JP2009238286A - 光ヘッド装置 - Google Patents

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Tatsuki Waide
達貴 和出
Takafumi Kasuga
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Abstract

【課題】 装置フレームの変形による光学素子の光軸のずれを従来より抑えることができる光ヘッド装置を提供する。
【解決手段】 光ヘッド装置は、ハーフミラー36を装置フレーム11に接着固定する接着剤を有し、装置フレーム11は、装置フレーム11の厚み方向に立ち上げられてハーフミラー36が固定される壁部11eを有し、壁部11eは、厚み方向とは直交する方向に壁部11eを貫通しハーフミラー36の光路が通る切り欠き11gが形成され、切り欠き11gは、厚み方向の一方側が閉じていて他方側が開口しており、接着剤は、ハーフミラー36を壁部11eに接着固定する接着剤14aと、接着剤14aより厚み方向の一方側に配置されてハーフミラー36を装置フレーム11に接着固定する接着剤14bとを含み、接着剤14bは、接着剤14aより硬化後の硬度が大きいことを特徴とする。
【選択図】 図6

Description

本発明は、CD(Compact Disk)やDVD(Digital Versatile Disk)などの光記録ディスクの再生や記録などに用いられる光ヘッド装置に関する。
従来の光ヘッド装置として、光源から出射された出射光を光記録媒体に導くとともに出射光が光記録媒体で反射した戻り光を受光素子に導く光学系と、光学系が搭載された装置フレームと、光学系の光学素子としてのハーフミラーを装置フレームに接着固定するエポキシ系接着剤とを有する光ヘッド装置が知られている(例えば、特許文献1参照。)。この光ヘッド装置の装置フレームは、装置フレームの厚み方向に立ち上げられてハーフミラーが固定される壁部を有している。この壁部は、装置フレームの厚み方向とは直交する方向に壁部を貫通しハーフミラーの光路が通る切り欠きが形成されている。この切り欠きは、装置フレームの厚み方向の一方側が閉じていて他方側が開口している。そして、エポキシ系接着剤は、ハーフミラーに対して装置フレームの厚み方向の他方側、すなわちハーフミラーの上面側でハーフミラーを壁部に接着固定している。
ここで、従来の光ヘッド装置は、エポキシ系接着剤が硬化するまで、装置フレームに対してハーフミラーが押さえばねによって固定される。そして、硬化した後のエポキシ系接着剤の接着強度は、押さえばねの付勢力より高い。
特開2005−44398号公報
従来の光ヘッド装置においては、壁部に切り欠きが形成されており、剛性が低下するので、熱や衝撃によって装置フレームが歪んだときに壁部のうち装置フレームの厚み方向の他方側の方が一方側より大きく歪む。したがって、熱や衝撃によって装置フレームが歪んだ場合、ハーフミラーに対して装置フレームの厚み方向の他方側でハーフミラーを壁部に接着固定しているエポキシ系接着剤に剥離や亀裂が生じてしまい、ハーフミラーの光軸がずれてしまうという問題がある。
なお、ハーフミラーを壁部に接着固定する接着剤の硬度を低くし、熱や衝撃によって装置フレームが歪んだ場合であっても剥離や亀裂を抑制することも考えられるが、接着剤の硬度を低くした場合には、熱や衝撃による壁部の歪みに伴って壁部とともにハーフミラーが移動した後、壁部が元の形状に戻っても接着剤の硬度が低いためにハーフミラーが元の位置に戻らず、ハーフミラーの光軸がずれてしまうという問題がある。
本発明は、従来の問題を解決するためになされたもので、装置フレームの変形による光学素子の光軸のずれを従来より抑えることができる光ヘッド装置を提供することを目的とする。
