出指令信号と、通信の終了を示すストップコンディション信号とを備えるとともに、マスタ部からライト信号の送信後に検出指令信号が送信されることなく通信の終了を示すストップコンディション信号が送信されるとスレーブ部が前記検出動作を行う第2の動作モードを有し、該第2の動作モードで上記検出動作を行うことを特徴とする。
第2の動作モードでは、ライト信号の送受信後、一般にbit数が多い検出指令信号の送受信が行われることなくbit数の少ないストップコンディション信号の送受信に応じてスレーブ部に検出動作を行わせることができるため、通信時間を短縮することができる。同様に、マイクロコンピュータで、その消費電力の多い通信時間を減少させるため水栓制御装置の消費電力を低減できる。
ここで、第2の動作モードにおいては、スレーブ部は、マスタ部からの通信の正常受信及び異常受信に応じてACK信号及びNACK信号をそれぞれマスタ部に返信し、マスタ部は、少なくともACK信号に基づいて制御対象を制御するようにしてもよい。
このように、検出データそのもの(例えば、8bit)に比べて少ないbit数(例えば、1bit)のACK信号及びNACK信号を検出データの代わりとして送信することで、通信時間をより短縮することができる。
また、マスタ部は、ライト信号及び検出指令信号の送信後にリード信号が送信されることに応じてスレーブ部が検出データの返信を行う第3の動作モードを有し、所定時間内の物体の検出頻度に応じて第3の動作モードで検出動作を行うようにしてもよい。
所定時間内の物体の検出頻度に応じて消費電力は多くなるが応答性の速い前記第3の動作モードで前記検出動作を行うことで、使用頻度に応じて低消費と応答性を両立した使い勝手の良い水栓制御装置を提供できる。
そして、上記のような水栓制御装置を用いることにより、応答性が良く、消費電力も少ない水栓システムを実現することができる。
本発明によれば、スレーブ部とマスタ部との間での通信時間を短縮することができる。このため、このため、マスタ部とスレーブ部の通信負荷を軽減したり消費電力を低減したりすることができる。特に、スレーブ部とマスタ部のマイクロコンピュータが通信を行う状態で通信を行わない場合に比べて高い動作周波数で動作する場合に、より高い低消費電力化の効果を得ることができる。
以下、本発明の好ましい実施例について図面を参照しながら説明する。
図1には、本発明の実施例1である水栓システムの概略構成を示している。101は水栓としてのスパウトであり、洗面台カウンタ110の上面に固定されている。スパウト101の内部には、通水管102が収容されている。通水管102の先端開口は、スパウト101の吐水口の内側に固定されている。
103は給水路であり、水道からの水を止水弁104及び定流量弁105を介して通水管102に供給する。止水弁104は、水道水の給水路103への流入とその遮断とを切り換えるための手動操作弁である。また、定流量弁105は、水道圧の変動にかかわらず一定の流量の水道水を給水路103に流入させる。
給水路103における定流量弁105よりも下流側には、手洗い水用電磁バルブ5が設けられている。手洗い水用電磁バルブ5は、コントローラ1によって制御されることで給水路103を開閉する。手洗い水用電磁バルブ5が開状態となることで、給水路103からの水道水が通水管102を通じてスパウト101の吐水口から流出する。また、手洗い水用電磁バルブ5が閉状態となることで、スパウト101からの吐水が停止される。
スパウト101内には、手洗い水用センサ2が収容されており、スパウト101に近づいた手(物体)108を検出する。具体的には、投光素子から赤外光を発光し、手108で反射した赤外光を受光素子によって光電変換することで、手108を検出する。このことは、後述する他のセンサ3,4についても同じである。
コントローラ1は、手洗い水用センサ2からの検出データに応じて手洗い水用電磁バルブ5を制御する。コントローラ1は、手洗い水用センサ2及び後述する他のセンサ3,4とは分離されて、洗面台カウンタ110の下側に収容されている。
106は石鹸吐出栓であり、その内部には、手108を検出する石鹸用センサ3が収容されている。石鹸吐出栓106には、石鹸供給ホース111が接続されており、該石鹸供給ホース111には石鹸用ポンプ6が接続されている。コントローラ1は、石鹸用センサ3からの検出データに応じて石鹸用ポンプ6を駆動する。石鹸用ポンプ6は、石鹸水タンク107から石鹸水を汲み出して石鹸供給ホース111を介して石鹸吐出栓106から吐出させる。
112は乾燥エアダクトである。乾燥エアダクト112の近傍には、手108を検出する乾燥用センサ4が設けられている。コントローラ1は、乾燥用センサ4からの検出データに応じてファン・ヒータユニット113内の乾燥ファン7と乾燥ヒータ8を駆動する。これにより、ファン・ヒータユニット113からの温風が、乾燥エアダクト112を通じて手108に吹き付けられる。
図2には、本実施例の水栓システムの電気的構成を示している。制御部であるコントローラ1は、システムの制御を司るマスタ部として、センサ(センサ部)2,3,4はマスタ部によって制御されるスレーブ部として機能する。コントローラ1とセンサ2,3,4はI2Cバスを通じて相互に半二重通信を行う。I2Cバスは、電源供給ラインであるVDDと、クロック供給ラインであるSCLと、データ送信ラインであるSDAと、グランド(GND)ラインとにより構成されている。
センサ2,3,4は、物体(手108)の検出/非検出を表す検出データをSDAを通じてコントローラ1に送信する。コントローラ1は、前述したように、手洗い用センサ2、石鹸用センサ3及び乾燥用センサ4からの検出データに応じて、制御対象である手洗い水用電磁バルブ5、石鹸用ポンプ6及び乾燥ファン・乾燥ヒータ7,8をそれぞれ制御する。
図3には、マスタ部であるコントローラ1と、スレーブ部の1つである手洗い水用センサ2の構成を示している。他のスレーブ部である石鹸用センサ3と乾燥用センサ4の構成は、手洗い水用センサ2の構成と同じである。
コントローラ1は、マスタ送受信部12と、マスタマイクロコンピュータ11とを有する。一方、手洗い水用センサ2は、スレーブ送受信部22と、スレーブマイクロコンピュータ21と、記憶手段としての検出データメモリ23とを有する。
マスタマイクロコンピュータ11は、マスタ送受信部12及びスレーブ送受信部22を通じてスレーブマイクロコンピュータ21と通信する。マスタ及びスレーブマイクロコンピュータ11,12は、通信を行わないときには第1の動作周波数で動作するモード(以下、低速モードという)となり、通信を行うときには第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作するモードとなる(以下、高速モードという)。
