JP2009207018A - 電磁石コイル駆動回路 - Google Patents

電磁石コイル駆動回路 Download PDF

Info

Publication number
JP2009207018A
JP2009207018A JP2008048940A JP2008048940A JP2009207018A JP 2009207018 A JP2009207018 A JP 2009207018A JP 2008048940 A JP2008048940 A JP 2008048940A JP 2008048940 A JP2008048940 A JP 2008048940A JP 2009207018 A JP2009207018 A JP 2009207018A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coil
transistor
voltage
current
electromagnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008048940A
Other languages
English (en)
Inventor
Noboru Aoki
昇 青木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2008048940A priority Critical patent/JP2009207018A/ja
Publication of JP2009207018A publication Critical patent/JP2009207018A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Electronic Switches (AREA)

Abstract

【課題】励磁OFFの高速化が図れ、また電磁波ノイズの輻射を効果的に減衰でき、しかもトランジスタ破壊を確実に防止することが可能な電磁石コイル駆動回路を提供する。
【解決手段】リレーまたはソレノイド等に使用するコイル、そのコイルに駆動電流を供給するトランジスタ、そのコイルに直列接続する複数個数のツェナーダイオード、同ツェナーダイオードに直列に接続する接合容量(Cjo)の大きな高速ショットキーバリアダイオード、コイルの片側に接続する直流電圧源、コイルの電源側に接続するバイパスコンデンサ、トランジスタのベース、エミッタ間に接続する抵抗、トランジスタのベースに接続してトランジスタのオン/オフを制御する電圧源、同電圧源とトランジスタのベースを接続するベース抵抗により構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、リレーやソレノイド等を利用する電子機器の電磁石コイル駆動回路に関する。
良く使われるコイル駆動回路として、図3に示すコイル駆動回路は、リレーのON/OFF、ソレノイドのON/OFF制御に広く使用されている。この回路は、スイッチングダイオードなどのシリコンダイオードを、コイルに並列に接続し、コイル駆動OFF時に瞬時的にコイル両端に発生する電圧が高くらならないようにして、駆動トランジスタの破壊を防止している。
特許文献1に記載されている回路は、コイルの並列にツェナーダイオードと一般ダイオードを直列に接続した閉回路を構成し、ツェナーダイオードとスイッチングダイオードの直列回路の複数組みを構成し、それぞれの組みで降伏電圧の異なるツェナーダイオードを用意し、どれか一つのツェナーダイオードとスイッチングダイオードの直列回路をスイッチで選択することで、異なるコイルの励磁時間の調整を可能としている。
特許文献2に記載されている回路は、スイッチングトランジスタを用いたリアクトル駆動回路でのターンオフ速度を緩和しようとするものである。
特開昭63−102134号公報 特開平04−115715号公報
以下、前述の従来技術の課題とされている点を述べる。
(1)良く使われるコイル駆動回路
従来から良く利用されているコイル駆動回路は、コイルの電流オフ時に瞬時的に発生する過渡的な高電圧から、駆動トランジスタの破壊を防止するフリーホイールダイオードとも呼ばれるスイッチングダイオードをコイルに並列に接続している。コイルのドライブ停止瞬間の直前にコイルに流れていた電流i[A]とすると、コイルに蓄えられた電磁エネルギ−Eは、E=(1/2)×L×i[J]で表される。
