JP2009178122A - 乗用型田植機 - Google Patents

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Abstract

【課題】前輪デフ機構をデフロック作動しようとしていないにも関わらず作業者の意思とは無関係に前輪デフ機構がデフロック作動することを防止し、苗植付作業の作業性を向上できる乗用型田植機を実現する。
【解決手段】乗用型田植機において、格納位置Aと作業位置Dとに位置変更可能な操作具60を備え、格納位置Aと作業位置Dとの間に中間位置Cを設定し、中間位置Cと作業位置Dとの間で、前輪デフ機構40がデフロック状態に操作されるように構成する。
【選択図】図12

Description

本発明は、機体の前部に格納した格納位置と、格納位置から前方に移動し地上から操作可能な作業位置とに位置変更可能な操作具を備えた乗用型田植機に関する。
従来の技術としては、例えば特許文献1に開示されているように、前方へ突出状に配置した使用位置と上方へ立ち上げ状に配置した不使用位置との間で回動自在なアーム体(特許文献1の図1の75)と、走行部に設けられたデフ機構(特許文献1の図4の51)とを備え、アーム体の不使用位置から使用位置への回動動作に連動して、デフ機構がデフロック作動するように構成された乗用型田植機が知られている。
特開2004−121125号公報(図1、図4及び図6参照)
特許文献1の乗用型田植機では、アーム体が、デフロック機構(特許文献1の図4の52)の操作軸(特許文献1の図4の53)を回動させる連動アーム(特許文献1の図4の58)に、アーム連係ワイヤ(特許文献1の図6の90)を介して連係されている。そのため、アーム体を不使用位置から使用位置側に回動させると、アーム体の操作位置に関わらずアーム連係ワイヤが引き操作されて、アーム体の回動動作がデフロック機構の操作軸に伝達される。すなわち、アーム体の回動範囲の不使用位置以外の略全域でデフ機構がデフロック作動するように構成されている。
特許文献1の乗用型田植機のように、アーム体の回動範囲の不使用位置以外の略全域でデフ機構がデフロック作動すると、例えば、アーム体を用いた畦越え作業の終了後に作業者の不注意等によりアーム体をきちんと格納せずにアーム体が不使用位置から前方に倒れた状態で苗植付作業を行った場合や、アーム体を作業者が意図的に不使用位置から前方に倒した状態で苗植付作業を行った場合等において、作業者がデフ機構をデフロック作動しようとしていないにも関わらず、作業者の意思とは無関係にデフ機構がデフロック作動し、苗植付作業の作業性が悪くなるおそれがあった。
本発明は、作業者が前輪デフ機構をデフロック作動しようとしていないにも関わらず、作業者の意思とは無関係に前輪デフ機構がデフロック作動することを防止し、苗植付作業の作業性を向上できる乗用型田植機を実現することを目的とする。
[I]
(構成)
本発明の第1特徴は、乗用型田植機を次のように構成することにある。
機体の前部に格納した格納位置と、前記格納位置から前方に移動し地上から操作可能な作業位置とに位置変更可能な操作具を備え、前記格納位置と前記作業位置との間に中間位置を設定し、前記中間位置と前記作業位置との間で、前輪デフ機構がデフロック状態に操作されるように構成してある。
(作用)
本発明の第1特徴によると、格納位置と中間位置との間に操作具を位置変更した状態で、前輪デフ機構がデフ作動状態に操作されたままの状態を維持できる。これにより、例えば操作具を用いた畦越え作業の終了後に作業者の不注意等により操作具をきちんと格納せずに操作具が格納位置から前方に位置変更した状態で苗植付作業を行った場合や、操作具を作業者が意図的に格納位置から前方に位置変更した状態で苗植付作業を行った場合等において、作業者が前輪デフ機構をデフロック作動しようとしていないにも関わらず、作業者の意思とは無関係に前輪デフ機構がデフロック作動することを防止できる。
例えば、噛み合い式の機構により前輪デフ機構をデフロック作動させようとした場合において、比較的頻繁に操作具を操作する位置の近くに、噛み合い式の機構が噛み合う位置があると、中途半端な噛み合い状態が現出されて、噛み合い式の機構の噛み合い不具合が発生するおそれがある。
本発明の第1特徴によると、畦越え作業及び苗植付作業において操作具を比較的頻繁に操作する位置(作業位置及び格納位置)から離れた位置(中間位置)に、前輪デフ機構のデフロック作動への切り換え位置を位置させることができる。これにより、例えば噛み合い式の機構により前輪デフ機構をデフロック作動させようとした場合において、中途半端な噛み合い状態が現出され難くなって、噛み合い式の機構の噛み合い不具合の発生を防止できる。
(発明の効果)
本発明の第1特徴によると、操作具により前輪デフ機構をデフロック作動可能に構成することで、畦越え作業時の操作具の操作性を向上しながら、好適に前輪デフ機構をデフロック作動させることができ、苗植付作業の作業性を向上できる。
[II]
(構成)
本発明の第2特徴は、本発明の第1特徴の乗用型田植機において、次のように構成することにある。
前記操作具とは別のデフロック操作具を運転部のフロアに備え、前記デフロック操作具により前記前輪デフ機構がデフロック状態に操作されるように構成してある。
(作用)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第2特徴によると、デフロック操作具により運転部のフロア上で前輪デフ機構のデフロック状態及びデフ作動状態を切り換えることができる。これにより、デフロック操作具をデフ作動状態に切り換えているにも関わらず、作業者の意思とは無関係に前輪デフ機構がデフロック作動することを防止しながら、運転部においてはデフロック操作具により、地上からは操作具により、それぞれ別々に、前輪デフ機構の状態を切り換えることができる。
(発明の効果)
本発明の第2特徴によると、本発明の第1特徴と同様に前項[I]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第2特徴によると、苗植付作業を支障なく行うことができ、苗植付作業の作業性を向上できる。
[III]
(構成)
本発明の第3特徴は、本発明の第2特徴の乗用型田植機において、次のように構成することにある。
前記デフロック操作具の動作が前記操作具側に伝達されるのを阻止する阻止手段を備えてある。
(作用)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第3特徴によると、デフロック操作具を操作しても、阻止手段によりデフロック操作具の動作の操作具側への伝達が阻止されて、運転部においてデフロック操作具を操作することにより操作具の位置が変更されることを防止できる。これにより、苗植付作業中に操作具の位置が変更されて、操作具が走行や作業等の妨げになることを防止できる。
(発明の効果)
本発明の第3特徴によると、本発明の第2特徴と同様に前項[II]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第3特徴によると、苗植付作業の作業性を更に向上できる。
[IV]
(構成)
本発明の第4特徴は、本発明の第1〜第3特徴の乗用型田植機において、次のように構成することにある。
前記操作具に、植付走行時の照準となる照準部材を備えてある。