手洗い用センサ2には、前述したように手108を検出するための投光素子25と受光素子26とが設けられている。スレーブマイクロコンピュータ21は、例えば、投光素子25の発光を数回行わせて受光素子26からの出力電流を読み出す。以下、この一連の動作を投光動作という。そして、読み出した出力電流の平均値を演算し、該平均値が所定レベルより高いか否かに応じて物体の検出/非検出を表す検出データを生成する。スレーブマイクロコンピュータ21は、生成した検出データを検出データメモリ23に記憶させる。
マスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21は、その内部に格納されたコンピュータプログラムに従って、以下に示す通信処理及び動作を行う。
本実施例では、マスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21は第1の動作モードと第3の動作モードを有する。
第3の動作モードは、例えば、水栓システムが高い頻度で使用される時間帯(例えば、朝から深夜)において使用される。この第3の動作モードでのマスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21の通信処理及び動作(以下、これらをまとめて処理という)を図4のタイムチャートを参照しながら説明する。
図4中の処理1−1において、マスタマイクロコンピュータ11は、低速モードから高速モードに移行する。その後、処理1−2において、マスタマイクロコンピュータ11は、通信を行うためのクロック信号を出力する。クロック信号の出力(処理1−2)は、この後、マスタマイクロコンピュータ11とスレーブマイクロコンピュータ21との通信が行われるごとに行われる。
次に、処理1−3において、マスタマイクロコンピュータ11は、以下の信号を以下の順でスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
・通信の開始を知らせるスタートコンディション信号(1bit)
・通信対象となるスレーブ部(スレーブマイクロコンピュータ21)を指定するスレーブアドレス信号(7bit)
・スレーブ部の動作を指令するライト(Write)信号(1bit)。
ここで、処理1−4において、スレーブアドレス信号により指定されたスレーブマイクロコンピュータ21は、低速モードから高速モードに移行する。
さらに処理1−3の最後に、スレーブマイクロコンピュータ21は、ライト信号を正常に受信した場合はACK(acknowledgement)信号(1bit)を、正常に受信しなかった(異常受信が生じた)場合はNACK(Negative Acknowledgment)信号(1bit)をそれぞれマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
NACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、再度、スレーブマイクロコンピュータ21に上記信号を送信してもよい。このことは、後述する他の処理においてマスタマイクロコンピュータ11がNACK信号を受け取った場合及びスレーブマイクロコンピュータ21がマスタマイクロコンピュータ11からのNACK信号を受け取った場合も同様である。
処理1−5において、ACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21に対して、
・物体の検出動作を行わせる検出指令信号としての投光指令信号(8bit)
を送信する。
スレーブマイクロコンピュータ21は、投光指令信号を正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
ACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、
・通信の終了を知らせるストップコンディション信号
をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
そして、処理1−6において、マスタマイクロコンピュータ11は、高速モードから低速モードに移行し、スレーブマイクロコンピュータ21による投光動作及び検出データ生成のために要する所定時間(例えば、1ms又は31.25ms)の間、待機する。
処理1−7において、スレーブマイクロコンピュータ21は、投光指令信号に応じて投光動作を行い、さらに物体の検出/非検出を表す検出データを生成する。その後、処理1−8において、スレーブマイクロコンピュータ21も、高速モードから低速モードに移行する。
所定時間の間待機したマスタマイクロコンピュータ11は、処理1−9において、再び低速モードから高速モードに移行する。そして、処理1−10において、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21に対して、以下の信号を以下の順で送信する。
・スタートコンディション信号
・スレーブアドレス信号
・スレーブマイクロコンピュータ21に対して検出データの返信を指令(命令)するリード(Read)信号(1bit)
処理1−10の最後に、スレーブマイクロコンピュータ21は、低速モードから高速モードに移行し(処理1−4′)、リード信号を正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
続いて、処理1−11において、スレーブマイクロコンピュータ21は、リード信号に応じて、
・検出データ(8bit)
をマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
処理1−11の最後に、マスタマイクロコンピュータ11は、検出データを正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれスレーブマイクロコンピュータ21に返信し、さらに、
・ストップコンディション信号
をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
物体の検出を示す検出データを受信したマスタマイクロコンピュータ11は、制御対象の動作(手洗い用電磁バルブ5の開動作、石鹸用ポンプ6、乾燥ファン7及び乾燥ヒータ8の駆動)を開始させる制御を行う。
なお、該動作の開始後に物体の非検出を示す検出データを受信した場合に、該動作を停止させる制御を行ってもよい。
その後、処理1−6′において、マスタマイクロコンピュータ11は、高速モードから低速モードに移行する。また、処理1−12において、スレーブマイクロコンピュータ21も、高速モードから低速モードに移行する。
以上で第3の動作モードでの処理が完了する。
第1の動作モードは、上述した高頻度使用時間帯以外の時間帯(例えば、深夜から朝)において使用される。
この第1の動作モードでのマスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21の処理を図5のタイムチャートを参照しながら説明する。
