JP2009236142A - 転がり軸受の潤滑構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】 エアの消費がなく、安定した潤滑性能が得られる転がり軸受の潤滑構造を提供する。
【解決手段】 転がり軸受1の内輪2の外径面における転走面2aの側方に斜面部2bを設けると共に、転がり軸受1の外輪3に隣接して給油部材6を配置する。含油性と毛細管機能を有する毛細管現象発生部材8を、上記給油部材6の上記斜面部2bに対面する円周上の一部または全体から突出して上記斜面部2bに接触するように給油部材6に設ける。この毛細管現象発生部材8を経て上記斜面部2bに付着する潤滑油を、上記内輪2の回転により生じる上記斜面部2b上の付着潤滑油の流れを利用して軸受1内に供給する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、工作機械主軸用の転がり軸受等に適用される潤滑構造に関する。
工作機械主軸では、加工能率を上げるため、ますます高速化の傾向にある。主軸の高速化に伴い、主軸軸受ではトルクと発熱量が増加する。そこで、これに対処するために、主軸軸受の潤滑にはエアオイル潤滑が多く用いられている。
エアオイル潤滑は、搬送エアに潤滑油を混合して油をノズルより軸受内に噴射するものであるが、多量の高圧エアを必要とするため、騒音、省エネ、省資源の観点から問題がある。そこで、エア消費量を削減したエアオイル潤滑構造や、全くエアを消費しない新たな潤滑構造が提案されている(例えば特許文献1,2)。
特許文献1に開示の潤滑構造では、図7のような工作機械主軸55の支持に用いられる転がり軸受41において、図8のように、内輪42の外径面に、この内輪42の転走面42aに続く斜面部42bが形成されると共に、この斜面部42bに隙間δを持って沿うノズル部材46が配置される。ノズル部材46に形成された吐出孔48からエアオイルが吐出して、斜面部42bに潤滑油が付着する。付着した潤滑油は、その表面張力と内輪42の回転に伴う遠心力とにより内輪42の転走面42aに導かれる。
特許文献2に開示の潤滑構造でも、軸受内輪の外径面に斜面部が形成されると共に、この斜面部に隙間を持って沿う潤滑油導入部材が配置される。潤滑油導入部材の前記斜面部に対面する位置には、前記斜面部に接触する多孔質材が設けられ、外部の油タンクから油導入路を経て前記多孔質材に潤滑油が供給される。その多孔質材から滲み出る微量の潤滑油が前記斜面部に付着して、内輪転走面に導かれる。
特開2002−54643号公報 特開2004−190706号公報
特許文献1に開示の潤滑構造によれば、それまでのエアオイル潤滑に比べてエア量の削減が可能となっているが、潤滑油の搬送と、潤滑油を内輪42の斜面部42bに噴射させるためのエアは必要であり、全くエアを消費しないものではない。
これに対し、特許文献2に開示の潤滑構造の場合にはエアの消費は全くない。しかし、軸受内輪の斜面部に接触させる多孔質材は、焼結金属やセラミック等の比較的硬い材料であるため、多孔質材と軸受内輪の斜面部との間での摺動により、摩耗等の不具合が発生する可能性があり、信頼性に乏しい。
この発明の目的は、エアの消費がなく、安定した潤滑性能が得られる転がり軸受の潤滑構造を提供することである。
この発明の転がり軸受の潤滑構造は、転がり軸受の内輪の外径面における転走面の側方に斜面部を設けると共に、転がり軸受の外輪に隣接して、内部に油路を有する給油部材を配置し、含油性、毛細管機能、および柔軟性を有する毛細管現象発生部材を、前記油路に連通しかつ先端が前記給油部材から突出して前記斜面部に接触するように設け、この毛細管現象発生部材を経て前記斜面部に付着する潤滑油を、内輪の回転により生じる前記斜面部上の付着潤滑油の流れを利用して軸受内に供給するようにしたことを特徴とする。
毛細管現象発生部材に潤滑油が導入されると、潤滑油は、毛細管現象発生部材の毛細管現象によりその先端部に移動して、内輪の斜面部に付着する。斜面部に付着した潤滑油は、油の表面張力と内輪の回転に伴う遠心力とにより斜面部に沿って移動し、軸受内に供給される。これにより、エアの消費がなく、安定した潤滑性能が得られる。毛細管現象発生部材は柔軟性を有するため、内輪の斜面部に接触しても大きな摩擦抵抗を生じない。
