JP2009138593A - 蓄圧式燃料噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】圧力調量弁の異常を検出できる蓄圧式燃料噴射装置を得る。
【解決手段】高圧に蓄圧された燃料を保持しインジェクタ5に供給するコモンレール2と、コモンレール2に高圧燃料を供給する高圧燃料供給ポンプ4と、入力される制御電流に応じて高圧燃料供給ポンプ4からの吐出を制御する圧力調量弁14と、コモンレール2の燃料圧を検出する燃料圧センサ7とを備える。燃料圧センサ7により検出した燃料圧と目標圧とに基づく制御電流に応じて圧力調量弁14を制御してコモンレール2の燃料圧を制御する。減速運転中か否かを判断し(S100)、減速運転中と判断したときに、目標圧に基づく圧力調量弁14への制御電流を変更して圧力調量弁14に出力する(S120〜S160)。制御電流を出力した後に燃料圧センサ7により検出される燃料圧の変化がないとき、圧力調量弁14が異常であると判断する(S180〜S220)。
【選択図】図1
【解決手段】高圧に蓄圧された燃料を保持しインジェクタ5に供給するコモンレール2と、コモンレール2に高圧燃料を供給する高圧燃料供給ポンプ4と、入力される制御電流に応じて高圧燃料供給ポンプ4からの吐出を制御する圧力調量弁14と、コモンレール2の燃料圧を検出する燃料圧センサ7とを備える。燃料圧センサ7により検出した燃料圧と目標圧とに基づく制御電流に応じて圧力調量弁14を制御してコモンレール2の燃料圧を制御する。減速運転中か否かを判断し(S100)、減速運転中と判断したときに、目標圧に基づく圧力調量弁14への制御電流を変更して圧力調量弁14に出力する(S120〜S160)。制御電流を出力した後に燃料圧センサ7により検出される燃料圧の変化がないとき、圧力調量弁14が異常であると判断する(S180〜S220)。
【選択図】図1
Description
本発明は、高圧燃料が蓄圧されたコモンレールからインジェクタに燃料を供給する蓄圧式燃料噴射装置に関し、特に、高圧燃料供給ポンプからの吐出を制御する圧力調量弁の異常を判断する蓄圧式燃料噴射装置に関する。
従来より、特許文献1にあるように、コモンレールからインジェクタに燃料を供給する蓄圧式燃料噴射装置では、高圧燃料供給ポンプからコモンレールに高圧燃料を供給すると共に、圧力調量弁により高圧燃料供給ポンプへの吸入量を調節して高圧燃料供給ポンプからの吐出量を変更して、コモンレールの燃料圧を制御している。
その際、センサによりコモンレールの燃料圧を検出し、検出した燃料圧と目標圧とに基づいて、燃料圧と目標圧との差が小さくなるように、圧力調量弁に出力する制御電流をフィードバック制御している。また、高圧燃料供給ポンプ等の機差ばらつきを補正するために、機差ばらつき学習を実施して、機差のばらつきを吸収した安定性ある装置を構成している。
特開2004−225555号公報
しかしながら、こうした従来の装置では、例えば、圧力調量弁が入力される制御電流に応じて弁体を摺動させて高圧燃料供給ポンプへの吸入量を調節している。圧力調量弁の弁体の摺動面への異物のかみ込みや粘性の高い燃料の付着が発生すると、圧力調量弁の弁体の摺動抵抗が一時的に増加し、圧力調量弁の弁体が動きにくくなる場合がある。
この場合、圧力調量弁に入力される制御電流が小さく、この増加した摺動抵抗よりも小さい変化出力を与えても、圧力調量弁の弁体は動かない。摺動抵抗に打ち勝つ制御電流値の電流に応じた変化出力を与えた場合に圧力調量弁が動き出す。
この状態でコモンレールの燃料圧のフィードバック制御を実施した場合、小さな制御電流では圧力調量弁の弁体が動かず、高圧燃料供給ポンプの吸入量が変化しない。このため、高圧燃料供給ポンプの吐出制御が遅れて、燃料圧と目標圧との差が大きくなり、例えば、通常よりも大きな制御電流を出力する過補正した状態になって、圧力調量弁が動き出した後に燃料圧がオーバーシュートしてしまうという問題があった。経時変化、異物、粘性の高い燃料等により応答性が悪くなった場合、コモンレールの燃料圧制御不良が発生し、ハンチング、エンストが発生するという問題があった。また、通常走行中では、運転状態による圧力応答遅れか、圧力調量弁の摺動不良による圧力応答遅れかの区別ができないという問題があった。