本発明の光ヘッド装置は、光源から出射された出射光を光記録媒体に導くとともに前記出射光が前記光記録媒体で反射した戻り光を受光素子に導く光学系と、前記光学系が搭載された装置フレームと、前記光学系の光学素子を前記装置フレームに接着固定する接着剤とを有し、前記装置フレームは、前記装置フレームの厚み方向に立ち上げられて前記光学素子が固定される壁部を有し、前記壁部は、前記光学素子の光路が形成可能に切り欠かれた切り欠きを挟むその両側へ前記光学素子の一方側と他方側とがそれぞれ固定可能に設けられ、前記切り欠きは、前記厚み方向の一方側が閉じていて他方側が開口しており、前記接着剤は、前記光学素子を前記壁部に接着固定する第1の接着剤と、前記第1の接着剤より前記厚み方向の前記一方側に配置されて前記光学素子を前記装置フレームに接着固定する第2の接着剤とを含み、前記第2の接着剤は、前記第1の接着剤より硬化後の硬度が大きいことを特徴とする。
この構成により、本発明の光ヘッド装置では、硬化後の硬度の異なる複数種類の接着剤によって光学素子を装置フレームに接着固定させており、この硬化後の硬度の異なる複数種類の接着剤を塗布する場所を、装置フレームの歪みを考慮し決定している。すなわち、熱や衝撃によって装置フレームが歪んだときの歪みが大きい箇所には硬化後の硬度が低い第1の接着剤が塗布され、歪みが小さい箇所には硬化後の硬度が高い第2の接着剤が塗布されている。歪みが大きい箇所にも第2の接着剤より硬化後の硬度が小さい第1の接着剤が塗布されているので熱や衝撃によって装置フレームが歪んだ場合であっても剥離や亀裂を抑制することができる。このように、硬化後の硬度の異なる複数種類の接着剤を塗布する場所を、装置フレームの歪みを考慮し決定しているので、硬化後の接着剤に、亀裂や剥離等の不具合が発生せず、光学素子の光軸を維持することができる。本発明によれば、複数種類の硬度の接着剤を装置フレームの歪みを考慮して配設することによって光学素子の装置フレームへの接着固定を強化することができる。したがって、本発明の光ヘッド装置は、装置フレームの変形による光学素子の光軸のずれを従来より抑えることができる。
また、本発明の光ヘッド装置の前記装置フレームは、前記光学素子に対して前記厚み方向の前記一方側を閉じる閉鎖部を有し、該閉鎖部には、前記厚み方向に貫通した貫通孔が形成され、前記貫通孔の近傍で前記光学素子と前記第2の接着剤によって接着固定されていることが好ましい。
この構成により、本発明の光ヘッド装置は、貫通孔を介して第2の接着剤を容易に塗布することができる。また、本発明の光ヘッド装置は、貫通孔の近傍で光学素子が第2の接着剤によって接着固定されることにより剛性の大きい、すなわち歪みが小さい閉鎖部に光学素子が接着固定されているので、硬化後の第2の接着剤に亀裂剥離等の不具合が発生せず、光学素子の光軸を維持することができる。さらに、本発明の光ヘッド装置は、第2の接着剤として例えば、紫外線硬化型接着剤が用いられた場合でも貫通孔を介して紫外線が照射されることにより第2の接着剤が硬化させられることができる。
また、本発明の光ヘッド装置の前記貫通孔は、前記光学素子が前記壁部に接着固定される際に前記光学素子が位置保持されるための治具を挿入可能に形成されていることが好ましい。
この構成により、本発明の光ヘッド装置は、位置保持用の治具を挿入する貫通孔で第2の接着剤の塗布用の孔を兼用することができる。
また、本発明の光ヘッド装置の前記光学素子は、平板状に形成されその平面方向の両端部が前記一方側と前記他方側として前記壁部に接着固定されるとともに、前記平面方向の両端部の間に配置された中間部を有し、前記壁部は、前記両端部と前記第1の接着剤によって接着固定され、前記閉鎖部は、前記光学素子の前記中間部と前記第2の接着剤によって接着固定されていることが好ましい。
このように構成すると、位置保持用の治具を挿入する貫通孔を中間部の周辺に形成することができる。したがって、光学素子は、治具によって確実に保持されることができる。治具によって光学素子の端部が支持されるようになっていると、治具による光学素子の保持位置が若干ずれたり、治具が多少動いただけでも光学素子が治具から外れ易いからである。
