JP2009097372A - エンジンの油圧制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】エンジンの油圧制御装置を極低温時などオイル粘度が高い場合でもピストンへのオイル噴射を停止でき、また油圧が低油圧である場合でもピストンへのオイル噴射を行えるものとすることを課題とする。
【解決手段】ピストンジェット5にエンジンのオイルポンプ2が吐出するオイルを導く第一油圧路31には、オイルポンプ2とオイルジェット5との間にOJリリーフ弁4bが介在している。OJリリーフ弁4が備えるリリーフ弁4bの背面4b2には第一OCV7の切り替えにより受圧面4b1と同等の油圧が作用する。受圧面4b1と背面4b2とに同等の油圧が作用するときにはリリーフ弁4bはスプリング4cの付勢力によってオイルジェット5へのオイルの供給を遮断する。これによりオイルジェットからのオイルの噴射が停止する。
【選択図】図1
【解決手段】ピストンジェット5にエンジンのオイルポンプ2が吐出するオイルを導く第一油圧路31には、オイルポンプ2とオイルジェット5との間にOJリリーフ弁4bが介在している。OJリリーフ弁4が備えるリリーフ弁4bの背面4b2には第一OCV7の切り替えにより受圧面4b1と同等の油圧が作用する。受圧面4b1と背面4b2とに同等の油圧が作用するときにはリリーフ弁4bはスプリング4cの付勢力によってオイルジェット5へのオイルの供給を遮断する。これによりオイルジェットからのオイルの噴射が停止する。
【選択図】図1
Description
本発明はエンジンの油圧制御装置に関し、特にエンジンのピストンに向けてオイルを噴射するピストンジェットを備えたエンジンの油圧制御装置に関する。
従来、オイルポンプによって送油されるオイルのエンジン内における油圧を制御するエンジンの油圧制御装置が知られている。またエンジンの油圧制御装置としては、エンジンのピストンを冷却するためにピストンに向けてオイルを噴射するピストンジェットを備えたエンジンの油圧制御装置が知られている。このようなエンジンの油圧制御装置に関し、特許文献1ではエンジンのオイルポンプをバイパスするオイルリターン経路に切替弁を配置するとともに、配置した切替弁の開弁圧をピストンジェットの開弁圧よりも低圧にしたエンジンの油圧制御装置が提案されている。特許文献1が提案するエンジンの油圧制御装置によれば、オイル粘度が高い冷間時に切替弁を開弁することで、オイルポンプが吐出するオイルの油圧を低圧に制御することができる。このため、これによってオイルポンプの駆動仕事を低減できる。またこれにより燃料噴射量を抑制できることから、エンジンの燃費向上を図ることができる。またこのエンジンの油圧制御装置によれば、同時にピストンジェットからのオイル噴射を停止でき、これによりピストンの過冷却を防止できるため、エンジンの早期暖機やエミッションの低減を図ることもできる。
またエンジンの油圧制御装置としては、エンジンの油圧を通常の油圧(高圧)から低油圧(低圧)に切り替える油圧可変リリーフ装置を備えたエンジンの油圧制御装置も知られている。このエンジンの油圧制御装置によれば、エンジンの油圧を低油圧に切り替えることで、オイルポンプの駆動仕事を低減できるため、これにより燃費向上を図ることができる。またピストンへのオイル噴射を低油圧で停止するようにエンジンの油圧制御装置を構成すれば、冷間時にエンジンの油圧を低油圧に切り替えることで、オイルポンプの駆動仕事低減による燃費の向上と、ピストンの昇温によるエミッションの低減及び早期暖機との両立も図ることができる。またこのほか本発明と関連性があると考えられる技術が例えば特許文献2に開示されている。
ところで、極低温時においてはオイル粘度が高くなり過ぎることに起因して、油圧を低圧に制御すべくオイルポンプが吐出するオイルをリリーフしようとしても、オイルリターン経路からオイルがリリーフされ難くなるといった現象が発生することがある。このときには油圧が高まってしまうため、上述したようなエンジンの油圧制御装置では、ピストンジェットがピストンに向けて低温のオイルを噴射してしまい、この結果、ピストンの温度が低下してエミッションの悪化や白煙の発生等を招く虞があった。
またこのようなときでもオイルは多少なりともリリーフされるところ、これによってオイルポンプの駆動仕事が低下した場合、極低温時においてはオイルの粘度が非常に高いことから、オイルポンプの駆動仕事はオイルのリリーフ量が比較的少なくても大きく低下することになる。そして極低温時にオイルポンプの駆動仕事の低下に伴い燃料噴射量が低下すると、燃焼ガスの温度が低くなることから、ピストンの温度が更に低下して燃焼が不安定となり、この結果、失火の発生等を招く虞もあった。さらに上述したエンジンの油圧制御装置のように、低油圧のときにピストンへのオイル噴射を停止する構成とした場合には、低油圧のときにはピストンへのオイル噴射を一切行えなくなってしまうという問題があった。
