JP2009200972A - カメラ装置 - Google Patents

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浩司 木村
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Abstract

【課題】撮影画像の高画質化を図ると共に、有効に小型軽量化を実現するカメラ装置を提供する。
【解決手段】撮影手段13と画像を表示する表示手段16とを一体に備えると共に、これら撮影手段及び表示手段を互いに独立して回転移動させる駆動手段と各々の駆動手段の作動を制御する制御手段1,2とを備える。撮影手段13の振動ブレを検知する振動ブレ検知手段を有し、撮影手段13が回転移動する際、振動ブレ検知手段の検知結果に基づき、表示手段16を振動ブレが打ち消される方向へ相殺処理動作させるように制御する。
【選択図】図3

Description

本発明は、撮影手段と撮影された画像を表示する画像表示手段を備えるカメラ装置の技術分野に関する。
ビデオ会議システムを利用した遠隔地との交信を行なう際、送信側の画像を撮影するビデオ会議用カメラ装置と、遠隔地の画像を表示する大型モニタ装置の二つの装置が、各々の地点に設置されている。各地点の利用者は、各々の地点に設置された大型モニタ装置を見ながら、会議を進行する。
ここで、発言者はビデオ会議用カメラ装置を見ていないので、遠隔地での大型モニタ装置には発言者の正面画像は表示されていない。特に、対話形式のような場合は、互いの話者同士の目線が一致せず、利用者が違和感を持つ場合がある。装着のため互いの話者同士の目線を一致させる方法が多数考案されている。
この中で一番確実な方法としては、ビデオ会議用カメラ装置に画像確認用の簡易モニタ部を設置することである。かかる簡易モニタ部を設置することで、発言者は大型モニタ装置の方向ではなく、ビデオ会議用カメラ装置の簡易モニタ部を見ながら発言して、ビデオ会議用カメラ装置により撮影される。これにより発言者の正面画像が簡単に撮影可能となる。これらのように画像確認用の簡易モニタ部を備えたビデオ会議用カメラ装置の要望がされている。
特開平10−293333号公報 特開2000−162659号公報
最近のビデオ会議用カメラ装置において、撮影画像の鮮明性など高画質化のためにレンズ部は大型化している。一方、ビデオ会議用カメラ装置は、手軽に携帯して何処にでも設置可能になるように小型軽量化されつつある。
特に人物追尾撮影機能や発言者交替などのためにレンズ部を瞬時に移動させる際、レンズ部のイナーシャ(慣性モーメント)による反動でビデオ会議用カメラ装置に振動ブレが発生する場合がある。この振動ブレは僅かな時間で治まるが、レンズ部の移動後のフォーカス合わせ等に、少なからず悪影響となっている。特にビデオ会議システムでは、円卓状の会議が多いために水平方向のパン回転(水平方向回転)する際の振動ブレが、大きく目立つようになってきた。
振動ブレ防止のためにビデオ会議用カメラ装置全体の重量を増加させる方法や、強固に固定設置可能とする方法を施す場合、ビデオ会議用カメラ装置の小型軽量化が困難である。また、頻繁な設置位置の変更を可能にする携帯性が損なわれ、操作性が極めて悪くなる。
また、レンズ部のイナーシャによる反動を打ち消すために、専用のバランス取り用の重りと、このバランス重りを移動させる手段を設けた先行例(特許文献1及び特許文献2を参照)も提案されている。ところが、この場合もビデオ会議用カメラ装置の小型軽量化が困難である。
更に、ビデオカメラ等に採用されている光学式や電子式の振動ブレ防止手段を設ける方法もある。ビデオ会議用カメラ装置の振動ブレは、装置の設置状態や使用状況にもよるが、ビデオカメラ等を操作者が手持ちすることによる振動ブレに比べ小さく、あえて複雑な機構手段を用いて高価で大型化させる必要もない。
本発明は撮影画像の高画質化を図ると共に、有効に小型軽量化を実現するカメラ装置を提供することを目的とする。