前述した第3の動作モードでは、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から送信されたライト信号及び投光指令信号に応じて投光動作及び検出データの生成動作を行い、さらにマスタマイクロコンピュータ11からのリード信号に応じて検出データの返信を行った。
しかし、第1の動作モードでは、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から連続的に送信されたリード信号に応じて投光動作及び検出データの生成動作を行い、さらに生成した検出データを、図3に示した検出データメモリ23に格納(記憶)する。そして、次にマスタマイクロコンピュータ11から送信されたリード信号に応じて、検出データメモリ23に格納された検出データをマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
図5中の処理2−1は、マスタマイクロコンピュータ11からスレーブマイクロコンピュータ21に対して前回送信されたリード信号(図中に括弧書きで示す)に応じて行われた投光動作(及び検出データの検出データメモリ23への格納動作)を示す。
処理2−2では、マスタマイクロコンピュータ11は、低速モードから高速モードに移行する。また、処理2−3において、マスタマイクロコンピュータ11は、通信を行うためのクロック信号を出力する。クロック信号の出力(処理2−3)は、この後、マスタマイクロコンピュータ11とスレーブマイクロコンピュータ21との通信が行われるごとに行われる。
さらに、処理2−4において、マスタマイクロコンピュータ11は、以下の信号を以下の順でスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
・スタートコンディション信号(1bit)
・スレーブアドレス信号(7bit)
・リード信号(1bit)。
ここでのリード信号は、スレーブマイクロコンピュータ21に対する投光動作命令(以下、単に投光命令ともいう)及び検出データの返信命令の意味を持つ。言い換えれば、スレーブマイクロコンピュータ21は、前回のリード信号の受信後にライト信号を受信することなくリード信号を受信した場合は、このリード信号を投光命令及び検出データの返信命令として扱う。
スレーブアドレス信号により指定されたスレーブマイクロコンピュータ21は、処理2−5において低速モードから高速モードに移行し、処理2−4の最後に、リード信号を正常に受信した場合はACK信号(1bit)を、正常に受信しなかった(異常受信が生じた)場合はNACK信号(1bit)をそれぞれマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
処理2−6において、スレーブマイクロコンピュータ21は、今回受信したリード信号に応じて、前回受信したリード信号に応じた投光動作(処理2−1)によって生成して検出データメモリ23に格納した、
・検出データ(8bit)
をスレーブマイクロコンピュータ11に返信する。
なお、ここでは、返信する検出データが、前回(直前回)に受信したリード信号に応じた投光動作によって生成されて検出データメモリ23に格納された検出データである場合について説明する。ただし、直前回よりも前の回(例えば、前々回)に受信したリード信号に応じた投光動作によって生成されて検出データメモリ23に格納された検出データであってもよい。
処理2−6の最後には、マスタマイクロコンピュータ11は、検出データを正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。さらに、マスタマイクロコンピュータ11は、
・ストップコンディション信号(1bit)
をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
そして、マスタマイクロコンピュータ11は、物体の検出を示す検出データを受信した場合は、制御対象の動作を開始させる制御を行う。該動作の開始後に物体の非検出を示す検出データを受信した場合に、該動作を停止させる制御を行ってもよい。その後、処理2−7において、マスタマイクロコンピュータ11は高速モードから低速モードに移行する。
一方、スレーブマイクロコンピュータ21は、検出データメモリ23に格納した検出データをマスタマイクロコンピュータ11に返信した後、処理2−8において、投光動作と検出データの生成とを行い、生成した検出データを検出データメモリ23に格納する。そして、スレーブマイクロコンピュータ21は、処理2−9において、高速モードから低速モードに移行する。
マスタマイクロコンピュータ11は、次のリード信号の送信タイミングで、上述した処理2−2〜2−9を繰り返す。このうち処理2−6′でスレーブマイクロコンピュータ21がマスタマイクロコンピュータ11に返信する検出データは、前回の処理2−8での投光動作により生成されて検出データメモリ23に格納された検出データである。
以上で第1の動作モードでの通信処理と動作が完了する。
このように、第1の動作モードでは、ライト信号及び投光指令信号の送受信が行われることなくリード信号の連続的な送受信に応じてスレーブマイクロコンピュータ21に投光動作と検出データの返信を行わせることができる。このため、ライト信号、投光指令信号及びリード信号の送受信を必要とする第3の動作モードに比べて通信時間を短縮することができる。このため、マスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21の通信負荷を軽減したり消費電力を低減したりすることができる。
しかも、第1の動作モードにおいては、今回のリード信号(指令信号)を受信することに応じて行う投光動作よりも前に行った投光動作により得られて検出データメモリ23に格納された検出データをマスタマイクロコンピュータ11に返信する。これにより、マスタマイクロコンピュータ11からスレーブマイクロコンピュータ21に対して投光命令(リード信号)を送信してから検出データがマスタマイクロコンピュータ11に返信されるまでの時間を短くすることができる。したがって、両者の通信時間をより短縮することができる。
このような第1の動作モードを採用することで、通信を行うときに高速モードに移行する各マイクロコンピュータの高速モードでの動作時間を短くすることができ、水栓制御装置全体としての消費電力を低減することができる。
図5の右側には、さらに第1の動作モードから第3の動作モードに移行したときのマスタ及びスレーブマイクロコンピュータ11,21の処理を示している。処理1−1〜処理1−12は、図4に示した処理と同じである。処理1−7で、スレーブマイクロコンピュータ21はライト信号及び投光指令信号に応じて投光動作を行うが、このときに得られた検出データをその直後のリード信号に応じてマスタマイクロコンピュータ11に返信する。また、該リード信号は、投光命令の意味を持たないので、スレーブマイクロコンピュータ21は投光動作は行わない。
マスタマイクロコンピュータ11の動作の概略を、図6のフローチャートに示す。マスタマイクロコンピュータ11は、当初は低速モードで動作している。
