JP2009242566A - インクジェット記録用インク - Google Patents

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Abstract

【課題】 汎用の顔料を使用し、溶剤および/または光重合性化合物を主成分とする油性系媒体で、顔料の再凝集等もなく貯蔵安定性や分散安定性に優れるインクジェットプリンター用顔料インクを提供する。
【解決手段】 希釈剤に溶解可能な顔料分散剤、該顔料分散剤を溶解しうる希釈剤、及び着色剤を含み、該着色剤として、顔料(A)表面に、非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)と非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)とを重合することにより得られるポリマー(P)を有する変性顔料(D)を含有するインクジェット記録用インク。
【選択図】 なし

Description

本発明は、着色剤として変性顔料を使用したインクジェット記録用インクに関する。
従来より、インクジェット記録用インクには色材に染料を用いた水性染料インクが使用されている。水性染料インクは、保存安定性に優れ、インクジェットプリンターのノズルを詰まらせにくく、更に得られる印刷物は光沢に優れるといった数々の利点がある。しかし、耐候性の不良により印刷物の長期間の保存ができないといったことや、耐水性、耐光性に劣るといった、染料由来の欠点が指摘されており、近年では、耐候性、耐水性、耐光性に優れた顔料を用いたインクジェット記録用インクの開発が進められている。
顔料系インクは顔料が媒体に不溶であるため、一般に分散安定性が悪い、ノズル部で目詰まりを起こしやすい等の問題を有している。
一方、顔料を非極性の絶縁性溶媒に分散させたインク(以下、油性顔料インクと称する)は、溶媒の紙への吸収性が良いため滲みが少なく、又、記録画像の耐水性が良いなどの利点がある。しかしながらやはり分散安定性が悪いため、ノズル部で目詰まりを起こしやすい等の問題を依然として有していた。更に顔料自体には記録紙に対する固着能がないために耐擦過性に乏しいという大きな欠点を有する。
更に近年は水性染料インクを使用した一般のインクジェットプリンターで写真画質での高画質化が達成されており、顔料インクでも発色性や透明性を上げるためにできるだけ顔料をできるだけ微細化し、且つその分散状態を安定に保持することが要求される。
しかし顔料は、微細にすればするほど同時に顔料一次粒子の破砕が起き、更に、表面エネルギーが増加し凝集エネルギーが大きくなるため、再凝集が起こりやすくなり、結局は微細化した顔料分散体の貯蔵安定性が損なわれるといった弊害が生じてくる。
これらを改良するために、非水溶媒に不溶、あるいは半溶解な樹脂で顔料粒子を被覆することが提案されている。例えば、特許文献1には、マイクロカプセル法等により顔料を樹脂で被覆した油性インクが記載されている。また特許文献2には、非水溶媒中に、着色剤を表面処理した着色成分を該非水溶媒中に微粒子状に分散して得た着色成分微粒子をシード粒子として、モノマー及び重合体主鎖の一部分が架橋され該非水溶媒に可溶性の重合体からなる分散安定化剤とを加え、重合開始剤の存在下に分散重合させることにより得られる着色樹脂粒子を含有するインクジェットプリンタ用油性インク組成物が記載されている。
しかしながら特許文献1に記載の方法では、顔料内包樹脂粒子を均一に微粒子分散することが困難であり、しかも分散安定性も十分ではないため、インクとしての信頼性に問題があった。
また、特許文献2に記載の方法は、使用する顔料あるいは顔料の表面処理方法によっては全く効果が得られないことがあり(例えば特許文献2の比較例1〜3参照)、即ち汎用的な方法とは言えない。
特開平4−25574号公報 特開2004−285170号公報
本発明の課題は、汎用の顔料を使用し、溶剤および/または光重合性化合物を主成分とする油性系媒体で、顔料の再凝集等もなく貯蔵安定性や分散安定性に優れるインクジェットプリンター用顔料インクを提供することにある。
本発明者は、先に発明した(特願2006−267283号公報)、顔料表面に、非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマーと非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体とを共重合することにより得られるポリマーを有することを特徴とする顔料が、インクジェットプリンター用油性顔料インクとして調整したときに分散安定性に優れることを見出し、本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、有機溶剤に溶解可能な顔料分散剤、該顔料分散剤を溶解しうる溶剤、及び着色剤を含み、該着色剤として、顔料(A)表面に、非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)と非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)とを重合することにより得られるポリマー(P)を有する変性顔料(D)を含有するインクジェット記録用インクを提供する。
