JP2009097367A - 圧電ポンプ - Google Patents
圧電ポンプ Download PDFInfo
- Publication number
- JP2009097367A JP2009097367A JP2007267527A JP2007267527A JP2009097367A JP 2009097367 A JP2009097367 A JP 2009097367A JP 2007267527 A JP2007267527 A JP 2007267527A JP 2007267527 A JP2007267527 A JP 2007267527A JP 2009097367 A JP2009097367 A JP 2009097367A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- piezoelectric
- shim
- pump
- piezoelectric vibrator
- vibrator
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
- 239000000758 substrate Substances 0.000 claims abstract description 13
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims abstract description 12
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims abstract description 12
- 239000010410 layer Substances 0.000 claims description 50
- 238000000576 coating method Methods 0.000 claims description 39
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 claims description 38
- 239000011347 resin Substances 0.000 claims description 31
- 229920005989 resin Polymers 0.000 claims description 31
- 230000001681 protective effect Effects 0.000 claims description 27
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 claims description 3
- 239000011241 protective layer Substances 0.000 claims description 2
- 239000011888 foil Substances 0.000 claims 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 claims 1
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims 1
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 abstract description 6
- 238000005086 pumping Methods 0.000 abstract description 2
- 230000005611 electricity Effects 0.000 abstract 1
- 239000007788 liquid Substances 0.000 description 8
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 7
- 239000011889 copper foil Substances 0.000 description 5
- 239000012530 fluid Substances 0.000 description 5
- 125000004122 cyclic group Chemical group 0.000 description 4
- 230000002441 reversible effect Effects 0.000 description 4
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000005684 electric field Effects 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 230000007797 corrosion Effects 0.000 description 2
- 238000005260 corrosion Methods 0.000 description 2
- 238000007747 plating Methods 0.000 description 2