通信を行うタイミングにおいて、ステップ100では、マスタマイクロコンピュータ11は、低速モードから高速モードに移行する。
ステップ101では、マスタマイクロコンピュータ11は、この後にスレーブマイクロコンピュータ21に送信する信号が、高頻度使用時間帯での投光命令か否かを判別する。高頻度使用時間帯での投光命令でない場合はステップ102に進み、第3の動作モードに入る。
ステップ102では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21に送信する信号がライト信号かリード信号かを判別する。ライト信号である場合はステップ103に、リード信号である場合はステップ107に進む。
ステップ103では、マスタマイクロコンピュータ11は、指定すべきスレーブ部のアドレス(スレーブアドレス)を設定する。そして、スタートコンディション信号に続いてスレーブアドレス信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ104では、ライト信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
さらにステップ105では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21からACK信号を受け取ることに応じて、スレーブマイクロコンピュータ21に対して投光指令信号を送信する。
次に、スレーブマイクロコンピュータ21からACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、ステップ106において、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。そして、ステップ111に進み、高速モードから低速モードに移行する。
一方、ステップ102からステップ107に進むと、マスタマイクロコンピュータ11は、ステップ103と同様に、スレーブアドレスを設定する。そして、スタートコンディション信号に続いてスレーブアドレス信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ108では、マスタマイクロコンピュータ11は、リード信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
続いてステップ109では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21から送信されてきた検出データを受信する。検出データを正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれスレーブマイクロコンピュータ21に返信する。
検出データを正常に受信した場合は、ステップ110に進み、マスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
その後、ステップ111に進み、マスタマイクロコンピュータ11は、物体の検出を示す検出データに応じて制御対象の動作を開始させたり、物体の非検出を示す検出データに応じて制御対象の動作を停止させたりする。そして、高速モードから低速モードに移行する。
一方、ステップ101において、高頻度使用時間帯での投光命令である場合は直接ステップ107に進み、第1の動作モードに入る。
第1の動作モードにおいて、ステップ107では、第3の動作モードと同様に、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブアドレスを設定する。そして、スタートコンディション信号に続いてスレーブアドレス信号をマスタマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ108では、マスタマイクロコンピュータ11は、リード信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。ここで送信するリード信号は、投光命令及び検出データの返信命令の意味を有する。
続いてステップ109では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21から送信されてきた検出データを受信する。ここで受信する検出データは、前回送信したリード信号に対してスレーブマイクロコンピュータ21が投光動作を行い、検出データメモリ23に格納した検出データである。
マスタマイクロコンピュータ11は、検出データを正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれスレーブマイクロコンピュータ21に返信する。
検出データを正常に受信した場合は、ステップ110に進み、マスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
その後、ステップ111に進み、マスタマイクロコンピュータ11は、物体の検出を示す検出データに応じて制御対象の動作を開始させたり、物体の非検出を示す検出データに応じて制御対象の動作を停止させたりする。そして、高速モードから低速モードに移行する。
次に、スレーブマイクロコンピュータ21の動作の概略を、図7のフローチャートに示す。スレーブマイクロコンピュータ21は、当初は低速モードで動作している。
ステップ200では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11からの通信割り込みが発生したか否かを判別する。割り込みが発生しない場合は、本ステップを繰り返す。割り込みが発生した場合は、ステップ201に進み、マスタマイクロコンピュータ11からのスレーブアドレス信号が本スレーブマイクロコンピュータ21を指定するものであることを確認して、低速モードから高速モードに移行する。
ステップ202では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から受け取った信号がライト信号かリード信号を判別する。ライト信号である場合はステップ203に進み、第3の動作モードに入る。
ステップ203では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から送信されてくる投光指令信号を受信する。
そして、ステップ204では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から送信されてくるストップコンディション信号を受信したか否かを確認する。受信していない場合はこの処理を繰り返し、受信した場合はステップ205に進む。
ステップ205では、スレーブマイクロコンピュータ21は、ライト信号を受信したことを示すライト信号受信フラグをセットする。そして、ステップ206に進む。
ステップ206では、スレーブマイクロコンピュータ21は、投光動作を行い、検出データを生成した後、ステップ213に進んで、高速モードから低速モードに移行する。
