JP2009118077A - 受信装置および受信装置の制御方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】アクティブアンテナに与える影響を少なくしつつ、アクティブアンテナの接続状態を確実に検出することが可能な受信装置を提供する。
【解決手段】アクティブアンテナ10が接続される受信装置20であって、参照側トランジスタ(トランジスタ60)および出力側トランジスタ(トランジスタ61)を有するカレントミラー回路と、前記アクティブアンテナに対して前記参照側トランジスタの出力端子を介して電源電力を給電する給電回路(アンテナ給電回路23)と、前記給電回路から前記アクティブアンテナに給電される電流を前記出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいて検出する検出回路(抵抗62)と、前記検出回路によって検出された電流に基づいて、前記アクティブアンテナの自機への接続状態を判定する判定回路(コンパレータ57、抵抗54〜56)と、を有する。
【選択図】図2

Description

本発明は、受信装置および受信装置の制御方法に関する。
特許文献1には、アンテナエレメントと増幅回路とが一体化されたアクティブアンテナに関する技術が開示されている。このような技術によれば、受信感度を高めるとともに、ノイズレベルを下げることができる。
図4は、アクティブアンテナが接続される受信装置の構成を示す。この図に示すように、アクティブアンテナ10は、アンテナエレメント11とローノイズアンプ12を有する。また、受信装置20は、アンテナ状態検出回路21、信号処理回路22、アンテナ給電回路23、および、電源回路24を有している。なお、アクティブアンテナ10と受信装置20は同軸ケーブル30によって接続される。
ここで、アンテナエレメント11は、図示せぬ送信装置から送信された電波を捕捉し、ローノイズアンプ12に供給する。ローノイズアンプ12は、受信装置20から供給される直流電力を電源として動作し、アンテナエレメント11によって捕捉された受信信号を所定のゲインで増幅し、RF信号として同軸ケーブル30を介して受信装置20に供給する。
アンテナ状態検出回路21は、アクティブアンテナ10に対してアンテナ給電回路23からの直流電力を供給するとともに、アクティブアンテナ10の接続状態を検出し、検出結果を検出信号DETとして信号処理回路22に供給する。また、アンテナ状態検出回路21は、アクティブアンテナ10から供給されるRF信号を信号処理回路22に供給する。
信号処理回路22は、アンテナ状態検出回路21から供給される検出信号DETに基づいて、アクティブアンテナ10の接続状態を判断するとともに、アンテナ状態検出回路21から供給されるRF信号に対する信号処理を行う。
アンテナ給電回路23は、電源回路24から供給される直流電力に基づいて、アクティブアンテナ10に給電する直流電力を生成し、アンテナ状態検出回路21に供給する。電源回路24は、信号処理回路22およびアンテナ給電回路23に対して直流電力を供給する。
図5は、アンテナ状態検出回路21の構成を示す図である。この図に示すように、アンテナ状態検出回路21は、コンデンサ50,51、コイル52、抵抗53〜56、および、コンパレータ57によって構成される。コンデンサ50は、直流カット用のコンデンサであり、信号処理回路22に対して直流電圧が印加されることを防止する。コンデンサ51は、デカップリングコンデンサである。コイル52は、高周波信号がコンパレータ57およびアンテナ給電回路23に流入しないようにする。抵抗53は、アンテナ給電回路23からアクティブアンテナ10に供給される電流を検出するための抵抗である。抵抗54〜56は、コンパレータに供給する基準電圧VH,VLを生成するための抵抗である。コンパレータ57は、抵抗53に生じる電圧VDと、抵抗54〜56に生じる基準電圧VH,VLを比較し、比較結果に応じて2ビットの信号である検出信号DETを出力する。