本発明の課題は、圧力調量弁の異常を検出できる蓄圧式燃料噴射装置を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、内燃機関の気筒内に燃料を噴射するインジェクタと、高圧に蓄圧された燃料を保持し前記インジェクタに供給するコモンレールと、該コモンレールに高圧燃料を供給する高圧燃料供給ポンプと、入力される制御電流に応じて前記高圧燃料供給ポンプからの吐出を制御する圧力調量弁と、前記コモンレールの燃料圧を検出する燃料圧検出手段とを備え、前記燃料圧検出手段により検出した前記燃料圧と目標圧とに基づく制御電流に応じて前記圧力調量弁を制御して前記コモンレールの燃料圧を制御する蓄圧式燃料噴射装置において、減速運転中か否かを判断する減速判断手段と、前記減速判断手段により減速運転中と判断したときに、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への前記制御電流を変更して前記圧力調量弁に出力する変更駆動手段と、前記変更駆動手段により前記制御電流を出力した後に挙動の変化がないとき、前記圧力調量弁が異常であると判断する異常判断手段とを備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置がそれである。
前記異常判断手段は、前記制御電流を出力した後に前記燃料圧検出手段により検出される前記燃料圧の変化がないとき、前記圧力調量弁が異常であると判断してもよい。その際、前記異常判断手段は、前記制御電流を出力した後、予め設定した期間内に、前記燃料圧検出手段により検出される前記燃料圧の変化がないとき、前記圧力調量弁が異常であると判断してもよい。
また、前記減速判断手段により減速運転中と判断した後に、更に、前記高圧燃料供給ポンプの無吐出状態から、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への制御電流の出力を開始したか否かを判断する吐出制御中判断手段を備え、
前記変更駆動手段は、前記吐出制御中判断手段により前記圧力調量弁への制御電流の出力を開始した後に、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への前記制御電流を変更して前記圧力調量弁に出力する構成としてもよい。
前記変更駆動手段は、前記吐出制御中判断手段により前記圧力調量弁への制御電流の出力を開始した後に、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への前記制御電流を変更して前記圧力調量弁に出力する構成としてもよい。
本発明の蓄圧式燃料噴射装置は、減速運転中に、圧力調量弁の制御電流値を変更し、挙動の変化がないときに、圧力調量弁が異常と判断するので、経時変化、異物、粘性の高い燃料等による圧力調量弁の異常を的確に検出できるという効果を奏する。
コモンレールの燃料圧を検出して、燃料圧の変化により挙動の変化があったか否かを判断することにより、容易に挙動の変化を検出できる。また、予め設定した期間内に燃料圧の変化がないときに異常と判断することにより、遅れ時間があっても正確に判断できる。
吐出制御中判断手段により圧力調量弁への制御電流の出力を開始した後に、目標圧に基づく圧力調量弁への制御電流を変更して圧力調量弁に出力することにより、挙動の変化の検出を確実に行うことができる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1は本発明の一実施形態としての蓄圧式燃料噴射装置を示す全体構成図である。
図1に示すように、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置は、例えば、4気筒のディーゼル機関としての内燃機関1に適用されており、高圧燃料を蓄えるコモンレール2と、燃料タンク3から汲み上げた燃料を加圧してコモンレール2に供給する高圧燃料供給ポンプ4と、コモンレール2より供給される高圧燃料を内燃機関1の気筒内の燃焼室21に噴射するインジェクタ5と、インジェクタ5等を電子制御する電子制御ユニット(以下ECU6と呼ぶ)とを備えている。
