JP2009166479A - 印刷装置および印刷装置の制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】印刷途中で装置本体の振動が所定レベル以上になると、そのときに印刷していた画像をユーザに対して的確に報知する。
【解決手段】画像の印刷中に、加速度判定部702は、加速度センサ80からの検出信号に基づき、所定レベル以上の加速度が検出されると加速度異常と判定する。そして、加速度異常と判定されたときは、表示画像制御部703は、印刷の終了後に、ユーザに対して加速度異常があった旨のメッセージを表示部22に表示するとともに、その加速度異常判定時に印刷していた画像を表示する。
【選択図】図3
【解決手段】画像の印刷中に、加速度判定部702は、加速度センサ80からの検出信号に基づき、所定レベル以上の加速度が検出されると加速度異常と判定する。そして、加速度異常と判定されたときは、表示画像制御部703は、印刷の終了後に、ユーザに対して加速度異常があった旨のメッセージを表示部22に表示するとともに、その加速度異常判定時に印刷していた画像を表示する。
【選択図】図3
Description
この発明は、装置本体の振動を検出する手段を備えた印刷装置および印刷装置の制御方法に関するものである。
ヘッドに設けられたノズルから紙などの記録媒体に向けてインクを吐出して印刷を行う印刷装置が普及している(特許文献1参照)。この特許文献1記載の装置では、ヘッドの振動を検出する機構をヘッドに設けており、所定レベル以上の振動が検出されると、表示部に異常発生を表示するとともに印刷を停止し、紙やインクの無駄を抑制するようにしている。そして、振動が所定レベル以下になると、印刷再開を表示部に表示して、その画像の印刷停止位置から、または、その画像の最初から、印刷を再開している。
ユーザが複数枚の印刷を行う場合、印刷中に他の用事を済ませるために、印刷開始後に印刷装置から離れることはよくある。ところが、上記特許文献1記載の装置では、ユーザの不在中に印刷停止および印刷再開が行われ、全ての印刷終了後にユーザが戻ってきた場合には、振動検出による印刷停止がユーザに報知されないという問題があった。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたもので、印刷途中で装置本体の振動が所定レベル以上になると、そのときに印刷していた画像をユーザに対して的確に報知することができる印刷装置および印刷装置の制御方法を提供することを目的とする。
この発明にかかる印刷装置は、上記目的を達成するため、記録媒体に向けてノズルからインクを吐出して印刷を行う印刷手段と、装置本体に設けられ、装置本体の振動を検出する振動検出手段と、印刷手段による印刷中に振動検出手段により所定レベル以上の振動が検出されると異常と判定する振動判定手段と、振動判定手段により異常と判定されると、印刷終了後に、ユーザに対して異常があった旨を報知するとともに、その異常判定時に印刷していた画像を表示手段に表示する表示制御手段とを備えたことを特徴としている。
このように構成された発明によれば、印刷中に所定レベル以上の振動が検出されて異常と判定されると、印刷終了後に、ユーザに対して異常があった旨が報知されるとともに、その異常判定時に印刷していた画像が表示手段に表示される。したがって、異常判定時にユーザが不在であったとしても、異常判定時に印刷していた画像をユーザに対して的確に報知することができる。
また、再印刷を指示する指示手段をさらに備え、表示制御手段は、異常判定時に印刷していた画像の再印刷を行うか否かの選択を促すメッセージを表示手段に表示し、印刷手段は、指示手段により再印刷が指示されると、異常判定時に印刷していた画像の再印刷を行うとしてもよい。
このように構成された発明によれば、異常判定時に印刷していた画像の再印刷を行うか否かの選択を促すメッセージが表示手段に表示され、再印刷が指示されると、画像の再印刷が行われるため、ユーザが再印刷を行うか否かを選択できる。例えば上記特許文献1記載の装置において、画像の印刷停止位置から印刷が再開された場合に、振動および印刷停止による画質の低下が避けられない。しかしながら、ユーザが再印刷を望む場合には、再度、その画像を呼び出して印刷指示を行わなければならず、手間がかかる。一方、その画像の最初から印刷が再開された場合には、その画質低下をユーザが許容できるときは、用紙およびインクが無駄になる。このように、この発明によれば、上記特許文献1記載の装置に比べて、ユーザによる装置の使い勝手を向上することができる。