本発明のカメラ装置は、撮影手段と画像を表示する表示手段とを一体に備えると共に、これら撮影手段及び表示手段を互いに独立して回転移動させる駆動手段と各々の前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備えるカメラ装置であって、前記撮影手段の振動ブレを検知する振動ブレ検知手段を有し、前記撮影手段が回転移動する際、前記振動ブレ検知手段の検知結果に基づき、前記表示手段を振動ブレが打ち消される方向へ相殺処理動作させるように制御することを特徴とする。
本発明によるカメラ装置では、装置全体の重量を増加させることなく、また強固に固定設置しなくても、レンズ部を瞬時に移動させる際のイナーシャによる反動での振動ブレを防止可能となる。また、ビデオ会議において、頻繁に設置位置を変更する際に携帯性が保たれ操作性が良い。
また、レンズ部のイナーシャによる反動を打ち消すため、専用バランス重りとバランス重り移動手段を設けることなく、振動ブレを防止可能となる。更にビデオカメラ等に採用されている光学式や電子式の振動ブレ防止手段を設けることなく、振動ブレを防止可能となる。そして、モニタ部を瞬時に移動させる状況の際にも、モニタ部のイナーシャによる反動での振動ブレを防止可能となる。
以下、図面に基づき、本発明によるカメラ装置ついて、好適な実施の形態を説明する。
図1は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置を使用している様子を示す図である。図において、自地点(A地点)の画像を撮影するビデオ会議用カメラ装置11Aと、図示はしていないが遠隔地点(B地点)のビデオ会議用カメラ装置11Bにより撮影された画像を表示する手段としての大型モニタ装置31Aとが卓上に配置される。その周りに自地点のビデオ会議参加者が集合している。ビデオ会議用カメラ装置11Aの概要については後述する。
ビデオ会議用カメラ装置11Aとビデオ会議用カメラ装置11Bは、実質的に同様に構成されている。また、両カメラ装置11A,11Bは図1に示されるように、相互に画像信号等を送受信可能に接続されており、それぞれの制御部1を介して信号授受を可能に構成される。例えば、上記のように一方の装置で撮影した画像の画像信号を他方の装置で受信し、この受信した画像信号に基づき他方の装置の表示手段にて表示するように構成することができる。このように複数(この例では2台)のビデオ会議用カメラ装置11が、相互に連動制御可能に接続される。
また、遠隔地点では同様に、遠隔地点の画像を撮影するビデオ会議用カメラ装置11Bと、自地点のビデオ会議用カメラ装置11Aにより撮影された画像を表示する大型モニタ装置31B(図示せず)とが卓上に配置される。その周りに図1の場合と同様に遠隔地点のビデオ会議参加者が集合している。
この図示例では、自地点のビデオ会議用カメラ装置11Aに設けられたモニタ部16Aへ、大型モニタ装置31Aと同様の遠隔地点の画像を表示している。ビデオ会議用カメラ装置11Aのレンズ部13Aとモニタ部16Aとは、参加者101の方向へ向いている。つまりレンズ部13Aの撮影方向である光軸の延長線上に参加者101が居ることになる。
参加者101は、自地点のビデオ会議用カメラ装置11Aのモニタ部16Aで画像を確認しながら、レンズ部13Aに向いて発言する。これにより遠隔地点の大型モニタ装置31Bには、発言者101の正面画像が表示され、遠隔地点の参加者201と202には、直接語りかけられているように見えて違和感が無い。同様にして、遠隔地点の参加者201が発言者となったとき、自地点の大型モニタ装置31Aには、発言者201の正面画像が表示され、聞き手である参加者101と102と103とは違和感が無い。
場合により、自地点のビデオ会議用カメラ装置11Aのモニタ部16Aに自地点の発言者の画像を表示して、遠隔地点の大型モニタ装置31Bにどのように発言者が表示されているか、発言者自身で確認することも可能である。また、モニタ部16Aには発言用の資料等を表示して、プロンプタの役割を兼ねることも可能である。これらのどの機能を利用するかは、参加者によりビデオ会議用カメラ装置11の設定で選択できる。
