JP2009120102A - 船殻ブロック搭載支援装置、船殻ブロック搭載支援プログラム及び船殻ブロック搭載支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

船殻ブロック搭載支援装置、船殻ブロック搭載支援プログラム及び船殻ブロック搭載支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】熟練技術者でなくても、熟練技術者と同等の精度で船殻ブロックの位置決めをすることが可能な船殻ブロック搭載支援装置を提供する。
【解決手段】コンピュータ本体は、搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付けるデータ受付手段と、データ受付手段が受付けた搭載対象ブロック測定データに含まれる各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定手段とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、船殻ブロック搭載支援装置、船殻ブロック搭載支援プログラム及び船殻ブロック搭載支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体に関する。
大型船舶の建造の際には、一般的に、複数の船殻ブロックを製造し、その後これらを溶接によって組み立てることによって船体を完成させる、いわゆるブロック建造方式が採用されている。このブロック建造方式では、船殻ブロック自身の設計寸法からのずれや溶接の際の熱収縮等の影響によって、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体(船殻ブロック構造体)と、次に搭載すべき船殻ブロック(搭載対象ブロック)との間に必ず隙間が発生してしまう。そのため、(1)船体の形状を保持しつつ、船殻ブロック構造体と搭載対象ブロックとの間に生じる全ての隙間が許容範囲内となると共に、(2)その後に搭載する船殻ブロックの施工が容易となるように、搭載対象ブロックを船殻ブロック構造体に対して位置決めする必要がある。
従来、この位置決め作業は、搭載対象ブロックを船殻ブロック構造体の搭載位置近傍に移動させ、試行錯誤しながら最適位置を見つけるという、熟練技術者による経験や勘(ノウハウ)に頼るところが大きいものであった(例えば、下記非特許文献1,2参照)。
井奥孝一、「造船の職人芸:決め方」、日本造船学会誌、平成9年(1997年)7月、第817号、p.64−67 村川英一、「熟練技能の継承と科学技術」、大阪大学出版会、平成14年(2002年)1月、p.54−56
しかしながら、熟練技術者となるには通常5年〜10年程度の経験が必要であるとされており、現在の熟練技術者の高齢化とも相俟って、若年者が位置決め作業のノウハウを承継することが困難な環境となってきている。コンピュータを活用することによって船殻ブロックの位置決めを支援する方策等も種々提案されてはいるが、熟練技術者と同等の精度での位置決めを可能とするものは未だ実現されるに至っていない。
そこで、本発明は、熟練技術者でなくても、熟練技術者と同等の精度で船殻ブロックの位置決めをすることが可能な船殻ブロック搭載支援装置、船殻ブロック搭載支援プログラム及び船殻ブロック搭載支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することを目的とする。
本発明に係る船殻ブロック搭載支援装置は、複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体である船殻ブロック構造体への、次に搭載すべき船殻ブロックである搭載対象ブロックの搭載を支援する船殻ブロック搭載支援装置であって、搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付けるデータ受付手段と、データ受付手段が受付けた搭載対象ブロック測定データに含まれる各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定手段とを備えることを特徴とする。
本発明に係る船殻ブロック搭載支援装置では、判定手段が、搭載対象ブロック測定データに含まれる各三次元座標値が所定の範囲内であるか否かを、複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定している。ここで、(1)船体の形状を保持しつつ、船殻ブロック構造体と搭載対象ブロックとの間に生じる全ての隙間が許容範囲内となると共に、(2)その後に搭載する船殻ブロックの施工が容易となるような位置に搭載対象ブロックが円滑に位置決めされるか否かは、三次元座標値が所定の範囲内であるか否かが判断される測点の順番に大きく左右される。そのため、熟練技術者でなくても、熟練技術者と同等の精度で船殻ブロックの位置決めをすることが可能となる。その結果、決定された姿勢で搭載対象ブロックを船殻ブロック構造体の搭載位置まで移動して、そのまま船殻ブロック構造体に搭載することができることとなり、従来のように現場にて試行錯誤しながら搭載対象ブロックの位置決めを行う必要がなくなるので、現場での作業時間を大幅に減らすことができ、これに伴いコストダウンを図ることも可能となる。