この電磁エネルギーEは、フリーホイールダイオードが無い場合は、コイルの電流駆動停止瞬間に高電圧となってコイル両端に現れるため、駆動トランジスタの絶対定格Vceo[V]を遥かに越えた高電圧が発生させ、同トランジスタ素子を破壊してしまう課題がある。
この電磁エネルギーEの解放による高電圧を防止する方法として、コイルと並列にスイッチングダイオードを接続して閉回路を形成すると、コイル電流は、コイルとスイッチングダイオードで形成される閉回路に電流をループさせることで、電磁エネルギーEを消費させることができる。
この電磁エネルギーEは、コイル周辺の磁場の発生と、コイル内部抵抗成分による熱の発生、電磁波の発生により放出されると考えられる。
コイル電流OFF時に瞬間的に上昇する過渡電圧Vt[V]は、電源電圧Vcc[V]に対し、ダイオードの順方向電圧降下Vf[V]とすると、トランジスタとコイルの接続点電圧を、Vt=約Vcc+Vf[V]に抑えることができる。
例えば、Vcc=12[V],Vf=0.6[V]ならば、Vt=約12.6[V]である。
ただし、上昇電圧が約Vcc+Vf[V]に保たれる時間の間、コイルとダイオード間で電流がループして流れるため、コイル励磁が消去されるのが遅れ、その結果、リレーの場合は接点動作の遅延し、ソレノイドの場合は可動鉄心部の動作が遅れる問題がある。
(2)特許文献1では、(1)の方式に比べて、ツェナーダイオード1本分の電圧をVzとおくと、Vt=Vz+Vf[V]まで上昇する。その結果、電磁エネルギーは初期電流i(0)とおいて、初期の電磁エネルギーE=(1/2)×L×i(0)が、過渡電圧Vt(t)が出現中の時間区間に消費される電力P(t)=Vt(t)×i(t)と考えると(ここでtは時刻[s]とする)、以下のような近似式が成立すると考えられる。
E=(1/2)L×i(0)≒∫Vt(t)×i(t)dt
このため、Vtがツェナーダイオードの降伏電圧でVz[V]だけ高くなる分、Vtの継続時間は短くなる。その結果、(2)は、(1)よりも高速にコイルの励磁状態を切ることができる。
(3)特許文献2の方式は、ターンオフ速度を緩和する方式で、本発明の目指す目的とは方向性が逆にある。これは特許文献2の課題とされている点というより、目指す目的が反対方向であるため、利用目的が異なるものである。
本発明の目的は、励磁OFFの高速化が図れ、また電磁波ノイズの輻射を効果的に減衰でき、しかもトランジスタ破壊を確実に防止することが可能な電磁石コイル駆動回路を提供することにある。
前記目的を達成するため本発明の第1の手段は、トランジスタで電磁石コイルを直流電流で駆動する電磁石コイル駆動回路において、
前記電磁石コイルには電磁エネルギーE=(1/2)L×i[J](ここでLはコイルのインダクタンス[H]、iはコイル励磁OFF瞬間の直前にコイルに流れている電流[A])を蓄積するところの電磁石コイルに、並列に高速ショットキーダイオード(順方向電圧Vf[V])と、降伏電圧Vz[V]のツェナーダイオードを複数(n個,n≧2)直列に接続することで、電磁石コイルの電流駆動OFF時に発生する過度電圧Vt=Vcc+n×Vz+Vf[V]を、
Vt=Vcc+n×Vz+Vf[V]<Vceo[V]
の条件を満たしつつ、(ここでVcc=電源電圧[V])トランジスタの絶対定格Vceo[V]以内でできるだけ高くし、電流駆動OFFからコイルに流れる過渡電流の時間を短縮して前述の電磁エネルギーEを放出させ、電磁石コイルの励磁が消えるまでの時間を可能限り短縮し、かつ、前記電磁石コイルとツェナーダイオードと接合容量の大きなショットキーバリアダイオードを直列させた回路で閉回路を形成し、コイルから輻射される不要輻射電波の低減効果を持たせたことを特徴とするものである。
本発明の第2の手段は、トランジスタで電磁石を駆動する電磁石コイル駆動回路において、電磁石をOFF時に発生するマイナスの過度電圧をコレクタ端子とグランド間に逆方向に接続したショットキーバリアダイオードにより吸収し、電磁石OFF後に発生する不要輻射電波の低減効果を持たせたことを特徴とするものである。
本発明は前述のような構成になっており、励磁OFFの高速化が図れ、また電磁波ノイズの輻射を効果的に減衰でき、しかもトランジスタ破壊を確実に防止することが可能な電磁石コイル駆動回路を提供することができる。