また本発明は、有機溶剤に溶解可能な顔料分散剤、該顔料分散剤を溶解しうる溶剤、及び着色剤を含み、該着色剤として、顔料(A)、非水溶媒及び非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)の存在下で、該非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)を重合させる変性顔料(D)を含有するインクジェット記録用インクを提供する。
本発明により、汎用の顔料を使用し、溶剤および/または光重合性化合物を主成分とする油性系媒体で、顔料の再凝集等もなく貯蔵安定性や分散安定性に優れるインクジェットプリンター用顔料インクが得られる。
(変性顔料(D))
本発明で着色剤として使用する変性顔料(D)は、汎用の顔料(A)、非水溶媒、及び該非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)の存在下で、該非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)を重合させる、いわゆるin−situ重合により得ることができる。
従来、in−situ重合法は顔料が分散安定剤に微細かつ安定に分散された重合の場を必要とすると考えられていたが、本発明では非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)で顔料(A)の表面が濡らされる事により形成される顔料(A)と非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)の界面が重合の場になると考えられ、顔料が分散安定剤に微細かつ安定に分散された場は必須ではないため、微細に分散された状態を形成するための顔料の表面処理等は必ずしも必要ではなく、広範囲の種類の顔料に適用できるものである。
(変性顔料(D) 顔料(A))
本発明で使用する顔料(A)は、公知慣用の有機顔料あるいは無機顔料の中から選ばれる少なくとも一種の顔料である。また、本発明は未処理顔料、処理顔料のいずれでも適用することができる。
変性顔料(D)の調製に用いる顔料(A)としては、硫酸バリウム、硫酸鉛、酸化チタン、黄色鉛、ベンガラ、酸化クロム、カーボンブラック等の無機顔料、アントラキノン系顔料、ペリレン系顔料、ジスアゾ系顔料、フタロシアニン系顔料、イソインドリン系顔料、ジオキサジン系顔料、キナクリドン系顔料、ペリノン系顔料、ベンズイミダゾロン系顔料等が挙げられる。これらを単独または混合して用いることができる。
黒色顔料としては、耐光性に優れ、隠蔽力の高いファーネスブラック、ランプブラック、アセチレンブラック、チャンネルブラックなどのカーボンブラックを使用するのが好ましい。具体的には、たとえば、ラーベン(Raven)7000、ラーベン5750、ラーベン5250、ラーベン5000ウルトラ(ULTRA)II、ラーベン3500、ラーベン2500ウルトラ、ラーベン2000、ラーベン1500、ラーベン1255、ラーベン1250、ラーベン1200、ラーベン1190ウルトラII、ラーベン1170、ラーベン1080ウルトラ、ラーベン1060ウルトラ、ラーベン790ウルトラ、ラーベン780ウルトラ、ラーベン760ウルトラ(以上、コロンビアン・カーボン社製)、リーガル(Regal)400R、リーガル 330R、リーガル660R、モーグル(Mogul)L、モナーク(Monarch)700、モナーク(Monarch)800、モナーク 880、モナーク900、モナーク1000、モナーク1100、モナーク1300、モナーク1400(以上、キャボット社製)、カラーブラックFW1、カラーブラックFW2、カラーブラックFW2V、カラーブラック18、カラーブラックFW200、カラーブラックS150、カラーブラックS160、カラーブラックS170、プリンテックス(Printex)35、プリンテックスU、プリンテックスV、プリンテックス140U、プリンテックス140V、スペシャルブラック6、スペシャルブラック5、スペシャルブラック4A、スペシャルブラック4(以上、デグッサ社製)、No.25、No.33、No.40、No.45 、No.45L、No.47、No 52、No.900、No.960、No.2300、MCF−88、MA600、MA7、MA8、MA100(以上、三菱化学社製)、などが挙げられる。
さらに、色の三原色である、シアン、マゼンタ、およびイエローの代表的な有機顔料の中で、本発明において好適に使用できる顔料を以下に例示する。
シアンの顔料としては、たとえば、C.I.ピグメントブルー1、C.I.ピグメントブルー2、C.I.ピグメントブルー3、C.I.ピグメント ブルー15、C.I.ピグメント ブルー15:1、C.I.ピグメント ブルー15:3、C.I.ピグメントブルー15:6、C.I.ピグメントブルー16、C.I.ピグメントブルー22、C.I.ピグメントブルー60、などが挙げられる。
マゼンタの顔料としては、たとえば、C.I.ピグメントレッド5、C.I.ピグメントレッド7、C.I.ピグメントレッド12、C.I.ピグメントレッド48、C.I.ピグメントレッド48:1、C.I.ピグメントレッド57、C.I.ピグメントレッド112、C.I.ピグメントレッド122、C.I.ピグメントレッド123、C.I.ピグメントレッド146、C.I.ピグメントレッド168、C.I.ピグメントレッド184、C.I.ピグメントレッド202、などが挙げられる。