そこで、本発明はエンジンの油圧制御装置を極低温時などオイル粘度が高い場合でもピストンへのオイル噴射を停止でき、また油圧が低油圧である場合でもピストンへのオイル噴射を行えるものとすることを課題とする。
かかる課題を解決する本発明のエンジンの油圧制御装置は、エンジンのピストンに向けてオイルを噴射するピストンジェットと、前記ピストンジェットに前記エンジンのオイルポンプが吐出するオイルを導く第一油圧路と、前記第一油圧路に介在するとともに、前記オイルポンプが吐出するオイルを内部に備える受圧ピストンの受圧面に導き、内部に備える付勢手段が前記受圧ピストンを付勢する力に抗して当該受圧ピストンを移動させることで、前記ピストンジェットにオイルをリリーフする第一油圧リリーフ手段と、前記受圧ピストンの背面に前記オイルポンプが吐出するオイルを導く第二油圧路と、前記受圧ピストンの背面に導いたオイルを排出する第三油圧路と、前記第二油圧路と前記第三油圧路とを切り替えて構成する油圧路切替手段とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このような構成とすることにより、受圧ピストンの背面にオイルを導くことで、受圧面にかかる油圧に対向する油圧を発生させることができる。そしてこのときには付勢手段の付勢力によって受圧ピストンを移動させることが容易になり、付勢力が受圧面にかかる油圧による力に勝るようになることで、ピストンジェットへのオイルリリーフを停止できる。したがってこのような構成とすることにより、オイルを受圧ピストンの背面に導くことで、極低温時などオイル粘度が高い場合でもピストンへのオイル噴射を停止することができる。
またこのような構成とすることにより、受圧ピストンの背面に導いたオイルを排出することで、受圧ピストンを付勢する力に抗して受圧面のみに油圧をかけることができる。そしてこのときには受圧面にかかる油圧によって受圧ピストンを移動させることが容易になり、付勢力に勝る力を発生させる油圧が導入されることで、ピストンジェットへオイルをリリーフできる。したがってこのような構成とすることにより、受圧ピストンの背面に導いたオイルを排出することで、オイルポンプが吐出する油圧が低油圧である場合でも付勢力の設定次第でピストンへのオイル噴射を行える。
またこのようなエンジンの油圧制御装置は、前記受圧ピストンに係る前記受圧面及び前記背面の面積を略等しい大きさに設定した構成とすることができる(請求項2)。具体的にはこのような構成とすることにより、受圧ピストンの背面にオイルを導くことで、受圧面にかかる油圧による力と背面にかかる油圧による力をバランスさせることができるため、極低温時などオイル粘度が高い場合にピストンへのオイル噴射を停止するにあたって好適である。
またこのようなエンジンの油圧制御装置は、前記オイルポンプにより吐出されたオイルを当該オイルポンプの上流側へリターンさせる少なくとも一つのオイルリターン経路と、前記オイルリターン経路に配置され、前記オイルポンプから吐出されたオイルの油圧を制御する少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段とをさらに備え、前記少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段により油圧を制御されるオイルが前記第一油圧路に導かれるように、当該第一油圧路を配置した構成とすることができる(請求項3)。このような構成とすることにより、油圧の制御が行われたオイルをピストンジェットに供給できるため、過大な油圧など不適切な油圧でピストンにオイルが噴射されることを防止できる。
またこのようなエンジンの油圧制御装置は、前記少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段を、前記オイルポンプが吐出したオイルを二つの異なる油圧(例えば低圧及び高圧)でリリーフ可能な油圧可変リリーフ手段とした構成とすることができる(請求項3)。このような構成とすることにより、低圧及びオイル噴射、低圧及び噴射停止、高圧及びオイル噴射、高圧及び噴射停止といった4つの態様で油圧の制御とオイル噴射制御とを行える。このためこのような構成とすることにより、機関運転状態に応じて燃費の向上や早期暖機やエミッション低減やピストン冷却等を好適に図ることができる。
またこのようなエンジンの油圧制御装置は、前記少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段につき、最も低く設定された開弁圧よりも前記第一油圧リリーフ手段の開弁圧を低く設定した構成とすることができる(請求項4)。具体的にはこのような構成とすることにより、油圧が低油圧の場合でもピストンへのオイル噴射を行える。
