JP2009148041A - プラグイン車両用充電システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電力が盗まれることを防止しつつ、利便性のよいプラグイン車両用充電システムを提供する。
【解決手段】家屋内に設けられる家屋内装置300に、プラグイン車両への電力供給許可状態と電力遮断状態とを切り替える切り替え装置302を備える。これにより、切り替え装置302が他人に直接操作されることにより電力が盗まれてしまうことが抑制できる。切り替え装置302は自動的に電力供給許可状態へと切り替えられるようにし、供給状態制御手段312は、車両側装置100が送信した車両特定情報が予め登録されたプラグイン車両のものであると判断した場合に電力供給許可状態へと切り替え装置302を切り替える。また、車両特定情報はプラグイン車両に設けられる記憶装置102に予め記憶させておく。これにより、ICカードなど、電力供給許可状態とするための情報を記憶した媒体を所持する必要が無いことから、利便性もよい。
【選択図】図2

Description

本発明は、プラグイン車両に搭載されているバッテリを充電するプラグイン車両用充電システムに関する。
車両外部から供給される電力によってバッテリの充電が可能なプラグイン車両が知られている。プラグイン車両には、駆動力源としてモータのみを用いるプラグイン電気自動車と、動力源としてエンジンとモータとを用いるプラグインハイブリッド車両とが知られている。
プラグイン電気自動車もプラグインハイブリッド車両もモータに電力を供給するためにバッテリを搭載しており、また、このバッテリを充電するための充電ケーブルも備えている。そのバッテリを充電するためには、充電ケーブルを所定の差込口(以下、この差込口をコンセントという)に差し込むことにより、商用電力線と充電ケーブルとを接続することになる。
上記コンセントの設置位置は、利便性を考慮すると屋外となることが多い。しかし、屋外にコンセントを設置する場合、不当に電力を盗まれないようにする必要がある。そこで、そのコンセントへの電力供給の許可/禁止を切り替える切り替え装置を設けることが考えられる。
この切り替え装置を屋外に設置する場合、電力を盗もうとする者が切り替え装置を操作・細工することが容易になってしまう。なお、屋外に設置した切り替え装置にカバーを設けるとともに、そのカバーにロックをすることも考えられるが、カバーやロックが壊されて電力が盗まれる恐れがある。
これに対して、家屋内に切り替え装置を設置すれば、切り替え装置が他人に操作・細工されてしまうことを防止できる。しかし、家屋内に切り替え装置を設置する場合、わざわざ家屋内に入ってその切り替え装置を電力供給許可側に切り替える必要があるので、正規利用者にとって面倒である。
ここで、特許文献1には、自宅に隣接した屋根つきガレージに充電機が設けられている。この充電機はリードライト装置を備えており、リードライト装置にICカードを挿入することにより、電力の供給が許可されて充電が可能となる。
特開平10−262303号公報
特許文献1のようにICカードを用いて電力の供給を許可するようにすれば、ICカードを所持していないものに電力を盗まれてしまうことを防止できる。しかし、正規利用者であってもICカードを所持し忘れた場合には充電を行なうことができないので、利便性が低下することになる。仮に、ICカードを家屋内に置いている場合には、ICカードをとりに行き、その後、再び、ガレージまで戻ならければならならず不便である。
本発明は、この事情に基づいて成されたものであり、その目的とするところは、電力が盗まれることを防止しつつ、利便性のよいプラグイン車両用充電システムを提供することにある。
その目的を達成するための請求項1記載の発明は、充電ケーブル差込口に差し込まれた充電ケーブルを介して車両外部から供給される電力によってバッテリの充電が可能なプラグイン車両に対して電力を供給するプラグイン車両用充電システムであって、
前記プラグイン車両に設けられる車両側装置と、家屋内に設けられる家屋内装置とを有し、
前記車両側装置は、
車両を特定するための車両特定情報が予め記憶された車両側記憶装置と、
車両外部へ情報の送信を行なう車両側送信機と、
所定の送信条件が成立したことに基づいて、前記車両側記憶装置に記憶されている車両特定情報を前記車両側送信機から送信させる送信制御手段とを備え、
前記家屋内装置は、
プラグイン車両への電力供給許可状態と電力遮断状態とを切り替える切り替え装置と、
前記車両側送信機から送信される情報を受信する家屋側受信機と、