また、印刷手段は、ノズルの記録媒体に対する主走査方向への相対移動と主走査方向にほぼ直交する副走査方向への相対移動とを交互に行って、ノズルの主走査方向への相対移動中にインクを吐出して印刷を行うもので、表示制御手段は、異常判定時に印刷していた画像を表示手段に表示する際に、異常判定時のノズルの記録媒体に対する副走査方向における相対位置を画像に重ねて表示するとしてもよい。
このように構成された発明によれば、異常判定時に印刷していた画像を表示手段に表示する際に、異常判定時のノズルの記録媒体に対する副走査方向における相対位置が画像に重ねて表示されるため、ユーザは、印刷中に不在であっても、異常判定時の印刷位置を特定することができる。よって、ユーザは、その位置近傍を調べることにより、画質低下が許容できるものであるか否かを的確に判断することが可能になる。
また、判定手段により異常と判定されると、ノズルのクリーニング処理を行うクリーニング手段をさらに備えたとしてもよい。このように構成された発明によれば、印刷中に異常と判定されると、ノズルのクリーニング処理が行われるため、振動によりノズル詰まりが発生した場合でも、ノズル詰まりを解消することができ、印刷を正常に行うことができる。
また、判定手段により異常と判定されると、ノズルが正常にインクを吐出可能か否かを判定するノズル判定手段と、ノズル判定手段によりノズルが正常にインクを吐出不可能と判定されると、ノズルのクリーニング処理を行うクリーニング手段とをさらに備えたとしてもよい。このように構成された発明によれば、印刷中に異常と判定されると、ノズルが正常にインクを吐出可能か否かが判定され、ノズルが正常にインクを吐出不可能と判定されたときにのみ、ノズルのクリーニング処理が行われる。したがって、不要なクリーニング処理の実行を避けることができるという利点がある。
本発明の方法は、コンピュータで実行されるプログラムとして実現されても良いし、画像圧縮装置として実現されてもかまわない。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は本発明にかかる印刷装置の一実施形態であるフォトプリンタを示す斜視図である。また、図2はフォトプリンタの内部構成の概略を示す図である。このフォトプリンタ10では、プリンタ本体(装置本体)12の内部にはプリント機構部50が内蔵されており、フォトプリンタ10の全体の制御を司るコントローラ70からの動作指令に応じて用紙(記録媒体)Pへの印刷を実行する。そして、こうして印刷された用紙がプリンタ本体12の前面に排紙される。
このプリンタ本体12の前面には、図1に示すように、前面扉14が開閉自在に取り付けられている。この前面扉14はプリンタ本体12の前面を開閉するための蓋である。そして、開状態のときには、プリント機構部50から排紙される用紙Pを受けるための排紙トレイとして機能する。また、プリンタ本体12の前面に設けられた各種のメモリカードスロット16をユーザが利用可能な状態となる。つまり、この状態でユーザは印刷対象となる画像ファイルを記憶したメモリカードMをメモリカードスロット16に差し込むことができる。さらに、この実施形態では、記憶媒体としてメモリカード以外にCD−ROM/R/RW(Compact Disc:コンパクトディスク)やDVD−ROM/R/RW(Digital Versatile Disc:デジタル多用途ディスク)などのディスクDCを利用可能となっている。つまり、プリンタ本体12のベース部分にディスクドライブ13が設けられている。
また、プリンタ本体12の上面には操作パネル20が設けられる一方、プリンタ本体12の上面の奥の一辺に対してカバー30が開閉自在に取り付けられている。このカバー30は、プリンタ本体12の上面を覆うことのできる大きさに成形された樹脂板であり、開状態では操作パネル20の表面を外部に露出する(図1参照)。一方、カバー30が閉状態に閉じられると、操作パネル20全体を覆う。