好ましくは、船体の設計データを記憶する記憶手段を更に備え、判定手段は、複数の測点のうち基準となる基準点の三次元座標値を設計データと一致させた状態で、基準点を除く複数の測点のうち優先度が最も高い第1の測点の三次元座標値が第1の条件を満たすか否かを判定する。このようにすると、搭載対象ブロックの位置決め精度をより高めることができる。
より好ましくは、第1の測点が第1の条件を満たさないと判定手段が判定した場合、基準点の位置を設計データによる位置から変更するための変更指示を出力する指示出力手段を更に備える。このようにすると、搭載対象ブロックの位置決め精度を一層高めることができる。
好ましくは、第1の測点が第1の条件を満たすと判定手段が判定した場合、判定手段は、第1の測点の三次元座標値と、基準点を除く複数の測点のうち優先度が第1の測点の次に高い第2の測点の三次元座標値とが第2の条件を満たすか否かを判定する。このようにすると、搭載対象ブロックの位置決め精度をより高めることができる。
より好ましくは、第1の測点及び第2の測点が第2の条件を満たさないと判定手段が判定した場合、基準点の位置を設計データによる位置から変更するための変更指示を出力する指示出力手段を更に備える。このようにすると、搭載対象ブロックの位置決め精度を一層高めることができる。
また、本発明に係る船殻ブロック搭載支援プログラムは、複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体である船殻ブロック構造体への、次に搭載すべき船殻ブロックである搭載対象ブロックの搭載を支援する船殻ブロック搭載支援プログラムであって、コンピュータに、搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付ける受付機能と、データ受付手段が受付けた搭載対象ブロック測定データに含まれる各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定機能とを実現させることを特徴とする。
また、本発明に係るコンピュータ読取可能な記録媒体は、複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体である船殻ブロック構造体への、次に搭載すべき船殻ブロックである搭載対象ブロックの搭載を支援する船殻ブロック搭載支援プログラムが記録された、コンピュータ読取可能な記録媒体であって、船殻ブロック搭載支援プログラムが、コンピュータに、搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付ける受付機能と、データ受付手段が受付けた搭載対象ブロック測定データに含まれる各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定機能とを実現させることを特徴とする。
本発明によれば、熟練技術者でなくても、熟練技術者と同等の精度で船殻ブロックの位置決めをすることが可能な船殻ブロック搭載支援装置、船殻ブロック搭載支援プログラム及び船殻ブロック搭載支援プログラムが記録されたコンピュータ読取可能な記録媒体を提供することができる。
本発明の好適な実施形態について、図面を参照して説明する。なお、説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[船殻ブロック搭載支援システムの構成]
まず、図1及び図2を参照して、船殻ブロック搭載支援システム1の構成について説明する。船殻ブロック搭載支援システムは、複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体(船殻ブロック構造体)への、次に搭載すべき船殻ブロック(搭載対象ブロック)の搭載位置を、作業者に提示するためのシステムである。そのために、船殻ブロック搭載支援システム1は、コンピュータ本体(船殻ブロック搭載支援装置)10と、表示領域12aに画像を表示するディスプレイ12と、操作者が操作入力を行えるキーボードやマウス(図示せず)等の操作入力装置14とを備えている。
コンピュータ本体10は、図2に示されるように、CPU(Central Processing Unit)(データ受付手段、判定手段、指示出力手段)21、RAM(Random AccessMemory)22、ROM(Read Only Memory)23、I/Oポート24及び外部記憶装置(記憶手段)25を有している。CPU21は、ROM23に記憶されている船殻ブロック搭載支援プログラムに従い、コンピュータ本体10に各種機能を実現させると共に、I/Oポート24を介して他の構成要素との信号の入出力を行い、コンピュータ本体10全体の動作制御を行う。
RAM22は、CPU21が作動する際に用いるデータやプログラムを記憶する。ROM23は、CPU21が実行する船殻ブロック搭載支援プログラムと、恒久的なデータを記憶している。
