JP2009105105A - 半導体素子の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】選択エピを用いることでより安定した素子分離が可能な半導体素子の製造方法を提供する。
【解決手段】半導体基板上に半導体層を積層して作製する半導体素子の製造方法において、前記半導体基板上の半導体素子の分離に際しては、分離すべき素子単位を予め絶縁膜で囲い、この囲い中に半導体層を積層して半導体素子を形成する。
【選択図】 図1
【解決手段】半導体基板上に半導体層を積層して作製する半導体素子の製造方法において、前記半導体基板上の半導体素子の分離に際しては、分離すべき素子単位を予め絶縁膜で囲い、この囲い中に半導体層を積層して半導体素子を形成する。
【選択図】 図1
Description
本発明は、半導体装置の製造方法に関し、詳しくは、基板上に複数個作製した半導体装置の分離方法に関するものである。
例えばフォトダイオード(以下、PDという)の作製に際しては、基板上に複数個のPDを形成し、これを素子ごとに分離している。
図3はPDの従来例を示す断面図である。このPDの製造工程と分離方法について説明する。
工程(1)n型InP基板1上にn+型InP層2をエピタキシャル成長により積層する。
工程(2)n+InP層2上に光吸収層として例えばInGaAs層3およびキャップ層としてInP層4を積層する。
図3はPDの従来例を示す断面図である。このPDの製造工程と分離方法について説明する。
工程(1)n型InP基板1上にn+型InP層2をエピタキシャル成長により積層する。
工程(2)n+InP層2上に光吸収層として例えばInGaAs層3およびキャップ層としてInP層4を積層する。
工程(3)InPキャップ層4上に絶縁膜(酸化膜又は窒化膜・・・図示省略)を形成し、フォトリソグラフィによりパターニングを行って弗酸などにより酸化膜を部分的にエッチングする。
工程(4)次に、例えばZn等の拡散を行い工程(3)でエッチングした部分にP+型層5を形成する。
工程(4)次に、例えばZn等の拡散を行い工程(3)でエッチングした部分にP+型層5を形成する。
工程(5)工程(3)で形成した絶縁膜を除去し、新たに絶縁膜(図示省略)を形成し素子間を分離するためにフォトリソドラィによりパターニングする。その後、エッチング若しくはウエットエッチングによりメサエッチングを行って溝6を形成する。
工程(6)工程(5)で形成した絶縁膜を除去し、基板表面に反射防止膜としての窒化膜(図示省略)を形成する。
工程(6)工程(5)で形成した絶縁膜を除去し、基板表面に反射防止膜としての窒化膜(図示省略)を形成する。
工程(7)工程(6)で形成した窒化膜を除去し、絶縁膜を形成後フォトリソグラフィによりパターニングを行って基板表面に電極7aを形成する。
工程(8)工程(7)で形成した絶縁膜を除去し、新たに絶縁膜8を形成後し、フォトリソグラフィによりパターニングを行って半導体表面にポリイミド膜9などを用いて工程(5)でメサエッチングした溝6を埋める。
工程(9)基板の裏面に電極7bを形成する。
工程(8)工程(7)で形成した絶縁膜を除去し、新たに絶縁膜8を形成後し、フォトリソグラフィによりパターニングを行って半導体表面にポリイミド膜9などを用いて工程(5)でメサエッチングした溝6を埋める。
工程(9)基板の裏面に電極7bを形成する。
このような半導体素子の製造方法に関する先行技術としては次のようなの文献が知られている。
ところで、図3に示すような半導体素子の製造方法においては、メサの形成時に次のような問題があった。
即ち、メサエッチングをウェットエッチングで行う場合、ウェハ面内に深さのばらつきが大きくなりやすい。
また、サイドエッチを考慮してマスクを設計しなくてはならない。それと共にサイドエッチはチップサイズを制限する。
即ち、メサエッチングをウェットエッチングで行う場合、ウェハ面内に深さのばらつきが大きくなりやすい。
また、サイドエッチを考慮してマスクを設計しなくてはならない。それと共にサイドエッチはチップサイズを制限する。
一方メサエッチングをドライエッチングで形成する場合、マスク寸法通りに加工できるが、リーク電流の原因となる半導体表面へのダメージが残ることがある。メサ加工後にはその部分に絶縁膜を形成し半導体表面を安定化させるが、成膜装置によってはカバレッジの問題が発生し成膜ムラが起こる。
成膜ムラは半導体基板表面へストレスを与えることになり、その結果リーク電流などが大きくなることがある。このためメサエッチング後厚い酸化膜だけでこの部分を埋め込むのは困難かつ危険である。
