JP2009194604A - 撮像装置及び撮像装置の駆動方法 - Google Patents

撮像装置及び撮像装置の駆動方法 Download PDF

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Abstract

【課題】イメージセンサの各色要素の光に対する分光感度特性に基づきライン単位に各画素の露光時間を設定することが可能な撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供する。
【解決手段】 撮像装置100を、受光した光から所定のR,G,Bのうち1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を各画素に入射するカラーフィルタ13と、センサセルアレイを有し、電子シャッタ方式によって露光時間を制御するイメージセンサ部14と、イメージセンサ部14から出力された画素信号データに基づき撮像画像データを生成する信号処理部15とを含んだ構成とし、イメージセンサ部14において、信号処理部15から入力される、各画素の分光感度特性に基づき決定された露光時間の情報を含むシャッタ・コントロール信号に基づき、ライン単位に各画素の露光時間を設定する。
【選択図】図1

Description

本発明は、入射光から所定の色空間における各画素に対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して各画素に入射する色分離手段を備えた撮像装置に係り、特に、各画素の分光感度特性に基づきライン単位に各画素の露光時間を設定することが可能な撮像装置及び撮像装置の駆動方法に関する。
従来、固体撮像素子として、例えば、各画素を構成する光電変換素子において光電変換された電気信号をCCD(電荷結合素子)により転送し、転送した電気信号を後段で増幅するCCD型のイメージセンサ(以下、CCDセンサと称す)がある。また、例えば、各画素が光電変換素子に加えて増幅器(MOS型トランジスタで構成)を含み、光電変換された電気信号を各画素で増幅してから転送するCMOS型のイメージセンサ(以下、CMOSセンサと称す)がある。
一般に、カラー撮影用の固体撮像素子は、各画素に対して所定の色空間に対応する色要素のうち1つの色要素に対応する波長の光が入射するように、カラーフィルタやIRフィルタなどを透過させて不要な波長の光成分を除去している。しかし、固体撮像素子を構成する各画素は受光する光の波長に応じて分光感度が異なる。つまり、色要素毎に分光感度が異なるため、同じ撮像条件下において、色要素毎に画素の蓄積電荷量が異なる状況が発生する。このような蓄積電荷量の違いはその画素信号によって形成される画像の色バランスを崩す恐れがある。
このような、分光感度の違いを吸収するためには、例えば、赤色(R)、緑色(G)、青色(B)などの色要素毎に利得を調整する必要がある。
例えば、可視光の波長領域(350[nm]〜650[nm])に対して、図13(a)に示すような分光感度特性を有する撮像素子があるとする。図13(a)において、縦軸は撮像素子の信号出力のレベル(以下、単に出力レベルという)、横軸は入射光の波長である。この撮像素子に対して、図13(b)に示す透過率を有したカラーフィルタと、図13(c)に示す透過率を有したIRカットフィルタとを搭載する。図13(b)及び(c)において、縦軸はフィルタの透過率、横軸は入射光の波長である。このような特性のフィルタを搭載することで、図13(d)に示すように、撮像素子のR、G、Bの各色要素に対する分光感度特性を求めることができる。図13(d)において、縦軸は撮像素子の出力レベル、横軸は入射光の波長である。
図13(d)の例では、Rの分光感度がG、Bの分光感度の1/2となっている。
このような場合に、出力レベルの利得の調整方法としては、図14(a)に示すように、G、Bの画素に対する透過率を半分にして、G、Bの分光感度をRの分光感度に合わせるという第1の調整方法がある。
また、第1の調整方法とは逆に、図14(b)に示すように、Rの利得を2倍にして、Rの分光感度をG、Bの分光感度に合わせるという第2の調整方法がある。
上記第1の調整方法では、全体の感度が落ちてしまい撮像素子の特性を活かすことができないという問題があった。一方、上記第2の調整方法では、Rの信号に含まれるノイズのレベルまで増幅してしまうため、画質が劣化するという問題があった。
これらの問題を解決する技術として、例えば、特許文献1に記載の固体撮像素子の駆動方法及び撮像装置がある。
この駆動方法は、画素からの電荷の読み出しを、該画素の色に応じて別個に制御することができ、かつ、電子シャッタ動作を行うことができるカラー撮影用のCCD型固体撮像素子によって1フレームの画像を撮影するにあたって、前記電子シャッタ動作を間歇的に複数回行うと共に、1回の電子シャッタ動作と該電子シャッタ動作の次に行われる電子シャッタ動作との間の期間内に画素の色に応じて選択的に電荷の読出しを行うというものである。
つまり、1フレームの期間において、分光感度の低い色に対応する画素からの電荷の読み出し回数を、これよりも分光感度の高い色の画素よりも多くするように構成することで、分光感度の低い色に対応する画素に対して実質的な露光時間を延ばし、分光感度が低い分の不足した蓄積電荷量を補っている。
特開2003−299110号公報
しかしながら、上記特許文献1の従来技術は、1フレームの期間において、同じ画素から画素信号を複数回読み出すにあたって、1フレームの期間に電子シャッタ動作を間歇的に複数回行うなどCCD型の固体撮像素子を前提とした駆動方法であり、画素から非破壊で画素信号を読み出すことができ且つライン単位に各画素の露光時間を制御できるCMOS型の固体撮像素子に適した駆動方法であるとはいえなかった。
そこで、本発明は、このような従来の技術の有する未解決の課題に着目してなされたものであって、イメージセンサの各色要素の光に対する分光感度特性に基づきライン単位に各画素の露光時間を設定することが可能な撮像装置及び撮像装置の駆動方法を提供することを目的とする。
〔形態1〕 上記目的を達成するために、形態1の撮像装置は、受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が2次元配列された構成のイメージセンサ部と、前記画素の単位に、入射光から所定の色空間に対応する複数種類の色要素のうち各前記画素に対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を前記各画素に入射する色分離手段とを備えた撮像素子を有する撮像装置であって、各前記色要素に対応する波長の光に対する前記画素の分光感度特性に基づき、所定方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に前記各画素の露光時間を設定する露光時間設定手段と、前記露光時間設定手段で設定された露光時間に基づき、前記イメージセンサ部を構成する各画素を前記ライン単位にリセットするタイミングと、前記ライン単位に前記リセット後の前記設定された露光時間で露光された前記各画素から画素信号を読み出すタイミングとを設定するタイミング設定手段と、前記タイミング設定手段で設定された前記リセットのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記イメージセンサ部を構成する各画素をリセットするリセット処理手段と、前記タイミング設定手段で設定された前記読み出しのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を読み出す画素信号読出手段と、を備える。
このような構成であれば、露光時間設定手段によって、各画素の分光感度特性に基づき、ライン単位に各画素の露光時間が設定される。露光時間が設定されると、タイミング設定手段によって、前記設定された露光時間に基づき、ライン単位に、各画素のリセットを行うタイミングと、リセット後の前記設定された露光時間で露光された各画素から画素信号を読み出すタイミングとが設定される。リセットのタイミングが設定されると、リセット処理手段によって、前記設定されたタイミングでリセットが行われる。リセットされた画素は、リセットのタイミングを露光開始タイミングとして露光を開始する。具体的に、分離手段によって各画素に入射された所定の1種類の色要素に対応する波長の光が各画素の光電変換素子において光電変換され、該変換によって得られた電荷が蓄積される。一方、読み出しタイミングが設定されると、画素信号読出手段によって、前記設定されたタイミングに基づき各画素から蓄積電荷量に応じた画素信号が読み出される。つまり、設定された露光時間で露光された画素から画素信号が読み出される。
従って、各色要素に対応する画素の分光感度特性に基づき、ライン単位に各画素の露光時間を設定することができるので、例えば、分光感度の比較的低い色要素の画素を含むラインの露光時間を、分光感度の比較的高い色要素の画素を含むラインよりも長い時間に設定することで、分光感度が比較的低い画素の比較的高い画素に対する蓄積電荷量の不足分を補うことができるという効果が得られる。
また、ライン単位に適切な露光時間を設定する構成としたので、例えば、従来のローリングシャッタ方式の電子シャッタ機能を有するCMOS型の撮像装置に対して、本形態の撮像装置を低コストで適用することができるという効果も得られる。
ここで、所定の色空間は、R、G、Bの3つの軸から構成されるRGB色空間、C(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)、K(BLACK)の4つの軸から構成されるCMYK色空間、C、M、Yの3つの軸から構成されるCMY色空間、M、G、C、Yの4つの軸から構成されるMGCY色空間などが該当する。以下の撮像装置に関する形態、撮像装置の駆動方法に関する形態において同じである。
また、分光感度特性とは、画素は光の波長に応じて電荷の蓄積量(感度)が異なることから、この特性を分光感度という指標で示したものである。例えば、図13(a)又は(d)に示すように、横軸が波長、縦軸が各波長の光に対する画素信号の出力レベル(蓄積電荷量)となる。また、縦軸は出力レベルの相対値で表される場合もある。以下の撮像装置の駆動方法に関する形態において同じである。
また、リセットとは、画素に蓄積された電荷を空にする処理のことである。以下の撮像装置の駆動方法に関する形態において同じである。