その家屋側受信機が受信した情報が予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報であるか否かを判断する登録車両判断手段と、
その登録車両判断手段によって、前記家屋側受信機が受信した情報が予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報であると判断されたことに基づいて、前記切り替え装置を電力供給許可状態とする供給状態制御手段とを備えていることを特徴とする。
この請求項1記載の発明によれば、家屋内に設けられる家屋内装置に、プラグイン車両への電力供給許可状態と電力遮断状態とを切り替える切り替え装置が備えられているので、この切り替え装置が他人に直接操作されることにより電力が盗まれてしまうことが抑制できる。しかも、切り替え装置は、供給状態制御手段によって自動的に電力供給許可状態へと切り替えられるようになっており、その供給状態制御手段が切り替え装置を電力供給許可状態とするのは、車両側送信機が送信した車両特定情報を家屋側受信機が受信し、その受信した車両特定情報が予め登録されたプラグイン車両のものであると判断された場合である。そして、車両側装置が送信する車両特定情報は、プラグイン車両に設けられる車両側記憶装置に予め記憶されている。従って、このプラグイン車両用充電システムの正規利用者は、ICカードなど、電力供給許可状態とするための情報を記憶した媒体を所持する必要が無いことから、利便性もよい。
ここで、車両側送信機から車両特定情報を送信するタイミングとしては、たとえば、請求項2乃至8の態様がある。
請求項2では、前記車両側装置は、前記車両特定情報の送信を指示するためにユーザが操作する車両特定情報送信指示スイッチをさらに備え、前記送信制御手段における送信条件は、前記車両特定情報送信指示スイッチが押されたことであることを特徴とする。
請求項3では、前記車両側装置は、前記充電ケーブル差込口に前記充電ケーブルが差し込まれたことを検出する差込検出手段をさらに備えており、前記送信制御手段における送信条件は、前記差込検出手段によって前記充電ケーブル差込口に前記充電ケーブルが差し込まれたことが検出されたことである。
このようにすれば、充電ケーブルを充電ケーブル差込口に差し込むという充電時に必須の作業を行なうことによって車両特定情報が送信されるので、充電の際の手間が一層少なくなる。
請求項4では、前記家屋内装置は、充電時にプラグイン車両が駐車する範囲に向けてリクエスト信号を送信する家屋側送信機をさらに備え、前記車両側装置は、前記リクエスト信号を受信するための車両側受信機をさらに備え、前記送信制御手段における送信条件は、前記リクエスト信号が前記車両側受信機に受信されたことである。
請求項5は、請求項4において、前記家屋内装置は、前記充電ケーブル差込口に前記充電ケーブルが差し込まれたことを検出する差込検出手段をさらに備えており、その差込検出手段によって充電ケーブルが差し込まれたことが検出されたことに基づいて、前記家屋側送信機からリクエスト信号が送信されることを特徴とする。
このようにしても、充電ケーブルを充電ケーブル差込口に差し込むという充電時に必須の作業を行なうことによって車両特定情報が送信されるので、充電の際の手間が一層少なくなる。
請求項6は、前記車両側装置は、その車両側装置が設けられている車両の位置を検出する位置検出器をさらに備え、前記送信制御手段における送信条件として、前記位置検出器によって検出された車両の位置が予め設定された充電場所であることが含まれていることを特徴とする。
請求項7は、前記車両側装置は、その車両側装置が設けられている車両の停止を判断する停車判断手段をさらに備え、前記送信制御手段における送信条件として、前記停車判断手段によって車両の停止が判断されたことが含まれていることを特徴とする。
請求項8は、前記プラグイン車両のユーザに携帯され、そのユーザの操作に基づいて前記車両側装置へ送信指示信号を送信する車両用携帯機をさらに備えるとともに、前記車両側装置は、前記車両用携帯機からの送信指示信号を受信する車両側受信機をさらに備え、前記車両側受信機が前記送信指示信号を受信したことが、前記送信制御手段における送信条件であることを特徴とする。
また、切り替え装置を電力供給許可状態として充電を開始した後、その切り替え装置を電力遮断状態として充電を終了するタイミングとしては、請求項9乃至14の態様がある。
