JP2009201277A - 減速機構付き電動モータ - Google Patents
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Abstract
【課題】カバーを減速機ケースに取り付ける際にターミナル板と減速機ケースとの接続部分の目視を可能として、カバーの減速機ケースへの取り付け作業を容易にすることである。
【解決手段】モータ本体に固定されてウォームギア機構を収容するギアケース31をアルミニウム合金で形成し、これに外周縁に係合溝41aを備えたカバー41を取り付けて閉塞する。カバー41の内面にモータ本体の作動を制御する制御基板42を取り付け、この制御基板42に接続される基板側接続部53を備えたターミナル板51をカバー41に固定する。ターミナル板51にU字状に曲がるケース側接続部54を設け、このケース側接続部54の先端を係合溝41aに連なる収容凹部41bに配置する。また、ギアケース31に接続凹部61を設け、カバー41がギアケース31に取り付けられたときにケース側接続部54が接続凹部61に填め込まれるようにする。
【選択図】図4
【解決手段】モータ本体に固定されてウォームギア機構を収容するギアケース31をアルミニウム合金で形成し、これに外周縁に係合溝41aを備えたカバー41を取り付けて閉塞する。カバー41の内面にモータ本体の作動を制御する制御基板42を取り付け、この制御基板42に接続される基板側接続部53を備えたターミナル板51をカバー41に固定する。ターミナル板51にU字状に曲がるケース側接続部54を設け、このケース側接続部54の先端を係合溝41aに連なる収容凹部41bに配置する。また、ギアケース31に接続凹部61を設け、カバー41がギアケース31に取り付けられたときにケース側接続部54が接続凹部61に填め込まれるようにする。
【選択図】図4
Description
本発明は、例えば車両用のワイパ装置等の駆動源として用いられる減速機構付き電動モータに関する。
車両用のワイパ装置やパワーウインド装置等の駆動源としては、アマチュア軸を備えたモータ本体に減速機構を取り付けて1つのユニットとした減速機構付き電動モータが用いられている。このような減速機構付き電動モータでは、モータ本体のヨークにバスタブ状の減速機ケースを固定し、この減速機ケースの内部に減速機構を収容するようにしている。また、減速機ケースの開口端にカバーを取り付け、このカバーにより減速機ケースを閉塞するようにしている。
一方、モータ本体の作動を制御するための制御基板を減速機ケースの内部に収容するようにした、いわゆる機電一体型の減速機構付き電動モータが知られている。この場合、制御基板はカバーの内面(裏面)に取り付けられ、カバーが減速機ケースに取り付けられることにより当該ケースの内部に収容されるようになっている。
このような機電一体型のモータが車体のパネル内に配置されると、当該パネル内に搭載される他の電装品等からのノイズの影響を受けて制御基板が誤作動するおそれがある。そのため、機電一体型のモータでは、制御基板へのノイズの影響を抑制するための対策が施されている。
例えば特許文献1には、減速機ケースをアルミニウム合金等の導体により形成するとともに、制御基板に設けられる給電回路をターミナル板を用いて減速機ケースに接地させることにより、減速機ケースにノイズ遮蔽効果を生じさせて制御基板の誤作動を低減させるようにした減速機構付き電動モータが記載されている。
特表2001−515626号公報
特許文献1に示される減速機構付き電動モータでは、ターミナル板はカバーに取り付けられ、その一端において制御基板に電気的に接続されるとともに他端には減速機ケースの側に向けて突出するU字形状のケース側接続部が設けられている。そして、カバーが減速機ケースに取り付けられたときに、ケース側接続部が減速機ケースに一体に設けられた接続凹部に填め込まれて制御基板が減速機ケースに接地されるようになっている。
しかしながら、特許文献1に示す場合では、ターミナル板と接続される接続凹部は減速機ケースの側壁の内側に当該側壁から離れて設けられているので、カバーを減速機ケースに取り付ける際に、ターミナル板と接続凹部との接続部分を目視することは困難である。そのため、ターミナル板を確実に接続凹部に接続させるためには、カバーを減速機ケースに対して正確に位置決めしながら取り付ける必要があるなど、その取り付け作業は煩雑であった。