また、このメサの溝部分6には平坦化のためにも埋め込む必要があるが、それらはポリイミド膜やOCD(OHKA Chemical Deposition)膜と言った液体の有機膜を表面に塗布し、それらをベークすることで硬化させている。これらの膜はクラックなどが発生する場合がある。またこれらの膜は一般的に酸化膜などより湿度に対する耐性が弱いため、リーク電流が大きくなる。
更に、メサエッチによる素子分離では絶縁膜をマスクに塩酸,過酸化水素,硫酸,リン酸などの混合液を用いている。そのため、膜ごとに選択性が変わるのでエッチング液を変える必要がある。
従って、本発明はメサエッチングによる加工を行わず、選択エピを用いることでより安定した素子分離が可能な半導体素子の製造方法を実現することを目的としている。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、請求項1記載の半導体素子の製造方法の発明においては、半導体基板上に半導体層を積層して作製する半導体素子の製造方法において、前記半導体基板上の半導体素子の分離に際しては、分離すべき素子単位を予め絶縁膜で囲い、この囲い中に半導体層を積層して半導体素子を形成することを特徴とする。
請求項2においては、請求項1に記載の半導体素子の製造方法において、
前記半導体素子に電極を形成するに際しては、前記絶縁膜を部分的にエッチングし、同一表面上に複数の電極を形成することを特徴とする。
前記半導体素子に電極を形成するに際しては、前記絶縁膜を部分的にエッチングし、同一表面上に複数の電極を形成することを特徴とする。
請求項3においては、請求項1または2に記載の半導体光素子の製造方法において、
前記絶縁膜は酸化膜または窒化膜であることを特徴とする。
前記絶縁膜は酸化膜または窒化膜であることを特徴とする。
請求項4においては、請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体光素子の製造方法において、
前記半導体素子はフォトダイオードを含むことを特徴とする。
前記半導体素子はフォトダイオードを含むことを特徴とする。
以上説明したことから明らかなように本発明の請求項1,3,4によれば、次のような効果がある。
半導体基板上の半導体素子の分離に際しては、分離すべき素子単位を予め絶縁膜で囲い、この囲い中に半導体層を積層して素子を形成するので、選択エピタキシャルを行うことで工程が大幅に減少すると共に素子間を安定した酸化膜で分離することで素子のリーク電流特性を改善することができる。
半導体基板上の半導体素子の分離に際しては、分離すべき素子単位を予め絶縁膜で囲い、この囲い中に半導体層を積層して素子を形成するので、選択エピタキシャルを行うことで工程が大幅に減少すると共に素子間を安定した酸化膜で分離することで素子のリーク電流特性を改善することができる。
請求項2によれば、絶縁膜をエッチングし、同一表面上に複数の電極を形成するので、半導体素子の組込み時の自由度が向上する。
図1(a〜d)は本発明の半導体素子の製造方法の実施形態の一例を示すものである。工程に従って説明する。なお、ここでもPDを作製する場合について説明する。
工程(a)絶縁膜(酸化膜又は窒化膜)形成・パターニング
加熱されたn型Inp基板上1にSiH4とN2Oの混合雰囲気をプラズマ分解することでSi酸化膜を形成し、その酸化膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、弗酸などでエッチングして分離すべき素子単位の囲い10を形成する。
工程(a)絶縁膜(酸化膜又は窒化膜)形成・パターニング
加熱されたn型Inp基板上1にSiH4とN2Oの混合雰囲気をプラズマ分解することでSi酸化膜を形成し、その酸化膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、弗酸などでエッチングして分離すべき素子単位の囲い10を形成する。
工程(b)エピタキシャル成長
前記囲い(Si酸化膜)10が基板に残った状態でInp基板1を数百℃に加熱する。その後、例えばトリメチルインジウムやトリメチルガリウム、アルシン,ホスフィンを流し、この基板上にn+型Inpエピ層11や光吸収層となるInGaAs層12及びキャップ層としてのInp層13をエピタキシャル成長などにより形成する。
前記囲い(Si酸化膜)10が基板に残った状態でInp基板1を数百℃に加熱する。その後、例えばトリメチルインジウムやトリメチルガリウム、アルシン,ホスフィンを流し、この基板上にn+型Inpエピ層11や光吸収層となるInGaAs層12及びキャップ層としてのInp層13をエピタキシャル成長などにより形成する。
この場合、InPやInGaAsはSi酸化膜10上には成長しない。即ち、Si酸化膜はInPやInGaAsが成長する温度では非常に安定な結合をしているため結合手を出していない。そのため、これらがSi酸化膜10上には留まらず「表面上を流れて」n型Inp基板が表出しているところに到達し成長する。その結果、Inp基板1上の表面だけに選択的にエピタキシャル膜が成長することになる。