(作用)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のいずれか一つと同様に前項[I]〜[III]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第4特徴によると、操作具を格納位置から前方に位置変更すると、操作具に備えられた照準部材が、運転部の作業者から遠く低い位置に位置することになり、照準部材による植付走行時の照準合わせが行い易くなる。この場合、操作具を格納位置から前方に位置変更しても、格納位置と中間位置との間に操作具を位置変更した状態では、前輪デフ機構はデフ作動状態に操作されたままの状態であるので、操作具を格納位置から前方に位置変更することにより前輪デフ機構がデフロック作動することもない。
(発明の効果)
本発明の第4特徴によると、本発明の第1〜第3特徴のいずれか一つと同様に前項[I]〜[III]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第4特徴によると、照準部材により苗植付作業を精度よく行うことができ、苗植付作業の作業性を更に向上できる。
[V]
(構成)
本発明の第5特徴は、本発明の第1〜第4特徴の乗用型田植機において、次のように構成することにある。
前記操作具に、機体を停止させる機体停止スイッチを備えてある。
(作用)
本発明の第5特徴によると、本発明の第1〜第4特徴のいずれか一つと同様に前項[I]〜[IV]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第5特徴によると、機体停止スイッチを操作することで、地上から操作具を操作しながら機体を停止させることができる。これにより、操作具の操作性を更に向上できる。
(発明の効果)
本発明の第5特徴によると、本発明の第1〜第4特徴のいずれか一つと同様に前項[I]〜[IV]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第5特徴によると、操作具を用いての畦越え作業の作業性を更に向上できる。
[VI]
(構成)
本発明の第6特徴は、本発明の第1〜第5特徴の乗用型田植機において、次のように構成することにある。
地上から前記作業位置における操作具を下方に向けて押圧することにより、前記操作具を介して機体の前部を押し下げ操作可能に構成してある。
(作用)
本発明の第6特徴によると、本発明の第1〜第5特徴のいずれか一つと同様に前項[I]〜[V]に記載の「作用」を備えており、これに加えて以下のような「作用」を備えている。
本発明の第6特徴によると、操作具を下方に向けて押圧することで、機体の前部の浮き上がりを防止しながら機体を安定させて、畦越え作業を行うことができる。
(発明の効果)
本発明の第6特徴によると、本発明の第1〜第5特徴のいずれか一つと同様に前項[I]〜[V]に記載の「発明の効果」を備えており、これに加えて以下のような「発明の効果」を備えている。
本発明の第6特徴によると、操作具を用いての畦越え作業の作業性を更に向上できる。
[乗用型田植機の全体構成]
図1〜図3に基づいて乗用型田植機の全体構成について説明する。図1は、乗用型田植機の全体側面図であり、図2は、乗用型田植機の全体平面図であり、図3は、乗用型田植機の全体正面図である。
図1〜図3に示すように、右及び左に操向操作自在な前輪1及び後輪2で支持された機体に、運転座席3を備えた運転部4が配置されている。機体の後部に平行4連式のリンク機構5を介して4条植え仕様の苗植付装置6が昇降自在に連結されており、リンク機構5を昇降駆動する油圧シリンダ7が備えられて、乗用型田植機が構成されている。
苗植付装置6は所定のストロークで往復横送り駆動される苗のせ台8、植付伝動ケース9、植付伝動ケース9の後部で回転駆動される回転ケース10、回転ケース10に支持された一対の植付爪11、及び複数のフロート12等を備えて構成されており、回転ケース10の回転によって、植付爪11が苗のせ台8の下部から交互に苗を取り出して田面に植え付けるように構成されている。
運転座席3の前側、運転座席3の右側及び左側に亘ってフロア13が形成されて、フロア13の前部にエンジンEが配置されている。エンジンEを覆う開閉式の前部ボンネット14、エンジンEの後部に配置された後部ボンネット15、及びエンジンEの上部に配置された上部パネル16が備えられており、前輪1を右及び左に操向操作する操縦ハンドルHが上部パネル16に配置されている。
前部及び後部ボンネット14,15の右側部及び左側部にステップ部17が配置されて、フロア13に右側及び左側のステップ部17がつながるように構成されている。右側及び左側のステップ部17の右側部及び左側部には、複数の予備苗のせ台18が配設されている。
[乗用型田植機の伝動構造]
図1〜図6に基づいて乗用型田植機の伝動構造について説明する。図4は、乗用型田植機前部の側面図であり、図5は、ブレーキペダル27の連係構造を説明する概略平面図であり、図6は、ミッションケース20の断面図である。
図1及び図4に示すように、後部ボンネット15の後側の下側にミッションケース20が配置され、ミッションケース20から左右に前車軸ケース21が延出されて、右側及び左側の前車軸ケース21の端部に右側及び左側の前輪1が操向自在に支持されている。ミッションケース20後部の左右両側部には、右側及び左側のスイングケース22が左右向きの軸心周りで上下に揺動自在に支持されており、このスイングケース22の後端部に、後車軸ケース23が連結されて、右側及び左側の後車軸ケース23の端部に右側及び左側の後輪2が支持されている。
前進側及び後進側に無段階に変速自在な静油圧式無段変速装置24が、ミッションケース20上部の左側面に連結されており、エンジンEの動力がベルト伝達機構25を介して静油圧式無段変速装置24に伝達されている。ベルト伝達機構25には、ベルトテンション式の主クラッチ26が装備されており、この主クラッチ25により、エンジンEから静油圧式無段変速装置24への動力の伝達を遮断できる。
ミッションケース20の内部には、ブレーキ装置19が配置され、このブレーキ装置19により左右の前輪1、及び左右の後輪2に制動を掛けることができる(静油圧式無段変速装置24からの動力が左右の前輪1に伝達されて、左右の後輪2に伝達される四輪駆動構造であるので、ブレーキ装置19により右側及び左側の後輪2に制動を掛けると、右側及び左側の前輪1にも制動が掛かる)。
図2及び図3に示すように、フロア13の右側(後部ボンネット15の右側)に、ブレーキペダル27が配設されている。ブレーキペダル27には、機体前方から人為的に操作可能な降車用操作レバー28が機体前側に延出されている。
図5に示すように、降車用操作レバー28には、平面視コ字状の係合部材28aが前後方向に沿って固定されており、降車用操作レバー28の横側に位置するステップ部17には、左右に揺動操作可能なロックレバー29が装備されている。これにより、ブレーキペダル27を踏み操作した状態でロックレバー29を降車用操作レバー28の係合部材28aに係合させることにより、降車用操作レバー28を前側に揺動操作した状態(ブレーキペダル27を踏み操作した状態)で保持できる。
ブレーキペダル27の左側部には、弾性バネ27aが装備されており、この弾性バネ27aによりブレーキペダル27が上方に付勢されている。ブレーキペダル27の左側端部には、アーム27bが固定されており、このアーム27bが、左右軸心周りで揺動自在に支持された主クラッチ26のテンションアーム26aに、連係ロッド38を介して連係されている。これにより、ブレーキペダル27を踏み操作すると、ブレーキペダル27に機械的に連係された主クラッチ26が伝動遮断側に操作される。
