JP2009237497A - 転倒抑止機構及び端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡易な構成で低コストを実現でき、装置の重量やサイズに関係なく、傾斜をつけて立てかけて設置する表示装置の転倒抑制が可能な転倒抑止機構を提供する。
【解決手段】ディスプレイを実装し、設置するための脚部を備える本体部と、本体部の背面側で回動可能かつ角度調節可能に本体部を支持する支持部と、を有して構成される表示装置の転倒抑止機構であって、入力装置が脚部及び支持部により囲まれた領域に収容可能で、支持部と脱着可能に連結され設置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、転倒抑止機構及び端末装置に関し、特に、スタンド部材を用いて傾斜をつけて机上や台上の設置される表示装置の転倒抑制に好ましく適用される技術に関するものである。
従来、コンピュータ等の表示装置として、CRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイやLCD(Liquid Crystal Display)が知られている。LCDは、CRTディスプレイに比べて省スペースの点で優位性を備えていることから、昨今のオフィス事情や住宅事情も手伝って急速に普及しつつあり、さらなる大型化や薄型化が進展している。
一般に、LCD等の薄型ディスプレイを用いた表示装置は、薄型の表示部(ディスプレイ)、該表示部を支える脚部(スタンド)、該脚部の下端側を保持した基座部(平板状の載置ベース)で構成されている。そして、脚部と基座部とは別部材で構成されたり、脚部と基座部とが一体物で構成されていたりする。
最近では、上記のように脚部及び基座部に載置するようにしてディスプレイを設置するタイプではなく、例えば特許文献1にあるように、スタンド部材を用いて立てかけて設置するタイプの表示装置が市場において見られるようになった。また、例えばパーソナルコンピュータ等の端末装置において、表示装置と端末本体(マザーボードやハードディスク等)とが一体となってディスプレイ付き端末本体と、キーボード等の入力装置とで端末装置として構成されるものもユーザに提供されている。
ところで、このような立てかけタイプの表示装置を使用する際、特にユーザとしては、設置した表示装置にぶつかって転倒してしまうことに注意を払わなければならない。これは、LCD表示装置で用いられるLDCパネルは高価で繊細な構成部品であるためであり、またディスプレイ付き端末本体の場合はハードディスク等の高価で故障しやすい構成部品を内蔵しているためである。したがって、人との接触で転倒する可能性がより高いと思われる立てかけタイプでは表示装置の転倒防止がとりわけ重要となる。
例えば上記の特許文献1では、部品点数を増加させることなく、スタンド部材の使用時の設置面に対する滑り及び転倒を抑制する表示装置が開示されている。当該表示装置は、装置本体を構成する筺体、該筺体の背面に取り付けられたベース部材、該ベース部材に回動可能に取り付けられ装置本体を筺体の底部とともに支持するスタンド部材を備える。そして、筺体の底部には、スタンド部材の使用時の開状態で設置面に面状に当接する第1傾斜面、及び、筺体を垂直に立てた状態で水平方向に対して所定の角度傾斜した第2傾斜面が設けられ、スタンド部材には、使用時の開状態で設置面に面状に当接する第3傾斜面が設けられている。
また、例えば特許文献2では、転倒防止部材に手間がかかることなく、また壁を傷つけてしまうことや外観性を損なうことのない薄型表示装置の転倒防止装置が開示されている。当該転倒防止措置は、表示部、脚部、基座部を備えた薄型表示装置において、上方から見た投影面積が基座部の面積より広く、かつ、その上面部の高さが基座の高さよりも高い転倒防止部材の内部に基座部を収納したものである。
特開2006−173847号公報 特開2007−279227号公報
特許文献2で開示された技術は、脚部及び基座部にディプレイを載置するタイプの表示装置の転倒を防止するものであり、スタンド部材を用いて立てかけて設置するタイプの表示装置には適用することができない。また、特許文献1で開示された発明は、スタンド部材及び筺体の底面に設置面と当接する傾斜面を設けてスタンド部材に立てかけた状態の安定性を向上させるものであり、相当の重量とサイズがある表示装置については転倒防止効果が認められるかもしれないが、持ち運び可能な程度の大きさの表示装置については転倒防止効果があるか疑問が残る。
そこで、本発明は、上述した事情に鑑みて、簡易な構成で低コストを実現でき、装置の重量やサイズに関係なく、傾斜をつけて立てかけて設置する表示装置の転倒抑制が可能な転倒抑止機構及び該機構を備えた端末装置を提供することを目的とする。
