JP2009197771A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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【課題】アルコール濃度の推定を行うセンサが故障した場合でも、空燃比の急変に伴う不都合を解消し得る内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】空燃比を検出する空燃比検出部51と、空燃比に基づきアルコール濃度を推定するアルコール濃度推定部54と、空燃比検出部51がフェールしたか否かを判定するフェール判定部57と、フェールが検出された場合にアルコール濃度推定部54によるアルコール濃度の推定を中止して、アルコール濃度の推定値を出力するアルコール濃度設定部58とを有するとともに、アルコール濃度設定部58は、フェール時点のアルコール濃度推定値に対して一次遅れ処理を2回繰り返すことにより所定の濃度へ移行させるように構成した。
【選択図】 図3

Description

本発明は内燃機関の制御装置に関し、特にガソリン燃料とアルコール燃料との何れも使用可能な車両(以下、FFVと称する)における空燃比センサのフェール時に適用して有用なものである。
最近低公害燃料としてエタノール等のアルコールが注目されており、このアルコールをガソリンと混合して燃料とするFFVの開発が進んでいる。この種のFFVにおいても、酸素センサやLAFS(リニア空燃比センサ)を設けて排気中の酸素濃度から空燃比を検出し、運転時には前記空燃比が目標空燃比に近づくように燃料供給量をフィードバック補正する制御を行っている。この際、FFVにおいてはガソリンとアルコールとの理論空燃比の相違等、両燃料の特性の相違を考慮して燃料噴射量の制御を適正に行う必要がある。すなわち、アルコール混合燃料のアルコール濃度を的確に把握し、このアルコール濃度に応じた的確な燃料供給量制御を行う必要がある。ここで、アルコール濃度は、排気ガスの状態を表わすデータに基づき推定できることが知られている。そこで、アルコール濃度をアルコールセンサで直接検出する方式(例えば特許文献1参照)に代わり、排気空燃比を検出するための空燃比センサである酸素センサやLAFSの出力信号に基づいてFFVにおけるアルコール濃度の推定を行なう方式が提案されている。この場合、アルコール推定値に基づいて所定の空燃比になるように燃料噴射量の制御を行う。
特公平7−6430号公報
上述の如く、アルコール混合燃料中のアルコール濃度を推定する場合には、酸素センサやLAFS等のセンサが故障した場合の対策を講じておかなければならない。この場合、センサの故障と同時にアルコール濃度を所定の設定値に階段状に変化させることが考えられる。
しかしながら、この場合には空燃比の急変に伴う排気ガスやドライバビリティの悪化を生起する可能性がある。
ちなみに、アルコール濃度の変化は、デリバリーパイプ及び燃料配管から形成された所定の容積におけるアルコール燃料の移動量と混合量、及びインジェクタからの燃料噴射量というパラメータによって決まる。したがって、アルコール濃度の変化は通常想定される広範囲な運転条件において、例えばエンジン回転数と負荷により変化する燃料噴射量に応じて異なる。このため、瞬時のアルコール濃度の切替や、固定されたゲインによるテーリング等ではアルコール濃度が変化する軌跡を正しくトレースできない。
なお、特許文献1では、アルコールセンサが故障した場合、アルコールセンサの出力を設定値に固定するか、又は固定した設定値によるテーリングにより対処している。
本発明は、上記従来技術に鑑み、アルコール濃度の推定を行うセンサが故障した場合でも、空燃比の急変に伴う上述の如き不都合を解消して排気ガスやドライバビリティの悪化を抑制し得る内燃機関の制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成する本発明の構成は次の知見を基礎とするものである。図1はアルコール濃度をaからbに変化させたときの特性の一例を示す図で、(a)は排気空燃比、(b)はアルコール濃度を推定するための酸素センサのフィードバック係数(空燃比を所定の値に制御するための補正係数)、同図(c)は燃料消費量積算値の経時的な変化をそれぞれ示している。すなわち、横軸が時間軸となっている。