ミッションケース20の内部に配設されたブレーキ装置19から、上向きにブレーキ装置19を操作する操作軸19aが延出されており、この操作軸19aに操作アーム19bが上下向きの軸心周りで揺動自在に固定されている。ブレーキペダル27の左右中央部には、アーム27cが固定されており、このアーム27cに連係ロッド39等を介して操作アーム19bが連係されている。これにより、ブレーキペダル27を踏み操作すると、ブレーキペダル27に機械的に連係されたブレーキ装置19が制動側に操作される。
図6に示すように、ミッションケース20には、第1伝動軸30が回動自在に支持されており、この第1伝動軸30に、静油圧式無段変速装置24の出力軸24aが、スプライン構造により一体回転可能に外嵌されている。ミッションケース20には、第2伝動軸31が回動自在に支持されており、この第2伝動軸31に、高速ギア31a及び低速ギア31bが一体回動可能に固定されている。
第1伝動軸30には、伝動ギア30aが一体形成されており、この伝動ギア30aが第2伝動軸31に外嵌された高速ギア31aと咬合されて、第1伝動軸30からの動力が第2伝動軸31に伝達されるように構成されている。
ミッションケース20及び左右の前車軸ケース21に亘って右側及び左側の車軸32が支持されている。右側の車軸32には、筒軸33が回動自在に外嵌されており、この筒軸33に、大径ギア及び小径ギアを備えたシフトギア34が、スプライン構造により一体回転可能でかつスライド自在に外嵌されている。これにより、シフトギア34が、低速ギア31bに咬合させる植付走行位置(低速)と、高速ギア31aに咬合させる路上走行位置(高速)と、中立位置にスライド操作可能に支持されている。
シフトギア34は、運転座席3の左横側に備えられた副変速レバー35と機械的に連係されており(図1及び図2参照)、この副変速レバー35によりシフトギア34を植付走行位置(低速)、路上走行位置(高速)及び中立位置にスライド操作できるように構成されている。
筒軸33には、駆動プロケット36がスプライン構造により一体回動可動に外嵌されており、この駆動スプロケット36からの動力が伝動チェーン37を介して後車軸ケース22に伝達される。後車軸ケース22に伝達された動力はベベルギア機構(図示せず)(後輪デフ機構は備えられていない)を介して、右側及び左側の後輪2に伝達されるように構成されており、湿式多板型のサイドクラッチ(図示せず)が、ベベルギア機構と右側の後輪2との間、及びベベルギア機構と左側の後輪2との間に備えられている。
前輪デフ機構40は、駆動スプロケット36に連動連結されたケース40aと、ケース40aに自由回転自在に支持された複数のベベルギア40bと、複数のベベルギア40bに亘って咬合する一対のベベルギア40cとを備えて構成されている。
右側及び左側の前輪1に動力を伝達する右側及び左側の車軸32がケース40aに挿入され、右側及び左側の車軸32が、スプライン構造により一体回転可能にベベルギア40cに内嵌されている。これにより、第2伝動軸31からの動力が、シフトギア34、筒軸33、及び前輪デフ機構40を介して、右側及び左側の前輪1に伝達される。
左側の車軸32には、操作部材41がキー構造より一体回転可能でかつスライド自在に外嵌されており、操作部材41とケース40aとに亘って、操作部材41を図6の紙面左方に付勢する弾性バネ42が装着されている。これにより、弾性バネ42の付勢力に抗して操作部材41を図6の紙面右方にスライド操作してケース40aに咬合させると、ケース40aが左側の車軸42に固定された状態となって、前輪デフ機構40がデフロック状態となる。一方、弾性バネ42の付勢力によって操作部材41を図6の紙面左方にスライド操作してケース40aから離間させると、前輪デフ機構40がデフ作動状態(デフロック解除状態)となる。
操作部材41には、ケース40aの凹凸部に噛み合う凹凸部が形成されており、この操作部材41の凹凸部がケース40aの凹凸部に噛み合って咬合することで、ケース40aが左側の車軸42に固定された状態となって、前輪デフ機構40がデフロック状態となる。
ミッションケース20に形成されたボス部に、操作軸43が回転自在に支持されている。ミッションケース20の内部に位置する操作軸43の端部において、操作軸43の回転軸心から偏芯した断面円形のピン43aが備えられ、ピン43aが操作部材41に係合している。
これにより、通常は、弾性バネ42の付勢力によって操作部材41が図6の紙面左方にスライド操作されて、操作部材41がケース40aから離間し、前輪デフ機構40がデフ作動状態となる。一方、操作軸43が回転操作されて、操作部材41が図6の紙面右方にスライド操作されると、操作部材41がケース40aに咬合し、前輪デフ機構40がデフロック状態となる。
第1伝動軸30には、同心状の伝動軸46が回動自在に外嵌されており、この伝動軸46と第2伝動軸31とに亘って3段の変速が可能な株間変速装置47が設けられている。これにより、第1伝動軸30から伝動ギア30a及び高速ギア31aを介して第2伝動軸31に伝達された動力が、株間変速装置47により変速されて伝動軸46に伝達される。
ミッションケース20には、第3伝動軸48が回動自在に支持されており、この第3伝動軸48と伝動軸46とに亘って一対の株間ギア49が装着されている。第3伝動軸48には、ベベルギア伝動機構50及び植付クラッチ51を介して前後向きのPTO軸52が連動連結されており、伝動軸46からの動力が、株間ギア49、第3伝動軸48、ベベル伝達機構50、及び植付クラッチ51を介してPTO軸52に伝達される。
[操作アームの詳細構造]
図1,図2,図4,図7〜図11に基づいて機体前方から人為的に操作可能な操作アーム60(操作具に相当)の詳細構造について説明する。図7は、操作アーム60の連係構造を説明する縦断側面図であり、図8は、操作アーム60の連係構造を説明する横断平面図である。図9は、格納位置での操作アーム60の基端部付近の詳細側面図であり、図10は、作業位置での操作アーム60の基端部付近の詳細側面図である。図11は、アーム部材70付近の平面図である。
図4に示すように、ミッションケース20の前部から前方にエンジンフレーム54が延出されて固定されている。エンジンフレーム54は、前後に長い正面視での縦断面形状がハット状のメインフレーム55と、このメインフレーム55の前端部に固定された前部フレーム56と、メインフレーム55の後部上部に設けられた後部フレーム57とを溶接成形して構成されており、前部フレーム56及び後部フレーム57にエンジンマウントを介してエンジンEが支持されている。
操作アーム60は、左右に長い握り部60Aと、格納位置Aで上下に長いアーム状のアーム部60Bとを備えて、丸パイプ材により一体的に形成されており、機体の前部で起立し機体側に格納した格納位置Aと、格納位置Aから前方に揺動し倒伏した作業位置Dとに位置変更可能に構成されて、握り部60Aを片手又は両手で握って機体前方から乗用型田植機を操作できるように構成されている(図12及び図13参照)。
操作アーム60の握り部60Aにおける左右中央部には、センターマスコット60a(照準部材に相当)が握り部60Aに対して回動可能でかつ任意の回動位置で固定可能に装着されている。
図7〜図10に示すように、操作アーム60の左側の下端部には、縦平板状の左のブラケット60aが固着されており、この左のブラケット60aが左の支軸61によってメインフレーム55の前部に左右方向の軸心P1周りで回動自在に支持されている。操作アーム60の右側の下端部には、平面視での横断面形状が後向きに開口したコ字状の右のブラケット60aが固着されており、この右のブラケット60aが右の支軸61によってメインフレーム55の前部に左右方向の軸心P1周りで回動自在に支持されている。これにより、操作アーム60がエンジンフレーム54の前部に左右向きの軸心P1周りで上下揺動自在に支持されている。