かかる目的を達成するために、本発明は、ディスプレイを実装し、設置するための脚部を備える本体部と、本体部の背面側で回動可能かつ角度調節可能に本体部を支持する支持部と、を有して構成される表示装置の転倒抑止機構であって、入力装置が脚部及び支持部により囲まれた領域に収容可能で、支持部と脱着可能に連結され設置されることを特徴とする転倒抑止機構である。
また、本発明は、上記の転倒防止機構において、支持部及び入力装置において、入力装置が連結され設置されたとき互いが接触する位置に設けられた磁石部と、入力装置が連結され設置されたときに互いの磁石部が引き合い、該設置場所から取り出されたときに互いの磁石部が反発するように、入力装置において磁石部の磁極を切り換える磁極切り換え部と、を有して構成されることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の転倒抑止機構において、支持部における磁石部は、固定された永久磁石を有し、入力装置における磁石部は、一端に重りが設けられ他端に接続部材が設けられ、回転可動に設置された永久磁石を有し、磁極切り換え部は、接続部材を引いて入力装置の永久磁石を半回転させるとともに重りの自重により元に戻るように半回転させる第1回転手段を有し、第1回転手段を用いて入力装置における磁石部の磁極を切り換えることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の転倒抑止機構において、支持部のおける磁石部は、固定された永久磁石を有し、入力装置における磁石部は、回転可動に設置された永久磁石を有し、磁極切り換え部は、電気により入力装置の永久磁石を回転させる第2回転手段を有し、第2回転手段を用いて入力装置における磁石部の磁極を切り換えることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の転倒抑止機構において、支持部のおける磁石部は、固定された永久磁石を有し、入力装置における磁石部は、電磁石を有し、磁極切り換え部は、電磁石への電流方向を切り換える電流方向切り換え手段を有し、電流方向切り換え手段を用いて入力装置における磁石部の磁極を切り換えることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の転倒抑止機構において、支持部は、本体部に取り付けられた軸部と、軸部から所定の角度だけ折れた接地部とを有して構成され、入力装置が接地部上に脱着可能に連結され設置されることを特徴とするものであってもよい。
上記目的を達成するために、本発明は、ディスプレイを実装し、設置するための脚部を備える本体部及び本体部の背面側で回動可能かつ角度調節可能に本体部を支持する支持部を有する表示装置と、入力装置と、を有して構成される端末装置であって、入力装置が脚部及び支持部により囲まれた領域に収容可能で、支持部と脱着可能に連結され設置される転倒抑止機構を有することを特徴とする端末装置である。
また、本発明は、上記の端末装置において、転倒抑止機構は、支持部及び入力装置において、入力装置が連結され設置されたとき互いが接触する位置に設けられた磁石部と、入力装置が連結され設置されたときに互いの磁石部が引き合い、該設置場所から取り出されたときに互いの磁石部が反発するように、入力装置において磁石部の磁極を切り換える磁極切り換え部と、を有して構成されることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の端末装置において、支持部における磁石部は、固定された永久磁石を有し、入力装置における磁石部は、一端に重りが設けられ他端に接続部材が設けられ、回転可動に設置された永久磁石を有し、磁極切り換え部は、接続部材を引いて入力装置の永久磁石を半回転させるとともに重りの自重により元に戻るように半回転させる第1回転手段を有し、第1回転手段を用いて入力装置における磁石部の磁極を切り換えることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の端末装置において、支持部のおける磁石部は、固定された永久磁石を有し、入力装置における磁石部は、回転可動に設置された永久磁石を有し、磁極切り換え部は、電気により入力装置の永久磁石を回転させる第2回転手段を有し、第2回転手段を用いて入力装置における磁石部の磁極を切り換えることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の端末装置において、支持部のおける磁石部は、固定された永久磁石を有し、入力装置における磁石部は、電磁石を有し、磁極切り換え部は、電磁石への電流方向を切り換える電流方向切り換え手段を有し、電流方向切り換え手段を用いて入力装置における磁石部の磁極を切り換えることを特徴とするものであってもよい。