イエローの顔料としては、たとえば、C.I.ピグメントイエロー1、C.I.ピグメントイエロー2、C.I.ピグメントイエロー3、C.I.ピグメントイエロー12、C.I.ピグメントイエロー13、C.I.ピグメントイエロー14、C.I.ピグメント イエロー16、C.I.ピグメントイエロー17、C.I.ピグメントイエロー73、C.I.ピグメントイエロー74、C.I.ピグメントイエロー75、C.I.ピグメントイエロー83、C.I.ピグメントイエロー93、C.I.ピグメントイエロー95、C.I.ピグメントイエロー97、C.I.ピグメントイエロー98、C.I.ピグメントイエロー114、C.I.ピグメントイエロー128、C.I.ピグメントイエロー129、C.I.ピグメントイエロー151、C.I.ピグメントイエロー154、などが挙げられる。
顔料の粒子径は、一次粒子径が1〜500nmの範囲にあるのが好ましく、さらに好ましいのは20〜200nmの範囲である。また、媒体中に分散した後の顔料の粒子径は、10〜300nmの範囲にあるのが好ましく、さらに好ましいのは、50〜150nmの範囲である。顔料の一次粒子径の測定は、電子顕微鏡や、ガスまたは溶質による吸着法、空気流通法、X 線小角散乱法などで行うことができる。分散後の顔料粒子径の測定は、公知慣用の遠心沈降方式、レーザー回折方式(光散乱方式)、ESA 方式、キャピラリー方式、電子顕微鏡方式などで行うことができる。好ましいのは、動的光散乱法を利用したマイクロトラックUPAによる測定である。
本発明においては特に有機顔料であると、本発明の効果をより発揮することができ好ましい。
(変性顔料(D) 非水溶媒)
本発明で使用する非水溶媒は、脂肪族および/または脂環式炭化水素系溶剤を必須とする有機溶剤である。脂肪族および/または脂環式炭化水素系溶剤としては、例えば、n−ヘキサン、n−ヘプタン、シェルケミカルズ社製品の「ロウス」もしくは「ミネラルスプリットEC」、エクソンモービルケミカル社製品の「アイソパーC」、「アイソパーE」、「アイソパーG」、「アイソパーH」、「アイソパーL」、「アイソパーM」、「ナフサ3号」、「ナフサ5号」もしくは「ナフサ6号」、出光石油化学株式会社製品の「ソルベント7号」、「IPソルベント1016」、「IPソルベント1620」、「IPソルベント2028」もしくは「IPソルベント2835」、株式会社ジャパンエナジー製品の「ホワイトゾール」丸善石油化学株式会社製品の「マルカゾール8」、新日本石油株式会社製品の「AFソルベント4号」、「AFソルベント5号」、「AFソルベント6号」および「AFソルベント7号」等が挙げられる。
また、本発明の効果を損なわない範囲において、他の有機溶剤を混合して使用してもよい。このような有機溶剤としては、具体的には例えば、丸善石油化学株式会社製品の「スワゾール100ないしは150」、トルエンもしくはキシレンの等の芳香族炭化水素系溶剤類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸−n−ブチルもしくは酢酸アミルの等のエステル類;アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトン、メチルアミルケトンもしくはシクロヘキサノンの等のケトン類;またはメタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノールもしくはn−ブタノールの等のアルコール類が挙げられる。
混合して使用する際には、前記脂肪族および/または脂環式炭化水素系溶剤の使用量を、50質量%以上とすることが好ましく、より好ましくは60質量%以上である。
(変性顔料(D) 非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B))
本発明で使用する非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)とは、具体的には、
炭素原子数4個以上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする重合性不飽和単量体の共重合体に重合性不飽和基を導入したポリマー、
あるいは、炭素原子数4個以上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする重合性不飽和単量体の共重合体からなるマクロモノマー
などを指称するものである。
炭素原子数4個以上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートとしては、例えば、n−ブチル(メタ)アクリレート、i−ブチル(メタ)アクリレート、t−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリル(メタ)アクリレート、ステアリル(メタ)アクリレート、イソステアリル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、等が挙げられる。
また、アルキル(メタ)アクリレート以外の使用が可能な重合性不飽和単量体として、スチレン、α−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレンもしくはビニルトルエンの等の芳香族系ビニル系モノマー、ベンジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノ(メタ)アクリレート、ジエチルアミノ(メタ)アクリレート、ジブロモプロピル(メタ)アクリレートもしくはトリブロモフェニル(メタ)アクリレートの等の(メタ)アクリレート類、マレイン酸、フマル酸もしくはイタコン酸の等の不飽和ジカルボン酸と1価アルコールとのジエステル類、安息香酸ビニル、「ベオバ」(オランダ国シェル社製のビニルエステル)の等のビニルエステル類等が挙げられ、前記のアルキル(メタ)アクリレート類とともに共重合して使用することができる。
