JP2009227003A - ドアセンサユニット - Google Patents

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Abstract

【課題】ドアハンドルの形状を変形させることなく利用者による車両用ドアへの開閉指示の有無を良好に判定することができるドアセンサユニットを提供する。
【解決手段】利用者により車両用ドア10を開閉する際に操作されるドアハンドル2に固定された加速度センサ11と、加速度センサ11の検出結果に基づいて、利用者の車両用ドア10に対する開閉指示の有無を判定する指示判定部20とを備える。
【選択図】図3

Description

本発明は車両用のドアへの人為的な開閉指示を検出するドアセンサユニットに関する。
車両用ドアを開閉駆動するために、モータなどのアクチュエータを備えた駆動制御装置が当該車両に搭載される場合がある。この駆動制御装置は、車両用ドアに備えられたドアハンドルなどに対する利用者による開閉指示の有無を検出するドアセンサユニットからの検出結果に応じて、車両用ドアを開閉駆動する。このようなドアセンサユニットとして、特許文献1には、圧電センサを利用した技術が開示されている。これによれば、ドアハンドルに圧電センサを配接し、利用者が開閉操作のためにドアハンドルを握ろうとしたことなどの挙動により圧電センサに加えられる応力を検出して、利用者による開閉指示を迅速に検出する。
特許第3812592号公報(第49〜52段落等)
特許文献1のようにドアハンドルに備えた圧電センサで開閉指示を検出するものでは、電気的な処理によって車両用ドアを開閉駆動するアクチュエータを容易に制御することができる。つまり、圧電素子の検出信号に基づいてロックユニットのロック解除や、車両用ドアの開閉の制御を実現できる。車両用ドアの電気的な制御は、機械的にドアハンドルを作動させてロックを解除し、車両用ドアの開閉を行うものと比較して、軽い操作でロックユニットの解除や、車両用ドアの開閉を実現するという良好な面を現出する。
しかし、このドアハンドルは、圧電センサを歪ませるために、ドアハンドルに形状が変位する部位を設ける必要がある。このため、ドアハンドルの構造が複雑になったり、ドアハンドルのデザイン性が損なわれたりする可能性がある。
本発明は上記課題に鑑みて創案されたもので、ドアハンドルの形状を変形させることなく利用者による車両用ドアへの開閉指示の有無を良好に判定することができるドアセンサユニットを提供することを目的とする。
上記目的を達成するための本発明に係るドアセンサユニットの特徴構成は、
利用者により車両用ドアを開閉する際に操作されるドアハンドルに固定された加速度センサと、
前記加速度センサの検出結果に基づいて、前記利用者の前記車両用ドアに対する開閉指示の有無を判定する指示判定部とを備えた点にある。
加速度センサは、当該加速度センサの位置の変動に応じて検出される加速度を示す信号を出力する。加速度センサの位置の変動には、加速度センサが実装される基板の振動などによる変動も含まれる。従って、加速度センサの形状を変形させる必要はない。その結果、ドアハンドルの形状を変形させることなく、ドアハンドルへの利用者による車両用ドアへの開閉指示に伴う利用者の挙動を検出し、当該開閉指示の有無を判定することができる。また、一般的に圧電体を利用した圧電センサは、圧電体とプリント基板とが別に配設され、リード線等により当該プリント基板と圧電体との間を電気的に接続する必要がある。これに対し、加速度センサは、プリント基板に実装することができる。このため、加速度センサを用いたドアセンサユニットは、圧電センサを用いたドアセンサユニットに対して、高い生産性及び搭載性を有する。
また、本発明に係るドアセンサユニットは、
前記指示判定部が、前記利用者による前記車両ドアへの開閉操作により前記ドアハンドルに生じる加速度と、前記利用者が前記ドアハンドル又は前記車両用ドアをノックすることにより生じる振動とを前記開閉指示として、当該開閉指示の有無を判定すると好適である。