また、本発明は、上記の端末装置において、転倒抑止機構は、支持部が、本体部に取り付けられた軸部と、軸部から所定の角度だけ折れた接地部とを有して構成され、入力装置が接地部上に脱着可能に連結され設置されることを特徴とするものであってもよい。
本発明によれば、簡易な構成で低コストを実現でき、装置の重量やサイズに関係なく、傾斜をつけて立てかけて設置する表示装置の転倒抑制が可能となる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。本発明は、表示装置のスタンドとキーボードを脱着可能に連結して表示装置の転倒を抑制する転倒抑止機構である。本発明の実施形態では、一例として連結部に磁石を用いる。すなわち、表示装置のスタンドとキーボードに磁石部を設け、キーボード側の磁極を切り換えて、磁力を利用してスタンドにキーボードを付着させたりスタンドから離間させたりして表示装置の転倒を抑制する。
本発明の第1の実施形態として、キーボード側に永久磁石を用いて(スタンド側は永久磁石、他の実施形態についても同様)、動力(コードを引く)や重力(重りの自重)により磁石を回転させて磁極を切り換える転倒抑止機構を示す。また、本発明の第2の実施形態として、キーボード側に永久磁石を用いて、電気により磁石を回転させて磁極を切り換える転倒抑止機構を示す。また、本発明の第3の実施形態として、キーボード側に電磁石を用いて、電流方向を変化させて磁極を切り換える転倒抑止機構を示す。また、本発明の第4の実施形態として、L字形状のスタンドの上にキーボードを載せる構成とし、両者の接触部分(スタンドの上、キーボードの底面)に永久磁石を設けた転倒抑止機構を示す。また、本発明の第5の実施形態として、L字形状のスタンドの上にキーボードを載せる構成とした転倒抑止機構(磁石部及び磁極切り換え構造なし)を示す。
[実施形態1]
図1は、本実施形態の転倒抑止機構の概略構成を示した正面図である。本実施形態における表示装置2は、表示ディスプレイと端末本体(マザーボードやハードディスク等、不図示)が一体となって端末本体部を形成し、キーボード5とともにパーソナルコンピュータ1を構成する。また、表示装置2は、表示ディスプレイとは反対側の面に取り付けられたスタンド3に支持されて傾斜をつけて立てかけられて設置される。
本実施形態におけるパーソナルコンピュータ1は、図2に示すように、表示装置2の下部のスペースにキーボード5を収容することができる。このとき、キーボード5は該スペースの奥まで挿入され、スタンド3と接触したところでキーボード5が完全に収容されたことになる。スタンド3及びキーボード5には、収容時に双方が接触する位置にそれぞれ磁石部4及び磁石部6が設けられている。そして、完全に収容されたときに両磁石部は対向する位置から磁力により引き付け合ってキーボードの収容状態や表示装置の設置状態が安定する。
図3は、本実施形態における表示装置2の概略構成を示した側面図である。表示装置2のスタンド3には、収納時におけるキーボードの端面が接触する側の面に、永久磁石が垂直となるように固定して取り付けられており、磁石部4を構成している。スタンド3及びキーボード5には、収容時に双方が接触する位置にそれぞれ磁石部4及び磁石部6が設けられている。
図4は、本実施形態におけるキーボード5の概略構成を示した側面図である。キーボード5には、収納時において表示装置2のスタンド3と接触する端面近傍に、永久磁石が垂直となるように回転可能に取り付けられており、磁石部6を構成している。また、キーボード5には、永久磁石を回転させて磁石部6の磁極を切り換える磁極スイッチ11が設けられている。
図5は、本実施形態におけるキーボード5の収容及び取り出しの際の動作を説明するための図である。図5(a)にはキーボード5を表示装置2の下部の収容スペースに移動している状態が表されている。ここで、スタンド3におけるキーボード5との接触位置には磁石部4が設けられる。磁石部4は永久磁石7を有しており、キーボード5と対向する面にN極、反対面にS極が位置するように固定して取り付けられる。他方、キーボード5におけるスタンド3との接触位置の近傍には磁石部6が設けられる。磁石部6は永久磁石8及び重り9を有しており、スタンド3との対向面にS極、反対面にN極が位置するように取り付けられ、磁石部6は回転可能となっている。また、重り9は、永久磁石8の一方の端部に取り付けられ、図5(a)に示すようなキーボード使用時にはキーボード底面側の端部に位置している。