本発明の電磁石コイル駆動回路は、リレーまたはソレノイド等に使用するコイル、そのコイルに駆動電流を供給するトランジスタ、そのコイルに直列接続する複数個数のツェナーダイオード、同ツェナーダイオードに直列に接続する接合容量(Cjo)の大きな高速ショットキーバリアダイオード、コイルの片側に接続する直流電圧源、コイルの電源側に接続するバイパスコンデンサ、トランジスタのベース、エミッタ間に接続する抵抗、トランジスタのベースに接続してトランジスタのON/OFFを制御する電圧源(例えばMPUのポート端子)と同電圧源とトランジスタのベースを接続するベース抵抗により構成する。
本発明の動作原理は、コイルが励磁時に蓄積する電磁エネルギーE=(1/2)L×i[J]が、駆動電流OFFの瞬間に放出されることが、その過渡現象として高い電圧を発生させる原因となっており、過渡現象時の過渡電流i(t)の現れる時間は、過渡電圧と過渡電流の積による電力消費の時間積分値∫Vt(t)×i(t)dt[J]が、ほぼ電磁エネルギーE=(1/2)L×i[J]の値と一致することから、その過渡電圧Vt(t)をできるだけ高い電圧に維持すればコイルを流れる過渡電流の現れる時間は短縮され、コイルの励磁を高速に切れるという電気的物理原理に基づいている。
以下、本発明の一実施例について詳細に説明する。最初に図1により、本発明の実施例に係る電磁石コイル駆動回路の全体構成を説明する。
DC電源12V(図面では丸付き番号で表記している)は、リレー駆動回路を動作させ、DC電源5V(2)はMPU(1)を動作させるもので、ここでは、リレー(4、5、6)のコイル(4)に大電流が流れることも想定し、その大電流によりMPU(1)に供給される電源電圧が降下しないように、電源(2,14)を独立にしている。(なおコイル電流が小さく、その電流による電源電圧降下が、MPU電源電圧の動作保証範囲内に確実に収められる場合は、これらの電源装置を共通化し、12V電源(14)から、電源用レギュレータIC等を用いて5V電源(2)を供給しても良い。)
出力ポート(MPUの10番ピン)はMPU(1)の出力端子で、トランジスタ(7)をONする場合は、High電圧(約5V)を出力して、トランジスタ(7)をOFFする場合は、Low電圧(約0V)を出力する。ベース抵抗(8)は、出力ポートの出力電圧からベースに流れる電流を制限する抵抗で、ベースエミッタ間抵抗(9)は、出力ポート出力電圧がLow時に、トランジスタ(7)がON状態にならないように、トランジスタ(7)のベース〜エミッタ間電圧を0Vに保つものである。
コイル内部抵抗(5)は、コイル(巻き線)の抵抗成分で、図1上では、コイルはインダクタンス成分(4)と内部抵抗成分(5)で構成されていると仮定している。
ツェナーダイオード(10,11)は、これらを直列にして降伏電圧Vz=15[V]を足し合わせた、降伏電圧30[V](=15+15[V])のツェナーダイオードとして動作する。ショットキーバリアダイオード(12)は、直列されたツェナーダイオード(10、11)とショットキーバリアダイオード(12)の降伏電圧n×Vz+Vf[V](ここではn=2)に達したときに順方向に電流を流し、コイル(4、5)とこれらのダイオード(10、11、12)間でループした電流を生じさせる。
以降、具体的な電気回路の各種について、電子回路シミュレータ(spice)を用いて、それぞれの動作検証結果を説明する。
以下のシミュレーションでは、市販されているミニパワーリレーの仕様に合わせた、インダクタンスL=1.37[H]、巻き線の抵抗成分=160[Ω]をコイル使用を仮定した。
リレーの場合は、鉄片動作時にインダクタンスが大きく(ここではL=1.37[H])、鉄片開放字にインダクタンスが小さくなる(ここでは0.37[H])物理的性質があり、ここでは、リレーOFF瞬間の過渡現象を解析するため、鉄片動作字のインダクタンス=1.37[H]を仮定した。
図2は、コイルにダイオードを全くつけない場合に、トランジスタ(2SC1815,Vceo=50[V](最小)耐圧)をOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示したものである。
コイルONの状態では、コイル末端のトランジスタのコレクタ側電圧Vceは約0[V]であるが、コイルOFFの瞬間、極めて短い時間(約20[uS])区間で、数[kV](最大で約11[kV])まで上昇し、コイル電流は約72[mA]から、急激に−3[mA]にまで落ち込み、以降0[mA]の完全な励磁OFF状態になる。