この図示例のような自地点と遠隔地点との二地点のビデオ会議の場合と同様に、三地点以上でのビデオ会議も可能であり、後述するシステム構成及び動作方法等は、そのまま利用可能である。
ここで図2は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置の概要を示す図である。11は自地点と遠隔地点とで、互いに画像と音声を送受信して会議をするために用いられるビデオ会議用カメラ装置である。12はビデオ会議用カメラ装置11を、卓上等に設置するための台座部である。13は被写体となる撮影対象(会議参加者等)を撮影する撮影手段としてのレンズ部である。レンズ部13はレンズおよび撮像素子などによって構成される。14はレンズ部13を内蔵保持して、垂直回転移動(矢印TL方向)可能としたレンズ部用チルト台である。15はレンズ部用チルト台14を保持して、レンズ部13を水平回転移動(矢印PL方向)可能としたレンズ部用パン台である。
16はレンズ部13により撮影された画像を表示する表示手段としてのモニタ部である。 会議の状況や利用方法によりモニタ部16に表示する画像は、自地点の画像と遠隔地点の画像とその他資料の画像などに、操作者が切替え選択可能である。17はモニタ部16を内蔵保持して、レンズ部13の移動の動作とは独立し、垂直方向(矢印TM方向)に回転移動可能としたモニタ部用チルト台である。18はモニタ部用チルト台17を保持して、モニタ部16をレンズ部13の移動の動作とは独立し、水平方向(矢印PM方向)に回転移動可能としたモニタ部用パン台である。
19は台座部12の正面に設けられ、レンズ部13とモニタ部16を所定のホームポジション位置に移動させるリセットボタンである。レンズ部13とモニタ部16が、各々垂直方向(チルト方向)と水平方向(パン方向)に回転移動して、互いの相対位置関係が混乱したときの復旧等のために、このリセットボタン19は利用される。また、操作者にとってリセットボタン19は台座部12の正面に対し、レンズ部13とモニタ部16の絶対位置が判断可能となる役目もある。
なお上記の場合、台座部12には図示をしないが、集音マイク及びスピーカが装備されている。また、図1に示したように固定台座12にはレンズ部13及びモニタ部16とそれぞれの回転駆動系の作動を制御する制御手段としてのCPU2(中央処理部)を有する制御部1を備えている。即ち、CPU2の制御により、上述のように撮影手段及び表示手段はそれぞれ、相互に独立してパン及びチルト動作し、これにより両者の指向方向が設定制御される。
更にビデオ会議用カメラ装置11は、振動ブレ検知手段としてのブレ検知センサを有する振動ブレ検知部3と、人体検知手段としての人体検知センサを有する人体検知部4とを備える。そして更に、レンズ部13やモニタ部16の回転位置を検知する位置検知手段としての位置検知センサを有する位置検知部5を備える。これらのセンサの出力信号が制御部1に送出されるようになっている。
図3は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置の部分断面を示す図である。21はレンズ部用チルト台14に内蔵されてレンズ部13の近傍に設けられ、レンズ部13に発生した振動ブレを検出する振動ブレ検知手段としてのレンズ部ブレ検知センサである。このレンズ部ブレ検知センサ21はレンズ部13と一体で移動し、三次元的に振動ブレを検知可能なセンサである。
22はモニタ部用チルト台17に内蔵されてモニタ部16の背面に設けられ、モニタ部16に発生した振動ブレを検出する振動ブレ検知手段としてのモニタ部ブレ検知センサである。同様にモニタ部ブレ検知センサ22はモニタ部16と一体で移動し、三次元的に振動ブレを検知可能なセンサである。
23は台座部12の所定位置に固定的に設けられ、レンズ部用パン台15をパン方向に回転させるための駆動手段としてのレンズ部用パンモータである。レンズ部用パンモータ23は、その出力軸先端部に歯車25が取り付けられている。歯車25は、レンズ部用パン台15の内側全周に施された内歯車26と噛合し、これによりレンズ部用パンモータ23の出力軸を正回転又は逆回転することにより、レンズ部用パン台15をパン方向に回転可能とする。