図1を参照すると、燃料消費量積算値(図1(c))が時間とともに直線的に上昇しているのに対し、フィードバック係数(図1(b))は時間t1までは殆ど変化せず、時間t1から時間t2の間で当量比変化に追従して上昇するとともに時間t2以降では一定値に飽和していることが分る。なお、この間、排気空燃比(図1(a))は当量比が変わっても安定している。
ここで、時間t1と時間t2との間のフィードバック係数に着目してさらに詳細に検討してみると、この間の軌跡は一次遅れ処理を2回行った場合の軌跡で良好に近似できることが分った。このことは、アルコール濃度推定制御で使用するセンサがフェールした場合に、アルコール濃度の推定を中止して設定した所定濃度にするため、フェール時のアルコール濃度推定値と前記所定濃度に対して一次遅れ処理を2回行った軌跡で近似すれば、実際にアルコール濃度が変化する軌跡(燃料消費量に応じた軌跡)に良好に追従させ得ることを意味している。
さらに、この際、フィードバック開始から時間t1に至る迄、すなわち燃料消費量積算値が閾値Aに至る迄はアルコール濃度推定値が変化せず、同様に時間t2以降、すなわち燃料消費量積算値が閾値Bを超えた後もアルコール濃度推定値は変化していないことが分る。前者は閾値Aの時点でインジェクタ部の燃料の置換が開始され、後者は閾値Bの時点でほぼ置換が完了したためと考えられる。
そこで、閾値A≧燃料消費量積算値、A<燃料消費量積算値≦閾値B、閾値B<燃料消費量積算値の3つの領域に分けてアルコール濃度推定値を求めた場合に最適な推定結果を得ることが分る。
かかる知見に基づく本発明の第1の態様は、アルコール含有燃料により運転可能な内燃機関の制御装置であって、前記内燃機関の排気系の空燃比を検出する空燃比検出手段と、前記空燃比検出手段で検出された空燃比に基づきアルコール濃度を推定するアルコール濃度推定手段と、前記空燃比検出手段がフェールしたか否かを判定するフェール判定手段と、前記フェール判定手段で前記空燃比検出手段がフェールしたと判定された場合に前記アルコール濃度推定手段によるアルコール濃度の推定値に代えて、所定のアルコール濃度値を設定するアルコール濃度設定手段とを有し、前記アルコール濃度設定手段は、前記フェール判定手段で前記空燃比検出手段がフェールしたと判定された時点のアルコール濃度推定値に一次遅れ処理を2回施して前記所定の濃度へ移行させるように構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置にある。
本態様によれば、フェール時点のアルコール濃度推定値と所定の濃度に対して一次遅れ処理を2回行うことにより所定の濃度へ移行させるようにしたので、実際にアルコール濃度が変化する軌跡で所定の濃度へフェール時のアルコール濃度推定値を移行させることができる。この結果、アルコール濃度推定値の切替時における空燃比の急変に起因する排気ガスやドライバビリティの悪化を抑制して的確な内燃機関の駆動制御を行うことができる。
本発明の第2の態様は、第1の態様に記載する内燃機関の制御装置において、給油されたか否かを判定する給油判定手段をさらに備え、前記アルコール濃度設定手段は、前記給油判定手段が給油されたことを判定した時点から所定期間が経過した後に前記所定のアルコール濃度値への移行を開始するように構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置にある。
本態様によれば、センサフェール時のアルコール濃度の推定に給油結果を反映させることができるので、さらに的確な内燃機関の制御を行うことができる。
本発明によれば、アルコール濃度推定の基礎となる空燃比センサがフェールした場合、燃料消費量に応じて実際にアルコール濃度が変化する軌跡で所定の濃度へ移行させることができるので、前記空燃比センサのフェール時にアルコール濃度推定値を所定の固定値にステップ的に設定する場合や、所定の固定値に基づきテーリング処理する場合に生じる空燃比の急変に起因する排気ガスやドライバビリティの悪化を抑制して的確なアルコール濃度推定制御を継続することができる。
以下本発明の実施の形態を図面に基づき詳細に説明する。
