JP2009103285A - 減衰弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】緩衝器が急激且つ高速に作動する場合にあっても減衰力の落ち込みを防止可能な減衰弁を提供することである。
【解決手段】減衰弁Vは、中間側部に内外を連通するポート1aを備えた中空なバルブケース1と、バルブケース1の一端1b側を上流側として上記ポート1aへ通じる第一流路P1と、上記ポート1aを上流側としてバルブケース1の他端1c側へ通じる第二流路P2と、第一流路P1の途中に形成される環状の第一弁座3と第一弁座3に離着座する第一弁体4とでなる第一弁2と、第二流路P2の途中に形成されて第一弁座3に同軸配置される環状の第二弁座6と第二弁座6に離着座する第二弁体7とでなる第二弁5と、第二弁体7を第二弁座6へ向けて附勢するとともに第二弁体7を介して第一弁体4を第一弁座3に向けて附勢する附勢手段22と、第一流路P1の第一弁2より上流側に設けた第一固定絞り9と、第二流路P2の第二弁5より上流側に設けた第二固定絞り10とを備える。
【選択図】図1

Description

この発明は、減衰弁の改良に関する。
この種、減衰弁は、たとえば、車両等に搭載される緩衝器に適用され、車体やステアリングに生じる振動を減衰する減衰力発生源として機能する。
そして、特に、緩衝器が二輪車のステアリングに生じる振動を減衰する目的で使用されるような場合、緩衝器の中立位置を基準としてステアリングの左右の振れに対し左右両側で同じ減衰力を出力させることが要求される。
ところで、減衰力を緩衝器の左右両側で等しくするための方法として、1つの減衰弁を用い、緩衝器が左右いずれの方向に作動しても作動油に上記減衰弁を一方通行で通過させるものがあるが、これでは、油圧回路が複雑となって逆止弁を多用しなければならず、緩衝器の構造の複雑化を招くとともに、経済性の点で不利となる。
そこで、緩衝器に適用されても緩衝器の構造を複雑化させるという不利を生じさせない減衰弁の提案があり、この提案の減衰弁は、中間側部に内外を連通するポートを備えた中空なバルブケースと、バルブケースの一端側を上流側として上記ポートへ通じる第一流路と、上記ポートを上流側としてバルブケースの他端側へ通じる第二流路と、第一流路の途中に形成される環状の第一弁座と第一弁座に離着座する第一弁体とでなる第一弁と、第二流路の途中に形成されて第一弁座に同軸配置される環状の第二弁座と第二弁座に離着座する第二弁体とでなる第二弁と、第二弁体を第二弁座へ向けて附勢するとともに第二弁体を介して第一弁体を第一弁座に向けて附勢する附勢手段とを備えて構成されている(たとえば、特許文献1参照)。
そして、この減衰弁にあっては、減衰特性を緩衝器の左右両側への作動時において同一に設定することが可能であるだけでなく、緩衝器の油圧回路を減衰弁に対して作動油が一方通行流れにするように構成しなくとも緩衝器に適用できるので、上記不利を解消することができるようになっている。
特開2006−183864号公報(図1)
このように、上記提案の減衰弁は緩衝器の回路を複雑化せずにコストを低減できる点で非常に優れているのであるが、以下の問題がある。
というのは、シミーや路面から入力されるキックバックによって緩衝器が急激且つ高速で作動する場合、第一弁(第二弁)を通過しようとする作動油による大きな圧力が第一弁体(第二弁体)に急激に作用することになり、附勢手段による附勢力が上記圧力に負けて第一弁体(第二弁体)が第一弁座(第二弁座)から急激且つ大きく後退して、減衰力が落ち込んでしまい狙い通りの減衰力を発生できなくなってしまう可能性がある。
そこで、本発明は、上記不具合を改善するために創案されたものであって、その目的とするところは、緩衝器が急激且つ高速に作動する場合にあっても減衰力の落ち込みを防止可能な減衰弁を提供することである。