図6(A)は、抵抗53に生じる電圧VDと、抵抗54〜56に生じる基準電圧VH,VLと、コンパレータ57の出力信号である検出信号DETとの関係を示す図である。この図に示すように、VDがVL<VD<VHの範囲にある場合には、適正アンテナ電流範囲と判定され、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「1」、「0」とされる。また、VDがVD≦VLの範囲にある場合には、アンテナ電流過大であってアンテナ・ショート状態と判断され、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「0」、「0」とされる。また、VDがVH≦VDの範囲内にある場合には、アンテナ電流過小であって、アンテナ・オープン状態と判断され、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「1」、「1」とされる。信号処理回路22では、アンテナ状態検出回路21から供給される検出信号DETのB0,B1のビットを参照することにより、アクティブアンテナ10の接続状態を知ることができる。
特開平8−88508号公報
ところで、図4,5に示す受信装置20では、ノイズ等の影響を排除してアンテナ接続状態を安定して検出するためには、アンテナ接続正常と判定する範囲(VL〜VHの範囲)を広く設定することが望ましい。そのためには、抵抗53の値を大きく設定する必要があるが、抵抗53の値を大きくすると、抵抗53において電圧降下が生じ、アクティブアンテナ10のローノイズアンプ12に供給される電源電圧がその分だけ低下してしまう。具体的には、抵抗53の抵抗値が10Ωであり、正常なアンテナ電流Iの範囲が20mA〜50mAであり、アンテナ給電回路23からの供給電圧を5Vとする。この場合、基準電圧VH,VLはそれぞれ4.8Vおよび4.5Vとなり、アンテナ接続正常と判断する範囲は0.3V(=VH−VL)となる。
そこで、アンテナ接続正常とする電圧範囲を2倍の0.6Vとするためには、抵抗53の抵抗値を2倍の20Ωとする必要がある。しかしながら、抵抗値を増加した場合、抵抗53における電圧降下は、正常なアンテナ電流Iの範囲が20mA〜50mAとすると、0.4〜1.0Vとなる。この場合、ローノイズアンプ12に供給される電源電圧は4.0V〜4.6Vとなるため、ローノイズアンプ12の電源電圧が4Vである場合には、十分な電源電圧のマージンを得られなくなるという問題点がある。
本発明の課題は、アクティブアンテナに与える影響を少なくしつつ、アクティブアンテナの接続状態を確実に検出することが可能な受信装置および制御方法を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の受信装置は、アクティブアンテナが接続される受信装置であって、参照側トランジスタおよび出力側トランジスタを有するカレントミラー回路と、前記アクティブアンテナに対して前記参照側トランジスタの出力端子を介して電源電力を給電する給電回路と、前記給電回路から前記アクティブアンテナに給電される電流を前記出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいて検出する検出回路と、前記検出回路によって検出された電流に基づいて、前記アクティブアンテナの自機への接続状態を判定する判定回路と、を有することを特徴とする。
上記構成によれば、アクティブアンテナに対して参照側トランジスタの出力端子を介して給電回路から電源電力が給電され、参照側トランジスタとカレントミラー回路を構成する出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいてアクティブアンテナに給電される電流を検出回路が検出し、検出回路によって検出された電流に基づいてアクティブアンテナの自機への接続状態が判定手段によって判定される。このため、電流検出の際の電圧降下を少なくすることができるため、アクティブアンテナに与える影響を少なくしつつ、アクティブアンテナの接続状態を確実に検出することが可能となる。
また、上記構成の受信装置において、前記判定回路は、前記検出回路によって検出された電流が所定の範囲内に属している場合には前記アクティブアンテナが正常に接続されていると判定し、前記所定の範囲より大きい場合には前記アクティブアンテナが短絡状態であると判定し、前記所定の範囲より小さい場合には前記アクティブアンテナが開放状態であると判定することを特徴とする。
上記構成によれば、検出回路によって検出された電流が所定の範囲に属するか否かでアクティブアンテナの接続状態が判定回路によって判定される。このため、アクティブアンテナに流れる電流にばらつきがある場合であっても、接続状態を確実に判定することができる。
また、上記構成の受信装置において、前記判定回路は、コンパレータを有し、前記コンパレータは、前記検出回路によって検出された電流に対応する電圧と、前記所定の範囲に対応する基準電圧とを比較し、前記アクティブアンテナの接続状態に対応する信号を出力することを特徴とする。