ここで、船殻ブロック搭載支援プログラムは、コンピュータ読取可能な記録媒体に記録して頒布することが可能である。このような記録媒体には、例えば、ハードディスク及びフレキシブルディスクなどの磁気媒体、CD−ROM及びDVD−ROMなどの光学媒体、フロプティカルディスクなどの磁気光学媒体、あるいは、プログラム命令を実行または格納するように特別に配置された、例えばRAM、ROM、及び半導体不揮発性メモリなどのハードウェアデバイスなどが含まれる。また、このような記録媒体からのプログラムの読取又は実行に対し、必要に応じて、記録媒体からプログラム等を読み取る記録媒体読取用のドライブ(例えば、フレキシブルディスクドライブ)を、I/Oポート24を介してCPU21に対して接続しておいても良い。
外部記憶装置25は、例えばハードディスクであって、I/Oポート24を介してCPU21に接続されており、船体の設計データ、搭載対象ブロック測定データ、船殻ブロック構造体測定データ等の必要なデータの保持に用いられる。
ここで、船体の設計データには、製造する船体の寸法や構造を示す船体設計情報、その船体を構成する各船殻ブロックの寸法、構造及び種類を示す船殻ブロック設計情報、各船殻ブロックの所定位置に設定された複数の測点の各三次元座標設計値、各測点の属性並びに船殻ブロックの種類に応じた各測点の優先度が含まれる。搭載対象ブロック測定データには、搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値が含まれる。船殻ブロック構造体測定データには、船殻ブロック構造体について設定された複数の測点の各三次元座標値が含まれる。
搭載対象ブロックにおける複数の測点の各三次元座標値及び船殻ブロック構造体における複数の測点の各三次元座標値を測定するための機器としては、例えば、ソキア社の商品名「マンモス」等の測量用トータルステーションその他、船殻ブロック製造工程で必要な精度と操作性を有し、かつ各造船メーカの船殻ブロック搭載のペースに応じることができる処理能力を有するものを適宜選択することができる。
なお、上記の三次元計測の方法としては、例えばレーザポインタでレーザ光のスポットを船殻ブロックの測点の位置に照射し、それを上記の測量用トータルステーション等で計測しても良く、また例えば高輝度で光を反射するターゲットをマグネットやシール等で船殻ブロックの測点の位置に固定し、それを高解像のデジタルカメラで撮影して写真測量の原理で計測しても良い。
操作入力装置14は、I/Oポート24を介してCPU21に接続されており、作業者によって入力された操作入力情報をCPU21に入力する。ディスプレイ12は、I/Oポート24を介してCPU21に接続されており、CPU21の指示に基づき所定の画像を表示領域12aに表示する。
[船殻ブロック搭載支援システムによる船殻ブロック搭載支援処理]
続いて、図3及び図4を参照し、本実施形態に係る船殻ブロック搭載支援システム1において実行される船殻ブロック搭載支援処理について説明する。なお、図3では、ステップをSと略記している。
船殻ブロック搭載支援システム1が図3に示される船殻ブロック搭載支援処理を開始すると、まずステップ100に進んで、コンピュータ本体10が、作業者によって入力された搭載対象ブロック測定データ及び船殻ブロック構造体測定データを受付け、これらのデータがI/Oポート24を介して外部記憶装置25に記憶される。CPU21によってこれらのデータが受付けられると、続くステップ102に進む。ステップ102では、CPU21が演算を行うことによって、ステップ100で外部記憶装置25に記憶されたデータに基づき、コンピュータ本体10によって作り出された仮想空間内に、図4に示されるような仮想搭載対象ブロック30及び仮想船殻ブロック構造体32をワイヤフレーム等で生成する。
なお、以下では、仮想搭載対象ブロック30を、仮想船殻ブロック(仮想搭載済ブロック)32aを有する仮想船殻ブロック構造体32に対して位置決めする場合(仮想搭載対象ブロック30を仮想搭載済ブロック32aに接合する場合)を一例として、船殻ブロック搭載支援処理の処理を述べる。この例では、仮想搭載対象ブロック30の各頂点に測点A1〜A4,F’1〜F’4が設定されており、仮想搭載対象ブロック30の測点A1〜A4に対応する仮想搭載済ブロック32aの各頂点に測点F1〜F4が設定されている。また、仮想搭載対象ブロック30においては、基準点として測点F’1が、基準点である測点F’1を除いた仮想搭載対象ブロック30の測点A1〜A4,F’2〜F’4のうち優先度が最も高い測点(第1の測点)として測点A2が、基準点である測点F’1を除いた仮想搭載対象ブロック30の測点A1〜A4,F’2〜F’4のうち優先度が測点A1の次に高い測点(第2の測点)として測点F’2,F’3,A3が、それぞれ予め定められている。