上記した目的を達成するために、本発明の課題解決手段は、中間側部に内外を連通するポートを備えた中空なバルブケースと、バルブケースの一端側を上流側として上記ポートへ通じる第一流路と、上記ポートを上流側としてバルブケースの他端側へ通じる第二流路と、第一流路の途中に形成される環状の第一弁座と第一弁座に離着座する第一弁体とでなる第一弁と、第二流路の途中に形成されて第一弁座に同軸配置される環状の第二弁座と第二弁座に離着座する第二弁体とでなる第二弁と、第二弁体を第二弁座へ向けて附勢するとともに第二弁体を介して第一弁体を第一弁座に向けて附勢する附勢手段とを備えた減衰弁であって、第一流路の第一弁より上流側に第一固定絞りを設け、第二流路の第二弁より上流側に第二固定絞りを設けたことを特徴とする。
本発明の減衰弁では、第一弁および第二弁より上流側に各々固定絞りを設けているので、減衰弁が適用される緩衝器が外力によって急激かつ高速で動作させられることがあっても、第一弁および第二弁に急激且つ大きな圧力が作用せず、第一弁体および第二弁体がそれぞれ対応する第一弁座および第二弁座から過剰に後退するような事態を阻止でき、減衰力の落ち込みを防止することができる。
したがって、本発明の減衰弁によれば、減衰弁が適用される緩衝器が外力によって急激且つ高速で作動する場合にあっても、緩衝器が発生する減衰力の落ち込みを防止することが可能である。
以下に、図示した一実施の形態に基づいて、この発明を説明する。図1は、一実施の形態における減衰弁を示す縦断面図である。
一実施の形態における減衰弁Vの基本構造は、図1に示すように、中間側部に内外を連通するポート1aを備えた中空なバルブケース1と、バルブケース1の一端1b側を上流側として上記ポート1aへ通じる第一流路P1と、上記ポート1aを上流側としてバルブケース1の他端1c側へ通じる第二流路P2と、第一流路P1の途中に形成される環状の第一弁座3と第一弁座3に離着座する第一弁体4とでなる第一弁2と、第二流路P2の途中に形成されて第一弁3座に同軸配置される環状の第二弁座6と第二弁座6に離着座する第二弁体7とでなる第二弁5と、第二弁体7を第二弁座6へ向けて附勢するとともに第二弁体7を介して第一弁体4を第一弁座3に向けて附勢する附勢手段と、第一流路P1の第一弁2より上流側に設けた第一固定絞り9と、第二流路P2の第二弁5より上流側に第二固定絞り10とを備えて構成されている。
そして、この減衰弁Vは、図1に示すように、シリンダ11と、シリンダ11内を作動油が充填される2つの圧力室R1,R2に区画するピストン12と、アキュムレータAとを備えたステアリングダンパDに適用されている。
なお、詳しくは、このステアリングダンパDにあっては、ピストン12にはピストンロッド13が連結され、さらに、ピストンロッド13は、シリンダ11の両端の軸心部を貫通しており、ステアリングダンパDは、いわゆる両ロッド型のダンパとして構成されている。
また、減衰弁Vは、このように構成されたステアリングダンパDの一方の圧力室R1と他方の圧力室R2を連通する流路14,15,16中に組み込まれており、このステアリングダンパDの場合、シリンダ11に対する図1中左方向のピストン12の移動に対しては、第一弁2が開弁して通過する作動油に抵抗を与えて減衰力を発生し、シリンダ11に対する図1中右方向のピストン12の移動に対しては、第二弁5が開弁して通過する作動油に抵抗を与えて減衰力を発生するようになっている。
以下、減衰弁Vについて詳しく説明すると、バルブケース1は、筒状とされており、中間側部に設けられて内外を連通するポート1aと、ポート1aより他端1c側の内周に設けた第二フランジ1dとを備え、ポート1aより他端1c側の外周は一端1b側より大径とされるとともに一端1b側の内周は大径とされて大径部1eが形成され、バルブハウジングHに設けた弁孔17内に収容されている。なお、バルブケース1の一端1b側の外周が弁孔17に螺子締結されており、バルブケース1の弁孔17から脱落が防止されている。
そして、バルブケース1の一端1b側を上流とし当該一端1bの開口からバルブケース1の内部を通じて上記ポート1aへ連通するルートで第一流路P1を形成し、上記ポート1aを上流とし当該ポート1aからバルブケース1の内部を通じてバルブケース1の他端1cの開口へ連通するルートで第二流路P2を形成している。