エンジンEを支持する前部フレーム56の下側には、接当部56aが形成されており、この接当部56aの位置における前部フレーム56の上面側に補強部材56bが固着されている。これにより、操作アーム60を左右向きの軸心P1周りで上方に揺動させると、左右のブラケット60aの上辺が前部フレーム56の接当部56aに接当して、操作アーム60の上方への揺動範囲が規制される。左右向きの軸心P1周りの曲げモーメントが前部フレーム56に作用しても、補強部材56bにより前部フレーム56の変形等が防止される。
メインフレーム55の前部下部には、丸棒の両端部を後方に湾曲成形した左右に長い規制部材55aが固定されている。操作アーム60を下方に揺動させると、左右のブラケット60aの下辺が規制部材55aに接当して、操作アーム60の下方への揺動範囲が規制されると共に、操作アーム60による機体前部の下方への押し下げ操作が可能になる。
なお、規制部材55aの下端は、左右のメインフレーム55の下端より低い位置に設定されているので、乗用型田植機を畦等に近づけた場合において、先ず規制部材55aが畦等に接触することになる。これにより、規制部材55aを乗用型田植機の前部下部のガード部材として兼用できる。
左右のブラケット60aは、揺動姿勢保持機構としての皿バネ(図示せず)を介してメインフレーム55の側板に取り付けられており、この皿バネにより操作アーム60を揺動操作した任意の位置で保持できるように構成されている。なお、図示しないが、操作アーム60を揺動操作した複数又は任意の位置で固定できるように構成してもよい。

左のブラケット60aの後部下部には、フック60bが固定されており、このフック60bに第1連係ロッド62の一端部(前端部)が連係されている。メインフレーム55の前後中央部における上部には、中間支軸63が固定されており、この中間支軸63に中間アーム64が左右向きの軸心P2周りで回動自在に支持されている。
中間アーム64の上下中央部には、前後向きに長い長穴部64Aが形成されており、この長穴部64Aに、第1連係ロッド62の他端部に固着された支軸62aが連係されている。中間アーム64の下端部には、左右向きの貫通穴が形成されており、この貫通穴に第2連係ロッド65の一端部(前端部)が連係されている。
左右向きの軸心P2から第2連係ロッド65の一端部までの支点間距離は、左右向きの軸心P2から第1連係ロッド62の支軸62aまでの支点間距離より長く設定されているので、第1連係ロッド62の前後方向への動作(ブラケット60aの左右向きの軸心P1周りの揺動)を、中間アーム64により増幅して第2連係ロッド65に伝達できる。
また、左右向きの軸心P2が左右向きの軸心P1より高い位置に設定され、中間アーム64の下端がメインフレーム55の下面より高い位置に設定されているので、第1連係ロッド62及び中間アーム64をメインフレーム55の下面より上側に配設できる。これにより、乗用型田植機の前部を畦等に近づけた場合において、第1連係ロッド62及び中間アーム64等が畦等に接触して破損することを防止できる。
前輪デフ機構40の操作軸43は、ミッションケース20の左側部から上下向きの軸心P3周りで回動可能に支持されている。操作軸43の下端部に、アーム部材70が固定されている(図6参照)。
ブラケット66は、縦断面形状が下向きに開口したコ字状に形成されている。ブラケット66の下部には、横向きの貫通穴が形成されており、この貫通穴に第2連係ロッド65の他端部(後端部)が外嵌されて、ブラケット66が第2連係ロッド65に対して前後にスライド移動可能に装着されている。
第2連係ロッド65の他端部(後端部)には、ストッパー部材65aが固定されており、このストッパー部材65aとブラケット66とに亘って弾性バネ67が外嵌されている。弾性バネ67は、圧縮バネで構成されており、自由長さから少し圧縮させた状態で、ストッパー部材65aとブラケット66との間に装着されている。
ブラケット66の上部には、上下向きの貫通穴が形成されており、この貫通穴と後述すアーム部材70の第1長穴70Aとに亘ってピン68を装着することで、第2連係ロッド65の他端部(後端部)がブラケット66及びピン68を介してアーム部材70に連係される。
図11に示すように、アーム部材70の前部には、上下向きの軸心P3を中心とした円周方向の第1長穴70A(阻止手段に相当)が形成されており、アーム部材70の後部には、上下向きの軸心P3を中心とした円周方向の第2長穴70Bが形成されている。第1長穴70Aは、第2連係ロッド65の他端部(後端部)にブラケット66及びピン68を介して連係されており、第2長穴70Bは、第3連係ロッド71の一端部(前端部)に連係されている。
図7及び図8に示すように、ミッションケース20の側部後部には、後部支軸72が固定されており、この後部支軸72の左右向きの軸心P4周りで後部アーム73が回動自在に支持されている。後部アーム73の下部には、左右向きの貫通穴が形成されており、この左右向きの貫通穴に第3連係ロッド71の他端部(後端部)が連係されている。
図1及び図2に示すように、運転座席3の下側の左側における運転部4のフロア13には、デフロックペダル44(デフロック操作具に相当)が配置されており、このデフロックペダル44がミッションケース20から突出した操作軸43の部分と機械的に連係されている。なお、デフロックペダル44を運転部4のステップ部17に配設してもよい。
図7及び図8に示すように、デフロックペダル44は、踏み部44aとロッド部材44bとを備えて構成されている。後部アーム73の上部後部には、左右向きの貫通穴が形成されており、この左右向きの貫通穴にデフロックペダル44のロッド部材44bの下端部が連係されている。後部アーム73とミッションケース20とに亘って弾性バネ74が装備されており、この弾性バネ74によりデフロックペダル44が上方に付勢されている。
操作アーム60を下方へ揺動させると左右のブラケット60aが左右向きの軸心P1周りで図7の紙面反時計回りに揺動し、第1連係ロッド62が後方に押される。この場合、中間アーム64に形成された長穴部64Aの範囲W(支軸62aが長穴部64Aを移動する範囲)では、中間アーム64は揺動しない。そして、中間アーム64に形成された長穴部64Aの範囲を超えて、第1連係ロッド62が後方に押されると、中間アーム64が左右向きの軸心P2周りに図7の紙面反時計回りに揺動し、第2連係ロッド65が後方に押される。
この場合、中間アーム64に形成された長穴部64Aの範囲Wを超えて、第1連係ロッド62が後方に押されると、中間アーム64の後側の機器を動作させる負荷が、第1連係ロッド62を介して操作アーム60に作用することになる。これにより、長穴部64Aの形成された範囲Wでは、操作アーム60を操作する操作力を軽くすることができ、長穴部64Aの形成された範囲Wを超えた範囲では、操作アーム60を操作する操作力を重くすることができる。その結果、前輪デフ機構40がデフロック状態に操作されることを、操作アーム60の下方への操作力によって判断することが可能になり、機体の前方から操作アーム60を操作しながら、前輪デフ機構40のデフロック状態及びデフ作動状態を容易に把握できる。
第2連係ロッド65が後方に押されると、第2連係ロッド65のストッパー部65aにより弾性バネ67が少し圧縮されてから、ブラケット66が後方に押される。ブラケット66が後方に押されると、ピン68を介してアーム部材70が図8の紙面反時計回りに揺動する。そして、操作部材41がケース40aに咬合して、ケース40aが左側の車軸42に固定された状態となって、前輪デフ機構40がデフロック状態となる。