この構成によれば、例えば、利用者によるドアハンドルへの直接的な開閉指示である開閉操作と、車両用ドアをアクチュエータにより駆動させるためのノックによる指示入力との双方を利用者の開閉指示として判定することができる。従って、利用者により手動で車両用ドアが開閉される際と、アクチュエータにより自動で開閉される際との両方において、高い利便性を有することができる。例えば、ドアセンサユニットの判定結果を受けて車両用ドアを駆動制御するドア制御部が備えられている場合、手動で車両ドアが開閉される際にもアクチュエータにより補助駆動力を与えることができる。また、アクチュエータにより自動で開閉される際には、ドアハンドルを握るなどの操作を行うことなく、ノックによる極めて簡素な操作により開閉指示を与えることができる。
また、本発明に係るドアセンサユニットの前記ドアハンドルは、前記利用者による開閉操作によって姿勢が変位するものであると好適である。ここで、ドアハンドルの姿勢変位とは、ドアハンドルに対する回動操作によりドアハンドルの「向き」が初期状態から変位すること、ドアハンドルに対する引き上げ操作や引き込み操作によりドアハンドルの「位置」が初期状態から変位することなど、ドアハンドルの状態が予め設定された初期状態から変位することを示す。
ドアハンドルが、利用者による開閉操作によって姿勢変位可能なものであると、開閉操作に伴う加速度が大きくなり、加速度センサによる検出感度が高くなる。また、ドアハンドルは、車両ドアが動き出す前に姿勢変位するので、加速度が迅速に検出され、開閉指示が迅速に判定される。
また、本発明に係るドアセンサユニットは、
前記加速度センサが、三次元直交座標の3軸の内、複数の軸に沿った加速度を検出可能な多軸加速度センサであり、
前記利用者が前記ドアハンドル又は前記車両用ドアをノックすることにより生じる振動に基づいて前記開閉指示の有無を判定可能な前記指示判定部が、複数の軸の内の少なくとも1つの軸に沿った加速度を前記ノックにより生じる加速度である主成分とし、他の軸に沿った加速度を前記ノックとは異なる事象により生じる加速度であるノイズ成分とし、前記主成分から前記ノイズ成分を相殺することによって、前記開閉指示の有無を判定すると好適である。
停車中の車両であっても、アイドリングや乗車中の乗員の挙動や車載オーディオの音響などにより、車両用ドアに振動が伝搬されている可能性がある。このような振動は、多軸加速度センサの任意の軸に対して発生する。一方、車両ドアを利用者がノックすることによって生じる加速度は、おおむね車両用ドアに垂直な方向の振動に伴う加速度である。加速度センサは車両用ドアに備えられたドアハンドルに固定されているので、車両用ドアに対する加速度センサの軸はあらかじめ規定することができる。従って、多軸加速度センサの1つの軸を主成分とし、他の軸に沿った加速度をノイズ成分として扱うことができる。その結果、指示判定部は、高い信頼性をもって利用者によるノックを開閉指示として判定することができる。
〔第1実施形態〕
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。図1、図2は、車両用ドアとしてのバックドア10を含む車両1の後部を示した図である。また、図3は、バックドア10に備えられるドアハンドル2の模式的な断面図である。バックドア10は、上部位置にウインドウ12を備え、中央位置にはナンバープレートを掲示する凹部3が設けられている。凹部3の上方にはバックドア10を開閉するためのドアハンドル2が設けられ、当該ドアハンドル2には加速度センサ11が内蔵されている。加速度センサ11は、静電容量式、圧電式などのMEMS(Micro Electro Mechanical Systems)型の集積回路を用いると好適である。