図5(b)にはキーボードの収容が完了した状態が表されている。ここでは、永久磁石8と永久磁石7とが磁力によりお互いに引き合って、キーボード5がスタンド3に接触した状態で固定される。このようにキーボード5が表示装置2の一部に固定されることでキーボードの重みを利用でき、スタンド3に支持されて傾斜をつけて立てかけられ設置されている表示装置2は転倒しにくくなる。
図5(c)にはキーボードの取り出しを開始した状態が表されている。完全に収容された状態からキーボードを取り出すには、両磁石部が反発するような状況を作り出す必要がある。この状況を作り出すためには片方の永久磁石の磁極を変える必要があり、このために磁極スイッチ11を用いる。磁極スイッチ11は、キーボードの磁石部の設置場所とは反対側で、収容したときにユーザからみて手前に位置する場所に設けられる。これは、完全に収容された状態でユーザがスイッチを押しやすい場所にするためである。そして、磁極スイッチ11を押下すると、永久磁石8の磁極が切り換わる、それぞれの磁極が入れ替わり、N極がスタンド3との対向面に、S極が反対面に位置する。また、磁極の入れ替わりに伴って、重り9が底面とは反対側の面に位置する。
図5(d)にはキーボード5を表示装置2の下部の収容スペースから移動している状態が表されている。ここでは、永久磁石8と永久磁石7とが磁力によりお互いに反発し合って、キーボード5がスタンド3から離間する。このような磁石の反発力はユーザのキーボード取り出し動作の一助となり、ユーザはスムーズに収容されたキーボードを取り出すことができる。
図5(e)にはキーボードの取り出しが完了した状態が表されている。磁極スイッチ11が押下されて重り9の位置が上部に移った後、重り9は自重により元の位置(キーボード底面に近い下部)に戻ろうとする。時間をかけて徐々に永久磁石8を回転させ、図5(e)に示すような状態、すなわちスタンド3の対向面にS極、反対面にN極が位置するようにする。こうして、キーボードを再び収容するときには、永久磁石の引き合う磁力を利用してキーボードを移動させることができる。
図6は、本実施形態におけるキーボード5側の磁極切り換えの構造を説明するための図である。本実施形態では、キーボード5側の磁極切り換えを動力(コードを引く)や重力(重りの自重)により行う。永久磁石8において重り9と反対側の端部には回転コード13の一端が取り付けられている。回転コード13の他端は、コード巻き取り部12と接続されている。コード巻き取り部12は、磁極スイッチ11の下方に設けられ、磁極スイッチ11が押下されるとストッパが解除され、バネの力によりコードの巻き取りを行う。
磁極スイッチ11の押下前では、図6(a)に示すように、重り9は下方に位置し、S極がスタンド3に対向している状態である。磁極スイッチ11が押下された後、図6(b)に示すように、コード巻き取り部12により回転コード13が巻き取られ、永久磁石8を180°回転させて、N極がスタンド3の対向面に、S極が反対面に位置するように磁極を切り換える。このとき、重り9はキーボード5の上面(底面と反対の面)に位置する。そして、重り9がキーボード上面に位置した後、重り9の自重により永久磁石8は再度180°回転し、図6(a)のような状態となる。
なお、重り9の上面から底面への回転は、底面から上面への回転よりも時間がかかるようにして構成される。これは、底面から上面への回転(図6(a)から図6(b))はコード巻き取り部12の巻き付けを利用するもので、上面から底面への回転(図6(b)から図6(a))は自重のみによるためである。このため、磁極を切り換えた後の所定時間は両永久磁石の反発力を得ることができる。
また、本実施形態では、永久磁石が回転する方向をキーボード底面と垂直な方向(縦の回転)としているが、これに限られるものではなく、キーボード底面と平行な方向(横の回転)に永久磁石が回転するように構成することもできる。
上述した本実施形態によれば、キーボードを表示装置の下部スペースに収容した際に、磁力を用いて両者を連結するため、キーボードを重りとして利用でき、傾斜をつけ立てかけて設置された表示装置の転倒抑制が可能となる。また、キーボード側において磁極を切り換える構造を有しているため、収納時には磁石の引き合う力により収容スペースにキーボードを固定させることができるとともに、利用時には磁石の反発する力によりスムーズにキーボードを取り出すことが可能となる。さらに、簡易に構成しているため、低コストな表示ディスプレイ転倒抑止機構が実現可能となる。
[実施形態2]
本実施形態の転倒抑止機構は、キーボード側の磁極の切り換えに電気を用いるものであり、実施形態1との相違点は、キーボード内部の磁極切り換え構造のみである。そのため、磁極切り換え構造についてのみ説明し、その他の共通する構成の説明は省略する。
