JP2009113131A - ソフトタッチ弾性層付工具 - Google Patents

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正雄 庭野
Minoru Kataoka
実 片岡
Nobuaki Yoshida
信昭 吉田
Kazuyuki Araki
和幸 荒木
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Abstract

【課題】外殻部組立体表面の弾性体からなる保護層の材質や表面形状および弾性体の硬度を変更することなく、上記保護層の弾性力と復元性を向上して作業者の触感を改良してソフトタッチ化を図ったソフトタッチ弾性層付工具の提供。
【解決手段】穿孔、振動などの機械電動機構を備えた工具本体の外被の外殻部基体aに窓部15を設けて、防振緩衝機能を有する弾性体からなる保護層bを、一体に組み込んで設けた外殻部組立体Aとする携帯用動力工具用ハンドルであって、前記外殻部組立体Aの外殻部基体aと弾性体内側との間に突起などを介在させた空洞部を設けて緩衝復元層として成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
【選択図】図1

Description

本発明は、穿孔,振動などの機械電動機構を備えた各種工具の表面外被に、弾性体からなる保護層を一体に組み込んで成る外殻部組立体を有するソフトタッチ弾性層付工具に関する。
この種の表面に弾性体からなる保護層を一体に組み込んで設けた、外殻部組立体を有する携帯形動力工具においては、動力源からの振動や実動中の反動から作業者を保護し、同時に保持部を滑りにくくして操作性を向上するよう構成されている。
また、この弾性体からなる保護層を有する携帯形動力工具は、相手部材上に置いた時等に相手部材から本体を保護し、同時に相手部材を本体で傷付けることがないように構成されている(例えば、特許文献1,2および3参照。)。
特開2007−90505号公報 特開2004−100287号公報 特開平8−25249号公報
このように外殻部組立体上の弾性体からなる保護層は、振動低減機能のみならず耐摩耗性や引裂強度を確保する必要がある。一般に弾性体の硬度を下げると弾力性は向上するが強度は低下するため、弾性体自体を低硬度化してソフトタッチ化することは困難であった。また、上記保護層の表面上に突起や凹み等の形状を形成して、弾力性の向上を図ることは、実動中の汚れやごみの付着、耐摩耗性の低下など工具として実用上問題があった。
本発明は上記問題に鑑みて成されたもので、その目的とするところは外殻部組立体表面の弾性体からなる保護層の材質や表面形状および弾性体の硬度を変更することなく、上記保護層の弾性力と復元性を向上して作業者の触感を改良してソフトタッチ化を図ったソフトタッチ弾性層付工具を提供することにある。
この発明は下記の構成を備えることにより上記課題を解決できるものである。
(1)穿孔、振動などの機械電動機構を備えた工具本体の外被の外殻部基体に窓部を設けて、防振緩衝機能を有する弾性体からなる保護層を、一体に組み込んで設けた外殻部組立体とする携帯用動力工具用ハンドルであって、前記外殻部組立体の外殻部基体と弾性体内側との間に突起などを介在させた空洞部を設けて緩衝復元層として成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
(2)前記(1)記載の外殻部組立体において、成形型の抜き方向においては弾性体にリブ状突起部を形成するか、外殻部基体にリブ状突起部を形成して空洞部の緩衝復元層を一体成形して成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
(3)前記(1)記載の外殻部組立体において、外殻部基体として弾性体との一体成形後、該外殻部基体の窓部を塞ぐ蓋状部材にブラシ状突起部を形成して空洞部の緩衝復元層を得るようにして成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
(4)前記(1)記載の外殻部組立体において、外殻部基体と弾性体とを一体成形後、外殻部基体の窓部を塞ぐ蓋状部材と弾性体の裏側との間にエラストマー等の変形容易な極軟質部材を介装して空洞部の緩衝復元層として成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
本発明によれば、外殻部組立体を、外被に相当する外殻部基体とこれに組み込まれる弾性体に分けて、弾性体からなる保護層の材質や表面形状および硬度などはそのまま、弾力性と復元性を向上してソフトタッチ感のある工具を提供することができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
以下に、本発明の一実施例を図面と共に説明する。