本発明の目的は、カバーを減速機ケースに取り付ける際にターミナル板と減速機ケースとの接続部分の目視を可能として、カバーの減速機ケースへの取り付け作業を容易にすることにある。
本発明の減速機構付き電動モータは、アマチュア軸を備えたモータ本体と前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを備えた減速機構付き電動モータであって、有底筒状に形成され、前記アマチュア軸を回転自在に支持するヨークと、導体により底壁と側壁とを備えたバスタブ状に形成され、前記ヨークに固定されて前記減速機構を収容する減速機ケースと、外周縁に全周に亘る係合溝を備え、該係合溝を前記側壁の開口側端部に係合させて前記減速機ケースを閉塞するカバーと、前記カバーの内面に取り付けられ、前記モータ本体の作動を制御する制御基板と、前記側壁の内側に並べて前記減速機ケースに一体に設けられ、前記側壁と前記底壁とにより接続凹部を形成する接続壁と、前記制御基板に電気的に接続される基板側接続部と、前記基板側接続部と一体に形成され前記カバーに固定される固定部と、前記固定部と一体にU字状に形成され先端が前記係合溝に連なる収容凹部に配置されるとともに前記カバーが前記減速機ケースに取り付けられたときに前記接続凹部に填め込まれるケース側接続部とを備えたターミナル板と、を有することを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記固定部をコの字状に曲げて形成し、該固定部の前記基板側接続部に連なる一片の幅寸法を前記ケース側接続部に連なる他片の幅寸法と相違させるとともに、前記カバーに前記固定部のそれぞれの片に対応した幅寸法の一対の取り付け溝を設け、前記固定部のそれぞれの片を対応する前記取り付け溝に係合させて前記ターミナル板を前記カバーに取り付けたことを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記接続壁の前記底壁からの高さを前記側壁の前記底壁からの高さよりも低く形成するとともに、前記接続壁の頂部に前記接続凹部に向けて傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とする。
本発明の減速機構付き電動モータは、前記ケース側接続部を前記接続凹部に弾性変形した状態で填め込むことを特徴とする。
本発明によれば、ターミナル板のケース側接続部の先端をカバーの係合溝に連なる収容凹部に配置するようにしたので、カバーを減速機ケースに取り付ける際にターミナル板が減速機ケースに接続される様子を容易に確認することができる。これにより、カバーの減速機ケースへの取り付け作業が容易となる。また、カバーが減速機ケースに取り付けられると、ターミナル板のケース側接続部が減速機ケースに設けられた接続凹部に填め込まれるので、ターミナル板を確実に減速機ケースに接続させることができる。
本発明によれば、ターミナル板のカバーへの固定部をコの字状に曲げて形成し、その基板側接続部に連なる一片の幅寸法をケース側接続部に連なる他片の幅寸法と相違させるとともに、カバーにそれぞれの片に対応した幅寸法の一対の取り付け溝を設け、固定部のそれぞれの片を対応する取り付け溝に係合させてターミナル板をカバーに取り付けるようにしたので、ターミナル板を正規の取り付け方向に対して逆向きに取り付けることができない構造として、カバーに対するターミナル板の誤組を防止することができる。
本発明によれば、減速機ケースに設けられる接続壁の高さを側壁の高さよりも低く形成するとともに接続壁の頂部に接続凹部に向けて傾斜する傾斜面を設けるようにしたので、ターミナル板のケース側接続部を先に側壁で案内するとともに、次いで傾斜面により接続凹部に案内するようにして、当該ケース側接続部を確実に接続凹部に填め込ませることができる。
本発明によれば、ケース側接続部を弾性変形させた状態で接続凹部に填め込むようにしたので、ターミナル板や接続凹部が寸法誤差を有していても、その誤差をケース側接続部の弾性変形により吸収して、ケース側接続部を接続凹部において確実に減速機機ケースに接続させることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の一実施の形態であるワイパモータを示す斜視図であり、図2は図1に示すワイパモータの内部構造を示す断面図である。
図1に示すワイパモータ11は車両用のワイパ装置(不図示)の駆動源として用いられるものであり、モータ本体12と減速機13とを備えた減速機構付き電動モータとなっている。
