JP2009178431A - 弾球遊技機 - Google Patents

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Abstract

【課題】遊技者の遊技技量に応じた報知と遊技演出を実行できる弾球遊技機を提供する。
【解決手段】変動時間短縮状態終了後、通常の遊技状態に移行すると、液晶ディスプレイ21の表示画面に「左打ちして下さい!」と遊技者に左打ちを指示する第1報知が行われる。第1報知開始後所定時間経過するまでに、左側領域15の第2特別図柄始動入賞口22への遊技球Pの入賞が第2特別図柄始動入賞口SW32により検出されると報知が終了する。一方、所定時間経過するまでに、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出されない場合、第1報知による視覚的な報知と、「左打ちして下さい」旨の音声をスピーカ8から出力する聴覚的な報知とによる第2報知が行われる。
【選択図】図5

Description

本発明は、遊技状態に応じて、遊技領域のうちの第1又は第2領域に配置された第1又は第2遊技球検出手段を狙って発射するよう報知手段に報知させる弾球遊技機に関するものである。
従来からパチンコ機には、遊技盤上の遊技領域の略中央部に始動口が配置され、遊技領域の右側領域に電動式の特別役物が配置されたものがある。この種のパチンコ機では、例えば、通常の遊技状態のとき始動口を狙って発射手段により発射された遊技球の到達位置を左側領域に集中させる左打ちが行われる一方、特定遊技状態(大当り遊技状態)のとき開放される特別役物を狙って発射ハンドルの回動量を増大させて遊技球を強い勢いで連続的に発射させてその到達位置を右側領域に集中させる右打ちが行われる。
また、この種のパチンコ機においては、遊技状態に応じて遊技球を左側領域又は右側領域を狙って発射するよう指示する左打ち又は右打ち報知が行われる。特許文献1のパチンコ機には、遊技盤上の遊技領域に開閉可能な複数の変動入賞口が配置され、遊技領域の上端側部分に遊技者に遊技球の右打ち又は左打ちを指示する遊技方法表示器が設けられている。この遊技方法表示器は左打ち表示器と右打ち表示器を有し、左側領域の変動入賞口が開閉されるとき左打ち表示器が点灯表示され、右側領域の変動入賞口が開閉されるとき右打ち表示器が点灯表示される。
特許文献2のパチンコ遊技機においては、遊技領域のうちの右側領域に大入賞口が配置され、外レールの至端部に配置された返しゴム部材の近傍に打球センサが設けられ、大当り発生時からその打球センサが打球を検知するまでの間、遊技者に右打ちすべき旨の指示がディスプレイに表示される。
特開平5−84344号公報 特開平9−285631号公報
特許文献1においては、各変動入賞口の開閉動作状態に応じて左打ち報知と右打ち報知が遊技者の遊技技量とは無関係に短時間(数秒間)で終了する場合、その報知を見逃してしまった遊技者、特に、遊技方法を知らない初心者にとっては、遊技方法が解らなくなり、遊技状態に応じた適切な右打ち又は左打ちを行うことができなくなる。その結果、遊技の興趣を著しく損ねることになる。
特許文献2においては、通常の遊技状態から大当り遊技状態へ移行した場合、打球センサが打球を検出するまで右打ち報知が継続して行われるので、右打ちされた遊技球が打球センサで検出されずに大入賞口に入賞した場合でも報知は終了しないので、熟練した遊技技量を持つ遊技者にとっては報知が煩わしくなる。また、各入賞口(大入賞口や図柄始動入賞口など)に設けられた遊技球検出スイッチとは別個に専用の打球センサを設けたので、部品点数が増え、製作費が高価になる。
本発明の目的は、遊技者の遊技技量に応じた報知と遊技演出を実行できる弾球遊技機を提供することである。
請求項1の弾球遊技機は、遊技盤上に配設された複数の遊技球検出手段と、これら遊技球検出手段に夫々設けられ遊技球を検出する複数の遊技球検出スイッチと、遊技球を遊技領域に発射する発射手段とを備えた弾球遊技機において、遊技盤上の遊技領域が、第1の遊技球検出手段が配置される第1領域と、第2の遊技球検出手段が配置される第2領域とに区分され、発射手段により遊技球を第1又は第2領域を狙って発射するよう報知可能な報知手段と、所定の遊技状態に変化した場合に、報知手段に報知を開始させ、遊技球を発射するように報知された領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出したとき、報知手段による報知を終了させる報知制御手段とを備えたことを特徴としている。
