JP2009106982A - パンチプレスの工具段取り時刻表示装置 - Google Patents

パンチプレスの工具段取り時刻表示装置 Download PDF

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孝志 千田
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Abstract

【課題】 次に発生する工具段取発生時刻がわかり易く、かつ実際の加工時間に応じた工具段取発生時刻が表示されるパンチプレスの工具段取り時刻表示装置を提供する。
【解決手段】 見積もり時間登録手段91と、実績加工時間計測手段93と、実績更新手段93と、工具の段取りが発生する単位スケジュールSchを探索する段取り情報生成手段48とを設ける。探索された工具の段取りが発生する単位スケジュールSchの中で、最も早く実行される単位スケジュールSchの実行開始時刻である工具段取発生時刻を、見積もり時間登録手段91に登録された登録見積もり時間から演算する工具段取発生時刻演算手段94を設ける。この演算された工具段取発生時刻を表示装置47aに表示させる段取発生時刻表示出力手段74を設ける。
【選択図】 図1

Description

この発明は、スケジュール運転において、工具交換を行う段取りの発生時刻を表示するパンチプレスの工具段取り時刻表示装置に関する。
タレット等を用いたパンチプレス等において、加工内容によって、タレットに装着する工具を交換して使用されるものがある。例えば、上記工具として、複数の単位工具を搭載したタレット型工具を用いるマルチタレット形式のパンチプレスにおいて、工具マガジンに装着するタレット型工具を頻繁に交換してスケジュール運転を行うものがある。工具交換の段取りは、1本の加工プログラムを実行するスケジュールである単位スケジュールの完了時に行われる。
このような工具を交換して装着するパンチプレスでは、加工スケジュールの進行に伴って工具交換を効率良く行うために、工具交換の段取り情報を作成し、段取り情報に従って段取りを行うことが便利である。このような段取り情報を操作盤の画面に表示するものが提案されている(例えば特許文献1,2)。
従来、このようなパンチプレスにおいて、作業者への段取りの指示は、そのスケジュール行が実行されるときまでに行うことを表示していた。また、加工時間の見積もり時間は、CADCAMなどから入手していたが、加工スケジュール行と枚数を考慮した時刻表示にはなっていなかった。
なお、パンチプレスにおいて、加工予定時間を設定し、表示することや、その設定加工時間を実際の加工時間で更新することは、例えば特許文献3に提案されている。
特開2007−144456号公報 特開2007−144541号公報 特開平11−239830号公報
作業者は、加工スケジュールの単位スケジュールを登録する際に、個々の加工時間は、指示書などで確認できたが、単位スケジュールを積み上げた場合、次のような課題があった。
(1)ある単位スケジュールが何時に運転開始になるかは表示されない。
(2)見積もり時間の精度に誤差があり、実績時刻は反映されない。
(3)連続運転中は、作業者は他の作業をするが、枚数に応じて段取りする時刻が予測し難い。
(4)加工スケジュールに割込加工が入っても、それに追従して時刻が変わらない。
この発明の目的は、次に発生する工具段取発生時刻がわかり易く、かつ実際の加工時間に応じた工具段取発生時刻が表示されるパンチプレスの工具段取り時刻表示装置を提供することである。
この発明の他の目的は、工具段取発生時刻と共に、その段取りすべき工具が事前に分かるようにすることである。
この発明のさらに他の目的は、画面上で工具段取発生時刻とその工具が一目でわかるようにすることである。
この発明の構成を実施形態に対応する図1と共に説明する。この発明のパンチプレスの工具段取り時刻表示装置は、複数の工具が装着可能であり、制御装置(41)により加工プログラムに従って制御され、かつスケジュール記憶手段(45)に記憶された加工スケジュール(SH)に従って運転されるパンチプレスにおいて、次の各手段を備えるものである。すなわち、
上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する時間とされる見積もり時間を登録する見積もり時間登録手段(91)と、
上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する加工時間を実測する実績加工時間計測手段(92)と、
この実績加工時間計測手段(92)で計測された実績加工時間によって上記見積もり時間登録手段(91)に登録されている上記登録見積もり時間を更新する実績更新手段(93)と、