バックドア10の下端位置にはバックドア10を閉じ姿勢に維持するラッチ機構13と、このラッチ機構13のロック状態を切り換えるロックユニット14とが備えられている。バックドア10は、下端位置を上方に跳ね上げる形態で開放できるように、上部位置のヒンジ15を介して車両1に支持されている。また、この開放作動を自動的に行うことが可能なように電動モータ等を有するオープンアクチュエータ16が備えられ、さらにこの開放作動を補助するガススプリング17が備えられている。
図3に示すように、ドアハンドル2は、ヒンジ2aを介してバックドア10に支持されており、ヒンジ2aを揺動軸として揺動可能である。車両の利用者が手動でバックドア10を開扉させる場合、ドアハンドル2を引き上げ操作することにより、ドアハンドル2が図示一点鎖線のように揺動する。つまり、引き上げ操作によりドアハンドルの「位置」が初期状態から変位して、ドアハンドル2の姿勢が変位する。ドアハンドル2に内蔵された加速度センサ11はこの揺動に伴う加速度を検出する。検出された加速度は、バックドア10のドアパネル内などに設けられた指示判定部20において所定の信号処理を施され、利用者による開閉操作を開閉指示として判定する。この判定結果は、ドアECU(electronic control unit)18に伝達され、ドアECU18は、オープンアクチュエータ16を駆動制御する。つまり、利用者が手動でバックドア10を開扉させる場合に、補助駆動力を与えて開扉を容易にする。
加速度センサ11は、後述するように、バックドア10やドアハンドル2への利用者によるノックなどによる振動に伴う加速度も検出する。指示判定部20は、所定の信号処理を実施して、このノックを利用者による開閉指示であると判定する。この判定結果は、ドアECU18に伝達され、ドアECU18は、オープンアクチュエータ16を駆動制御する。つまり、利用者による開扉指示に基づいて、自動的にバックドア10が開扉される。
図4は、ドアセンサユニット30の構成を模式的に示すブロック図である。図4に示すように、ドアセンサユニット30は、加速度センサ11と、指示判定部20とを備えて構成される。指示判定部20は、増幅部21と、バンドパスフィルタ(BPF)22と、ローパスフィルタ(LPF)23と、判定部24とを備えて構成される。指示判定部20は、マイクロコンピュータや演算増幅器などの電子回路により構成される。
利用者が手動でドアハンドル2を揺動させる場合、加速度の周波数は20Hz以下である。従って、加速度センサ11の出力信号は増幅部21において増幅された後、20Hz以下の周波数の信号を通過させるLPF23を介して、判定部24へ入力される。判定部24は、加速度センサ11の出力信号が所定の電圧レベルに達しているかなどの判定を行って、利用者による開閉操作の有無、即ち開閉指示の有無を判定する。
一方、バックドア10やドアハンドル2への利用者によるノックなどによる振動に伴う加速度の周波数は、100Hz〜300Hz程度である。従って、加速度センサ11の出力信号は増幅部21において増幅された後、100Hz〜300Hzの周波数の信号を通過させるBPF22を介して、判定部24へ入力される。判定部24は、加速度センサ11の出力信号が所定の電圧レベルに達しているかなどの判定を行って、利用者による開閉指示の有無を判定する。
利用者による開閉操作に伴う加速度と、ノックに伴う加速度とではこのように周波数が異なり、それぞれを通過させるフィルタを介して判定されるので、両者が混同されることはない。ここで、ノックによる加速度は、ドアハンドル2への開閉操作に伴う加速度に比べて高周波数であるので、判定部24が以下に示すような判定を行うと好適である。
図5は、ノック時に加速度センサ11から取得される出力信号の波形Sとその包絡線Wの一例を模式的に示す説明図である。ここで、波形Sは、BPF22により100〜300Hz以外の波形が除去された波形である。判定部24は、波形Sの山を繋いで包絡線Wを形成して取得する。包絡線Wを取得することにより、アイドリングによるエンジンの振動、車載オーディオの音響による振動、雨による振動等のノイズが除去できる。図5では波形Sの山を繋いで包絡線Wを形成したが、波形Sの谷を繋いで包絡線を形成してもよい。