本発明によれば、光学素子が固定される壁部を有し、壁部は、光学素子の光路が形成可能に切り欠かれた切り欠きを挟むその両側へ光学素子の一方側と他方側とがそれぞれ固定可能に設けられ、切り欠きは、厚み方向の一方側が閉じていて他方側が開口しており、接着剤は、光学素子を壁部に接着固定する第1の接着剤と、第1の接着剤より厚み方向の一方側に配置されて光学素子を装置フレームに接着固定する第2の接着剤とを含み、第2の接着剤は、第1の接着剤より硬化後の硬度が大きく構成されている。従って、熱や衝撃によって装置フレームが歪んだときの歪みが大きい箇所である切り欠きの開口側には硬化後の硬度が低い第1の接着剤が塗布され、歪みが小さい箇所である切り欠きの閉じている側には硬化後の硬度が高い第2の接着剤が塗布されるので、硬化後の接着剤に、亀裂剥離等の不具合が発生せず、光学素子の光軸を維持することが可能であり、しかも、歪みが大きい箇所には第2の接着剤より硬化後の硬度が小さい第1の接着剤が塗布されているので熱や衝撃によって装置フレームが歪んだ場合であっても剥離や亀裂を抑制することができる。本発明によれば、複数種類の硬度の接着剤を装置フレームの歪みを考慮して配設することによって光学素子の装置フレームへの接着固定を強化することができる。したがって、本発明の光ヘッド装置は、装置フレームの変形による光学素子の光軸のずれを従来より抑えることができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を用いて説明する。
まず、本実施の形態に係る光ヘッド装置の構成について説明する。
図1は、本実施の形態に係る光ヘッド装置10の斜視図である。図2は、光ヘッド装置10の分解斜視図である。図3は、光ヘッド装置10の斜視図であって、一部の部品が取り除かれた状態での図である。
図1に示す光ヘッド装置10は、波長が650nm帯のレーザ光と、波長が780nm帯のレーザ光とを用いてCD系ディスクやDVD系ディスクなどの図示していない光記録ディスクに対する情報の再生や記録などが可能な2波長光ヘッド装置である。
図1〜図3に示すように、光ヘッド装置10は、マグネシウムや亜鉛などのダイカスト品からなる金属製の装置フレーム11と、装置フレーム11に対して光記録ディスク側に配置されて装置フレーム11上の各種の部品を覆う金属カバー12および金属カバー13と、波長が650nm帯のレーザ光を出射するAlGaInP系の半導体レーザを備えたレーザ光源としてのレーザ光源装置21と、波長が780nm帯のレーザ光を出射するAlGaAs系の半導体レーザを備えたレーザ光源装置22と、レーザ光源装置21およびレーザ光源装置22によって出射されたレーザ光を受光するためのモニタ用受光素子23と、光記録ディスクの記録面で反射されたレーザ光を受光するための信号検出用受光素子24と、レーザ光源装置21およびレーザ光源装置22によって出射されたレーザ光を光記録ディスクの記録面に収束させる対物レンズ31を含む光学系30と、装置フレーム11に搭載されて対物レンズ31の位置をサーボ制御するための対物レンズ駆動機構40と、レーザ光源装置21、レーザ光源装置22、モニタ用受光素子23、信号検出用受光素子24および対物レンズ駆動機構40などに電気的に接続されたフレキシブル回路基板50とを備えている。
装置フレーム11は、光記録ディスクを駆動する図示していないディスク駆動装置のガイド軸や送りねじ軸が係合する軸受11aおよび軸受11bと、金属カバー12の位置決め用の突起11cと、金属カバー12を留めるための爪11dとを備えている。
金属カバー12は、装置フレーム11の突起11cに嵌まる穴部12aと、装置フレーム11の爪11dに係合する溝部12bとを備えている。