この弾球遊技機においては、遊技状態に応じて、発射手段により遊技球が、遊技領域の第1領域又は第2領域に発射される。所定の遊技状態に変化した場合に報知手段により遊技球を第1又は第2領域を狙って発射するよう報知され、報知された領域に配置された遊技球検出スイッチにより遊技球が検出されたとき報知が終了される。
請求項2の弾球遊技機は、請求項1の発明において、報知手段による報知は、表示手段により出力される視覚的な報知である第1報知と、音声発生手段により出力される聴覚的な報知を含む第2報知とからなり、報知制御手段は、報知開始時に報知手段に第1報知を開始させ、この第1報知の開始後所定時間経過するまでに、報知されていない領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出したとき報知手段に第2報知を開始させることを特徴としている。
請求項3の弾球遊技機は、請求項2の発明において、報知制御手段は、報知開始時に報知手段に第1報知を開始させ、この第1報知の開始後所定時間経過するまでに、報知された領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出しないとき報知手段に第2報知を開始させることを特徴としている。
請求項4の発明は、請求項1の発明において、第2の遊技球検出手段の遊技球検出スイッチが遊技球を検出した場合、前記第1の遊技球検出手段の遊技球検出スイッチは遊技球を検出しないことを特徴としている。
本願の弾球遊技機によれば、遊技者に第1又は第2領域を狙って発射するよう報知可能な報知手段と、所定の遊技機状態に変化した場合に、報知手段に報知を実行させ、報知された領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出したとき、報知手段による報知を終了させる報知制御手段とを備えたので、遊技球検出スイッチの遊技球の検出の有無から発射された遊技球の到達位置を予測することができる。そのため、遊技者の遊技技量に応じた報知と遊技演出を行うことができる。また、遊技検出手段の遊技球検出スイッチを有効に活用することで遊技球の到達位置を検出する為の専用のスイッチを設ける必要がなく、簡単且つ容易に発射された遊技球の到達位置を特定することが可能である。
本実施例は、遊技盤上に配設された複数の遊技球検出手段と、これら遊技球検出手段に夫々設けられ遊技球を検出する複数の遊技球検出スイッチと、遊技球を遊技領域に発射する発射手段とを備えた弾球遊技機に、本発明を適用した場合の一例である。
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
図1に示すように、パチンコ機1は、矩形枠状の外枠2と、この外枠2に開閉自在に枢着された前枠3とを有し、カード式球貸し機(図示略)をサンドイッチ状に挟持する状態で、外枠2が島構造体(図示略)に着脱自在に装着されている。前枠3の前側から遊技盤4が着脱自在に装着され、遊技盤4の前側に対応させて開閉可能な開閉扉5が設けられている。開閉扉5の前面には、遊技盤4が視認可能な窓部6と、複数のカラーLEDを装備した複数の装飾ランプ7と、複数のスピーカ8と、発射用の遊技球Pや入賞球を貯留する貯留皿9と、発射ハンドル10とが設けられている。
図2に示すように、鉛直な盤面を形成する遊技盤4には、ガイドレール11がほぼ環状に設けられ、ガイドレール11の内側に遊技領域12が形成され、遊技者の発射ハンドル10の回動操作により発射された遊技球Pが遊技領域12に案内される。遊技領域12は、その上端側部分以外の部分が上下に連続的に一列に配置された複数の障害釘13を境界として右側領域(第1領域)14と左側領域(第2領域)15とに区分けされている。これら障害釘13の間隔は、遊技球Pが通過不可能な間隔、即ち、遊技球Pの径よりも小さく形成してある。尚、図示した複数の障害釘13以外の複数の障害釘については図示を省略する。