また、波形Sを電圧Vの図示プラス側あるいはマイナス側に全波整流して、全波整流後の波形の山又は谷を繋いで包絡線を取得してもよい。全波整流後の波形は、山と山、あるいは谷と谷との間隔が、全波整流前の波形に比べて狭くなるので、より高い精度で包絡線を取得することが可能となる。
判定部24は、包絡線Wが所定の閾値V1からピーク値Pに至るまでの増加時間T1と、包絡線Wがピーク値Pから所定の閾値V1まで減衰する減衰時間T2とに基づいて、利用者による開閉指示、即ちノックの有無を判定する。
本実施形態では包絡線Wのピーク電圧(ピーク値P)の10分の1の値を閾値電圧(閾値V1)としている。閾値V1は任意に設定可能である。また、各包絡線ごとに閾値V1を設定することなく、例えば平均値などの標準的なピーク値Pから標準的な閾値V1が設定されていてもよい。包絡線Wが閾値V1を超えてからピーク値Pに至るまでの立ち上がり時間(増加時間T1)は、数ms以内(例えば3〜5ms以内)とすると好適である。また、ピーク値Pから所定の閾値V1まで減衰する減衰時間T2は、150ms以内とすると好適である。減衰時間T2はバックドア10の大きさ、取り付け位置、ドアパネルの材質等により変化する。減衰時間T2は式(1)及び(2)から求めることができる。
Figure 2009227003
ここで、χ:電圧、a:ピーク電圧、α:減衰特性、ω:角速度、t:減衰時間、f:周波数である。減衰特性αは、ドアパネルの板の厚み、材料、大きさ、車両への取り付け方など、バックドア10のドアパネルに依存する変数である。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態について説明する。図6は、利用者によるノックにより生じる加速度の方向を示す説明図である。バックドア10を利用者がノックすることによって生じる加速度は、おおむねバックドア10に垂直な方向、即ち図示z軸方向の振動に伴う加速度である。一方、アイドリングや乗車中の乗員の挙動や車載オーディオの音響などにより、バックドア10に伝搬される振動は、図示x軸方向やy軸方向の成分が多い。加速度センサ11には多軸に感度を有するものがある。従って、多軸、例えば3次元直交座標のそれぞれに対応する3軸加速度センサを用いれば、上記各軸の加速度を分別して検出することができる。
図7は、加速度センサ11として3軸加速度センサ11Aを用いたドアセンサユニット30Aの構成を模式的に示すブロック図である。ノックによる加速度が主成分となるz軸成分の加速度の検出信号は、基本的には、第1実施形態と同様の信号処理を施される。即ち、z軸成分の加速度の検出信号は、増幅部21zにおいて増幅された後、100Hz〜300Hzの周波数の信号を通過させるBPF22を介して、判定部24へ入力される。但し、第2実施形態では、増幅部21zにおいて増幅された後、バンドエミュレートフィルタ(BEF)27を介して、BPF22へ入力される。BEF27には、x軸成分及びy軸成分の加速度を信号処理した結果が入力されており、これについて以下に説明する。
図7に示すように、x軸成分の加速度の検出信号は、z軸成分の加速度の検出信号と同様に増幅部21xにおいて増幅される。また、y軸成分の加速度の検出信号も、同様に増幅部21yにおいて増幅される。増幅部21x及び増幅部21yからの出力は、共に、周波数解析部25及びレベル解析部26へ入力される。周波数解析部25はx軸成分及びy軸成分の周波数特性を解析する。レベル解析部26はx軸成分及びy軸成分の信号強度を解析する。周波数解析部25及びレベル解析部26の解析結果は、BEF27へ出力される。
BEF27は、x軸成分及びy軸成分の加速度をエミュレートし、z軸成分の加速度からエミュレートした信号を除去することにより、ノイズ成分となるx軸成分及びy軸成分の加速度を相殺する。BPF22及び判定部24には、ノイズ成分が除去された加速度信号が入力されるので、高い信頼性をもって利用者によるノックを開閉指示として判定することができる。
〔第3実施形態〕