モータ本体12はブラシ付き直流モータであり、図2に示すように、鋼板により有底筒状(底付き円筒状)に形成されるヨーク(継鉄)14とヨーク14の内部に収容されるアマチュア(電機子)15とを備えている。アマチュア15はアマチュア軸16を備えており、このアマチュア軸16が軸受17を介してヨーク14に回転自在に支持されることにより、アマチュア15はヨーク14の内部で回転自在となっている。
ヨーク14の内面には一対のマグネット18a,18bが互いに異なる磁極を向かい合わせて固定されており、これらのマグネット18a,18bによりヨーク14の内部には磁界が形成されている。マグネット18a,18bの内側に位置するようにアマチュア軸16にはアマチュアコア(鉄心)21が固定されており、このアマチュアコア21には複数のアマチュアコイル(巻線)22が巻装されている。また、アマチュア軸16にはアマチュアコア21に対して減速機13の側に隣接してコミュテータ(整流子)23が固定されており、アマチュアコイル22のコイル端はそれぞれコミュテータ23の対応するセグメント片に電気的に接続されている。
アマチュアコイル22に駆動電流を供給するために、モータ本体12には一対のブラシ24が設けられている。これらのブラシ24はそれぞれブラシホルダ25に支持されており、スプリング26により付勢された状態でコミュテータ23の外周面に径方向外側から摺接している。各ブラシ24に駆動電流が供給されると、コミュテータ23を介して所定のタイミングで転流された駆動電流が各アマチュアコイル22に供給され、これにより、アマチュア軸16が回転する。
一方、減速機13は減速機ケースとしてのギアケース31を備えており、このギアケース31の内部には減速機構としてのウォームギア機構32が収容されている。
ギアケース31は導体であるアルミニウム合金により底壁31aと側壁31bとを備えたバスタブ状に形成されており、この側壁31bと一体に設けられたボス部31cにおいて締結部材(ボルト)33によりヨーク14の開口端に固定されている。アマチュア軸16はヨーク14の内部からギアケース31の内部に突出しており、その中間部分と先端部を軸受34,35により支持されてギアケース31の内部で回転自在となっている。
ウォームギア機構32はウォーム32aとこれに噛み合うウォームホイル32bとを備えており、ウォーム32aはアマチュア軸16のギアケース31に収容される部分の外周面に一体に形成されている。また、ギアケース31には出力軸36が回転自在に支持されており、ウォームホイル32bはその軸心において出力軸36に固定されている。これにより、モータ本体12が作動してアマチュア軸16が回転すると、その回転はウォーム32aとウォームホイル32bとを介して所定の回転数にまで減速されて出力軸36から出力されるようになっている。
出力軸36の先端はギアケース31の外部に突出しており、その先端にはワイパ装置のリンク機構(不図示)が連結され、ワイパモータ11の出力は当該リンク機構を介してワイパアーム(不図示)に伝達される。
ギアケース31には、その開口部を閉塞するためにカバー41が取り付けられている。
図3は図1に示すカバーを内面側から見た図であり、このカバー41は樹脂製となっており、その外周縁には、その全周に亘って連続して係合溝41aが設けられている。この係合溝41aは閉塞方向つまりカバー41のギアケース31への取り付け方向に向けて開口しており、カバー41がギアケース31に取り付けられると、図2に示すように、ギアケース31の側壁31bの開口側端部が全周に亘って係合溝41aに差し込まれて係合し、これにより、ギアケース31がカバー41により閉塞されるようになっている。
なお、係合溝41aの内部にシール部材を配置して、カバー41によるギアケース31の密閉度を高めるようにしてもよい。
図2に示すように、カバー41の内面(裏面)には、モータ本体12の作動を制御するための制御基板42が取り付けられている。この制御基板42は基板上にCPUやメモリ、FET等の複数の電子部品が搭載されたマイクロコンピュータとしての機能を有するものとなっており、カバー41がギアケース31に取り付けられたときに、給電端子43a,43bを介して各ブラシ24,24に電気的に接続されるようになっている。また、カバー41には外部コネクタ44が設けられており、制御基板42はこの外部コネクタ44を介して図示しないワイパスイッチやバッテリ(電源)に接続されている。ワイパスイッチが操作されると、その操作信号が外部コネクタ44を介して制御基板42に入力され、入力された操作信号に応じた駆動電流が制御基板42からモータ本体12に供給され、その作動制御が行われる。