図7は、本実施形態におけるキーボード15側の磁極切り換えの構造を説明するための図である。先に述べたように、本実施形態では、キーボード15側の磁極切り換えを電気により行う。具体的には、永久磁石18の回転支点に接続された回転軸を回転させる回転モータ17を設ける。そして、電気を供給して回転モータ17を駆動するとともに、磁極スイッチ16により、回転軸を回転させ永久磁石18を反転させて磁極を変化させる。
磁極スイッチ16の押下前では、図7(a)に示すように、S極がスタンド3に対向している状態である。この状態のとき、ユーザはキーボード15の収容を行う。そして、キーボード15を取り出すときユーザは磁極スイッチ16を押下する。磁極スイッチ16が押下された後は、回転モータ17は回転軸を回して永久磁石18を180°回転させ、図7(b)に示すように、N極がスタンド3の対向面に、S極が反対面に位置するように磁極を切り換える。このときキーボード15とスタンド3とは反発するため、ユーザはスムーズにキーボード15を取り出すことができる。そして、もう一度磁極スイッチ16が押下されると、回転モータ17は永久磁石18を180°回転させ、図7(a)のような状態となる。
端末本体と一体となった表示装置2とキーボード15とがコードで接続されている場合は、表示装置から電力供給を受けて回転モータ17を駆動させることができる。また、例えばキーボード15がBluetooth(登録商標)規格を採用し、表示装置2と無線でつながっているような場合であっても、キーボード15に実装されるバッテリ(電池)があるため、これから電力供給を受けて回転モータ17を駆動させることができる。
上述した本実施形態によれば、回転モータにより永久磁石を回転させる簡易な構成としているため、実施形態1における実効的な転倒抑止、キーボードのスムーズな収納/取り出しに加え、低コストでユーザビリティの高い表示ディスプレイ転倒抑止機構が実現可能となる。
[実施形態3]
本実施形態の転倒抑止機構は、キーボード側の磁極の切り換えに電気を用いるとともに、キーボード側の磁石として電磁石を採用するものであり、実施形態1との相違点は、キーボード内部の磁極切り換え構造及び磁石である。そのため、磁極切り換え構造等についてのみ説明し、その他の共通する構成の説明は省略する。
図8は、本実施形態におけるキーボード25側の磁極切り換えの構造を説明するための図である。先に述べたように、本実施形態では、キーボード15は磁石として電磁石を有しており、電流方向を変えることにより磁極切り換えを行う。具体的には、キーボード25に電磁石28、電流方向切り換え部27、磁極スイッチ26を設ける。電磁石28は、電流方向切り換え部27に接続され、電流を通じて磁力を発生させるとともに、電流方向に応じて磁極を変化させる。電流方向切り換え部27は、磁極スイッチ26により、電磁石28への電気の流れの方向を切り換える。
磁極スイッチ26の押下前では、図8(a)に示すように、電磁石28の磁極はS極となっている。この状態のとき、ユーザはキーボード25の収容を行う。そして、キーボード25を取り出すときユーザは磁極スイッチ26を押下する。磁極スイッチ26が押下された後は、電磁石28への電流方向が逆となり、図8(b)に示すように、電磁石28の磁極はN極に切り換わる。このときキーボード25とスタンド3とは反発するため、ユーザはスムーズにキーボード25を取り出すことができる。そして、もう一度磁極スイッチ26が押下されると、電磁石28への電流方向が逆方向に変化して磁極が切り換わり、図8(a)のような状態となる。
本実施形態では、電気を用いて電磁石を励磁させるが、電力供給については実施形態2と同様である。つまり、表示装置2とキーボード25がコードで接続される場合でも、無線(例えばBluetooth(登録商標))でつながる場合でも電磁石に磁力を発生させることは可能である。また、本実施形態では、実施形態1や実施形態2のように磁石を回転させる必要がないため、磁石部をキーボードの内部ではなく外部に設けることも可能である。キーボード外部に磁石部を設けた場合には、磁力(引き合う力や反発する力)をより効果的に利用することができる。
上述した本実施形態によれば、電磁石を用いて磁石の回転動作をなくす簡易に構成としているため、実施形態1や実施形態2における実効的な転倒抑止、キーボードのスムーズな収納/取り出しに加え、低コスト、効果的、かつユーザビリティの高い表示ディスプレイ転倒抑止機構が実現可能となる。
[実施形態4]
本実施形態の転倒抑止機構は、スタンドの形状を棒状からL字状とするとともに、キーボード側の磁石部とスタンド側の磁石部の設置場所を変更したものである。実施形態1から3との相違点は、スタンドの形状及び磁石部の取り付け場所であるため、これら相違点についてのみ説明する。