本発明のエンジンの油圧制御装置は、極低温時などオイル粘度が高い場合でもピストンへのオイル噴射を停止でき、また油圧が低油圧である場合でもピストンへのオイル噴射を行える。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面と共に詳細に説明する。
本発明の実施例について図面を参照しつつ説明する。本実施例のエンジンの油圧制御装置(以下、単に油圧制御装置と称す)10は、オイルポンプ2と、油圧可変リリーフ装置(請求項記載の第二油圧リリーフ手段、及び油圧可変リリーフ手段に相当)3と、OJ(オイルジェット)リリーフ弁(請求項記載の第一油圧リリーフ手段に相当)4と、ピストンジェット5と、第二OCV(オイルコントロールバルブ)6と、第一OCV(請求項記載の油圧路切替手段に相当)7を有して構成されている。また油圧制御装置10は、油圧経路としてオイル通路1と、メインオイルホール21と、オイルリターン経路22と、第一油圧路31と、第二油圧路32と、第三油圧路33と、第四油圧路34と、第五油圧路35を有して構成されている。
オイルポンプ2はオイルパン11内のオイルをエンジン(図示しない)各部へ供給するための構成であり、オイル通路1に配置されている。オイル通路1はオイルパン11とメインオイルホール21とを接続している。メインオイルホール21はエンジン各部に連通している。オイル通路1はオイルポンプ2の下流側でオイルリターン経路22へ分岐している。オイルリターン経路22には、油圧可変リリーフ装置3が組み込まれており、オイルポンプ2により吐出されたオイルをオイルポンプ2の上流側にリリーフする。なお、オイルパン11内にオイルをリリーフするようにオイルリターン経路22を構成してもよい。
オイルリターン経路22のうち、油圧可変リリーフ装置3よりも上流側の部分には第一油圧路31が接続されている。第一油圧路31はその他端がノズルからなるピストンジェット5各々に分岐接続されており、オイルポンプ2が吐出するオイルをピストンジェット5各々に導く。このオイルは油圧可変リリーフ装置3により油圧が制御されるオイルとなっている。ピストンジェット5はエンジンの各気筒に配置されたピストン(図示しない)に向けてオイルを噴射するための構成であり、エンジンは気筒毎にピストンジェット5を備えている。
第一油圧路31にはOJリリーフ弁4が設けられている。第一油圧路31はOJリリーフ弁4で第一油圧路前半部31aと第一油圧路後半部31bとに分割されている。第一油圧路前半部31aはOJリリーフ弁4のオイル導入口4iに接続されており、第一油圧路後半部31bはOJリリーフ弁4のオイルリリーフ口4jに接続されている。また第一油圧路前半部31aは第二油圧路32に分岐している。
第二油圧路32はOJリリーフ弁4の背圧導入口4kに接続されている。第二油圧路32には第一OCV7が設けられている。第二油圧路32は第一OCV7で第二油圧路前半部32aと第二油圧路後半部32bとに分割されている。第二油圧路前半部32aは第一OCV7のオイル導入口7iに接続されており、第二油圧路後半部32bは第一OCV7のオイル出口7kに接続されている。第一OCV7のオイルリリーフ口7jには第二オイル排出通路37が接続されており、第二オイル排出通路37はさらにオイルパン11に接続されている。
第一OCV7は切替により、第二油圧路32と第三油圧路33とを構成する。第一OCV7がオイル導入口7iとオイル出口7kとを連通すると、第二油圧路前半部32aと第二油圧路後半部32bとが連通する。このとき第二油圧路前半部32aと第二油圧路後半部32bとで第二油圧路32が構成される。またこのときオイルポンプ2が吐出するオイルがOJリリーフ弁4に背圧導入口4kから導入される。このオイルは油圧可変リリーフ装置3により油圧が制御されるオイルとなっており、またOJリリーフ弁4のオイル導入口4iに導入されるオイルと油圧が略等しいオイルとなっている。一方、第一OCV7がオイル流入出口4kとオイルリリーフ口4jとを連通すると、第二油圧路後半部32bと第二オイル排出通路37とが連通する。このとき第二油圧路後半部32bと第二オイル排出通路37とで第三油圧路33が構成される。またこのときOJリリーフ弁4に背圧導入口4kから導入されたオイルがオイルパン11に排出される。なお、図1では第一OCV7がオイル導入口7iとオイル出口7kとを連通している状態を白抜きの表示で模式的に示している。