上記構成によれば、所定の範囲に対応する基準電圧と、検出回路によって検出された電流に対応する電圧とをコンパレータが比較し、接続状態に対応する信号を出力する。このため、コンパレータから出力された信号を参照することにより、アクティブアンテナの接続状態を簡易に判定することができる。
また、上記構成の受信装置において、前記判定回路は、A/D変換回路を有し、前記A/D変換回路は、前記検出回路によって検出された電流に対応する電圧と、前記所定の範囲に対応する基準電圧とを比較し、前記アクティブアンテナの接続状態に対応する信号を出力することを特徴とする。
上記構成によれば、所定の範囲に対応する基準電圧と、検出回路によって検出された電流に対応する電圧とをA/D変換回路が比較し、接続状態に対応する信号を出力する。このため、A/D変換回路から出力された信号を参照することにより、アクティブアンテナの接続状態を簡易に判定することができる。
また、本発明の受信装置の制御方法は、アクティブアンテナが接続される受信装置の制御方法であって、前記アクティブアンテナに対して参照側トランジスタの出力端子を介して電源電力を給電し、前記給電回路から前記アクティブアンテナに給電される電流を、前記参照側トランジスタとともにカレントミラー回路を構成する出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいて検出し、検出された電流に基づいて、前記アクティブアンテナの自機への接続状態を判定することを特徴とする。
上記構成によれば、アクティブアンテナに対して参照側トランジスタの出力端子を介して電源電力が給電され、参照側トランジスタとカレントミラー回路を構成する出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいてアクティブアンテナに給電される電流が検出され、検出された電流に基づいてアクティブアンテナの自機への接続状態が判定される。このため、電流検出の際の電圧降下を少なくすることができるため、アクティブアンテナに与える影響を少なくしつつ、アクティブアンテナの接続状態を確実に検出することが可能となる。
本発明によれば、アンテナ給電電圧の低下を抑えてアンテナ接続状態を示すアンテナ電流検出精度を向上(ノイズによる誤動作防止等)させる。
(A)実施の形態の構成
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は本発明の実施の形態の受信装置を有する受信システムの構成例を示す図である。この図に示すように受信システムは、アクティブアンテナ10および受信装置20を主な構成要素とする。ここで、アクティブアンテナ10は、アンテナエレメント11とローノイズアンプ12を有する。また、受信装置20は、アンテナ状態検出回路41、信号処理回路22、アンテナ給電回路23(請求項中「給電回路」に対応)、および、電源回路24を有している。なお、アクティブアンテナ10と受信装置20は同軸ケーブル30によって接続される。
ここで、アンテナエレメント11は、例えば、図示せぬGPS(Global Positioning System)衛星から送信される電波を捕捉し、ローノイズアンプ12に供給する。ローノイズアンプ12は、受信装置20から供給される直流電力を電源として動作し、アンテナエレメント11によって捕捉された受信信号を所定のゲインで増幅し、RF(Radio Frequency)信号として同軸ケーブル30を介して受信装置20に供給する。
アンテナ状態検出回路41は、アクティブアンテナ10に対してアンテナ給電回路23からの直流電力を同軸ケーブル30を介して供給するとともに、アクティブアンテナ10の接続状態を検出し、検出結果を検出信号DETとして信号処理回路22に供給する。また、アンテナ状態検出回路41は、アクティブアンテナ10から供給されるRF信号を抽出して信号処理回路22に供給する。
信号処理回路22は、アンテナ状態検出回路41から供給される検出信号DETに基づいて、アクティブアンテナ10の接続状態を判断するとともに、アンテナ状態検出回路41から供給されるRF信号に対する信号処理を行う。なお、アクティブアンテナ10が接続されていない場合や、短絡状態である場合には、信号処理回路22は、図示せぬヒューマンインタフェース(HIF)に対して所定の情報を表示し、アクティブアンテナ10が正常でないことをユーザに通知することができる。
アンテナ給電回路23は、電源回路24から供給される直流電力に基づいて、アクティブアンテナ10に給電する直流電力を生成し、アンテナ状態検出回路41に供給する。電源回路24は、信号処理回路22およびアンテナ給電回路23に対して直流電力を供給する。
