JP2009190843A - エレベータシステム - Google Patents
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Abstract
【課題】エレベータシステムにおいて、簡便にエレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等の破壊を防止することである。
【解決手段】エレベータシステム10において、乗りかご12のカゴ上ステーションに設けられる電子機器60と、乗りかご12の天井に設けられ、電子機器60に向けて風を送る送風装置50と、電子機器60と送風装置50とを連通する連通路40と、昇降路3内への水漏れによってもたらされたカゴ上ステーションの水を検知する水漏検知部20と、水漏検知部20が水漏れを検知した場合に、送風装置50を作動させる制御を行う制御部30と、を備える。
【選択図】図1
【解決手段】エレベータシステム10において、乗りかご12のカゴ上ステーションに設けられる電子機器60と、乗りかご12の天井に設けられ、電子機器60に向けて風を送る送風装置50と、電子機器60と送風装置50とを連通する連通路40と、昇降路3内への水漏れによってもたらされたカゴ上ステーションの水を検知する水漏検知部20と、水漏検知部20が水漏れを検知した場合に、送風装置50を作動させる制御を行う制御部30と、を備える。
【選択図】図1
Description
本発明は、エレベータシステムに係り、特に、乗りかごのカゴ上ステーションに設けられる電子機器を有するエレベータシステムに関する。
エレベータの乗りかごのカゴ上ステーションには、戸開閉装置、閉戸確認スイッチ、停電灯電源部、非常連絡装置の電源部、乗りかごの減速並びに着床指令装置等の電子機器等が設けられていることがある。集中豪雨や排水設備の故障等により、エレベータの乗場扉の隙間等から昇降路内へ浸水した場合、乗りかごが浸水階よりも下方に位置していると、カゴ上ステーションに水が溜まることは避けられない。また、カゴ上ステーションに水が溜められたまま放置しておくと、カゴ上ステーションの電子機器等が冠水して機器が破壊することがあるため対策が必要である。例えば、特許文献1には、昇降路内への浸水を検出し、乗りかごを退避運転するようにしたエレベータ浸水時の運転装置において、昇降路内への浸水を検出する水滴センサと、浸水した水を貯え、所定量となった時作動する貯水センサとを設け、水滴センサ動作時は、乗りかごを常時最上階に運転させ、貯水センサ動作時は、乗りかごを最上階に停止運転するようにしたエレベータ浸水時の運転装置が開示されている。
上記特許文献1の構成を用いることで、エレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等の破壊を防止することができる。しかし、特許文献1の構成では、水滴センサが浸水を検出すると常時最上階に運転させるため、例えば、浸水量が少ない場合にでも必ず通常運転から常時最上階に運転させられるため不便となる場合がある。
本発明の目的は、簡便にエレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等の破壊を防止するエレベータシステムを提供することである。
本発明に係るエレベータシステムは、乗りかごのカゴ上ステーションに設けられる電子機器と、乗りかごの天井に設けられ、電子機器に向けて風を送る送風装置と、電子機器と送風装置とを連通する連通路と、昇降路内への水漏れによってもたらされたカゴ上ステーションの水を検知する水漏検知部と、水漏検知部が水漏れを検知した場合に、送風装置を作動させる制御を行う制御部と、を備えることを特徴とする。
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、制御部は、水漏検知部が水漏れを検知した場合に、送風装置を作動させながら、乗りかごを最上階に移動させる制御を行うことが好ましい。
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、連通路は、少なくとも1部にヒータを有することが好ましい。
また、本発明に係るエレベータシステムにおいて、送風装置の送風方向を切り替える切替手段を備え、通常時は乗りかご内に向けて送風する送風方向を、水漏検知部が水漏れを検知した場合に電子機器に向けて送風するように切り替えることが好ましい。
上記構成により、エレベータシステムは、水漏検知部によって水漏れを検知し、送風装置を作動させることで電子機器の水濡れを乾燥することができる。したがって、簡便にエレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等の破壊を防止することができる。