第二油圧路前半部32aからは第四油圧路34が分岐している。第四油圧路34は油圧可変リリーフ装置3の背圧導入口3kに接続されている。第四油圧路34には第二OCV6が設けられている。第四油圧路34は第二OCV6で第四油圧路前半部34aと第四油圧路後半部34bとに分割されている。第四油圧路前半部34aは第二OCV6のオイル導入口6iに接続されており、第四油圧路後半部34bは第二OCV6のオイル出口6kに接続されている。第二OCV6のオイルリリーフ口6jには第一オイル排出通路36が接続されており、第一オイル排出通路36はさらにオイルパン11に接続されている。
第二OCV6は切替により、第四油圧路34と第五油圧路35とを構成する。第二OCV6がオイル導入口6iとオイル出口6kとを連通すると、第四油圧路前半部34aと第四油圧路後半部34bとが連通する。このとき第四油圧路前半部34aと第四油圧路後半部34bとで第四油圧路34が構成される。またこのときオイルポンプ2が吐出するオイルが油圧可変リリーフ装置3に背圧導入口3kから導入される。このオイルは油圧可変リリーフ装置3により油圧が制御されるオイルとなっており、また油圧可変リリーフ装置3のオイル導入口3iに導入されるオイルと油圧が略等しいオイルとなっている。一方、第二OCV6がオイル出口6kとオイルリリーフ口6jとを連通すると、第四油圧路後半部34bと第一オイル排出通路36とが連通する。このとき第四油圧路後半部34bと第一オイル排出通路36とで第五油圧路35が構成される。またこのとき油圧可変リリーフ装置3に背圧導入口3kから導入されたオイルがオイルパン11に排出される。なお、図1では第二OCV6がオイル出口6kとオイルリリーフ口6jとを連通している状態を白抜きの表示で模式的に示している。
ECU(Electronic Control Unit)40は電子制御を行うための構成であり、ECU40には制御対象として第二OCV6及び第一OCV7が電気的に接続されている。またECU40には機関運転状態を検出するために、エンジンの水温THWを検知するための水温センサや、エンジンの回転数NEを検出するためのクランク角センサや、アクセル開度ACCP(或いは負荷)を検出するためのアクセル開度センサを含む各種のセンサ、スイッチ類50が電気的に接続されている。
ECU40は内蔵するプログラムに基づき第二OCV6への通電のON/OFF制御を行うことで、オイルポンプが吐出するオイルの油圧を二つの異なる油圧(ここでは低圧及び高圧)のうち、いずれかに制御をするための油圧制御手段として機能する。またECU40は内蔵するプログラムに基づき第一OCV7への通電のON/OFF制御を行うことで、ピストンジェット5からのオイル噴射(以下、単にPOJ噴射と称す)の実行、停止を制御するためのオイル噴射制御手段として機能する。ECU40は内蔵するプログラムに基づき、機関運転状態に応じてこれら油圧制御とPOJ噴射制御とを行う。なお、油圧制御装置10がECU40を構成の一部として備えてもよい。
次に油圧可変リリーフ装置3、OJリリーフ弁4及び第一OCV7の概略構成について夫々説明する。図2は油圧可変リリーフ装置3の概略構成を模式的に示す図である。油圧可変リリーフ装置3はケース3aと、ケース3a内に配置されたリリーフ弁3bと、リテーナ3c及びリリーフ弁3bとリテーナ3cとの間に挟持されたスプリング3dとを有して構成されている。ケース3aは、断面直径が小径である小径部3a1と断面直径が大径である大径部3a2とを備えている。小径部3a1から大径部3a2へ移行する段部が、リテーナ3cのリリーフ弁3b側への移動距離を規制するストッパ3eを構成している。ケース3aの小径部3a1の先端側にはメイン室3mが形成されている。ケース3aの小径部3a1の先端に設けられたオイル導入口3iはメイン室3mに連通しており、メイン室3mにはオイルポンプ2の下流側のオイルが導入される。
リリーフ弁3bはメイン室3mに内装されている。リリーフ弁3bは受圧面3b1でメイン室3m内の油圧を受ける。リリーフ弁3bはメイン室3m内で摺動し、小径部3b1の先端側に最も移動した状態でケース3aの側部に設けられたオイルリリーフ口3jを閉止し、オイル導入口3iとオイルリリーフ口3jとの連通を遮断するように有底円筒状に形成されている。オイルリリーフ口3jは、リリーフ弁3bが大径部3b2側に移動することで開放される。ケース3aの大径部3a2の先端側には、サブ室3sが形成されている。リテーナ3cはサブ室3sに内装されている。ケース3aの大径部3a2の先端に設けられた背圧導入口3kはサブ室3sに連通しており、サブ室3sには第二OCV6を介してオイルポンプ2の下流側のオイルが導入される。
サブ室3s内の油圧を受けるリテーナ3cの受圧面3c1の面積は、リリーフ弁3bの受圧面3b1の面積よりも大きく設定されている。このためリテーナ3cはサブ室3sにオイルが導入されたときに小径部3a1側へ向かって移動し、ストッパに突き当たる(図2(a)に示す状態参照)。このときスプリング3dはリテーナ3cによって短縮され、強い力でリリーフ弁3bを付勢する。この状態で第二OCV6は高圧リリーフ弁として機能する。このときにはオイル導入口3iを介してメイン室3mに高圧のオイルが導入されることで、リリーフ弁3bがスプリング3dの付勢力に抗して大径部3a2側へ移動する。これによりオイル導入口3iとオイルリリーフ口3jとが連通し、オイルがリリーフされる。またこれによりオイルポンプ2が吐出するオイルの油圧を高圧に制御できる。