これらのアルキル(メタ)アクリレート以外の使用が可能な重合性不飽和基含有単量体の単独の重合体は該非水媒体での溶解性が低いため、アルキル(メタ)アクリレートとランダム重合体として使用されることが好ましい。ブロック状あるいはグラフト状に共重合を行った場合は、該非水媒体での溶解性を著しく低下させるため、あまり好ましくない。
これらの重合性不飽和単量体は単独で使用してもよいし、複数種を組み合わせて使用してもよい。中でも、n−ブチル(メタ)アクリレート、2−エチルヘキシル(メタ)アクリレート、ラウリルメタクリレート等の炭素数4個から12個のアルキル基を持つ直鎖あるいは分岐のアルキル(メタ)アクリレートの使用が特に好ましい。
炭素原子数4個以上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする重合性不飽和単量体の共重合体は、前記重合性不飽和単量体を常法により重合することで得られる。
前記炭素原子数4個以上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートを主成分とする重合性不飽和単量体の共重合体へ、重合性不飽和基を導入する事により、重合性不飽和基を含有するポリマー(B)が得られる。
重合性不飽和基の導入方法としては、例えば、予め前記共重合成分としてアクリル酸やメタクリル酸等のカルボキシル基含有重合性単量体や、ジメチルアミノエチルメタクリレートやジメチルアミノプロピルアクリルアミド等のアミノ基含有重合性単量体を配合し共重合させ、カルボキシル基やアミノ基を有する前記共重合体を得、次に該カルボキシル基やアミノ基と、グリシジルメタクリレート等のグリシジル基及び重合性不飽和基を有する単量体を反応させる方法、
予め前記共重合成分として2−ヒドロキシエチルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルアクリレート等の水酸基含有単量体を配合し共重合させ、水酸基を有する前記共重合体を得、次に該水酸基と、イソシアネートエチルメタクリレートの等のイソシアネート基と重合性不飽和基を有する単量体を反応させる方法、
重合の際にチオグリコール酸を連鎖移動剤として使用して共重合体末端にカルボキシル基を導入し、該カルボキシル基に、グリシジルメタクリレートの等のグリシジル基と重合性不飽和基を有する単量体を反応させる方法、
重合開始剤として、アゾビスシアノペンタン酸の等のカルボキシル基含有アゾ開始剤を使用して共重合体にカルボキシル基を導入し、該カルボキシル基にグリシジルメタクリレートの等のグリシジル基と重合性不飽和基を有する単量体を反応させる方法等が挙げられる。中でも、アクリル酸やメタクリル酸等のカルボキシル基含有単量体あるいはジメチルアミノエチルメタクリレートやジメチルアミノプロピルアクリルアミド等のアミノ基含有単量体を共重合しておき、そのカルボキシル基あるいはアミノ基とグリシジルメタクリレートの等のグリシジル基と重合性不飽和基を有する単量体を反応させる方法が最も簡便であり好ましい。
(変性顔料(D) 非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる重合性不飽和単量体(C))
本発明で使用する、該非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる重合性不飽和単量体(C)とは、具体的には例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、n−プロピル(メタ)アクリレートもしくはi−プロピル(メタ)アクリレート、または(メタ)アクリロニトリル、酢酸ビニル、塩化ビニル、塩化ビニリデン、フッ化ビニルもしくはフッ化ビニリデンのようなオレフィン類などの、いわゆる反応性極性基(官能基)をもたないビニル系モノマー類;(メタ)アクリルアミド、ジメチル(メタ)アクリルアミド、N−t−ブチル(メタ)アクリルアミド、N−オクチル(メタ)アクリルアミド、ジアセトンアクリルアミド、ジメチルアミノプロピルアクリルアミドもしくはアルコキシ化N−メチロール化(メタ)アクリルアミド類などのアミド結合含有ビニル系モノマー類;ジアルキル〔(メタ)アクリロイロキシアルキル〕ホスフェート類もしくは(メタ)アクリロイロキシアルキルアシッドホスフェート類、またはジアルキル〔(メタ)アクリロイロキシアルキル〕ホスファイト類もしくは(メタ)アクリロイロキシアルキルアシッドホスファイト類;上記(メタ)アクリロイロキシアルキルアシッドホスフェート類ないしはアシッドホスファイト類のアルキレンオキシド付加物やグリシジル(メタ)アクリレートやメチルグリシジル(メタ)アクリレートなどエポキシ基含有ビニル系モノマーとリン酸または亜リン酸あるいはこれらの酸性エステル類とのエステル化合物をはじめ、3−クロロ−2−アシッドホスホキシプロピル(メタ)アクリレートなどのリン原子含有ビニル系モノマー類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジ−2−ヒドロキシエチルフマレートもしくはモノ−2−ヒドロキシエチルモノブチルフマレートまたは、ポリプロピレングリコールもしくは、ポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレート、あるいは「プラクセルFM、FAモノマー」(ダイセル化学株式会社製のカプロラクトン付加モノマー)の等の重合性不飽和カルボン酸のヒドロキシアルキルエステル類またはこれらとε−カプロラクトンとの付加物などをはじめ、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸もしくはシトラコン酸の等の不飽和モノ−ないしはジカルボン酸をはじめ、これらのジカルボン酸と1価のアルコールとのモノエステル類などの重合性不飽和カルボン酸類、または前記の重合性不飽和カルボン酸ヒドロキシアルキルエステル類とマレイン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ヘンゼントリカルボン酸、ベンゼンテトラカルボン酸、「ハイミック酸」、テトラクロルフタル酸もしくはドデシニルコハク酸の等のポリカルボン酸の無水物との付加物のような各種の不飽和カルボン酸類と「カージュラE」、やし油脂肪酸グリシジルエステルもしくはオクチル酸グリシジルエステルの等の1価のカルボン酸のモノグリシジルエステルまたはブチルグリシジルエーテル、エチレンオキシド、もしくはプロピレンオキシドの等のモノエポキシ化合物との付加物またはこれらとε−カプロラクトンとの付加物あるいはヒドロキシビニルエーテルのような水酸基含有重合性不飽和単量体類;ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレートなどのジアルキルアミノアルキル(メタ)アクリレート類;グリシジル(メタ)アクリレート、(β−メチル)グルシジル(メタ)アクリレート、(メタ)アリルグルシジルエーテルもしくは重合性不飽和カルボン酸類またはモノ−2−(メタ)アクリロイルオキシモノエチルフタレートの等の水酸基含有ビニルモノマーと前記ポリカルボン酸無水物との等モル付加物の等の各種の不飽和カルボン酸に、「エピクロン200」、「エピクロン400」、「エピクロン441」、「エピクロン850」もしくは「エピクロン1050」(大日本インキ化学工業(株)製のエポキシ樹脂〕、または「エピコート828」、「エピコート1001」もしくは「エピコート1004」(ジャパンエポキシレジン株式会社製エポキシ樹脂)、「アラルダイト6071」もしくは「アラルダイト6084」(スイス国チバ・ガイギー社製のエポキシ樹脂)、さらには「チッソノックス221」〔チッソ株式会社製のエポキシ化合物〕、または「デナコールEX−611」〔長瀬化成株式会社製のエポキシ化合物の等の、1分子中に少なくとも2個のエポキシ基を有する各種のポリエポキシ化合物を等モル比で付加反応させて得られるエポキシ基含有重合性化合物などのエポキシ基含有重合性不飽和単量体類;2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート−ヘキサメチレンジイソシアネート等モル付加物や、イソシアネートエチル(メタ)アクリレートの等のイソシアネート基とビニル基とを有するモノマーなどのイソシアネート基含有α,β−エチレン性不飽和単量体類;ビニルエトキシシラン、α−メタクリロキシプロピルトリメトキシシラン、トリメチルシロキシエチル(メタ)アクリレート、「KR−215、X−22−5002」(信越化学工業株式会社製品)等のシリコン系モノマー類などのアルコキシシリル基含有重合性不飽和単量体類;そして、(メタ)アクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、フマル酸、イタコン酸もしくはシトラコン酸の等の不飽和モノ−もしくはジカルボン酸をはじめ、これらのジカルボン酸と1価アルコールとのモノエステル類などのα,β−エチレン性不飽和カルボン酸類、または2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、4−ヒドロキシブチル(メタ)アクリレート、3−クロロ−2−ヒドロキシプロピル(メタ)アクリレート、ジ−2−ヒドロキシエチルフマレート、モノ−2−ヒドロキシエチル−モノブチルフマレートもしくはポリエチレングリコールモノ(メタ)アクリレートの等のα,β−不飽和カルボン酸ヒドロアルキルエステル類とマレイン酸、コハク酸、フタル酸、ヘキサヒドロフタル酸、テトラヒドロフタル酸、ベンゼントリカルボン酸、ベンゼンテトラカルボン酸、「ハイミック酸」、テトラクロルフタル酸もしくはドデシニルコハク酸の等のポリカルボン酸の無水物との付加物などのカルボキシル基含有α,β−エチレン性不飽和単量体類などがある。
中でも、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート等のC3以下のアルキル(メタ)アクリレート類の使用が好ましい。さらに、顔料表面の表面特性を変化させ、顔料分散剤あるいは顔料分散樹脂との相互作用を高めるために、少なくとも1種のカルボキシル基、スルホン酸基、リン酸基、ヒドロキシル基、ジメチルアミノ基等の官能基を含有する重合性不飽和単量体を、共重合する事が好ましい。