1は、工具本体を示し、図ではドリル2を着脱できるチャック3を示し、電動部4および電源部5を内蔵し、ハンドル部6と操作用スイッチ7を設けてあり、全体の外被の外殻部基体aは、アルミダイキャストや硬質合成樹脂、例えば、ポリカーボネイトやナイロン樹脂(登録商標)のポリアミド樹脂等の硬質樹脂で形成され、その外表面の全域又は一部に弾性体の保護層bが、好みの形状の突起部を介して空洞部10を形成し、緩衝復元層となって一体的に組み込まれて外殻部組立体Aとして形成される。
例えば、図1(b)に示すように外殻部組立体Aは、例えば組込可能の電動部4の前部(I)、電源部5を含むハンドル前部(II)およびハンドル部6のうちのハンドル後部(III)に3分割されて形成され、工具本体1の内部機構と共に一体に組み立てられる。
そして、図2に示すハンドル後部(III)は、中央に凹処8が形成され、外周に外殻部基体aを構成する硬質樹脂と一体の弾性体の保護層bが空洞部10を形成し、緩衝復元層となって積層される。この弾性体の保護層bは、軟質合成樹脂,軟質ゴムなどで構成され、断面A−A線の構成については、図3(a),(b),(c)に示すように異なる構成として提供できる。
(a)は、弾性体の保護層bの内側にリブ状に突出したリブ状突起部9を成形型の抜き方向に並列に突出させて多くの空洞部10を形成できると共に、(b)では繊細なブラシ状突起部9aを密接して、これらブラシ状突起部9aにより多数の空洞部10aを形成させている。また(c)は、エラストマーなどの極軟質部材9bを封入することにより、密封状の空洞部10bを形成するものである。
そしていずれの構成も凹処8には外殻部基体aの窓部15に一致して、板状の蓋状部材11をスナップフィット12により最内部に嵌合固定させ、この蓋状部材11と弾性体の保護層bとの間にそれぞれ構造を異にした空洞部10,10a,10bを形成させる。さらに図4に示すように、外殻部基体aと弾性体の保護層bには接合部に多数の分離した無垢の空洞部10cを連設する。
なお、図3(b)のブラシ状突起部9aは、図4のように好ましくは蓋状部材11に植毛状に一体成形するのが良く、しかし必ずしもこれに限定されない。
さらに、隣り合う前部(I),ハンドル前部(II),およびハンドル後部(III)は、接合側に突条13とその突条13の係入溝14を設けて簡単に図1の状態に組み立てることができる。
本発明によれば、穿孔,打釘などの工具の機械的振動はハンドル部6に強く伝えられ、操作把持時に右または左の手に伝達されるが、外殻部組立体Aの2重積層構造のうちの空洞部10を有する弾性体の保護層bにより衝撃が著しく緩和できて、作業者の作業を阻害する虞れを十分に回避できる。
(a)は本発明のソフトタッチ弾性層付工具の一実施例を示す側面図、(b)は(a)を3分割して示す側面図 図1(b)のII−II線矢視方向の正面図 (a),(b),(c)は図2のA−A線断面図の異なる3例を示す断面図 図2のB−B線断面図
符号の説明
1 工具本体
2 ドリル
3 チャック
4 電動部
5 電源部
6 ハンドル部
7 操作用スイッチ
8 凹処
9 リブ状突起部
9a ブラシ状突起部
9b 極軟質部材
10,10a,10b,10c 空洞部
11 蓋状部材体
12 スナップフィット
13 突条
14 係入溝
15 窓部
A 外殻部組立体
a 外殻部基体
b 弾性体の保護層

Claims (4)

  1. 穿孔、振動などの機械電動機構を備えた工具本体の外被の外殻部基体に窓部を設けて、防振緩衝機能を有する弾性体からなる保護層を、一体に組み込んで設けた外殻部組立体とする携帯用動力工具用ハンドルであって、前記外殻部組立体の外殻部基体と弾性体内側との間に突起などを介在させた空洞部を設けて緩衝復元層として成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
  2. 請求項1記載の外殻部組立体において、成形型の抜き方向においては弾性体にリブ状突起部を形成するか、外殻部基体にリブ状突起部を形成して空洞部の緩衝復元層を一体成形して成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
  3. 請求項1記載の外殻部組立体において、外殻部基体として弾性体との一体成形後、該外殻部基体の窓部を塞ぐ蓋状部材にブラシ状突起部を形成して空洞部の緩衝復元層を得るようにして成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
  4. 請求項1記載の外殻部組立体において、外殻部基体と弾性体とを一体成形後、外殻部基体の窓部を塞ぐ蓋状部材と弾性体の裏側との間にエラストマー等の変形容易な極軟質部材を介装して空洞部の緩衝復元層として成ることを特徴とするソフトタッチ弾性層付工具。
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