一方、サブ室3sからオイルが排出されたときには、リテーナ3cは大径部3a2の先端側へ移動する(図2(b)に示す状態参照)。このときスプリング3dは伸張し、リテーナ3cによって短縮されたときよりも弱い力でリリーフ弁3bを付勢する。また第二OCV6の低圧側の開弁圧はこのときのスプリング3dが発揮する付勢力によって決定されるため、この状態で第二OCV6は低圧リリーフ弁として機能する。したがってこの状態でオイル導入口3iを介してメイン室3mに低圧側の開弁圧よりも油圧の高いオイルが導入されることで、リリーフ弁3bがスプリング3dの付勢力に抗して大径部3b2側へ移動する。これによりオイル導入口3iとオイルリリーフ口3jとが連通し、オイルがリリーフされる(図2(b)に示す状態参照)。またこれによりオイルポンプ2が吐出するオイルの油圧を低圧に制御できる。
図3はOJリリーフ弁4の概略構成を模式的に示す図である。OJリリーフ弁4はケース4aと、ケース4a内に配置されたリリーフ弁4b(請求項記載の受圧ピストンに相当)と、スプリング4c(請求項記載の付勢手段に相当)とを有して構成されている。ケース4aは、断面円状のシリンダ4dを内部に備えている。このシリンダ4dにはリリーフ弁4bが配置されており、リリーフ弁4bはシリンダ4dをメイン室4mとサブ室4sに区分している。ケース4aの先端に設けられたオイル導入口4iはメイン室4mに連通しており、メイン室4mにはオイルポンプ2の下流側のオイルが導入される。リリーフ弁4bは受圧面4b1でメイン室4m内の油圧を受ける。リリーフ弁4bは先端側に最も移動した状態でケース4aの側部に設けられたオイルリリーフ口4jを閉止し、オイル導入口4iとオイルリリーフ口4jとの連通を遮断するように有底円筒状に形成されている。オイルリリーフ口4jは、リリーフ弁4bが後端側に移動することで開放される。
ケース4aの後端には背圧導入口4kが設けられている。背圧導入口4kはサブ室4sに連通しており、サブ室4sには第一OCV7を介してオイルポンプ2の下流側のオイルが導入される。サブ室4s内の油圧を受けるリリーフ弁4bの背面4b2の面積と、リリーフ弁4bの受圧面4b1の面積とは略等しい大きさに設定されている。このためサブ室4sにオイルが導入されたときには、リリーフ弁4bには油圧が受圧面4b1側からだけでなく背面4b2側からも作用するが、これらの油圧による力は釣り合うことになる。このときリリーフ弁4bはスプリング4cによって先端側に向かって付勢され、オイル導入口4iとオイルリリーフ口4jとを閉止する(図3(a)に示す状態参照)。これによりPOJ噴射を停止できる。
一方、サブ室4sからオイルが排出されたときには、リリーフ弁4bの背面4b2にはスプリング4cの付勢力が作用し、受圧面4b1には油圧による力が夫々作用する。ここで、OJリリーフ弁4の開弁圧はスプリング4cによって決定されるが、OJリリーフ弁4の開弁圧は油圧を低圧に制御するときの油圧可変リリーフ装置3の開弁圧よりも低く設定されている。このため油圧可変リリーフ装置3が油圧を低圧に制御しているときでも、サブ室4sからオイルが排出されたときには、受圧面4b1側からの油圧による力がスプリング4cの付勢力に勝り、リリーフ弁4bはスプリング4cの付勢力に抗して後端側に移動する(図3(b)に示す状態参照)。これによりオイル導入口4iとオイルリリーフ口4jとが連通するため、POJ噴射を実行できる。
図4は第一OCV7の概略構成を模式的に示す図である。第一OCV7は三方弁として構成された電磁弁であり、ケース7aと、ニードル7bと、ボール7cと、コイル7dと、第一スプリング7eと、第二スプリング7fとを有して構成されている。ケース7aは先端側に形成されたメイン室7mと、後端側に形成されたサブ室7sと、メイン室7mとサブ室7sとを連通する連通室7rとを内部に備えている。ケース7aにはオイル導入口7i、オイルリリーフ口7j及びオイル出口7kが設けられており、オイル導入口7iはメイン室7mに、オイルリリーフ口7jはサブ室7sに、オイル出口7kは連通室7rに夫々連通している。