24は台座部12の所定位置に固定的に設けられ、モニタ部用パン台18をパン方向回転させるための駆動手段としてのモニタ部用パンモータである。同様にモニタ部用パンモータ24は、その出力軸先端部に歯車27が取り付けられ、モニタ部用パン台18の内側全周に施された内歯車28と噛合する。そして、モニタ部用パンモータ24の出力軸を正回転又は逆回転することにより、モニタ部用パン台18をパン方向に回転可能とする。
図示はしていないが、レンズ部用チルトモータは、レンズ部用チルト台14をチルト方向回転させるための駆動手段として、レンズ部用パン台15に内蔵して設けられている。 よって、レンズ部用チルトモータはレンズ部用パン台15と一体で、パン方向に回転移動する構成である。
同様にモニタ部用チルトモータは、モニタ部用チルト台17をチルト方向回転させるための駆動手段として、モニタ部用パン台18に内蔵して設けられている。よって同様に、モニタ部用チルトモータはモニタ部用パン台18と一体で、パン方向に回転移動する構成である。
更に、レンズ部13のパン方向位置とチルト方向位置、並びにモニタ部16のパン方向位置とチルト方向位置を各々検出する位置検知手段としての位置検知センサが設けられている。各々の位置検知センサは、上述した各々のモータが設けられている構成と同様である。
レンズ部用パン台15とモニタ部用パン台18の各パン回転方向の位置を検出する位置検知センサは、台座部12の所定位置に固定的に設けられる。レンズ部用チルト台14のチルト回転方向の位置を検出する位置検知センサは、レンズ部用パン台15に設けられ、モニタ部用チルト台17のチルト回転方向の位置を検出する位置検知センサは、モニタ部用パン台18に設けられる。これら位置検知センサの検知結果に基づいて、制御手段としてのCPU2により、レンズ部13とモニタ部16の指向方向は、台座部12に対しての絶対位置や互いの相対位置が判断される。
図4は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置が発言者に向いていることを示す図である。 説明が解り易くするためにビデオ会議用カメラ装置11は、台座部12のリセットボタン19が有る正面に、レンズ部13とモニタ部16の向きが一致している基本位置(ホームポジション位置)とする。図1に置き換えて説明すると、発言者として参加者101がビデオ会議用カメラ装置11のモニタ部16で画像を確認しながら、レンズ部13に撮影されて発言しているところである。
この状態より撮影方向を変更する際、レンズ部13をパン方向及びチルト方向にそれぞれ回転移動する。そして、特に移動開始時と移動停止時に、レンズ部13とレンズ部用チルト台14とレンズ部用パン台15の合計イナーシャの反動で、少なからずレンズ部13に振動ブレが発生する。なお、これを以下の説明では、レンズ部13のイナーシャとして記載する。
レンズ部13の動作方向は、パン回転(ヨーイング)とチルト回転(ピッチング)の二方向であるが、実際の振動ブレは三次元的で多少複雑になるので、レンズ部ブレ検知センサ21は、三次元的に振動ブレを検出するセンサが望ましい。
また、モニタ部16上の画像は平面状での振動ブレとして表示するので、レンズ部13の光軸に対して互いに直行する二軸方向(X軸方向、Y軸方向)の二次元的に振動ブレを検出するセンサでも十分な場合もある。
更に、ビデオ会議システムでは円卓状の会議のためにパン回転方向の移動頻度が多く、使用条件次第では一次元的に振動ブレを検出するセンサでも十分な場合もある。
なお、モニタ部16上の画像に表れる振動ブレは、望遠撮影時の方が広角撮影時の場合よりも大きい。
図5は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置が次の発言者に切り替えることを示す図である。発言者が参加者101であったが、ここから次の発言者が参加者102(図1参照)に切り替わった場合を示す。