操作部材41をケース40aに咬合させる場合において、操作部材41の凹凸部がケース40aの凹凸部と噛み合い難い場合(操作部材41の凸部がケース40aの凸部に接当してうまく噛み合わないような場合)には、弾性バネ67の圧縮により、図8における紙面時計回りのアーム部材70の揺動が許容されて、操作部材41の図6の紙面左方への逃げが許容される。このように、弾性バネ67等により、操作部材41の噛み合い不具合を防止する噛合不具合防止機構が構成されている。
これにより、操作アーム60を押し下げ操作する等して、モーメントアームの比較的長い操作アーム60に左右向きの軸心P1を支点とする比較的大きな曲げモーメントが作用し、操作アーム60側へ噛み合いの逃げを確保できない場合であっても、噛合不具合防止機構により操作部材41がケース40aに噛み合い易くなって、前輪デフ機構40を無理なくデフロック状態に切り換えることができると共に、操作アーム60とアーム部材70との間の連係経路の過負荷を防止し保護しながら、操作部材41の噛み合い不具合による振動等が操作アーム60に伝達されることを防止できる。
また、弾性バネ67を介してブラケット66を押すように構成することで、例えば操作アーム60の操作を繰り返すことにより変形や磨耗等が生じ、第2連係ロッド65の長さ等が変更された場合であっても、この長さ等の変更を、弾性バネ67の伸縮により許容することができる。これにより、前輪デフ機構40を確実にデフロック状態に操作することができる。
図11に示すように、アーム部材70が揺動操作されていない状態(図11のa)から、操作アーム60の操作によりアーム部材70が図11の紙面反時計回りで揺動すると、図11のXの範囲で操作部材41が移動し、図11のXの範囲を超えて図11のYの範囲までアーム部材70が揺動すると、操作部材41がケース40bに咬合する。この場合、第3連係ロッド71の一端部(前端部)は、第2長穴70Bに連係されているので、アーム部材70が揺動すると、第2長穴70Bが第3連係ロッド71の一端部に沿って移動する。
これにより、操作アーム60を揺動操作することによりアーム部材70が揺動しても、操作アーム60の動作が第3連係ロッド71側に伝達されないので、操作アーム60の揺動操作に連動してデフロックペダル44が動作することを防止できる。従って、アーム部材70の第2長穴70Bにより操作アーム60の動作がデフロックペダル44側に伝達されるのを阻止する阻止手段が構成されている。
図7及び図8に示すように、操作アーム60を上方へ揺動させると左右のブラケット60aが左右向きの軸心P1周りで図7の紙面時計回りに揺動し、第1連係ロッド62が前方に引っ張られる。そして、弾性バネ42の付勢力により操作部材41がスライド操作されて、操作部材41がケース40aから離間して、前輪デフ機構40がデフ作動状態となる。これに伴って、アーム部材70が図8の紙面時計回りに揺動し、第2連係ロッド65がピン68及びブラケット66を介して前方に押される。
第2連係ロッド65が前方に押されると、中間アーム64が左右向きの軸心P2周りに図6の紙面時計回りに揺動する。そして、長穴部64Aの形成された範囲Wでは、操作アーム60の上方への揺動により、長穴部64Aに沿って第1連係ロッド65の他端部が前方に移動する。
なお、デフロックペダル44の踏み部44aを下方に踏み込み操作すると、ロッド部材44bを介して後部アーム73が左右向きの軸心P4回りで図7の紙面時計回りに揺動し、第3連係ロッド71が前方に押される。そして、アーム部材70が上下向きの軸心P3周りで図8の紙面反時計回りで揺動し、操作部材41がケース40aに咬合して、ケース40aが左側の車軸42に固定された状態となって、前輪デフ機構40がデフロック状態となる。
図11に示すように、アーム部材70が揺動操作されていない状態(図11のb)から、デフロックペダル44の踏み込み操作によりアーム部材70が図11の紙面反時計回りで揺動すると、図11のXの範囲で操作部材41がスライド移動し、図11のXの範囲を超えて図11のYの範囲までアーム部材70が揺動すると、操作部材41がケース40bに咬合する。この場合、第2連係ロッド65側のピン68は、第1長穴70Aに連係されているので、アーム部材70が揺動すると、第1長穴70Aがピン68に沿って移動する。
これにより、デフロックペダル44を踏み込み操作することによりアーム部材70が揺動しても、デフロックペダル44の動作が第2連係ロッド65側に伝達されないので、デフロックペダル44の踏み込み操作に連動してデフロックペダル44が動作することを防止できる。従って、アーム部材70の第1長穴70Aにより操作アーム60の動作がデフロックペダル44側に伝達されるのを阻止する阻止手段が構成されている。
一方、デフロックペダル44の下方への踏み込み操作を止めると、弾性バネ74の付勢力により、デフロックペダル44が上方に移動すると共に、後部アーム73が左右向きの軸心P4回りで図7の紙面反時計回りに揺動し、第3連係ロッド71が後方に引っ張られる。そして、アーム部材70が上下向きの軸心P3周りで図8の紙面時計回りで揺動し、弾性バネ42の付勢力により操作部材41がスライド操作されて、操作部材41がケース40aから離間して、前輪デフ機構40がデフ作動状態となる。
[操作具の操作状況]
図12及び図13に基づいて操作アーム60の操作状況について説明する。図12は、操作アーム60の操作状況について説明する操作アーム60付近の側面図であり、図13は、操作アーム60の使用状況について説明する乗用型田植機の概略側面図である。
図12に示すように、操作アーム60が最も後方に揺動し起立した格納位置Aから操作アーム60を左右向きの軸心P1周りで前方に揺動させる場合において、格納位置Aから操作アーム60が前方に所定角度α1揺動した操作開始位置Bまでの範囲では、操作アーム60の動作がアーム部材70に伝達されずに、前輪デフ機構40の操作軸43が操作されない。なお、所定角度α1は、長穴部64A、弾性バネ74の撓み、及び、操作アーム60からアーム部材70までの製作誤差等により形成される角度である。
操作開始位置Bに操作アーム60を揺動させると、操作アーム60の動作がアーム部材70に伝達されて、前輪デフ機構40の操作軸43が回動操作される。操作アーム60を更に前方に揺動操作して、操作アーム60が操作開始位置Bから更に前方に所定角度α2揺動した中間位置Cまで揺動すると、操作部材41がケース40aに咬合して、前輪デフ機構40がデフロック状態になる。なお、所定角度α2は、図10におけるXの範囲により形成される角度である。
操作アーム60を更に前方に揺動操作して、操作アーム60が中間位置Cから更に前方に第2所定角度β揺動した作業位置Dまで揺動すると、前輪デフ機構40のデフロック状態で、操作アーム60のブラケット60aが規制部材55bに接当して、機体前部の下方への押し下げ操作が可能になる。なお、第2所定角度βは、図10におけるYの範囲により形成される角度である。
すなわち、格納位置Aから中間位置Cまでの間の第1所定角度αの範囲(操作アーム60の揺動範囲の前半部分)では、操作アーム60を揺動操作しても、前輪デフ機構40はデフロック状態には操作されずデフ作動状態のままである。中間位置Cを超えて操作アーム60を前方に揺動させて、中間位置Cから作業位置Dまでの間の第2所定角度βの範囲(操作アーム60の揺動範囲の後半部分)にまで揺動させると、前輪デフ機構40がデフロック状態となる。