制御基板42には、アマチュア軸16に固定されたセンサマグネット(多極着磁マグネット)45に対向してホールセンサ(ホール素子)46が搭載されている。アマチュア軸16が回転すると、その回転速度に反比例した周期のパルス信号がホールセンサ46から出力され、制御基板42はそのパルス信号の周期に基づいてアマチュア軸16の回転速度を認識し、これをモータ本体12の作動制御に用いるようになっている。
なお、符号47は、ギアケース31の内部において制御基板42をウォームギア機構32から隔離するためにカバーに取り付けられた隔壁部材である。
図4はターミナル板による制御基板のギアケースへの接地構造を示す断面図である。
このワイパモータ11では、ギアケース31を導体であるアルミニウム合金で形成するとともにターミナル板51を用いて制御基板42の負極側の給電回路(不図示)をギアケース31に電気的に接続つまり接地させることにより、ギアケース31にノイズ遮蔽効果(シールド効果)を持たせて外部からのノイズによる制御基板42の誤作動を防止するようにしている。
図5は図4に示すターミナル板の詳細を示す斜視図であり、図6は図5に示すターミナル板のカバーへの取り付け構造を示す断面図であり、図7は図6におけるA−A線に沿う断面図である。
ターミナル板51はプレス装置等により所定の形状に打ち抜き加工された銅板等の導電性を有する板材を曲げ加工して形成されており、図5に示すように、互いに一体に形成される固定部52と基板側接続部53とケース側接続部54とを備えている。
固定部52はこのターミナル板51のカバー41への固定部分となる部位であり、一対の固定片52a,52bとこれらの固定片52a,52bを連ねる連結片52cとを備えたコの字状に曲げて形成されている。図5に示すように、固定部52の基板側接続部53に連なる一片つまり一方の固定片52aの連結片52cの側における幅寸法W1は、固定部52のケース側接続部54に連なる他片つまり他方の固定片52bの連結片52cの側における幅寸法W2よりも小さく設定されており、連結片52cはこれらの固定片52a,52bよりもさらに幅が狭く形成されている。
一方、カバー41には、ターミナル板51を固定するために、それぞれカバー41のギアケース31への取り付け方向に向けて延びる一対の取り付け溝55a,55bが設けられている。図7に示すように、カバー41の内側に設けられる一方の取り付け溝55aはターミナル板51の固定部52の一方の固定片52aの幅寸法W1に対応した幅寸法に形成され、カバー41の外周縁側に設けられる他方の取り付け溝55bはターミナル板51の固定部52の他方の固定片52bの幅寸法W2に対応した幅寸法に形成されており、ターミナル板51は一方の固定片52aを対応する幅寸法の取り付け溝55aに係合させ、他方の固定片52bを対応する幅寸法の取り付け溝55bに係合させることにより、固定部52においてケース側接続部54を外周縁の側に向けてカバー41に取り付けられるようになっている。
このように、このワイパモータ11では、ターミナル板51の固定部52の各固定片52a,52bの幅寸法W1,W2を相違させるとともに、これに対応するカバー41の側の取り付け溝55a,55bの幅寸法を相違させるようにしたので、ターミナル板51が組み付け方向を逆としてカバー41に組み付けられることを防止することができる。また、これにより、このターミナル板51のカバー41への取り付け作業を容易にすることができる。
図5に示すように、ターミナル板51の固定片52aに連なる基板側接続部53は線状に形成され、固定片52aの先端部の一方の側部に偏った位置から当該固定片52aと平行に突出している。図6に示すように、一方の取り付け溝55aの上部にはカバー41に取り付けられた制御基板42の一部が配置されており、ターミナル板51の基板側接続部53は制御基板42に設けられた接続孔42aに挿通され、ハンダにより制御基板42に設けられた図示しない負極側の給電回路に電気的に接続されている。