図8及び図9は、本発明の第3実施形態のドアセンサユニットに用いられるスイッチユニット40を示す断面図である。図8は、バックドア10の凹部3の上方に備えられる別形態のドアハンドル2Aの車両の長軸方向における断面を示している。第3実施形態におけるドアハンドル2Aは、揺動自在に設けられておらず、バックドア10に固定されている。利用者がドアハンドル2Aに指を掛けて引き上げる方向に開閉操作すると、ドアハンドル2Aの内部に格納されたスイッチユニット40により、この開閉操作が検出され、開閉指示として指示検出部20に伝達される。スイッチユニット40には、加速度センサ11が備えられており、開閉操作に伴う加速度が検出される。また、上述したように、ドアハンドル2Aはバックドア10に固定され、ドアハンドル2Aの内部にスイッチユニット40が格納されているので、バックドア10へのノックによる振動に伴う加速度も加速度センサ11により検出される。
図9は、スイッチユニット40の車幅方向への断面を示している。スイッチユニット40は、筐体44の内面にメインケースとなる樹脂層45がライニングされ、樹脂層45の内側に加速度センサ11を有してシーソー型のスイッチが形成されたものである。具体的には、加速度センサ11が実装された基板46が、その略中央部において硬度50以上のゴム製の緩衝材48を支持体として支持されてシーソー構造が構築される。図に示すように、基板46は、上部緩衝材48aと下部緩衝材48bとにより挟持され、筐体44の上部から基板46を貫通するネジ49によって筐体44に固定される。
支持体としての緩衝材48を跨いで、基板46の両端部に所定の空隙を介して対向する2つの押圧部材42(42a、42b)が備えられる。押圧部材42の基板46に対向する側と反対の端部は、筐体44の下方の押圧部41の内面側に固定されている。筐体44の一部、具体的には押圧部41の周囲は、軟質ゴム47で構成されている。図示矢印方向に筐体44の押圧部41を押圧すると、軟質ゴム47が弾性変形し、押圧部材42を基板46に当接させ、基板46を図示上方へ変位させる。基板46を挟んで各押圧部材42の反対側にはストッパ43(43a、43b)が設けられ、基板46の過度の変形が抑制される。
基板46の変形に伴う加速度は、基板46に実装された加速度センサ11によって検出される。第1押圧部材42aが押圧された場合と、第2押圧部材42bが押圧された場合とでは、緩衝材48を挟んで基板46の傾き方向が逆となる。加速度センサ11は基板46の一方の側、本例では第1押圧部材42aの側に寄って実装されている。第1押圧部材42a又は第2押圧部材42bへの押圧によって基板46の傾きが逆となるので、加速度センサ11に印加される加速度は逆方向となる。従って、利用者により何れの押圧部41が押圧されたのかを良好に検出することができる。
第1押圧部41aへの押圧操作、第2押圧部41bへの押圧操作は、それぞれ異なる開閉指示として割り当てることができる。指示判定部20は、何れの押圧部41への押圧操作がなされたのかの識別結果も含めて、ドアECU18に判定結果を出力する。ドアECU18は、開閉指示の種別に応じてオープンアクチュエータ16等を駆動制御する。ここで、操作指示の種類としては、バックドア10の開扉、閉扉、ロックユニット14の施錠、解錠などである。
スイッチユニット40の基板46の支持体には上述したように、硬質ゴムが用いられている。従って、ドアハンドル2やバックドア10がノックされたことにより生じる振動が良好に加速度センサ11に伝搬する。従って、スイッチユニット40は、利用者によるノックも良好に検出することができる。利用者による開閉操作に伴う低周波数の加速度、及びノックに伴う高周波数の加速度をそれぞれ判定する方法については、第1実施形態において説明した通りであるので、説明を省略する。
〔第4実施形態〕