ステップ102においてCPU21による仮想搭載対象ブロック30及び仮想船殻ブロック構造体32の生成が行われると、続くステップ104に進む。ステップ104では、CPU21が演算を行うことによって、仮想搭載対象ブロック30の基準点である測点F’1が外部記憶装置25に記憶されている設計データの位置に一致するように、すなわち、測点F’1の三次元座標値が船殻ブロックにおける測点F’1に対応する測点の三次元座標設計値となるように、仮想空間内において仮想搭載対象ブロック30を移動させる。
ステップ104においてCPU21による仮想搭載対象ブロック30の移動が行われると、続くステップ106に進む。ステップ106では、CPU21が演算を行うことによって、測点F’1を回転中心とした状態で、優先度が最も高い測点A1が、仮想搭載対象ブロック30の測点A2と仮想搭載済ブロック32aの測点F2との直線距離が最小となる位置に一致するように、仮想空間内において仮想搭載対象ブロック30を移動させる。なお、仮想搭載対象ブロック30の測点A2と仮想搭載済ブロック32aの測点F2との直線距離を最小とするために、作業者が操作入力装置14を用いて手動で仮想搭載対象ブロック30を移動させるようにしてもよい。
ステップ106においてCPU21による仮想搭載対象ブロック30の移動が行われると、続くステップ108に進む。ステップ108では、CPU21が、仮想搭載対象ブロック30の測点A2と仮想搭載済ブロック32aの測点F2との直線距離が10mm以下であるか否か(第1の条件)を判定する。ステップ108における判定の結果、10mm以下である場合にはステップ110に進み、そうでない場合には後述するステップ116に進む。
ステップ110では、CPU21がI/Oポート24を介して、操作入力装置14による作業者の操作入力を受付ける。具体的には、測点F’1と測点A2とを結ぶ直線Lを回転軸として仮想搭載対象ブロック30を回転させる旨の操作入力を受付ける。そして、続くステップ112では、ステップ110における作業者による操作入力の結果、CPU21が、測点F’2,A2,F’3,A3の各Z座標値(高さ)が10mm以内に収まっているか否か(第2の条件)、すなわち、測点F’2,A2,F’3,A3の各Z座標値のうち最も大きな値と測点F’2,A2,F’3,A3の各Z座標値のうち最も小さな値との差が10mm以下であるか否かを判定する。ステップ112における判定の結果、10mm以下である場合には仮想搭載対象ブロック30の位置決めが完了したものとしてステップ114に進み、そうでない場合には後述するステップ116に進む。
ステップ114では、CPU21がディスプレイ12を制御して、各測点A1〜A4,F’1〜F’4の三次元座標値をディスプレイ12の表示領域12aに表示させ、船殻ブロック搭載支援処理が終了する。なお、ディスプレイ12の他、プリンタ等の印刷装置を用いて各測点A1〜A4,F’1〜F’4の三次元座標値を印刷するようにしてもよく、また、各測点A1〜A4,F’1〜F’4の三次元座標値のデータを、ネットワークを介して他のコンピュータ本体等の外部装置に送信するようにしてもよい。
一方、ステップ116では、CPU21がディスプレイ12を制御して、基準点である測点F’1の位置を変更すべき旨の指示(変更指示)をディスプレイ12の表示領域12aに表示させ、CPU21がI/Oポート24を介して、操作入力装置14による作業者の操作入力を受付ける。具体的には、測点F’1の新たな三次元座標値が作業者によって入力されると、CPU21が演算を行うことによって、仮想搭載対象ブロック30を移動させる。その後、再びステップ106に戻って、ステップ106以降の処理を実行する。
なお、以上のようにして仮想搭載対象ブロック30の各測点の三次元座標値が決定されると、作業者はその三次元座標値に基づいて実際の搭載対象ブロックの位置決めを行うこととなる。
以上のような本実施形態においては、CPU21が、第1の測点である測点A2が第1の条件を満たすか否かを判定した後に、第1の測点である測点A2及び第2の測点である測点F’2,F’3,A3が第2の条件を満たすか否かを判定している。そのため、熟練技術者でなくても、熟練技術者と同等の精度で船殻ブロックの位置決めをすることが可能となる。その結果、決定された姿勢で搭載対象ブロックを船殻ブロック構造体の搭載位置まで移動して、そのまま船殻ブロック構造体に搭載することができることとなり、従来のように現場にて試行錯誤しながら搭載対象ブロックの位置決めを行う必要がなくなるので、現場での作業時間を大幅に減らすことができ、これに伴いコストダウンを図ることも可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記した実施形態に限定されるものではない。例えば、図3に示されるフローチャートに基づいて説明した仮想搭載対象ブロック30の位置決めはあくまでも一例であり、搭載対象ブロックの種類が異なる場合、基準点、測点の優先度、第1の条件、第2の条件等が異なることは言うまでもない。
また、上記した実施形態ではデスクトップ型のコンピュータ本体10を用いていたが(図1参照)、無線LANカードが装備されたノートパソコンやPDA(Personal Digital Assistant)といった、無線でデータの送受信をすることが可能な携帯端末を用いてもよい。