なお、この実施形態では、中間位置Cから作業位置Dまでの間の第2所定角度βが、格納位置Aから中間位置Cまでの間の第1所定角度αより大きくなるように設定されており、操作アーム60の握り部60Aの中間位置Cにおける高さは、機体の前方から操作アーム60の握り部60Aを握って操作する場合における上限高さ付近に設定されている。
図13(a)に示すように、機体前方から操作アーム60を操作する場合には、第2所定角度βの範囲にまで操作アーム60を前方に倒して、この第2所定角度βの範囲で操作アーム60を操作することが多いため(操作アーム60を比較的前方に多く揺動させた状態での作業が多いため)、第2所定角度βの範囲内で前輪デフ機構40をデフロック状態にすることで、機体の直進性を向上させて、前方からの操作アーム60を用いた畦越え作業の作業性を向上できる。
また、地上から操作アーム60を格納位置Aと作業位置Dとの間で揺動させることで、地上から操作アーム60を操作しながら、前輪デフ機構40のデフロック状態及びデフ作動状態を切り換えることができる。その結果、地上から操作アーム60を操作しながら、作業状況に応じて前輪デフ機構40の状態を切り換えることができ、操作アーム60の地上からの操作性を向上できる。
図13(b)に示すように、苗植付作業を行う場合において、操作アーム60を第1所定角度αの範囲内で前方に倒伏させると共に、センターマスコット60aを起立させることができる。この場合、第1所定角度αの範囲内では前輪デフ機構40がデフロック状態に操作されずデフ作動状態のままであるので、操作アーム60を前方に倒伏させて苗植付作業を行う場合において、前輪デフ機構40がデフロック状態になることを防止できる。従って、操作アーム60を第1所定角度αの範囲で前方に倒伏させて、機体の後部の左右両側部に装備されたサイドマーカー(図示せず)により田面に形成されたマーカー跡を、起立させたセンターマスコット60aによって確認しながら、苗植付作業を容易に行うことができる。
この場合、操作アーム60を前方に揺動させることで、センターマスコット60aが操縦者から遠く低い位置に位置することになるので、操作アーム60を格納位置Aに起立させたままの状態より、目線を下げて、サイドマーカーにより田面に形成されたマーカー跡と、起立させたセンターマスコット60aの位置とを容易に目視で確認できる。これにより、苗植付作業を精度よく行うことができる。
[機体停止スイッチの構造及び電気回路]
図1〜図3,図14に基づいて操作アーム60に装備されている機体停止スイッチ80の構造及び電気回路について説明する。図14は、乗用型田植機の電気回路図である。なお、図14は、バッテリー81からの電力がコントローラ85等に供給されており、機体停止スイッチ80が押し操作されていない状態を示す。
図1〜図3に示すように、格納位置Aでの操作アーム60の左側のアーム部60Bの上部に、地上から操作アーム60を操作しながら機体の停止が可能な機体停止スイッチ80が装着されている。機体停止スイッチ80は、操作アーム60の格納位置Aで操作部80aが後側に向き、操作アーム60の作業位置Dで上側に向くように配設されている。
これにより、操作アーム60によって機体の前方から乗用型田植機を操作する場合において、機体を停止させたい場合には、片手で操作アーム60の握り部60Aを握り、握り部60Aを握った方の手と逆の手を少し機体後方側に延ばして、上方から機体停止スイッチ80の操作部80aを叩くように押すことで、機体を停止させることができる。
なお、機体停止スイッチ80を右側のアーム部60Bに設けてもよく、機体停止スイッチ80を握り部60Aに設けてもよく、機体の前部(例えば前部ボンネット14、ステップ部17の前部等)における操作アーム60を操作しながら操作可能な位置に設けてもよい。また、機体停止スイッチ80をアーム部60Bに備えた場合において、機体停止スイッチ80をアーム部60Bに対して約90度機体外側に回転させて、操作部80aが機体横外側に向くように配設してもよい。
機体停止スイッチ80は、操作部80aを押すと、この操作部80aを押した状態が自動的に保持(ロック)され、操作部80aを回すことで、操作部80aの保持(ロック)が解除させるように、回し解除式の押しボタンスイッチにより構成されている。これにより、操作部80aを回すことで、機体停止スイッチ80が押し操作された状態を解除させることができる。
図示しないが、機体停止スイッチ80には、ランプ式又は発光ダイオード式の表示灯が内蔵又は付属されており、操作部80aを押し操作していない状態では表示灯が点灯又は点滅し、操作部80を押し操作すると表示灯が消灯するように構成されている。これにより、機体停止スイッチ80の操作状況を目視で確認できる。なお、表示灯を機体停止スイッチ80の近傍や運転部4に配設する構成を採用してもよく、また、操作部80aを押し操作すると、表示灯が点灯又は点滅するように構成してもよい。
図14に示すように、機体には乗用型田植機の電源となるバッテリー81が装備されており、このバッテリー81にフューズ82を介してキースイッチ83の第1接続位置BATが接続されている。キースイッチ83の第1接続位置BATは、レギュレータ84に接続されており、これにより、エンジンEに装備されたジェネレータ93(発電機)からの電力をレギュレータ84により変圧及び整流して、バッテリー81を充電できるように構成されている。
キースイッチ83の第2接続位置IGは、コントローラ85及び照明装置86等の電気機器と接続されており、第2接続位置IGからの電力の供給により、乗用型田植機に装備された電気機器類に電力が供給される。
キースイッチ83の第3接続位置STは、セフティスイッチ87を介してスタータリレー88に接続されており、第3接続位置STからの電力がスタータリレー88に供給されると、バッテリー81からの電力がエンジンEのスタータ89に供給されて、エンジンEが始動するように構成されている。
キースイッチ83の第2接続位置IGからの出力配線部には、フューズ90を介してブザー91及びブザーリレー92が接続されており、ブザーリレー92に機体停止スイッチ80が接続されている。これにより、機体停止スイッチ80が押されていない状態では、ブザーリレー92に電力が供給されてブザーリレー92がオンし、ブザー91は鳴らない。
一方、機体停止スイッチ80を押すと、キースイッチ83の第4接続位置Bからの配線がキースイッチ83のアース接続位置Eからの配線に接続されて、ブザーリレー92がオフし、ブザー91が鳴り始める。これにより、キースイッチ83の第4接続位置BからエンジンEへの電力の供給が遮断されて、エンジンEのスパークプラグ(図示せず)が点火しなくなって、エンジンEが停止する。
従って、エンジンEへの電力を、機体停止スイッチ80により短絡して、エンジンEを迅速かつ確実に停止できる。また、機体停止スイッチ80を押すと、ブザー91が鳴るので、機体停止スイッチ80の押し操作によりエンジンEが停止していることを聴覚で把握することができる。
また、例えば機体停止スイッチ80が押し操作された状態のままで、キースイッチ83からキーを抜き取って作業を終了したような場合であっても、再びキースイッチ83にキーを差し込むと、ブザー91が鳴り始める。これにより、エンジンEのトラブルによりエンジンEが始動しないと勘違いすることを防止できる。
エンジンEを機体停止スイッチ80により停止した状態で、操作部80aを回して、機体停止スイッチ80が押し操作された状態を解除すると、ブザーリレー92に電力が供給されてブザーリレー92がオンし、ブザー91の音が鳴り止んで、キースイッチ83の第4接続位置Bからの電力がエンジンEに供給される。この状態では、エンジンEは停止したままであるので、再びキースイッチ83をスタート位置STARTに回し操作することで、エンジンEを始動することができる。