上記加工スケジュール(SH)および上記パンチプレスに装着されている工具の情報に基づき、上記加工スケジュール(SH)における、個々の加工プログラムを実行するスケジュールである単位スケジュール(Sch)の中で、工具の段取りが発生する単位スケジュール(ScH)を探索する段取り情報生成手段(48)と、
この段取り情報生成手段(48)で探索された工具の段取りが発生する単位スケジュール(Sch)の中で、最も早く実行される単位スケジュール(Sch)の実行開始時刻である工具段取発生時刻を、上記見積もり時間登録手段(91)に登録された登録見積もり時間から演算する工具段取発生時刻演算手段(94)と、
この手段(94)で演算された工具段取発生時刻を表示装置(47)に表示させる段取発生時刻表示出力手段(74)と、
を備える。
この構成によると、最も早く来る工具段取発生時刻、つまり工具の段取りが発生する単位スケジュール(Sch)の中で、最も早く実行される単位スケジュール(Sch)の実行開始時刻が、工具段取発生時刻演算手段(94)により演算される。その演算された工具段取発生時刻が表示装置(47)に表示される。工具段取発生時刻演算手段(94)は、見積もり時間登録手段(91)に登録された見積もり時間によって工具段取発生時刻を演算するが、その登録見積もり時間は、実績更新手段(93)により、実測された加工時間によって更新される。そのため、加工スケジュール(SH)の進展に伴い、常に実際の加工時間に応じた工具段取発生時刻が演算され、表示されることになる。
このように、次に発生する工具段取発生時刻が表示されるため、その工具段取発生時刻がわかり易く、かつ実際の加工時間に応じた工具段取発生時刻が表示されることになる。そのため、作業者はその時刻にパンチプレスに出向けば良く、無駄な作業待ち時間を削減できる。
なお、上記単位スケジュール(Sch)は、同じ加工プログラムで複数枚を続けて加工するときは、一つの単位スケジュールとされる。
この発明において、上記表示装置(47)が画面に画像で表示を行うものであり、この表示装置(47)の画面に表示させる情報を生成して出力する表示情報出力手段(71)を設けても良い。その場合に、上記段取り情報生成手段(48)は、段取りの必要な工具の工具番号を探索する機能を有し、上記表示情報出力手段(71)は上記段取発生時刻表示出力手段(74)を含むものであり、上記表示情報出力手段(71)は、上記段取り情報生成手段(48)で探索された段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示(82)を、上記工具段取発生時刻と共に上記表示装置(47)の画面に表示させるものとしても良い。
この構成の場合、段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示(82)が、工具段取発生時刻と共に表示装置(47)の画面に表示される。そのため、工具段取発生時刻と共に、その段取りすべき工具が事前に分かり、段取り準備も行い易い。
このようにガイド表示(82)を表示する場合に、上記ガイド表示(82)をボタン状のマークの表示とし、上記表示情報出力手段(71)は、上記ボタン状のマークの中に、上記工具番号と上記工具段取発生時刻とを表示させるものとしても良い。
このようにボタン状のマークの中に、工具番号と工具段取発生時刻とが表示されるため、画面上で工具段取発生時刻とその工具が一目で分かり、段取りすべき工具を間違えることなく認識することができる。
この発明のパンチプレスの工具段取り時刻表示装置は、複数の工具が装着可能であり、制御装置により加工プログラムに従って制御され、かつスケジュール記憶手段に記憶された加工スケジュールに従って運転されるパンチプレスにおいて、上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する時間とされる見積もり時間を登録する見積もり時間登録手段と、上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する加工時間を実測する実績加工時間計測手段と、この実績加工時間計測手段で計測された実績加工時間によって上記見積もり時間登録手段に登録されている上記登録見積もり時間を更新する実績更新手段と、上記加工スケジュールおよび上記パンチプレスに装着されている工具の情報に基づき、上記加工スケジュールにおける、個々の加工プログラムを実行するスケジュールである単位スケジュールの中で、工具の段取りが発生する単位スケジュールを探索する段取り情報生成手段と、この段取り情報生成手段で探索された工具の段取りが発生する単位スケジュールの中で、最も早く実行される単位スケジュールの実行開始時刻である工具段取発生時刻を、上記見積もり時間登録手段に登録された登録見積もり時間から演算する工具段取発生時刻演算手段と、この手段で演算された工具段取発生時刻を表示装置に表示させる段取発生時刻表示出力手段とを備えるため、次に発生する工具段取発生時刻が表示されて、その工具段取発生時刻がわかり易く、かつ実際の加工時間に応じた工具段取発生時刻が表示されることになる。そのため、作業者はその時刻にパンチプレスに出向けば良く、無駄な作業待ち時間を削減できる。