図2は、アンテナ状態検出回路41の構成例を示す図である。この図に示すように、アンテナ状態検出回路41は、コンデンサ50,51、コイル52、抵抗54〜56(請求項中「判定回路」に対応)、抵抗62(請求項中「検出回路」に対応)、コンパレータ57(請求項中「判定回路」に対応)、トランジスタ60(請求項中「参照側トランジスタ」に対応)およびトランジスタ61(請求項中「出力側トランジスタ」に対応)を有している。
ここで、コンデンサ50は、一方の端子が信号処理回路22に接続され、他方の端子がコイル52の一方の端子と接続されている。また、コンデンサ50の他方の端子は、同軸ケーブル30を介してローノイズアンプ12に接続されている。なお、コンデンサ50は、直流カット用のコンデンサであり、信号処理回路22に対してコイル52から出力される直流電圧が印加されることを防止する。
コンデンサ51は、一方の端子がコイル52の他方の端子とトランジスタ60のコレクタ端子に接続され、他方の端子が接地されている。なお、コンデンサ51は、デカップリングコンデンサであり、電源雑音や、それに伴う放射電磁雑音を抑える機能を有する。コイル52は、一方の端子がコンデンサ50の他方の端子とローノイズアンプ12に接続され、他方の端子がコンデンサ51の一方の端子とトランジスタ60のコレクタに接続されている。なお、コイル52は、高周波信号であるRF信号がコンパレータ57およびアンテナ給電回路23に流入しないように遮断または減衰する。
トランジスタ60,61は、PNP型バイポーラトランジスタであり、カレントミラー回路を構成している。すなわち、トランジスタ60のエミッタ端子(請求項中「出力端子」に対応)は、アンテナ給電回路23に接続され、ベース端子はトランジスタ61のベース端子とトランジスタ60のコレクタ端子に接続されている。トランジスタ60のコレクタ端子(請求項中「出力端子」に対応)は、コンデンサ51の一方の端子と、コイル52の他方の端子に接続されている。
トランジスタ61のエミッタ端子(請求項中「出力端子」に対応)は、アンテナ給電回路23とトランジスタ60のエミッタ端子に接続され、ベース端子はトランジスタ60のベース端子とトランジスタ60のコレクタ端子に接続されている。トランジスタ61のコレクタ端子(請求項中「出力端子」に対応)は、コンパレータ57の入力端子と、抵抗62の一方の端子に接続されている。
抵抗62は、一方の端子がトランジスタ61のコレクタ端子とコンパレータ57の入力端子に接続され、他方の端子が接地されている。なお、抵抗62には、カレントミラー回路を構成するトランジスタ61の出力端子であるエミッタ・コレクタ間に流れる電流Idが流入し、その抵抗値に応じた電圧が現れる。コンパレータ57は、抵抗62に生じた電圧と、抵抗54〜56に生じる基準電圧を比較し、検出信号DETを出力する。
抵抗54〜56は、直列に接続され、抵抗54の一方の端子に対してアンテナ給電回路23の直流電圧が印加され、抵抗56の一方の端子が接地されている。抵抗54の他方の端子と抵抗55の一方の端子の接続部には基準電圧VHdが現れ、この基準電圧VHdがコンパレータ57の一方の基準電圧入力端子に入力される。また、抵抗55の他方の端子と抵抗56の他方の端子の接続部には基準電圧VLd(<VHd)が現れ、この基準電圧VLdがコンパレータ57の他方の基準電圧入力端子に入力される。
コンパレータ57は、抵抗62に現れた電圧VDdを入力端子から入力し、この電圧VDdと基準電圧VHdおよびVLdを比較し、これらの比較結果に基づいて2ビットの検出信号DETを生成して出力する。
図6(B)は、抵抗62に生じる電圧VDdと、抵抗54〜56に生じる基準電圧VHd,VLdと、コンパレータ57の出力信号である検出信号DETとの関係を示す図である。この図に示すように、VDdがVLd<VDd<VHdの範囲にある場合には、適正アンテナ電流範囲と判断され、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「1」、「0」とされる。また、VDdがVDd≦VLdの範囲にある場合には、アンテナ電流過小であって、アンテナ・オープン状態と判断され、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「0」、「0」とされる。また、VDdがVHd≦VDdの範囲にある場合には、アンテナ電流過大であって、アンテナ・ショート状態と判定され、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「1」、「1」とされる。信号処理回路22では、アンテナ状態検出回路41から供給される検出信号DETのB0,B1のビットを参照することにより、アクティブアンテナ10の接続状態を知ることができる。