工程(c)p+型層形成
基板表面に絶縁膜を形成しフォトリソグラフィによりパターニングし、絶縁膜でマスクされ一部だけキャップ層としてのInp層13が表出した基板をジメチルジンクなどの雰囲気中に入れZnなどの拡散を行い受光部としてのp+型層14を形成する。
基板表面に絶縁膜を形成しフォトリソグラフィによりパターニングし、絶縁膜でマスクされ一部だけキャップ層としてのInp層13が表出した基板をジメチルジンクなどの雰囲気中に入れZnなどの拡散を行い受光部としてのp+型層14を形成する。
工程(d)反射防止膜・電極形成
基板表面を反射防止膜(例えば窒化膜)などで覆い受光部p+型層14の一部にコンタクトホールを形成する。その部分に電極15aを形成し、また基板裏面にも電極15bを形成する。
上述の製造方法によれば、選択エピタキシャルを行うことで工程が大幅に減少すると共に素子間を安定した酸化膜(囲い)10で分離することで素子のリーク電流特性を改善することができる。
基板表面を反射防止膜(例えば窒化膜)などで覆い受光部p+型層14の一部にコンタクトホールを形成する。その部分に電極15aを形成し、また基板裏面にも電極15bを形成する。
上述の製造方法によれば、選択エピタキシャルを行うことで工程が大幅に減少すると共に素子間を安定した酸化膜(囲い)10で分離することで素子のリーク電流特性を改善することができる。
図2(a〜d)は他の実施形態の一例を示すもので、図1とは基板として半絶縁性InP基板16を用い、基板16の表面にn+型InP17をエピタキシャル成長させる点。および電極15cを基板の表面側に設けた点が異なっている。なお、ここでもPDを作製する場合について説明する。
工程(a)絶縁膜(酸化膜又は窒化膜)形成・パターニング
半絶縁性InP基板16の表面にn+型InP17をエピタキシャル成長させ、この基板を加熱してn+型InP17上にSiH4とN2Oの混合雰囲気をプラズマ分解することでSi酸化膜を形成し、その酸化膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、弗酸などでエッチングして分離すべき素子単位の囲い(Si酸化膜)10を形成する。
半絶縁性InP基板16の表面にn+型InP17をエピタキシャル成長させ、この基板を加熱してn+型InP17上にSiH4とN2Oの混合雰囲気をプラズマ分解することでSi酸化膜を形成し、その酸化膜をフォトリソグラフィによりパターニングし、弗酸などでエッチングして分離すべき素子単位の囲い(Si酸化膜)10を形成する。
工程(b)エピタキシャル成長
前記囲い(Si酸化膜)10が基板に残った状態で半絶縁性Inp基板16を数百℃に加熱する。その後、例えばトリメチルインジウムやトリメチルガリウム、アルシン,ホスフィンを流し基板16上のn+型Inpエピ層17上にn+型Inpエピ層11や光吸収層となるInGaAs層12及びキャップ層としてのInp層13をエピタキシャル成長などにより形成する。
前記囲い(Si酸化膜)10が基板に残った状態で半絶縁性Inp基板16を数百℃に加熱する。その後、例えばトリメチルインジウムやトリメチルガリウム、アルシン,ホスフィンを流し基板16上のn+型Inpエピ層17上にn+型Inpエピ層11や光吸収層となるInGaAs層12及びキャップ層としてのInp層13をエピタキシャル成長などにより形成する。
工程(c)p+型層形成
基板表面に絶縁膜を形成しフォトリソグラフィによりパターニングし、絶縁膜でマスクされ一部だけキャップ層としてのInp層13が表出した基板をジメチルジンクなどの雰囲気中に入れZnなどの拡散を行い受光部としてのp+型層14を形成する。
基板表面に絶縁膜を形成しフォトリソグラフィによりパターニングし、絶縁膜でマスクされ一部だけキャップ層としてのInp層13が表出した基板をジメチルジンクなどの雰囲気中に入れZnなどの拡散を行い受光部としてのp+型層14を形成する。
工程(d)反射防止膜・電極形成
基板表面を反射防止膜(例えば窒化膜)などで覆い受光部p+層14の一部および囲い(Si酸化膜)10の一部にコンタクトホールを形成する。その部分に電極15a,15cを形成する。
このような構成によれば半絶縁性基板16の一方の面に電極があるので、半導体素子の組込み時の自由度を向上させることができる。
基板表面を反射防止膜(例えば窒化膜)などで覆い受光部p+層14の一部および囲い(Si酸化膜)10の一部にコンタクトホールを形成する。その部分に電極15a,15cを形成する。
このような構成によれば半絶縁性基板16の一方の面に電極があるので、半導体素子の組込み時の自由度を向上させることができる。