上記表示装置が画面に画像で表示を行うものであり、この表示装置の画面に表示させる情報を生成して出力する表示情報出力手段を設け、上記段取り情報生成手段は、段取りの必要な工具の工具番号を探索する機能を有し、上記表示情報出力手段は上記段取発生時刻表示出力手段を含むものであり、上記表示情報出力手段は、上記段取り情報生成手段で探索された段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示を、上記工具段取発生時刻と共に上記表示装置の画面に表示させる場合は、段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示が、工具段取発生時刻と共に表示装置の画面に表示され、そのため工具段取発生時刻と共に、その段取りすべき工具が事前に分かり、段取り準備も行い易い。
上記ガイド表示が、ボタン状のマークの表示であり、上記表示情報出力手段が、上記ボタン状のマークの中に、上記工具番号と上記工具段取発生時刻とを表示させる場合は、画面上で工具段取発生時刻とその工具が一目で分かり、段取りすべき工具を間違えることなく認識することができる。
この発明の第1の実施形態を、図1ないし図7と共に説明する。図1は、この実施形態に係る工具段取り時刻表示装置を備えたパンチプレスの概念構成を示す。このパンチプレスは、パンチプレス本体1を主とするパンチプレス機械部分101と、このパンチプレス機械部分101を制御する制御装置41と、この制御装置41に対する操作やパンチプレス本体1に対する直接の操作を行う操作盤46と、管理装置42とを備える。パンチプレス機械部分101は、このパンチプレスを制御系と機械系とに区分したうちの機械系の部分を言う。
この工具段取り時刻表示装置は、操作盤46の表示装置47の画面に、工具段取発生時刻の表示80や、ガイド表示82、加工スケジュールの予想時刻等を表示するものである。表示装置47の画面からなる情報表示部47aは、人の指が触れることでその触れた位置の情報が入力可能なタッチパネル(図示せず)で覆われたものとしている。
図5に示すように、このパンチプレスのパンチプレス機械部分101は、パンチプレス本体1と、プリセッター2と、工具チェンジャー3と、ローダ4とを備える。パンチプレス1本体は、機内工具マガジン5を備え、個別工具8を搭載した複数のタレット型の工具7を、機内工具マガジン5に交換可能に装備するものである。機内工具マガジン5は、いわばマルチタレット形式のパンチプレスにおける親タレットに、タレット型工具7はその大タレットに搭載される子タレットに相当する。工具チェンジャー3は、パンチプレス本体1およびプリセッター2にそれぞれ設けられた機内工具マガジン5および機外工具マガジン6の間でタレット型工具7を自動交換する装置である。
タレット型工具7は、図7に示すように、平面形状が円形のタレットであり、一つまたは複数の個別工具8が搭載される。個別工具8は、タレット型工具7に設けられた貫通孔等からなる個別工具支持部7a内に、交換自在に搭載される。個別工具8は、パンチ工具またはダイ工具である。パンチ工具およびダイ工具は、上下に対として用いられるものであり、タレット型工具7は、パンチ工具用のものとダイ工具用のものとが、上下に対として設けられる。図では、パンチ工具用のタレット型工具7のみを示し、ダイ工具用のタレット型工具7は、図示を省略している。
個別工具8は、パンチ加工する孔形状や寸法が種々異なるものがあり、タレット型工具7に設けられた複数の個別工具支持部7aには、それぞれ異なる孔形状,寸法の加工用のものが搭載される。
また、タレット型工具7は、図6のように個別工具支持部7aの個数,配置,寸法等の種々異なる複数種類のものが準備される。同じ個別工具支持部7aに、外径寸法の合う複数種類の個別工具8の搭載が可能であり、各種類のタレット型工具7の個別工具支持部7aに、適合可能な任意の個別工具8を搭載してタレット型工具7の個別工具編成が行われる。
機内工具マガジン5は、水平旋回自在に設けられ、外周部の円周方向複数箇所に、タレット型工具7を着脱自在に保持するポケット5aが設けられている。各ポケット5aは、制御上でポケット番号P01〜P08で識別される。機内工具マガジン5は、上下に一対のものが同心に設けられ、それぞれパンチ側およびダイ側のタレット型工具7を保持して同期して旋回するが、図では上側の機内工具マガジン5のみを示している。