メイン室7mにはボール7cと第一スプリング7eとが配置されている。第一スプリング7eはボール7cを連通室7rに向けて付勢する。ボール7cが連通室7rに当接した場合、ボール7cはメイン室7mと連通室7rとの連通を遮断する。サブ室7sにはニードル7bと、コイル7dと、第二スプリング7fとが配置されている。第二スプリング7fはニードル7bを連通室7rに向けて付勢する。ニードル7bが連通室7rに当接した場合、ニードル7bはサブ室7sと連通室7rとの連通を遮断する。またニードル7bはサブ室7sから連通室7r内にまで延伸しており、ニードル7bが連通室7rに当接した場合、ニードル7bのうち、連通室7r内に延伸している小径部7b1がボール7cに当接するとともにボール7cを押し上げ、メイン室7mと連通室7rとを連通する。一方、コイル7dは通電によりニードル7bを後端側へ向かって引き寄せる。第二スプリング7fの付勢力は第一スプリング7eの付勢力よりも大きく設定されている。
このように構成された第一OCV7では、コイル7dが通電されていない場合、ニードル7bが第二スプリング7fに付勢されて連通室7r側に移動する。これによりニードル7bが連通室7rに当接すると、ニードル7bが連通室7rとサブ室7sとの連通を遮断するとともに、ニードル7bに押し上げられたボール7cがオイル導入口7iとオイル出口7kとを連通する(図4(a)に示す状態参照)。このためECU40の制御のもと、コイル7dに通電しないことで、OJリリーフ弁4の背圧導入口4kにオイルを導入でき、これによりPOJ噴射を停止できる。
一方、コイル7dが通電されている場合には、ニードル7bがコイル7dに引き寄せられて後端部側に移動する。これによりニードル7bがオイル出口7kとオイルリリーフ口7jとを連通するとともに、ニードル7bがボール7cから離れるため、ボール7cがメイン室7mと連通室7rとの連通を遮断する(図4(b)に示す状態参照)。このためECU40の制御のもと、コイル7dに通電することで、OJリリーフ弁4の背圧導入口4kに導入したオイルを排出でき、これによりPOJ噴射を実行できる。なお、第二OCV6も第一OCV7と同様にケース6aと、ニードル6bと、ボール6cと、コイル6dと、第一スプリング6eと、第二スプリング6fを有するとともに、第一OCV7と同様に構成されているため、ここではその説明を省略する。
次に油圧制御装置10の動作について図5から図8までを用いて詳述する。図5は高油圧でPOJ噴射を停止するときの油圧制御装置10の状態を模式的に示す図である。なお、これらの図では第二OCV6及び第一OCV7の連通状態を白抜きの表示で模式的に示している。オイルポンプ2が吐出する油圧を高油圧に制御する場合、第二OCV6はECU40の制御のもと、オイル導入口6iとオイル出口6kとを連通する。これにより、油圧可変リリーフ装置3の背圧導入口3kにオイルが導入され、リテーナ3cがスプリング3dを短縮する。短縮したスプリング3dは強い力でリリーフ弁3bを小径部3a1の先端側へ付勢する。このため高圧のオイルがオイル導入口3iから導入されるまでの間、オイル導入口3iとオイルリリーフ口3jとが連通しなくなる。また高圧のオイルがオイル導入口3iから導入された場合には、オイル導入口3iとオイルリリーフ口3jとを連通することでオイルをリリーフし、オイルポンプ2が吐出するオイルの油圧を高圧に制御する。
一方、POJ噴射を停止する場合、第一OCV7はECU40の制御のもと、オイル導入口7iとオイル出口7kとを連通する。これにより、OJリリーフ弁4の背圧導入口4kにオイルが導入され、リリーフ弁4bにかかる油圧の力が釣り合う。このためリリーフ弁4bはスプリング4cによって先端側に付勢され、オイル導入口4iとオイルリリーフ口4jとを閉止する。これにより、高油圧であってもPOJ噴射を停止できる。
このためECU40によって機関運転状態に応じて、例えば冷間始動時初期に上記のように第二OCV6及び第一OCV7を制御することで、冷間始動時初期に高油圧となるような状態であってもPOJ噴射を停止できる。このときには、燃料噴射量を下げることなくピストン温度を上昇させることで、エミッションの低減及び排気温度の上昇による触媒昇温の優先等を図ることができる。またECU40によって機関運転状態に応じて、例えば極低温時に上記のように第二OCV6及び第一OCV7を制御することで、極低温時に高油圧でPOJ噴射を停止できる。このときには、燃料噴射量を下げることなくピストン温度を上昇させることで、白煙の発生やエンジン負荷の低下による失火の発生を防止することなどができる。なお、冷間始動時初期であるか否かは、例えば水温センサの出力に基づきECU40で判定できる。
図6は高油圧でPOJ噴射を行うときの油圧制御装置10の状態を模式的に示す図である。オイルポンプ2が吐出する油圧を高油圧に制御するときには、上述の通り第二OCV6はECU40の制御のもと、オイル導入口6iとオイル出口6kとを連通する。一方、POJ噴射を行うときには、第一OCV7はECU40の制御のもと、オイル出口7kとオイルリリーフ口7jとを連通する。これにより、OJリリーフ弁4に背圧導入口4kから導入されていたオイルがオイルパン11に排出される。このためリリーフ弁4bの受圧面4b1にのみ高圧の油圧がかかる。このため高圧の油圧がリリーフ弁4bを押す力は、スプリング4cがリリーフ弁4bを付勢する力に勝り、この結果、リリーフ弁4bが後端側に移動し、オイルリリーフ口4jを開放する。これにより、高油圧でPOJ噴射を行うことも可能になる。