この操作パネル20には、文字や図形、記号などを表示する例えばLCDディスプレイにより構成された表示部22と、この表示部22の周囲に配置されたボタン群24とを備えている。ボタン群24は、図2に示すように、電源のオンオフを行うための電源ボタン24a、メインメニュー画面を呼び出すためのメニューボタン24b、操作を途中でキャンセルしたり用紙Pへの印刷を途中で中断したりするためのキャンセルボタン24c、用紙Pへの印刷実行を指示するための印刷ボタン24d、メモリカードスロット16に挿入されたメモリカードMにデータ等を保存するための保存ボタン24e、表示部22に表示された複数の選択肢の中から所望の選択肢を選択したりカーソルを移動したりするときに操作される上下左右の各矢印ボタン24f〜24i、この上下左右の各矢印ボタン24f〜24iの中央に配置され各矢印ボタン24f〜24iによって選択されている選択肢に決定したことを指示するためのOKボタン24j、表示部22での画面表示を切り替えるための表示切替ボタン24k、表示部22に表示される左ガイドを選択する左ガイド選択ボタン24l、表示部22に表示される右ガイドを選択する右ガイド選択ボタン24m、排紙トレイとしての機能を備えた前面扉14を開く排紙トレイオープンボタン24nなどで構成されている。
また、表示部22の表示内容を確認するために、カバー30には表示部22と同じ大きさの窓32が設けられている。つまり、カバー30が閉状態にあるときにはユーザはこの窓32を介して表示部22の表示内容を確認することができる。一方、カバー30は開状態のときには、表示部22を図1に示すように好みの角度に調整することが可能となっている。
このようにカバー30を開状態としたときには、操作パネル20に対して斜め後方に傾斜した状態でカバー30は保持され、用紙Pをプリント機構部50へ供給するためのトレイとして利用可能となっている。また、操作パネル20の奥には、プリント機構部50の給紙口58が設けられるとともに、ガイド幅が用紙の幅に合うように左右方向にスライド操作される一対の用紙ガイド59が設けられている。
そして、給紙口58を介して用紙Pがプリント機構部50に送り込まれて印刷が実行される。このプリント機構部50では、図2に示すように、タイミングベルト51が左右方向(主走査方向X)にループ状に架け渡されており、ベルトローラ60の駆動によりタイミングベルト51が回転すると、タイミングベルト51に固定されたキャリッジ53がガイド52に沿って左右に往復動する。このキャリッジ53には、紙端検出センサ57が設けられ、用紙Pの左右端や上下端を検出する。つまり、紙端検出センサ57は、給紙口58にセットされた用紙に対して印刷前にキャリッジ53が左右方向に走査したときにその用紙の左右端を検出して用紙幅の認識を可能にしたり、印刷途中で用紙の後端を検出して用紙長さの認識を可能にしたりする。
また、このキャリッジ53には、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラック等の各色のインクを個別に収容したインクカートリッジ54が搭載され、キャリッジ53の下面には印刷ヘッド55が設けられている。これらのインクカートリッジ54はそれぞれ印刷ヘッド55に接続されている。そして、印刷ヘッド55はインクカートリッジ54からのインクに圧力をかけて下面のノズルから用紙Pに向かってインクを吐出する。この実施形態では、印刷ヘッド55は圧電素子に電圧をかけることにより該圧電素子を変形させてインクを加圧する方式を採用しているが、発熱抵抗体(例えばヒータなど)に電圧をかけインクを加熱して発生した気泡によりインクを加圧する方式を採用してもよい。こうして印刷された用紙Pは搬送ローラ56によって副走査方向Yに搬送され、開状態の前面扉(排紙トレイ)14へ送り出される。また、左右に往復移動するキャリッジ53の待機位置が右端に設けられ、この待機位置の下方には、キャリッジ53の下面に露出する印刷ヘッド55のノズルを覆うキャップ61と、印刷ヘッド55の各ノズル内の増粘インクをキャップ61を介して吸引廃棄するインク吸引機構62とが設けられている。