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 2
- 229910045601 alloy Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000000956 alloy Substances 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 239000000498 cooling water Substances 0.000 description 1
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 239000013013 elastic material Substances 0.000 description 1
- 229910052737 gold Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000004973 liquid crystal related substance Substances 0.000 description 1
- 230000007774 longterm Effects 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 239000009719 polyimide resin Substances 0.000 description 1
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002356 single layer Substances 0.000 description 1
- 238000005476 soldering Methods 0.000 description 1
- 239000010935 stainless steel Substances 0.000 description 1
- 229910001220 stainless steel Inorganic materials 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052726 zirconium Inorganic materials 0.000 description 1
Images
Landscapes
- Reciprocating Pumps (AREA)
Abstract
【課題】導電性金属薄板からなるシムと、このシムの表裏の少なくとも一方の面上に形成した圧電体層とを有する平面円形の圧電振動子;この圧電振動子の圧電体層を有する面にOリングを接触させて形成されたポンプ室;及び上記圧電振動子に対して給電するドライバ回路基板;を有し、電振動子を振動させてポンプ作用を得る圧電ポンプにおいて、圧電振動子に対する配線構造がポンプ室の液密性に悪影響を与えず、配線部の耐久性を確保し、圧電体の変位を妨げることのない圧電ポンプを得る。
【解決手段】圧電振動子とドライバ回路基板とが、FPC基板を介して接続されており、該FPC基板が、ポンプ室側の圧電体層のシムと反対側の面に導通しかつ平面的に見てOリングとその全周に沿って少なくとも一部が重なる環状電極を有する圧電ポンプ。
【選択図】図1
【解決手段】圧電振動子とドライバ回路基板とが、FPC基板を介して接続されており、該FPC基板が、ポンプ室側の圧電体層のシムと反対側の面に導通しかつ平面的に見てOリングとその全周に沿って少なくとも一部が重なる環状電極を有する圧電ポンプ。
【選択図】図1
Description
本発明は、振動する圧電振動子によってポンプ作用を得る圧電ポンプに関する。
圧電ポンプは、周縁を液密に保持した平面円形の圧電振動子の表裏の少なくとも一方に、Oリングを介してポンプ室を形成し、該圧電振動子を振動させることでポンプ作用を得ている。本出願人は、このような圧電ポンプをノート型PCの水冷システム等に用いることを検討中である。
特開2006-105027号公報
特開2006-144761号公報
特開2006-253350号公報
圧電振動子は、導電性金属薄板からなるシムの表裏の一面に圧電体層を形成したユニモルフ型と両面に圧電体層を形成したバイモルフ型が知られている。いずれのタイプの圧電振動子を用いるにしても、圧電体層を有する面にOリングを接触させてポンプ室を形成する場合、圧電体層に対する給電構造が問題となる。すなわち、シムに対する配線は、シムから径方向に配線突起を突出させることで容易に配線ができるが、圧電体層に対する配線ラインは、Oリングを跨ぐ(Oリングと交差する)こととなるため、配線ラインを如何に薄く形成しても、Oリングには配線ラインとの交差部分に微小な凹凸が生じ、この微小な凹凸が長期的に見ると、ポンプ室の液密性を低下させる原因となる。
また圧電素子は振動子であり、圧電素子の電極である薄い電極層と配線端子をつなぐ部分での電気的接続の信頼性を確保することが長寿命化の上で課題となる。常に振動する振動子である圧電素子との接続は、接続部での電気的断線や接触抵抗の変化を極力回避する構造が求められる。また、液密性や電気的接続の課題を解決するだけでなく、圧電素子の振動方向の変位量を妨げることなく、ポンプの流量を十分確保することも求められる。流量の確保は省電力化および小型化する上でも重要な課題である。