〔形態2〕 更に、形態2の撮像装置は、形態1に記載の撮像装置において、前記露光時間設定手段は、前記分光感度の最も高い色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルと、該色要素とは異なる種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルとに基づき、比較的分光感度の低い画素の露光時間が、前記分光感度の最も高い画素の露光時間よりも長くなるように前記各画素の露光時間を設定する。
このような構成であれば、例えば、同じ撮像条件下における、分光感度の最も高い色要素に対応する画素の画素信号のレベルと、該最も高い色要素と異なる種類の色要素にそれぞれ対応する画素の画素信号のレベルとの差分に基づき、比較的分光感度の低い画素の露光時間が、前記分光感度の最も高い画素の露光時間よりも長くなるように各画素の露光時間を設定することができる。例えば、前記異なる画素を含むラインの露光時間を、該露光時間に前記差分の示す蓄積電荷量を追加で蓄積できる時間を加算した時間に設定することで、前記異なる画素について、前記最も高い画素に対する蓄積電荷量の分光感度の違いによる不足分を補うことができるという効果が得られる。
ここで、同じ撮像条件下とは、例えば、すべての波長の可視光線を対等的且つ均質的に含んだ光(無彩色光)から所定の1種類の色要素の光を分離して各画素に入射し且つ各画素を同じ露光時間で露光して撮像を行うといったように、各種類の色要素に対応する波長の光に対してそれらの間に無視できないほどの大きな差異が生じないような条件である。以下の撮像装置に関する形態において同じである。
〔形態3〕 更に、形態3の撮像装置は、形態2に記載の撮像装置において、前記露光時間設定手段は、前記分光感度の最も高い色要素に対応する画素から読み出される画素信号に基づくレベル値A1と該色要素とは異なる種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号に基づくレベル値A2との比である「A1/A2」で前記分光感度の最も高い画素に対して設定される露光時間を乗算して得られる乗算結果に基づき、前記異なる種類の色要素に対応する画素の露光時間を設定する。
このような構成であれば、例えば、同じ撮像条件下における、分光感度の最も高い色要素に対応する画素の画素信号のレベルの平均値または最大値などのレベル値A1と、該最も高い色要素と異なる色要素にそれぞれ対応する画素の画素信号のレベルの平均値または最大値などのレベル値A2との比である「A1/A2」をその都度算出するか、あるいは予め用意する。そして、「A1/A2」を分光感度の最も高い画素の露光時間を乗算することで、該乗算結果から前記異なる画素の前記最も高い画素に対する分光感度の違いによる蓄積電荷量の不足分を補うのに適した露光時間を設定することができるという効果が得られる。
ここで、レベル値A1及びA2は、例えば、分光感度特性を求める際に各色要素の光の波長範囲に対して測定される画素信号のレベルの平均値または最大値などの値である。更に、これらの値の複数の画素に対する平均値または最大値なども該当する。
〔形態4〕 更に、形態4の撮像装置は、形態1乃至3のいずれか1に記載の撮像装置において、同じ種類の色要素に対応する画素をそれぞれ含む連続する複数のラインに対して、隣接するラインで種類の異なる2種類の露光時間T1及びT2(T1<T2)が設定されたときに、前記露光時間T1及びT2に基づき、これら露光時間の違いによって隣接するラインの前記同じ種類の色要素に対応する画素に生じる画素信号のレベル差を補正するレベル補正手段を更に備える。
このような構成であれば、レベル補正手段によって、同じ種類の色要素の光を受光する画素を含む連続する複数のラインに設定された2種類の露光時間T1及びT2(T1よりT2の方が長い)に基づき、同じ種類の色要素の光を受光する画素について露光時間の違いから生じる蓄積電荷量のレベル差を補正することができるという効果が得られる。
〔形態5〕 更に、形態5の撮像装置は、形態4に記載の撮像装置において、前記レベル補正手段は、前記露光時間T1の設定されたラインを構成する前記同じ種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルL1を、前記露光時間T1と前記露光時間T2との比である「T1/T2」を前記レベルL1に乗算して得られるレベルL2に補正する。
このような構成であれば、画素から露光時間T1で露光された画素信号が読み出されると、該読み出された画素信号のレベルL1が、該レベルL1を「T1/T2」で乗算して得られるレベルL2へと補正される。これにより、露光時間の違いによって同じ種類の色要素に対応する画素の間に生じるレベル差を適切に補正することができるという効果が得られる。
〔形態6〕 更に、形態6の撮像装置は、形態4に記載の撮像装置において、前記レベル補正手段は、前記露光時間T1の設定されたラインを構成する前記同じ種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルL1を、前記露光時間T1と前記露光時間T2との比である「T1/T2」を前記レベルL1に乗算して得られるレベルL2と、前記レベルL1に対応する画素の周辺の前記露光時間T2で露光された画素から読み出される画素信号のレベルL3との平均レベルである「(L2+L3)/2」に補正する。
このような構成であれば、画素から露光時間T1で露光された画素信号が読み出されると、該読み出された画素信号のレベルL1が、該レベルL1を「T1/T2」で乗算して得られるレベルL2と、露光時間T1に対応する画素の周辺の露光時間T2で露光された画素から読み出した画素信号のレベルL3との平均レベル「(L2+L3)/2」へと補正される。これにより、露光時間の違いによって同じ種類の色要素に対応する画素の間に生じるレベル差を適切に補正することができると共にレベルのバラツキを低減できるという効果が得られる。
〔形態7〕 更に、形態7の撮像装置は、形態4に記載の撮像装置において、前記レベル補正手段は、前記露光時間T1で露光された画素から読み出される画素信号のレベルL1が少なくともノイズレベル以下となる前記入射光の光量の範囲内にあるときに、前記レベルL1を、該レベルL1に対応する画素の周辺の前記露光時間T2で露光された画素から読み出される画素信号のレベルL2に補正する。
このような構成であれば、露光時間T1で露光された画素から画素信号が読み出され、該画素の周辺の露光時間T2で露光された画素から画素信号が読み出されると、レベル補正手段によって、入射光の光量の範囲が、露光時間T1の画素信号のレベルL1がノイズレベル以下の範囲であるときは、前記レベルL1が、該レベルL1に対応する画素の周辺の露光時間T2の画素から読み出された画素信号のレベルL2へと補正される。
なお、入射光量の範囲が、前記レベルL1がノイズレベルより大きくなる範囲のときは、例えば、補正を行わないでレベルL1をそのまま用いる。
〔形態8〕 更に、形態8の撮像装置は、形態1乃至3のいずれか1に記載の撮像装置において、前記色分離手段は、前記画素の単位に、前記入射光から前記複数種類の色要素のうち前記各ラインに対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を該当する前記画素に入射する構成を有する。
このような構成であれば、例えば、所定の色空間がRGB色空間であれば、Rに対応する画素のみから構成されるラインRLと、Gに対応する画素のみから構成されるラインGLと、Bに対応する画素のみから構成されるラインBLとが配列されたイメージセンサ部を構成することができる。RGB色空間の場合は、例えば、RL、GL、BLがこの順番に繰り返し配列される構成が望ましい。
また、このような構成であれば、各ラインは1つの色要素の画素から構成されるので、各色要素に対応する画素に対して適切な露光時間を設定することができるという効果が得られる。
〔形態9〕 更に、形態9の撮像装置は、形態4乃至7のいずれか1に記載の撮像装置において、前記色分離手段は、前記複数種類の色要素に対応する画素がベイヤ型に配列されるように、前記画素の単位に前記入射光から前記所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該当する前記画素に入射する構成を有する。
このような構成であれば、例えば、所定の色空間がRGB色空間であれば、例えば、RとGが互い違いに水平方向に並ぶフィルタラインRGFLと、GとBとが互い違いに水平方向に並ぶフィルタラインGBFLとがRGFL→GBFL→RGFL→GBFL→・・・の順で垂直方向に配列(これを、ベイヤ型の配列という)された構成のイメージセンサ部を構成することができる。
この構成の場合は、Gの画素が全てのラインに含まれるため、RとBの画素を含むラインに対して異なる露光時間が設定された場合に、Gの画素については異なる2種類の露光時間が設定されることになる。従って、レベル補正手段によって、分光感度がRとBに対して同じ感度となる方の露光時間に合わせてレベル補正を行う。基本的に、最も短い露光時間が分光感度の最も高い画素に対して設定されるので、最も短い露光時間に合わせてレベルの補正を行うことになる。
〔形態10〕 更に、形態10の撮像装置は、形態1乃至9のいずれか1に記載の撮像装置において、前記タイミング設定手段は、前記読み出すタイミングを、前記ラインの並び順に1ラインずつ一定の時間間隔で前記読み出しを行うタイミングに設定し、前記リセットのタイミングを、前記ラインの並び順に対して前記各ラインに設定された露光時間で前記読み出しが行われる順に前記リセットを行うタイミングに設定する。
このような構成であれば、画素信号読出手段は、ライン単位に一定の時間間隔で各ラインの各画素からその並び順に1ラインずつ画素信号を読み出し、リセット処理手段は、露光時間設定手段で設定された露光時間で各画素から読み出しができるタイミングで、ライン単位に各ラインの各画素をリセットする。つまり、リセットは、ラインの並び順ではなく設定された露光時間に合わせた順番で行われる。
これにより、露光時間設定手段で設定された露光時間で各ラインを露光して、該設定された露光時間で露光された各ラインの画素からその蓄積電荷量に応じた画素信号を読み出すことができる。
〔形態11〕 更に、形態11の撮像装置は、形態1乃至9のいずれか1に記載の撮像装置において、前記タイミング設定手段は、前記リセットのタイミングを、前記ラインの並び順に1ラインずつ一定の時間間隔で前記リセットを行うタイミングに設定し、前記読み出すタイミングを、前記ラインの並び順に対して前記各ラインに設定された露光時間で前記読み出しを行うタイミングに設定する。