他方、バルブハウジングHの弁孔17は、小径な先端部17aと、先端部17aより大径な中間部17bと、中間部17bより大径な基端部17cとからなり、バルブケース1を弁孔17内に固定すると、ポート1aは先端部17aおよび基端部17cから隔絶された状態で中間部17bに対向するようになっているとともに、バルブケース1は先端部17aおよび中間部17b内に収容されるようになっている。なお、バルブハウジングHは、ステアリングダンパDのシリンダ11と一体とされてもよいし、別体とされても良い。
そして、上記弁孔17の先端部17aにおける底部は、流路14を通じてステアリングダンパDの一方の圧力室R1に連通され、上記弁孔17の基端部17cは、流路15を通じてステアリングダンパDの一方の圧力室R1に連通され、さらに、中間部17bは、流路16を通じてステアリングダンパDの他方の圧力室R2に連通されている。なお、流路15は、減衰弁Vから一方の圧力室R1へ向かう作動油の流れのみを許容する逆止弁18が設けられており、当該流路15は一方通行の流路とされている。
したがって、上記した第一流路P1は、流路14および流路16を通じて一方の圧力室R1と他方の圧力室R2とを連通するようになっており、他方の第二流路P2は、流路15および流路16を通じて一方の圧力室R1と他方の圧力室R2とを連通するようになっている。なお、流路14と流路16とが第一流路P1を介さないで連通することがないようにバルブケース1の外周には流路14と流路16の直接の連通を阻止するシールリング24が設けられるとともに、流路15と流路16とが第二流路P2を介さないで連通することがないようにバルブケース1の外周には流路15と流路16の直接の連通を阻止するシールリング25が設けられている。
また、弁孔17の基端部17cは、アキュムレータAに連通されており、当該アキュムレータAは、温度変化による圧力室R1,R2を含むステアリングダンパDの油圧回路中の作動油の体積変化を補償するようになっている。
戻って、バルブケース1の一端1b側の内周の大径部1e内には、第一弁座部材19が摺動自在に挿入されており、当該第一弁座部材19は、大径部1eの内周に摺接する筒部19aと、筒部19aの図1中左端に設けられて内方へ突出する第一フランジ19bとを備えて構成されている。そして、この第一弁座部材19は、第一フランジ19bの図1中左端面の内周部で第一弁体4が離着座する環状の第一弁座3を形成している。
そして、このバルブケース1の一端1b側の内周の大径部1eの開口端には第一弁座部材19より外方に配置されるキャップ20が嵌合されており、キャップ20は、バルブケース1と弁孔17の先端部17aにおける底部との間で挟持されて固定されている。
このキャップ20は、バルブケース1の大径部1eに嵌合される嵌合部20aと、嵌合部20aの中心から立ち上がるロッド20bと、嵌合部20aを貫く透孔20cとを備えており、キャップ20が第一流路P1を閉塞することがないようになっている。そして、ロッド20bは、第一弁座部材19の第一フランジ19bの内径より小径とされて第一フランジ19bの中間部まで侵入しており、このロッド20bと第一フランジ19bの内周面とで第一弁2より上流側に所定の環状隙間でなる第一固定絞り9を形成している。
また、当該第一弁座部材19の底部とキャップ20における嵌合部20aとの間にはバネ21が介装されており、第一弁座部材19はバルブケース1の内方へ向けて附勢されている。なお、第一弁座部材19は、バルブケース1の大径部1eの終端における段部によってバルブケース1の内方へのそれ以上の移動が規制される。
さらに、バルブケース1内であって第二フランジ1dと第一弁座部材19との間には、第一弁体4が摺動自在に収容されている。この第一弁体4は、バルブケース1の内周に摺接する複数の摺接部4bを備えた胴部4aと、胴部4aの第一弁座3側に設けられて第一弁座3に当接する環状のシート部4cと、シート部4cより内周側から突出して第一弁座部材19における第一フランジ19b内に侵入可能なヘッド部4dと、胴部4aの第二フランジ1d側に設けられて第二フランジ1d内に突出する衝合軸4eとを備えて構成されている。なお、第一フランジ19b内に侵入するヘッド部4dの軸方向長さは、シート部4cが第一弁座3に着座した状態にあっても、キャップ20におけるロッド20bに干渉しないように配慮されている。