図1に示すように、本実施形態の蓄圧式燃料噴射装置は、例えば、4気筒のディーゼル機関としての内燃機関1に適用されており、高圧燃料を蓄えるコモンレール2と、燃料タンク3から汲み上げた燃料を加圧してコモンレール2に供給する高圧燃料供給ポンプ4と、コモンレール2より供給される高圧燃料を内燃機関1の気筒内の燃焼室21に噴射するインジェクタ5と、インジェクタ5等を電子制御する電子制御ユニット(以下ECU6と呼ぶ)とを備えている。
コモンレール2は、ECU6により運転状態等に基づいて目標圧が設定され、高圧燃料供給ポンプ4から供給された高圧燃料を目標圧に蓄圧する。このコモンレール2には、蓄圧された燃料圧を検出してECU6に出力する燃料圧検出手段としての燃料圧センサ7と、燃料圧が予め設定された上限値を超えないように制限するプレッシャリミッタ8が取り付けられている。
高圧燃料供給ポンプ4は、内燃機関1に駆動されて回転するカム軸9と、このカム軸9に駆動されて燃料タンク3から燃料を汲み上げるフィードポンプ10と、カム軸9の回転に同期してシリンダ11内を往復運動するプランジャ12とを備えている。また、高圧燃料供給ポンプ4の図示しない本体と一体に、フィードポンプ10からシリンダ11内の加圧室13に吸入される燃料量を調節する圧力調量弁14が設けられている。
この高圧燃料供給ポンプ4は、プランジャ12がシリンダ11内を上死点から下死点に向かって移動する際に、フィードポンプ10より送り出された燃料が圧力調量弁14で調節され、吸入弁15を押し開いて加圧室13に吸入される。その後、プランジャ12がシリンダ11内を下死点から上死点へ向かって移動する際に、プランジャ12によって加圧室13の燃料が加圧され、その加圧された燃料が、吐出弁16を押し開いてコモンレール2に圧送される。
圧力調量弁14は、入力される制御電流に応じて図示しない弁体を摺動させて、フィードポンプ10より送り出された燃料を調節し、高圧燃料供給ポンプ4の加圧室13からコモンレール2に吐出される吐出量を変更する。本実施形態では、圧力調量弁14に入力される制御電流値が大きい程、加圧室13に吸入される燃料量が小さくなる構成である。
インジェクタ5は、内燃機関1の気筒毎に搭載され、それぞれ高圧配管17を介してコモンレール2に接続されている。このインジェクタ5は、ECU6の指令に基づいて作動する電磁弁22と、この電磁弁22への通電時に燃料を噴射するノズル23とを備える。
電磁弁22は、例えば、コモンレール2の高圧燃料が印加される圧力室(図示せず)から低圧側に通じる低圧通路(図示せず)を開閉するもので、通電時に低圧通路を開放し、通電停止時に低圧通路を遮断する。
ノズル23は、噴孔を開閉するニードル(図示せず)を内蔵し、圧力室の燃料圧がニードルを閉弁方向(噴孔を閉じる方向)に付勢している。従って、電磁弁22への通電により低圧通路が開放されて圧力室の燃料圧が低下すると、ニードルがノズル23内を上昇して開弁する(噴孔を開く)ことにより、コモンレール2より供給された高圧燃料を噴孔より噴射する。一方、電磁弁22への通電停止により低圧通路が遮断されて、圧力室の燃料圧が上昇すると、ニードルがノズル23内を下降して閉弁することにより、噴射が終了する。
ECU6は、内燃機関1の回転数を検出する回転数センサ18と、アクセルペダル19の踏込量に応じたアクセル開度を検出するアクセル開度センサ20、及びコモンレール2内の燃料圧を検出する燃料圧センサ7等が接続され、これらのセンサで検出されたセンサ情報に基づいて、コモンレール2の目標圧と、内燃機関1の運転状態に適した噴射時期及び噴射量等を演算し、その演算結果に従って、圧力調量弁14及びインジェクタ5の電磁弁22を電子制御する。
次に、ECU6により実行される異常判断処理について図2に示すフローチャートに基づいて説明する。
まず、減速運転中か否かを判断する(ステップ100。以下S100という。以下同様。)。アクセル開度センサ20により検出されるアクセル開度が0で、かつ、ECU6の制御によるインジェクタ5からの燃料噴射量が0であるときに、減速運転中であると判断する。