また、図示を省略しているものの、プリンタ本体12の背面にはバッテリパックを装着可能となっており、商用電源に接続しなくとも本プリンタ10をバッテリにより動作させることが可能となっている。この点および本プリンタ10がホストコンピュータに接続しなくても使用することができるスタンドアロンプリンタとなっている点により、本プリンタ10は持ち運び容易でどこでも使用できるようになっている。また、プリンタ本体12の内部適所に、加速度センサ80(図3参照)が設けられている。
図3はフォトプリンタの電気的構成の要部を示すブロック図である。コントローラ70は、図3に示すように、CPU71を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、各種処理プログラムや各種データや各種テーブルなどを記憶したROM72と、一時的にデータを記憶するRAM73と、電気的に書き換え可能で電源を切ってもデータは保持されるフラッシュメモリ74と、表示部22に描画すべき画像のデータを格納するグラフィックスメモリ76とを備え、これらはシステムバス77を介して互いに信号のやり取りが可能なように接続されている。このコントローラ70に対して、図2に示すように、メモリカードMやディスクDCの画像ファイルなどが入力されるほか、プリント機構部50のセンサ57からの検出信号や操作パネル20のボタン群24からの指令信号が入力される。また、コントローラ70は、メモリカードMに画像やデータなどを保存するほか、プリント機構部50の印刷ヘッド55への制御信号や操作パネル20の表示部22への制御信号を出力する。
本フォトプリンタは加速度センサ80を備えており、加速度センサ80によりフォトプリンタに加えられた振動を検出する。加速度センサ80は、3方向(この実施形態では例えば、主走査方向X、副走査方向Yおよび鉛直方向Z)の加速度を検出するもので、各方向の加速度値に応じた検出信号をコントローラ70に送出する。プリント機構部50のクリーニング機構63は、キャップ61、インク吸引機構62等から構成され、印刷ヘッド55のノズルのクリーニングを行うものである。
CPU71のユーザ・インタフェース(UI)入力部701は、ユーザのボタン群24に対するスイッチ操作に基づく種々の指令信号を受けて、他の機能ブロックに必要な情報を送出する。加速度判定部702は、加速度センサ80からの検出信号に基づき、所定レベル以上の加速度が検出されると加速度異常と判定する。表示画像制御部703は、UI入力部701からの情報や、メモリカードMからのデータなどに基づき、表示部22の表
示内容を制御する。また、表示画像制御部703は、印刷の実行中に加速度判定部702により加速度異常と判定されると、ユーザに対する各種のメッセージを表示する。また、表示画像制御部703は、印刷の実行中に加速度判定部702により加速度異常と判定されると、印刷終了後に、加速度異常があった旨をユーザに報知し、加速度異常判定時に印刷していた画像を表示部22に表示するとともに、その画像の再印刷を行うか否かの選択をユーザに促す。
示内容を制御する。また、表示画像制御部703は、印刷の実行中に加速度判定部702により加速度異常と判定されると、ユーザに対する各種のメッセージを表示する。また、表示画像制御部703は、印刷の実行中に加速度判定部702により加速度異常と判定されると、印刷終了後に、加速度異常があった旨をユーザに報知し、加速度異常判定時に印刷していた画像を表示部22に表示するとともに、その画像の再印刷を行うか否かの選択をユーザに促す。
レイアウト生成部704は、UI入力部701からの情報や、メモリカードMからのデータなどに基づき、印刷のためのレイアウトデータを生成し、印刷処理部705に送出する。印刷処理部705は、レイアウト生成部704からのレイアウトデータを印刷データに変換し、プリント機構部50の動作を制御して、印刷処理を実行する。すなわち、ベルトローラ60の駆動を制御してキャリッジ53を主走査方向Xに往復移動させつつ、印刷ヘッド55の駆動を制御してノズルからインクを吐出させる。また、キャリッジ53の主走査方向Xにおける往動または復動の終了(パス)ごとに、搬送ローラ56の駆動を制御して用紙Pを所定距離ずつ副走査方向Yに搬送する。また、印刷処理部705は、加速度判定部702により加速度異常と判定されると、そのパスの終了後に、印刷ヘッド55からのインク吐出を停止し、キャリッジ53を待機位置に停止させる。また、レイアウト生成部704および印刷処理部705は、ボタン群24に対する操作によって、加速度異常判定時に印刷していた画像の再印刷が指示されると、その画像の再印刷のための制御を行う。