右側領域14には、普通図柄始動ゲート16と、開閉可能な第1特別図柄始動入賞口17と、特別図柄表示部18と、普通図柄ランプ表示部19と、大入賞口20とが、夫々所定位置に配置されている。また、左側領域15には、液晶ディスプレイ21と、常時開状態の第2特別図柄始動口22と、複数の普通入賞口23とが、夫々、所定位置に配置されている。尚、普通図柄始動ゲート16、第1,第2特別図柄始動入賞口17,22、大入賞口20、普通入賞口23が遊技球検出手段に相当する。
遊技開始後、通常の遊技状態において、遊技者が発射ハンドル10を回動操作して、複数の普通入賞口23や第2特別図柄始動入賞口22への入賞を狙って左側領域15に発射された遊技球Pは、複数の障害釘(図示略)や風車24に当たって方向を換えながら落下していき、普通入賞口23、第2特別図柄始動入賞口22の何れかに入賞するか、最下端まで落下して球排出口25から排出される。
第2特別図柄始動入賞口22に入賞した遊技球Pを検出した場合、特別図柄表示部18において7セグメント表示装置で表示される特別図柄の変動表示が開始され、この特別図柄の変動表示に連動して、液晶ディスプレイ21の表示画面において、リーチや大当りに対する遊技者の期待感を喚起する為に演出目的で表示される複数の図柄列からなる演出図柄の変動表示が開始される。そして、特別図柄の変動停止タイミングに合わせて演出図柄も変動停止するので、遊技者は、演出図柄の停止態様を見て特別図柄表示部の特別図柄の停止態様が当りか否かを認識することができる。例えば、特別図柄が大当り態様で停止したとき、演出図柄の停止図柄も大当り態様(例えば、「777」や「444」)で表示される。また、液晶ディスプレイの表示画面には、演出図柄の変動表示に連動して、変動停止後の特別図柄の図柄態様を予告する予告演出画像、背景画像などが表示される。
特別図柄の変動開始後、変動停止時の図柄態様が大当り態様(例えば、「777」や「444」)で停止したとき、遊技状態が、通常の遊技状態から大当り遊技状態へ移行する。大当り遊技状態に移行すると、大入賞口20が開閉され、大入賞口20は最大で15ラウンド開閉動作を繰り返す。大入賞口20の各開放は、大入賞口20に遊技球Pが10個入球するか、その開放時から30秒経過するまで維持される。遊技者は、大入賞口20への遊技球Pの入賞を狙うため、発射ハンドル10の回動量を増大させ遊技球Pを強い勢いで連続的に発射させ、その到達位置を遊技領域12の右側領域14へ集中させる右打ちを行う。そして、右側領域14に到達した遊技球Pは、左側領域15の第2特別図柄始動入賞口22に入賞又は入賞し難いように複数の障害釘13でブロックされつつ落下して、普通図柄始動ゲート16を通過するか、又は、第1特別図柄始動入賞口17や大入賞口20へ入賞するか、最下端まで落下して球排出口25から排出される。
普通図柄始動ゲート16を通過した遊技球Pを検出した場合、当り外れ抽選の抽選結果に基づいて普通図柄ランプ表示部19の当りランプ19aと外れランプ19bの何れかが点灯又は点滅表示される。当りランプ19aが点灯表示された場合、通常は閉状態の第1特別始動入賞口17が所定回数開閉される。
前記の変動停止時の大当り図柄態様が確率変動大当り態様(「777」)の場合、大当り遊技状態終了後、次回の大当り図柄態様となるまでの間、確率変動状態となり、即ち、遊技状態が、大当たり当選確率が通常確率(例えば抽選用乱数を0〜299とした場合、1/300)から高確率(例えば1/30)に設定される高確率状態、特別図柄の変動時間を短縮する時短状態や、第1特別始動入賞口17の開放時間を延長する開放延長状態を発生させる確率変動状態に移行される。そのため、遊技者は、大当り遊技状態終了後もその確率変動状態の間、右側領域17に集中的に遊技球Pを発射して右打ちを行う。また、変動停止後の大当り図柄態様が非確率変動大当り態様(「444」)の場合、特別図柄が所定回数(例えば、100回)変動するまで特別図柄の変動時間が短縮される時短状態と、開放延長状態を発生させる変動時間短縮状態となり、この変動時間短縮状態の間も右打ちを行う。