ケース側接続部54はターミナル板51の固定片52bより先の部分を折り曲げて形成されており、固定片52bに連なる内側案内片54aと内側案内片54aに連なる湾曲片54bと湾曲片54bに連なる外側案内片54cとを備えたU字状となっている。カバー41には係合溝41aに連なるとともに係合溝41aに対してカバー41の内側に広がる収容凹部41bが設けられており、ケース側接続部54の外側案内片54cの先端はこの収容凹部41bの内部に配置されている。つまり、ケース側接続部54は、図6に示すように、外側案内片54cの先端が収容凹部41bの内部に配置されることにより、収容凹部41bを形成するカバー41の凸壁41cをカバー41の内側から外側に跨ぐようになっている。
ケース側接続部54の内側案内片54aは固定片52bに対してカバー41の内側に向けて所定角度傾斜しており、外側案内片54cも固定片52bに対して内側案内片54aと同一方向に所定角度傾斜している。つまり、内側案内片54aと外側案内片54cは、それぞれカバー41のギアケース31への取り付け方向に対して所定角度傾斜している。ターミナル板51は弾性を有する銅板等の板材により形成されているので、内側案内片54aは固定片52bに対してその傾斜角度を増減させる方向に弾性変形自在となっており、また、外側案内片54cも内側案内片54aに対して傾斜角度を増減させる方向に弾性変形自在となっている。さらに、湾曲片54bも内側案内片54aと外側案内片54cの間隔を増減させる方向に弾性変形自在となっている。
一方、図4に示すように、ギアケース31にはターミナル板51との接続部分となる接続凹部61が設けられている。ギアケース31には側壁31bの内側に所定の間隔を空けて並ぶとともに当該側壁31bと平行に接続壁31dが一体に設けられており、この接続壁31dと底壁31aと側壁31bとに区画されて接続凹部61が形成されている。接続壁31dは、その底壁31aからの高さが側壁31bの底壁31aからの高さよりも低く形成されている。また、接続壁31dの頂部つまりカバー41の側に向く高さ方向の端部には、接続凹部61に向けて傾斜するつまり側壁31bに近づくに連れて底壁31aからの高さが低くなる方向に傾斜する傾斜面62が形成されている。
図8(a)〜(c)は、それぞれターミナル板のケース側接続部がギアケースの接続凹部に接続される様子を示す説明図である。
カバー41がその取り付け方向からギアケース31に取り付けられると、図8(a)に示すように、ターミナル板51のケース側接続部54の外側案内片54cがギアケース31の側壁31bの頂部に当接する。
ここで、外側案内片54cの先端はカバー41の係合溝41aに連なる収容凹部41bに配置されているので、ギアケース31の側壁31bの開口側端部にカバー41の係合溝41aが係合する直前まで、ターミナル板51の外側案内片54cを外部から目視することができる。したがって、カバー41をギアケース31に取り付ける際に、ターミナル板51のケース側接続部54が所定の位置に配置されていることを、カバー41とギアケース31との組み合わせ部分の隙間から目視により容易に確認することができるので、カバー41のギアケース31への取り付け作業が容易となる。
このように、このワイパモータ11では、ターミナル板51の外側案内片54cの先端をカバー41の係合溝41aに連なる収容凹部41bに配置するようにしたので、カバー41をギアケース31に取り付ける際に、ターミナル板51のケース側接続部54が所定の位置に配置されていることを目視で容易に確認することを可能として、カバー41のギアケース31への取り付け作業を容易にすることができる。
次に、外側案内片54cがギアケース31の側壁31bの頂部に当接した状態から、カバー41がさらにギアケース31の側に移動すると、図8(b)に示すように、ケース側接続部54の外側案内片54cがギアケース31の側壁31bに沿う方向に弾性変形するとともに側壁31bに沿って移動する。外側案内片54cが側壁31bに沿って移動し、ケース側接続部54が接続凹部61に向けて案内されると、ケース側接続部54の湾曲片54bが接続壁31dの頂部に設けられた傾斜面62に当接し、この傾斜面62により湾曲片54bが接続凹部61に向けて案内される。これにより、内側案内片54aが固定片52bと平行になるように弾性変形し、図8(c)に示すように、ケース側接続部54の全体がギアケース31の接続凹部61の内部に案内される。
図8(c)に示すように、カバー41の係合溝41aがギアケース31の側壁31bの開口側端部に係合し、カバー41が完全にギアケース31に取り付けられた状態となると、ターミナル板51のケース側接続部54は接続凹部61の内部に填め込まれた状態となる。これにより、ターミナル板51のケース側接続部54が接続凹部61つまり側壁31bの内面や接続壁31dの内面においてギアケース31に電気的に接続され、制御基板42の負極側の給電回路はターミナル板51を介してギアケース31に接続つまり接地されることになる。