図5において、パンチプレス本体1は、工具割出機構として、マガジン割出部と工具ホルダ割出部(いずれも図示せず)とを有する。マガジン割出部は、機内工具マガジン5の任意のポケット5aが所定のプレスヘッド位置Qに来るように機内工具マガジン5を旋回させる機構である。工具ホルダ割出部は、プレスヘッド位置Qにあるタレット型工具7を保持してその工具ホルダ中心回りに旋回させ、タレット型工具7の任意の個別工具8を所定のパンチ位置Pに割出す機構である。
パンチ位置Pに割り出された個別工具8は、サーボモータ等のパンチ駆動源により、昇降自在なラムを介してパンチ加工のための昇降動作が与えられる。
パンチプレス本体1は、テーブル9上の板材Wを直交2軸(X軸,Y軸)方向に移動させる板材送り機構10を有しており、その移動により、板材Wの加工すべき箇所がパンチ位置Pへ移動させられる。板材送り機構10は、Y軸方向に進退するキャリッジ11に、X軸方向に進退可能にクロススライド12を搭載し、板材Wの端部を把持する複数のワークホルダ13を、クロススライド12に取付けたものである。
ローダ4は、所定の板材載置部14に積載された板材Wを、一枚ずつ吸着等により把持してパンチプレス本体1のテーブル9上に供給する装置である。ローダ4は、架設レール15上を走行する走行体16に、板材Wを把持する吸着パッド(図示せず)を備えている。
プリセッタ2は、機外工具マガジン6を旋回割出可能に設置したものであり、パンチプレス本体1の背後に設置されている。プリセッタ2には、機外工具マガジン6に対して作業者がタレット型工具7の交換を行うための段取り用交換部17が設けられている。
機外工具マガジン6は、機内工具マガジン5と同様に水平旋回自在に設けられ、外周部の円周方向複数箇所に、タレット型工具7を着脱自在に保持するポケット6aが設けられている。機外工具マガジン6も、パンチ工具搭載のタレット型工具7用のものと、ダイ工具搭載のタレット型工具7用のものとが、上下に同心に設置され、旋回割出の駆動がマガジン割出手段(図示せず)で行われる。
工具チェンジャー3は、パンチプレス本体1の機内工具マガジン5と、機外工具マガジン6との間でタレット型工具7を交換する装置であり、これら工具マガジン5,6の所定の交換用割出位置R,Sで交換を行う。
工具チェンジャー3は、これら機内工具マガジン5と機外工具マガジン6の交換用割出位置R,Sに渡って設けられたガイドレール21と、このガイドレール21に沿って走行する走行体22とを備える。走行体22は、それぞれタレット型工具7を保持する2つのチャック23,24が走行方向に並んで設けられている。これら2つのチャック23,24は、いずれか片方のチャック23,24で交換用のタレット型工具7を保持しておき、空の方のチャック23,24で工具マガジン5,6からタレット型工具7を受け取り、上記片方のチャック23,24で保持していた交換用のタレット型工具7を工具マガジン5,6に渡す動作を行う。これにより、走行体22の両工具マガジン5,6間の一度の走行でタレット型工具7の交換が行える。
なお、走行体22は、チャック23,24を1個のみとし、交換用割出位置R,Sの付近に設けた仮置き台(図示せず)に、交換用のタレット型工具7を仮置きすることによっても、一度の走行でタレット型工具7の交換が行える。
また走行体22に設けられる上記チャック23,24は、いずれも各工具マガジン5,6と同じく、パンチ工具搭載のタレット型工具7用のものと、ダイ工具搭載のタレット型工具7用のものとが、上下に並んで設けられている。
制御系および情報表示を説明する。図1において、制御装置41は、プログラム制御するコンピュータ式の装置であり、パンチプレス本体1を制御する数値制御装置、工具チェンジャー3を制御するチェンジャー制御装置、ローダ4を制御するローダ制御装置等(いずれも図示せず)により構成される。
管理装置42は、スケジュール運転におけるスケジュール管理や段取り情報の生成を行うコンピュータであり、制御装置41と一部または全体が共通の装置として、または制御装置41とは別に独立して設けられた装置として設けられている。
管理装置42は、スケジュール管理手段43、スケジュール記憶手段44、搭載工具情報記憶手段45、段取り情報生成手段48、段取り情報記憶手段49、および表示情報生成手段71を備え、さらに見積もり時間登録手段91、実績加工時間計測手段92、実績更新手段93、工具段取発生時刻演算手段94、および段取発生時刻表示出力手段74を備える。段取発生時刻表示出力手段74は、表示情報生成手段71の一部として設けられる。管理装置42は、スケジュール作成手段(図示せず)を有するものであっても良い。