この発明において、前記毛細管現象発生部材に潤滑油を導入する油導入路の途中に、通過する流量の調整が可能でその調整状態を保持可能な油量調整部材を設けてもよい。このような油量調整部材としては、例えば流路中に止めねじを用いてねじ部の微小隙間を流路として利用するもの等が使用できる。ねじの螺合している部分の長さを変えることで、流量調整が行える。
毛細管現象発生部材から内輪の斜面部へ移動する油量は、毛細管現象発生部材の個体差でばらつきが生じるが、油導入路の途中に設けた油量調整部材でその油量を調整することができる。これにより、必要以上の油流出、および停止時における油流出を防ぐことができる。
この発明において、前記毛細管現象発生部材に潤滑油を導入する油導入路を、貯油手段に連通させてもよい。
また、前記毛細管現象発生部材に潤滑油を導入する油導入路を、前記転がり軸受を支持するハウジングに設けられた冷却油流路に連通させても良い。毛細管現象発生部材にはろ過作用もあるので、冷却油流路に油導入路を連通させると、汚れの問題を生じることなく、冷却油を潤滑油として利用することができる。そのため、油タンクなどの外部の給油源を省略することができる。
この発明において、前記毛細管現象発生部材が、獣毛、天然繊維、または化学繊維を毛筆状とした繊維結束材からなるものであってもよい。繊維結束材であると、斜面部に接して潤滑油を付着させる毛細管現象発生部材として、適切な含油性、毛細管機能、および柔軟性が得られる。
この発明において、前記毛細管現象発生部材が和紙または織布からなるものであってもよい。和紙または織布織布からなるものである場合も、斜面部に接して潤滑油を付着させる毛細管現象発生部材として、適切な含油性、毛細管機能、および柔軟性が得られる。
この発明において、前記転がり軸受がアンギュラ玉軸受であっても良く、また円筒ころ軸受であってもよい。アンギュラ玉軸受の場合は、内輪のカウンボアを形成するステップ面を、前記傾斜面として利用できる。
この発明において、前記転がり軸受は、工作機械の主軸軸受として用いられるものであってもよい。工作機械の主軸軸受には、加工精度の向上のために、安定した潤滑性能が求められる。そのため、この発明の転がり軸受の潤滑構造における潤滑性能が効果的に発揮される。
この発明の転がり軸受の潤滑構造は、転がり軸受の内輪の外径面における転走面の側方に斜面部を設けると共に、転がり軸受の外輪に隣接して、内部に油路を有する給油部材を配置し、含油性、毛細管機能、および柔軟性を有する毛細管現象発生部材を、前記油路に連通しかつ先端が前記給油部材から突出して前記斜面部に接触するように設け、この毛細管現象発生部材を経て前記斜面部に付着する潤滑油を、前記内輪の回転により生じる前記斜面部上の付着潤滑油の流れを利用して軸受内に供給するようにしたため、エアの消費がなく、安定した潤滑性能が得られる。
この発明の第1の実施形態を図1ないし図3と共に説明する。図1はこの実施形態の転がり軸受の断面図を示す。この転がり軸受1の潤滑構造は、潤滑油の含油性と毛細管機能を有する部材である毛細管現象発生部材8を転がり軸受1の内輪2の外径面に軽接触させることで、毛細管現象発生部材8を経て内輪2の外径面に潤滑油を付着させ、その付着潤滑油を転がり軸受1内に供給するものである。毛細管現象発生部材8は、潤滑油の含油性と毛細管機能を有し、かつ柔軟性があって摩耗に強い材質が好ましく、例えば、獣毛、天然繊維、または化学繊維等の繊維を毛筆状とした繊維結束材とされる。
転がり軸受1はアンギュラ玉軸受からなり、内輪2と外輪3の転走面2a,3a間に複数の転動体4を介在させたものである。転動体4はボールからなり、保持器5で保持されている。この転がり軸受1の内輪2の外径面に転走面2aに続く斜面部2bを設けると共に、転がり軸受1の外輪3に隣接して、外輪間座となる給油部材6を配置する。内輪2の斜面部2bは、内輪2の幅面から転走面2aに続いて設け、また内輪2の反負荷側(軸受背面側)の外径面に設ける。転がり軸受1がアンギュラ玉軸受であるこの実施形態の場合は、内輪2のカウンタボアを構成するステップ面を設ける部分の外径面が上記斜面部2bとされる。