本発明は、以上の問題意識に基づき、圧電振動子の圧電体層を有する面にOリングを接触させてポンプ室を形成するタイプの圧電ポンプにおいて、圧電振動子に対する配線構造がポンプ室の液密性に悪影響を与えず、配線部の耐久性(電気的接続の信頼性)を確保し、圧電体の変位を妨げることのない圧電ポンプを得ることを目的としている。
本発明は、圧電振動子とドライバ回路基板とをFPC基板を介して接続するとき、FPC基板にOリングと同一径の環状電極を形成してこの環状電極を介してポンプ室側圧電体層に給電すれば、Oリングと配線ラインが交差することがなくOリングに微小な凹凸は生じないとの着眼に至って本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は、導電性金属薄板からなるシムと、このシムの表裏の少なくとも一方の面上に形成した圧電体層とを有する平面円形の圧電振動子;この圧電振動子の圧電体層を有する面にOリングを接触させて形成されたポンプ室;及び上記圧電振動子に対して給電するドライバ回路基板;を有し、圧電振動子を振動させてポンプ作用を得る圧電ポンプにおいて、圧電振動子とドライバ回路基板とは、FPC基板を介して接続されていること;及びFPC基板は、少なくとも圧電素子のポンプ室側の圧電体層に接続され、シムと反対側の面に導通させ、かつ平面的に見てOリングとその全周に沿って少なくとも一部が重なる環状電極を有すること;を特徴としている。
ここで圧電素子の圧電体層の両面には、電極層として例えばスクリーン印刷等で成膜された薄い電極層を全面もしくは同心円状に形成することができる。上記環状電極は、この圧電素子上の薄い電極層に給電するための電極である。
ここで圧電素子の圧電体層の両面には、電極層として例えばスクリーン印刷等で成膜された薄い電極層を全面もしくは同心円状に形成することができる。上記環状電極は、この圧電素子上の薄い電極層に給電するための電極である。
FPC基板は、圧電振動子のポンプ室側圧電体層の全面に重なる円形の樹脂被覆を有する形状とすることができる。この円形樹脂被覆では、その周縁に環状電極を位置させる。
あるいは、FPC基板には、圧電振動子のポンプ室側圧電体層の周縁のみに重なる環状(穴あきの)樹脂被覆を有する形状とすることができる。この環状樹脂被覆では、その環状部内に環状電極を位置させる。
圧電振動子上には、FPC基板を含んで圧電体層を覆う保護フィルムをさらに積層接着することができる。特に環状樹脂被膜構造の場合、圧電体上の電極層を防湿するため、保護フィルムが必要となり、またFPCがポンプ室側全面を樹脂被覆する場合においても、保護フィルムを有するほうが好ましい。
圧電振動子は、圧電体層がシムのポンプ室側の面のみに配置されたユニモルフ型、あるいは圧電体層がシムの両面に配置されたバイモルフ型のいずれも用いることができるが、ユニモルフ型では圧電体層はポンプ室側に位置する。ユニモルフ型の場合は、ポンプ室が圧電体層で、空気室側に金属薄板であるシムを配置するほうが、シムが保護層(保護シム)として機能するため好ましい。保護シムは、ポンプ室の内圧が高くなった場合、応力の集中する空気室側に金属薄板としてのシムを配置することにより、空気室側の圧電体層に過大な応力が加わることを保護するものである。
また、バイモルフ型では、FPC基板には、シムの両面の圧電体層の該シムとは反対側の面にそれぞれ導通し、Oリングと平面的に見て重なる一対の環状電極を設ける。バイモルフ型において、圧電体層がメインシムの両面に配置され、ポンプ室の反対側の空気室側に保護シムが配置され、FPC基板は保護シムとポンプ室側の圧電体素子面にそれぞれ導通し、ポンプ室側に環状電極を配置する構造が好ましい。保護シムのないバイモルフ型の圧電振動子の場合、空気室側の電極は、応力による空気室側の保護膜として円形電極としてもよい。この場合、円形電極としたことにより、保護シムと同様に空気室側の圧電素子に過大な応力が加わることを保護する機能がある。
環状電極は、FPC基板の導体部として、常法に従い銅箔等から構成することができる。環状電極の導体の電極としての接触面をAuめっき等とすることにより、銅の腐食を防止するだけでなく、圧電素子上の薄い電極層と環状電極との電気的接触を良好な状態に保てるため、より好ましい。
本発明によれば、圧電振動子とドライバ回路基板とをFPC基板を介して接続するとき、FPC基板にOリングと同一径の環状電極を形成してこの環状電極を介してポンプ室側圧電体層に給電するので、Oリングと配線ラインが交差することでOリングに微小な凹凸が生じない、圧電振動子に対する配線構造がポンプ室の液密性に悪影響を与えず、振動子である圧電素子の電極である薄い電極層と配線端子をつなぐ部分での電気的接続の信頼性を確保することができ、少なくともポンプ室側を環状電極とすることで、圧電素子の振動方向の変位量を妨げることのない圧電ポンプを得ることができる。
図1ないし図4は、本発明による圧電ポンプの一実施形態を示している。この圧電ポンプ20は、図1、図2に示すように、図示下方から順に積層したロアハウジング21、ミドルハウジング22及びアッパハウジング23を有している。