このような構成であれば、リセット処理手段は、ライン単位に一定の時間間隔で各ラインの各画素をその並び順に1ラインずつリセットし、画素信号読出手段は、露光時間設定手段で設定された露光時間に合わせて、ライン単位に各ラインの各画素から設定された露光時間において画素信号を読み出す。つまり、読み出しは、ラインの並び順ではなく設定された露光時間に合わせた順番で行われる。
これにより、露光時間設定手段で設定された露光時間で各ラインを露光して、該設定された露光時間で露光された各ラインの画素からその蓄積電荷量に応じた画素信号を読み出すことができる。
〔形態12〕 一方、上記目的を達成するために、形態12の撮像装置の駆動方法は、受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が2次元配列された構成のイメージセンサ部と、前記画素の単位に、入射光から所定の色空間に対応する複数種類の色要素のうち各前記画素に対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を前記各画素に入射する色分離手段とを備えた撮像素子を有する撮像装置の駆動方法であって、各前記色要素に対応する波長の光に対する前記画素の分光感度特性に基づき、所定方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に前記各画素の露光時間を設定する露光時間設定ステップと、前記露光時間設定ステップで設定された露光時間に基づき、前記イメージセンサ部を構成する各画素を前記ライン単位にリセットするタイミングと、前記ライン単位に前記リセット後の前記設定された露光時間で露光された前記各画素から画素信号を読み出すタイミングとを設定するタイミング設定ステップと、前記タイミング設定ステップで設定された前記リセットのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記イメージセンサ部を構成する各画素をリセットするリセット処理ステップと、前記タイミング設定ステップで設定された前記読み出しのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を読み出す画素信号読出ステップと、を含む。
このような構成であれば、形態1に記載の撮像装置と同様の作用及び効果が得られる。
〔第1の実施の形態〕
以下、本発明に係る撮像装置及び撮像装置の駆動方法の第1の実施の形態を図面に基づき説明する。図1〜図6は、本発明に係る撮像装置及び撮像装置の駆動方法の第1の実施の形態を示す図である。
まず、本発明に係る撮像装置100の概略構成を図1に基づき説明する。図1は、本発明に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。
撮像装置100は、図1に示すように、被写体からの反射光を集光するレンズ10と、レンズ10を透過した光に含まれる赤外線成分をカットするIRカットフィルタ11と、IRカットフィルタ11を透過した光を各画素に集光するマイクロレンズ12と、マイクロレンズ12を透過した光から所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を各画素に入射するカラーフィルタ13と、各画素がフォトダイオード及びCMOS素子から構成されるセンサセルアレイを有し、電子シャッタ方式によって露光時間を制御するイメージセンサ部14と、イメージセンサ部14から出力された画素信号データに基づき撮像画像データを生成し、該生成した撮像画像データを外部機器に出力する信号処理部15とを含んで構成される。
レンズ10は、目的の被写体の大きさ、撮像装置からの距離、明るさ、解像度およびセンサセルアレイのサイズなどに応じて、被写体の撮像に十分な光量の光を集光する機能を有したレンズである。例えば、被写体の大きさ、距離、明るさが一定の場合は単焦点レンズで構成し、被写体の距離や大きさが変化する場合はズーム・レンズで構成する。また、被写体の明るさが変化する場合は、撮像装置のビデオ信号幅が一定となるように絞りを動作させて入射光量を自動調整するオート・アイリス・レンズで構成しても良い。
IRカットフィルタ11は、図13に示すフィルタ特性を有するフィルタであり、可視光領域(350[nm]〜650[nm])の光を透過させ、赤外領域(650[nm]〜)の光を遮断(減衰)する。なお、IRカットフィルタ11に、可視光領域の分光透過率を均等に減少させるNDフィルタ、色温度を上昇又は下降させる色温度変換フィルタ、水面やガラスなどの表面から反射する有害な光を減少させる偏光フィルタなどを搭載して多機能の光学フィルタとして構成してもよい。
マイクロレンズ12は、IRカットフィルタ11を透過した光を、センサセルアレイの各センサセル(画素)を構成するフォトダイオードの受光部(開口部)へとそれぞれ導くものである。
次に、図2に基づき、カラーフィルタ13の構成を説明する。
ここで、図2は、カラーフィルタ13の構成を示す図である。
図2において、R、G、Bは、光の3原色(赤色、緑色、青色)の波長の光を選択的に透過するフィルタ部に対応し、これらに付された下付の数字は、行番号及び列番号を示す。例えば、R01であれば、行番号1の第1列目の画素に対応するRの光を透過するフィルタ部となる。なお、本実施の形態においては、水平方向を行方向とし、垂直方向を列方向として、撮像装置100は、水平方向に並ぶ複数の画素から構成されるラインの単位で処理を行うようになっている。
本実施の形態において、カラーフィルタ13は、マイクロレンズ12を介して入射された光から、赤色(R)に対応する波長の光(以下、R光と称す)、緑色(G)に対応する波長の光(以下、G光と称す)及び青色(B)に対応する波長の光(以下、B光と称す)のうち所定の1色に対応する波長の光を分離して、該分離した光をそれぞれ対応する画素に入射する複数のフィルタ部から構成されている。
具体的に、カラーフィルタ13は、図2に示すように、入射光からR光を分離して画素に入射する複数のR光透過フィルタ部が水平方向に連続した構成のフィルタラインRFLと、入射光からG光を分離して、該分離したG光を画素に入射する複数のG光透過フィルタ部が水平方向に連続した構成のフィルタラインGFLと、入射光からB光を分離して、該分離したB光を画素に入射する複数のB光透過フィルタ部が水平方向に連続した構成のフィルタラインBFLとを複数備えている。これら複数の、フィルタラインRFLと、フィルタラインGFLと、フィルタラインBFLとは、図2に示すように、RFL→GFL→BFL→RFL→GFL→BFL→・・・の順で垂直方向に連続して配列されている。
次に、図3に基づき、イメージセンサ部14の内部構成を説明する。
ここで、図3は、イメージセンサ部14の内部構成を示すブロック図である。
イメージセンサ部14は、図3に示すように、制御回路50と、駆動回路51と、センサセルアレイ52と、画素信号読出回路53とを含んで構成される。
制御回路50は、信号処理部15から入力される同期信号及びシャッタ・コントロール信号に基づき各種制御信号を生成する。そして、この生成した制御信号を駆動回路51及び画素信号読出回路53にそれぞれ出力する。
具体的に、信号処理部15からの同期信号に基づき基準タイミング信号を生成し、該生成した基準タイミング信号とそのカウント信号に基づき、垂直同期信号、水平同期信号及びピクセルクロックを生成する。更に、これら生成した信号と、基準タイミング信号のカウント信号と、信号処理部15からのシャッタ・コントロール信号とに基づき、読み出しライン選択信号などの画素信号の読み出しに係る制御信号、リセットライン選択信号などの蓄積電荷のリセット(画素に蓄積された電荷を空にする動作)に係る制御信号、これら読み出しライン及びリセットラインを有効にするタイミングを制御するタイミングパルス信号、読み出し有効期間を示すData_Enable信号などを生成し、これら生成した制御信号を駆動回路51及び画素信号読出回路53に適宜選別して出力する。
本実施の形態においては、R、G、Bの各色要素の光に対応する画素の露光時間(シャッタ・コントロール信号により通知)に基づき、水平方向に配列された複数の画素から形成されるライン単位に露光時間を設定する。そして、設定された露光時間に基づき、制御回路50の動作を制御して、リセットのタイミング(露光開始のタイミング)及び画素信号の読み出しのタイミングを設定する。なお、詳細は後述する。
駆動回路51は、制御回路50からの読み出しライン選択信号やリセットライン選択信号などの制御信号に基づき、イメージセンサ部14における、読み出しライン選択信号又はリセットライン選択信号が示すアドレス値に対応したライン位置のセンサセル(画素)を有効(アクティブ)にする駆動パルス信号を生成し、該生成した駆動パルス信号及びリセットや読み出しなどの駆動内容に対応する駆動パルス信号(リセット線、読出線を有効にする信号)をセンサセルアレイ52に出力する。
センサセルアレイ52は、フォトダイオード及びCMOS素子を用いて構成された複数のセンサセルを水平方向及び垂直方向に2次元マトリクス状に配列し、各水平方向のライン毎のセンサセルに対して、アドレス線、リセット線及び読出線が共通に接続され、前記3つの制御線を介して各種駆動パルス信号が各ラインを構成するセンサセルに送信される。そして、アドレス線及び読出線が有効になると、該読出線を介して蓄積電荷を画素信号読出回路53に転送する構成となっている。一方、アドレス線及びリセット線が有効になると、リセット線を介して選択ラインの各画素に蓄積された電荷を空に(リセット)する。
画素信号読出回路53は、不図示の、水平転送部と、AGC(Auto Gain Control)回路と、A/Dコンバータ(Analog-Digitalコンバータ)とを含んで構成され、水平転送部において、センサセルアレイの選択ラインの各画素から読み出される画素信号データをラインメモリ(不図示)に記憶する。次いで、AGC回路において画素信号データのレベル調整を行ない、A/Dコンバータにおいて、レベル調整後の画素信号データ(アナログデータ)をデジタルのデータ(以下、画素データと称す)に変換し、該変換して得られた画素データを信号処理部15に出力する。
更に、本実施の形態において、画素信号読出回路53は、制御回路50によって、ライン単位にリセット直後の画素信号を読み出すように制御される。そして、リセット直後に読み出した画素信号のデータを専用のラインメモリに記憶し、設定された露光時間で同じラインから画素信号が読み出されると、該読み出された画素信号とリセット直後の画素信号との差分をとり、この差分の画素信号データをAGC回路に出力する。つまり、リセット直後の信号成分を除去することで、画素信号から固定パターンノイズ成分を除去する。