ビデオ会議用カメラ装置11は、台座部12の集音マイクで発言者102の発言した音声を感知して、レンズ部13の撮影方向を瞬時に変更して撮影する。そのときレンズ部用パン台15は、高速にパン方向右側へ回転(矢印PL−R方向)して、参加者101の右側に位置する発言者102へ向きを変更する。
このとき発生するレンズ部13のイナーシャの反動による振動ブレを、レンズ部ブレ検知センサ21が検出する。振動ブレの検出情報には、振動ブレの大きさと方向及び発生時間などが含まれ、これら検出情報に基づき分析をして、最も効果的な動作で振動ブレを相殺する方法を、制御手段としてのCPUが判断する。
ここで、モニタ部16とモニタ部用チルト部17等の重量により、モニタ部用パン台18と一体でパン方向に回転する部分の重心は、パン回転中心からずれている。これはあたかも、偏心重りとしての扇状部材が装着された振動発生モータの大型版と考えることができる。制御手段としてのCPU2はレンズ部用パン台15と逆方向へ、瞬時にモニタ部用パン台18をパン方向左側へ反転(矢印PM−L方向)させることで、これらを個別に回転移動させ逆位相の振動を発生させてレンズ部13の振動ブレを相殺する。
この相殺処理動作により、レンズ部13による画像の撮影で振動ブレを最小限に防止可能となる。僅かに振動ブレが発生したとしてもその減衰が早く、フォーカス合わせ等に影響が少ない。この一連の動作の僅かな時間であっても、その間に撮影された画像が流れて見ずらい場合は、レンズ部13が移動する直前に撮影した画像を静止画としてモニタ部16に表示する。そして、新たにレンズ部13が移動後、即ち相殺処理動作の終了後に撮影した画像の表示可能となる間を補う。この画像表示方法は、自地点よりも遠隔地点のビデオ会議テレビ装置11のモニタ部16と、大型モニタ装置31Bに対して有効である。
撮影状況とレンズ部ブレ検知センサ21により、レンズ部13の振動ブレの検出レベルが、撮影状況に対して問題無い、即ち画像撮影に対して許容可能である所定レベル範囲以下であるとCPU2が判断したときは、この一連の相殺処理動作は行なわない。また予め参加者が、レンズ部13の移動回転速度を遅く設定することを選択した場合も、この相殺処理動作は行なわない。なお、各々の位置検知センサにより、モニタ部13とモニタ部16の相対位置と、台座部12に対しての絶対位置とは、常にCPU2が掌握している。
図6は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置が次の発言者に向いていることを示す図である。現在の発言者102が、レンズ部13により撮影が再開された後、ビデオ会議用カメラ装置11は、モニタ部用パン台18をゆっくりとパン方向右側へ回転(矢印PM−R方向)して、モニタ部16を発言者102に向ける。このときレンズ部ブレ検知センサ21とモニタ部ブレ検知センサ22の両方より振動ブレを検出しながら、検出レベルが所定範囲以下に保つようにCPU2は回転動作速度を制御し、振動ブレを防止して撮影に影響が無いようにする。
なお、発言者が交替して撮影方向が変更する事を説明したが、一人の発言者101が自ら歩いて移動した際の人物の移動動作に対する追尾機能を設定したときにも同様の効果を得る。
また、大型モニタ装置31を利用せずに、ビデオ会議用カメラ装置11のみで簡易ビデオ会議をする際、モニタ部16を瞬時に移動させて遠隔地点の発言者が誰なのかを確認したいときがある。この場合は、レンズ部13による撮影方向変更と同様の動作制御にすれば良い。 モニタ部16の振動ブレをモニタ部ブレ検知センサ22により検出し、CPU2の動作制御にて、レンズ部用パン台15を振動発生源とし、一連の相殺処理動作によりモニタ部16の振動ブレを防止する。その後、レンズ部13の撮影方向を整える。
図7は、本実施形態のビデオ会議用カメラ装置が垂直方向に動作することを示す図である。 現在の発言者102が、起立した状態から着席をするチルト方向への動作に、人物追尾機能によりレンズ部13が追従した場合を示す。