変動時間短縮状態終了後通常の遊技状態へ移行されると、図3に示すように、液晶ディスプレイの表示画面に、「左打ちして下さい!」旨の文字情報による視覚的な報知が行われる(第1報知に相当する)。遊技者は、発射ハンドル10の回動操作位置を調整して、第2特別図柄入賞口22への遊技球Pの入賞を狙って左側領域15に遊技球Pを発射させる。また、報知してから所定時間経過後に、右側領域のゲートに遊技球が通過した場合、遊技者が右側領域14を狙った右打ちを行っていると予測し、前記の視覚的な報知と共に、スピーカ8から「左打ちして下さい」旨の音声による聴覚的な報知とが行われる(第2報知に相当する)。
次に、パチンコ機1の制御系について説明する。
図4に示すように、パチンコ機1の外枠2の裏側には、パチンコ機1を制御する各種制御手段(主制御手段26a、払出制御手段27a、演出制御手段28a、液晶表示制御手段29a)が装備された基板として、主制御基板26、払出制御基板27、演出制御基板28、液晶表示制御基板29が夫々所定位置に配設されている。これら制御基板26〜29は別体に構成されて電気的に接続され、各制御基板には、夫々、CPUとROMとRAMからなるマイクロコンピュータと入出力インターフェースが設けられている。
図4に示すように、主制御基板26には、普通図柄始動ゲート16に設けた普通図柄始動ゲートSW30、第1特別図柄始動入賞口17に設けた第1特別図柄始動入賞口SW31、第2特別図柄始動入賞口22に設けた第2特別図柄始動入賞口SW32、普通入賞口23に設けた普通入賞口SW33、大入賞口20に設けた大入賞口SW34、大入賞口20の開閉SOL35、第1特別図柄始動入賞口17の開閉SOL36、払出制御基板27、演出制御基板28、特別図柄表示基板37、普通図柄表示基板38が接続されている。尚、SWはスイッチを意味し、SOLはソレノイドアクチュエータのことである。普通図柄始動ゲートSW30、第1特別図柄始動入賞口SW31、第2特別図柄始動入賞口SW32、普通入賞口SW33、大入賞口SW34、が遊技球検出スイッチに相当する。
主制御基板26上に装備された主制御手段26aは、これらSW30〜34の検出信号に基づいて、大入賞口開閉SOL35、第1特別図柄始動口開閉SOL36、特別図柄表示基板37の特別図柄表示部18、普通図柄表示基板38の普通図柄ランプ表示部19を直接的に制御すると共に、払出制御基板27の払出制御手段27aと、演出制御基板28の演出制御手段28aに遊技状態に応じて複数の制御コマンドを送信し、これら制御基板27,28の制御手段27a,28aを介して他の制御機器を間接的に制御する。
払出制御基板27には、発射ハンドル10内に配設されたタッチセンサ39、ステッピングモータ40、可変抵抗器(ポテンショメータ)41、発射駆動機構42の発射SOL43が発射制御基板44を介して接続されている。ここで、ポテンショメータ41は、遊技者が回動操作した発射ハンドル10の回動角度を抵抗の大きさとして検出し、その抵抗値に応じて遊技球Pの発射強度を検出する機能を有する。また、タッチセンサ39は、遊技者が発射ハンドル10にタッチしているか否かを検出し、発射ハンドル10に接触している物体の静電容量の変化が特定値を示したとき、発射制御基板44の検出回路部(図示略)は、遊技者の手が発射ハンドル10にタッチしたと検出するように構成されている。ステッピングモータ40は、回動操作された発射ハンドル10の操作部を、その操作位置から原点位置へ復帰動作させる。
ポテンショメータ40により検出された抵抗値は、A/D変換回路(図示略)を介して払出制御基板27に送信され、払出制御基板27上に装備された払出制御手段27aは、タッチセンサ39からの検知信号と、ポテンショメータ40の抵抗値に応じた発射強度で、即ち、発射ハンドル10の回動角度に応じて設定される発射強度で遊技球Pが遊技領域12に発射されるよう発射駆動機構42の発射SOL43を駆動制御する。尚、発射ハンドル10と発射駆動機構42が発射手段に相当する。
普通入賞口23、第1,第2特別図柄始動入賞口17,22、大入賞口20への遊技球Pの入賞に応じた賞球を払出す為の払出機構45が設けられ、払出し制御手段27aは、主制御手段26aから受信した賞球に関する制御コマンドを入力し、払出機構45の払出モータ46へ駆動制御信号を出力し、払出機構45の払出計数SW47から検出信号を入力する。