なお、この実施形態では、キースイッチ83の第4接続位置BからエンジンEへの電力の供給を遮断することで、エンジンEを停止させるように構成した例を示したが、異なる配線経路からの電力の供給を遮断することで、エンジンEを停止させるように構成してもよい。具体的には、例えばバッテリー81及びレギュレータ84からキースイッチ83への配線部にバッテリーリレー(図示せず)を備え、このバッテリーリレーによりキースイッチ83への電力の供給を遮断することで、エンジンEを停止するように構成してもよい。また、例えばコントローラ85からエンジンEへ電力を供給しているような場合には、コントローラ85からエンジンEへの電力の供給を遮断するように構成してもよく、キースイッチ83からコントローラ85への電力の供給を遮断するように構成してもよい。
また、この実施形態では、機体停止スイッチ80によりエンジンEを停止させることで、機体を停止するように構成した例を示したが、異なる停止対象により機体を停止させるように構成してもよい。具体的には、例えば機体停止スイッチ80によりブレーキ装置19を機械的又は電気的に制動側に操作するように構成し、機体を停止させるように構成してもよく、例えば機体停止スイッチ80により主クラッチ26を機械的又は電気的に切り側に操作するように構成し、機体を停止させるように構成してもよい。
[発明の実施の第1別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、中間位置Cから作業位置Dまでの間の第2所定角度βの範囲で、前輪デフ機構40がデフロック状態となるに設定した例を示したが、第2所定角度βを異なる角度に設定してもよく、例えば、第2所定角度βを第1所定角度αと略同じ角度に設定してもよく、第2所定角度βを第1所定角度αより大きい角度に設定してもよい。また、例えば中間アーム64の長穴部64Aの範囲Wを変更調節できるようにする等して、第2所定角度βを変更調節できるように構成してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]においては、中間位置Cから作業位置Dまでの第2所定角度βの範囲(操作アーム60の揺動範囲の後半部分)において、前輪デフ機構40がデフロック状態になるように設定した例を示したが、格納位置Aと作業位置Dとの間の操作アーム60の揺動範囲の一部であれば、異なる範囲で前輪デフ機構40がデフロック状態になるように設定してもよく、例えば格納位置Aと作業位置Dとの間の中間部分で、前輪デフ機構40がデフロック状態になるように設定してもよく、格納位置Aから中間位置Cまでの第1所定角度αの範囲(操作アーム60の揺動範囲の前半部分)において、前輪デフ機構40がデフロック状態になるように設定してもよい。また、格納位置Aと作業位置Dとの間の異なる複数の範囲で、前輪デフ機構40がデフロック状態になるように設定してもよい。
[発明の実施の第2別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、及び[発明の実施の第1別形態]においては、中間アーム64の長穴部64A及び弾性バネ67の圧縮によって、操作アーム60が格納位置Aから第1所定角度α揺動する範囲において、前輪デフ機構40がデフロック状態にならないように構成した例を示したが、中間アーム64の長穴部64A及び弾性バネ67の圧縮のいずれか一方によって、前輪デフ機構40がデフロック状態にならないように構成してもよい。
また、操作アーム60と前輪デフ機構40との間の連係経路における異なる連係部材に長穴加工等を施して、前輪デフ機構40がデフロック状態にならないように構成してもよい。具体的には、例えば、アーム部材70の第1長穴70Aを図11における平面視で紙面反時計回りに延長し、アーム部材70の第1長穴70Aによって前輪デフ機構40がデフロック状態にならないように構成してもよい。
[発明の実施の第3別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、及び[発明の実施の第2別形態]においては、操作軸43と操作アーム60をリンク機構により機械的に連係した例を示したが、操作軸43と操作アーム60を機械的に連係する構造として異なる構造を採用してもよく、例えば連係ロッドや連係ワイヤ(プッシュプルワイヤを含む)等(図示せず)を採用してもよく、例えばリンク機構、連係ロッド、連係ワイヤ(プッシュプルワイヤを含む)の組み合わせ(図示せず)を採用してもよい。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、及び[発明の実施の第2別形態]においては、操作軸43とデフロックペダル44をリンク機構により機械的に連係した例を示したが、操作軸43とデフロックペダル44を機械的に連係する構造として異なる構造を採用してもよく、例えば連係ロッドや連係ワイヤ(プッシュプルワイヤを含む)等(図示せず)を採用してもよく、例えばリンク機構、連係ロッド、連係ワイヤ(プッシュプルワイヤを含む)の組み合わせ(図示せず)を採用してもよい。
[発明の実施の第4別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、及び[発明の実施の第2別形態]、及び[発明の実施の第3別形態]においては、操作軸43と操作アーム60を機械的に連係した例を示したが、操作軸43と操作アーム60を電気的に連係する構成を採用してもよい。
具体的には、例えば前輪デフ機構40の操作軸43を電気的に回動操作可能なアクチュエータ(例えば電動モータや電気シリンダ等,図示せず)を備えると共に、操作アーム60の揺動位置を位置検出手段(例えばポテンショメータやリミットスイッチ等,図示せず)により電気的に検出する。そして、位置検出手段により検出した操作アーム60の位置が第2所定角度βの範囲に入ると、制御装置の制御手段(図示せず)からアクチュエータに出力して前輪デフ機構40の操作軸43を回動操作し、前輪デフ機構40をデフロック状態に操作する。逆に、位置検出手段により検出した操作アーム60の位置が第2所定角度βの範囲から出ると、制御装置の制御手段からアクチュエータへの出力を断って、前輪デフ機構40をデフ作動状態に操作する。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、及び[発明の実施の第2別形態]、及び[発明の実施の第3別形態]においては、操作軸43とデフロックペダル44を機械的に連係した例を示したが、操作軸43とデフロックペダル44を電気的に連係する構成を採用してもよい。
具体的には、例えば前輪デフ機構40の操作軸43を電気的に回動操作可能なアクチュエータ(例えば電動モータや電気シリンダ等,図示せず)を備えると共に、デフロックペダル44の踏み込み状態を状態検出手段(例えばポテンショメータやリミットスイッチ,図示せず)により電気的に検出する。そして、状態検出手段により検出したデフロックペダル44の位置が踏み込み位置にあると、制御装置の制御手段(図示せず)からアクチュエータに出力して前輪デフ機構40の操作軸43を回動操作し、前輪デフ機構40をデフロック状態に操作する。逆に、状態検出手段により検出したデフロックペダル44の位置が踏み込み位置にないと、制御装置の制御手段からアクチュエータへの出力を断って、前輪デフ機構40をデフ作動状態に操作する。