ステップ202において、マスタマイクロコンピュータ11から受け取った信号がリード信号である場合はステップ207に進む。
ステップ207では、スレーブマイクロコンピュータ21は、受信したリード信号に応じて検出データをマスタマイクロコンピュータ11に返信する。第3の動作モードでは、ここで返信する検出データは、今回のルーチンにおけるステップ206で行った投光動作によって得られた検出データである。
次に、スレーブマイクロコンピュータ21は、ステップ208においてマスタマイクロコンピュータ11からの通信割り込みとしてのACK信号を受信し、かつステップ209においてストップコンディション信号の受信を確認することで、ステップ210に進む。ステップ208,209においてそれぞれの信号を受信しない場合は、その処理を繰り返す。
ステップ210では、スレーブマイクロコンピュータ21は、ライト信号受信フラグがセットされているか否かを判別する。ライト信号受信フラグがセットされている場合(すなわち、第3の動作モードである場合)は、ステップ211にて該ライト信号受信フラグをクリアし、ステップ213に進む。
ステップ213では、スレーブマイクロコンピュータ21は、高速モードから低速モードに移行する。
一方、ステップ210で、ライト信号受信フラグがセットされていない場合、すなわちステップ202からステップ206に進まず、ライト信号及び投光指令信号を受信することなくリード信号を受信した場合は、ステップ212に進み、第2の動作モードに入る。
ステップ212では、スレーブマイクロコンピュータ21は、投光動作を行うとともに、該投光動作により生成された検出データを検出データメモリ23に格納する。そして、ステップ213に進み、高速モードから低速モードに移行する。
次回のルーチンにおけるステップ202でリード信号を受信すると、ステップ207で、スレーブマイクロコンピュータ21は、前回のルーチンにおけるステップ212で検出データメモリ23に格納した検出データを、マスタマイクロコンピュータ11に返信する。以下、第2の動作モードでは、ステップ208→ステップ209→ステップ210→ステップ212→ステップ213→ステップ200→ステップ201→ステップ202→ステップ207を繰り返す。
図8及び図9のタイムチャートは、本発明の実施例2である水栓制御装置における第2の動作モードでのマスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21の処理を示す。本実施例の水栓制御装置も、実施例1で説明した水栓システムにおいて用いられる。このため、各構成要素には実施例1で使用した符号と同一の符号を付す。
本実施例では、第3の動作モードでは、基本的に実施例1と同様に動作する。一方、第2の動作モードにおいて、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11からライト信号を受信した後、本来の検出指令信号である投光指令信号を受信することなくストップコンディション信号を受信することに応じて、投光動作及び検出データの生成動作を行う。さらに、スレーブマイクロコンピュータ21は、物体の検出/非検出を示す検出データとして(検出データの代わりに)それぞれ、ACK信号/NACK信号をマスタマイクロコンピュータ11に返信する。マスタマイクロコンピュータ11は、ACK信号を受信することに応じて、制御対象を制御する。
第2の動作モードにおいて、図8及び図9中の処理3−1では、マスタマイクロコンピュータ11は、低速モードから高速モードに移行する。そして、処理3−2において、マスタマイクロコンピュータ11は、通信を行うためのクロック信号を出力する。クロック信号の出力(処理3−2)は、この後、マスタマイクロコンピュータ11とスレーブマイクロコンピュータ21との通信が行われるごとに行われる。
さらに、処理3−3において、マスタマイクロコンピュータ11は、以下の信号を以下の順でスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
・スタートコンディション信号(1bit)
・スレーブアドレス信号(7bit)
・ライト信号(1bit)。
ここで、処理3−5において、スレーブアドレス信号により指定されたスレーブマイクロコンピュータ21は、低速モードから高速モードに移行する。
そして、スレーブマイクロコンピュータ21は、ライト信号を正常に受信した場合はACK信号(1bit)を、正常に受信しなかった場合はNACK信号(1bit)をそれぞれマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
NACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、再度、スレーブマイクロコンピュータ21に上記信号を送信してもよい。このことは、後述する他の処理においてマスタマイクロコンピュータ11がNACK信号を受け取った場合及びスレーブマイクロコンピュータ21がマスタマイクロコンピュータ11からのNACK信号を受け取った場合も同様である。
ACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、処理3−3の最後において、スレーブマイクロコンピュータ21に対して、
・ストップコンディション信号(図にはSCと記す)
をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。そして、処理3−4において、マスタマイクロコンピュータ11は、高速モードから低速モードに移行し、スレーブマイクロコンピュータ21による投光動作及び検出データ生成のために要する所定時間(例えば、1ms又は31.25ms)の間、待機する。
ここでのライト信号+ストップコンディション信号は、スレーブマイクロコンピュータ21に対する投光命令の意味を持つ。言い換えれば、スレーブマイクロコンピュータ21は、ライト信号の受信後に投光指令信号を受信することなくストップコンディション信号を受信した場合は、このライト信号+ストップコンディション信号を投光命令として扱う。
このため、処理3−6において、スレーブマイクロコンピュータ21は、ライト信号+ストップコンディション信号に応じて、投光動作及び検出データの生成動作を行う。そして、処理3−7にて、スレーブマイクロコンピュータ21は高速モードから低速モードに移行する。
上記所定時間の経過後、処理3−1′で高速モードに移行したマスタマイクロコンピュータ11は、処理3−8(図8),3−8′(図9)でスレーブマイクロコンピュータ21に対して、
・スタートコンディション信号(1bit)
・スレーブアドレス信号(7bit)
・リード信号(1bit)
をこの順で送信する。
図8の処理3−8において、スレーブマイクロコンピュータ21は、検出データが物体の検出を示す場合は、ACK信号をマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