以上の説明は、本発明の説明および例示を目的として特定の好適な実施例を示したに過ぎない。例えば実施例では半導体素子としてPDを作製したが、例えばトランジスタなどであってもよく、要は分離すべき半導体素子が予め作製された囲いの中に半導体層を積層して形成されるものであればよい。
また、実施例では基板としてn型Inp基板や半絶縁性Inp基板を用いたが、例えばSi基板であってもよい。従って本発明は、上記実施例に限定されることなく、その本質から逸脱しない範囲で更に多くの変更、変形を含むものである。
1 n型InP基板
2,11 n型InPエピタキシャル層
3 光吸収層
4 キャップInP層
5 p+層
6 溝
7,15 電極
8,10 絶縁膜(酸化膜又は窒化膜)
9 ポリイミド膜
12 光吸収層(InGaAs)
13 キャップInP層
2,11 n型InPエピタキシャル層
3 光吸収層
4 キャップInP層
5 p+層
6 溝
7,15 電極
8,10 絶縁膜(酸化膜又は窒化膜)
9 ポリイミド膜
12 光吸収層(InGaAs)
13 キャップInP層
Claims (4)
- 半導体基板上に半導体層を積層して作製する半導体素子の製造方法において、前記半導体基板上の半導体素子の分離に際しては、分離すべき素子単位を予め絶縁膜で囲い、この囲い中に半導体層を積層して半導体素子を形成することを特徴とする半導体素子の製造方法。
- 前記半導体素子に電極を形成するに際しては、前記絶縁膜を部分的にエッチングし、同一表面上に複数の電極を形成することを特徴とする請求項1に記載の半導体素子の製造方法。
- 前記絶縁膜は酸化膜または窒化膜であることを特徴とする請求項1または2に記載の半導体光素子の製造方法。
- 前記半導体素子はフォトダイオードを含むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の半導体光素子の製造方法。
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007273287A JP2009105105A (ja) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | 半導体素子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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| JP2007273287A Pending JP2009105105A (ja) | 2007-10-22 | 2007-10-22 | 半導体素子の製造方法 |
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Cited By (2)
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|---|---|---|---|---|
| WO2018088083A1 (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 受光素子、受光素子の製造方法および電子機器 |
| WO2023248821A1 (ja) | 2022-06-22 | 2023-12-28 | 信越半導体株式会社 | 受光素子の製造方法 |
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2007
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Cited By (3)
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| WO2018088083A1 (ja) * | 2016-11-11 | 2018-05-17 | ソニーセミコンダクタソリューションズ株式会社 | 受光素子、受光素子の製造方法および電子機器 |
| US11646341B2 (en) | 2016-11-11 | 2023-05-09 | Sony Semiconductor Solutions Corporation | Light-receiving device, method of manufacturing light-receiving device, and electronic apparatus |
| WO2023248821A1 (ja) | 2022-06-22 | 2023-12-28 | 信越半導体株式会社 | 受光素子の製造方法 |
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