請求項9は、前記家屋内装置は、前記供給状態制御手段に対して、前記切り替え装置を電力供給許可状態から前記電力遮断状態へ、または、その逆へ切り替えることを指示するためにユーザが操作する切替指示スイッチをさらに備えていることを特徴とする。この切替指示スイッチを備えれば、ユーザの意思により、登録されていないプラグイン車両に対しても充電を許可することが可能となる。従って、友人のプラグイン車両等、ユーザが許可する車両に対してのみ、充電を許可することが可能となる。しかも、切替指示スイッチは、家屋内に設置されるので、他人に操作されてしまうことも防止できる。
請求項10は、前記車両側装置は、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを指示する遮断指示信号を送信させるためにユーザが操作する切替指示送信スイッチをさらに備え、前記送信制御手段は、前記切替指示送信スイッチが操作されたことに基づいて、前記遮断指示信号を前記車両側送信機から送信させ、前記家屋内装置の供給状態制御手段は、前記家屋側受信機によって前記遮断指示信号が受信されたことに基づいて、前記切り替え装置を前記電力遮断状態とすることを特徴とする。
請求項11は、前記家屋内装置は、前記充電ケーブルが前記充電ケーブル差込口に差し込まれているか否かを判断する接続判断手段を備え、前記供給状態制御手段は、前記接続判断手段によって、前記充電ケーブルが前記充電ケーブル差込口に差し込まれていた状態から差し込まれていない状態となったことに基づいて、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを特徴とする。
請求項12は、請求項4において、前記家屋側送信機は、定期的に前記リクエスト信号を送信するようになっており、前記車両側装置の送信制御手段は、前記車両側受信機が前記リクエスト信号を受信している間、前記車両特定情報を前記車両側送信機から定期的に送信させ、前記家屋内装置の供給状態制御手段は、前記車両特定情報が前記家屋側受信機に定期的に受信されている状態から受信できなくなった状態となったことに基づいて、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを特徴とする。
請求項13は、前記供給状態制御手段は、前記切り替え装置を電力供給許可状態としてから、予め設定された一定時間が経過した後に、その切り替え装置を電力遮断状態とすることを特徴とする。
請求項14は、前記車両側装置は、前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出センサをさらに備え、前記送信制御手段は、前記充電状態検出センサによって検出される充電状態が満充電状態であることに基づいて、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを指示する遮断指示信号を前記車両側送信機から送信させ、前記家屋内装置の供給状態制御手段は、前記家屋側受信機によって前記遮断指示信号が受信されたことに基づいて、前記切り替え装置を前記電力遮断状態とすることを特徴とする。
また、請求項15および請求項16のように、車両側装置と前記家屋内装置との間の信号の送受信は、無線であってもよいし、また、有線であってもよい。有線で信号の送受信を行なうと、無線の場合よりも、情報が漏洩してしまう危険を軽減できるとともに、多数組の車両側装置と家屋内装置とが近接して存在していても混信が生じない利点がある。なお、有線の場合、専用の通信線を設けてもよいし、請求項17のように充電ケーブルを利用して信号の送受信を行ってもよい。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。この実施形態のプラグイン車両用充電システムは、図1に示す車両側装置100および携帯機200と、図2に示す家屋内装置300とを備えている。まず、図1を用いて、車両側装置100および携帯機200について説明する。
車両側装置100は、モータを駆動力源として備えた車両であって、充電ケーブルを介して車両外部から電力供給を受けて、モータへ電力を供給するためのバッテリの充電を行なうプラグイン車両に搭載されるものである。
その車両側装置100は、記憶装置102と、送受信機104と、送信指示スイッチ106と、位置検出器108と、充電状態検出センサ110と、制御装置120とを備えている。
記憶装置102は、たとえばEEPROM等の不揮発性メモリであり、この車両側装置100が搭載されているプラグイン車両を特定する車両特定情報が記憶されている。
送受信機104は、記憶装置102や制御装置120から送信されてくる情報を変調して無線によって車両外部へ情報を送信するとともに、外部から送信されてくる電波を受信および復調して、その電波に含まれている信号を取り出す。そして、取り出した信号を制御装置120へ出力する。