図2は本発明の実施の形態に係るFFVのエンジン及びその制御装置を示すブロック線図である。同図に示すように、FFVに搭載された内燃機関であるエンジン1のシリンダヘッド2には気筒毎に点火プラグ3が取り付けられ、点火プラグ3には高電圧を出力する点火コイル4が接続されている。シリンダヘッド2には気筒毎に吸気ポート5が形成され、吸気ポート5の燃焼室6側には吸気弁7がそれぞれ設けられている。吸気弁7はエンジン回転に応じて回転するカムシャフト8のカムに倣って開閉作動され、吸気ポート5と燃焼室6との連通・遮断を行なう。
吸気ポート5には吸気マニホールド9の一端がそれぞれ接続されて連通している。吸気マニホールド9には各気筒に対応して電磁式の燃料噴射弁10が取り付けられ、燃料噴射弁10は燃料パイプ11に接続されている。この燃料パイプ11は図示しない燃料供給装置に接続され、燃料タンク14からアルコール(エタノール)とガソリンとを含む混合燃料が供給される。燃料タンク14内の燃料量は燃料センサ21で検出される。
吸気マニホールド9の上流側の吸気管には、吸気通路を開閉するスロットルバルブ12が設けられ、スロットルバルブ12の弁開度(スロットル開度)を検出するスロットルポジションセンサ13が設けられている。
一方、シリンダヘッド2には気筒毎に排気ポート15が形成され、排気ポート15の燃焼室6側には排気弁17がそれぞれ設けられている。排気弁17はエンジン回転に応じて回転するカムシャフト18のカムに倣って開閉作動され、排気ポート15と燃焼室6との連通・遮断を行なう。そして、排気ポート15には排気マニホールド16の一端がそれぞれ接続され、排気ポート15に排気マニホールド16が連通している。
排気マニホールド16の他端には排気管(排気通路)20が接続され、排気管20には排気浄化触媒23が設けられている。排気浄化触媒23の上流側の排気管20には酸素センサ22が設けられている。
制御装置である電子制御ユニットI(以下,ECUIと称する)は、エンジン1を含めた総合的な制御をおこなうもので、その入力側には、スロットルポジションセンサ13、燃料センサ21、酸素センサ22、エンジン1のクランク角を検出するクランク角センサ25等の各種センサ類が接続され、これらセンサ類からの検出情報が入力される。一方、ECUIの出力側には、燃料噴射弁10、点火コイル4、スロットルバルブ12等の各種出力デバイスが接続されている。これら各種出力デバイスには、各種センサ類からの検出情報に基づきECUIで演算された燃料噴射時間、点火時期,スロットル開度等の運転パラメータがそれぞれ出力される。すなわち、各種センサ類からの検出情報に基づき、混合燃料のアルコールの濃度に応じた空燃比が適正な目標空燃比(目標A/F)に設定され、酸素センサ22からの情報に基づきフィードバック制御される。
図3は本形態に係るECUIの詳細な構成を示すブロック線図(なお、センサ類は酸素センサ22及び燃料センサ21のみを示している。)である。同図に示すように、本形態におけるECUIは、空燃比検出部51、フィードバック補正量設定部52、目標空燃比設定部53、アルコール濃度推定部54、運転パラメータ制御部55、燃料消費量積算部56、フェール判定部57及びアルコール濃度設定部58を有している。
これらのうち、空燃比検出部51は酸素センサ22の出力信号を処理して空燃比を検出し、この空燃比をフィードバック補正量設定部52に出力する。フィードバック補正量設定部52は実測空燃比と目標空燃比設定部53に予め設定されている目標空燃比とを比較し、目標空燃比になるように空燃比フィードバック補正量をアルコール濃度推定部54及び運転パラメータ制御部55に出力する。アルコール濃度推定部54は、通常時にはフィードバックループ系を構成しており、前記空燃比フィードバック補正量に基づきアルコール濃度を推定してアルコール濃度推定値を生成し、これを運転パラメータ制御部55に出力する。
アルコール濃度設定部58は、アルコール濃度推定部54及びフェール判定部57からの出力を基に、フェール時点のアルコール濃度推定値から実際に濃度が変化する軌跡を辿って所定の濃度へ移行するような特性のアルコール濃度推定値を運転パラメータ制御部へ出力する。この場合の「所定の濃度」は、例えばフェール時点のアルコール濃度推定値に基づき予めマップ化されている濃度を用いれば良い。ここで、燃料消費量に応じた軌跡である実際に濃度が変化する軌跡は、前述の過渡領域(A<燃料消費量積算値≦B)では、図1に基づく知見で述べた通り、一次遅れ処理を2回行うことにより良好に近似できる。