図1に戻って、信号処理部15は、内部のクロック発振器(不図示)によって同期信号(同期クロック)を発生し、センサセルアレイ52を構成する各画素のR光、G光、B光に対する分光感度特性に基づきシャッタ・コントロール信号を生成し、発生した同期信号及び生成したシャッタ・コントロール信号をイメージセンサ部14に出力する。
更に、信号処理部15は、DSP(Digital Signal Processor)を含んで構成され、イメージセンサ部14から入力される画素データからピクセルデータを生成し、外部機器への出力用の撮像画像データ(ビデオデータ)を生成し、該生成した撮像画像データを外部機器に向けて出力する。なお、信号処理部15は、撮像画像データを生成するために、イメージセンサ部14から入力される画素データを記憶するフレームメモリ(不図示)を有している。
信号処理部15は、具体的に、カラーフィルタ13の構成と、センサセルアレイ52を構成する画素のR光、G光、B光に対する分光感度の比(以下、分光感度比と称す)の情報とから露光時間を決定し、該決定した露光時間の情報を含むシャッタ・コントロール信号を生成する。
ここで、分光感度比は、例えば、可視光領域の波長領域に対する各画素のR光、G光、B光に対する画素信号の出力レベルから求める。具体的に、R光、G光、B光の各光の波長領域に対する各画素の複数種類の波長に対する出力レベルのうちの各色要素の最大値の比として求めることができる。また、この出力レベルの複数種類の波長に対する平均値のうちの各色要素の最大値の比として求めることができる。また、この複数種類の波長に対する平均値の全画素に対する各色要素の平均値の比として求めることができる。
例えば、上記いずれかの方法で求められた分光感度比が、R:G:B=4:2:1であれば、まずR光に対応する画素に対して露光時間T1を決定する。しかる後に、分光感度比から、G光に対応する画素に対しては、T1を2倍にした露光時間T2(2×T1)を決定する。更に、B光に対応する画素に対しては、T1を4倍にした露光時間T3(4×T1)を決定する。そして、これら決定した露光時間T1、T2、T3の情報を含むシャッタ・コントロール信号を生成する。
つまり、分光感度が最も高い画素の露光時間T1を基準にして、これよりも低い画素の露光時間T2、T3を決定する。各画素のG光、B光に対する分光感度は、それぞれR光に対する分光感度の1/2、1/4であるため、R光の分光感度に合わせて、露光時間T1を2倍してT2を、4倍してT3を決定する。従って、露光時間T1、T2、T3は、「T1<T2<T3」の関係となる。
次に、図4に基づき、画素のR光に対する分光感度がG光、B光よりも低く且つG光、B光に対する分光感度が同じ感度であるときのリセットタイミング及び読み出しタイミングの設定方法について説明する。
ここで、図4(a)は、従来のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図であり、(b)は、本発明のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図である。なお、図4(a)及び(b)に示す例では、説明の便宜上、ライン数を8ラインとしているが、これに限定されるものではない。実際のデジタルスチルカメラやビデオカメラなどの撮像装置のセンサセルアレイはもっと多数のラインで構成される。
図2に示すフィルタ構成のカラーフィルタ13で色分離される撮像素子に対して、従来の各ラインの露光開始タイミング(リセットタイミング)と、画素信号の読み出しタイミングは、図4(a)に示すようになる。ここで、図4中の番号1〜8はライン番号であり、R、G、Bは各ラインに対応するフィルタラインの種類を示し、Rが上記RFL、Gが上記GFL、Bが上記BFLにそれぞれ対応する。
従来は、色要素の種類に関係なく各ラインに対して共通の露光時間が設定されるため、ライン番号1〜8の順に1ラインずつ一定の時間間隔(タイミング)でリセット処理が行われ、これと並列して、設定された露光時間に合わせて、ライン番号1〜8の順に1ラインずつ一定のタイミングで画素信号が読み出される。
一方、本実施の形態のイメージセンサ部14においては、R光、G光、B光を受光する各ラインに対して分光感度比に応じた露光時間がそれぞれ設定される。
図4(b)の例では、R光に対応するラインの画素に対してのみ、G光、B光に対応するラインの画素よりも長い露光時間が設定される。ここでは、画素信号を読み出すタイミングを、従来と同様に、ラインの並び順(ライン番号1から8の順)に1ラインずつ一定の時間間隔で読み出すタイミングとしている。そのため、リセット処理の順番及びタイミング(露光開始タイミング)を、ライン番号1〜8の順に一定のタイミングではなく、R光のラインに設定された露光時間に応じて、リセットする順番及びタイミングの双方をずらしている。
具体的に、図4(b)の例では、ライン番号1→ライン番号2、4(同時にリセット)→ライン番号3→ライン番号5、7(同時にリセット)→ライン番号6→ライン番号8の順番でリセット処理を行っている。また、各ライン間のリセット処理を行う時間間隔も設定された露光時間に合わせて可変させている。
なお、リセット処理及び読み出し処理のいずれも、最終ラインに到達すると先頭ラインへと戻る。図4(b)の例では、リセット処理及び読み出し処理のいずれも最終ラインはライン番号8に、先頭ラインはライン番号1になる。
このリセット処理及び読み出し処理は、イメージセンサ部14において、信号処理部15から入力される同期信号及びシャッタ・コントロール信号に基づき行われる。
つまり、シャッタ・コントロール信号に含まれる各色要素(本実施の形態ではR、G、B)に対応するラインの露光時間の情報に基づき、制御回路50を構成する不図示のカウンタ回路等の各回路を制御し、上記の順番でリセット処理を行うラインのアドレス値を示す信号を出力させると共に、該アドレス値のラインを選択するリセットライン選択信号を生成し、これをリセット処理の時間間隔に応じたタイミングで駆動回路51に出力する。そして、駆動回路51において、センサセルアレイ52における、リセットライン選択信号の示すアドレス値のラインを有効にし、図4(b)に示す例のように、設定された露光時間に応じた順番及びタイミングでリセット処理を行わせる。
これと並列に、制御回路50を構成する不図示のカウンタ回路等の各回路を制御し、上記の順番で読み出し処理を行うラインのアドレス値を示す信号を出力させると共に、該アドレス値のラインを選択する読み出しライン選択信号を生成し、これを一定のタイミングで駆動回路51に出力する。これにより、画素信号読出回路53においては、1ラインずつ一定のタイミングでライン番号1〜8のラインの画素から画素信号が読み出される。これにより、設定された露光時間で各画素から画素信号を読み出すことができる。
次に、図5に基づき、信号処理部15におけるピクセルデータの生成処理及び各画素の形状について説明する。図5(A)〜(J)は、ピクセルデータの生成方法及び画素形状の例を示す図である。なお、図5は、説明の便宜上、センサセルアレイの一部分(左上の縦3画素×横3画素の9画素)を示した。
本実施の形態の撮像装置100を構成するカラーフィルタ13は、図2に示すように、フィルタラインRFLと、フィルタラインGFLと、フィルタラインBFLとが、RFL→GFL→BFL→RFL→GFL→BFL→・・・の順で垂直方向に連続して配列されている。従って、各画素から読み出される画素データには、R,G,Bのうちいずれか1種類の色要素のデータしか含まれていないことになる。
そのため、イメージセンサ部14から出力される画素データから、実際に表示用の撮像画像データを生成するためには、R,G,Bの3種類の色要素にそれぞれ対応する複数の画素データから撮像画像を構成する各ピクセルのピクセルデータを生成する必要がある。本実施の形態においては、センサセルアレイを構成する各画素をサブピクセルとし、R,G,Bの色要素にそれぞれ対応するサブピクセルから読み出された複数の画素データを用いて、撮像画像を構成する各ピクセルのピクセルデータを生成する。
図5(A)は、縦(垂直方向)に3つ並んだ正方形状のサブピクセルの画素データを用いて各ピクセルデータを生成する場合を示している。例えば、図5(A)中の太枠で示すように、(R01,G11,B21)のサブピクセルから読み出された画素データを用いて、各ピクセルのピクセルデータを生成する。この場合は、R,G、Bの画素データをそのまま用いても良いし、何らかの色補正処理を施すようにしても良い。なお、画素の形状は、正方形状に限定されず、正多角形状、円形状など他の形状で構成される場合もある。
また、図5(B)は、同図(A)と同様の方法でピクセルデータを生成するが、同図(A)のような正方形の画素では1ピクセルが縦長になりそのままでは縦長の画像が構成されてしまうので、画素の形状を横方向(水平方向)に長く形成する場合を示している。この構成であれば、画像の縦横の解像度を合わせることができる。
また、図5(C)は、同図(B)と同様の方法でピクセルデータを生成し、且つ同図(B)のように横長の画素を形成するが、フォトダイオードは横長に形成せずに通常の形状のままにして画素内にスペースを設ける場合を示している。これにより空いたスペースを、制御信号線、読み出し信号線等を這わすスペースに使用したり、画素内の制御・読み出し回路を形成するスペースに使用したりすることができる。
また、図5(D)、(E)は、斜めに並んだ3つのサブピクセルの画素データを用いて各ピクセルデータを生成する場合を示している。例えば、図5(D)、(E)中の太枠で示すように、(R00,G11,B22)又は(R02,G11,B20)の3つのサブピクセルから読み出された画素データを用いて、各ピクセルのピクセルデータを生成する。このようにサブピクセルを斜めにとることで縦横の解像度のズレを軽減することができる。
また、図5(F)、(G)、(H)は、R、Bの各1つのピクセルと、Gに対応するサブピクセル2つとを用いてピクセルデータを生成する場合を示している。例えば、図5(F)、(G)、(H)中の太枠で示すように、(R01,G10,G12,B21)、(R01,G10,G11,B21)又は(R01,G11,G12,B21)の4つのサブピクセルから読み出された画素データを用いて、各ピクセルのピクセルデータを生成する。
一般的な画素構成では、人間の視感度特性に近い(輝度レベルに使用しやすい)Gを2画素(多画素)とり、平均化することで画素バラツキを軽減する処理を行うことが多い。