上記構成により、エレベータシステムは、水漏検知部によって水漏れを検知し、送風装置を作動させながら、乗りかごを最上階に移動させることで、その後の水漏れの被害を抑制することができる。したがって、より確実にエレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等の破壊を防止することができる。
上記構成により、エレベータシステムは、ヒータによって風を温風に変えることで、すばやく電子機器の水濡れを乾燥することができる。したがって、より確実にエレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等の破壊を防止することができる。
上記構成により、エレベータシステムは、通常時は乗りかご内に向けて送風する送風方向を、水漏検知部が水漏れを検知した場合に電子機器に向けて送風するように切り替えることで送風装置を兼用化することができる。したがって、乗りかご内に向けて送風する送風装置と、エレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器等に向けて送風する送風装置とを兼用することができる。
以下に図面を用いて本発明に係る実施の形態につき、詳細に説明する。なお、以下では機械室を設けるエレベータとして説明するが、昇降路内のピットに巻上機等を配置し、機械室を特別に設けない、いわゆる機械室レスエレベータであってもよい。
図1は、エレベータシステム10を示す図である。図2は、制御部30と各要素との制御関係を示す図である。エレベータシステム10は、乗客5が乗り降りする乗りかご12と、乗りかご12が移動する空間である昇降路3と、乗りかご12を昇降させる主ロープ18と、主ロープ18を巻き上げる巻上機16と、巻上機16等が設置される機械室8と、電子機器60と、送風装置50と、送風装置50に接続される送風切替装置501と、連通路40と、連通路40内に設けられる熱線401と、水漏検知部20と、制御部30と、制御部30と各要素とを接続する通信ケーブル31と、を含んで構成される。
送風装置50は、乗りかご12室内に空気を送風する機能を有する。送風装置50は、乗りかご12の天井に取り付けられる。送風切替装置501は、送風装置50と電気的に接続され、通常は乗りかご12室内に向けて送風している風向きを制御部30の制御指令によって電子機器60側に切り替える機能を有する。送風切替装置501は、乗りかご12の天井に設けられている。
乗りかご12の天井の上部には、電子機器60等が配置されるカゴ上ステーション11が設けられる。電子機器60は、例えば、閉戸確認スイッチ、停電灯電源部、非常連絡装置の電源部等の機器である。
連通路40は、電子機器60と送風装置50とを連通するパイプである。連通路40は、鉄等の不燃性の材料で構成されている。熱線401は、連通路40に設けられるヒータである。熱線401は、連通路40を通過する風を温風に変える機能を有する。
図3は、水漏検知部20を示す図である。水漏検知部20は、水漏を検知するためのセンサである。水漏検知部20は、貯水を行う貯水部210と、交流電源202と、貯水部210の低位側に設けられる低位側電極206と、貯水部210の高位側に設けられる高位側電極208と、交流電源202と低位側電極206と高位側電極208とを電気的に接続する接続線204とを含んで構成される。貯水部210の底面からそれぞれ低位側電極206と高位側電極208の高さを比較すると、高位側電極208までの高さの方が低位側電極206までの高さに比べて高くなるように設けられている。
図4は、制御部30を構成する要素の接続関係を示す図である。制御部30は、カゴ上ステーション11の水漏検知があった場合に、送風装置50と送風切替装置501を制御し、また、乗りかご12を移動する指令を与える機能を有する。制御部30は、CPU100と、水漏判定I/F112と、送風制御I/F114と、乗りかご移動I/F116と、送風切替I/F118と、記憶部130とを含んで構成される。制御部30は、エレベータに適したコンピュータを用いて構成される。
CPU100は、水漏判定モジュール102と、送風制御モジュール104と、乗りかご移動モジュール106と、送風切替モジュール108とを含んで構成される。これらの各機能は、ソフトウェアを実行することで実現でき、具体的には記憶部130に記憶されたカゴ上ステーション漏水乾燥プログラムを実行することにより実現できる。また、かかる機能の一部あるいは全部をハードウェアで実現するものとしてもよい。記憶部130は、カゴ上ステーション漏水乾燥プログラムが格納され、その他に必要な情報を記憶する記憶装置である。水漏判定I/F112は、CPU100と水漏検知部20との通信を可能とするインターフェース回路である。送風制御I/F114は、CPU100と送風装置50との通信を可能とするインターフェース回路である。乗りかご移動I/F116は、CPU100と制御部30との通信を可能とするインターフェース回路である。送風切替I/F118は、CPU100と送風切替装置501との通信を可能とするインターフェース回路である。