まず、減速運転中か否かを判断する(ステップ100。以下S100という。以下同様。)。アクセル開度センサ20により検出されるアクセル開度が0で、かつ、ECU6の制御によるインジェクタ5からの燃料噴射量が0であるときに、減速運転中であると判断する。
アクセル開度が0と検出されると、ECU6はインジェクタ5からの燃料噴射量を0とし、インジェクタ5から燃料が無吐出の状態になり、燃料噴射に伴うコモンレール2内の燃料圧の変化がない。
減速運転中であると判断すると(S100:YES)、圧力調量弁14へ出力する制御電流を制御して、高圧燃料供給ポンプ4からコモンレール2に吐出される燃料の吐出量を制御中か否かを判断する(S110)。
ECU6は、アクセル開度が0とされたとき、コモンレール2の燃料圧を低い圧力の目標圧に設定する。図3に示すように、アクセル開度が0とされたとき、圧力調量弁14には大きな制御電流が出力されて、加圧室13に吸入される燃料量をほぼ0に調節して、高圧燃料供給ポンプ4からコモンレール2への燃料量を無吐出の状態にする。そして、圧力調量弁14への制御電流を徐々に小さくして、高圧燃料供給ポンプ4からコモンレール2への吐出量を徐々に回復させ、コモンレール2の燃料圧が目標圧となるように制御する。
この高圧燃料供給ポンプ4からの燃料吐出が、無吐出から燃料吐出の状態になったとき(図3中ではS2のとき)からを、本実施形態では、燃料吐出制御中としている。燃料吐出制御中と判断したときには(S110:YES)、異常判断ロジック作動フラグをONにする(S120)。
一方、S100の処理の実行により、減速運転中ではないと判断したとき(S100:NO)、または、S110の処理の実行により、燃料吐出制御中ではないと判断したときは(S110:NO)、異常判断ロジック作動フラグをOFFにする(S125)。その後、本制御処理を繰り返す。減速運転中でないときや、燃料吐出制御中でないときは、燃料噴射や高圧燃料供給ポンプ4からの燃料供給に伴ってコモンレール2内の燃料圧が変動し、以下の圧力調量弁14の異常判断に適さない。
S120の処理の実行により、異常判断ロジック作動フラグをONにした後は、圧力調量弁14の制御電流値を算出する(S130)。図5に示すように、圧力調量弁14に出力する制御電流値とコモンレール2の圧力変化量とは比例し、コモンレール2の圧力を目標圧に制御するための制御電流値を算出する。コモンレール2内の燃料圧が徐々に目標圧となるように、本実施形態では、本制御処理を繰り返し実行する間に、制御電流値を徐々に小さくする。
次に、異常判断ロジック作動フラグがOFFからONに切り換えられたか否かを判断する(S140)。異常判断ロジック作動フラグがOFFからONに切り換えられていれば(S140:YES)、圧力調量弁14を微小駆動するための制御電流値を算出する(S150)。
例えば、図5に示すように、コモンレール2内の燃料圧に圧力変化を与えるために、圧力変化量に応じた制御電流値を算出する。この制御電流値は、圧力調量弁14の弁体の摺動面への異物のかみ込みや粘性の高い燃料が付着することによる増加した摺動抵抗に打ち勝つ大きな制御電流値ではない。コモンレール2の燃料圧のフィードバック制御に大きな影響を与えない圧力変化量に応じた微少な制御電流値である。
この微小駆動するための制御電流値を算出した後、S130の処理の実行により算出した制御電流値と、S150の処理により算出した制御電流値とを加算して、最終の制御電流値を算出し(S160)、その制御電流値の制御電流を圧力調量弁14に出力する。
この最終の制御電流値は、S130の処理により算出した目標圧に基づく制御電流値に対して、圧力調量弁14の弁体を微小駆動するための制御電流値を加算、あるいは減算して変更した値であればよい。図3に示すように、S130の処理により算出した目標圧に基づく制御電流値に、S150の処理により算出した制御電流値を加算して、最終の制御電流値を算出してもよい。その際、高圧燃料供給ポンプ4からは吐出量が減少するように制御される。また、図4に示すように、S130の処理により算出した目標圧に基づく制御電流値に、S150の処理により算出した制御電流値を減算して、最終の制御電流値を算出してもよい。その際、高圧燃料供給ポンプ4からは吐出量が増加するように制御される。