ACK信号を受信したマスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信するとともに、制御対象の動作(手洗い用電磁バルブ5の開動作、石鹸用ポンプ6、乾燥ファン7及び乾燥ヒータ8の駆動)を開始させる制御を行う。
そして、処理3−10にて、マスタマイクロコンピュータ11は、高速モードから低速モードに移行する。また、スレーブマイクロコンピュータ21は、処理3−9にて低速モードから高速モードに移行した後、ストップコンディション信号を受信し、再び高速モードから低速モードに移行する。
ここで、図8では、ACK信号をマスタマイクロコンピュータ11に返信したスレーブマイクロコンピュータ21は、ただちに高速モードから低速モードに移行する場合を示している。
ただし、図10に示すように、ACK信号を返信した後、そのACK信号が正しく物体の検出に対応して出力されたことをマスタマイクロコンピュータ11に確認させるために、処理3−11にて実際の検出データをマスタマイクロコンピュータ11に送信するようにしてもよい。これにより、システムの信頼性をより向上させることができる。
この場合、マスタマイクロコンピュータ11は、検出データを確認した後、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信するとともに、制御対象の動作を開始させる。そして、処理3−10′にて高速モードから低速モードに移行する。
スレーブマイクロコンピュータ21は、検出データの送信が終了した後、マスタマイクロコンピュータ11からのストップコンディション信号を受信することで、処理3−12にて高速モードから低速モードに移行する。
一方、図9の処理3−8′において、検出データが物体の非検出を示す場合は、スレーブマイクロコンピュータ21は、NACK信号をマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
NACK信号を受信したマスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信して、高速モードから低速モードに移行する。ただし、制御対象の動作の開始後に物体の非検出を示すNACK信号を受信した場合に、該動作を停止させる制御を行った後、高速モードから低速モードに移行するようにしてもよい。
そして、ストップコンディション信号を受信したスレーブマイクロコンピュータ21は、処理3−9にて高速モードから低速モードに移行する。
以上で第2の動作モードでの通信処理と動作が完了する。
このように、第2の動作モードでは、ライト信号に加えてbit数が多い投光指令信号の送受信が行われることなくライト信号とbit数が少ないストップコンディション信号の連続的な送受信に応じてスレーブマイクロコンピュータ21に投光動作を行わせることができるため、実施例1で説明した第3の動作モードに比べて通信時間を短縮することができる。このため、マスタマイクロコンピュータ11及びスレーブマイクロコンピュータ21の通信負荷を軽減したり消費電力を低減したりすることができる。
しかも、図8及び図9にて説明した第2の動作モードにおいては、スレーブマイクロコンピュータ21は、bit数が多い検出データに代えてbit数が少ないACK信号/NACK信号をマスタマイクロコンピュータ11に返信する。これにより、通信時間をより短縮することができる。
そして、このような第2の動作モードを採用することで、通信を行うときに高速モードに移行する各マイクロコンピュータの高速モードでの動作時間を短くすることができ、水栓制御装置全体としての消費電力を低減することができる。
本実施例におけるマスタマイクロコンピュータ11の動作(第3及び第2の動作モードでの動作)の概略を、図11のフローチャートに示す。マスタマイクロコンピュータ11は、当初は低速モードで動作している。
通信を行うタイミングにおいて、ステップ500では、マスタマイクロコンピュータ11は、低速モードから高速モードに移行する。
ステップ501では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21に送信する信号がライト信号かリード信号かを判別する。ライト信号である場合はステップ502に、リード信号である場合はステップ508に進む。
ステップ502では、マスタマイクロコンピュータ11は、指定すべきスレーブ部のアドレス(スレーブアドレス)を設定する。そして、スタートコンディション信号に続いてスレーブアドレス信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ503では、ライト信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
そして、ステップ504では、マスタマイクロコンピュータ11は、この後にスレーブマイクロコンピュータ21に送信する信号が、高頻度使用時間帯での投光命令か否かを判別する。高頻度使用時間帯での投光命令でない場合はステップ505に進み、第3の動作モードに入る。
ステップ505では、スレーブマイクロコンピュータ21からACK信号を受け取ることに応じて、スレーブマイクロコンピュータ21に対して投光指令信号を送信する。
次に、ステップ507では、スレーブマイクロコンピュータ21からACK信号を受け取ったマスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。そして、ステップ515に進み、高速モードから低速モードに移行する。
一方、ステップ508では、マスタマイクロコンピュータ11は、ステップ502と同様に、スレーブアドレスを設定する。そして、スタートコンディション信号に続いてスレーブアドレス信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ509では、マスタマイクロコンピュータ11は、リード信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
続いてステップ510では、マスタマイクロコンピュータ11は、投光命令送信フラグがセットされているか否かを確認する。投光命令送信フラグは、投光命令をスレーブマイクロコンピュータ21に送信したことを示すフラグであり、第3の動作モードでは通過しないステップ506でセットされる。投光命令送信フラグがセットされていない(クリアされている)場合は、ステップ511に進む。
ステップ511では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21から送信されてきた検出データを受信する。検出データを正常に受信した場合はACK信号を、正常に受信しなかった場合はNACK信号をそれぞれスレーブマイクロコンピュータ21に返信する。