このためECU40によって機関運転状態に応じて、例えばエンジン高負荷、高水温時に上記のように第二OCV6及び第一OCV7を制御することで、エンジン高負荷、高水温時に高油圧でPOJ噴射を行うことができる。このときにはエンジンのピストンを適切に冷却できる。またECU40によって機関運転状態に応じて高油圧でPOJ噴射を行うことと、停止することとを切り替えることができるため、ターボチャージャなどエンジン各部の潤滑を優先しこれらの信頼性を確保することもできる。
図7は低油圧でPOJ噴射を停止するときの油圧制御装置10の状態を模式的に示す図である。オイルポンプ2が吐出する油圧を低油圧に制御する場合、第二OCV6はECU40の制御のもと、オイル出口6kとオイルリリーフ口6jとを連通する。これにより、油圧可変リリーフ装置3の背圧導入口3kからオイルパン11にオイルを排出でき、この結果、スプリング3dが伸張する。伸張したスプリング3dは短縮したときよりも弱い力でリリーフ弁3bを小径部3a1の先端側へ付勢する。このため低圧でないオイルがオイル導入口3iから導入されると、第二OCV6はオイル導入口3iとオイルリリーフ口3jとを連通することでオイルをリリーフし、オイルポンプ2が吐出するオイルの油圧を低圧に制御する。
一方、POJ噴射をするときには、前述の通り第一OCV7はECU40の制御のもと、オイル導入口7iとオイル出口7kとを連通する。これにより、OJリリーフ弁4の背圧導入口4kにオイルが導入され、リリーフ弁4bにかかる油圧の力が釣り合う。このためリリーフ弁4bはスプリング4cによって先端側に付勢される。これにより、低油圧でPOJ噴射を停止できる。このためECU40によって機関運転状態に応じて、例えばエンジン低中負荷時や暖機時などに上記のように第二OCV6及び第一OCV7を制御することで、エンジン低中負荷時や暖気時に低油圧でPOJ噴射を停止できる。このときには燃費向上の最大限化とエミッション低減の両立を最優先して図ることができる。
図8は低油圧でPOJ噴射を行うときの油圧制御装置10の状態を模式的に示す図である。オイルポンプ2が吐出する油圧を低油圧に制御するときには、前述の通り第二OCV6はECU40の制御のもと、オイル出口6kとオイルリリーフ口6jとを連通する。一方、POJ噴射を行うときには、前述の通り第一OCV7はECU40の制御のもと、オイル出口7kとオイルリリーフ口7jとを連通する。これにより、OJリリーフ弁4に背圧導入口4kから導入されたオイルがオイルパン11に排出される。このためリリーフ弁4bの受圧面4b1にはスプリング4cの付勢力に抗して低圧の油圧がかかる。
一方、スプリング4cは油圧可変リリーフ装置3が油圧を低圧に制御するときの開弁圧よりも低い開弁圧でOJリリーフ弁4が開弁するように設定されている。このため油圧可変リリーフ装置3により低圧に制御された油圧がリリーフ弁4bを押す力は、スプリング4cがリリーフ弁4bを付勢する力に勝り、この結果、リリーフ弁4bが後端側に移動し、オイルリリーフ口4jを開放する。これにより、低油圧であってもPOJ噴射を行うことができる。このためECU40によって機関運転状態に応じて、例えば暖機時のエンジン高負荷時に上記のように第二OCV6及び第一OCV7を制御することで、暖機時のエンジン高負荷時に低油圧でPOJ噴射を行うことができる。またこのときには例えばECU40によって間欠的に必要最低限のPOJ噴射を行うことで、信頼性を確保することができる。このように油圧制御装置10は、極低温時などオイル粘度が高い場合でもピストンへのオイル噴射を停止でき、また油圧が低油圧である場合でもピストンへのオイル噴射を行える。
上記実施例は本発明を実施するための例にすぎず、本発明はこれらに限定されるものではなく、これらの実施例を種々変形することは本発明の範囲内であり、さらに本発明の範囲内において、他の様々な実施例が可能であることは上記記載から自明である。例えばオイルポンプ2から吐出されたオイルの油圧を制御する第一オイルリリーフ手段には、上記実施例のように油圧可変リリーフ装置5を適用することが好適であるが、請求項1記載の本発明においてはこれに限られず、適宜の第一オイルリリーフ手段が適用されていてよい。また請求項1乃至3のいずれか1項に記載の本発明においては、例えば互いに開弁圧が異なる複数の第一オイルリリーフ手段が適用されていてもよい。
1 オイル通路
2 オイルポンプ
3 油圧可変リリーフ装置
4 OJリリーフ弁
