JP2009090820A - 回転可能な車両 - Google Patents
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Abstract
【課題】その場で回転可能な車両の意に反する回転を防止する。
【解決手段】全車輪1a〜1dを別個に回転駆動する各モータ2a〜2dと、各車輪を別個に転舵する各アクチュエータ5a〜5dとを設けると共に、回転許可スイッチ7と回転方向操作レバー8とアクセルペダル9とからの回転させるための各信号の入力条件が揃った場合にのみその場での回転制御を行う。それら各条件を満たす操作を行う各操作子をそれぞれ分けて設けられており、いずれか1つまたは2つを誤って操作したとしても回転を実施しないため、不用意にその場で回転し始めてしまうことを防止することができる。
【選択図】図1
【解決手段】全車輪1a〜1dを別個に回転駆動する各モータ2a〜2dと、各車輪を別個に転舵する各アクチュエータ5a〜5dとを設けると共に、回転許可スイッチ7と回転方向操作レバー8とアクセルペダル9とからの回転させるための各信号の入力条件が揃った場合にのみその場での回転制御を行う。それら各条件を満たす操作を行う各操作子をそれぞれ分けて設けられており、いずれか1つまたは2つを誤って操作したとしても回転を実施しないため、不用意にその場で回転し始めてしまうことを防止することができる。
【選択図】図1
Description
本発明は、その場で回転可能な車両に関するものである。
従来、四輪自動車において、四輪全てを転舵操作および回転駆動可能にして、四輪間の中心を回転中心とする円周の接線方向に各輪を転舵して各輪を回転駆動することにより、車両をその場で回転可能にしたものがあった(例えば特許文献1・2参照)。
特表昭60−500367号公報
特開昭60−53470号公報
上記したような構成の回転可能な自動車にあっては、通常走行時には四輪を走行方向に向けているため、その場で回転するためには一旦停止し、四輪を転舵し、それから回転方向に駆動輪を回転駆動する。そのための操作指令を出すものとしては、転舵に対してはステアリング装置であって良く、駆動輪の回転駆動・停止はアクセル装置であって良い。また、その場で回転する転舵状態にするための回転用操作子を別途設けても良い。
しかしながら、ステアリング装置または回転用操作子を誤って操作して、その場で回転状態にしてしまった場合に、通常走行のつもりでアクセル装置により走行開始すると、意に反して回転し始めてしまうという問題があった。
このような課題を解決して、意に反してその場で回転してしまうことを防止することを実現するために本発明に於いては、車両をその場で回転可能にするように全車輪(1a・1b・1c・1d)を転舵させる転舵手段(5a・5b・5c・5d)と、前記全車輪(1a・1b・1c・1d)の少なくとも一部を回転駆動する車輪駆動手段(2a・2b・2c・2d)とを有する回転可能な車両において、前記転舵手段(5a・5b・5c・5d)により前記全車輪(1a・1b・1c・1d)を前記その場で回転させる転舵角まで転舵させると共に前記車輪駆動手段(2a・2b・2c・2d)に駆動を可能にする回転許可信号を出力する回転許可操作子(7)と、前記回転の方向を指示する回転方向指示操作子(8)と、前記車輪駆動手段による前記車輪の駆動および停止を行わせるための駆動制御操作子(9)とを有するものとした。
特に、前記駆動制御操作子(9)により前記停止を行い、かつ前記回転方向指示操作子(8)による前記回転方向の指示がニュートラルになった場合でも、前記回転許可操作子(7)により前記回転許可信号の出力が停止されるまでは、前記全車輪(1a・1b・1c・1d)が前記その場で回転させる転舵角に保持されると良い。
このように本発明によれば、回転許可操作子と回転方向指示操作子と駆動制御操作子とにより、その場で回転させるという操作条件が揃った場合のみ、その場での回転を実施することから、それら各条件を満たす操作を行う各操作子をそれぞれ分けて設けられており、いずれか1つまたは2つを誤って操作したとしても回転を実施しないため、不用意にその場で回転し始めてしまうことを防止することができる。
特に、元に戻す場合には回転許可操作子による回転許可信号の停止を条件とすることにより、例えば車両の向きを微調整しようとして回転を断続的に行う場合に、停止の度に回転可能な条件を設定し直す必要がないなど、操作が煩雑化を防止できる。
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明が適用された四輪自動車を模式的に示す平面図である。図に示されるように、左右前後の各輪1a1b・1c・1dにはそれぞれ独立して回転駆動するための各モータ2a・2b・2c・2dが設けられている。これにより、通常走行時において、四輪駆動時には全モータ2a〜2dを駆動し、例えば前輪駆動時には前側のモータ2a・2bを駆動する等して、走行状況に応じた駆動方式を任意に選択することができる。
また、各輪1a〜1dはそれぞれ対応する各支持軸3a・3b・3c・3dにより車体4に対して転舵可能に支持されている。各支持軸3a〜3dには、各輪1a〜1dを別個に転舵するための各アクチュエータ5a・5b・5c・5dが設けられており、各アクチュエータ5a〜5dを別個に制御することにより、各輪1a〜1dを別個に任意の方向および角度で転舵させることができる。なお、前輪1a及び1bには図示しない操舵装置及び操舵装置を駆動するためのアクチュエータが設けられている。また、旋回方向支持操作子として例えばジョイスティックからなる回転方向操作レバー8と、駆動制御操作子としてのアクセルペダル9とがそれぞれ独立して操作可能に適所に配設されている。通常走行時は回転方向操作レバー8を操作することによりその傾動方向を検出するセンサからの信号が転舵の方向を指示する信号を図示しない操舵制御装置に入力されることにより操舵装置を駆動するためのアクチュエータが駆動され、アクセルペダル9を操作することによって各モータ2a・2b・2c・2dが駆動され、車両の進行方向を変更することが可能である。