金属カバー13は、対物レンズ31から出射されるレーザ光を通過させる穴部13aを有しており、対物レンズ駆動機構40を覆っている。
レーザ光源装置21、レーザ光源装置22およびモニタ用受光素子23は、装置フレーム11に搭載されており、金属カバー12によって覆われている。
光学系30は、レーザ光源装置21から出射されたレーザ光を透過しレーザ光源装置22から出射されたレーザ光を反射する光路合成用の偏光プリズム32と、レーザ光源装置21および偏光プリズム32の間に配置されて1/2波長板が一体に構成された回折素子33と、レーザ光源装置22および偏光プリズム32の間に配置された回折素子34およびリレーレンズ35と、モニタ用受光素子23および偏光プリズム32の間に配置されて偏光プリズム32から出射されたレーザ光を部分反射するハーフミラー36と、偏光プリズム32から出射されてハーフミラー36によって反射されたレーザ光に1/4波長の位相差を生じさせる1/4波長板37と、1/4波長板37を透過したレーザ光を平行光にするコリメートレンズ38と、コリメートレンズ38によって平行光にされたレーザ光を光記録ディスクに向けて立ち上げる立ち上げミラー39とを含んでいる。
偏光プリズム32、回折素子33、回折素子34、リレーレンズ35、ハーフミラー36、1/4波長板37、コリメートレンズ38および立ち上げミラー39は、装置フレーム11に搭載されている。偏光プリズム32、回折素子33、回折素子34、リレーレンズ35、ハーフミラー36および1/4波長板37は、金属カバー12によって覆われている。コリメートレンズ38および立ち上げミラー39は、対物レンズ駆動機構40によって覆われている。
フレキシブル回路基板50は、レーザ光源装置21と電気的に接続される図示していない端部と、レーザ光源装置22と電気的に接続される端部50bと、モニタ用受光素子23と電気的に接続される端部50cと、信号検出用受光素子24と電気的に接続される端部50dと、対物レンズ駆動機構40と電気的に接続される図示していない端部とを備えており、部分的に折り曲げられて立体的に装置フレーム11に搭載されて金属カバー12によって覆われている。
図4は、一部の部品が取り除かれた状態での光ヘッド装置10の上面側から見た斜視図であって、ハーフミラー36の近傍の図である。図5は、光ヘッド装置10の底面側から見た斜視図であって、ハーフミラー36の近傍の図である。図6は、光ヘッド装置10の側面断面図であって、ハーフミラー36の近傍の図である。図7は、光ヘッド装置10の底面図であって、ハーフミラー36の近傍の図である。
図4〜図7に示すように、装置フレーム11は、装置フレーム11の矢印10aで示す厚み方向に立ち上げられて光学素子としてのハーフミラー36が固定される壁部11eと、壁部11eが立ち上げられた閉鎖部としての底部11fとを有している。壁部11eは、ハーフミラー36の光路が形成可能に切り欠かれた切り欠き11gを挟むその両側へハーフミラー36の一方側と他方側とがそれぞれ固定可能に設けられている。切り欠き11gは、矢印10aで示す厚み方向とは直交する方向に壁部11eを貫通している。切り欠き11gは、矢印10aで示す厚み方向の一方側、すなわち、底面側が閉鎖部としての底部11fによって閉じている。また、他方側、すなわち、上面側が開口している。底部11fには、ハーフミラー36に対して矢印10aで示す厚み方向の一方側、すなわち、底面側に配置されて矢印10aで示す厚み方向に貫通した貫通孔11hが2つ形成されている。なお、この貫通孔11hには、詳細は後述するが、ハーフミラー36を壁部11eに固定する際、底部11fに対して500μm離れた位置になるようにハーフミラー36を支持するための治具900が挿通される。したがって、貫通孔11hは、治具900を挿入可能に形成されている。