送信指示スイッチ106は、請求項の車両特定情報送信指示スイッチおよび遮断指示送信スイッチとして機能するものであり、プラグイン車両の車室内に設けられており、ユーザに操作されることにより、制御装置120に対して、車両特定情報の送信を指示する車両特定情報送信指示信号および電力遮断状態とすることを指示する遮断指示信号を出力する。なお、この送信指示スイッチ106として、車両特定情報送信指示信号のためのスイッチと遮断指示信号のためのスイッチとを別々に設けてもよいし、両者を兼用するスイッチを設けてもよい。両者を兼用するスイッチとする場合には、後述する送信制御手段124は、充電が行なわれていない状態で送信指示スイッチ106からの信号が供給された場合には、その信号を車両特定情報送信指示信号として扱い、充電が行なわれている状態で送信指示スイッチ106からの信号が供給された場合には、その信号を遮断指示信号として扱う。
位置検出器108は、この車両側装置100が搭載されているプラグイン車両の現在位置を検出するものであり、たとえばGPS受信機を備え、そのGPS受信機によって受信された電波に基づいて現在位置を検出する。充電状態検出センサ110は、プラグイン車両に搭載されているバッテリ(図示せず)の充電状態を検出する。
制御装置120は、図示しない内部にCPU、ROM、RAM等を備えており、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、停車判断手段122および送信制御手段124として機能する。
停車判断手段122は、このプラグイン車両の停車を判断するものであり、たとえば、(1)車速がゼロである時間が所定時間継続したこと、(2)シフト位置がPポジションであること、(3)エンジンが停止したこと、(4)イグニッションスイッチがオフとなったこと、(5)乗員の降車を検出した後にドアがロックされたこと、のうち1つまたは複数を停車の判断条件とする。
送信制御手段124は、所定の送信条件が成立したときに、記憶装置102に記憶されている車両特定情報を送受信機104から送信させる。この送信条件としては、(1)送信指示スイッチ106から車両特定情報送信指示信号が供給されたこと、(2)リクエスト信号が送受信機104によって受信されて、制御装置120へそのリクエスト信号が供給されたこと、(3)携帯機200から送信される車両特定情報送信指示信号が送受信機104によって受信され、受信された車両特定情報送信指示信号が制御装置120に供給されたこと、のうちのいずれかとすることができる。また、(4)位置検出器108によって検出された現在位置が予め設定された充電場所(たとえば自宅の駐車場)であること、(5)停車判断手段122によって停車が判断されたこと、のうちのいずれか一方または両方が成立したことを送信条件としてもよい。
なお、前述のように、送信指示スイッチ106が車両特定情報送信指示信号のためのスイッチと遮断指示信号のためのスイッチとを兼用するスイッチである場合、送信制御手段124は、充電が行なわれていない状態であれば、送信指示スイッチからの信号を車両特定情報送信指示信号として扱う。充電が行なわれているか否かは、たとえば、充電ケーブルの電流値を検出することによって行なう。
さらに、送信制御手段124は、送信指示スイッチ106から遮断指示信号が供給された場合、または、充電が行なわれている状態で充電状態検出センサ110によって検出される充電状態が満充電状態となった場合に、遮断指示信号を送受信機104から送信させる。
携帯機200は、プラグイン車両のユーザに携帯されるものであり、その車両のエンジンを始動させるためにも用いられるものである。この携帯機200は、車両側装置100の送受信機104によって受信可能な電波を送信するように構成されており、また、図示しない送信スイッチを備えている。その送信スイッチが押されると、携帯機200から車両特定情報送信指示信号が送信される。この車両特定情報送信指示信号が送受信機104によって受信されると、前述のように、記憶装置102に記憶されている車両特定情報が送受信機104から送信される。
次に、図2を用いて、家屋内装置300の構成を説明する。家屋内装置300は、充電場所に近接した家屋の中、たとえば、プラグイン車両の所有者が住んでいる家の中に設置される。この家屋内装置300は、切り替え装置302と、切替指示スイッチ306と、送受信機308と、制御装置310とを備えている。また、この家屋内装置300が設置されている家屋の外の充電場所付近には、屋外コンセント400が設置される。