ロアハウジング21には、冷却水(液体)の吸入ポート24と吐出ポート25が開口している。ミドルハウジング22とアッパハウジング23の間には、Oリング27と環状挟着部材(ガイド)28を介して圧電振動子10が液密に狭着支持されていて、該圧電振動子10とミドルハウジング22との間にポンプ室Pを構成している。圧電振動子10とアッパハウジング23との間には、大気室(空気室)Aが形成される。大気室Aは、開放しても密閉してもよい。
ロアハウジング21とミドルハウジング22には、吸入ポート24とポンプ室Pを連通させる吸入流路30、及びポンプ室Pと吐出ポート25を連通させる吐出経路31がそれぞれ形成されており、ミドルハウジング22には、この吸入流路30と吐出流路31にそれぞれ逆止弁(アンブレラ)32、33が設けられている。逆止弁32は、吸入ポート24からポンプ室Pへの流体流を許してその逆の流体流を許さない吸入側逆止弁であり、逆止弁33は、ポンプ室Pから吐出ポート25への流体流を許してその逆の流体流を許さない吐出側逆止弁である。図示実施形態の逆止弁32、33は、同一の形態であり、流路に接着もしくは溶着固定される穴あき基板32a、33aに、弾性材料からなるアンブレラ32b、33bを装着してなっている。
またロアハウジング21には、吸入流路30及び吐出経路31とは隔離させた位置に矩形状の収納凹部21aが形成されており、この収納凹部21aとミドルハウジング22の間に、圧電振動子10を駆動制御するドライバ回路基板26が液密に収納されている。
以上の圧電ポンプ20は、ドライバ回路基板26を介して圧電振動子10に交番電界を与えると、圧電振動子10が正逆に弾性変形(振動)し、ポンプ室Pの容積が拡大する行程では、吸入側逆止弁32が開いて吐出側逆止弁33が閉じるため、吸入ポート24からポンプ室P内に液体が流入する。一方、ポンプ室Pの容積が減少する行程では、吐出側逆止弁33が開いて吸入側逆止弁32が閉じるため、ポンプ室Pから吐出ポート25に液体が流出する。したがって、圧電振動子10を正逆に連続させて弾性変形(振動)させることで、ポンプ作用が得られる。
本実施形態は、以上の基本構成を有する圧電ポンプにおいて、ドライバ回路基板26から圧電振動子10に対する給電構造を要旨としている。本実施形態の圧電振動子10は、円形のシム11と、シム11の表裏面の一方に形成した円形の積層圧電体(圧電体層)12とを有するユニモルフ型である。積層圧電体12は、ポンプ室P側に位置している。
シム11は、厚さ30〜300μm程度のステンレスや42アロイ等からなる導電性金属薄板であり、積層圧電体12を支持するための剛性を有している。このシム11は、周縁部に配線接続用の配線突起11aを有している。積層圧電体12は、例えば厚さ50〜600μm程度のPZT(Pb(Zr、Ti)O3)等の圧電材料から構成されるもので、その表裏方向に分極処理が施されている。積層圧電体12は圧電材料の表面に1〜10μm程度のAuもしくはAg等の薄い金属膜(図示しない)が積層されている。薄い金属膜は、圧電材料に電圧を印加する電極であり、例えば圧電体がPZT等のセラミックスの場合には、スクリーン印刷等で薄い金属膜を成膜する。このような圧電振動子は周知である。積層圧電体12の表裏に交番電界が与えられると、積層圧電体12が伸びて縮むサイクルが繰り返され、シム11(圧電振動子10)が偏心して中央部の振幅が最も大きくなるように振動する。
この圧電振動子10の積層圧電体12の表裏(シム11の配線突起11aと積層圧電体12のシム11とは反対側の面)には、ドライバ回路基板26及びFPC(FREXIBLE PRINTED CIRCUITS)基板40を介して給電される。FPC基板40は、図1、図3に示すように、樹脂被覆(一般的にポリイミド樹脂)41中に、所定形状の銅箔42を埋入した周知のプリント基板である。この実施形態のFPC基板40の被覆樹脂41は、ドライバ回路基板26上に延びる接続被覆41aと、この接続被覆41aから分岐したシム用被覆41bと、円形樹脂被覆41cとを有している。円形樹脂被覆41cは、圧電振動子10の積層圧電体12上に全面的に重ねられて接着される。
これらの接続被覆41a、シム用被覆41b及び円形樹脂被覆41c中に埋入された銅箔42は、一対の給電ライン42a、42bを有しており、給電ライン42aは、接続被覆41aからシム用被覆41bを経て、配線突起11aに接続される。給電ライン42aは、シム用被覆41bの先端部において、配線突起11aに半田付けされる露出部42a'(図3)となっている。これに対し、給電ライン42bは、接続被覆41aから円形樹脂被覆41cに至り、円形樹脂被覆41cの周縁に配置された環状電極42cに導通している。環状電極42cは、積層圧電体12の周縁に全面的に導通する。図1、図3では、環状電極42cにハッチングを付した。