この場合、レンズ部用チルト台14はチルト方向下側へ回転(矢印TL−D方向)して、発言者102の着席した位置へ向きを変更する。このときも同様の動作制御をする。レンズ部13のイナーシャの反動による振動ブレを、レンズ部ブレ検知センサ21が検出する。 この検出情報に基づき分析をして、最も効果的な動作で振動ブレを相殺する方法を、制御手段としてのCPU2が判断する。
CPU2は、レンズ部用チルト台14と逆方向へ、モニタ部用チルト台17をチルト方向上側へ回転(矢印TM−U方向)させることで、逆位相の振動を発生させてレンズ部13の振動ブレを相殺する。この相殺処理動作により、レンズ部13による画像の撮影で振動ブレを最小限に防止可能となる。その後、モニタ部用チルト台17をゆっくりとチルト方向に戻して、モニタ部16を着席した発言者102に向ける。
ここでチルト回転方向での相殺処理動作は、モニタ部16とレンズ部13との相対位置が、0°付近と180°付近で効果は最も大きい。しかし、これら以外の角度ではレンズ部用パン台15が移動しない状態なので、レンズ部用パン台15のイナーシャ分が少なく、パン回転方向に比べレンズ部13の振動ブレは元々少なくなり、撮影にあまり影響が無い。各々の位置検知センサによるモニタ部13とモニタ部16の相対位置と、レンズ部ブレ検知センサ21によりレンズ部13の振動ブレの検出レベルが所定範囲以下である、又は効果が少ないときCPU2が判断したときは、この一連の相殺処理動作は行なわない。
図8は、本実施形態の動作処理を示した動作のフローチャート図である。図1〜図7で説明したようにレンズ部13のイナーシャ(慣性モーメント)による反動でビデオ会議用カメラ装置に振動ブレが発生するのを、一連の相殺処理動作により振動ブレ防止をする動作をフローチャートとして表す。
先ず始めに、ビデオ会議用カメラ装置の設定に会議参加者は、人物追尾機能等の撮影方向を自動変更する機能を選択する(ステップS1)。選択がされない場合は、撮影画像は無処理のままで大型モニタ装置等に表示される(ステップS2)。
レンズ部13の振動ブレが発生するか否かを、レンズ部ブレ検知センサにて検出する(ステップS3)。 その検出結果が、撮影状況に対して問題無い所定範囲以下であるか否かをCPU2が判断する(ステップS3)。更に、各々の位置検知センサによるモニタ部とモニタ部の相対位置を検出し、その検出結果より相殺処理動作が有効か否かを、CPUが判断する(ステップS5及びステップS6)。
これらの条件が整った場合、CPU2は検出情報に基づき分析をして動作を制御する(ステップS7)。CPU2により最も効果的な動作が選択され、振動ブレの相殺処理動作が行なわれる。この動作の間、レンズ部13が移動する直前に撮影した画像を静止画として(遠隔地点の)モニタ部16等に表示して、レンズ部13が移動中の画像を補う。レンズ部13が移動後に、改めて撮影した画像を(遠隔地点の)モニタ部16に表示する(ステップS8)。
次に、レンズ部13により撮影が再開された後(ステップS9)、モニタ部16を振動ブレの検出レベルが所定範囲以下に保つように、設定された所定方向へ移動させる(ステップS10)。
上述したように本発明によれば、カメラ装置全体の重量を増加させることなく、また強固に固定設置しなくても、レンズ部13を瞬時に移動させる際のイナーシャによる反動での振動ブレが発生するのを的確に防止することができる。また、ビデオ会議において、頻繁に設置位置を変更する際に携帯性が保たれ操作性が良い。
また、レンズ部13のイナーシャによる反動を打ち消すため、専用バランス重りとバランス重り移動手段を設けることなく振動ブレが防止可能となり、コンパクトな構成で有効に振動ブレを防止することができる。
本発明の実施形態におけるビデオ会議用カメラ装置を使用している様子を示す図である。 本発明の実施形態に係るビデオ会議用カメラ装置の概要を示す図である。 本発明の実施形態に係るビデオ会議用カメラ装置の部分断面を示す図である。 本発明の実施形態に係るビデオ会議用カメラ装置が発言者に向いている状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るビデオ会議用カメラ装置が次の発言者に切り替える状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るビデオ会議用カメラ装置が次の発言者に向いている状態を示す図である。 本発明の実施形態に係るビデオ会議用カメラ装置が垂直方向に動作する状態を示す図である。 本発明の実施形態における動作処理を示しすフローチャートである。