(B)実施の形態の動作
つぎに、本発明の実施の形態の動作について説明する。受信装置20の電源が投入されると、電源回路24が動作を開始し、信号処理回路22およびアンテナ給電回路23に対して直流電力を供給する。この結果、信号処理回路22およびアンテナ給電回路23は動作を開始する。なお、電源回路24の電力は、図示せぬヒューマンインタフェースとしての表示装置にも供給されるので、表示装置が動作可能な状態となる。
アンテナ給電回路23は、電源回路24から供給された直流電圧を、昇圧または降圧することにより、アンテナ状態検出回路41に供給する直流電圧(例えば、5V)を得る。アンテナ給電回路23によって生成された直流電圧は、図2に示すアンテナ状態検出回路21の各部へ供給される。その結果、抵抗54〜56は、アンテナ給電回路23から供給された直流電圧をそれぞれの抵抗値に応じて分圧し、基準電圧VHd,VLdを生成してコンパレータ57の一方の基準電圧入力端子および他方の基準電力入力端子にそれぞれ入力する。
また、アンテナ給電回路23から供給された直流電圧は、トランジスタ60,61のエミッタ端子に印加される。トランジスタ60のコレクタ端子は、コイル52および同軸ケーブル30を介してローノイズアンプ12に接続されているので、エミッタ端子に直流電圧が印加されるとローノイズアンプ12に対してアンテナ電流Iが流入し、ローノイズアンプ12は動作状態となる。
このとき、トランジスタ60とトランジスタ61は、カレントミラー回路を構成しているので、トランジスタ60のエミッタ・コレクタ間に流れるアンテナ電流Iとほぼ等しい値を有する電流Idがトランジスタ61のエミッタ・コレクタ間にも流れる。この電流Idは、抵抗62に流入し、抵抗62の一方の端子には電流Idと抵抗62の抵抗値に応じた電圧VDdが生じる。このようにして生じた電圧VDdはコンパレータ57の入力端子に入力される。
コンパレータ57は、入力端子に入力された電圧VDdと、一方の基準電圧入力端子に入力された基準電圧VHdと、他方の基準電圧入力端子に入力された基準電圧VLdとを比較し、図6(B)に示すように、VDdがVLd<VDd<VHdの範囲にある場合には、検出信号DETのB0,B1をそれぞれ「1」、「0」に設定する。また、VDdがVDd≦VLdの範囲にある場合には、検出信号DETのB0,B1をそれぞれ「0」、「0」に設定する。また、VDdがVHd≦VDdの範囲にある場合には、検出信号DETのB0,B1をそれぞれ「1」、「1」に設定する。
信号処理回路22では、アンテナ状態検出回路41から供給された検出信号DETの2つのビットB0,B1を参照することにより、アクティブアンテナ10の接続状態を判断することができる。例えば、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「1」、「0」である場合には、適正アンテナ電流範囲であって、アンテナが正常に接続されている状態と判断する。また、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「0」、「0」である場合には、アンテナ電流過小であって、アンテナ・オープン状態であると判断する。また、検出信号DETのB0,B1がそれぞれ「1」、「1」である場合には、アンテナ電流過大であって、アンテナ・ショート状態であると判断する。なお、信号処理回路22による判断結果は、図示せぬヒューマンインタフェースとしての表示部に表示することにより、ユーザはアクティブアンテナ10の接続状態を知ることができる。また、アクティブアンテナ10の接続状態が正常でない場合には、信号処理回路22は、電源回路24またはアンテナ給電回路23の動作を停止することにより、電源回路24およびアンテナ給電回路23が損傷することを防止できる。
そして、信号処理回路22は、アクティブアンテナ10の接続状態が正常であると判断した場合には、アンテナエレメント11によって捕捉されてローノイズアンプ12によって増幅され、同軸ケーブル30およびアンテナ状態検出回路41を介して供給されたRF信号に対して所定の信号処理を施す。これにより、RF信号に含まれている情報を取得することができる。