環状電極42cの径は、Oリング27の径と実質的に同一径であり、両者は平面的に見て交差することがない。勿論、環状電極42cとOリング27は、完全に同一径である必要はなく、環状電極42cとOリング27の少なくとも一部がその全周に沿って重なる関係、あるいはOリング27が環状電極42cを全周に渡って押圧できるように形成されている関係であればよい。従ってOリング27と環状電極42cが重なったとき、Oリング27は一平面内に位置し、微小な凹凸が生じることはない。なお、以上の実施形態では、シム11に配線突起11aを設けたが、配線突起11aを設けることなく、シム11の表面に直接FPC基板40の給電ラインの露出部42a'を接続してもよい。
図4は、以上の圧電振動子10、環状電極42c及びOリング27のみを取り出して描いた模式断面図である。FPC基板40上には、同図に鎖線で示すように、樹脂製保護フィルム(例えばPPS樹脂フィルム)43を積層接着することができる。
上記構成の本圧電ポンプによると、FPC基板40を介してドライバ回路基板26からシム11と積層圧電体12のポンプ室P側の面(積層圧電体12の表裏)に交番電界を与えることができる。そして、環状電極42cは、Oリング27の全周に沿って重なっているため、Oリング27に液密性の保持に有害な微小な凹凸が生じる可能性がない。この効果は、積層圧電体12に対する配線がOリング27を交差していた従来品と比較すると明らかである。またFPC基板上の環状電極42cと積層圧電体12の表面電極である薄い電極層とが直接的な電気的接続となり、さらにFPC基板の給電ライン42により、圧電体12が直接ドライバ回路基板26に接続されているため、振動による接続部分での端子の劣化の問題が回避される。
すなわち、本実施形態により、常に振動する振動子である圧電素子との接続部での電気的断線や接触抵抗の変化を極力回避する構造となり、信頼性確保が可能となり、ポンプを長寿命化する効果が得られる。環状電極42cの導体の電極としての接触面をAuめっき等とすることにより、銅の腐食を防止するだけでなく、圧電素子上の薄い電極層と環状電極との電気的接触を良好な状態に保てるため、より好ましい。またポンプ室側を環状電極とすることにより、圧電素子の振動方向の変位量を妨げることなく、ポンプの流量を十分確保することができる。
図5、図6は、本発明をバイモルフ型の圧電振動子10Bに適用した実施形態である。バイモルフ型圧電振動子10Bは、周知のように、シム11の両面に積層圧電体12を積層した構造を有する。この実施形態は、バイモルフ型圧電振動子10Bの表裏の積層圧電体12に対して給電するために、図5に平面(展開)形状を示すFPC基板40を用いている。このFPC基板40は、圧電振動子10Bの表裏に位置する一対の円形樹脂被覆41cを接続部円形樹脂被覆41cbで接続し、円形樹脂被覆41cの周縁にそれぞれ配置した環状電極42cを、円形樹脂被覆41cb内に配置した接続銅箔42cbで接続している。この他の構成は実質的に第1の実施形態と同様であり、同一の要素には同一の符号を付している。
以上の実施形態では、FPC基板40の円形樹脂被覆41cが積層圧電体12の全面を覆う円形被覆であるが、図1、図5に鎖線41dで示すように、円形被覆41cの中央に穴を空けて環状樹脂被覆としてもよい。ただし、特に環状樹脂被膜構造の場合、圧電体上の電極層を防湿するため、樹脂性保護フィルム43が必要となる。また円形樹脂被覆41cが積層圧電体12の全面を覆う場合においても、樹脂製の保護フィルム43を用いると、薄い樹脂膜で耐湿性を確保できるため、FPCの保護被膜41のみの場合よりも薄くでき、圧電振動子の変位を妨げないため好ましい。
図7の実施形態では、バイモルフ型において、圧電体層がメインシム11bの両面に配置され、ポンプ室の反対側の空気室側に保護シム11cが配置され、FPC基板は保護シム11cとポンプ室側の圧電体素子面にそれぞれ導通し、ポンプ室側に環状電極を配置する構造が好ましい。保護シムは11c、ポンプ室の内圧が高くなった場合、応力の集中する空気室側に金属薄板としての保護シム11cを配置することにより、空気室側の圧電体層に過大な応力が加わることを保護するものである。図7では41dの部分を空けて環状被覆とした実施形態としている。保護シムのシム用被覆41bおよび給電ライン42aはユニモルフ型の実施例である図3のように、シムの突起部11aを有した構造でもよいが、図7のように環状電極がより好ましい。これは圧電振動子10aにはんだ付け等の接続が不要となるため、電気的接続の信頼性を確保できる。
また、図8に示すように、保護シムのないバイモルフ型の圧電振動子の場合、空気室側の環状電極42cは、応力による空気室側の保護膜として円形電極と置き換えてもよい。この場合、円形電極としたことにより、保護シムと同様に空気室側の圧電素子に過大な応力が加わることを保護する効果がある。
なお、圧電振動子10の積層圧電体12は、単層であるものの他、複数層を直列接続あるいは並列接続したものが知られている。また、複数層の圧電体の間に中間シムを挟む構造も、本出願人により、特願2007-35879号で提案されている。本発明は、これらの積層圧電体12の構造を問わずに適用できる。
10 圧電振動子
11 シム
11a 配線突起
12 積層圧電体(圧電体層)
20 圧電ポンプ
21 ロアハウジング
22 ミドルハウジング
23 アッパハウジング
24 吸入ポート
25 吐出ポート
26 ドライバ回路基板
27 Oリング
28 環状狭着部材
30 吸入流路