さらに、本形態に係るアルコール濃度設定部58は、燃料消費量積算部56が出力する燃料消費量の積算値に基づき設定の方法を変えている。すなわち、図1(c)に示すように、燃料消費量積算値に応じて閾値A,Bで区分されるフィードバック係数が殆ど変化しない初期領域(A≧燃料消費量積算値)、所定の変化をする過渡領域(A<燃料消費量積算値≦B)及び飽和領域(B<燃料消費量積算値)の3領域が存在することを考慮して設定処理を行っている。なお、燃料消費量積算部56は燃料量を計測する燃料センサ21の出力に基づいて所定の演算を行うことにより積算値を求めている。
運転パラメータ制御部55はアルコール濃度推定値乃至空燃比フィードバック補正量等に基づき燃料噴射弁10に対する燃料噴射時間等、エンジンの運転に関連するパラメータを制御する。
かかる本形態によれば、通常時には酸素センサ22の出力により空燃比検出部51及びフィードバック補正量設定部52で検出した空燃比フィードバック補正量に基づきアルコール濃度推定部54でアルコール濃度を推定するとともに、このアルコール濃度推定値及び空燃比フィードバック補正量に基づき運転パラメータ制御部55で設定した所定の運転パラメータでエンジン1を制御する。
一方、アルコール濃度設定部58からは、空燃比センサのフェール時に、アルコール濃度推定部54で推定したアルコール濃度に変えて、所定のアルコール濃度推定値が出力される。この結果、運転パラメータ制御部55ではアルコール濃度設定部58を介して供給されるアルコール濃度推定値及び空燃比フィードバック補正量に基づく所定の運転パラメータでエンジン1を制御する。
ここで、上述のフェール時におけるアルコール濃度推定値の計算方法に関して詳述する。すなわち、図1に示す初期領域(A≧燃料消費量積算値)、過渡領域(A<燃料消費量積算値≦B)及び飽和領域(B<燃料消費量積算値)に分けて各領域毎に次式によるアルコール濃度推定値の計算を行っている。なお、次式中における符号は、ALCest(n);アルコール濃度推定値、ALCest_fail; センサフェール時のアルコール濃度推定値、K;フィルタゲインをそれぞれ示している。
1)初期領域(A≧燃料消費量積算値)
ALCest(n)=ALCest(n−1) ・・・(1)
当該領域では推定値の変化はないので、前回の値をそのまま用いる。
2)過渡領域(A<燃料消費量積算値≦B)
ALCest_ds(n)=K_ds×ALCest_ds(n−1)+
(1−K_ds)×ALCest_fail ・・・(2)
ALCest(n)=K×ALCest(n−1)+(1−K)
×ALCest_ds(n)・・・(3)
当該領域においては、上式(2)で センサフェール時のアルコール濃度推定値(現在値)に基づき一次遅れ処理を行ってアルコール濃度推定値を求めている。さらに、上式(3)では式(2)の結果を基に再度一次処理を行って出力となるアルコール濃度推定値を求めている。かかる2回の一次遅れ処理を予め定めた所定濃度になるまで繰り返す。
上式(2)、(3)で表わされる2回の一次処理を模式的に示すと図4のようになる。同図中、左半分のブロックが1回目の一次処理に対応する部分であり、右半分のブロックが2回目の一次処理に対応する部分である。また、「1/Z」は前回値に戻す処理を意味している。
3)飽和領域(B<燃料消費量積算値)
ALCest(n)=ALCest_fail ・・・・・(4)
当該領域では推定値の変化はないので、 センサフェール時(現在の値)に固定して、この値をそのまま用いる。
図5は本形態に係るECUIにおける処理手順を示すフローチャートである。同図(a)に示すように、キーオフ時には現在推定濃度ALCest(n)を記憶しておく(ステップS1参照)。
一方、アルコール濃度推定は同図(b)に示すように次の処理手順で行う。
1)給油がされたか否かを判定する(ステップS2)。
2)ステップS2の判定結果がYesの場合、給油後の燃料消費量を積算しておく(ステップS3参照)。
3)燃料積算値が所定量2(飽和領域の値)であるか否かを判定する(ステップS4参照)。
4)ステップS4の判定結果がNoの場合、飽和領域にあるので、上式(4)に基づく値を設定する(ステップS5参照)。