このような高電圧がトランジスタのコレクタ〜エミッタ間に加わると絶対定格Vceo=50[V]を超過して、トランジスタ(2SC1815)は素子破壊を起こしてしまい、回路故障に至る。
ここでコイルON時に蓄積される電磁エネルギーは、
E=(1/2)×L×i=(1/2)×1.37×(70E−3)=3.36[mJ]
で、この電磁エネルギーが20[μS]とい極めて短い時間で開放されるため、このような高電圧が発生する。
図3は、コイルにスイッチングダイオード(1N914)を並列接続した場合に、トランジスタ(2SC1815,Vceo=50[V](最小)耐圧)をOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示したものである。
コイルONの状態では、コイル末端のトランジスタのコレクタ側電圧は約0[V]であるが、コイルOFFの瞬間、図2の回路より相対的に非常に長い時間(約25.18[mS])区間で,12.5[V]〜12.8[V]程度のほぼ一定電圧を保ち、この時間区間でコイル電流は約72[mA]から0[mA]にまで左下がりでなだらかに落ち込み、以降0[mA]の完全な励磁OFF状態になる。
このように、コイル電流はゆっくりと完全な励磁OFFに至るため、コイルが鉄片を吸着している時間は長引く。その結果、リレースイッチ接点動作が、トランジスタOFF駆動から相当分遅れてしまう課題がある。
なお、ここで過渡電圧が約12.5V〜12.8程度にほぼ一定電圧になっているのは、スイッチングダイオードの順方向電圧降下Vf=0.6Vのため、過渡電圧Vt=Vcc+Vf[V]が保たれているからである。そこで、次のようにしていく。
図4は、コイルにスイッチングダイオード(1N914)とツェナーダイオード(BZX84C15L)を並列接続した場合に、トランジスタ(2SC1815,Vceo=50[V](最小)耐圧)をOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示したものである。
コイルONの状態では、コイル末端のトランジスタのコレクタ側電圧は約0[V]であるが、コイルOFFの瞬間、図3の回路より相対的短い時間(約4.598[mS]、図3の約5.5倍高速)区間で、約27.7[V]〜28.5[V]程度のほぼ一定電圧を保ち、この時間区間でコイル電流は約72[mA]から0[mA]にまで左下がりで直線的に落ち込み、以降0[mA]の完全な励磁OFF状態になる。
このように、コイル電流は、図3の約5.5倍もの速さで完全な励磁OFFに至るため、コイルが鉄片を吸着している時間は短縮される。その結果、リレースイッチ接点動作が、トランジスタOFF駆動の遅れが大きく改善されている。
なお、ここで過渡電圧が約27.7[V]〜28.5[V]程度にほぼ一定電圧になっているのは、スイッチングダイオードの順方向電圧降下Vf=0.6Vと、ツェナーダイオードの降伏電圧Vz=15[V]により、過渡電圧Vt=Vcc+Vz+Vf[V]が保たれているからである。
一方、図4のコイル励磁OFFの後、最大振幅幅約24[V]と大きな電圧振動が約1.12[mS]間見える。すなわち、スイッチのOFFの度に電磁波が発生し、回路上でノイズ源となっている。この電圧振動区間の波形を拡大したのが図5で、図5のFFTを行ったものが図6である。図6のスペクトラムが示すように、相当の電磁波の発生が認められる。
この電圧振動、すなわちノイズが発生する原因は、元々の電磁エネルギーの残分が、コイル、ツェナーダイオード、スイッチングダイオードの閉回路において、ダイオードにはPN接合間容量が存在するために、LC共振回路を構成することと、特にツェナーダイオードは降伏電圧を発生させる条件で、広域の周波数帯ノイズを出す性質があり、これらがノイズ発生の原因と考えられる。
図7は、コイルにスイッチングダイオード(1N914)とツェナーダイオード(BZX84C15L)2個の直列回路を、コイルに並列接続した場合に、トランジスタ(2SC1815,Vceo=50[V](最小)耐圧)をOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示したものである。