ノズル判定部706は、加速度判定部702により加速度異常と判定されると、印刷ヘッド55のノズルからのインク吐出が正常か否かを判定するもので、この実施形態では例えば、セイコーエプソン株式会社製のインクジェットプリンタPX−20000に採用されている自動ノズルチェックシステムと同様に、電圧制御により自動的にドット抜けをチェックしている。
クリーニング制御部707は、クリーニング機構63の動作を制御するもので、フォトプリンタ10の起動時や、新たなインクカートリッジ54が装着されたときなどに、印刷ヘッド55をキャップ61によってキャッピングし、インク吸引機構62によってインク吸引を行うことによりノズルのクリーニング処理を行う。また、クリーニング制御部707は、ノズル判定部706によりドット抜けがあると判定されると、ノズルのクリーニング処理を行う。
このように、この実施形態では、ボタン群24が本発明の「指示手段」に相当し、加速度センサ80が本発明の「振動検出手段」に相当し、加速度判定部702が本発明の「判定手段」に相当し、表示画像制御部703が本発明の「表示制御手段」に相当し、ノズル判定部706が本発明の「ノズル判定手段」に相当する。また、印刷処理部705およびプリント機構部50が本発明の「印刷手段」を構成し、クリーニング制御部707およびクリーニング機構63が本発明の「クリーニング手段」を構成する。
図4は印刷動作手順を示すフローチャート、図5〜図9は表示部22に表示される表示画面の一例を示す図である。図4において、ボタン群24に対する操作などによって、印刷する画像や枚数がユーザによって指定されると(ステップS10)、印刷が開始される(ステップS12)。そして、加速度判定部702により加速度異常と判定されたか否かが判別され(ステップS14:判定工程)、加速度異常判定がなければ(ステップS14でNO)、キャリッジ53の主走査方向Xにおける往動または復動の終了(パス)ごとに、パスカウント値が更新されて(ステップS16)、印刷が継続され(ステップS18)、ステップS10でユーザによって指定された印刷が終了するまで(ステップS20でNO)、ステップS14に戻って以上の手順が繰り返される。すなわち、1枚の用紙Pに対する印刷が終了すると、パスカウント値が0にリセットされるとともに排紙され、次の用紙Pが給送されると、その用紙Pに対する印刷が開始される。
一方、印刷中に、加速度異常判定がなされると(ステップS14でYES)、そのパス終了後にインク吐出が停止され、キャリッジ53は待機位置に戻って停止するとともに、例えば図5に示すメッセージが表示部22に表示される(ステップS24)。そして、現在印刷中の画像および現在のパスカウント値がRAM73に記憶され(ステップS26)、加速度異常が続いている間は待機し(ステップS28でYES)、加速度異常が解消されると(ステップS28でNO)、ノズル判定部706によりノズルチェックが行われるとともに、例えば図6に示すメッセージが表示部22に表示される(ステップS30)。
そして、ノズルが正常であれば(ステップS30でYES)、ステップS14に戻って印刷が再開されるとともに、例えば図7に示すメッセージが表示部22に表示される一方、正常でなければ(ステップS30でNO)、ノズルのクリーニング処理が行われるとともに、例えば図8に示すメッセージが表示部22に表示されて(ステップS34)、ステップS30に戻って、以上の手順が繰り返される。なお、ステップS30,S32,S34の繰り返しの回数が所定回数に達すると、その旨を表示部22に表示して、フォトプリンタ10の動作を停止するようにしてもよい。