水漏判定モジュール102は、水漏検知部20が検知する水漏検知の情報を水漏判定I/F112を介して取得し、水漏れがあるか否かを判定する機能を有する。
送風制御モジュール104は、水漏判定モジュール102によって水漏れがあると判定された場合に、送風制御I/F114を介して、送風装置50を作動させる制御を行う機能を有する。
乗りかご移動モジュール106は、乗りかご移動I/F116を介して、巻上機16に対して乗りかご12を最上階まで移動する指令を与える機能を有する。
送風切替モジュール108は、送風装置50の送風の向きを、乗りかご12室内の向きから電子機器60の向きに切り替える指令を送風切替装置501に対して指令する機能を有する。
上記構成の作用について図面を用いて説明する。図5は、エレベータシステム10において、エレベータ浸水時にカゴ上ステーションの電子機器の破壊を防止するための各手順を示すフローチャートである。各手順は、カゴ上ステーション漏水乾燥プログラムの各処理の手順に対応する。
カゴ上ステーション漏水乾燥プログラムを起動すると、まず、水漏判定I/F112を介して取得した情報によって水漏れしているか否かを判定する(S12)。水漏れを検知していない場合には、再びS12に戻る。この機能は、CPU100の水漏判定モジュール102の機能によって実行される。ここで、再び図3に戻って水漏検知部20の作用について説明すると、図3(a)のように貯水部210に水が溜まり始めた状態だと、低位側電極206は、浸水しているが高位側電極208は浸水していないため、水漏検知部20は通電しない。図3(b)のように貯水部210に水が溜まった状態だと、高位側電極208も浸水しているため、水漏検知部20は通電する。このように、水漏検知部20によってカゴ上ステーション11への水漏れを検知することができる。
再び図5に戻って、水漏検知部20が水漏れを検知すると、送風切替装置501に対して、送風装置50の送風の向きを乗りかご12室内の向きから電子機器60の向きに切り替える指令を送風切替装置501に対して指令する(S14)。この機能は、CPU100の送風切替モジュール108の機能によって実行される。
次に、送風装置50の送風を作動する(S16)。この機能は、CPU100の送風制御モジュール104の機能によって実行される。これにより、電子機器60に向けて送られた風が温風になるため、電子機器60に付着した水分を乾燥することができる。
次に、乗りかご12を最上階に移動する指令を与える(S18)。この機能は、CPU100の乗りかご移動モジュール106の機能によって実行される。これにより、乗りかご12を最上階に退避させることで、それ以上のカゴ上ステーション11の水漏れの被害を抑制することができる。
3 昇降路、5 乗客、8 機械室、10 エレベータシステム、11 カゴ上ステーション、16 巻上機、18 主ロープ、20 水漏検知部、30 制御部、31 通信ケーブル、40 連通路、50 送風装置、60 電子機器、102 水漏判定モジュール、104 送風制御モジュール、106 乗りかご移動モジュール、108 送風切替モジュール、130 記憶部、202 交流電源、204 接続線、206 低位側電極、208 高位側電極、210 貯水部、401 熱線、501 送風切替装置、112 水漏判定I/F、114 送風制御I/F、116 乗りかご移動I/F、118 送風切替I/F。
Claims (4)
- 乗りかごのカゴ上ステーションに設けられる電子機器と、
乗りかごの天井に設けられ、電子機器に向けて風を送る送風装置と、
電子機器と送風装置とを連通する連通路と、
昇降路内への水漏れによってもたらされたカゴ上ステーションの水を検知する水漏検知部と、
水漏検知部が水漏れを検知した場合に、送風装置を作動させる制御を行う制御部と、
を備えることを特徴とするエレベータシステム。 - 請求項1に記載のエレベータシステムにおいて、
制御部は、
水漏検知部が水漏れを検知した場合に、送風装置を作動させながら、乗りかごを最上階に移動させる制御を行うことを特徴とするエレベータシステム。 - 請求項1または請求項2に記載のエレベータシステムにおいて、
連通路は、少なくとも1部にヒータを有することを特徴とするエレベータシステム。 - 請求項1から請求項3に記載のエレベータシステムにおいて、
送風装置の送風方向を切り替える切替手段を備え、
通常時は乗りかご内に向けて送風する送風方向を、水漏検知部が水漏れを検知した場合に電子機器に向けて送風するように切り替えることを特徴とするエレベータシステム。
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