また、図5(F)、(G)、(H)では、グリーンを2画素使用した例を示したが、図5(I)では、Gに対応するサブピクセルを3つ使用する場合を示している。例えば、図5(I)中に太枠で示すように、(R01,G10,G11,G12,B21)の5つのサブピクセルから読み出された画素データを用いて、各ピクセルのピクセルデータを生成する。この場合、G10,G11,G12の3つのピクセルから読み出された画素データの平均値をGの画素データとして採用してもよいし、G10,G11,G12の3つの画素データに重み付けをした重み付け平均をGの画素データとしてもよい。重み付け平均を採用する場合は、G10,G11,G12の3つの中心である、G11の重みを大きくしてもよい。
また、図5(J)は、図中の太枠で示すように、(R00,R01,R02,G10,G11,G12,B20,B21,B22)の9つのサブピクセルの画素データを用いて各ピクセルデータを生成する場合を示している。この場合は、各色要素の3つのサブピクセルの平均値を各色要素の画素データとしてピクセルデータを生成する。
これにより、撮像画像の縦横の解像度を合わせると共に、各色要素のサブピクセルの画素データのバラツキを軽減させることができる。また、重み付け平均を用いて、各色要素の3つのサブピクセルの中心のピクセルの画素データの重みを大きくしてもよい。
本実施の形態の撮像装置100は、画素の形状が図5(A)に示す形状であり、信号処理部15は、上記図5(A)並びに図5(D)〜(J)のいずれかのピクセルデータの生成方法を指定して撮像画像データを生成することが可能である。
次に、図6に基づき、本実施の形態の撮像装置100の実際の動作を説明する。
ここで、図6(a)は、各フィルタラインに対応するラインの露光時間の倍率の一例を示す図であり、(b)は、各画素のR光,G光,B光に対する分光感度特性の一例を示す図である。
ここでは、図6(b)に示すように、露光時間1倍における、各画素のR光に対する分光感度が、G光及びB光に対する分光感度の1/2となっている。つまり、同じ露光時間において、分光感度比がR:G:B=1:2:2となっている。なお、この情報は、内部で測定して得たり、外部から取得したりするようにしても良いが、ここでは予め信号処理部15が有していることとする。
撮像装置100は、まず、分光感度比の情報に基づき、R光、G光、B光にそれぞれ対応する各ラインの露光時間を決定する。ここでは、分光感度比がR:G:B=1:2:2となっているので、図6(a)に示すように、R光に対応するラインの露光時間T1を、G光又はB光に対応するラインの露光時間T2又はT3(T2=T3)の2倍の露光時間に決定する。そして、この決定した露光時間の情報を含むシャッタ・コントロール信号と、内部クロック発生器で生成した同期信号とをイメージセンサ部14に出力する。
一方、イメージセンサ部14は、制御回路50において、信号処理部15から供給された同期信号に基づき、基準タイミング信号を生成し、該生成した基準タイミング信号を内部カウンタ回路でカウントして、該カウント信号に基づき、水平同期信号、垂直同期信号及びピクセルクロックを生成する。更に、これら生成した信号と、カウント信号と、シャッタ・コントロール信号とに基づき、リセットライン選択信号、読み出しライン選択信号、Data_Enable信号などの各種制御信号を生成し、これら生成したリセットライン選択信号、読み出しライン選択信号などを含む制御信号を駆動回路51に出力し、Data_Enable信号、水平同期信号、垂直同期信号及びピクセルクロックなどを含む制御信号を画素信号読出回路53に出力する。
このとき、上記図4(b)に示す例のように、R光に対応するラインの露光時間のみが長くなる(G光及びB光の2倍となる)ように、リセットの順番及びタイミングを制御する。具体的に、制御回路50は、各色要素に対して設定された露光時間に基づき、リセットの順番及びタイミングを設定する。そして、設定した順番及びタイミングでリセットが行われるように、カウンタ回路を制御してリセットライン選択信号を生成し、該生成したリセットライン選択信号を駆動回路51に出力する。
一方、制御回路50は、一定のタイミングで各ラインの画素から読み出し処理が行われるように、Data_Enable信号、水平同期信号、垂直同期信号及びピクセルクロックなどを含む制御信号を画素信号読出回路53に出力する。
駆動回路51は、制御回路50からリセットライン選択信号を含む各種制御信号が入力されると、リセットライン選択信号の示すアドレスのライン(アドレス線)を有効にする駆動パルス及びリセット線を有効にする駆動パルスを生成して、これらをセンサセルアレイ52に出力する。
センサセルアレイ52は、駆動回路51から入力されたリセット処理に係る駆動パルスに基づき、その指定するアドレス線及びリセット線を有効にし、該有効にしたアドレス線のラインを構成する各画素をリセットする。このリセット処理は、制御回路50からの制御信号に基づき上記の順番及びタイミングで順次行われる。
更に、駆動回路51は、制御回路50から読み出しライン選択信号を含む各種制御信号が入力されると、読み出しライン選択信号の示すアドレスのアドレス線を有効にする駆動パルス及び該アドレスのラインの読出線を有効にする駆動パルスを生成して、これらをセンサセルアレイ52に出力する。
センサセルアレイ52は、駆動回路51から入力された読み出し処理に係る駆動パルスに基づき、その指定するアドレス線及び読出線を有効にする。
一方、画素信号読出回路53は、アドレス線及び読出線が有効にされると、水平転送部において、制御回路50からの各種制御信号に基づき、一定のタイミングで、有効となった読出線を介して有効になったアドレス線のラインを構成する各画素から画素信号をラインメモリに読み出す。具体的には、Data_Enable信号が有効になる期間において読み出しを行う。
本実施の形態では、同じラインからリセット直後の画素信号と設定された露光時間に対応する画素信号とをそれぞれ読み出すようになっている。
設定された露光時間の画素信号の読み出しについては、例えば、ライン番号1のラインであれば、このラインはR光を受光するラインであるので、露光時間T1(T2及びT3の2倍の露光時間)で露光された画素から画素信号が読み出される。また、ライン番号2、3のラインであれば、G光、B光を受光するラインであるので、それぞれ露光時間T2、T3(1倍の露光時間)で露光された画素から画素信号が読み出される。
露光時間T1は、T2及びT3の2倍の長さとしたので、R光に対応するラインを構成する各画素の蓄積電荷量が1倍のとき(T2、T3のとき)よりも増加する。つまり、被写体に急激な輝度変化がなければ蓄積電荷の増加量は一定となるので最終的に蓄積電荷量は2倍となる(飽和する場合もある)。これにより、R光に対応するラインを構成する各画素の分光感度の違いによる蓄積電荷量の不足分が補われ、図6(b)に示すように、R光の分光感度は、実質的にG光及びB光の分光感度と同じになる。
そして、画素信号読出回路53は、AGC回路において、読み出した画素信号データ(差分の画素データ)の出力レベルを調整し、A/Dコンバータにおいて、レベル調整後のアナログの画素信号データをデジタルの画素データへと変換する。そして、該変換して得られた画素データを、信号処理部15に出力する。
信号処理部15は、イメージセンサ部14から入力される画素データを、画素の並び順にフレームメモリに記憶し、該記憶した画素データから、上記図5(A)並びに(D)〜(J)のいずれかの生成方法を用いてピクセルデータを生成する。そして、該生成したピクセルデータから構成される撮像画像データを、外部機器に出力する。
以上、本実施の形態の撮像装置100は、イメージセンサ部14を構成するセンサセルアレイ52の各画素の分光感度特性(分光感度比)に基づき、ライン単位に且つカラーフィルタ13で分離される色要素毎に、比較的分光感度の低い色要素に対応する画素の露光時間を、最も分光感度の高い画素の露光時間よりも長い時間に設定することが可能である。
つまり、各色要素の光に対して画素の分光感度が異なる場合に、分光感度の比較的低い画素については露光時間を長くすることができるので、分光感度が異なることによって不足する蓄積電荷量を補うことができる。これにより、各画素の受光する光の色要素(波長)に対する分光感度の違いによる出力レベルのバラツキを低減することができる。
上記第1の実施の形態において、レンズ10、IRカットフィルタ11、マイクロレンズ12、カラーフィルタ13及びイメージセンサ部14は、形態1又は12に記載の撮像素子に対応し、制御回路50による信号処理部15からの信号に基づき露光時間を設定する処理は、形態1、2及び3のいずれか1に記載の露光時間設定手段又は形態12に記載の露光時間設定ステップに対応し、制御回路50によるリセット処理の順番及びタイミングと、読み出し処理の順番及びタイミングを設定する処理は、形態1又は10に記載のタイミング設定手段又は形態12に記載のタイミング設定ステップに対応し、駆動回路51及びセンサセルアレイ52による駆動パルス信号によってアドレス線及びリセット線を有効にしてセンサセルアレイ52の各画素をライン単位にリセットする処理は、形態1又は10に記載のリセット処理手段又は形態12に記載のリセット処理ステップに対応し、駆動回路51、センサセルアレイ52及び画素信号読出回路53による駆動パルス信号によってアドレス線及び読出線を有効にしてセンサセルアレイ52の各画素からライン単位に画素信号を読み出す処理は、形態1又は10に記載の画素信号読出手段又は形態12に記載の画素信号読出ステップに対応する。
〔第2の実施の形態〕
次に、本発明に係る撮像装置及び撮像装置の駆動方法の第2の実施の形態を説明する。図7〜図10は、本発明に係る撮像装置及び撮像装置の駆動方法の第2の実施の形態を示す図である。
本実施の形態の撮像装置100は、上記第1の実施の形態における撮像装置100のカラーフィルタ13の構成が、図7に示すベイヤ型の配列構成のカラーフィルタ16となり、それ以外のハードウェア構成は、上記第1の実施の形態における撮像装置100と同様となる。
但し、本実施の形態の撮像装置100は、カラーフィルタ16のフィルタ構成により、イメージセンサ部14及び信号処理部15の動作内容が上記第1の実施の形態と異なるため、内部のハードウェア構成は一部異なる場合がある。
以下、上記第1の実施の形態と異なる部分を詳細に説明する。
ここで、図7は、カラーフィルタ16の構成を示す図である。