このように、このワイパモータ11では、カバー41がギアケース31に取り付けられたときにターミナル板51のケース側接続部54がギアケース31に設けられた接続凹部61に填め込まれるようにしたので、ターミナル板51を確実にギアケース31に接続させることができる。
また、このワイパモータ11では、ギアケース31に設けられる接続壁31dの高さを側壁31bの高さよりも低く形成するとともに接続壁31dの頂部に接続凹部61に向けて傾斜する傾斜面62を設け、ターミナル板51の外側案内片54cを先に側壁31bに当てて案内させるとともに、その後、湾曲片54bを傾斜面62により案内して接続凹部61の内部に引き込むようにしたので、ターミナル板51のケース側接続部54を確実に接続凹部61に案内して填め込ませることができる。
ターミナル板51のケース側接続部54が接続凹部61に填め込まれると、このケース側接続部54は、外側案内片54cと内側案内片54aとが互いの間隔を狭めるとともにそれぞれの傾斜角度を減少させる方向に弾性変形した状態となる。つまり、ケース側接続部54は接続凹部61に弾性変形した状態で填め込まれることになる。これにより、ターミナル板51や接続凹部61に寸法誤差があっても、その誤差をケース側接続部54の弾性変形により吸収して、ターミナル板51のケース側接続部54をギアケース31に確実に接続させることができる。
このように、このワイパモータ11では、ケース側接続部54を弾性変形させた状態で接続凹部61に填め込むようにしたので、ケース側接続部54を接続凹部61において確実にギアケース31に接続させることができる。これにより、ターミナル板51を用いて制御基板42をギアケース31へ確実に接地することができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。例えば、前記実施の形態においては、車両用のワイパ装置の駆動源として用いられるワイパモータ11に本発明を適用するようにしているが、これに限らず、例えば、パワーウインドモータ等、他の用途に用いられる減速機構付き電動モータに本発明を適用するようにしてもよい。
また、前記実施の形態においては、ギアケース31はアルミニウム合金により形成されているが、これに限らず、導体であれば例えば鋼材等の他の材料により形成するようにしてもよい。
11 ワイパモータ(減速機構付き電動モータ)
12 モータ本体
13 減速機
14 ヨーク
15 アマチュア
16 アマチュア軸
17 軸受
18a,18b マグネット
21 アマチュアコア
22 アマチュアコイル
23 コミュテータ
24 ブラシ
25 ブラシホルダ
26 スプリング
31 ギアケース(減速機ケース)
31a 底壁
31b 側壁
31c ボス部
31d 接続壁
32 ウォームギア機構(減速機構)
32a ウォーム
32b ウォームホイル
33 締結部材
34,35 軸受
36 出力軸
41 カバー
41a 係合溝
41b 収容凹部
42 制御基板
42a 接続孔
43a,43b 給電端子
44 外部コネクタ
45 センサマグネット
46 ホールセンサ
47 隔壁部材
51 ターミナル板
52 固定部
52a,52b 固定片
52c 連結片
53 基板側接続部
54 ケース側接続部
54a 内側案内片
54b 湾曲片
54c 外側案内片
55a,55b 取り付け溝
61 接続凹部
62 傾斜面
W1,W2 幅寸法
12 モータ本体
13 減速機
14 ヨーク
15 アマチュア
16 アマチュア軸
17 軸受
18a,18b マグネット
21 アマチュアコア
22 アマチュアコイル
23 コミュテータ
24 ブラシ
25 ブラシホルダ
26 スプリング
31 ギアケース(減速機ケース)
31a 底壁
31b 側壁
31c ボス部
31d 接続壁
32 ウォームギア機構(減速機構)
32a ウォーム
32b ウォームホイル
33 締結部材
34,35 軸受
36 出力軸
41 カバー
41a 係合溝
41b 収容凹部
42 制御基板
42a 接続孔
43a,43b 給電端子
44 外部コネクタ
45 センサマグネット
46 ホールセンサ
47 隔壁部材
51 ターミナル板
52 固定部
52a,52b 固定片
52c 連結片
53 基板側接続部
54 ケース側接続部