ところで、本実施の形態では、図4,5に示す従来例と比較すると、ローノイズアンプ12に与える影響を少なくしつつ、アンテナ電流Iを正確に検出することができる。すなわち、アンテナ給電回路23からローノイズアンプ12に流れる電流はトランジスタ60を経由する。しかしながら、トランジスタ60はベース端子とコレクタ端子が接続されてダイオード接続状態となっている。このため、トランジスタ60のエミッタ端子とコレクタ端子間の電圧降下は、アンテナ電流Iの値に拘わらず、0.6〜0.7Vの範囲となる。このため、アンテナ電流Iの正常な範囲が20mA〜50mAの範囲にばらついている場合であっても、トランジスタ60のエミッタ端子とコレクタ端子間の電圧降下はほぼ一定(0.6V〜0.7V)であることから、アンテナ電流Iの値によってローノイズアンプ12に供給される電源電圧が変動することがない。
また、トランジスタ60に流れるアンテナ電流Iの値は、トランジスタ61のコレクタ端子から流出する電流Idが抵抗62に生じる電圧VDdによって検出されるが、アンテナ電流Iの値は、抵抗62の値とは無関係である。このことから、所望の抵抗値を有する抵抗62を用いることができるため、検出精度を向上させることができる。より詳細には、例えば、抵抗62として抵抗値が50Ωのものを用いる場合、アンテナ電流Iが前述のように20mA〜50mAの範囲であるとすると、基準電圧VLd,VHdは、それぞれ1.0V(=20mA×50Ω)および2.5V(=50mA×50Ω)となる。したがって、正常範囲であると判断する電圧範囲は1.5V(=2.5V−1.0V)となるため、ノイズ等の影響を受けることなく、アンテナ接続状態を正確に判断することができる。
さらに、抵抗62として抵抗値が75Ωのものを用いる場合、アンテナ電流Iが前述のように20mA〜50mAの範囲であるとすると、基準電圧VLd,VHdは、それぞれ1.5V(=20mA×75Ω)および3.75V(=50mA×75Ω)となる。したがって、正常範囲であると判断する電圧範囲は2.25V(=3.75V−1.5V)となるため、ノイズ等の影響を受けることなく、アンテナ接続状態をより正確に判断することができる。
以上に説明したように、本発明の実施の形態では、アクティブアンテナ10に対してカレントミラー回路を構成するトランジスタ60,61の一方のトランジスタ60を介してアンテナ電流を供給し、アクティブアンテナ10に流れる電流をトランジスタ61に流れる電流に基づいて検出し、この電流に基づいてアクティブアンテナ10の接続状態を判断するようにした。このため、トランジスタ60における電圧降下がアンテナ電流Iの値によらず一定であることから、アンテナ電流Iのばらつきによらず、ローノイズアンプ12に供給する電源電圧を一定に保つことができる。
また、本実施の形態では、トランジスタ61のコレクタ電流が抵抗62に流入することにより生じる電圧に基づいてアンテナ電流Iを検出するようにした。トランジスタ60のコレクタ電流は抵抗62の値とは無関係であることから、所望の値の抵抗62を用いることにより、電圧範囲を広く設定し、結果としてノイズの影響を抑えることができる。
(C)変形実施の態様
なお、上述した実施の形態は、あくまでも本発明の一態様を示すものであり、本発明の範囲内で任意に変形および応用が可能であることは勿論である。
例えば、以上の実施の形態では、抵抗62に生じる電圧VDdをコンパレータ57によって基準電圧VHd,VLdと比較することにより、2ビットの検出信号DETに変換するようにしたが、例えば、図3に示すように、A/D(Analog to Digital)変換回路70(請求項中「判定回路」に対応)を用いて2ビットの検出信号DETに変換するようにしてもよい。図3に示すアンテナ状態検出回路41Aでは、図2の場合と比較して、コンパレータ57がA/D変換回路70に置換され、また、抵抗54〜56が除外されている。また、A/D変換回路70の入力端子は抵抗62の一方の端子に接続される。出力端子は信号処理回路22に接続され、B0d,B1dからなる2ビットの検出信号DETが信号処理回路22に供給される。また、A/D変換回路70の電源端子にはアンテナ給電回路23からの電源が供給される。この図に示す実施の形態の動作は、A/D変換回路70以外の動作は、図2の場合と同様である。