上記各実施形態においては、車両用ドアとしてバックドア10を例として説明したが、車両1の前方の側部に設けられる運転席用ドアや助手席用ドア、この後方に設けられる後部座席用ドアにも本発明を適用することができる。また、図10及び図11に示すようなタイプのドアハンドル2Bにも、本発明のドアセンサユニットを適用することができる。図11に示すように、利用者による引き込み操作によって、ドアハンドル2Bは姿勢変形する。つまり、ドアハンドル2Bのドア10Bに対する位置は初期状態から変位する。このため、ドアハンドル2Bに加速度センサ11を備えれば良好に加速度を検出することができる。その結果、利用者による開閉操作に伴う開閉指示の有無が良好に判定される。また、図10及び図11に示すように、ドアハンドル2Bは、ドア10Bに接して備えられるので、ドア10Bに対するノックによる振動に伴う加速度も良好に検出することができる。その結果、ノックによる利用者の開閉指示の有無を良好に判定することができる。
〔その他の実施形態〕
尚、ドアハンドルの形状や操作の形態は上記各実施形態に限定されるものではない。例えば、ドアハンドルは、利用者により回動操作されて姿勢が変位するものでもよい。この場合、ドアハンドルは、回動操作によりドアハンドルの「向き」が初期状態から変位する。
以上説明したように、本発明によって、ドアハンドルの形状を変形させることなく利用者による車両用ドアへの開閉指示の有無を良好に判定することができるドアセンサユニットを提供することができる。一般的に圧電体を利用した圧電センサは、圧電体とプリント基板とが別に配設され、リード線等により当該プリント基板と圧電体との間を電気的に接続する必要がある。これに対して、加速度センサは、上述したようにプリント基板に直接実装することができる。このため、加速度センサを用いたドアセンサユニットは、圧電センサを用いたドアセンサユニットに対して、高い生産性及び搭載性を有する。
車両の車体後部を示す斜視図 車両の車体後部の側面図 バックドアとドアハンドルとの模式的な断面図 ドアセンサユニットの構成を模式的に示すブロック図 ノック時に加速度センサから取得される信号波形とその包絡線の一例を模式的に示す説明図 利用者によるノックにより生じる加速度の方向を示す説明図 3軸加速度センサを用いたドアセンサユニットの構成を模式的に示すブロック図 ドアセンサユニットに用いられるスイッチユニットとバックドアとの断面図 ドアセンサユニットに用いられるスイッチユニットの断面図 他の形態のドアハンドルが備えられるドアの一例を示す斜視図 図10に示すドアハンドルの断面図
符号の説明
1:車両
2、2A、2B:ドアハンドル
10:バックドア(車両用ドア)
11:加速度センサ
20:指示判定部

Claims (4)

  1. 利用者により車両用ドアを開閉する際に操作されるドアハンドルに固定された加速度センサと、
    前記加速度センサの検出結果に基づいて、前記利用者の前記車両用ドアに対する開閉指示の有無を判定する指示判定部とを備えたドアセンサユニット。
  2. 前記指示判定部は、前記利用者による前記車両ドアへの開閉操作により前記ドアハンドルに生じる加速度と、前記利用者が前記ドアハンドル又は前記車両用ドアをノックすることにより生じる振動とを前記開閉指示として、当該開閉指示の有無を判定する請求項1に記載のドアセンサユニット。
  3. 前記ドアハンドルは、前記利用者による開閉操作によって姿勢が変位するものである請求項1又は2に記載のドアセンサユニット。
  4. 前記加速度センサは、三次元直交座標の3軸の内、複数の軸に沿った加速度を検出可能な多軸加速度センサであり、
    前記利用者が前記ドアハンドル又は前記車両用ドアをノックすることにより生じる振動に基づいて前記開閉指示の有無を判定可能な前記指示判定部は、複数の軸の内の少なくとも1つの軸に沿った加速度を前記ノックにより生じる加速度である主成分とし、他の軸に沿った加速度を前記ノックとは異なる事象により生じる加速度であるノイズ成分とし、前記主成分から前記ノイズ成分を相殺することによって、前記開閉指示の有無を判定する請求項1〜3の何れか一項に記載のドアセンサユニット。
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