カラーフィルタ16は、図7に示すように、複数のR光透過フィルタ部と複数のG光透過フィルタ部とがR→G→R→G→R→G→・・・の順で水平方向に連続した構成のフィルタラインRGFLと、複数のG光透過フィルタ部と複数のB光透過フィルタ部とがG→B→G→B→G→B→・・・の順で水平方向に連続した構成のフィルタラインGBFLとを複数備えている。これら複数の、フィルタラインRGFLと、フィルタラインGBFLとは、図7に示すように、RGFL→GBFL→RGFL→GBFL→RGFL→・・・の順で垂直方向に連続して配列されている。つまり、複数のR光透過フィルタ部と、複数のG光透過フィルタ部と、複数のB光透過フィルタ部とがベイヤ型に配列された構成となっている。
次に、図8に基づき、各画素に対するR光の分光感度がG光、B光よりも低く且つG光、B光の分光感度が同じ感度であるときのリセットタイミング及び読み出しタイミングの設定方法について説明する。
ここで、図8(a)は、従来のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図であり、(b)は、本発明のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図である。なお、図8(a)及び(b)に示す例では、説明の便宜上、ライン数を8ラインとしているが、これに限定されるものではない。
図7に示すフィルタ構成のカラーフィルタ16で色分離される撮像素子に対して、従来の各ラインの露光開始タイミング(リセットタイミング)と、画素信号の読み出しタイミングは、図8(a)に示すように、上記図4(a)に示すタイミングと同じとなる。ここで、図8中の番号1〜8はライン番号であり、RG、GBは各ラインに対応するフィルタラインの種類を示し、RGが上記RGFL、GBが上記GBFLにそれぞれ対応する。
本実施の形態のイメージセンサ部14においては、R光及びG光を受光する各ライン(RGFLに対応)と、G光及びB光を受光する各ライン(GBFLに対応)とに対して、各色要素の分光感度比に応じた露光時間がそれぞれ設定される。
図8(b)の例では、各画素のR光に対する分光感度が、G光、B光に対する分光感度よりも低くなっているため、RGFLに対応するラインの画素に対して、GBFLに対応するラインの画素よりも長い露光時間が設定される。ここでは、画素信号を読み出すタイミングを、従来と同様に、ラインの並び順(ライン番号1から8の順)に1ラインずつ一定の時間間隔で読み出すタイミングとしている。そのため、リセット処理の順番及びタイミング(露光開始タイミング)を、ライン番号1〜8の順に一定のタイミングではなく、RGFLのラインに設定された露光時間に応じてずらしている。
具体的に、図8(b)の例では、ライン番号1→ライン番号3→ライン番号2→ライン番号5→ライン番号4→ライン番号7→ライン番号6→ライン番号8の順番でリセット処理を行っている。また、各ライン間のリセット処理を行う時間間隔も設定された露光時間に合わせて可変させている。
なお、リセット処理及び読み出し処理のいずれも、最終ラインに到達すると先頭ラインへと戻る。図8(b)の例では、リセット処理及び読み出し処理のいずれも最終ラインはライン番号8に、先頭ラインはライン番号1になる。
このリセット処理及び読み出し処理は、イメージセンサ部14において、信号処理部15から入力される同期信号及びシャッタ・コントロール信号に基づき行われる。
つまり、シャッタ・コントロール信号に含まれる各フィルタライン(本実施の形態ではRGFL、GBFL)に対応するラインの露光時間の情報に基づき、上記第1の実施の形態と同様に、制御回路50のカウンタ回路を制御し、リセット処理を行うラインのアドレス値を示すカウント信号を出力させると共に、該アドレス値のラインを選択するリセットライン選択信号を生成し、これをリセット処理の時間間隔に応じたタイミングで駆動回路51に出力する。そして、駆動回路51において、センサセルアレイ52における、リセットライン選択信号の示すアドレス値のラインを有効にし、図8(b)に示す例のように、設定された露光時間に応じた順番及びタイミングでリセット処理を行わせる。
画素信号の読み出し処理については、上記第1の実施の形態と同様の順番及びタイミングとなる。
次に、図9に基づき、信号処理部15におけるピクセルデータの生成処理について説明する。図9(a)及び(b)は、ピクセルデータの生成方法の例を示す図である。なお、図9は、説明の便宜上、センサセルアレイの一部分(左上の縦3画素×横3画素の9画素及び左上の縦3画素×横4画素の12画素)を示した。
カラーフィルタ16のようにベイヤ型の配列構成を有したフィルタを用いた場合に、ピクセルデータの生成方法として、例えば、以下の2つの方法がある。
(1)センサセルアレイ52の各画素をサブピクセルとして、複数のサブピクセルから1つのピクセルデータを生成する方法。
(2)注目する画素に対して足りない色成分のデータを周辺画素の画素データを用いて補間してピクセルデータを生成する方法。
まず、上記(1)の方法では、図9(a)に示すように、縦横に隣接する4つのサブピクセルを1ピクセルとして、これら4つのサブピクセルの画素データを用いて、ピクセルデータ(R,G,B)を生成する。具体的に、図9(a)に示す例であれば、太枠で囲んだ4つのサブピクセルの画素データを用いて、R=R00、G=(G01+G10)/2、B=B11の3つの式を用いてピクセルデータを生成する。各4つのサブピクセルの組に対して、同様の計算式を用いて各ピクセルデータを生成する。
次に、上記(2)の方法では、図9(b)に示すように、G光に対応する画素を1ピクセルとして、その画素データと、その上下左右に隣接する4つの画素の画素データとを用いて色補間を行ない、ピクセルデータ(R,G,B)を生成する。具体的に、図9(b)に示す例であれば、太枠で囲んだ5つの画素の画素データを用いて、R=(R02+R22)/2、G=G12、B=(B11+B13)/2の3つの式を用いてピクセルデータを生成する。各G光に対応する画素に対して、同様の計算式を用いて各ピクセルデータを生成する。
更に、本実施の形態においては、カラーフィルタ16のフィルタ構成から各ラインに必ずG光を受光する画素が含まれるため、ライン単位に露光時間を設定すると、同じ色要素について通常の露光時間で露光される画素と、これより長い露光時間で露光される画素との2種類の露光時間に対応する画素が発生する。このように、同じ色要素の画素に対して2種類の露光時間が設定された場合に、本実施の形態の信号処理部15は、これら2種類の露光時間の画素の画素データの少なくとも一方を補正して、該補正値を用いてピクセルデータを生成するようになっている。
例えば、分光感度の比較的低い画素を含むラインに対して、該画素を含まないラインに設定される露光時間T1をN倍にした露光時間T2を設定した場合に、G光に対応する画素については、T1とT2の両方の露光時間に対応する画素信号が読み出されることになる。
ここで、図9(a)に示す例において、奇数ラインをT2で露光し、偶数ラインをT1で露光したとすると、1ライン目のG01、3ライン目のG21の画素はそれぞれ露光時間T2(N×T1)で露光され、2ライン目のG10、G12の画素は露光時間T1で露光されることになる。つまり、T1で露光された画素の画素データと比較して、T2で露光された画素の画素データは、その出力レベルがN倍のレベルとなる。
この条件で、上記(1)の生成方法を用いる場合に、本実施の形態の信号処理部15は、T2に対応するG01の画素データのレベルを、これを「1/N」にしたレベルへと補正し、ピクセルデータ(R,G,B)を求める式を、R=R00、G=(G01/N+G10)/2、B=B11として、この式を用いてピクセルデータを生成する。
一方、図9(b)の例において、奇数ラインをT1で露光し、偶数ラインをT2(N×T1)で露光したとすると、1ライン目のG01、G03、3ライン目のG21、G23の画素はそれぞれ露光時間T1で露光され、2ライン目のG10、G12の画素は露光時間T2で露光されることになる。
この条件で、上記(2)の生成方法を用いる場合に、本実施の形態の信号処理部15は、T2に対応するG01の画素データのレベルを、これを「1/N」にしたレベルへと補正し、ピクセルデータ(R,G,B)を求める式を、R=(R02+R22)/2、G=G12/N、B=(B11+B13)/2として、この式を用いてピクセルデータを生成する。
また、他の補正方法として、T1に対応するG12の画素データのレベルを「1/N」にし、このレベルと、周辺のT2で露光されたG光に対応する画素の画素データのレベルとの平均レベルを求め、G12の画素データのレベルをこの平均レベルへと補正する。そして、ピクセルデータ(R,G,B)を求める式を、例えば、R=(R02+R22)/2、G=(G12/N+G01)/2、B=(B11+B13)/2として、この式を用いてピクセルデータを生成する。なお、周辺の画素として、G01の代わりに、G03、G21、G23のいずれかを用いてもよい。
本実施の形態の信号処理部15は、上記(1)及び(2)のピクセルデータの生成方法並びに上記補正方法のいずれにも対応しており、ユーザの指定により、上記いずれかの方法でピクセルデータを生成する。
次に、図10に基づき、本実施の形態の撮像装置100の実際の動作を説明する。
ここで、図10(a)は、各フィルタラインに対応するラインの露光時間の倍率の一例を示す図であり、(b)は、各画素のR光,G光,B光に対する分光感度特性の一例を示す図である。
ここでは、図10(b)に示すように、各画素のR光に対する分光感度が、G光及びB光に対する分光感度の1/2となっている。つまり、分光感度比がR:G:B=1:2:2となっている。
撮像装置100は、まず、分光感度比の情報に基づき、RGFLに対応する各ライン、GBFLに対応する各ラインの露光時間を決定する。ここでは、分光感度比がR:G:B=1:2:2となっているので、図10(a)に示すように、R光に対応する画素を含むRGFLに対応するラインの露光時間T1を、G光及びB光に対応する画素のみを含むGBFLに対応するラインの露光時間T2の2倍の露光時間に決定する。そして、この決定した露光時間の情報を含むシャッタ・コントロール信号と、内部クロック発生器で生成した同期信号とをイメージセンサ部14に出力する。
一方、イメージセンサ部14は、制御回路50において、信号処理部15から供給された同期信号及びシャッタ・コントロール信号に基づき、水平同期信号、垂直同期信号、ピクセルクロック、リセットライン選択信号、読み出しライン選択信号、Data_Enable信号などの各種制御信号を生成する。そして、これら生成したリセットライン選択信号、読み出しライン選択信号などを含む制御信号を駆動回路51に出力し、Data_Enable信号、水平同期信号、垂直同期信号及びピクセルクロックなどを含む制御信号を画素信号読出回路53に出力する。