54a 内側案内片
54b 湾曲片
54c 外側案内片
55a,55b 取り付け溝
61 接続凹部
62 傾斜面
W1,W2 幅寸法
Claims (4)
- アマチュア軸を備えたモータ本体と前記アマチュア軸の回転を減速して出力軸から出力する減速機構とを備えた減速機構付き電動モータであって、
有底筒状に形成され、前記アマチュア軸を回転自在に支持するヨークと、
導体により底壁と側壁とを備えたバスタブ状に形成され、前記ヨークに固定されて前記減速機構を収容する減速機ケースと、
外周縁に全周に亘る係合溝を備え、該係合溝を前記側壁の開口側端部に係合させて前記減速機ケースを閉塞するカバーと、
前記カバーの内面に取り付けられ、前記モータ本体の作動を制御する制御基板と、
前記側壁の内側に並べて前記減速機ケースに一体に設けられ、前記側壁と前記底壁とにより接続凹部を形成する接続壁と、
前記制御基板に電気的に接続される基板側接続部と、前記基板側接続部と一体に形成され前記カバーに固定される固定部と、前記固定部と一体にU字状に形成され先端が前記係合溝に連なる収容凹部に配置されるとともに前記カバーが前記減速機ケースに取り付けられたときに前記接続凹部に填め込まれるケース側接続部とを備えたターミナル板と、を有することを特徴とする減速機構付き電動モータ。 - 請求項1記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記固定部をコの字状に曲げて形成し、該固定部の前記基板側接続部に連なる一片の幅寸法を前記ケース側接続部に連なる他片の幅寸法と相違させるとともに、前記カバーに前記固定部のそれぞれの片に対応した幅寸法の一対の取り付け溝を設け、前記固定部のそれぞれの片を対応する前記取り付け溝に係合させて前記ターミナル板を前記カバーに取り付けたことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
- 請求項1または2記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記接続壁の前記底壁からの高さを前記側壁の前記底壁からの高さよりも低く形成するとともに、前記接続壁の頂部に前記接続凹部に向けて傾斜する傾斜面を形成したことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
- 請求項1〜3のいずれか1項記載の減速機構付き電動モータにおいて、前記ケース側接続部を前記接続凹部に弾性変形した状態で填め込むことを特徴とする減速機構付き電動モータ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008041240A JP2009201277A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 減速機構付き電動モータ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008041240A JP2009201277A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 減速機構付き電動モータ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009201277A true JP2009201277A (ja) | 2009-09-03 |
Family
ID=41144190
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008041240A Pending JP2009201277A (ja) | 2008-02-22 | 2008-02-22 | 減速機構付き電動モータ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009201277A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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-
2008
- 2008-02-22 JP JP2008041240A patent/JP2009201277A/ja active Pending
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