演出制御基板28には、スピーカ(音声発生手段)8、装飾ランプ7、液晶表示制御基板29が接続されている。演出制御基板28上に装備された演出制御手段28aは、主制御手段26aから受信した複数の制御コマンドに基づいてスピーカ8からの遊技効果音や音声の出力や装飾ランプ7の点灯又は点滅表示を直接的に制御すると共に、液晶表示制御基板29の液晶表示制御手段29aに表示指令コマンドを送信しての液晶ディスプレイ21を間接的に制御する。尚、スピーカ8と液晶ディスプレイ21が報知手段に相当する。
液晶表示制御基板29上に装備された液晶表示制御手段29aは、演出制御手段28aから受信した制御コマンドに応じて液晶ディスプレイ21を有する液晶ディスプレイユニットへ駆動制御信号を出力して、液晶ディスプレイ21の表示画面から演出図柄の変動態様、変動停止後の演出図柄態様、予告演出画像、背景画像や、文字情報などが表示される。
次に、演出制御手段(報知制御手段)28aが実行する、発射位置報知制御について、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。但し、図中の符号Si(i=1,2,・・・)は各ステップである。尚、この制御プログラムは、演出制御手段28aのROMに予め格納されている。
S1において、通常の遊技状態に移行したか否かが判定される(S1)。例えば、変動時間短縮状態終了後、通常の遊技状態に移行された場合(S1;Yes)、第1報知が開始される(S2)。即ち、遊技者に対して左側領域15を狙って遊技球Pを発射するよう指示する為に、液晶ディスプレイ21の表示画面に、「左打ちして下さい!」旨の文字情報を用いた視覚的報知が行われる。一方、通常の遊技状態に移行していない場合(S1;No)、第1報知が行われずにリターンされる。
第1報知が開始され、その報知時間を計時する為の報知タイマの計時が開始され(S3)、計時開始から所定の報知時間が経過したか否かが判定される(S4)。即ち、報知タイマの計時開始から予め設定された第1報知の報知時間(例えば、5秒)が経過したか否かが判定される。報知時間が経過していない場合(S4;No)、報知タイマの計時が所定時間経過するまで継続して行われる。
一方、報知時間が経過している場合(S4;Yes)、例えば、第1報知開始から5秒経過した場合、その報知時間の間に、右側領域14の普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31からの遊技球Pの検出に基づいて検出フラグが設定されたか否かが判定される(S5)。遊技球Pのゲート通過や入賞口への入賞の有無を判定することで、遊技者が右打ち又は左打ちしているかを予測することができる。
判定の結果、普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出されない場合(S5;No)、左側領域15の第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出されたか否かが判定される(S7)。判定結果、第2特別図柄始動入賞口22への遊技球Pが検出された場合(S7;Yes)、検出フラグにより、遊技者が左打ちしていることが予測されるため、第1報知を終了する(S8)。即ち、第2特別図柄始動入賞口22への遊技球Pの入賞により、第1報知開始から5秒後に報知を終了する。一方、普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出されず(S5;NO)、第2特別図柄始動入賞口SWからも遊技球Pが検出されない場合(S7;No)、S1へリターンされる。即ち、遊技者が休憩中等で発射ハンドル10が操作されておらず、遊技を行っていない場合には、第1報知の報知時間経過後、再度、S1以降の処理が実行される。
他方、右側領域14の普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出された場合(S5;Yes)、即ち、通常遊技状態移行後、第1報知が実行されたにもかかわらず、遊技者が普通図柄始動ゲート16や第1特別図柄始動入賞口17を狙って未だ右打ちを行っている場合、第2報知が開始される(S6)。つまり、再度、遊技者に対して左側領域15を狙って遊技球Pを発射するよう指示する為、前記の視覚的な報知と、「左打ちして下さい」の音声をスピーカ8から出力する聴覚的な報知とが行われる。