次に、最終の制御電流値を圧力調量弁14に出力した後、予め設定した第1所定時間T1が経過したか否かを判断する(S170)。第1所定時間T1が経過するまで(S170:NO)、S100以下の処理を繰り返し実行し、S140の処理の実行では、異常判断ロジック作動フラグはONのままで切り換えられていないと判断して(S140:NO)、S130の処理により算出された目標圧に基づく制御電流値をそのまま最終の制御電流値として算出し、圧力調量弁14に出力する。
第1所定時間T1が経過(図3中ではS6のとき)したときには(S170:YES)、燃料圧センサ7により検出されるコモンレール2内の燃料圧の変化量を算出する(S180)。圧力調量弁14に制御電流値を出力してから、実際にコモンレール2内の燃料圧が変化して、燃料圧センサ7により検出されるまでには、遅れ時間がある。前述した第1所定時間T1はこの遅れ時間に応じており、制御電流値を圧力調量弁14に出力してから、コモンレール2内の燃料圧が変化する前の時間を第1所定時間T1として設定している。第1所定時間T1は実験等により定めるとよい。
次に、算出した燃料圧の変化量が、予め設定した所定値以上か否かを判断する(S190)。燃料圧センサ7は本制御処理を繰り返し実行する所定時間毎にコモンレール2内の燃料圧を検出しており、その各検出した燃料圧の変化量を所定時間毎に算出する。燃料圧の変化量が、所定値以上であるときには(S190:YES)、圧力調量弁14の弁体は正常に摺動したと判断して、圧力調量弁14は正常とする(S200)。例えば、故障診断装置等に、圧力調量弁14は正常である旨の信号を出力する。燃料圧の変化量は、S150の処理により算出した微小駆動制御電流値に比例するので、比較する所定値を微小駆動制御電流値に応じて変えるようにしてもよい。
このように、減速運転中に、異常判断ロジック作動フラグがOFFからONに切り換えられた直後に、制御電流値を一瞬変化させ、燃料圧が変化したら圧力調量弁14が正常に動作していると判断する。
一方、燃料圧の変化量が所定値以上でないと判断したときには(S190:NO)、微小駆動の制御電流値の出力から第2所定時間T2が経過したか否かを判断する(S210)。第2所定時間T2が経過していないときには、第2所定時間T2が経過するまで、本制御処理を繰り返し実行し、S180、S190の処理により、燃料圧センサ7により検出されるコモンレール2内の燃料圧の変化量が所定値以上か否かを判断する。
第2所定時間T2が経過するまでの間に、S190の処理の実行により燃料圧の変化量が所定値以上あると判断されていないと、第2所定時間T2が経過したときに(S210:YES)、圧力調量弁14の弁体が正常に摺動せず、圧力調量弁14は異常とする(S220)。例えば、故障診断装置等に、圧力調量弁14は異常である旨の信号を出力する。
減速運転中に、異常判断ロジック作動フラグがOFFからONに切り換えられた直後に、制御電流値を一瞬変化させ、燃料圧が変化しないときには圧力調量弁14が異常と判断する。圧力調量弁14が異常であると判断としたときには、フィードバック制御の制御ゲインを変更、圧力調量弁14が異常である旨の表示、圧力低下によるエンストを防止するためにアイドル回転数を増加、圧力低下によるエンストを防止するために目標圧を高くする等の処理を実施してもよい。
尚、S100の処理の実行が減速判断手段として働き、S110の処理の実行が吐出制御中判断手段として働き、S120〜S160の処理の実行が変更駆動手段として働き、S170〜S190及びS210,S220の処理の実行が異常判断手段として働く。
また、本実施形態では、燃料圧センサ7により検出される燃料圧の変化量が所定値以上か否かにより、圧力調量弁14が正常か、異常かを判断しているが、燃料圧の変化量に限らず、内燃機関1の回転数の変化量を検出して、回転数の変化量が所定値以上か否かにより、圧力調量弁14が正常か、異常かを判断してもよく、圧力調量弁14の制御電流値を変更した際に変化する挙動を検出して判断するようにすればよい。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