また、変性顔料(D)の使用時に顔料(A)からポリマーを溶出させないために、該ポリマーは架橋していると尚好ましい。架橋成分として使用する多官能重合性不飽和単量体としては、例えば、ジビニルベンゼン、エチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ジエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、トリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、ポリエチレングリコールジ(メタ)アクリレート、1,3−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,4−ブタンジオールジ(メタ)アクリレート、1,6−ヘキサンジオールジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコールジメタクリレート、トリメチロールプロパントリエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート、ペンタエリスリトールテトラ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリトールヘキサ(メタ)アクリレート、またはアリルメタクリレート等が挙げられる。
また、少なくとも1種の該非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる重合性不飽和単量体(C)を必須成分とするポリマーが該非水溶媒系で溶解しない使用範囲において、その他の重合性不飽和単量体を使用してもよい。その他の重合性不飽和単量体としては、例えば前述の炭素原子数4個以上のアルキル基を有するアルキル(メタ)アクリレートや前記のアルキル(メタ)アクリレート以外の使用が可能な重合性不飽和単量体が挙げられる。
本発明で使用する変性顔料(D)は、顔料(A)、非水溶媒、及び該非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)の存在下で、該非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)を重合させることで得られる。
顔料(A)と非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)は、重合を行う前に混合することが好ましい。混合方法としては、例えば、ホモジナイザー、ディスパー、ビーズミル、ペイントシェーカー、ニーダー、ロールミル、ボールミル、アトライター、サンドミル等を使用することが可能である。本発明においては、使用する顔料の形態は問わず、スラリー、ウエットケーキ、粉体のいずれの形態でもかまわない。即ち、本発明の製造方法においては、ウエットケーキのような水を含む顔料であっても使用可能である。
前記顔料(A)と前記ポリマー(B)の混合後に、重合性不飽和単量体(C)および後述の重合開始剤をさらに混合し、重合を行う事で変性顔料(D)が得られる。
その際、前記ポリマー(B)の使用量は目的に応じて適宜最適化されるので特に限定はないが、通常は顔料(A)100部に対して1〜200部を使用し、より好ましくは5〜50部、さらに好ましくは5〜30部である。
また、前記重合性不飽和単量体(C)の使用量も、目的に応じて適宜最適化されるので特に限定はないが、通常は顔料(A)100部に対して1〜200部を使用し、より好ましくは5〜50部、さらに好ましくは5〜30部である。
最終的に顔料にコートされる前記ポリマー(P)の量は、顔料(A)100部に対して、2〜400部が好ましく使用され、より好ましくは10〜100部、さらに好ましくは10〜60部である。その際、前記ポリマー(B)の100部に対して、少なくとも1種の前記重合性不飽和単量体(C)は通常10〜400部の割合で使用することが好ましく、好ましくは30〜400部、さらに好ましくは50〜200部である。
前記顔料(A)、前記非水溶媒、及び前記ポリマー(B)の存在下で、前記重合性不飽和単量体(C)を重合させる方法は、公知慣用の重合方法によって行えばよいが、通常は重合開始剤の存在下で行う。かかる重合開始剤としては、アゾビスイソブチロニトリル(AIBN)、2,2−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)、ベンゾイルパーオキシド、t−ブチルパーベンゾエート、t−ブチル−2−エチルヘキサノエート、t−ブチルハイドロパーオキシド、ジ−t−ブチルパーオキシド、またはクメンハイドロパーオキシドなどのラジカル発生重合触媒が単独で、あるいは2種以上の併用の形で用いられる。
重合開始剤は該非水溶媒系に溶解し難いものもあるため、前記重合性不飽和単量体(C)に溶解し、顔料(A)と前記ポリマー(B)の混合系に加える方法が好ましい。
また、前記重合性不飽和単量体(C)あるいは重合開始剤を溶解した前記重合性不飽和単量体(C)は、重合温度に達した状態で滴下法により加えることもできるが、昇温前の常温の状態で加え、充分に混合された後に昇温し、重合させる方法が安定であり好ましい。
重合温度は通常60℃〜130℃の範囲である。また顔料(A)が有機顔料の場合、重合温度があまり高温では該顔料の変質や結晶成長などの形態変化が著しい場合があるため、その場合は70〜100℃で重合することが好ましい。
重合後、ろ過により重合に使用した非水溶媒等を除去し、さらに乾燥、粉砕を行う事で粉体の変性顔料(D)として得ることができる。ろ過方法には、ヌッチェ、フィルタープレス等を使用できる。また乾燥には、箱型乾燥機、真空乾燥機、バンド乾燥機、スプレードライヤー等の公知の乾燥装置により乾燥することができる。また粉砕には、乳鉢、ハンマーミル、ディスクミル、ピンミル、ジェットミル等の公知の粉砕装置を使用することができる。
(インクジェット記録用インク)