スケジュール記憶手段44は、加工スケジュールSHを記憶する手段である。加工スケジュールSHは、加工に使用する工具情報F1を含む単位スケジュールSch1(Sch1〜Schn(nは任意の自然数))を複数集合させたものである。単位スケジュールSchは、1本の加工プログラム(図示せず)を1回実行させて加工するスケジュールのことである。ただし、同じ加工プログラムを連続して繰り返し実行して複数枚を加工する場合は、一つの単位スケジュールSchとされる。
工具情報F1は、加工に使用するタレット型工具7の工具番号(T01,T02,…)と、その工具番号のタレット型工具7の各個別工具支持部7aにどの個別工具8が入ったものであるかの詳細情報とを含むものである。
スケジュール管理手段43は、スケジュール記憶手段44に記憶された加工スケジュールSHに従って制御装置41に加工プログラムを実行させ、加工の進行状況を管理する手段である。
搭載工具情報記憶手段45は、機内および機外の各工具マガジン5,6に装着されているタレット型工具7の情報F2を記憶する手段である。搭載工具情報記憶手段45は、具体的には、工具情報F2として、各工具マガジン5,6の各ポケット5a,6aを識別するポケット番号(P01,P02,…)毎に、そのポケット番号で特定されるポケット5a,6aに装着されているタレット型工具7の工具番号(T01,T02,…)の情報、およびその工具番号のタレット型工具7の各個別工具支持部7aにどの個別工具8が入ったものであるかの詳細情報を記憶するものとされる。ポケット番号(P01,P02,…)は、機内および機外の各工具マガジン5,6の別に付されている。また、搭載工具情報記憶手段45は、工具チェンジャー3に保持しているタレット型工具7の工具番号情報についても、記憶するものとされる。
搭載工具情報記憶手段45は、各工具マガジン5,6に装着されているタレット型工具7の装着位置の変更や挿脱があると、自動的に、または作業者の操作に従い、記憶内容を変更するものとされる。
段取り情報生成手段48は、加工スケジュールSHおよびパンチプレス機械部分101に装着されているタレット型工具7の情報に基づき、段取り情報を生成する手段であり、作成した段取り情報は、段取り情報記憶手段49に記憶される。
段取り情報生成手段48は、具体的には、スケジュール記憶手段44に記憶された加工スケジュールSHと、搭載工具情報記憶手段45の記憶内容とを比較し、段取り情報を作成する。
段取り情報は、どの単位スケジュールSchまで、あるいはどの単位スケジュールSch間に、加工機械1に対してどのタレット型工具7を搬入し、また搬出するかを定めた情報である。この段取り情報には、タレット型工具7の各個別工具支持部7aにどの個別工具8が入ったものであるかの詳細情報も含まれる。
段取り情報生成手段48は、段取り発生スケジュール探索部48aを有している。この段取り発生スケジュール探索部48aにより、加工スケジュールSHおよびパンチプレスに装着されている工具7,8の情報F2に基づき、加工スケジュールSHにおける、個々の単位スケジュールSchの中で、工具7,8の段取りが発生する単位スケジュールSchを探索する。この探索結果は、上記段取り情報の一部となる。
表示情報生成手段71は、段取り情報記憶手段49の記憶内容、またはさらに搭載工具情報記憶手段45の記憶内容に従い、表示装置47の画面からなる情報表示部47aに表示させる情報を生成して表示させる手段である。
表示情報生成手段71は、情報表示部47aに表示させる画像となるガイド表示82、段取発生時刻表示80、およびスケジュール進行表示87の出力用情報を生成し、かつ上記情報表示部47aに画面を切り換えて表示させるスケジュール進行予想表示88(図3)の出力用情報を生成する。
表示情報生成手段71は、ガイド情報表示出力手段72、スケジュール進行表示出力手段73、および段取り発生時刻表示出力手段74を有している。ガイド情報表示出力部72は上記ガイド表示82を、スケジュール進行表示出力手段73は上記スケジュール進行表示87をそれぞれ生成して表示装置47に出力する。段取り発生時刻表示出力手段95は、上記段取発生時刻表示80およびスケジュール進行予想表示88を生成して表示装置47に出力する。
図2に示すように、ガイド表示82は、操作ボタン状のマーク、例えば矩形状のマークの表示であり、上記表示情報出力手段71は、このボタン状のマークからなるガイド表示82の中に、段取りの発生するタレット型工具7の工具番号の表示84と、工具段取発生時刻表示80と、段取り発生概略表示85とを表示する。工具番号の表示82は、上記ボタン状マークからなるガイド表示82の中に示した円形等の内部囲い表示83の中に表示する。段取り発生概略表示85は、段取りが発生する緊急度、例えば、即時であるか、現在加工中の単位スケジュールSchから何番目(すなわち何行目)の単位スケジュールSchの間に段取りが発生するかの区分を示す表示である。