切り替え装置302はリレーであり、制御装置310に制御されることにより、家庭内電源線304と屋外コンセント400とを電気的に接続させる電力供給許可状態と、家庭内電源線304と屋外コンセント400とを電気的に切り離す電力遮断状態とに切り替えられる。
切替指示スイッチ306は、制御装置310に対して、切り替え装置302を電力供給許可状態から電力遮断状態へ、または、その逆に、電力遮断状態から電力供給許可状態へと切り替えることを指示するためにユーザが操作するスイッチである。
送受信機308は、制御装置310からリクエスト信号が供給された場合に、そのリクエスト信号を、車両側装置100の送受信機104によって受信可能な周波数帯に変調して送信する。この送信の際の送信出力は、屋外コンセント400に隣接している充電場所を含む範囲にリクエスト信号が届き、且つ、不必要に送信範囲が広くならないように設定される。
また、送受信機308は、車両側装置100の送受信機104から送信される電波を受信可能に構成されており、受信した電波を復調して、その電波に含まれている信号を取り出し、その信号を制御装置310へ供給する。
制御装置310は、図示しない内部にCPU、ROM、RAM等を備えており、RAMの一時記憶機能を利用しつつ、ROMに記憶されたプログラムをCPUが実行することにより、照合手段311、供給状態制御手段312、送信制御手段313、接続判断手段314として機能する。
照合手段311は、請求項の登録車両判断手段に相当するものであり、送受信機308から供給される信号が車両特定情報であるか否かを判断し、さらに、その信号が車両特定情報であると判断した場合には、その車両特定情報が予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報であるか否かを判断する。そして、送受信機308から供給される信号が予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報である場合には、照合可を示す判断結果を供給状態制御手段312に送る。
供給状態制御手段312は、切り替え装置302を、電力供給許可状態から電力遮断状態へ、または、その逆へと切り替える制御を行うものであり、切替指示スイッチ306から信号が供給された場合には、その信号に基づいた制御を行う。また、切り替え装置302が電力遮断状態である場合であって、照合手段311から照合可を示す判断結果が送られてきた場合には、切替指示スイッチ306を電力供給許可状態とする。
また、供給状態制御手段312は、切り替え装置302が電力供給許可状態である場合であって、且つ、次の場合には、切替指示スイッチ306を電力遮断状態とする。(1)送受信機308から供給される信号が遮断指示信号である場合、(2)後述する接続判断手段314から充電ケーブルが抜かれたことを示す信号が供給された場合、(3)送受信機308から定期的にリクエスト信号を送信している場合には、そのリクエスト信号に応答して車両側装置100から送信されてくるべき車両特定情報が受信できなくなった場合、(4)電力供給許可状態としてからの経過時間が一定時間を経過した場合。
また、この供給状態制御手段312は、切り替え装置302が電力遮断状態である場合には、差込検出手段としても機能する。すなわち、切り替え装置302が電力遮断状態である場合には、周期的に短時間だけ切り替え装置302を電力供給許可状態とし、そのときに家庭内電源線304に流れる電流を検出することにより、屋外コンセント400に充電ケーブルが差し込まれたか否かを検出する。そして、充電ケーブルが差し込まれたことを検出した場合には、送信制御手段313へリクエスト信号の送信を指示する信号を出力する。これにより、充電ケーブルが差し込まれたことが検出されたときに、送受信機308からリクエスト信号が送信されることになる。そして、そのリクエスト信号を受信した車両側装置100は車両特定情報を送信することになる。従って、予め登録されているプラグイン車両の場合、充電ケーブルを差し込むだけで充電許可状態となるので便利である。
送信制御手段313は、供給状態制御手段312から、リクエスト信号の送信を指示する信号が供給された場合にリクエスト信号を生成して、送受信機308からそのリクエスト信号を送信させる。なお、これとは異なり、送信制御手段313は、定期的にリクエスト信号を生成して、送受信機308からそのリクエスト信号を送信させるようにしてもよい。
接続判断手段314は、供給状態制御手段312からの信号に基づいて切り替え装置302が電力供給許可状態であるか電力遮断状態であるかを判断し、電力供給許可状態であると判断した場合に、家庭内電源線304に流れる電流を検出することにより、屋外コンセント400に充電ケーブルが差し込まれている状態か否かを判断する。そして、屋外コンセント400に充電ケーブルが差し込まれていた状態から差し込まれていない状態となったと判断した場合、充電ケーブルが抜かれたことを示す信号を供給状態制御手段312へ出力する。