第2報知開始後、左側領域15の第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出されたか否かが判定される(S7)。判定の結果、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出された場合(S7;Yes)、即ち、遊技者が左側領域15を狙って遊技球Pを発射していると予測されると、第2報知を終了する(S8)。一方、第2報知開始後、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出されない場合(S7;No)、即ち、遊技者が、未だ右打ちを行っている場合、S1へリターンする。
次に、実施例のパチンコ機1の作用効果について説明する。
変動時間短縮状態終了後、通常の遊技状態に移行すると、液晶ディスプレイ21の表示画面に「左打ちして下さい!」と遊技者に左打ちを指示する第1報知が行われる。第1報知の報知時間が短時間に設定された場合、その第1報知時間の間に、左側領域15の第2特別図柄始動入賞口22へ遊技球Pが入賞すると、第2報知が行われることなく、1回の報知で且つ短時間で報知が終了する。熟練した遊技技量を持つ遊技者にとっては1回の報知で且つ短時間で報知が終了するため、報知を煩わしいと感じることがない。
一方、第1報知の報知時間が経過した後も遊技者が普通図柄始動ゲート14や第1特別図柄始動入賞口17を狙った右打ちを行っている場合、第1報知による視覚的な報知と、「左打ちして下さい」旨の音声をスピーカ8から出力する聴覚的な報知とによる第2報知が行われる。そのため、初心者にとっては、2回の報知でもって現在の適正な遊技球Pの発射位置を見逃すことがなく、遊技状態に応じた適切な遊技を行うことができる。
このように、普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出され、第2特別図柄始動口SW32から遊技球が検出されない場合、遊技者が右打ちを行っていることが予測できる一方、普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出されず、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pの入賞が検出された場合、遊技者が左打ちを行っていることが予測できる。その結果として、遊技者の遊技技量に応じた報知と遊技演出を行うことができる。
また、普通図柄始動ゲートSW30や第1,第2特別図柄始動入賞口SW31,32を有効活用することで、遊技領域12に専用の検出スイッチを設ける必要がなく、簡単且つ容易に遊技者が右打ち又は左打ちを行っているか特定することが可能である。
次に、前記実施例を部分的に変更した変更例について説明する。
1〕実施例の発射位置報知制御では、普通図柄始動ゲートSW30や第1,第2特別図柄始動入賞口SW31,32からの遊技球Pの検出の有無に基づいて第1,第2報知が実行されたが、遊技球Pの検出の有無と、遊技者による発射ハンドル10の操作の有無とに基づいて、第1,第2報知を実行するように構成してもよい。
図6に示すように、S11〜S15については図5のS1〜S5と同様の処理であるので、その説明を省略する。尚、図中の符号Si(i=11,12,・・・)は各ステップである。
普通図柄ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出されない場合(S5;No)、発射ハンドル10内のタッチセンサ39がONであるか否かが判定される(S17)。判定の結果、タッチセンサ39がONである場合(S17;Yes)、即ち、遊技者が発射ハンドル10を操作している場合、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出されたか否かが判定される(S18)。判定の結果、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出された場合(S18;Yes)、即ち、遊技者が左側領域15を狙って遊技球Pを発射していると予測されると、第1報知を終了する(S19)。