ガイド表示82は、数個(例えば5個以下、4個以下、または3個以下)が画面中に並べて表示され、ガイド表示群81を構成する。これら複数のガイド表示82は、並びの一端(図2では図の左端)から、段取りの発生が早い順に表示される。同じ順の場合については、工具番号の若い順から並べる等の規則を適宜設定しておく。図2では、即時(次の単位スケジュールSchで必要)に段取りが必要なタレット型工具7である工具番号「2」の工具と、2〜5行目で段取りが発生するタレット型工具7である工具番号「1」,「11」の各工具につき、ガイド表示82が表示されている。なお、図2における1点鎖線は、部位を示すために便宜上記述した線であり、画面に表示される線ではない。
スケジュール進行表示87は、ガイド表示82と同一画面上に並べて表示される。スケジュール進行表示87は、加工スケジュールSHを構成する各単位スケジュールSchの加工プログラムのファイル名を実行予定順に並べて表示し、加工スケジュールSHの現在の実際の進行状況を表示した表である。スケジュール進行表示87は、具体的には、各ファイル名の行に、素材枚数、製品枚数、予定加工枚数、加工完了枚数、加工残枚数等を現したものとされる。
図3に示すように、スケジュール進行予想表示88は、加工スケジュールSHを構成する各単位スケジュールSchの加工プログラムのファイル名を実行予定順に並べて表示し、各ファイル名の表示行に、「見積もり時間」、「加工時間」、「予想開始時刻」、および「予想終了時刻」を表示したものである。また、現在実行している単位スケジュールSchの行を表示する実行行表示Kが、色分け等により(図ではハッチングを付した)で表示されている。
「見積もり時間」は、1枚の加工(すなわち加工プログラム1本の加工)に要する時間として見積もり時間登録手段91(図1)に登録された時間である。この「見積もり時間」の表示内容は、加工の実績がある場合、例えば上記実行行表示Kよりも上の行では、1枚の実績加工時間に更新される。「加工時間」は、表示行の単位スケジュールSchの加工に実際に要した時間であり、実績加工時間計測手段92で計測した時間である。「予想開始時刻」は、その行の単位スケジュールSchが開始され予想の時刻である。「予想終了時刻」は、その行の単位スケジュールSchが完了する予想の時刻である。これら「予想開始時刻」および「予想終了時刻」は、工具段取り発生時刻演算手段74で演算された時刻であるが、加工の実績がある場合、例えば上記実行行表示Kよりも上の行では、実績加工時間で再計算した値に自動更新される。
図1において、見積もり時間登録手段91は、加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する時間とされる見積もり時間を登録する手段であり、スケジュール記憶手段45に記憶されている各単位スケジュールSchにつき登録される。この登録は、操作盤46等に設けられたキーボード等の入力手段や、その他の適宜の手段から行われる。同じ加工プログラムを使用する単位スケジュールSchについては、同じ時間を登録するようにしても、また個別に登録するようにしても良い。
実績加工時間計測手段92は、上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する加工時間を実測する手段である。この加工時間は、例えば、制御装置41から出力される加工開始信号と加工完了信号との間を計時することで得る。
実績更新手段93は、実績加工時間計測手段92で計測された実績加工時間によって、見積もり時間登録手段91に登録されている登録見積もり時間を更新する手段である。なお、実績更新手段93は、工具段取発生時刻演算手段94の一部として設けられたものであっても良い。
工具段取発生時刻演算手段94は、段取り情報生成手段48の段取り発生スケジュール探索部48aで探索された工具の段取りが発生する単位スケジュールSchの中で、最も早く実行される単位スケジュールSchの実行開始時刻である工具段取発生時刻を、上記見積もり時間登録手段91に登録された登録見積もり時間から演算する手段である。
工具段取発生時刻演算手段94は、この実施形態では、各単位スケジュールSchの予想開始時刻、および予想終了時刻の演算を、上記見積もり時間登録手段91に登録された登録見積もり時間から行う。
図4は、工具段取発生時刻演算手段94によるスケジュールの予想開始時刻の算出手順を示す流れ図である。単位スケジュールSchが開始されると(ステップS1)、現在時刻を取得する(S2)。現在時刻は、管理装置42の備えるタイマ(図示せず)から取得する。
この後、見積もり時間登録手段91に見積もり時間が登録されているか否かを調べ(S3)、登録されている場合は、見積もり登録時間から枚数換算して、単位スケジュールSchの予想開始時刻を算出する。上記枚数換算は、同じ加工プログラムによる加工を続けて行う場合に、例えば、枚数分だけ積算する処理である。上記の予想開始時刻の算出は、取得した現在時刻に、上記のように枚数換算される見積もり登録時間を加算する処理である。