1…内燃機関 2…コモンレール
3…燃料タンク 4…高圧燃料供給ポンプ
5…インジェクタ 7…燃料圧センサ
8…プレッシャリミッタ
9…カム軸 10…フィードポンプ
11…シリンダ 12…プランジャ
13…加圧室 14…圧力調量弁
17…高圧配管 18…回転数センサ
19…アクセルペダル
20…アクセル開度センサ
21…燃焼室
3…燃料タンク 4…高圧燃料供給ポンプ
5…インジェクタ 7…燃料圧センサ
8…プレッシャリミッタ
9…カム軸 10…フィードポンプ
11…シリンダ 12…プランジャ
13…加圧室 14…圧力調量弁
17…高圧配管 18…回転数センサ
19…アクセルペダル
20…アクセル開度センサ
21…燃焼室
Claims (4)
- 内燃機関の気筒内に燃料を噴射するインジェクタと、
高圧に蓄圧された燃料を保持し前記インジェクタに供給するコモンレールと、
該コモンレールに高圧燃料を供給する高圧燃料供給ポンプと、
入力される制御電流に応じて前記高圧燃料供給ポンプからの吐出を制御する圧力調量弁と、
前記コモンレールの燃料圧を検出する燃料圧検出手段とを備え、
前記燃料圧検出手段により検出した前記燃料圧と目標圧とに基づく制御電流に応じて前記圧力調量弁を制御して前記コモンレールの燃料圧を制御する蓄圧式燃料噴射装置において、
減速運転中か否かを判断する減速判断手段と、
前記減速判断手段により減速運転中と判断したときに、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への前記制御電流を変更して前記圧力調量弁に出力する変更駆動手段と、
前記変更駆動手段により前記制御電流を出力した後に挙動の変化がないとき、前記圧力調量弁が異常であると判断する異常判断手段とを備えたことを特徴とする蓄圧式燃料噴射装置。 - 前記異常判断手段は、前記制御電流を出力した後に前記燃料圧検出手段により検出される前記燃料圧の変化がないとき、前記圧力調量弁が異常であると判断することを特徴とする請求項1に記載の蓄圧式燃料噴射装置。
- 前記異常判断手段は、前記制御電流を出力した後、予め設定した期間内に、前記燃料圧検出手段により検出される前記燃料圧の変化がないとき、前記圧力調量弁が異常であると判断することを特徴とする請求項2に記載の蓄圧式燃料噴射装置。
- 前記減速判断手段により減速運転中と判断した後に、更に、前記高圧燃料供給ポンプの無吐出状態から、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への制御電流の出力を開始したか否かを判断する吐出制御中判断手段を備え、
前記変更駆動手段は、前記吐出制御中判断手段により前記圧力調量弁への制御電流の出力を開始した後に、前記目標圧に基づく前記圧力調量弁への前記制御電流を変更して前記圧力調量弁に出力することを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の蓄圧式燃料噴射装置。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2007314598A JP2009138593A (ja) | 2007-12-05 | 2007-12-05 | 蓄圧式燃料噴射装置 |
| DE200810044360 DE102008044360A1 (de) | 2007-12-05 | 2008-12-04 | Kraftstoffeinspritzsystem, das entwickelt ist, um einen mit Hochdruck beaufschlagten Kraftstoff von einem Druckspeicher zu einem Injektor zu fördern |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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