また、上記した実施形態ではコンピュータ本体10の外部記憶装置25に設計データ、搭載対象ブロック測定データ、船殻ブロック構造体測定データ等の必要なデータが記憶されていたが、他の外部装置(サーバ等)にこれらのデータを記憶させ、コンピュータ本体10が、ネットワークを介して、他の外部装置からこれらのデータを受信するようにしてもよい。
図1は、本実施形態に係る船殻ブロック搭載支援システムを示す正面図である。 図2は、本実施形態に係る船殻ブロック搭載支援システムの内部構成を中心に示すブロック図である。 図3は、船殻ブロック搭載支援処理の手順を示すフローチャートである。 図4は、船殻ブロック搭載支援処理を説明するための一例を示す図である。
符号の説明
1…船殻ブロック搭載支援システム、10…コンピュータ本体、12…ディスプレイ、14…操作入力装置、21…CPU(データ受付手段、判定手段、指示出力手段)、22…RAM、23…ROM、25…外部記憶装置(記憶手段)。

Claims (7)

  1. 複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体である船殻ブロック構造体への、次に搭載すべき船殻ブロックである搭載対象ブロックの搭載を支援する船殻ブロック搭載支援装置であって、
    前記搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付けるデータ受付手段と、
    前記データ受付手段が受付けた前記搭載対象ブロック測定データに含まれる前記各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、前記複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定手段とを備えることを特徴とする船殻ブロック搭載支援装置。
  2. 前記船体の設計データを記憶する記憶手段を更に備え、
    前記判定手段は、前記複数の測点のうち基準となる基準点の三次元座標値を前記設計データと一致させた状態で、前記基準点を除く前記複数の測点のうち優先度が最も高い第1の測点の三次元座標値が第1の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載された船殻ブロック搭載支援装置。
  3. 前記第1の測点が前記第1の条件を満たさないと前記判定手段が判定した場合、前記基準点の位置を前記設計データによる位置から変更するための変更指示を出力する指示出力手段を更に備える請求項2に記載された船殻ブロック搭載支援装置。
  4. 前記第1の測点が前記第1の条件を満たすと前記判定手段が判定した場合、前記判定手段は、前記第1の測点の三次元座標値と、前記基準点を除く前記複数の測点のうち優先度が前記第1の測点の次に高い第2の測点の三次元座標値とが第2の条件を満たすか否かを判定することを特徴とする請求項2に記載された船殻ブロック搭載支援装置。
  5. 前記第1の測点及び前記第2の測点が前記第2の条件を満たさないと前記判定手段が判定した場合、前記基準点の位置を前記設計データによる位置から変更するための変更指示を出力する指示出力手段を更に備える請求項4に記載された船殻ブロック搭載支援装置。
  6. 複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体である船殻ブロック構造体への、次に搭載すべき船殻ブロックである搭載対象ブロックの搭載を支援する船殻ブロック搭載支援プログラムであって、
    コンピュータに、
    前記搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付ける受付機能と、
    前記データ受付手段が受付けた前記搭載対象ブロック測定データに含まれる前記各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、前記複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定機能とを実現させることを特徴とする船殻ブロック搭載支援プログラム。
  7. 複数の船殻ブロックを組み立てて船体を製造するにあたり、既に組み立てられた船殻ブロックによって構成される構造体である船殻ブロック構造体への、次に搭載すべき船殻ブロックである搭載対象ブロックの搭載を支援する船殻ブロック搭載支援プログラムが記録された、コンピュータ読取可能な記録媒体であって、
    前記船殻ブロック搭載支援プログラムが、コンピュータに、
    前記搭載対象ブロックについて設定された複数の測点の各三次元座標値を含む搭載対象ブロック測定データを受付ける受付機能と、
    前記データ受付手段が受付けた前記搭載対象ブロック測定データに含まれる前記各三次元座標値が所定の条件を満たすか否かを、前記複数の測点について予め定められた優先度が高い測点の順に判定する判定機能とを実現させることを特徴とするコンピュータ読取可能な記録媒体。
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