符号の説明
11:ビデオ会議用カメラ装置
12:台座部
13:レンズ部
14:レンズ部用チルト台
15:レンズ部用パン台
16:モニタ部
17:モニタ部用チルト台
18:モニタ部用パン台
19:リセットボタン
21:レンズ部ブレ検知センサ
22:モニタ部ブレ検知センサ
23:レンズ部用パンモータ
24:モニタ部用パンモータ
31:大型モニタ装置
101〜103:自地点の参加者(発言者)
201〜202:遠隔地点の参加者(発言者)

Claims (7)

  1. 撮影手段と画像を表示する表示手段とを一体に備えると共に、これら撮影手段及び表示手段を互いに独立して回転移動させる駆動手段と各々の前記駆動手段の作動を制御する制御手段とを備えるカメラ装置であって、
    前記撮影手段の振動ブレを検知する振動ブレ検知手段を有し、前記撮影手段が回転移動する際、前記振動ブレ検知手段の検知結果に基づき、前記表示手段を振動ブレが打ち消される方向へ相殺処理動作させるように制御することを特徴とするカメラ装置。
  2. 前記撮影手段及び前記表示手段はそれぞれ、互いに独立して水平回転移動及び垂直回転移動が可能であることを特徴とする請求項1記載のカメラ装置。
  3. 人体検知手段を有し、該人体検知手段に設定された人物の移動動作に基づいて、前記撮影手段と前記表示手段とを個別に回転移動させて、前記人物の方向に指向させるようにしたことを特徴とする請求項1又は2記載のカメラ装置。
  4. 予め画像撮影に対して許容可能である所定レベル範囲を設定し、前記振動ブレ検知手段の検知結果が前記所定レベル範囲以下であると前記制御手段が判断した場合、前記相殺処理動作をしないように制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項記載のカメラ装置。
  5. 前記撮影手段及び前記表示手段の回転位置を検出する各々の位置検知手段を有し、前記撮影手段及び前記表示手段の相対位置関係により、振動ブレが打ち消される方向への回転移動ができないと制御手段が判断した場合、前記相殺処理動作をしないように制御することを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載のカメラ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項記載のカメラ装置において、複数装置が相互に画像信号を送受信可能に接続され、
    複数のうち一方装置の前記撮影手段が回転移動する直前に撮影した画像を、静止画として他方装置の前記表示手段に表示し、前記相殺処理動作の終了後に前記撮影した画像を表示するように制御することを特徴とするカメラ装置。
  7. 前記相殺処理動作の制御の後、前記振動ブレ検知手段の検知結果が前記所定レベル範囲以下に保たれるように、前記表示手段を所定方向へ移動させるように制御をすることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項記載のカメラ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019186929A (ja) * 2018-04-04 2019-10-24 深▲せん▼市冠旭電子股▲ふん▼有限公司 カメラ撮影制御方法、装置、インテリジェント装置および記憶媒体
WO2021141071A1 (ja) * 2020-01-08 2021-07-15 ミツミ電機株式会社 カメラ装置及び撮像システム
JP2023134145A (ja) * 2022-03-14 2023-09-27 キヤノン株式会社 撮像装置

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