コイルONの状態では、コイル末端のトランジスタのコレクタ側電圧は約0[V]であるが、コイルOFFの瞬間、図4より相対的短い時間(約2.642[mS]、図4の約1.7倍高速)区間で、約42.5[V]〜44.2[V]程度のほぼ一定電圧を保ち、この時間区間でコイル電流は約72[mA]から0[mA]にまで左下がりで直線的に落ち込み、以降0[mA]の完全な励磁OFF状態になる。
このように図7の回路のコイル電流は、図4の回路の約1.75倍、図3の回路の約9.5倍もの速さで完全な励磁OFFに至るため、コイルが鉄片を吸着している時間は短縮される。その結果、リレースイッチ接点動作が、トランジスタOFF駆動の遅れが大きく改善されている。
なお、ここで過渡電圧が約42.5[V]〜44.2[V]程度にほぼ一定電圧になっているのは、スイッチングダイオードの順方向電圧降下Vf=0.6Vと、ツェナーダイオードの降伏電圧Vz=15[V]2本分=30[V]により、
過渡電圧Vt=Vcc+2×Vz+Vf[V]=12+2×15+0.6=42.6[V]
が保たれているからである。
一方、図7では、コイル励磁OFFの後、最大振幅幅約24[V]と大きな電圧振動が約1.12[mS]見える。すなわち、スイッチのOFFの度に、電磁波が発生し、回路上でノイズ源となっている。この電圧振動区間の波形を拡大したのが図8で、図8のFFTを行ったものが図9である。このように相当な強度の電磁波ノイズが認められる。このノイズ輻射のメカニズムは、前述の図4の説明で記述したものと同じである。
図10は、ショットキーバリアダイオード(1N5817)とツェナーダイオード(BZX84C15L)2個の直列回路を、コイルに並列接続した場合に、トランジスタ(2SC1815,Vceo=50[V](最小)耐圧)をOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示したものである。
コイルONの状態では、コイル末端のトランジスタのコレクタ側電圧は約0[V]であるが、コイルOFFの瞬間、図4よりも相対的短い時間(約2.688[mS]、図7の約1.0倍と同等に高速)区間で、約41.45[V]〜43.6[V]程度のほぼ一定電圧を保ち、この時間区間でコイル電流は約72[mA]から0[mA]にまで左下がりで直線的に落ち込み、以降0[mA]の完全な励磁OFF状態になる。
このようにコイル電流は図7の約1.0倍と同等に速く、完全な励磁OFFに至るため、コイルが鉄片を吸着している時間は同様に短縮される。この結果では、リレースイッチ接点動作は、トランジスタOFF駆動の遅れは図7と殆ど同等になる。
なお、ここで過渡電圧が約41.45[V]〜43.6[V]程度にほぼ一定電圧で、前者より低めになっているのは、スイッチングダイオードの順方向電圧降下Vf=0.6Vに対し、ショットキーバリアダイオード(SBD)はVf=0.2[V]と低いため、ツェナーダイオードの降伏電圧Vz=15[V]2本分により、
過渡電圧Vt=Vcc+2×Vz+Vf[V]=12+2×15+0.2=42.2[V]
が保たれているからである。
一方、図3、図4、図7のコイル励磁OFFの後、最大振幅幅約24[V]と大きな電圧振動が約1.1[mS]見えていたものが、図10ではかなりきれいに消え、約0.05[mS]に収まっている。
図3〜図10を比較すると、図10でスイッチのOFFの度に電磁波ノイズの発生は大きく減衰している。この電圧振動区間のFFTを行ったものが図12で、このスペクトラムの示すようにノイズ輻射は激減している。
図6、図9、図12を比較してみると、Cjo=190[pF]と、接合容量の大きなショットキーバリアダイオードによるノイズ低減の効果がノイズの周波数分布にはっきり現れている。
この電磁波ノイズが大きく減衰した理由は、スイッチングダイオード1N914のCjo=4[PF]に対し、ショットキーバリアダイオード1N5817は、Cjo=190[PF]と大きいことが、ノイズを効果的に吸収したものと考えられる。
なお、図1では、ショットキーバリアダイオード(SBD,13)がトランジスタ(7)のコレクタとグランド間に電流の順方向に対し、逆に取り付けてある。
このSBDは、Vceがグランド電位(0[V])より低い電圧が、前記で述べてきた過渡現象中に発生した場合、その過渡現象の電圧振動のマイナス電位部に現れるエネルギーを吸収する効果がある。
ただし前記のシミュレーション・パラメータ条件の場合は効果が見られなかった。