第一弁体4における胴部4aは、胴部4aに対して軸方向沿って形成される摺接部4bのみをバルブケース1の内周に摺接させており、胴部4aにおける摺接部4b間とバルブケース1の内周との間には作動油の通過を許容する隙間が形成され、第一流路P1を閉塞することがないようになっているとともに、第一弁体4が第一弁座3から後退して胴部4aがポート1aに対向するようになってもポート1aを閉塞しないようになっている。
また、この第一弁体4にあっては、シート部4cを第一弁座3に着座させることで第一流路P1を閉塞するとともに、シート部4cを第一弁座3から離座させて第一弁体4を第一弁座3から図1中左方へ後退させることで第一流路P1を開放させることができ、当該第一弁体4と第一弁座3で第一弁2を構成している。
なお、この第一弁2にあっては、ステアリングダンパDにおけるピストン12が右方へ移動して他方の圧力室R2から一方の圧力室R1へ作動油が移動する際には、高圧となる他方の圧力室R2の圧力が流路16を介して第一弁体4の図1中左端に作用するので第一弁座3に着座して第一流路P1を閉塞した状態に維持し、反対に、ステアリングダンパDにおけるピストン12が左方へ移動して一方の圧力室R1から他方の圧力室R2へ作動油が移動する際には、高圧となる一方の圧力室R1の圧力が流路14を介して第一弁体4の図1中右端に作用するので第一弁座3から離座して第一流路P1を開放することになる。また、この第一弁2では、第一流路P1を開放時に、当該第一弁2を通過する作動油の流れに第一弁2の開放度合に応じた抵抗を与えるようになっている。
この実施の形態の場合、ヘッド部4dが第一フランジ19b内に存在している状態ではヘッド部4dと第一弁座3の内縁とで形成される環状隙間で第一弁2における流路面積を決するようにしており、第一弁体4の第一弁座3からの後退量に対する流路面積の変化割合をヘッド部4dの設定で任意に調節することができるようになっているが、その必要が無ければヘッド部4dを省略するようにしても良く、さらに、シート部4cの形状は平面状とされているが、テーパ面状とされてもよい。
つづいて、上記第一弁座3に同軸配置される第二弁座6は、バルブケース1の内周に設けた第二フランジ1dの内周側の図1中左端面で形成されており、この第二弁座6には第二弁体7が離着座するようになっている。
第二弁体7は、バルブケース1内であって第二弁座6を形成する第二フランジ1dより他端1c側に摺動自在に収容されており、バルブハウジングHの固定される附勢手段たるソレノイド22の可動鉄心23に連結されている。
また、第二弁体7は、バルブケース1の内周に摺接する複数の摺接部7bを備えた胴部7aと、胴部7aの第二弁座6側に設けられて第二弁座6に当接する環状のシート部7cと、シート部7cより内周側から突出して第二フランジ1d内に侵入可能なヘッド部7dとを備えて構成されている。
そして、第二フランジ1d内に侵入するヘッド部7dの図1中右端は、第二弁体7が第二弁座6に着座し、かつ、第一弁体4が第一弁座3に着座した状態で第一弁体4の衝合軸4eに当接可能とされており、ソレノイド22で第二弁体7を第二弁座6側へ向けて附勢力を与えた場合、第二弁体7を衝合軸4eに当接させて第二弁体7を介して第一弁体4を第一弁座3へ向けて附勢することができるようになっている。
このように、衝合軸4eは、第一弁体4へソレノイド22の附勢力を伝達する役割を果たしているのであるが、衝合軸4eは第二フランジ1d内に突出しており、その外周と第二フランジ1dの内周とで第二弁5より上流側に所定の環状隙間でなる第二固定絞り10を形成する役割をも果たしている。