ハーフミラー36は、平板状に形成されその平面方向の両端部としての2つの端部36aが前記一方側および他方側として壁部11eに接着固定されるとともに、平面方向の両端部である2つの端部36aの間に配置された中間部36bを有している。2つの端部36aは、ハーフミラー36の光路の延在方向および矢印10aで示す厚み方向の双方と直交する方向の両端に配置されている。ハーフミラー36は、装置フレーム11が熱変形したときに装置フレーム11の底部11fが接触すると光軸がずれる恐れがあるので、そのような光軸のずれを防止するために装置フレーム11の底部11fに対して500μm離れて壁部11eに固定されている。
光ヘッド装置10は、ハーフミラー36を壁部11eに接着固定する第1の接着剤としての接着剤14aと、接着剤14aより矢印10aで示す厚み方向の一方側、すなわち、底面側に配置されてハーフミラー36を底部11fに接着固定する第2の接着剤としての接着剤14bとを有している。壁部11eは、ハーフミラー36の光路の延在方向および矢印10aで示す厚み方向の双方と直交する方向において切り欠き11gの両側に配置された部分でハーフミラー36の端部36aと接着剤14aによって接着固定されている。底部11fは、貫通孔11hの近傍でハーフミラー36の中間部36bと接着剤14bによって貫通孔11h毎に2箇所で接着固定されている。
ここで、本形態において、接着剤14aおよび接着剤14bは、紫外線硬化型接着剤である。接着剤14bは、接着剤14aより硬化後の硬度が大きい。すなわち、接着剤14bは、例えば硬度が90以上(ショアA)が用いられ、接着剤14aは、例えば硬度が90以下(ショアA)のものが用いられている。なお、接着剤14bにはフィラー入りの接着剤を用いてもよい。
次に、光ヘッド装置10の動作について説明する。
図3に示すように、レーザ光源装置21から出射されたレーザ光は、偏光プリズム32を透過してハーフミラー36に入射する。ハーフミラー36に入射したレーザ光の一部は、ハーフミラー36を透過してモニタ用受光素子23に検出され、レーザ光源装置21から出射されるレーザ光の光量の制御に使用される。ハーフミラー36に入射したレーザ光の一部は、ハーフミラー36によって反射されて、1/4波長板37、コリメートレンズ38を透過して立ち上げミラー39によって立ち上げられて、対物レンズ31を透過して、光記録ディスクの記録面に到達する。
同様に、レーザ光源装置22から出射されたレーザ光は、偏光プリズム32で反射されてハーフミラー36に入射する。ハーフミラー36に入射したレーザ光の一部は、ハーフミラー36を透過してモニタ用受光素子23に検出され、レーザ光源装置22から出射されるレーザ光の光量の制御に使用される。ハーフミラー36に入射したレーザ光の一部は、ハーフミラー36によって反射されて、1/4波長板37、コリメートレンズ38を透過して立ち上げミラー39によって立ち上げられて、対物レンズ31を透過して、光記録ディスクの記録面に到達する。
更に、光記録ディスクの記録面に記録された情報を再生する場合には、光記録ディスクの記録面に到達したレーザ光は、記録面で反射されて戻り光となる。戻り光は、対物レンズ31を透過して、立ち上げミラー39によって反射されて、コリメートレンズ38、1/4波長板37、ハーフミラー36を透過した後、信号検出用受光素子24に検出される。
次に、装置フレーム11へのハーフミラー36の固定方法について説明する。
図8は、ハーフミラー36の側面図であって、ハーフミラー36が装置フレーム11に固定されるときの図である。
まず、図8に示すように、ハーフミラー36は、装置フレーム11の底面側から底部11fの貫通孔11hに通された治具900によって、底部11fに対して500μm離れた位置になるように支持される。
次いで、接着剤14aは、装置フレーム11の壁部11eと、ハーフミラー36の端部36aとに跨るように塗布され、紫外線が照射されることによって硬化させられる。したがって、ハーフミラー36は、装置フレーム11の壁部11eに接着剤14aによって接着固定される。