見積もり時間が登録されていない場合は、内部設定時間から枚数換算して、単位スケジュールSchの予想開始時刻を算出する(S8)。内部設定時間は、所定の記憶領域に適宜設定される時間である。なお、内部設定時間の設定領域を特に設けずに、適宜の設定値を見積もり時間登録手段91に適宜の値を見積もり登録時間として設定し、常に、見積もり時間から予想開始時刻を算出するようにしても良い。すなわち、判断ステップS3および計算ステップS8を無くしても良い。
このように予想開始時刻を算出した後、実績時間(実績加工時間計測手段で計測した加工時間)があるか否かを調べ、実績時間がない場合は、ステップS3に戻って、次の単位スケジュールSchの開始を待つ。この場合、上記の各算出ステップS3,S8で算出した時刻が、そのまま予想開始時刻とされる。
実績時間がある場合は、実績加工時間を、見積もり時間登録手段91に見積もり時間として登録する(S6)。
このように登録された実績加工時間である見積もり時間により、ステップS3と同様に単位スケジュールSchの開始時間を再計算し、図3のスケジュール進行予定表示88における予想開始時刻の更新表示を行う(S7)。図3のように予想終了時刻を表示する場合は、このステップS7、および上記各予想開始時刻を算出過程(S3,S8)において、予想終了時刻の計算も行う。なお、図3の画面が表示されずに別の画面が表示されている場合は、段取り発生時刻表示出力手段74において、更新表示の準備をしておき、画面の切り替わり時に、上記の更新表示を行う。
工具段取発生時刻演算手段94は、このように計算した各単位スケジュールSchの予想開始時刻のうち、段取りの発生する単位スケジュールSchの予想開始時刻を、工具段取発生時刻とする。段取りの発生する単位スケジュールSchがどれであるかは、段取り発生スケジュール探索部48の出力から得られる。この工具段取発生時刻は、段取り発生時刻表示手段74より、図2のように、各ガイド表示82と共に画面に表示される。この場合に、画面には最先の段取り発生時刻表示(図では工具番号「2」の工具についての時刻「05/08 12:28」)が表示されるが、2番目以降に発生する工具段取発生時刻についても、合計が3個の工具までは、表示される。
この構成の工具段取り時刻表示装置によると、このように、最も早く来る工具段取発生時刻が、表示装置47の画面に工具段取発生時刻表示80として表示される。また、この工具段取発生時刻は、実績更新手段93により、実測された加工時間によって更新された見積もり時間で計算された値となる。そのため、工具段取発生時刻がわかり易く、かつ実際の加工時間に応じた正確な工具段取発生時刻が表示されることになる。また、図4の流れ図で説明したように、現在時刻を取得して予想の計算を行うため、加工スケジュールに割込加工が入っても、それに対応して段取り発生時刻が表示されることになる。これらのため、作業者はその時刻にパンチプレスに出向けば良く、無駄な作業待ち時間を削減できる。
なお、制御装置41は、段取りが発生する単位スケジュールSchの実行時において、段取りが完了するまでは、停止状態を維持するものとされる。制御装置41において、段取りの完了は、完了を自動的に検出する手段(図示せず)または作業者の入力による信号から認識する。
また、段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示82が、工具段取発生時刻と共に表示装置47の画面に表示される。そのため、工具段取発生時刻と共に、その段取りすべき工具が事前に分かり、段取り準備も行い易い。また、上記ガイド表示82を、ボタン状のマークが表示としており、そのボタン状のマークの中に、段取りの必要な工具の工具番号と工具段取発生時刻とを表示するため、画面上で工具段取発生時刻とその工具が一目で分かり、段取りすべき工具を間違えることなく認識することができる。
図8は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、パンチプレス本体1がタレットパンチプレスである場合に適用したものである。この場合、パンチプレス本体1のタレットが工具マガジン5Aとなり、そのタレットからなる工具マガジン5Aの各ポケット5Aaに個別の工具8Aが装着される。個別の工具8Aに代えて、複数の個別工具を搭載したマルチ工具をポケット5Aに装着したものであっても良い。
管理装置42は、図1の実施形態とは、パンチプレス本体1の構成の違いに対応する変更がある他は、図1の実施形態と同様である。