図9に示すように、表示装置32のスタンド33は略L字形状となっており、正確には設置面との接触部と、表示装置本体から伸びた棒状の軸部との角度が90°より小さくなっている。この接触部と該軸部との角度を調整不能なように固定して構成してもよいし、該角度を調整可能なようにフレキシブルに構成してもよい。そして、この接触部上のキーボード35が置かれる位置に磁石部34を設ける。また、キーボード35は、収容スペースに完全に収めたときに、スタンド33の磁石部34と対向する底面の位置に磁石部36を設ける。なお、磁極切り換えの構造については、実施形態1から実施形態3のいずれを採用してもよい。
上述した本実施形態によれば、キーボードを表示装置の下部スペースに収容した際に、スタンドの一部分にキーボードを載せ、磁力を用いて両者を連結するため、傾斜をつけ立てかけて設置された表示装置の転倒抑止がさらに強化され、またキーボードの収容状態の安定度が格段に向上する。また、キーボード側において磁極を切り換える構造を有しているため、収納時には磁石の引き合う力により収容スペースにキーボードを固定させることができるとともに、利用時には磁石の反発する力によりスムーズにキーボードを取り出すことが可能となる。さらに、簡易な構成としているため、低コストな表示ディスプレイ転倒抑止機構が実現可能となる。
[実施形態5]
本実施形態の転倒抑止機構は、スタンドの形状を棒状からL字状とし、スタンドの接地部分の上にキーボードを置くことができるように構成したものである。実施形態4との相違点は、磁石部及び磁極切り換え構造の有無である。よって、実施形態4の場合と同様に、
表示装置のスタンドを略L字形状とし(正確には設置面との接触部と、表示装置本体から伸びた棒状の軸部との角度が90°より小さくする)、この接触部と該軸部との角度を調整不能なように固定して構成してもよいし、該角度を調整可能なようにフレキシブルに構成してもよい。
上述した本実施形態によれば、キーボードを表示装置の下部スペースに収容した際に、スタンドの一部分にキーボードを載せて両者を連結するため、傾斜をつけ立てかけて設置された表示装置の転倒抑止がさらに強化され、またキーボードの収容状態の安定度が格段に向上する。そして、磁石部や磁極切り換え構造を持たないため、さらに簡易な構成とすることができ、低コストな表示ディスプレイ転倒抑止機構が実現可能となる。
なお、上述する実施形態は、本発明の好適な実施形態であり、上記実施形態のみに本発明の範囲を限定するものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々の変更を施した形態での実施が可能である。
本発明の実施形態に係る転倒抑止機構の概略構成を示した正面図である。 本発明の実施形態に係る転倒抑止機構の概略構成を示した側面図である。 本発明の実施形態における表示装置の概略構成を示した側面図である。 本発明の実施形態におけるキーボードの概略構成を示した側面図である。 本発明の実施形態におけるキーボードの収容及び取り出しの際の動作を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるキーボードの磁極切り換えの構造を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるキーボードの磁極切り換えの構造を説明するための図である。 本発明の実施形態におけるキーボードの磁極切り換えの構造を説明するための図である。 本発明の実施形態に係る転倒抑止機構の概略構成を示した側面図である。
符号の説明
1,31 パーソナルコンピュータ
2,32 表示装置
3,33 スタンド
4,6,34,36 磁石部
5,15,25,35 キーボード
7,8,18 永久磁石
9 重り
11,16,26 磁極スイッチ
12 コード巻き取り部
13 回転コード
17 回転モータ
27 電流方向切り換え部
28 電磁石

Claims (12)

  1. ディスプレイを実装し、設置するための脚部を備える本体部と、前記本体部の背面側で回動可能かつ角度調節可能に前記本体部を支持する支持部と、を有して構成される表示装置の転倒抑止機構であって、
    入力装置が前記脚部及び前記支持部により囲まれた領域に収容可能で、前記支持部と脱着可能に連結され設置されることを特徴とする転倒抑止機構。
  2. 前記支持部及び前記入力装置において、前記入力装置が前記連結され設置されたとき互いが接触する位置に設けられた磁石部と、
    前記入力装置が前記連結され設置されたときに互いの前記磁石部が引き合い、前記設置場所から取り出されたときに互いの前記磁石部が反発するように、前記入力装置において前記磁石部の磁極を切り換える磁極切り換え部と、
    を有して構成されることを特徴とする請求項1に記載の転倒抑止機構。