上記給油部材6は、リング状の部材であって、その円周方向の例えば複数箇所に側面の内径部から軸方向に延びて内輪2の傾斜部2bに対面する突片部6aを有する。これらの突片部6aは、平坦な内径面が内輪2の斜面部2bと略同一角度の傾斜面に形成されて、保持器5の直下まで延びている。この給油部材6は、転がり軸受1の外輪3を取付けたハウジング10に取付けられる。給油部材6のハウジング10への取付けは、図1のように直接取付けても、外輪間座を介して取付けてもよい。
給油部材6は、前記各突片部6aに対応する円周方向の複数箇所に、上記斜面部2bに向けて延びて突片部6aの内径面に開口する毛細管現象発生部材装着孔9を有し、これらの装着孔9に上記斜面部2bに先端部が接触する毛細管現象発生部材8をそれぞれ装着している。各装着孔9の後部は、ハウジング10から給油部材6にわたって設けられ潤滑油を毛細管現象発生部材8に導入する油導入路11に連通している。油導入路11は、ハウジング10に設けられた導入路部11aと給油部材6に設けられた油路11bとでなる。給油部材6の油路11bは、各突片部6aに設けられた複数の径方向孔と、給油部材6の外周面に設けられて上記各径方向孔の基端を底面に開口させた周方向溝(図示せず)とからなり、前記周方向溝が円周方向の1か所で前記導入路部11aに連通している。油導入路11の導入路部11aは、貯油手段である外部の油タンク12に連通している。
油導入路11の途中、ここではハウジング10における導入路部11aに、油量調整部材13が設けられている。油量調整部材13は、油量の絞り作用があればどのような構成のものであっても良いが、ここでは、ハウジング10の導入路部11aとなる雌ねじ孔にねじ部材13aを螺合させて油量調整部材13を構成している。この場合、導入路部11aのねじ面とねじ部材13aのねじ面との間の螺旋状の微小隙間が流路とされ、ねじ部材13aの雌ねじ孔に対するねじ込み長さを変えることで、前記螺旋状の微小隙間の長さが変わり、これにより流路抵抗が代わり、流量が変わる。油量調整部材13には、この他に絞り弁などを用いても良い。
図3は、図1の実施形態にかかる転がり軸受1の潤滑構造を応用したスピンドル装置の一例を示す。このスピンドル装置は、工作機械に設けられたものであり、主軸15の一端にワークまたは工具のチャックが取付けられる。主軸15は、軸方向に離れた複数の転がり軸受1により支持されており、これらの転がり軸受1に図1の例の潤滑構造が採用されている。各転がり軸受1の内輪2は主軸15の外径面に嵌合し、外輪3はハウジング10の内径面に嵌合している。これら内外輪2,3は、内輪押さえ25および外輪押さえ26により、ハウジング10内に固定されている。ハウジング10は、内周ハウジング10Aと外周ハウジング10Bの二重構造とされ、内外のハウジング10A,10B間に冷却油流路16が形成されている。内周ハウジング10Aは、その一部を図1に示した構造としたものであり、油導入路11の導入路部11aが設けられている。また、ハウジング10には、内径面における軸受1の設置部付近に潤滑油排出用溝22が設けられ、この潤滑油排出用溝22から外部に開放される潤滑油排出用流路23が設けられる。
上記構成の潤滑構造の作用を説明する。油タンク12内の潤滑油は、油導入路11を経て毛細管現象発生部材8に供給される。毛細管現象発生部材8は、その含油性と毛細管機能により潤滑油を吸収保持して先端部に移動させ、内輪2の斜面部2bに付着させる。このように、毛細管現象発生部材8は、潤滑油を内輪2の斜面部2bに付着させるためのものであるが、このほか導入されてきた潤滑油をろ過する役割も担う。斜面部2bに付着した潤滑油は、油の表面張力と内輪2の回転に伴う遠心力とにより、斜面部2b上を付着しながら転走面2aの方向に移動し、斜面部2bと転走面2aの境界部で外径方向に飛散することで軸受内に供給される。この場合、斜面部2bに付着した潤滑油を斜面部2bに沿って軸受内へと確実に移動させるために、斜面部2bの傾斜角度αが重要である。この傾斜角度αは、内輪2の実用最高回転速度で決定される。実際の運転試験の結果によると、傾斜角度αは内輪2の回転速度が高速になるほど大きくする必要があることがわかっている。例えば直径Dが100mmφの転がり軸受を回転数20000rpmで運転する場合、斜面部2bに付着した油が斜面部2b上で飛散することなく内輪2の転走面2aに導入される傾斜角度αは13°以上である。