このとき、上記図8(b)に示す例のように、RGFLに対応するラインの露光時間のみがGBFLに対応するラインの2倍となるように、リセットの順番及びタイミングを制御する。具体的に、制御回路50は、各ラインに対して設定された露光時間に基づき、リセットの順番及びタイミングを設定する。そして、設定した順番及びタイミングでリセットが行われるように、カウンタ回路を制御してリセットライン選択信号を生成し、該生成したリセットライン選択信号を駆動回路51に出力する。
一方、制御回路50は、一定のタイミングで各ラインの画素から読み出し処理が行われるように、Data_Enable信号、水平同期信号、垂直同期信号及びピクセルクロックなどを含む制御信号を画素信号読出回路53に出力する。
これにより、画素信号読出回路53は、センサセルアレイ52においてアドレス線及び読出線が有効にされると、水平転送部において、制御回路50からの各種制御信号に基づき、一定のタイミングで、有効となった読出線を介して有効となったアドレス線のラインを構成する各画素から画素信号をラインメモリに読み出す。
また、本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様に、固定パターンノイズを除去するために、同じラインからリセット直後の画素信号と設定された露光時間に対応する画素信号とをそれぞれ読み出すようになっている。
設定された露光時間の画素信号の読み出しについては、例えば、ライン番号1のラインであれば、このラインはRGFLに対応するラインであるので、露光時間T1で露光された画素から画素信号が読み出される。また、ライン番号2のラインであれば、このラインはGBFLに対応するラインであるので、露光時間T2で露光された画素から画素信号が読み出される。つまり、奇数ラインがT1で露光され、偶数ラインがT2で露光される。
露光時間T1は、T2の2倍の長さにしたので、奇数ラインを構成するR光及びG光に対応する各画素の蓄積電荷量が1倍のとき(T2のとき)よりも増加する。つまり、被写体に急激な輝度変化がなければ蓄積電荷の増加量は一定となるので最終的に蓄積電荷量は2倍となる(飽和する場合もある)。これにより、R光に対応する各画素の分光感度の違いによる蓄積電荷量の不足分が補われ、図10(b)に示すように、R光の分光感度は、実質的に偶数ラインのG光及びB光に対応する画素の分光感度と同じになる。
なお、図10(b)に示すように、奇数ラインのG光に対しては、分光感度が偶数ラインのG光及びB光に対応する画素の分光感度の2倍となる。
そして、画素信号読出回路53は、AGC回路において、読み出した画素信号データ(差分の画素データ)の出力レベルを調整し、A/Dコンバータにおいて、レベル調整後のアナログの画素信号データをデジタルの画素データへと変換する。そして、該変換して得られた画素データを、信号処理部15に出力する。
信号処理部15は、イメージセンサ部14から入力される画素データを、画素の並び順にフレームメモリに記憶し、該記憶した画素データから、上記図9(a)及び(b)のいずれかに示す生成方法を用いてピクセルデータを生成する。
このとき、G光に対応する画素データについては、上記した図9(a)に示すピクセルデータの生成方法を用いるときは、T1で露光されたG光の画素から読み出された画素データの値(輝度値)を1/2にして用いる。
また、上記した図9(b)に示すピクセルデータの生成方法を用いるときは、T1で露光されたG光の画素から読み出された画素データの値を1/2にして用いるか、又は1/2にした値を更にその画素の周辺のT2で露光されたG光の画素の画素データの値との平均値を用いる。
そして、このようにして生成したピクセルデータから構成される撮像画像データを、外部機器に出力する。
以上、本実施の形態の撮像装置100は、イメージセンサ部14を構成するセンサセルアレイ52の各画素の分光感度特性(分光感度比)に基づき、ベイヤ型の配列を有するカラーフィルタ16のフィルタライン単位に、比較的分光感度の低い色要素に対応する画素を含むラインの露光時間を、最も分光感度の高い画素の露光時間よりも長い時間に設定することが可能である。
つまり、各色要素の光に対して画素の分光感度が異なる場合に、分光感度の比較的低い画素を含むラインについては露光時間を長くすることができるので、該当する画素に対して分光感度が異なることによって不足する蓄積電荷量を補うことができる。これにより、各画素の受光する光の色要素(波長)に対する分光感度の違いによる出力レベルのバラツキを低減することができる。
更に、同じ色要素に対応する画素について、2種類の露光時間が設定されたときに、これら2種類の露光時間で露光された画素から読み出された画素信号のレベルを補正することが可能である。例えば、露光時間T1とT1のN倍の露光時間T2が設定された場合は、露光時間T2に該当する画素の画素データのレベルを、これを1/Nにしたレベルに補正したり、1/Nにすることに加え、このレベルと、周辺画素の画素データのレベルとの平均レベルに補正したりする。
これにより、同じ色要素に対応する画素に対して露光時間が異なっていても、これらの画素の画素信号のレベルを均一にすることができる。
上記第2の実施の形態において、レンズ10、IRカットフィルタ11、マイクロレンズ12、カラーフィルタ13及びイメージセンサ部14は、形態1又は12に記載の撮像素子に対応し、制御回路50による信号処理部15からの信号に基づき露光時間を設定する処理は、形態1、2及び3のいずれか1に記載の露光時間設定手段又は形態12に記載の露光時間設定ステップに対応し、制御回路50によるリセット処理の順番及びタイミングと、読み出し処理の順番及びタイミングを設定する処理は、形態1又は10に記載のタイミング設定手段又は形態12に記載のタイミング設定ステップに対応し、駆動回路51及びセンサセルアレイ52による駆動パルス信号によってアドレス線及びリセット線を有効にしてセンサセルアレイ52の各画素をライン単位にリセットする処理は、形態1又は10に記載のリセット処理手段又は形態12に記載のリセット処理ステップに対応し、駆動回路51、センサセルアレイ52及び画素信号読出回路53による駆動パルス信号によってアドレス線及び読出線を有効にしてセンサセルアレイ52の各画素からライン単位に画素信号を読み出す処理は、形態1又は10に記載の画素信号読出手段又は形態12に記載の画素信号読出ステップに対応する。
また、上記第2の実施の形態において、信号処理部15による同じ色要素の光を受光する画素に対して、異なる2種類の露光時間を設定した場合に、これらの画素から読みだされた画素信号のデータのレベルを補正する処理は、形態4、5及び6のいずれか1に記載のレベル補正手段に対応する。
なお、上記第1及び第2の実施の形態において、センサセルアレイ52を構成する各画素のR光に対する分光感度が、G光、B光に対する分光感度よりも低い場合(例えば、分光感度比がR:G:B=1:2:2)を例に挙げて説明したが、これに限らず、例えば、分光感度比が、R:G:B=2:2:1、R:G:B=2:1:1、R:G:B=2:1:2、R:G:B=4:2:1など、本発明は、他の様々な分光感度比となる状況に対しても適用することが可能である。
また、上記第2の実施の形態においては、RGFLに対応するラインの画素に対して、GBFLに対応するラインの画素よりも長い露光時間を設定する例を説明したが、これに限らず、GBFLに対応するラインの画素に対して、RGFLに対応するラインの画素よりも長い露光時間を設定してもよい。また、各画素のG光に対する分光感度が、R光、B光に対する分光感度よりも低い場合は、RGFL及びGBFLの双方に対応するラインの画素に対して、例えば、最も分光感度の高い画素に対して設定される露光時間(例えば、標準露光時間)よりも長い露光時間を設定する。
また、上記第2の実施の形態においては、ピクセルデータを生成する際に、演算処理によって、同じ色要素で露光時間の異なる画素の画素信号のレベルを処理する例を説明したが、これに限らず、露光時間の倍率Nに合わせて、N倍になる方の画素に入射される光の量を1/Nにする(透過率が1/Nの)透過フィルタ部を用いてカラーフィルタを構成しても良い。この場合においても、周辺の画素との平均をとるなどの演算処理を組み合わせてもよい。
また、上記第2の実施の形態において、同じ色要素の光を受光する複数の画素について、異なる2種類の露光時間が設定された場合に、信号処理部15において、N倍された方の画素データのレベルを1/Nに補正したり、1/Nにして更に周辺画素のレベルとの平均レベルへと補正したりする例を説明したが、これに限らず、例えば、入射光量の大きさに応じて、2種類の画素のいずれか一方の画素の画素データを、そのまま用いたり、同じ色要素で露光時間の異なる周辺画素の画素データのレベルへと補正したりする方法もある。
具体的に、図11に示すように、G光を受光する画素について、露光時間T1と、該T1の2倍の長さの露光時間T2が設定された場合に、入射光量が図11中のaの範囲内であるときは、露光時間T1の画素G1から読み出された画素データを、周辺の露光時間T2の画素G2から読み出された画素データに補正する。
一方、入射光量が図11中のaの範囲を超えている場合は、画素G1の画素データについてはそのまま用い、画素G2の画素データについては、その画素データのレベルを1/Nに補正したり、1/Nにして更に周辺画素のレベルとの平均レベルへと補正したりする。なお、入射光量は、撮像装置100に分光度計などを搭載して測定する。
図11に示すように、画素G2はG1の2倍の露光時間で露光されるため、G1よりも急峻に立ち上がり、G1よりも早く出力が飽和する。センサセル(画素)自体は同じ特性のものを使用しているため、飽和出力レベルは同じである。
つまり、画素G1から読み出される画素データのレベルがノイズレベルに埋もれてしまうようなレベルの入射光量の範囲においては、その周辺の画素G2から読み出された画素データを用いることで、センサ出力のリニアリティを確保する。これにより、黒方向のダイナミックレンジを広げることができる。
この構成において、信号処理部15における画素データのレベルの補正処理は、形態7に記載のレベル補正手段に対応する。
また、上記第1及び第2の実施の形態においては、図2に示すカラーフィルタ13及び図7に示すカラーフィルタ16など光の3原色のいずれかに分離する構成のカラーフィルタについて説明したが、カラーフィルタの構成はこれらに限らず、例えば、図12に示すように、Mg(マゼンタ)、G(グリーン)、Cy(シアン)、Ye(イエロー)の補色系の光に分離するフィルタ構成など他の構成としてもよい。