図3は、家屋内装置300の制御装置310が実行する処理のうち、切り替え装置302を電力供給許可状態とする処理を示すフローチャートである。なお、ステップS10、S40は供給状態制御手段312における処理であり、ステップS20、S30は、照合手段311における処理である。
ステップS10では、電力供給許可状態への切り替えを指示する信号が切替指示スイッチ306から入力されたか否かを判断する。この判断が肯定判断である場合にはステップS40へ進み、否定判断である場合にはステップS20へ進む。
ステップS20では、車両特定情報を受信したか否かを判断する。この判断が否定判断である場合には図3の処理を終了する。一方、肯定判断である場合にはステップS30へ進む。ステップS30では、受信した車両特定情報が、予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報であるか否かを判断する。この判断が否定判断である場合にも図3の処理を終了する。一方、肯定判断である場合にはステップS40へ進む。そのステップS40では、切り替え装置302を電力供給許可状態とする。
以上、説明した本実施形態によれば、家屋内に設けられる家屋内装置300に、プラグイン車両への電力供給許可状態と電力遮断状態とを切り替える切り替え装置302が備えられているので、この切り替え装置302が他人に直接操作されることにより電力が盗まれてしまうことが抑制できる。
しかも、切り替え装置302は、供給状態制御手段312によって自動的に電力供給許可状態へと切り替えられるようになっており、その供給状態制御手段312が切り替え装置302を電力供給許可状態とするのは、車両側装置100の送受信機104が送信した車両特定情報を家屋内装置300の送受信機308が受信し、その受信した車両特定情報が予め登録されたプラグイン車両のものであると判断された場合である。そして、車両側装置100が送信する車両特定情報は、プラグイン車両に設けられる記憶装置102に予め記憶されている。従って、このプラグイン車両用充電システムの正規利用者は、ICカードなど、電力供給許可状態とするための情報を記憶した媒体を所持する必要が無いことから、利便性もよい。
また、本実施形態のシステムは、家屋内装置300に、制御装置310に対して、切り替え装置302を電力供給許可状態から電力遮断状態へ、または、その逆に、電力遮断状態から電力供給許可状態へと切り替えることを指示するためにユーザが操作する切替指示スイッチ306が含まれている。従って、登録されていないプラグイン車両であっても、友人のプラグイン車両等、ユーザが許可する車両に対しては、充電を許可することが可能となる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく、次の実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
たとえば、前述の実施形態では、車両側装置100と家屋内装置300との間の信号の送受信を無線によって行っていたが、有線によって両装置100、300の間の信号の送受信を行ってもよい。なお、有線で信号の送受信を行なう場合は、専用の通信線を設けてもよいし、充電ケーブルを利用して信号の送受信を行ってもよい。
また、車両側装置100に、屋外コンセント400に充電用ケーブルが差し込まれたことを検出する差込検出装置を設けてもよい。この差込検出装置としては、たとえば、充電ケーブルの先端に、充電用ケーブルが屋外コンセント400に差し込まれることによって押下されるように配置されたスイッチを用いることができる。また、このように、車両側装置100に差込検出装置を設ける場合、その差込検出装置によって充電ケーブルが屋外コンセント400に差し込まれたことが検出された場合に車両特定情報を送信するようにしてもよい。
実施形態のプラグイン車両用充電システムにおける車両側装置100の構成を携帯機200とともに示す図である。 実施形態のプラグイン車両用充電システムにおける家屋内装置300の構成を示す図である。 家屋内装置300の制御装置310が実行する処理のうち、切り替え装置302を電力供給許可状態とする処理を示すフローチャートである。
符号の説明