そして、ステップS10でユーザによって指定された印刷が終了すると(ステップS20でYES)、印刷の途中で加速度異常があったか否かが判別され(ステップS22)、なければ(ステップS22でNO)、このルーチンを終了する。一方、印刷の途中で加速度異常があったときは(ステップS22でYES)、ステップS26で記憶した画像およびパスカウント値に基づき、例えば図9に示すように、印刷中に加速度異常があった旨が報知され、加速度異常が発生したときに印刷していた画像22aおよびパス22bが表示部22に表示されるとともに、再印刷を行うか否かの選択を促すメッセージが表示される(ステップS36:表示制御工程)。
そして、ボタン群24の操作などによって再印刷が指示されると(ステップS38でYES)、その画像の再印刷が行われてステップS42に進む一方(ステップS40)、再印刷不要の指示があれば(ステップS38でNO)、加速度異常が発生したときに印刷していた画像が他にあるか否かが判別され(ステップS42)、あれば(ステップS42でYES)、ステップS36に戻って以上のステップが繰り返される一方、他になければ(ステップS42でNO)、このルーチンを終了する。
以上説明したように、この実施形態によれば、印刷中に加速度異常と判定されたときは、印刷の終了後に、ユーザに対して加速度異常があった旨のメッセージを表示部22に表示するとともに、その加速度異常判定時に印刷していた画像22aを表示している。したがって、ユーザが加速度異常判定時に不在であったとしても、ユーザに対して加速度異常判定時の画像を的確に報知することができる。
また、この実施形態によれば、加速度異常判定時に印刷していた画像の再印刷を行うか否かの選択を促すメッセージを表示部22に表示し、ボタン群24の操作により再印刷が指示されると、その画像の再印刷を行うようにしているため、ユーザは、加速度異常判定時の画像の再印刷を容易に行うことができる。また、画質低下をユーザが許容できるときは、再印刷を行わないことにより、用紙およびインクの無駄を防止できる。これによってフォトプリンタ10の使い勝手を向上することができる。
また、この実施形態によれば、加速度異常判定時に印刷していた画像22aを表示部22に表示する際に、パスカウント値に基づきパス22bを画像22aに重ねて表示してい
るため、ユーザは、印刷中に不在であっても、加速度異常判定時の印刷位置を特定することができる。よって、ユーザは、その位置近傍を調べることにより、画質低下が許容できるものであるか否かを的確に判定することが可能になる。
るため、ユーザは、印刷中に不在であっても、加速度異常判定時の印刷位置を特定することができる。よって、ユーザは、その位置近傍を調べることにより、画質低下が許容できるものであるか否かを的確に判定することが可能になる。
また、この実施形態によれば、印刷中に加速度異常と判定されると、ノズルのクリーニング処理が行われるため、加速度によりノズル詰まりが発生した場合でも、ノズル詰まりを解消することができ、印刷を正常に行うことができる。また、この実施形態によれば、ノズル判定部706によりノズルチェックを行い、ノズルが正常でないと判定されたときのみ、ノズルのクリーニング処理を行っているため、不要なクリーニング処理の実行を避けることができるという利点がある。
なお、本発明は上記した実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて上述したもの以外に種々の変更を行うことが可能である。例えば上記実施形態では、ノズル判定部706によりノズルチェックを行い、ノズルが正常でないと判定されたときのみ、ノズルのクリーニング処理を行っているが、これに限られない。例えば、ノズルチェックを行うことなく、ノズルのクリーニング処理を行うようにしてもよい。この場合には、ノズル判定部706が不要になる。また、ノズル判定部706のノズルチェック方法も、上記実施形態に限られず、他の方法で行うようにしてもよい。
また、上記実施形態では、加速度異常の判定時に、そのパスの終了後にインク吐出を停止している。したがって、印刷再開時の位置を容易に特定することができる。しかし、これに限られず、パスの途中であっても加速度異常と判定されると、即座にインク吐出を停止するようにしてもよい。これによって、印刷不良の発生をより確実に防止することができる。なお、この場合には、主走査方向Xにおけるインク吐出の停止位置をRAM73に記憶しておけば、印刷再開時の位置を特定することが可能になる。