本発明の実施例に係る電磁石コイル駆動回路の全体構成を説明するための回路図である。 コイルにダイオードを接続しないで、トランジスタをOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示した図である。 コイルにスイッチングダイオードを並列接続して、トランジスタをOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示した図である。 コイルにスイッチングダイオードとツェナーダイオードを並列接続して、トランジスタをOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示した図である。 その過渡時における電圧振動区間の波形を拡大して示した図である。 その過渡時におけるノイズFFT解析図である。 コイルにスイッチングダイオードとツェナーダイオード2個の直列回路を、コイルに並列接続して、トランジスタをOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示した図である。 その過渡時における電圧振動区間の波形を拡大して示した図である。 その過渡時におけるノイズFFT解析図である。 ショットキーバリアダイオードとツェナーダイオード2個の直列回路を、コイルに並列接続して、トランジスタをOFFした瞬間の時刻近傍のVce電圧とコイル電流の過渡現象を、回路図を含めて示した図である。 その過渡時における電圧振動区間の波形を拡大して示した図である。 その過渡時におけるノイズFFT解析図である。
符号の説明
1…MPU、2…5[V]DC電源の内部抵抗Rser=0.1[Ω]、3…バイパスコンデンサ10[μF]、4…リレーのコイル部のインダクタンス成分1.37[H]、5…リレーのコイル部の(巻き線)抵抗成分)160[Ω]、6…リレーの可動接点部、7…コイル駆動用トランジスタ(2SC1815)、8…MPU出力ポート端子〜トランジスタ・ベース間電流制限抵抗2[kΩ]、9…トランジスタへの外部接続ベース〜エミッタ間抵抗10[kΩ]、10…ツェナーダイオード(BZX84C15L,降伏電圧=15[V])、11…ツェナーダイオード(BZX84C15L,降伏電圧=15[V])、12…ショットキーバリアダイオード(1N5817,Cjo=190[pF])、13…ショットキーバリアダイオード(1N5817,Cjo=190[pF])、14…12[V]DC電源の内部抵抗Rser=0.1[Ω]、15…配線抵抗0.1[Ω]、16…バイパスコンデンサ100[μF]

Claims (2)

  1. トランジスタで電磁石コイルを直流電流で駆動する電磁石コイル駆動回路において、
    前記電磁石コイルには電磁エネルギーE=(1/2)L×i[J](ここでLはコイルのインダクタンス[H]、iはコイル励磁OFF瞬間の直前にコイルに流れている電流[A])を蓄積するところの電磁石コイルに、並列に高速ショットキーダイオード直列に接続することで、電磁石コイルの電流駆動OFF時に発生する過度電圧Vt=Vcc+n×Vz+Vf[V]を、
    Vt=Vcc+n×Vz+Vf[V]<Vceo[V]
    の条件を満たしつつ、(ここでVcc=電源電圧[V])トランジスタの絶対定格Vceo[V]以内で高くし、電流駆動OFFからコイルに流れる過渡電流の時間を短縮して前記電磁エネルギーEを放出させ、電磁石コイルの励磁が消えるまでの時間を短縮し、かつ、前記電磁石コイルとツェナーダイオードと接合容量の大きなショットキーバリアダイオードを直列させた回路で閉回路を形成したことを特徴とする電磁石コイル駆動回路。
  2. トランジスタで電磁石を駆動する電磁石コイル回路において、
    前記電磁石をOFF時に発生するマイナスの過度電圧をコレクタ端子とグランド間に逆方向に接続したショットキーバリアダイオードにより吸収することを特徴とする電磁石コイル駆動回路。