また、各走行用モータ2a〜2dおよび各アクチュエータ5a〜5dを制御するための制御回路6が設けられている。また、回転許可操作子として例えば押しボタンスイッチからなる回転許可スイッチ7が、独立して操作可能に適所に配設されている。回転許可スイッチ7のオン信号が回転許可信号として制御回路6に入力し、回転方向操作レバー8にあっては、その傾動方向を検出するセンサからの信号が回転の方向を指示する信号として制御回路6に入力し、アクセルペダル9にあっては、その踏み込み量を検出する変位センサからの変位検出信号が車輪の駆動・停止信号として制御回路6に入力するようになっている。
図2(a)に上記回転許可スイッチ7および回転方向操作レバー8の配置の一例を示す。運転席の脇に設けられた内装部材11に操作ユニットのパネル12が取り付けられており、そのパネル12の適所に回転許可スイッチ7および回転方向操作レバー8が配設されている。なお、図示例ではシフトレバー13およびパーキングスイッチ14も同じパネル12に配設されている。回転許可スイッチ7は図2(b)に併せて示されるように、押しボタンスイッチからなり、その押圧面には、その場で回転することを示すボタンであることを一目で理解できるイラストが描かれている。これにより、操作ミスを好適に防止することができる。
このようにして構成された回転可能な自動車において、車体4をその場で回転させる場合の操作要領について図3のフロー図を参照して以下に示す。なお、このフロー制御は制御回路6のCPUでプログラム処理し、割り込み処理として実行するものであって良い。
まずステップST1では回転許可スイッチ7がオン(押された)か否かを判別する。回転許可スイッチ7がオフ状態であると判定された場合には本フローを終了する。ステップST1で回転許可スイッチ7がオンであると判定された場合にはステップST2に進む。ステップST2では、車両が停止中であるか否かを判別する。停止の判定にあっては、図示されない車速センサからの車速検出信号により車速が0km/hであると判定されたことによるものであって良い。
ステップST2で車両停止中ではないと判定された場合にはステップST3に進み、そこで警報処理を行い、本フローを終了する。警報処理としては、例えば制御回路6にブザー10を接続して鳴らしたり、あるいは警告灯を点滅させたりすることができる。これは、確実に停車状態からその場で回転させるモードに移行させるためである。
ステップST2で車両停止中であると判定された場合にはステップST4に進み、そこで車両をその場で回転可能な状態にする。具体的には、各アクチュエータ5a〜5dにより各車輪1a〜1dを、図4に示されるように各車輪1a〜1dの対角線の交点を中心Cとする円(二点鎖線)の接線方向に向けて転舵し、その転舵角を保持する。この中心Cが車両としての車体4のその場で回転する回転中心となる。
次のステップST5では、回転方向操作レバー8により左右のいずれかの方向に回転指示されたか否かを判別する。回転方向操作レバー8が左右方向いずれかの方に操作されるまではステップST5を繰り返し、右回転指示の場合にはステップST6に進み、左回転指示の場合にはステップST7に進む。ステップST6ではアクセルペダル9が操作されている(オン)か否(オフ)かを判別し、操作されている場合にはステップST8に進む。
ステップST8では、図4の矢印Rに示されるように車体4を右回転させる方向に各モータ2a〜2dを駆動して各車輪1a〜1dを回転させ、ステップST6に戻る。ステップST7に進んだ場合にも同様にアクセルペダル9が操作されているか否かを判別し、操作されている場合にはステップST9に進む。ステップST9では、図4の矢印Lに示されるように車体4を左回転させる方向に各モータ2a〜2dを駆動して各車輪1a〜1dを回転させ、ステップST7に戻る。
なお、本図示例ではアクセルペダル9が操作されていれば車体4を回転させる動作になるとしており、その場合の回転(角)速度は予め設定した安全に回転する一定速度であるが、アクセルペダル9の踏み込み量に応じて回転速度を上下させるようにしても良い。その場合であっても上限速度を設定し、過速度を防止するようにすると良い。
ステップST6またはST7でアクセルペダル9が操作されていない(オフ)と判定された場合にはステップST10に進み、アクセルペダル9の状態に応じて各モータ2a〜2dを停止し、ステップST11に進む。
ステップST11では、回転方向操作レバー8がニュートラル位置か否かを判別する。ニュートラル位置ではないと判定された場合には、左右いずれかへの操作状態であることからステップST5に戻り、上記フローをやり直し、回転処理を続行する。ステップST11でニュートラル位置であると判定された場合にはステップST12に進む。
ステップST12では、回転許可スイッチ7がオフにされたか否かを判別し、オンのままの場合にはステップST10に戻り、オフの場合にはステップST13に進む。なお、押しボタンスイッチであって押す度にオン・オフの一方から他方に切り替わるタイプのスイッチを用いた場合には、押しボタンスイッチが押されたか否かの判別であって良い。これにより、回転許可スイッチ7がオフになるまでは、その場での回転操作を続行可能であり、例えば車両の向きを微調整しようとして回転を断続的に行う場合に、回転制御状態を継続させることができ、停止の度に回転可能な条件を設定し直す必要がないなど、操作が煩雑化を防止できる。