毛細管現象発生部材8から内輪2の斜面部2bへ移動する油量は、毛細管現象発生部材8の個体差でばらつきが生じるため、油導入路11の途中に設けた油量調整部材13で調整される。この実施形態では、ハウジング10の導入路部11aに油量調整部材13を設けているが、給油部材6の油路11bに設けてもよい。このように、油量調整部材13を設けることで、必要以上の油流出、および停止時における油流出を防ぐことができる。油量は主として油量調整部材13で調整されるが、毛細管現象発生部材8の配置数を選定することによっても調整することができる。
このように、この転がり軸受1の潤滑構造では、エアオイル潤滑のような間欠給油でなく、微量の連続給油が可能なため、安定した潤滑性能が得られる。また、エア消費がなく、騒音の低減と大幅な省エネをが期待できる。また、潤滑油の供給装置の構造を簡単かつ安価に構成できる。
図4は、この発明の他の実施形態を示す。この実施形態は、図1に示した実施形態において、油導入路11を外部の油タンク12に連通する構成に代えて、ハウジング10(外周ハウジング10B)の冷却油流路16に連通させ、冷却油を潤滑油に共用するようにしたものである。その他の構成は図1の実施形態の場合と同様である。
毛細管現象発生部材8は、ろ過作用があるため、この実施形態のように通常の工作機械のスピンドル装置に付帯する冷却油を潤滑油として使用することができ、外部の油タンクを省略することができる。
図5は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、毛細管現象発生部材8に、紙や布状のものを用いた例であり、例えば、毛細管現象発生部材8に和紙を用いている。毛細管現象発生部材8として織布を用いてもよい。この例では、図1に示した実施形態において、給油部材6を断面逆L字状とした外径側の給油部材本体6Aと、断面L字状とした内径側の毛細管現象発生部材支持体6Bとで構成し、これら両部材6A,6Bをボルト17で結合して一体化している。これら両部材6A,6Bは共にリング状の部材である。外径側の給油部材本体6Aにおける縦片部6Aaの内径面は転がり軸受1側に向けて小径となるテーパ面6Aaaとされ、内径側の支持体6Bにおける円筒部6Baの外径面も転がり軸受1側に向けて小径となるテーパ面6Baaとされ、両テーパ面6Aaa,6Baaは同一テーパ角とされている。これら両テーパ面6Aaa,6Baa間の隙間に毛細管現象発生部材8を挟み込んだ状態で、前記両部材6A,6Bをボルト17で結合することにより、毛細管現象発生部材8を給油部材6で保持し、毛細管現象発生部材8の先端部を内輪2の斜面部2bに接触させている。ボルト17は、支持体6Bの縦片部6Bbと給油部材本体6Aの縦片部6Aaとを軸方向に締め付けることで、給油部材本体6Aと支持体6Bを一体化している。
給油部材6における油路11bは、外径側の給油部材本体6Aに設けられ、その油路11bの毛細管現象発生部材8に臨む下端側は、給油部材6の全周にわたって形成された給油溝18に連通している。これにより、ひとつの油導入路11より導入された潤滑油を、前記給油溝18を介して毛細管現象発生部材8の全周に供給することができる。なお、軸受1への供給油量によっては、全周にわたる上記給油溝18によらず、周方向に部分的に設けた給油孔であってもよい。
なお、毛細管現象発生部材8の内輪2の斜面部2bへの接触長さを調整することによっても、軸受内へ供給する潤滑油の油量を調整することができる。
この実施形態の場合も、油導入路11を経て和紙からなる毛細管現象発生部材8に導入された潤滑油は、毛細管現象発生部材8の毛細管現象により内輪2の斜面部2bに接触する先端部まで浸透して、斜面部2bに付着する。斜面部2bに付着した潤滑油は図1の実施形態の場合と同様にして軸受内に供給される。
なお、図5には、外部の油タンク12から油導入路11を経て毛細管現象発生部材8に潤滑油を導入する例を示しているが、図4の実施形態のようにハウジング10の冷却油流路16から冷却油を潤滑油として導入することで、油タンク12を省略してもよい。