一方、タッチセンサ39がONでない場合(S17;No)、即ち、遊技者が発射ハンドル10を操作しておらず、遊技が行われていない場合、第1報知を終了する(S19)。この場合、遊技者の遊技技量に応じて第1,第2報知を実行できると共に、遊技が行われていない場合に報知を無駄に行うことなく終了させることができる。
2〕実施例の発射位置報知制御では、普通図柄始動ゲートSW30や第1,第2特別図柄始動入賞口SW31,32からの遊技球Pの検出の有無に基づいて第1,第2報知が実行されたが、遊技球Pの検出の有無と、遊技者による発射ハンドル10の操作位置とに基づいて、第1,第2報知を実行するように構成してもよい。
図7に示すように、S21〜S24については図5のS1〜S4と同様の処理であるので、その説明を省略する。尚、図中の符号Si(i=21,22,・・・)は各ステップである。
第1報知が開始されてから報知時間が経過している場合(S24;Yes)、ハンドル操作位置検出処理が実行される(S25)。発射ハンドル10の操作位置が検出され、その検出結果に基づいて、遊技者が第2特別図柄始動入賞口22を狙って左打ちしているか否かが判定される(S26)。判定の結果、左打ちが行われておらず(S26;No)、普通図柄始動ゲートSW30又は第1特別図柄始動入賞口SW31から遊技球Pが検出された場合(S27;Yes)、第2報知が開始され(S28)、第2報知開始後、S29、S30が実行される。一方、左打ちが行われている場合(S26;Yes)、第2特別図柄始動入賞口SW32から遊技球Pが検出された場合(S29;Yes)、第1報知を終了する(S30)。
次に、S25のハンドル操作位置検出処理について図8に基づいて説明する。尚、図中の符号Si(i=31,32,・・・)は各ステップである。
図8に示すように、ハンドル操作位置検出処理が開始されると、タッチセンサ39がONであるか否かが判定される(S31)。判定の結果、タッチセンサ39がONでない場合(S31;No)、即ち、遊技者が発射ハンドル10を操作していない場合、S31の処理が繰り返し実行される。一方、タッチセンサ39がONである場合(S31;Yes)、即ち、遊技者が発射ハンドル10を操作している場合、発射ハンドル10内のポテンショメータ41から遊技者が回動操作した発射ハンドル10の回動角度を検出し、その回動角度に応じて現在のハンドル操作位置VRが読み込まれる(S32)。そのハンドル操作位置VRから遊技者が左打ち又は右打ちを行っているかが判定される(S33)。例えば、回動角度がMAXの場合、右打ちが行われていると判定される。
このように、普通図柄始動ゲートSW30や第1,第2特別図柄始動入賞口SW31,32からの遊技球Pの検出の有無と、遊技者による発射ハンドル10の操作位置とに基づいて、第1,第2報知を実行するように構成したので、遊技者が左打ち又は右打ちしているかを確実に判定することができ、遊技者の遊技技量に応じて第1,第2報知を確実に行うことができる。
3〕実施例の発射位置報知制御では、第1報知開始後、その報知時間が経過した後に、普通図柄始動ゲートSW又は第1特別図柄始動入賞口SWが遊技球Pを検出した場合に、第2報知が開始されたが、図9に示すように、第1報知開始後、その報知時間が経過した後、第2特別図柄始動入賞口SWが遊技球Pを検出しない場合(SA;Yes)、第2報知を開始するように構成してもよい。
4〕実施例においては、第1報知が文字情報による視覚的な報知により行われたが、その他、視覚的な報知として装飾図柄、記号表示によるものでもよい。また、液晶ディスプレイ21とは別個に複数色のカラーLEDを装備した表示装置を設け、それらカラーLEDの点灯表示により第1報知を行ってもよい。例えば、赤色LEDの点灯表示を第1報知としてもよい。
5〕実施例では、変動時間状態短縮終了後、通常遊技状態に移行後に発射位置報知制御が実行されたが、その他、大当り遊技状態終了後、高確率状態、時短状態や開放延長状態に移行した場合、通常状態から大当り遊技状態に移行した場合に、実行するようにしてもよい。