JP2008048940A 2008-02-29 2008-02-29 電磁石コイル駆動回路 Pending JP2009207018A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048940A JP2009207018A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 電磁石コイル駆動回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008048940A JP2009207018A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 電磁石コイル駆動回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009207018A true JP2009207018A (ja) 2009-09-10

Family

ID=41148818

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008048940A Pending JP2009207018A (ja) 2008-02-29 2008-02-29 電磁石コイル駆動回路

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009207018A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502732A (ja) * 2011-12-20 2015-01-22 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ゲート電圧制限回路を有する方法、パワーユニットおよびパワーシステム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015502732A (ja) * 2011-12-20 2015-01-22 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ ゲート電圧制限回路を有する方法、パワーユニットおよびパワーシステム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4573197B2 (ja) 電磁弁駆動制御装置
CN106646181B (zh) 晶闸管测试电路和测试方法
KR101222315B1 (ko) 솔레노이드 구동 회로
CN108988301B (zh) 用于驱动晶体管的过电压保护电路
JP6291929B2 (ja) 半導体装置
CN101421896A (zh) 通过电源状态检测的esd箝位控制
US6657845B2 (en) Circuit for driving a solenoid
US20130047577A1 (en) Ignition exciter system and ignition exciter circuit
JP2009207018A (ja) 電磁石コイル駆動回路
CN108988834B (zh) 一种缓冲电路、设备及方法
AU2005220162B2 (en) An Electric Fence Energiser
Hironaka et al. Performance of pulsed power generator using high-voltage static induction thyristor
US10964501B2 (en) Single coil magnetic latching relay control circuit and method
JP6910115B2 (ja) アクティブスナバ回路
JP5171979B2 (ja) 電子制御装置
JP6070425B2 (ja) インジェクタ駆動装置のサージ保護回路
JP2006050776A (ja) 半導体スイッチ回路および電力変換装置およびインバータ装置および空気調和機
JP2019002360A (ja) 半導体装置
US10754366B2 (en) Power switching circuits having a saturable inductor
CN102758715B (zh) 变压器原线圈输入振荡电流式发动机点火装置及实施方法
JPH08162914A (ja) コンバータ
US3482118A (en) Current driver
JP4012524B2 (ja) 逆循環保護回路
CN214479579U (zh) 一种自锁开关控制磁保持继电器电路及磁保持继电器系统
KR20100129266A (ko) 버스트 주파수 공진 인버터