また、上記実施形態では、クリーニング処理は、主に増粘インクおよびインク経路内の気泡の排出を目的として印刷ヘッド55をキャップ61によりキャッピングした後インク吸引機構62によりノズルからインクを吸引する吸引処理としているが、これに限られない。例えば、クリーニング処理は、ゴムのワイパーでヘッド表面に付着したインクを拭き取るワイピング処理、スポンジ等を用いて同じくヘッド表面に付着したインクを拭き取るラビング処理、キャップ61または非印刷領域に所定量のインクを空吐出するフラッシング処理(吐出処理)等としてもよい。また、これらを組み合わせてもよい。例えば、1回目のクリーニング処理はフラッシング処理とし、2回目のクリーニング処理は吸引機構62による吸引処理としてもよい。
また、上記実施形態では、加速度センサにて振動の検出をしているが、振動のレベルを検出できるセンサはいろいろな種類のセンサ(例えば光ファイバを利用したものや、弦の振動を利用したもの、磁石を利用したもの、ジャイロを利用したものなど)が公知であるので、加速度センサ以外のセンサを使用した形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることは明らかである。
24…ボタン群(指示手段)、50…プリント機構部(印刷手段)、55…印刷ヘッド、63…クリーニング機構(クリーニング手段)、80…加速度センサ(振動検出手段)、702…加速度判定部(判定手段)、703…表示画像制御部(表示制御手段)、705…印刷処理部(印刷手段)、706…ノズル判定部(ノズル判定手段)、707…クリーニング制御部(クリーニング手段)
Claims (6)
- 記録媒体に向けてノズルからインクを吐出して印刷を行う印刷手段と、
装置本体に設けられ、前記装置本体の振動を検出する振動検出手段と、
前記印刷手段による印刷中に前記振動検出手段により振動が検出されると異常と判定する判定手段と、
前記判定手段により異常と判定されると、印刷終了後に、ユーザに対して異常があった旨を報知するとともに、その異常判定時に印刷していた画像を表示手段に表示する表示制御手段と
を備えたことを特徴とする印刷装置。 - 再印刷を指示する指示手段をさらに備え、
前記表示制御手段は、前記異常判定時に印刷していた画像の再印刷を行うか否かの選択を促すメッセージを前記表示手段に表示し、
前記印刷手段は、前記指示手段により再印刷が指示されると、前記異常判定時に印刷していた画像の再印刷を行う請求項1に記載の印刷装置。 - 前記印刷手段は、前記ノズルの前記記録媒体に対する主走査方向への相対移動と前記主走査方向にほぼ直交する副走査方向への相対移動とを交互に行って、前記ノズルの前記主走査方向への相対移動中に前記インクを吐出して印刷を行うもので、
前記表示制御手段は、前記異常判定時に印刷していた画像を前記表示手段に表示する際に、前記異常判定時の前記ノズルの前記記録媒体に対する前記副走査方向における相対位置を前記画像上に表示する請求項1に記載の印刷装置。 - 前記判定手段により異常と判定されると、前記ノズルのクリーニング処理を行うクリーニング手段をさらに備えた請求項1に記載の印刷装置。
- 前記判定手段により異常と判定されると、前記ノズルが正常に前記インクを吐出可能か否かを判定するノズル判定手段と、
前記ノズル判定手段により前記ノズルが正常に前記インクを吐出不可能と判定されると、前記ノズルのクリーニング処理を行うクリーニング手段と
をさらに備えた請求項1に記載の印刷装置。 - 記録媒体に向けてノズルからインクを吐出する印刷の実行中に、振動が検出されると異常と判定する判定工程と、
前記判定工程において異常と判定されると、前記印刷の終了後に、ユーザに対して異常があった旨を報知するとともに、その異常判定時に印刷していた画像を表示手段に表示する表示制御工程と
を備えたことを特徴とする印刷装置の制御方法。
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