31 吐出流路
32、33 逆止弁
40 FPC基板
41 被覆樹脂
41a 接続被覆
41b シム用被覆
41c 円形樹脂被覆
41d 環状樹脂被膜
42 銅箔
42a 42b 給電ライン
42c 環状電極
43 樹脂製保護フィルム
A 大気室(空気室)
P ポンプ室
11 シム
11a 配線突起
12 積層圧電体(圧電体層)
20 圧電ポンプ
21 ロアハウジング
22 ミドルハウジング
23 アッパハウジング
24 吸入ポート
25 吐出ポート
26 ドライバ回路基板
27 Oリング
28 環状狭着部材
30 吸入流路
31 吐出流路
32、33 逆止弁
40 FPC基板
41 被覆樹脂
41a 接続被覆
41b シム用被覆
41c 円形樹脂被覆
41d 環状樹脂被膜
42 銅箔
42a 42b 給電ライン
42c 環状電極
43 樹脂製保護フィルム
A 大気室(空気室)
P ポンプ室
Claims (9)
- 導電性金属薄板からなるシムと、このシムの表裏の少なくとも一方の面上に形成した圧電体層とを有する平面円形の圧電振動子;この圧電振動子の圧電体層を有する面にOリングを接触させて形成されたポンプ室;及び上記圧電振動子に対して給電するドライバ回路基板;を有し、上記圧電振動子を振動させてポンプ作用を得る圧電ポンプにおいて、
上記圧電振動子とドライバ回路基板とは、FPC基板を介して接続されていること;及び
上記FPC基板は、少なくとも上記圧電素子のポンプ室側の圧電体層に接続され、シムと反対側の面に導通させ、かつ平面的に見て上記Oリングとその全周に沿って少なくとも一部が重なる環状電極を有すること;
を特徴とする圧電ポンプ。 - 請求項1記載の圧電ポンプにおいて、FPC基板は、圧電振動子のポンプ室側圧電体層の全面に重なる円形の樹脂被覆を有し、この円形樹脂被覆の周縁に上記環状電極が位置している圧電ポンプ。
- 請求項1記載の圧電ポンプにおいて、FPC基板は、圧電振動子のポンプ室側圧電体層の周縁のみに重なる環状樹脂被覆を有し、この環状樹脂被覆内に上記環状電極が位置し、上記圧電振動子上には、FPC基板を含んで上記圧電体層を覆う保護フィルムが接着されている圧電ポンプ。
- 請求項2記載の圧電ポンプにおいて、上記圧電振動子上には、FPC基板を含んで上記圧電体層を覆う保護フィルムが接着されている圧電ポンプ。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載の圧電ポンプにおいて、上記圧電振動子は、圧電体層がシムのポンプ室側の面のみに配置されたユニモルフ型である圧電ポンプ。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載の圧電ポンプにおいて、上記圧電振動子は、圧電体層がシムの両面に配置されたバイモルフ型であり、FPC基板には、シムの両面の圧電体層の該シムとは反対側の面にそれぞれ導通する上記環状電極が備えられている圧電ポンプ。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載の圧電ポンプにおいて、上記圧電振動子は、圧電体層がメインシムの両面に配置されたバイモルフ型であり、ポンプ室の反対側の空気室側に保護シムが配置され、FPC基板は、保護シムとポンプ室側の面にそれぞれ導通し、ポンプ室側に上記環状電極が備えられている圧電ポンプ。
- 請求項1ないし4のいずれか1項記載の圧電ポンプにおいて、上記圧電振動子は、圧電体層がシムの両面に配置されたバイモルフ型であり、FPC基板には、シムの両面の圧電体層の該シムとは反対側の面にそれぞれ導通し、ポンプ室側は環状電極が備えられていおり、空気室側は保護層を兼ねた円形電極を備えた圧電ポンプ。
- 請求項1ないし8のいずれか1項記載の圧電ポンプにおいて、上記FPC基板の電極が、CuもしくはNiの金属箔であり、電極の接続面にAuめっき処理がなされている圧電ポンプ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007267527A JP2009097367A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 圧電ポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007267527A JP2009097367A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 圧電ポンプ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009097367A true JP2009097367A (ja) | 2009-05-07 |
Family
ID=40700617
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007267527A Withdrawn JP2009097367A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | 圧電ポンプ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009097367A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104832404A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-08-12 | 长春工业大学 | 一种基于pdms的压电微泵 |