図3の例では、A/D変換回路70は、抵抗62の一方の端子に現れる電圧VDdを内蔵されている基準電圧と比較することにより、B0d,B1dからなる2ビットの信号に変換する。2ビットのA/D変換回路70は、3つの基準電圧VLe,VMe,VHeを有し、入力端子から入力された電圧VDdとこれらの基準電圧を比較し、(0,0)、(0,1)、(1,0)、(1,1)のいずれかを出力信号として出力する。そこで、VHeをVHdに対応させ、VLeをVLdに対応させ、出力(0,1)および(1,0)を正常状態とし、(0,0)をアンテナ・ショート状態、および、(1,1)をアンテナ・オープン状態とすることができる。このように、A/D変換回路70を用いることによっても、前述の場合と同様に検出信号DETを得ることができる。なお、説明の簡略化のために、ここではA/D変換回路70は2ビットとしたが、もちろん3ビット以上とすることも可能である。
また、以上の実施の形態では、カレントミラー回路としては、PNP型バイポーラトランジスタを用いるようにしたが、NPN型バイポーラトランジスタを用いたり、FET(Field Effect Transistor)を用いたりすることもできる。例えば、FETとしてMOS(Metal-Oxide Semiconductor)を用いた場合には、出力端子としてのソース・ドレイン間の電圧を、前述した0.6V〜0.7Vよりも低くすることができるので、ローノイズアンプ12に供給する電源電圧のマージンをさらに高く保つことができる。
また、以上の実施の形態では、電源電圧とRF信号が同一の同軸ケーブル30を経由して伝送されるようにしたが、これらを異なるケーブルによって伝送するようにしてもよい。
本発明の実施の形態の構成例を示すブロック図である。 図1に示すアンテナ状態検出回路の構成例である。 図1に示すアンテナ状態検出回路の他の構成例である。 従来の受信装置の構成を示す図である。 図4に示すアンテナ状態回路の構成例である。 図1および図5に示すコンパレータの動作を説明する図である。
符号の説明
10 アクティブアンテナ
20 受信装置
23 アンテナ給電回路(給電回路)
54〜56 抵抗(判定回路)
57 コンパレータ(判定回路)
60 トランジスタ(参照側トランジスタ)
61 トランジスタ(出力側トランジスタ)
62 抵抗(検出回路)
70 A/D変換回路(判定回路)

Claims (5)

  1. アクティブアンテナが接続される受信装置であって、
    参照側トランジスタおよび出力側トランジスタを有するカレントミラー回路と、
    前記アクティブアンテナに対して前記参照側トランジスタの出力端子を介して電源電力を給電する給電回路と、
    前記給電回路から前記アクティブアンテナに給電される電流を前記出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいて検出する検出回路と、
    前記検出回路によって検出された電流に基づいて、前記アクティブアンテナの自機への接続状態を判定する判定回路と、
    を有することを特徴とする受信装置。
  2. 請求項1に記載の受信装置において、
    前記判定回路は、前記検出回路によって検出された電流が所定の範囲内に属している場合には前記アクティブアンテナが正常に接続されていると判定し、前記所定の範囲より大きい場合には前記アクティブアンテナが短絡状態であると判定し、前記所定の範囲より小さい場合には前記アクティブアンテナが開放状態であると判定することを特徴とする受信装置。
  3. 請求項2に記載の受信装置において、
    前記判定回路は、コンパレータを有し、
    前記コンパレータは、前記検出回路によって検出された電流に対応する電圧と、前記所定の範囲に対応する基準電圧とを比較し、前記アクティブアンテナの接続状態に対応する信号を出力することを特徴とする受信装置。
  4. 請求項2に記載の受信装置において、
    前記判定回路は、A/D変換回路を有し、
    前記A/D変換回路は、前記検出回路によって検出された電流に対応する電圧と、前記所定の範囲に対応する基準電圧とを比較し、前記アクティブアンテナの接続状態に対応する信号を出力することを特徴とする受信装置。
  5. アクティブアンテナが接続される受信装置の制御方法であって、
    前記アクティブアンテナに対して参照側トランジスタの出力端子を介して電源電力を給電し、
    前記給電回路から前記アクティブアンテナに給電される電流を、前記参照側トランジスタとともにカレントミラー回路を構成する出力側トランジスタの出力端子に流れる電流に基づいて検出し、
    検出された電流に基づいて、前記アクティブアンテナの自機への接続状態を判定する、
    ことを特徴とする受信装置の制御方法。
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