次いで、治具900が外される。
最後に、接着剤14bは、装置フレーム11の底面側から底部11fの貫通孔11hを介して装置フレーム11の底部11fと、ハーフミラー36の中間部36bとに跨るように塗布され、装置フレーム11の底面側から底部11fの貫通孔11hを介して紫外線が照射されることによって硬化させられる。したがって、ハーフミラー36は、装置フレーム11の底部11fに接着剤14bによって接着固定される。
以上に説明したように、光ヘッド装置10では、硬化後の硬度の異なる複数種類の接着剤によってハーフミラー36を装置フレーム11に接着固定させており、この硬化後の硬度の異なる複数種類の接着剤を塗布する場所を、装置フレーム11の歪みを考慮し決定している。すなわち、熱や衝撃によって装置フレーム11が歪んだときの歪みが大きい箇所には硬化後の硬度が低い接着剤14aが塗布され、歪みが小さい箇所には硬化後の硬度が高い接着剤14bが塗布されている。歪みが大きい箇所にも接着剤14bより硬化後の硬度が小さい接着剤14aが塗布されているので熱や衝撃によって装置フレーム11が歪んだ場合であっても剥離や亀裂を抑制することができる。このように、硬化後の硬度の異なる複数種類の接着剤を塗布する場所を、装置フレーム11の歪みを考慮し決定しているので、硬化後の接着剤14a、14bに亀裂剥離等の不具合が発生せず、ハーフミラー36の光軸を維持することが可能である。本発明によれば、複数種類の硬度の接着剤14a、14bを装置フレーム11の歪みを考慮して配設することによってハーフミラー36の装置フレーム11への接着固定を強化することができる。したがって、光ヘッド装置10は、装置フレーム11の変形によるハーフミラー36の光軸のずれを従来より抑えることができる。
特に、装置フレーム11の壁部11eは、レーザ光源装置22が近傍に配置されており、熱や衝撃による装置フレーム11の歪みがレーザ光源装置22の重さによって生じ易い。レーザ光源装置22が記録機能を有している場合には、レーザ光源装置22が多くの熱を発するため、レーザ光源装置22の熱容量を上げるためにレーザ光源装置22のサイズが大きくなり、結果としてレーザ光源装置22の重さも重くなる。また、レーザ光源装置22のサイズが大きくなると、レーザ光源装置22のサイズが大きくなった分、装置フレーム11の厚みが薄くなるので、装置フレーム11の壁部11eの歪みが益々発生し易い。
なお、接着剤14aが塗布されている箇所より底部11f側であれば、接着剤14aが塗布されている箇所より歪みが小さいので、接着剤14bは、底部11f上でなくても、図9に示すように壁部11e上に塗布されていても良い。
また、光ヘッド装置10は、装置フレーム11に貫通孔11hを有しているので、貫通孔11hを介して接着剤14bを容易に塗布することができる。
また、光ヘッド装置10は、貫通孔11hの近傍でハーフミラー36が接着剤14bによって接着固定されることにより剛性の大きい、すなわち歪みが小さい底部11fにハーフミラー36が接着固定されているので、硬化後の接着剤14bに亀裂剥離等の不具合が発生せず、ハーフミラー36の光軸を維持することができる。
さらに、光ヘッド装置10は、接着剤14bとして例えば、紫外線硬化型接着剤が用いられた場合でも貫通孔11hを介して紫外線が照射されることにより接着剤14bが硬化させられることができる。
また、光ヘッド装置10は、貫通孔11hが治具900を挿入可能に形成されているので、位置保持用の治具900を挿入する貫通孔11hで接着剤14bの塗布用の孔を兼用することができる。