検出データを正常に受信した場合は、ステップ513に進み、マスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ514(投光命令送信フラグのクリア)を介してステップ515に進み、マスタマイクロコンピュータ11は、物体の検出を示す検出データに応じて制御対象の動作を開始させたり、物体の非検出を示す検出データに応じて制御対象の動作を停止させたりする。そして、高速モードから低速モードに移行する。
一方、ステップ504にて、高頻度使用時間帯での投光命令である場合はステップ506に進み、第2の動作モードに入る。
ステップ506では、マスタマイクロコンピュータ11は、投光命令送信フラグをセットする。
次に、ステップ507では、マスタマイクロコンピュータ11は、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。このようにして、第2の動作モードでは、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21に対して、ライト信号の送信後に投光指令信号を送信することなくストップコンディション信号を送信する。そして、ステップ515に進み、高速モードから低速モードに移行する。
第2の動作モードにおいて、ステップ508では、マスタマイクロコンピュータ11は、第3の動作モードと同様に、スレーブアドレスを設定する。そして、スタートコンディション信号に続いてスレーブアドレス信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
次に、ステップ509では、マスタマイクロコンピュータ11は、リード信号をスレーブマイクロコンピュータ21に送信する。
続いてステップ510では、マスタマイクロコンピュータ11は、投光命令送信フラグがセットされているか否かを確認する。投光命令送信フラグがセットされている場合はステップ512に進む。
ステップ512では、マスタマイクロコンピュータ11は、スレーブマイクロコンピュータ21から送信されてきた、検出データとしてのACK信号を受信したかNACK信号を受信したかを判別する。ACK信号を受信した場合(物体を検出した場合)は、ステップ516に進み、制御対象の動作を開始させる。そして、ステップ513にてスレーブマイクロコンピュータ21に対してストップコンディション信号を送信した後、ステップ514に進む。
一方、NACK信号を受信した場合(物体が非検出である場合)は、そのまま又は制御対象の動作を停止させてステップ513に進み、ストップコンディション信号をスレーブマイクロコンピュータ21な送信し、その後ステップ514に進む。
ステップ514では、マスタマイクロコンピュータ11は、投光命令送信フラグをクリアしてステップ515に進み、高速モードから低速モードに移行する。
次にマスタマイクロコンピュータ11の動作の概略を、図12のフローチャートに示す。スレーブマイクロコンピュータ21は、当初は低速モードで動作している。
ステップ600では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11からの通信割り込みが発生したか否かを判別する。割り込みが発生しない場合は、本ステップを繰り返す。割り込みが発生した場合は、ステップ601に進み、マスタマイクロコンピュータ11からのスレーブアドレス信号が本スレーブマイクロコンピュータ21を指定するものであることを確認して、低速モードから高速モードに移行する。
次に、ステップ602では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から受け取った信号がライト信号かリード信号を判別する。ライト信号である場合はステップ603に進む。
ステップ603では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11からライト信号の次にストップコンディション信号を受信したか否かを判別する。ストップコンディション信号を受信していない場合は、ステップ604に進み、第3の動作モードに入る。
ステップ604では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から投光指令信号を受信したか否かを確認する。受信していない場合はステップ603に戻り、受信した場合はステップ605に進む。
ステップ605では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11からストップコンディション信号を受信したか否かを判別する。受信していない場合はこのステップを繰り返し、受信した場合はステップ606に進む。
ステップ606では、スレーブマイクロコンピュータ21は、投光動作を行い、検出データを生成した後、ステップ616に進んで、高速モードから低速モードに移行する。
ステップ602において、マスタマイクロコンピュータ11から受け取った信号がリード信号である場合はステップ611に進む。
ステップ611では、スレーブマイクロコンピュータ21は、ACK信号又はNACK信号の出力設定がなされているか否かを判別する。ここで、ACK信号/NACK信号の出力設定は、第3の動作モードでは通過しないステップ609,610で行われる。ACK信号又はNACK信号の出力設定がなされていない場合は、ステップ612に進み、スレーブマイクロコンピュータ21は、投光動作によって得られた検出データ(8bit)をマスタマイクロコンピュータ11に返信する。そして、ステップ614に進む。
ステップ614では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11から検出データの正常受信を示すACK信号を受信したか否かを確認し、ACK信号を受信していない場合はこのステップを繰り返す。ACK信号を受信した場合は、ステップ615に進む。
ステップ615では、スレーブマイクロコンピュータ21は、マスタマイクロコンピュータ11からストップコンディション信号を受信したか否かを確認し、受信していない場合はこのステップを繰り返し、受信した場合はステップ616に進み、高速モードから低速モードに移行する。
一方、ステップ603において、マスタマイクロコンピュータ11からライト信号の次にストップコンディション信号を受信した場合は、ステップ607に進み、スレーブマイクロコンピュータ21は、第2の動作モードに入る。
ステップ607では、スレーブマイクロコンピュータ21は、投光動作及び検出データの生成動作を行う。
次に、ステップ608では、スレーブマイクロコンピュータ21は、生成した検出データが物体の検出を示すか非検出を示すかを判別する。物体の検出を示す場合はステップ609に進み、ACK信号の出力設定を行う。物体の非検出を示す場合はステップ610に進み、NACK信号の出力設定を行う。そして、ステップ616に進み、高速モードから低速モードに移行する。