第二弁体7の説明に戻ると、第二弁体7における胴部7aは、胴部7aに対して軸方向沿って形成される摺接部7bのみをバルブケース1の内周に摺接させており、胴部7aにおける摺接部7b間とバルブケース1の内周との間には作動油の通過を許容する隙間が形成され、第二流路P2を閉塞することがないようになっている。
また、この第二弁体7にあっては、シート部7cを第二弁座6に着座させることで第二流路P2を閉塞するとともに、シート部7cを第二弁座6から離座させて第二弁体7を第二弁座6から図1中左方へ後退させることで第二流路P2を開放させることができ、当該第二弁体7と第二弁座6で第二弁5を構成している。
なお、この第二弁5にあっては、ステアリングダンパDにおけるピストン12が右方へ移動して他方の圧力室R2から一方の圧力室R1へ作動油が移動する際には、高圧となる他方の圧力室R2の圧力が流路16を介して第二弁体7の図1中右面に作用するので第二弁座6から離座して第二流路P2を開放することになる。また、この第二弁5では、第一弁2と同様に、第二流路P2を開放時に、当該第二弁5を通過する作動油の流れに第二弁5の開放度合に応じた抵抗を与えるようになっている。
この実施の形態の場合、第一弁2と同様に、ヘッド部7dが第二フランジ1d内に存在している状態ではヘッド部7dと第二弁座6の内縁とで形成される環状隙間で第二弁5における流路面積を決するようにしており、第二弁体7の第二弁座6からの後退量に対する流路面積の変化割合をヘッド部7dの設定で任意に調節することができるようになっているが、その必要が無ければヘッド部7dを省略するようにしても良く、さらに、シート部7cの形状は平面状とされているが、テーパ面状とされてもよい。
つづいて、附勢手段たるソレノイド22は、発生する附勢力で第二弁体7を第二弁座6へ向けて附勢できれば良いので、プッシュ型でもプル型でもよく、プッシュ型、プル型とどちらの形式を採用する場合にあっても、ソレノイド22に供給する電流の大きさによって、第一弁体4および第二弁体7をそれぞれ第一弁座3および第二弁座6へ向けて附勢する附勢力を調整することが可能なようになっている。
この減衰弁Vにあっては、ソレノイド22に図1中右方向の附勢力を発生させて第二弁体7を第二弁座6へ向けて附勢して着座させるとともに第一弁体4を第一弁座3へ向けて附勢して着座させておき、ソレノイド22の附勢力を調節することによって、第一弁体4が第一弁座3から離座するクラッキング圧と第一弁体4の第一弁座3からの後退量、および、第二弁体7が第二弁座6から離座するクラッキング圧と第二弁体7の第二弁座6からの後退量を調節することができるようになっている。
すなわち、第一弁体4および第二弁体7に作用する附勢力は単一のソレノイド22の附勢力によって発生するので、第一弁2および第二弁5におけるクラッキング圧と開弁量は等しくなり、また、ソレノイド22の附勢力を調節することで、第一弁2および第二弁5の両方で発生する減衰力を調節することができるのである。
なお、この実施の形態の場合、第一弁座3がバルブケース1に軸方向に摺動自在とされる第一弁座部材19に設けられて第一弁座3の図1中左右方向となる軸方向への移動が許容されているので、減衰弁Vにおける各部材の軸方向長さに寸法公差があった場合にあっても、ソレノイド22から与えられる附勢力で第一弁体4を確実に第一弁座3に着座させることが可能となっているが、第一弁座3をバルブケース1に直接設けるようにしても良い。
つづいて、本実施の形態における減衰弁Vの動作について説明する。まず、ステアリングダンパDのピストン12がシリンダ11に対し図1中左方に移動する場合、一方の圧力室R1の容積が小さくなり他方の圧力室R2の容積が大きくなるので、それにともない一方の圧力室R1内の作動油は、流路14を通過し第一流路P1へ導かれる。
そして、第一流路P1に導かれた作動油は第一弁体3および第一弁座部材19を図1中左方に押し付け、第一弁座部材19がバルブケース1の大径部1eの終端の段部に当接して移動が規制された後、第一弁体3を図1中左側へ押付ける力が、第一弁体3に第二弁体7を介して作用しているソレノイド22の附勢力に対して打ち勝つと、図2に示すように、第一弁体4が第一弁座3から離座して第一弁2が開弁する。