また、光ヘッド装置10は、装置フレーム11がハーフミラー36の中間部36bと接着剤14bによって接着固定されているので、位置保持用の治具900を挿入する貫通孔11hをハーフミラー36の中間部36bの周辺に形成することができる。したがって、ハーフミラー36は、治具900によって確実に保持されることができる。治具900によってハーフミラー36の端部36aが支持されるようになっていると、治具900によるハーフミラー36の保持位置が若干ずれたり、治具900が多少動いただけでもハーフミラー36が治具900から外れ易いからである。
なお、本実施の形態において、2種類の接着剤によって装置フレーム11に接着固定される光学素子としてハーフミラー36について説明したが、本発明は、ハーフミラー以外の光学素子にも適用することができる。
本発明の一実施の形態に係る光ヘッド装置の斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置の分解斜視図である。 図1に示す光ヘッド装置の斜視図であって、一部の部品が取り除かれた状態での図である。 一部の部品が取り除かれた状態での図1に示す光ヘッド装置の上面側から見た斜視図であって、ハーフミラーの近傍の図である。 図1に示す光ヘッド装置の底面側から見た斜視図であって、ハーフミラーの近傍の図である。 図1に示す光ヘッド装置の側面断面図であって、ハーフミラーの近傍の図である。 図1に示す光ヘッド装置の底面図であって、ハーフミラーの近傍の図である。 図1に示す光ヘッド装置のハーフミラーの側面図であって、ハーフミラーが装置フレームに固定されるときの図である。 図6に示す例とは異なる例での図1に示す光ヘッド装置の側面断面図であって、ハーフミラーの近傍の図である。
符号の説明
10 光ヘッド装置
11 装置フレーム
11e 壁部
11f 底部(閉鎖部)
11g 切り欠き
11h 貫通孔
14a 接着剤(第1の接着剤)
14b 接着剤(第2の接着剤)
30 光学系
36 ハーフミラー(光学素子)
36a 端部
36b 中間部

Claims (4)

  1. 光源から出射された出射光を光記録媒体に導くとともに前記出射光が前記光記録媒体で反射した戻り光を受光素子に導く光学系と、前記光学系が搭載された装置フレームと、前記光学系の光学素子を前記装置フレームに接着固定する接着剤とを有し、
    前記装置フレームは、前記装置フレームの厚み方向に立ち上げられて前記光学素子が固定される壁部を有し、
    前記壁部は、前記光学素子の光路が形成可能に切り欠かれた切り欠きを挟むその両側へ前記光学素子の一方側と他方側とがそれぞれ固定可能に設けられ、
    前記切り欠きは、前記厚み方向の一方側が閉じていて他方側が開口しており、
    前記接着剤は、前記光学素子を前記壁部に接着固定する第1の接着剤と、前記第1の接着剤より前記厚み方向の前記一方側に配置されて前記光学素子を前記装置フレームに接着固定する第2の接着剤とを含み、
    前記第2の接着剤は、前記第1の接着剤より硬化後の硬度が大きいことを特徴とする光ヘッド装置。
  2. 前記装置フレームは、前記光学素子に対して前記厚み方向の前記一方側を閉じる閉鎖部を有し、該閉鎖部には、前記厚み方向に貫通した貫通孔が形成され、前記貫通孔の近傍で前記光学素子と前記第2の接着剤によって接着固定されていることを特徴とする請求項1に記載の光ヘッド装置。
  3. 前記貫通孔は、前記光学素子が前記壁部に接着固定される際に前記光学素子が位置保持されるための治具を挿入可能に形成されていることを特徴とする請求項2に記載の光ヘッド装置。
  4. 前記光学素子は、平板状に形成されその平面方向の両端部が前記一方側と前記他方側として前記壁部に接着固定されるとともに、前記平面方向の両端部の間に配置された中間部を有し、
    前記壁部は、前記両端部と前記第1の接着剤によって接着固定され、
    前記閉鎖部は、前記光学素子の前記中間部と前記第2の接着剤によって接着固定されていることを特徴とする請求項3に記載の光ヘッド装置。
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