このように、パンチプレス本体1が一般的なタレットパンチプレスである場合にも、タレットに対する工具の段取り替えにつき、上記と同様に工具段取発生時刻を表示装置47に表示させるようにしたため、次に発生する工具段取発生時刻がわかり易く、かつ実際の加工時間に応じた工具段取発生時刻が表示される。
また、段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示82が、工具段取発生時刻と共に表示装置47の画面に表示されるため、工具段取発生時刻と共に、その段取りすべき工具が事前に分かり、段取り準備も行い易い。さらに、このようにボタン状のガイド表示82の中に、工具番号と工具段取発生時刻とが表示されるため、画面上で工具段取発生時刻とその工具が一目で分かり、段取りすべき工具を間違えることなく認識することができる。
この発明の第1の実施形態にかかるパンチプレスの工具段取り時刻表示装置の概念構成を示すブロック図である。 その表示装置における段取発生時刻およびガイド表示の表示形態を示す説明図である。 その表示装置におけるスケジュール進行予想表示の説明図である。 スケジュール予想開始時刻の算出過程の流れ図である。 同工具情報表示装置を適用する加工機械の一例を示す平面図である。 その機内工具マガジン、機外工具マガジン、および工具チェンジャーを示す拡大平面図である。 そのタレット型の工具を示す斜視図である。 この発明の他の実施形態にかかるパンチプレスの工具段取り時刻表示装置の概念構成を示すブロック図である。
符号の説明
1…パンチプレス本体
2…プリセッター
3…工具チェンジャー
5…機内工具マガジン
6…機外工具マガジン
7…タレット型の工具
41…制御装置
42…管理装置
43…スケジュール管理手段
44…スケジュール記憶手段
45…搭載工具情報記憶手段
46…操作盤
47…表示装置
48…段取り情報生成手段
48a…段取り発生スケジュール探索部
49…段取り情報記憶手段
71…表示情報生成手段
72…ガイド情報表示出力手段
73…スケジュール進行表示出力手段
74…段取り発生時刻表示出力手段
80…工具段取発生時刻の表示
82…ガイド表示
83…内部囲い表示
84…工具番号の表示
87…スケジュール進行表示
88…スケジュール進行予想表示
91…見積もり時間登録手段
92…実績加工時間計測手段
93…実績更新手段
94…工具段取発生時刻演算手段
95…段取発生時刻表示出力手段
SH…加工スケジュール
Sch…単位スケジュール

Claims (3)

  1. 複数の工具が装着可能であり、制御装置により加工プログラムに従って制御され、かつスケジュール記憶手段に記憶された加工スケジュールに従って運転されるパンチプレスにおいて、
    上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する時間とされる見積もり時間を登録する見積もり時間登録手段と、
    上記加工プログラムにより1枚の板材を加工するのに要する加工時間を実測する実績加工時間計測手段と、
    この実績加工時間計測手段で計測された実績加工時間によって上記見積もり時間登録手段に登録されている上記登録見積もり時間を更新する実績更新手段と、
    上記加工スケジュールおよび上記パンチプレスに装着されている工具の情報に基づき、上記加工スケジュールにおける、個々の加工プログラムを実行するスケジュールである単位スケジュールの中で、工具の段取りが発生する単位スケジュールを探索する段取り情報生成手段と、
    この段取り情報生成手段で探索された工具の段取りが発生する単位スケジュールの中で、最も早く実行される単位スケジュールの実行開始時刻である工具段取発生時刻を、上記見積もり時間登録手段に登録された登録見積もり時間から演算する工具段取発生時刻演算手段と、
    この手段で演算された工具段取発生時刻を表示装置に表示させる段取発生時刻表示出力手段と、
    を備えたパンチプレスの工具段取り時刻表示装置。
  2. 上記表示装置が画面に画像で表示を行うものであり、この表示装置の画面に表示させる情報を生成して出力する表示情報出力手段を設け、上記段取り情報生成手段は、段取りの必要な工具の工具番号を探索する機能を有し、上記表示情報出力手段は上記段取発生時刻表示出力手段を含むものであり、上記表示情報出力手段は、上記段取り情報生成手段で探索された段取りの必要な工具の工具番号を含むガイド表示を、上記工具段取発生時刻と共に上記表示装置の画面に表示させる請求項1記載のパンチプレスの工具段取り時刻表示装置。
  3. 上記ガイド表示は、ボタン状のマークの表示であり、上記表示情報出力手段は、上記ボタン状のマークの中に、上記工具番号と上記工具段取発生時刻とを表示させる請求項2記載のパンチプレスの工具段取り時刻表示装置。
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