100:車両側装置、 102:記憶装置(車両側記憶装置)、 104:送受信機(車両側送信機、車両側受信機)、 106:送信指示スイッチ(車両特定情報送信指示スイッチ、遮断指示送信スイッチ)、 108:位置検出器、 110:充電状態検出センサ、 120:制御装置、 122:停車判断手段、 124:送信制御手段、 200:携帯機、 300:家屋内装置、 302:切り替え装置、 304:家庭内電源線、 306:切替指示スイッチ、 308:送受信機(家屋側送信機、家屋側受信機)、 310:制御装置、 311:照合手段(登録車両判断手段)、 312:供給状態制御手段(差込検出手段)、 313:送信制御手段、 314:接続判断手段、 400:屋外コンセント

Claims (17)

  1. 充電ケーブル差込口に差し込まれた充電ケーブルを介して車両外部から供給される電力によってバッテリの充電が可能なプラグイン車両に対して電力を供給するプラグイン車両用充電システムであって、
    前記プラグイン車両に設けられる車両側装置と、家屋内に設けられる家屋内装置とを有し、
    前記車両側装置は、
    車両を特定するための車両特定情報が予め記憶された車両側記憶装置と、
    車両外部へ情報の送信を行なう車両側送信機と、
    所定の送信条件が成立したことに基づいて、前記車両側記憶装置に記憶されている車両特定情報を前記車両側送信機から送信させる送信制御手段とを備え、
    前記家屋内装置は、
    プラグイン車両への電力供給許可状態と電力遮断状態とを切り替える切り替え装置と、
    前記車両側送信機から送信される情報を受信する家屋側受信機と、
    その家屋側受信機が受信した情報が予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報であるか否かを判断する登録車両判断手段と、
    その登録車両判断手段によって、前記家屋側受信機が受信した情報が予め登録されたプラグイン車両の車両特定情報であると判断されたことに基づいて、前記切り替え装置を電力供給許可状態とする供給状態制御手段とを備えていることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  2. 前記車両側装置は、前記車両特定情報の送信を指示するためにユーザが操作する車両特定情報送信指示スイッチをさらに備え、
    前記送信制御手段における送信条件は、前記車両特定情報送信指示スイッチが押されたことである
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラグイン車両用充電システム。
  3. 前記車両側装置は、前記充電ケーブル差込口に前記充電ケーブルが差し込まれたことを検出する差込検出装置をさらに備えており、
    前記送信制御手段における送信条件は、前記差込検出装置によって前記充電ケーブル差込口に前記充電ケーブルが差し込まれたことが検出されたことである
    ことを特徴とする請求項1に記載のプラグイン車両用充電システム。
  4. 前記家屋内装置は、充電時にプラグイン車両が駐車する範囲に向けてリクエスト信号を送信する家屋側送信機をさらに備え、
    前記車両側装置は、前記リクエスト信号を受信するための車両側受信機をさらに備え、
    前記送信制御手段における送信条件は、前記リクエスト信号が前記車両側受信機に受信されたことである請求項1に記載のプラグイン車両用充電システム。
  5. 請求項4において、
    前記家屋内装置は、前記充電ケーブル差込口に前記充電ケーブルが差し込まれたことを検出する差込検出手段をさらに備えており、
    その差込検出手段によって充電ケーブルが差し込まれたことが検出されたことに基づいて、前記家屋側送信機からリクエスト信号が送信されることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  6. 前記車両側装置は、その車両側装置が設けられている車両の位置を検出する位置検出器をさらに備え、
    前記送信制御手段における送信条件として、前記位置検出器によって検出された車両の位置が予め設定された充電場所であることが含まれていることを特徴とする請求項1に記載のプラグイン車両用充電システム。
  7. 前記車両側装置は、その車両側装置が設けられている車両の停止を判断する停車判断手段をさらに備え、
    前記送信制御手段における送信条件として、前記停車判断手段によって車両の停止が判断されたことが含まれていることを特徴とする請求項1に記載のプラグイン車両用充電システム。
  8. 前記プラグイン車両のユーザに携帯され、そのユーザの操作に基づいて前記車両側装置へ送信指示信号を送信する車両用携帯機をさらに備えるとともに、