5)ステップS4の判定結果がYesの場合、過渡領域(A<燃料消費量積算値≦B)か、又は初期領域(A≧燃料消費量積算値)にあるので、燃料積算値が所定量1(初期領域の値)であるか否かを判定する(ステップS6参照)。
6)ステップS6の判定結果がNoの場合、初期領域にあるので、上式(1)に基づく値を設定する(ステップS7参照)。
7)ステップS6の判定結果がYesの場合、過渡領域(A<燃料消費量積算値≦B)にあるので、フェール時アルコール濃度推定値ALCest_BU(n)を計算する。これは上式(2)、(3)に基づく演算を行うことにより実行する(ステップS8参照)。すなわち、一次処理を2回行うことにより所定のアルコール濃度推定値にもっていく。また、ステップS2の判定結果がNoの場合にも同様の処理(ステップS8の処理)を行う。
8)空燃比センサがフェールか否かを判定する(ステップS9参照)。
9)ステップS9の判定結果がNoの場合、正常状態であるので、通常の演算によりアルコール濃度推定値ALCest(n)を更新する(ステップS10参照)。
10)ステップS9の判定結果がYesの場合、異常状態であるので、フェール時アルコール濃度推定値ALCest_BU(n)でフェール時の濃度推定値を更新する(ステップS10参照)。この際、飽和領域(B<燃料消費量積算値)乃至初期領域(A≧燃料消費量積算値)にある場合はステップ4乃至ステップS6における設定値を使用する。すなわち、直前の値(初期領域の場合)乃至フェール時の値(飽和領域)に固定する。
なお、図3に示す上記実施の形態の構成に、さらに給油されたか否かを判定する給油判定手段を追加しておき、フェール判定部57がフェール状態であると判定している場合、アルコール濃度設定部58が給油の結果を加味した所定のバックアップ濃度を所定の濃度の代わりに用いるようにしても良い。この場合には給油結果を反映した推定乃至制御を行うことができる。
本発明は自動車産業、特にFFVに関連する産業分野で有効に利用することができる。
アルコール濃度をaからbに変化させたときの特性の一例を示す図で、(a)は排気空燃比、(b)はアルコール濃度を推定するための酸素センサのフィードバック係数、(c)は燃料消費量積算値の経時的な変化をそれぞれ示している。 本発明の実施の形態に係るFFVのエンジン及びその制御装置を示すブロック線図である。 本発明の実施の形態に係るECUの詳細な構成を示すブロック線図である。 本発明の実施の形態における2回の一次遅れ処理を模式的に示す説明図である。 本発明の実施の形態に係るECUにおける処理手順を示すフローチャートである。
符号の説明
I ECU
1 エンジン
10 燃料噴射弁
21 燃料センサ
22 酸素センサ
51 空燃比検出部
52 フィードバック補正量設定部
54 アルコール濃度推定部
55 運転パラメータ制御部
56 燃料消費量積算部
57 フェール判定部
58 アルコール濃度設定部

Claims (2)

  1. アルコール含有燃料により運転可能な内燃機関の制御装置であって、
    前記内燃機関の排気系の空燃比を検出する空燃比検出手段と、
    前記空燃比検出手段で検出された空燃比に基づきアルコール濃度を推定するアルコール濃度推定手段と、
    前記空燃比検出手段がフェールしたか否かを判定するフェール判定手段と、
    前記フェール判定手段で前記空燃比検出手段がフェールしたと判定された場合に前記アルコール濃度推定手段によるアルコール濃度の推定値に代えて、所定のアルコール濃度値を設定するアルコール濃度設定手段とを有し、
    前記アルコール濃度設定手段は、前記フェール判定手段で前記空燃比検出手段がフェールしたと判定された時点のアルコール濃度推定値に一次遅れ処理を2回施して前記所定の濃度へ移行させるように構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 請求項1に記載する内燃機関の制御装置において、
    給油されたか否かを判定する給油判定手段をさらに備え、
    前記アルコール濃度設定手段は、前記給油判定手段が給油されたことを判定した時点から所定期間が経過した後に前記所定のアルコール濃度値への移行を開始するように構成したことを特徴とする内燃機関の制御装置。
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