そして、作動油は、第一弁2を通過し、流路16を介して他方の圧力室R2内に移動する。したがって、このステアリングダンパDにあっては、ピストン12が左方へ移動する場合、第一弁2で減衰力を発生することになる。
ここで、この第一弁2が開放動作するに先立ち、一方の圧力室R1から第一流路P1に導かれた作動油は、ロッド20bと第一フランジ19bの内周とで形成される第一固定絞り9を通過することになるので、外力によってピストン12が急激かつ高速で動作させられることがあっても、第一弁体4に急激且つ大きな圧力が作用せず、第一弁体4が第一弁座3から過剰に後退するような事態を阻止でき、減衰力の落ち込みを防止することができる。
なお、上述のように第一弁体4が後退する折に、衝合軸4eを介して第二弁体7も押圧されて第二弁5も開弁動作するが、第二流路P2が開放されても一方の圧力室R1内の圧力の方が他方の圧力室R2に流路16を介して連通される第二流路P2内の圧力より大きく、逆止弁18は流路15を遮断したままとなるので、第二弁5がステアリングダンパDの発生減衰力に影響を与えない。
反対に、ステアリングダンパDのピストン12がシリンダ11に対し図1中右方に移動する場合、他方の圧力室R2の容積が小さくなり一方の圧力室R1の容積が大きくなるので、それにともない他方の圧力室R2内の作動油は、流路16を通過し第二流路P1へ導かれる。なお、この場合、流路16側からバルブケース1内に導かれた他方の圧力室R2の圧力によって、第一弁体4は第一弁座3へ押付けられて第一流路P1を閉塞状態に維持するので、第一流路P1を介しての他方の圧力室R2から一方の圧力室R1への作動油の移動は阻止される。
そして、第二流路P2に導かれた作動油は、第二弁体7を図1中左側へ押付け、当該押付力が、第二弁体7に作用しているソレノイド22の附勢力に対して打ち勝つと、図3に示すように、第二弁体7が第二弁座6から離座して第二弁5が開弁する。
そして、作動油は、第二弁5を通過し、流路15を介して一方の圧力室R1内に移動する。したがって、このステアリングダンパDにあっては、ピストン12が右方へ移動する場合、第二弁5で減衰力を発生することになる。
ここで、この第二弁5が開放動作するに先立ち、他方の圧力室R2から第二流路P2に導かれた作動油は、第一弁体4の衝合軸4eと第二フランジ1dの内周とで形成される第二固定絞り10を通過することになるので、外力によってピストン12が急激かつ高速で動作させられることがあっても、第二弁体7に急激且つ大きな圧力が作用せず、第二弁体7が第二弁座6から過剰に後退するような事態を阻止でき、減衰力の落ち込みを防止することができる。
したがって、この減衰弁Vによれば、ピストン12がシリンダ11に対して急激且つ高速で作動する場合にあっても、ステアリングダンパDが発生する減衰力の落ち込みを防止することが可能である。
また、第一固定絞り9をロッド20bと第一フランジ19bの内周との間の隙間で構成し、第二固定絞り10を衝合軸4eと第二フランジ1dの内周との間の隙間で構成したので、固定絞りの形状を同一にすることができ減衰特性をステアリングダンパDの両側で等しくすることができるとともに、わざわざバルブケース1や第一弁座部材19に固定絞りを設ける必要が無いので、製造コストを悪化させることも無い。
さらに、第二固定絞り10を設ける際に、第一弁体4には第二弁体7を介してソレノイド22の附勢力を作用させなくてはならないために必要な衝合軸4eを利用しているので、第二固定絞り10の設置について部品の増加が無く、この点でも製造コストを悪化させることが無い。
なお、第一固定絞り9を設けるについて、第二固定絞り10における流路形状とは一致しない丸型の流路形状となるが、ロッド20bによらず、第一フランジ19bの内周であって第一弁体4に干渉しない部位の径を小径に設定して、固定絞りを形成するようにしても良い。
また、第二固定絞り10について、別途の構成、たとえば、衝合軸4eがバルブケース1の第二フランジ1dの内周に摺接するような径に設定される場合、衝合軸4eの外周に切欠を設けて当該切欠で固定絞りを形成するようにしても良い。このことは、第一固定絞り9におけるロッド20bについても同様である。