  3. 前記支持部における前記磁石部は、固定された永久磁石を有し、
    前記入力装置における前記磁石部は、一端に重りが設けられ他端に接続部材が設けられ、回転可動に設置された永久磁石を有し、
    前記磁極切り換え部は、前記接続部材を引いて前記入力装置の前記永久磁石を半回転させるとともに前記重りの自重により元に戻るように半回転させる第1回転手段を有し、前記第1回転手段を用いて前記入力装置における前記磁石部の磁極を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の転倒抑止機構。
  4. 前記支持部における前記磁石部は、固定された永久磁石を有し、
    前記入力装置における前記磁石部は、回転可動に設置された永久磁石を有し、
    前記磁極切り換え部は、電気により前記入力装置の前記永久磁石を回転させる第2回転手段を有し、前記第2回転手段を用いて前記入力装置における前記磁石部の磁極を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の転倒抑止機構。
  5. 前記支持部における前記磁石部は、固定された永久磁石を有し、
    前記入力装置における前記磁石部は、電磁石を有し、
    前記磁極切り換え部は、前記電磁石への電流方向を切り換える電流方向切り換え手段を有し、前記電流方向切り換え手段を用いて前記入力装置における前記磁石部の磁極を切り換えることを特徴とする請求項2に記載の転倒抑止機構。
  6. 前記支持部は、前記本体部に取り付けられた軸部と、前記軸部から所定の角度だけ折れた接地部とを有して構成され、
    前記入力装置が前記接地部上に脱着可能に連結され設置されることを特徴とする請求項1又は2に記載の転倒抑止機構。
  7. ディスプレイを実装し、設置するための脚部を備える本体部及び前記本体部の背面側で回動可能かつ角度調節可能に前記本体部を支持する支持部を有する表示装置と、入力装置と、を有して構成される端末装置であって、
    入力装置が前記脚部及び前記支持部により囲まれた領域に収容可能で、前記支持部と脱着可能に連結され設置される転倒抑止機構を有することを特徴とする端末装置。
  8. 前記転倒抑止機構は、
    前記支持部及び前記入力装置において、前記入力装置が前記連結され設置されたとき互いが接触する位置に設けられた磁石部と、
    前記入力装置が前記連結され設置されたときに互いの前記磁石部が引き合い、前記設置場所から取り出されたときに互いの前記磁石部が反発するように、前記入力装置において前記磁石部の磁極を切り換える磁極切り換え部と、
    を有して構成されることを特徴とする請求項7に記載の端末装置。
  9. 前記支持部における前記磁石部は、固定された永久磁石を有し、
    前記入力装置における前記磁石部は、一端に重りが設けられ他端に接続部材が設けられ、回転可動に設置された永久磁石を有し、
    前記磁極切り換え部は、前記接続部材を引いて前記入力装置の前記永久磁石を半回転させるとともに前記重りの自重により元に戻るように半回転させる第1回転手段を有し、前記第1回転手段を用いて前記入力装置における前記磁石部の磁極を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  10. 前記支持部のおける前記磁石部は、固定された永久磁石を有し、
    前記入力装置における前記磁石部は、回転可動に設置された永久磁石を有し、
    前記磁極切り換え部は、電気により前記入力装置の前記永久磁石を回転させる第2回転手段を有し、前記第2回転手段を用いて前記入力装置における前記磁石部の磁極を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  11. 前記支持部のおける前記磁石部は、固定された永久磁石を有し、
    前記入力装置における前記磁石部は、電磁石を有し、
    前記磁極切り換え部は、前記電磁石への電流方向を切り換える電流方向切り換え手段を有し、前記電流方向切り換え手段を用いて前記入力装置における前記磁石部の磁極を切り換えることを特徴とする請求項8に記載の端末装置。
  12. 前記転倒抑止機構は、
    前記支持部が、前記本体部に取り付けられた軸部と、前記軸部から所定の角度だけ折れた接地部とを有して構成され、
    前記入力装置が前記接地部上に脱着可能に連結され設置されることを特徴とする請求項
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載の端末装置。
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