また、ステップ602からステップ611に進むと、スレーブマイクロコンピュータ21は、前述したように、ACK信号又はNACK信号の出力設定がなされているか否かを判別する。ACK信号又はNACK信号の出力設定がなされている場合は、ステップ613に進み、スレーブマイクロコンピュータ21は、ステップ609又はステップ610で設定されたACK信号又はNACK信号を検出データとしてマスタマイクロコンピュータ11に返信する。
そして、ステップ614,615を経てステップ616に進み、高速モードから低速モードに移行する。
なお、本実施例の第2の動作モードでも、実施例1で説明した第2の動作モードのように、ライト信号+ストップコンディション信号(指令信号)を受信することに応じて行う投光動作よりも前に行った投光動作により得られて検出データメモリ23に格納された検出データをマスタマイクロコンピュータ11に返信するようにしてもよい。これにより、マスタマイクロコンピュータ11からスレーブマイクロコンピュータ21に対して投光命令(ライト信号+ストップコンディション信号)を送信してから検出データ(ACK信号/NACK信号)がマスタマイクロコンピュータ11に返信されるまでの時間を短くすることができる。したがって、両者の通信時間をより短縮することができる。
また、前述した実施例1の第2の動作モードにおいても、本実施例の第2のモードのように、スレーブマイクロコンピュータ21に、物体の検出/非検出を示す検出データとして(検出データの代わりに)それぞれ、ACK信号/NACK信号をマスタマイクロコンピュータ11に返信させるようにしてもよい。
以上説明した各実施例は代表的な例にすぎず、本発明の実施に際しては、各実施例に対して種々の変形や変更が可能である。
本発明の実施例1である水栓制御装置を含む水栓システムの構成を示す概略図。 実施例1の水栓制御装置の構成を示すブロック図。 実施例1の水栓制御装置の一部の構成を示すブロック図。 実施例1の水栓制御装置における第3の動作モードでの処理を示すタイムチャート。 実施例1の水栓制御装置における第1の動作モードでの処理を示すタイムチャート。 実施例1の水栓制御装置におけるマスタマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。 実施例1の水栓制御装置におけるスレーブマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。 本発明の実施例2である水栓制御装置における第2の動作モードでの処理(物体検出時)を示すタイムチャート。 実施例2である水栓制御装置における第2の動作モードでの処理(物体非検出時)を示すタイムチャート。 実施例2の変形例である水栓制御装置における第2の動作モードでの処理(物体検出時)を示すタイムチャート。 実施例2の水栓制御装置におけるマスタマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。 実施例1の水栓制御装置におけるスレーブマイクロコンピュータの動作を示すフローチャート。
符号の説明
1 コントローラ(マスタ部)
2 手洗い水用センサ(スレーブ部)
3 石鹸用センサ(スレーブ部)
4 乾燥用センサ(スレーブ部)
5 手洗い水用電磁バルブ
6 石鹸用ポンプ
7 乾燥ファン
8 乾燥ヒータ
11 マスタマイクロコンピュータ
21 スレーブマイクロコンピュータ
23 検出データメモリ
101 スパウト
106 石鹸吐出栓
112 乾燥エアダクト

Claims (5)

  1. 物体の検出動作を行うマイクロコンピュータを備えたスレーブ部と、
    前記スレーブ部との半二重通信が可能であり、前記スレーブ部の検出動作により得られた検出データに基づいて水栓システムを構成する制御対象を制御するマイクロコンピュータを備えたマスタ部とを有する水栓制御装置であって、
    前記各マイクロコンピュータは、通信を行わない状態では第1の動作周波数で動作し、通信を行う状態では前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作し、
    前記マスタ部は、前記マスタ部から前記スレーブ部へ通信方向を切替えるライト信号と、前記マスタ部から前記スレーブ部へ検出動作を指令し、前記スレーブ部から前記マスタ部へ通信方向を切替えるリード信号と、前記スレーブ部からその検出結果である検出データを返信させる検出指令信号とを備えるとともに、
    前記マスタ部は、前記リード信号の送信後に前記ライト信号及び前記検出指令信号が送信されることなく前記リード信号が送信されることに応じて前記スレーブ部が前記検出動作と前記検出データの返信を行う第1の動作モードを有し、該第1の動作モードで前記検出動作を行うことを特徴とする水栓制御装置。
  2. 物体の検出動作を行うマイクロコンピュータを備えたスレーブ部と、
    前記スレーブ部との半二重通信が可能であり、前記スレーブ部の検出動作により得られた検出データに基づいて水栓システムを構成する制御対象を制御するマイクロコンピュータを備えたマスタ部とを有する水栓制御装置であって、
    前記各マイクロコンピュータは、通信を行わない状態では第1の動作周波数で動作し、通信を行う状態では前記第1の動作周波数よりも高い第2の動作周波数で動作し、
    前記マスタ部は、前記マスタ部から前記スレーブ部へ通信方向を切替えるライト信号と、前記マスタ部から前記スレーブ部へ検出動作を指令し前記スレーブ部からその検出結果である検出データを返信させる検出指令信号と、通信の終了を示すストップコンディション信号とを備えるとともに、
    前記マスタ部は、前記マスタ部から前記ライト信号の送信後に前記検出指令信号が送信されることなく通信の終了を示すストップコンディション信号が送信されると前記スレーブ部が前記検出動作を行う第2の動作モードを有し、該第2の動作モードで前記検出動作を行うことを特徴とする水栓制御装置。
  3. 前記スレーブ部は前記物体の検出及び非検出に応じた前記検出データとしてACK信号及びNACK信号をそれぞれ前記マスタ部に返信するとともに、
    前記第2の動作モードにおいて、前記スレーブ部は、前記マスタ部からの通信の正常受信及び異常受信に応じてACK信号及びNACK信号をそれぞれ前記マスタ部に返信し、
    前記マスタ部は、少なくとも前記ACK信号に基づいて前記制御対象を制御することを特徴とする請求項2に記載の水栓制御装置。
  4. 前記マスタ部は、前記ライト信号及び前記検出指令信号の送信後に前記リード信号が送信されることに応じて前記スレーブ部が前記検出データの返信を行う第3の動作モードを有し、所定時間内の物体の検出頻度に応じて前記第3の動作モードで前記検出動作を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1つに記載の水栓制御装置。
  5. 請求項1から4のいずれか1つに記載の水栓制御装置と、
    該水栓制御装置により制御される制御対象とを有することを特徴とする水栓システム。
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