さらに、この実施の形態の場合、ステアリングダンパDにおける減衰力発生源は第一弁2および第二弁5のみとされているが、たとえば、ピストン12に流路14,15,16を迂回して一方の圧力室R1と他方の圧力室R2とを連通し通過する作動油の流れに抵抗を与える通路を設けておき、ステアリングダンパDの減衰力発生にあたり、第一弁2および第二弁5のみならず、上記別途の通路によっても減衰力を発生させて良いことは当然である。
さらに、減衰弁Vは、緩衝器の左右両側への作動時において、等しい減衰力を発生させるのに適しているため、左右両側で等しい減衰力を発生することが要求されるステアリングダンパDに最適となるが、他の用途の緩衝器に適用することが可能であることは勿論可能であって、第一弁体4のシート部4c、ヘッド部4dおよび第二弁体7のシート部7c、ヘッド部7dの形状を互いに異ならしめて、第一弁2と第二弁5で実現する減衰特性を異ならしめることも可能である。
以上で、本発明の実施の形態についての説明を終えるが、本発明の範囲は図示されまたは説明された詳細そのものには限定されないことは勿論である。
一実施の形態における減衰弁をステアリングダンパに適用した状態を示す縦断面図である。 一実施の形態の減衰弁における第一弁が開弁した状態を示す縦断面図である。 一実施の形態の減衰弁における第二弁が開弁した状態を示す縦断面図である。
符号の説明
1 バルブケース
1a ポート
1b バルブケースの一端
1c バルブケースの他端
1d 第二フランジ
1e バルブケースにおける大径部
2 第一弁
3 第一弁座
4 第二弁体
4a 第一弁体における胴部
4b 第一弁体における摺接部
4c 第一弁体におけるシート部
4d 第一弁体におけるヘッド部
4e 衝合軸
5 第二弁
6 第二弁座
7 第二弁体
7a 第二弁体における胴部
7b 第二弁体における摺接部
7c 第二弁体におけるシート部
7d 第二弁体におけるヘッド部
9 第一固定絞り
10 第二固定絞り
11 シリンダ
12 ピストン
13 ピストンロッド
14,15,16 流路
17 弁孔
17a 弁孔における先端部
17b 弁孔における中間部
17c 弁孔における基端部
18 逆止弁
19 第一弁座部材
19a 第一弁座部材における筒部
19b 第一フランジ
20 キャップ
20a キャップにおける嵌合部
20b ロッド
20c キャップにおける透孔
21 バネ
22 附勢手段たるソレノイド
23 ソレノイドにおける可動鉄心
24,25 シールリング
A アキュムレータ
D ステアリングダンパ
H バルブハウジング
P1 第一流路
P2 第二流路
R1 一方の圧力室
R2 他方の圧力室
V 減衰弁

Claims (2)

  1. 中間側部に内外を連通するポートを備えた中空なバルブケースと、バルブケースの一端側を上流側として上記ポートへ通じる第一流路と、上記ポートを上流側としてバルブケースの他端側へ通じる第二流路と、第一流路の途中に形成される環状の第一弁座と第一弁座に離着座する第一弁体とでなる第一弁と、第二流路の途中に形成されて第一弁座に同軸配置される環状の第二弁座と第二弁座に離着座する第二弁体とでなる第二弁と、第二弁体を第二弁座へ向けて附勢するとともに第二弁体を介して第一弁体を第一弁座に向けて附勢する附勢手段とを備えた減衰弁において、第一流路の第一弁より上流側に第一固定絞りを設け、第二流路の第二弁より上流側に第二固定絞りを設けたことを特徴とする減衰弁。
  2. 第一固定絞りは、第一弁座を形成する第一フランジの内周と、第一フランジの内周側に配置されるロッドとの間の隙間で形成されるとともに、第二固定絞りは、第二弁座を形成する第二フランジの内周と、第二フランジの内周側に配置されるとともに第一弁体から第二弁体側に向けて延びて第二弁体に当接可能な衝合軸との間の隙間で形成されることを特徴とする請求項1に記載の減衰弁。
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