ステップST13では、通常走行状態に戻す。具体的にはステップST4と逆の操作であり、各アクチュエータ5a〜5dにより各車輪1a〜1dを図1に示されるように前後進可能な状態に向けるように転舵シテ、本フローを終了する。なお、直進状態を初期位置として、その初期位置に戻すことであって良い。
このように、運転手による回転させるという意思表示となる回転許可スイッチ7が操作された(オン)ことを必要条件として、さらに他の条件(回転方向操作レバー8およびアクセルペダル9の操作)が揃った場合のみ、その場で回転させる制御を実施することができる。それら各条件を満たす操作を行う各操作子をそれぞれ分けて設けたことから、例えば回転方向操作レバー8を誤って操作しかつアクセルペダル9を踏み込んだとしても、不用意にその場で回転し始めてしまうことを防止することができる。
なお、本図示例では全車輪1a〜1dのそれぞれに別個に回転駆動する各モータ2a〜2dを設けたが、駆動手段としてのモータを全車輪の一部の車輪だけに設けたものであっても良い。例えば6輪車などで後輪として前後2輪設けたものの場合にはその一方のみモータ駆動する場合がある。また、全ての車輪にそれぞれモータを設けた場合であっても、回転駆動時には例えば対角線の1組の車輪だけをモータ駆動するようにしても良い。
1a・1b・1c・1d 車輪
2a・2b・2c・2d モータ(車輪駆動手段)
5a・5b・5c・5d アクチュエータ(転舵手段)
7 回転許可スイッチ(回転許可操作子)
8 回転方向操作レバー(回転方向指示操作子)
9 アクセルペダル(駆動制御操作子)
2a・2b・2c・2d モータ(車輪駆動手段)
5a・5b・5c・5d アクチュエータ(転舵手段)
7 回転許可スイッチ(回転許可操作子)
8 回転方向操作レバー(回転方向指示操作子)
9 アクセルペダル(駆動制御操作子)
Claims (2)
- 車両をその場で回転可能にするように全車輪を転舵させる転舵手段と、前記全車輪の少なくとも一部を回転駆動する車輪駆動手段とを有する回転可能な車両において、
前記転舵手段により前記全車輪を前記その場で回転させる転舵角まで転舵させると共に前記車輪駆動手段に駆動を可能にする回転許可信号を出力する回転許可操作子と、前記回転の方向を指示する回転方向指示操作子と、前記車輪駆動手段による前記車輪の駆動および停止を行わせるための駆動制御操作子とを有することを特徴とする回転可能な車両。 - 前記駆動制御操作子により前記停止を行い、かつ前記回転方向指示操作子による前記回転方向の指示がニュートラルになった場合でも、前記回転許可操作子により前記回転許可信号の出力が停止されるまでは、前記全車輪が前記その場で回転させる転舵角に保持されることを特徴とする請求項1に記載の回転可能な車両。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007263543A JP2009090820A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 回転可能な車両 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007263543A JP2009090820A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 回転可能な車両 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009090820A true JP2009090820A (ja) | 2009-04-30 |
Family
ID=40663237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007263543A Pending JP2009090820A (ja) | 2007-10-09 | 2007-10-09 | 回転可能な車両 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009090820A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2013080886A1 (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-06 | Ntn株式会社 | 自動車 |
| CN103465797A (zh) * | 2013-09-12 | 2013-12-25 | 中国农业大学 | 一种四轮独立驱动独立转向电动果园作业车 |
-
2007
- 2007-10-09 JP JP2007263543A patent/JP2009090820A/ja active Pending
Cited By (4)
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| WO2013080886A1 (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-06 | Ntn株式会社 | 自動車 |
| JP2013112103A (ja) * | 2011-11-28 | 2013-06-10 | Ntn Corp | 自動車 |
| CN103974874A (zh) * | 2011-11-28 | 2014-08-06 | Ntn株式会社 | 汽车 |
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