6〕実施例の発射位置報知制御では、普通図柄始動ゲートSW30、第1,第2特別図柄始動入賞口SW31,32からの遊技球Pの検出に基づいて第1,第2報知を実行したが、その他、種々の入賞口SW(例えば、普通入賞口SW23)からの遊技球Pの検出に基づいて第1,第2報知を実行するように構成してもよい。
7〕実施例においては、第2報知が、視覚的な報知と聴覚的な報知により行われたが、聴覚的な報知だけでもよい。
8〕実施例においては、右側領域14に、普通図柄始動ゲート16、第1特別図柄始動入賞口17、大入賞口20を、夫々、所定位置に配置し、左側領域15に、普通入賞口23、第2特別図柄始動入賞口22を、夫々、所定位置に配置したが、この配置構成に限定されるものではない。例えば、左側領域15に大入賞口20を配置してもよい。
9〕その他、当業者であれば、本発明の趣旨を逸脱することなく、前記実施例に種々の変更を付加した形態が実施可能であり、本発明はそのような変更形態を包含するものである。
パチンコ機の斜視図である。 パチンコ機の遊技盤の正面図である。 第1報知が行われている状態を示す図である。 パチンコ機の制御系のブロック図である。 発射位置報知制御のフローチャートである。 変更形態の発射位置報知制御のフローチャートである。 変更形態の発射位置報知制御のフローチャートである。 ハンドル操作位置検出処理のフローチャートである。 変更形態の発射位置報知制御フローチャートである。
符号の説明
P 遊技球
1 パチンコ機
4 遊技盤
10 発射ハンドル
12 遊技領域
14 右側領域
15 左側領域
16 普通図柄始動ゲート
17 第1特別図柄始動入賞口
20 大入賞口
21 液晶ディスプレイ
22 第2特別図柄始動入賞口
30 普通図柄始動ゲートSW
31 第1特別図柄始動入賞口SW
32 第2特別図柄始動入賞口SW
42 発射駆動機構

Claims (4)

  1. 遊技盤上に配設された複数の遊技球検出手段と、これら遊技球検出手段に夫々設けられ遊技球を検出する複数の遊技球検出スイッチと、遊技球を遊技領域に発射する発射手段とを備えた弾球遊技機において、
    遊技盤上の遊技領域が、第1の遊技球検出手段が配置される第1領域と、第2の遊技球検出手段が配置される第2領域とに区分され、
    前記発射手段により遊技球を第1又は第2領域を狙って発射するよう報知可能な報知手段と、
    所定の遊技状態に変化した場合に、前記報知手段に前記報知を開始させ、遊技球を発射するように報知された領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出したとき、前記報知手段による前記報知を終了させる報知制御手段とを備えた、
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 前記報知手段による報知は、表示手段により出力される視覚的な報知である第1報知と、音声発生手段により出力される聴覚的な報知を含む第2報知とからなり、
    前記報知制御手段は、前記報知開始時に前記報知手段に第1報知を開始させ、この第1報知の開始後所定時間経過するまでに、報知されていない領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出したとき前記報知手段に第2報知を開始させることを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
  3. 前記報知制御手段は、報知開始時に前記報知手段に第1報知を開始させ、この第1報知の開始後所定時間経過するまでに、報知された領域に配置された遊技球検出スイッチが遊技球を検出しないとき前記報知手段に第2報知を開始させることを特徴とする請求項2に記載の弾球遊技機。
  4. 前記第2の遊技球検出手段の遊技球検出スイッチが遊技球を検出した場合、前記第1の遊技球検出手段の遊技球検出スイッチは遊技球を検出しないことを特徴とする請求項1に記載の弾球遊技機。
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