本発明に係る撮像装置100の概略構成を示すブロック図である。 カラーフィルタ13の構成を示す図である。 イメージセンサ部14の内部構成を示すブロック図である。 (a)は、従来のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図であり、(b)は、本発明のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図である。 (A)〜(J)は、ピクセルデータの生成方法及び画素形状の例を示す図である。 (a)は、各フィルタラインに対応するラインの露光時間の倍率の一例を示す図であり、(b)は、各画素のR光,G光,B光に対する分光感度特性の一例を示す図である。 カラーフィルタ16の構成を示す図である。 (a)は、従来のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図であり、(b)は、本発明のリセット及び読み出しタイミングの設定方法の一例を示す図である。 (a)及び(b)は、ピクセルデータの生成方法の例を示す図である。 (a)は、各フィルタラインに対応するラインの露光時間の倍率の一例を示す図であり、(b)は、各画素のR光,G光,B光に対する分光感度特性の一例を示す図である。 異なる2種類の露光時間の設定されたG光を受光する画素の入射光量と出力レベルとの関係を示す図である。 補色系のカラーフィルタの一例を示す図である。 (a)は、撮像素子の分光感度特性を示す図であり、(b)は、RGBカラーフィルタの透過率を示す図であり、(c)は、IRカットフィルタの特性の一例を示す図であり、(d)は、R,G,Bの各光に対する分光感度特性の一例を示す図である。 (a)は、透過率を下げて分光感度を合わせた一例を示す図であり、(b)は、利得を上げて分光感度を合わせた一例を示す図である。
符号の説明
100…撮像装置、10…レンズ、11…IRカットフィルタ、12…マイクロレンズ、13,16…カラーフィルタ、14…イメージセンサ部、15…信号処理部、50…制御回路、51…駆動回路、52…センサセルアレイ、53…画素信号読出回路

Claims (12)

  1. 受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が2次元配列された構成のイメージセンサ部と、前記画素の単位に、入射光から所定の色空間に対応する複数種類の色要素のうち各前記画素に対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を前記各画素に入射する色分離手段とを備えた撮像素子を有する撮像装置であって、
    各前記色要素に対応する波長の光に対する前記画素の分光感度特性に基づき、所定方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に前記各画素の露光時間を設定する露光時間設定手段と、
    前記露光時間設定手段で設定された露光時間に基づき、前記イメージセンサ部を構成する各画素を前記ライン単位にリセットするタイミングと、前記ライン単位に前記リセット後の前記設定された露光時間で露光された前記各画素から画素信号を読み出すタイミングとを設定するタイミング設定手段と、
    前記タイミング設定手段で設定された前記リセットのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記イメージセンサ部を構成する各画素をリセットするリセット処理手段と、
    前記タイミング設定手段で設定された前記読み出しのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を読み出す画素信号読出手段と、を備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 前記露光時間設定手段は、前記分光感度の最も高い色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルと、該色要素とは異なる種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルとに基づき、比較的分光感度の低い画素の露光時間が、前記分光感度の最も高い画素の露光時間よりも長くなるように前記各画素の露光時間を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記露光時間設定手段は、前記分光感度の最も高い色要素に対応する画素から読み出される画素信号に基づくレベル値A1と該色要素とは異なる種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号に基づくレベル値A2との比である「A1/A2」で前記分光感度の最も高い画素に対して設定される露光時間を乗算して得られる乗算結果に基づき、前記異なる種類の色要素に対応する画素の露光時間を設定することを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  4. 同じ種類の色要素に対応する画素をそれぞれ含む連続する複数のラインに対して、隣接するラインで種類の異なる2種類の露光時間T1及びT2(T1<T2)が設定されたときに、前記露光時間T1及びT2に基づき、これら露光時間の違いによって隣接するラインの前記同じ種類の色要素に対応する画素に生じる画素信号のレベル差を補正するレベル補正手段を更に備えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記レベル補正手段は、前記露光時間T1の設定されたラインを構成する前記同じ種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルL1を、前記露光時間T1と前記露光時間T2との比である「T1/T2」を前記レベルL1に乗算して得られるレベルL2に補正することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  6. 前記レベル補正手段は、前記露光時間T1の設定されたラインを構成する前記同じ種類の色要素に対応する画素から読み出される画素信号のレベルL1を、前記露光時間T1と前記露光時間T2との比である「T1/T2」を前記レベルL1に乗算して得られるレベルL2と、前記レベルL1に対応する画素の周辺の前記露光時間T2で露光された画素から読み出される画素信号のレベルL3との平均レベルである「(L2+L3)/2」に補正することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  7. 前記レベル補正手段は、前記露光時間T1で露光された画素から読み出される画素信号のレベルL1が、少なくともノイズレベル以下となる前記入射光の光量の範囲内にあるときに、前記レベルL1を、該レベルL1に対応する画素の周辺の前記露光時間T2で露光された画素から読み出される画素信号のレベルL2に補正することを特徴とする請求項4に記載の撮像装置。
  8. 前記色分離手段は、前記画素の単位に、前記入射光から前記複数種類の色要素のうち前記各ラインに対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を該当する前記画素に入射する構成を有することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記色分離手段は、前記複数種類の色要素に対応する画素がベイヤ型に配列されるように、前記画素の単位に前記入射光から前記所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該当する前記画素に入射する構成を有することを特徴とする請求項1乃至請求項7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. 前記タイミング設定手段は、前記読み出すタイミングを、前記ラインの並び順に1ラインずつ一定の時間間隔で前記読み出しを行うタイミングに設定し、前記リセットのタイミングを、前記ラインの並び順に対して前記各ラインに設定された露光時間で前記読み出しが行われる順に前記リセットを行うタイミングに設定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記タイミング設定手段は、前記リセットのタイミングを、前記ラインの並び順に1ラインずつ一定の時間間隔で前記リセットを行うタイミングに設定し、前記読み出すタイミングを、前記ラインの並び順に対して前記各ラインに設定された露光時間で前記読み出しを行うタイミングに設定することを特徴とする請求項1乃至請求項9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 受光した光を電荷に変換して蓄積する光電変換素子を含む複数の画素が2次元配列された構成のイメージセンサ部と、前記画素の単位に、入射光から所定の色空間に対応する複数種類の色要素のうち各前記画素に対して予め設定された所定の1種類の色要素に対応する波長の光を分離して該分離した光を前記各画素に入射する色分離手段とを備えた撮像素子を有する撮像装置の駆動方法であって、
    各前記色要素に対応する波長の光に対する前記画素の分光感度特性に基づき、所定方向に配列された複数の前記画素が形成するライン単位に前記各画素の露光時間を設定する露光時間設定ステップと、
    前記露光時間設定ステップで設定された露光時間に基づき、前記イメージセンサ部を構成する各画素を前記ライン単位にリセットするタイミングと、前記ライン単位に前記リセット後の前記設定された露光時間で露光された前記各画素から画素信号を読み出すタイミングとを設定するタイミング設定ステップと、
    前記タイミング設定ステップで設定された前記リセットのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記イメージセンサ部を構成する各画素をリセットするリセット処理ステップと、
    前記タイミング設定ステップで設定された前記読み出しのタイミングに基づき、前記ライン単位に前記各画素から蓄積電荷量に応じた電気信号である画素信号を読み出す画素信号読出ステップと、を含むことを特徴とする撮像装置の駆動方法。
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