なお、操作アーム60及びデフロックペダル44の双方を電気的に操作軸43と連係する構成を採用してもよく、操作アーム60又はデフロックペダル44のいずれか一方のみを電気的に操作軸43と連係する構成を採用してもよい。例えば操作アーム60とデフロックペダル44の双方を電気的に操作軸43と連係する構成を採用した場合には、単一のアクチュエータで前輪デフ機構40の操作軸43を操作するように構成してもよい。
[発明の実施の第5別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]、[発明の実施の第3別形態]、及び[発明の実施の第4別形態]においては、格納位置Aと作業位置Dとの間の操作アーム60の揺動範囲の一部で、前輪デフ機構40がデフロック状態に操作されるように構成した例を示したが、格納位置Aと作業位置Dとの間の操作アーム60の揺動範囲の一部で、ブレーキ装置19又は主クラッチ26が作動するように構成してもよい。この場合、前輪デフ機構40がデフロック状態に操作されると共に、ブレーキ装置19又は主クラッチ26が作動するように構成してもよい。以下、操作アーム60の揺動操作に連動してブレーキ装置19又は主クラッチ26が作動するように構成した場合の一例を具体的に説明する。
例えば、操作アーム60(例えばブラケット60a,中間アーム64等)とブレーキ装置19(例えば操作軸19a,操作アーム19b等)を機械的又は電気的に連係し、例えば、操作アーム60が作業位置Dから格納位置A側に第2所定角度β揺動する範囲においては、ブレーキ装置19が制動側に操作されず、操作アーム60を第1所定角度αの範囲にまで揺動すると、ブレーキ装置19が制動側に操作されるように構成する。これにより、第2所定角度βの範囲では、機体の前部を押し下げ操作しながら走行させることができ、機体を停止させたい場合には、操作アーム60を第1所定角度αの範囲にまで上方に揺動させることでブレーキ装置19を制動側に操作して、簡易迅速に機体を停止させることができ、畦越え作業の作業性を向上できる。
例えば、操作アーム60(例えばブラケット60a,中間アーム64等)と主クラッチ26(例えばテンションアーム26a等)を機械的又は電気的に連係し、例えば、操作アーム60が作業位置Dから格納位置A側に第2所定角度β揺動する範囲においては、主クラッチ26が入り側に操作され、操作アーム60を第1所定角度αの範囲にまで揺動すると、主クラッチ26が切り側に操作されるように構成する。これにより、第2所定角度βの範囲では、機体の前部を押し下げ操作しながら走行させることができ、機体を停止させたい場合には、操作アーム60を第1所定角度αの範囲にまで上方に揺動させることで主クラッチ26を切り側に操作して、簡易迅速に機体を停止させることができ、畦越え作業の作業性を向上できる。
また、例えば、操作アーム60をブレーキ装置19及び主クラッチ26と機械的又は電気的に連係し、操作アーム60が作業位置Dから格納位置A側に第2所定角度β揺動する範囲においては、ブレーキ装置19が制動側に操作されずに主クラッチ26が入り側に操作され、操作アーム60を第1所定角度αの範囲にまで揺動すると、ブレーキ装置19が制動側に操作されると共に主クラッチ26が切り側に操作されるように構成してもよい。これにより、更に確実に機体を停止させることができる。
[発明の実施の第6別形態]
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]、[発明の実施の第3別形態]、[発明の実施の第4別形態]、及び[発明の実施の第5別形態]においては、操作具の一例として操作アーム60を例に示したが、同様の機能を果たすものであれば操作具として異なる構成を採用してもよく、例えば操作ハンドル(図示せず)や操作レバー(図示せず)を採用してもよい。また、例えば、ハンドルHを前方に揺動させて地上から操作可能に構成した操作具(図示せず)においても同様に適用できる。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]、[発明の実施の第3別形態]、[発明の実施の第4別形態]、及び[発明の実施の第5別形態]においては、操作アーム60を機体の前部に揺動自在に支持して、操作具としての操作アーム60を格納位置Aと作業位置Dとに位置変更可能に構成した例を示したが、操作具を格納位置と作業位置Dとに位置変更可能な構成として異なる構造を採用してもよく、例えば、操作具を前後方向にスライド移動自在に支持する構造を採用してもよい。
具体的には、例えば、機体の前部に、操作具を前後方向にスライド自在に支持して、操作具が後方にスライド移動し機体の前部に格納された格納位置と、操作具が前方にスライド移動した作業位置とに位置変更可能に構成する。そして、格納位置と作業位置との間で、操作具を格納位置から所定長さ前方にスライド移動した中間位置を設定し、例えば、この中間位置と作業位置との間で前輪デフ機構40がデフロック状態となるように構成する。
前述の[発明を実施するための最良の形態]、[発明の実施の第1別形態]、[発明の実施の第2別形態]、[発明の実施の第3別形態]、[発明の実施の第4別形態]、及び[発明の実施の第5別形態]においては、4条植え仕様の苗植付装置6を備えた乗用型田植機を例に示したが、異なる植付条仕様の苗植付装置6を備えた乗用型田植機においても同様に適用できる。
乗用型田植機の全体側面図 乗用型田植機の全体平面図 乗用型田植機の全体正面図 乗用型田植機前部の側面図 ブレーキペダルの連係構造を説明する概略平面図 ミッションケースの断面図 操作アームの連係構造を説明する縦断側面図 操作アームの連係構造を説明する横断平面図 格納位置での操作アームの基端部付近の詳細側面図 作業位置での操作アームの基端部付近の詳細側面図 アーム部材付近の平面図 操作アームの操作状況について説明する操作アーム付近の側面図 操作アームの使用状況について説明する乗用型田植機の概略側面図 乗用型田植機の電気回路図
符号の説明
4 運転部
13 フロア
40 前輪デフ機構
44 デフロックペダル(デフロック操作具)
60 操作アーム(操作具)
60C センターマスコット(照準部材)
70A 第1長穴(阻止手段)
80 機体停止スイッチ
A 格納位置
C 中間位置
D 作業位置

Claims (6)

  1. 機体の前部に格納した格納位置と、前記格納位置から前方に移動し地上から操作可能な作業位置とに位置変更可能な操作具を備え、
    前記格納位置と前記作業位置との間に中間位置を設定し、前記中間位置と前記作業位置との間で、前輪デフ機構がデフロック状態に操作されるように構成してある乗用型田植機。
  2. 前記操作具とは別のデフロック操作具を運転部のフロアに備え、前記デフロック操作具により前記前輪デフ機構がデフロック状態に操作されるように構成してある請求項1記載の乗用型田植機。
  3. 前記デフロック操作具の動作が前記操作具側に伝達されるのを阻止する阻止手段を備えてある請求項2記載の乗用型田植機。
  4. 前記操作具に、植付走行時の照準となる照準部材を備えてある請求項1〜3のいずれか一項に記載の乗用型田植機。
  5. 前記操作具に、機体を停止させる機体停止スイッチを備えてある請求項1〜4のいずれか一項に記載の乗用型田植機。
  6. 地上から前記作業位置における操作具を下方に向けて押圧することにより、前記操作具を介して機体の前部を押し下げ操作可能に構成してある請求項1〜5のいずれか一項に記載の乗用型田植機。
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