図6は、この発明のさらに他の実施形態を示す。この実施形態は、図1の実施形態における転がり軸受1を、アンギュラ玉軸受から円筒ころ軸受に置き換えたものである。内輪2は、転走面2aの両側に鍔を有する鍔付き内輪である。また、この実施形態では、内輪2の外径面における転走面2aの両側方に斜面部2bが設けられると共に、給油部材6も外輪3の両側に設けられて、各給油部材6からそれぞれ毛細管現象発生部材8が突出して対応する斜面部2bに接触させてある。各毛細管現象発生部材8には、ハウジング10から各給油部材6にわたって個別に形成された油導入路11から潤滑油が各毛細管現象発生部材8に導入される。ここでは、毛細管現象発生部材8が繊維結束材からなる例を示しているが、図5の実施形態の場合のような和紙からなる毛細管現象発生部材8を用いてもよい。また、給油源は、図1の実施形態の場合のような外部の油タンク12であっても、図4の実施形態の場合のような外筒ハウジング10Bの冷却油流路であっもよい。
また、上記各実施形態では、工作機械のスピンドル装置の転がり軸受1に応用した場合について説明したが、この発明の転がり軸受の潤滑構造は、それ以外の一般産業機械に使用される軸受にも適用できる。
この発明の第1の実施形態にかかる転がり軸受の断面図である。 同転がり軸受の潤滑構造における給油部材の正面図である。 同転がり軸受の潤滑構造を応用したスピンドル装置の断面図である。 この発明の他の実施形態にかかる転がり軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる転がり軸受の断面図である。 この発明のさらに他の実施形態にかかる転がり軸受の断面図である。 従来の転がり軸受の潤滑構造を応用したスピンドル装置の断面図である。 従来の転がり軸受の潤滑構造の断面図である。
符号の説明
1…転がり軸受
2…内輪
2a…転走面
2b…斜面部
3…外輪
6…給油部材
8…毛細管現象発生部材
10…ハウジング
11…油導入路
11b…油路
12…油タンク(貯油手段)
13…油量調整部材
15…主軸
16…冷却油流路

Claims (9)

  1. 転がり軸受の内輪の外径面における転走面の側方に斜面部を設けると共に、転がり軸受の外輪に隣接して、内部に油路を有する給油部材を配置し、含油性、毛細管機能、および柔軟性を有する毛細管現象発生部材を、前記油路に連通しかつ先端が前記給油部材から突出して前記斜面部に接触するように設け、この毛細管現象発生部材を経て前記斜面部に付着する潤滑油を、前記内輪の回転により生じる前記斜面部上の付着潤滑油の流れを利用して軸受内に供給するようにしたことを特徴とする転がり軸受の潤滑構造。
  2. 請求項1において、前記毛細管現象発生部材に潤滑油を導入する油導入路の途中に、通過する流量の調整が可能でその調整状態を保持可能な油量調整部材を設けた転がり軸受の潤滑構造。
  3. 請求項1または請求項2において、前記毛細管現象発生部材に潤滑油を導入する油導入路を、貯油手段に連通させた転がり軸受の潤滑構造。
  4. 請求項1または請求項2において、前記毛細管現象発生部材に潤滑油を導入する油導入路を、前記転がり軸受を支持するハウジングに設けられた冷却油流路に連通させた転がり軸受の潤滑構造。
  5. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記毛細管現象発生部材が、獣毛、天然繊維、または化学繊維を毛筆状とした繊維結束材からなる転がり軸受の潤滑構造。
  6. 請求項1ないし請求項4のいずれか1項において、前記毛細管現象発生部材が和紙または織布からなる転がり軸受の潤滑構造。
  7. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記転がり軸受がアンギュラ玉軸受である転がり軸受の潤滑構造。
  8. 請求項1ないし請求項6のいずれか1項において、前記転がり軸受が円筒ころ軸受である転がり軸受の潤滑構造。
  9. 請求項1ないし請求項8のいずれか1項において、前記転がり軸受は、工作機械の主軸軸受として用いられるものである転がり軸受の潤滑構造。
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