    前記車両側装置は、前記車両用携帯機からの送信指示信号を受信する車両側受信機をさらに備え、
    前記車両側受信機が前記送信指示信号を受信したことが、前記送信制御手段における送信条件であることを特徴とする請求項1に記載のプラグイン車両用充電システム。
  9. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記家屋内装置は、前記供給状態制御手段に対して、前記切り替え装置を電力供給許可状態から前記電力遮断状態へ、または、その逆へ切り替えることを指示するためにユーザが操作する切替指示スイッチをさらに備えていることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  10. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記車両側装置は、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを指示する遮断指示信号を送信させるためにユーザが操作する遮断指示送信スイッチをさらに備え、
    前記送信制御手段は、前記切替指示送信スイッチが操作されたことに基づいて、前記遮断指示信号を前記車両側送信機から送信させ、
    前記家屋内装置の供給状態制御手段は、前記家屋側受信機によって前記遮断指示信号が受信されたことに基づいて、前記切り替え装置を前記電力遮断状態とすることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  11. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記家屋内装置は、前記充電ケーブルが前記充電ケーブル差込口に差し込まれているか否かを判断する接続判断手段を備え、
    前記供給状態制御手段は、前記接続判断手段によって、前記充電ケーブルが前記充電ケーブル差込口に差し込まれていた状態から差し込まれていない状態となったことに基づいて、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  12. 請求項4において、
    前記家屋側送信機は、定期的に前記リクエスト信号を送信するようになっており、
    前記車両側装置の送信制御手段は、前記車両側受信機が前記リクエスト信号を受信している間、前記車両特定情報を前記車両側送信機から定期的に送信させ、
    前記家屋内装置の供給状態制御手段は、前記車両特定情報が前記家屋側受信機に定期的に受信されている状態から受信できなくなった状態となったことに基づいて、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  13. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記供給状態制御手段は、前記切り替え装置を電力供給許可状態としてから、予め設定された一定時間が経過した後に、その切り替え装置を電力遮断状態とすることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  14. 請求項1〜8のいずれか1項において、
    前記車両側装置は、前記バッテリの充電状態を検出する充電状態検出センサをさらに備え、
    前記送信制御手段は、前記充電状態検出センサによって検出される充電状態が満充電状態であることに基づいて、前記切り替え装置を電力遮断状態とすることを指示する遮断指示信号を前記車両側送信機から送信させ、
    前記家屋内装置の供給状態制御手段は、前記家屋側受信機によって前記遮断指示信号が受信されたことに基づいて、前記切り替え装置を前記電力遮断状態とすることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
  15. 前記車両側装置と前記家屋内装置との間の信号の送受信が無線で行われることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のプラグイン車両用充電システム。
  16. 前記車両側装置と前記家屋内装置との間の信号の送受信が有線で行われることを特徴とする請求項1乃至14のいずれか1項に記載のプラグイン車両用充電システム。
  17. 請求項16において、前記有線として充電用ケーブルが用いられることを特徴とするプラグイン車両用充電システム。
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