本発明のインクジェット記録用インクは、希釈剤に溶解可能な顔料分散剤、該顔料分散剤を溶解しうる希釈剤、及び前記変性顔料(D)を含む。
本発明において、希釈剤とは、具体的には有機溶剤又は低分子の光重合性化合物を示す。使用する前記顔料分散剤を溶解しうる希釈剤が有機溶剤であれば、インクジェット記録用油性インクとして使用可能である。また、前記該顔料分散剤を溶解しうる希釈剤が低分子の光重合性化合物であれば、インクジェット記録用UVインクとして使用可能である。
以下、この2つについて詳細に説明する。
(希釈剤に溶解可能な顔料分散剤)
本発明で使用する希釈剤、即ち有機溶剤もしくは低分子の光重合性化合物に溶解可能な顔料分散剤とは、一般に溶媒として有機溶剤を使用する顔料分散に使用する公知のものを使用することができる。例を挙げれば、界面活性剤、顔料の中間体もしくは誘導体、染料の中間体もしくは誘導体、あるいは、ポリアミド系樹脂、ポリウレタン系樹脂、ポリエステル系樹脂、アクリル系樹脂などの樹脂型分散剤が挙げられる。上記各種分散剤の中でも、ポリエステル系およびアクリル系樹脂を使用するのが好ましい。
樹脂型分散剤の市販品としては、例えば、ビックケミー社製品の「DISPERBYK−130」、「DISPERBYK−161」、「DISPERBYK−162」、「DISPERBYK−163」、「DISPERBYK−170」、「DISPERBYK−171」、「DISPERBYK−174」、「DISPERBYK−180」、「DISPERBYK−182」、「DISPERBYK−183」、「DISPERBYK−184」、「DISPERBYK−185」、「DISPERBYK−2000」、「DISPERBYK−2001」、「DISPERBYK−2020」、「DISPERBYK−2050」、「DISPERBYK−2070」、「DISPERBYK−2096」、「DISPERBYK−2150」、チバスペシャルティーケミカルズ社製品の「EFKA1503」、「EFKA4010」、「EFKA4020」、「EFKA4300」、「EFKA4330」、「EFKA4340」、「EFKA4520」、「EFKA4530」、「EFKA5054」、「EFKA7411」、「EFKA7422」、「EFKA7431」、「EFKA7441」、「EFKA7461」、「EFKA7496」、「EFKA7497」、ルーブリゾール社製品の「ソルスパース3000」、「ソルスパース9000」、「ソルスパース13240」、「ソルスパース13650」、「ソルスパース13940」、「ソルスパース17000」、「ソルスパース18000」、「ソルスパース20000」、「ソルスパース21000」、「ソルスパース20000」、「ソルスパース24000」、「ソルスパース26000」、「ソルスパース27000」、「ソルスパース28000」、「ソルスパース32000」、「ソルスパース36000」、「ソルスパース37000」、「ソルスパース38000」、「ソルスパース41000」、「ソルスパース42000」、「ソルスパース43000」、「ソルスパース46000」、「ソルスパース54000」、「ソルスパース71000」、味の素ファインテクノ株式会社製品のアジスパー「PB−711」、「アジスパーPB−821」、「アジスパーPB−822」、「アジスパーPB−814」、「アジスパーPB−824」などを用いることが可能である。
また、レベリング剤、カップリング剤、カチオン系の界面活性剤なども併せて使用可能である。本発明において、これらの顔料分散剤は、2種以上を併用することもできる。
(希釈剤:有機溶剤)
また、インクジェット記録用油性インクの希釈剤として使用する有機溶剤としては、例えば、非極性な溶剤として、長鎖脂肪酸エステル、植物油エステル類、高級脂肪酸、植物油、炭化水素類、高級アルコール類などが挙げられる。極性の高い溶剤として、低級アルコール、グリコール類、グリコールエーテル類、グリコールエステル類、低級アルコールエステル、ピロリドン類などが挙げられる。インクジェットで使用する場合には、ヘッドオリフィスでの乾燥を抑制するために高沸点であることが望ましい。
非極性な溶剤としては、例えば、オレイン酸メチル、オレイン酸エチル、オレイン酸イソプロピル、オレイン酸イソブチル、リノール酸メチル、リノール酸イソブチル、リノール酸エチル、大豆油メチル、大豆油イソブチル、アマニ油ブチル、大豆油、アマニ油、ひまし油、新日本石油社製「日石ナフテゾールH、0号ソルベントH、アイソゾール300、アイソゾール400、AFソルベント5号、AFソルベント6号、AFソルベント7号」、エクソンモービル社製「ExxolD80、ExxolD110、ExxolD130、ExxolD140」(いずれも商品名)、イソミリスチルアルコール、イソパルミチルアルコール、イソステアリルアルコール、オレイルアルコール、イソノナン酸、イソミリスチン酸、ヘキサデカン酸、イソパルミチン酸、オレイン酸、イソステアリン酸などが挙げられる。
極性の高い溶剤としては、例えば、エチレングリコール、ジエチレングリコール、グリセリン、キシリトール、ジプロピレングリコールモノメチルエーテル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、エチレングリコールモノブチルエーテル、ジエチレングリコールモノブチルエーテル、トリエチレングリコールモノブチルエーテル、テトラエチレングリコールジメチルエーテル、プロピレングリコールモノメチルエーテルモノアセテート、イソプロピルアセテート、ピロリドン、N−メチルピロリドンなどが挙げられる。