| CN110821795A (zh) * | 2018-08-13 | 2020-02-21 | 科际精密股份有限公司 | 流体驱动装置 |
| TWI692581B (zh) * | 2018-08-13 | 2020-05-01 | 科際精密股份有限公司 | 流體驅動系統 |
| CN114864804A (zh) * | 2017-02-13 | 2022-08-05 | Tdk株式会社 | 振动器件 |
| CN115266948A (zh) * | 2022-09-20 | 2022-11-01 | 之江实验室 | 一种高频薄膜超声换能器及制备方法 |
-
2007
- 2007-10-15 JP JP2007267527A patent/JP2009097367A/ja not_active Withdrawn
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN104832404A (zh) * | 2015-05-13 | 2015-08-12 | 长春工业大学 | 一种基于pdms的压电微泵 |
| CN114864804A (zh) * | 2017-02-13 | 2022-08-05 | Tdk株式会社 | 振动器件 |
| CN110821795A (zh) * | 2018-08-13 | 2020-02-21 | 科际精密股份有限公司 | 流体驱动装置 |
| TWI692581B (zh) * | 2018-08-13 | 2020-05-01 | 科際精密股份有限公司 | 流體驅動系統 |
| JP2020073250A (ja) * | 2018-08-13 | 2020-05-14 | 科際精密股▲ふん▼有限公司 | 流体駆動装置 |
| US11549501B2 (en) | 2018-08-13 | 2023-01-10 | Koge Micro Tech Co., Ltd. | Fluid driving system |
| CN115266948A (zh) * | 2022-09-20 | 2022-11-01 | 之江实验室 | 一种高频薄膜超声换能器及制备方法 |
| CN115266948B (zh) * | 2022-09-20 | 2023-02-17 | 之江实验室 | 一种高频薄膜超声换能器及制备方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US9482217B2 (en) | Fluid control device | |
| US9028226B2 (en) | Fluid control device | |
| JP4976157B2 (ja) | 圧電ポンプ及び圧電振動子 | |
| CN105966068B (zh) | 头以及液体喷射装置 | |
| CN105984223B (zh) | 头及液体喷射装置 | |
| CN111512047B (zh) | 泵 | |
| JP2009097367A (ja) | 圧電ポンプ | |
| US20080170951A1 (en) | Piezoelectric pump | |
| JP2010242501A (ja) | 圧電ポンプ | |
| JP2007165664A (ja) | 振動子の配線構造及び圧電ポンプ | |
| JP7327514B2 (ja) | ポンプ装置 | |
| JP2017124540A (ja) | 配線基板、memsデバイス及び液体噴射ヘッド | |
| JP6127361B2 (ja) | 流体制御装置 | |
| JP2009023180A (ja) | 液体吐出装置及び液体吐出装置の製造方法 | |
| JP2007046551A (ja) | 圧電ポンプ | |
| JP2009079482A (ja) | 圧電ポンプ | |
| CN111422817A (zh) | 传感器单元及将基板与载体互连的方法 | |
| JP4848319B2 (ja) | 圧電ポンプ | |
| JP2005201235A (ja) | 圧電ポンプ | |
| JP2006253350A (ja) | 圧電振動子 | |
| JP2008173546A (ja) | 圧電振動子及び圧電ポンプ | |
| JP2006144761A (ja) | ダイヤフラム用電極接続端子 | |
| JP7087942B2 (ja) | 振動デバイス、電子機器、及び、振動デバイスの駆動方法 | |
| JP2006105027A (ja) | 圧電振動子及びその配線方法 | |
| TW201328162A (zh) | 壓電驅動裝置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20110104 |