5 ピストンジェット
6 第一OCV
7 第二OCV
10 油圧制御装置
11 オイルパン
21 メインオイルホール
22 オイルリターン経路
31 第一油圧路
35 第五油圧路
40 ECU
50 センサ、スイッチ類
2 オイルポンプ
3 油圧可変リリーフ装置
4 OJリリーフ弁
5 ピストンジェット
6 第一OCV
7 第二OCV
10 油圧制御装置
11 オイルパン
21 メインオイルホール
22 オイルリターン経路
31 第一油圧路
35 第五油圧路
40 ECU
50 センサ、スイッチ類
Claims (5)
- エンジンのピストンに向けてオイルを噴射するピストンジェットと、
前記ピストンジェットに前記エンジンのオイルポンプが吐出するオイルを導く第一油圧路と、
前記第一油圧路に介在するとともに、前記オイルポンプが吐出するオイルを内部に備える受圧ピストンの受圧面に導き、内部に備える付勢手段が前記受圧ピストンを付勢する力に抗して当該受圧ピストンを移動させることで、前記ピストンジェットにオイルをリリーフする第一油圧リリーフ手段と、
前記受圧ピストンの背面に前記オイルポンプが吐出するオイルを導く第二油圧路と、
前記受圧ピストンの背面に導いたオイルを排出する第三油圧路と、
前記第二油圧路と前記第三油圧路とを切り替えて構成する油圧路切替手段と
を備えたことを特徴とするエンジンの油圧制御装置。 - 請求項1記載のエンジンの油圧制御装置において、
前記受圧ピストンに係る前記受圧面及び前記背面の面積を略等しい大きさに設定したことを特徴とするエンジンの油圧制御装置。 - 請求項1又は2記載のエンジンの油圧制御装置において、
前記オイルポンプにより吐出されたオイルを当該オイルポンプの上流側へリターンさせる少なくとも一つのオイルリターン経路と、
前記オイルリターン経路に配置され、前記オイルポンプから吐出されたオイルの油圧を制御する少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段と
をさらに備え、
前記少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段により油圧を制御されるオイルが前記第一油圧路に導かれるように、当該第一油圧路を配置したことを特徴とするエンジンの油圧制御装置。 - 請求項3記載のエンジンの油圧制御装置において、
前記少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段を、前記オイルポンプが吐出したオイルを二つの異なる油圧でリリーフ可能な油圧可変リリーフ手段としたことを特徴とするエンジンの油圧制御装置。 - 請求項3又は4記載のエンジンの油圧制御装置において、
前記少なくとも一つの第二油圧リリーフ手段につき、最も低く設定された開弁圧よりも前記第一油圧リリーフ手段の開弁圧を低く設定したことを特徴とするエンジンの油圧制御装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007267711A JP2009097372A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | エンジンの油圧制御装置 |
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| JP2007267711A JP2009097372A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | エンジンの油圧制御装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009097372A true JP2009097372A (ja) | 2009-05-07 |
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ID=40700619
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2007267711A Pending JP2009097372A (ja) | 2007-10-15 | 2007-10-15 | エンジンの油圧制御装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
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-
2007
- 2007-10-15 JP JP2007267711A patent/JP2009097372A/ja active Pending
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