上記の溶剤は、単独または混合溶剤として利用することができる。混合溶剤とすることで、後述のバインダー樹脂やその他添加物の溶解度、溶剤の蒸発速度、印刷される被記録媒体への適性(インクの定着性、ドットの広がり)をコントロールすることができる。
単独または混合して使用される有機溶剤は、インクジェット記録用油性インクとして、インクジェット吐出が可能となる粘度にするため、極力低粘度であることが好ましい。単独または混合で使用される溶剤の粘度が高すぎる場合、顔料、バインダー樹脂等を添加することが困難になり、インクジェット記録用油性インクを作成することが困難に成る、または、添加量としてわずかしか添加できなくなり、インク設計上不利である。
(希釈剤:低分子光重合性化合物)
また、インクジェット記録用UVインクの希釈剤として使用する低分子光重合性化合物としては、例えば、ラジカル重合型のものと、カチオン重合型のものがあり、双方の公知の光重合性化合物を広く使用することができる。
ラジカル重合型光重合性化合物としては、例えば単官能(メタ)アクリレート、多官能(メタ)アクリレートを単独または2 種以上併用して用いることができる。
本発明に使用できる単官能(メタ)アクリレートとしては例えば、メチル(メタ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、プロピル(メタ)アクリレート、ブチル(メタ)アクリレート、アミル(メタ)アクリレート、2 −エチルヘキシル(メタ)アクリレート、オクチル(メタ)アクリレート、ノニル(メタ)アクリレート、ドデシル(メタ)アクリレート、ヘキサデシル(メタ)アクリレート、オクタデシル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレート、メトキシエチル(メタ)アクリレート、ブトキシエチル(メタ)アクリレート、フェノキシエチル(メタ)アクリレート、ノニルフェノキシエチル(メタ)アクリレート、グリシジル(メタ)アクリレート、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレート、ジエチルアミノエチル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンタニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニロキシエチル(メタ)アクリレート等の(メタ)アクリレートが挙げられる。
また、多官能(メタ)アクリレートとしては例えば、1,3−ブチレングリコール、1,4−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、3−メチル−1,5−ペンタンジオール、1,6−ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,8−オクタンジオール、1,9−ノナンジオール、トリシクロデカンジメタノール、エチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、トリプロピレングリコール、ポリプロピレングリコール等のジ(メタ)アクリレート、トリス(2−ヒドロキシエチル)イソシアヌレートのジ(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール1モルに4モル以上のエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドを付加して得たジオールのジ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAの1モルに2モルのエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドを付加して得たジオールのジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパンの1モルに3モル以上のエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドを付加して得たトリオールのジまたはトリ(メタ)アクリレート、ビスフェノールAの1モルに4モル以上のエチレンオキサイドもしくはプロピレンオキサイドを付加して得たジオールのジ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレート,ペンタエリスリトールトリ(メタ)アクリレート,ジペンタエリスリトールのポリ(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性リン酸(メタ)アクリレート、エチレンオキサイド変性アルキルリン酸(メタ)アクリレート等が挙げられる。
また、カチオン重合型光重合性化合物の具体例としては、エポキシ化合物、ビニルエーテル化合物等を挙げることができる。
エポキシ化合物の具合例としては、ビスフェノールA型エポキシ化合物、ビスフェノールF型エポキシ化合物、フェノールノボラック型エポキシ化合物、トリメチロールプロパンポリグリシジルエーテル、ネオペンチルグリコールジグリシジルエーテル等の脂肪族系エポキシ化合物、ダイセル化学工業株式会社製のセロキサイド2000、3000、4000等の脂環式エポキシ化合物等を挙げることができる。
ビニルエーテル化合物の具体例としては、2−ヒドロキシエチルビニルエーテル、トリエチレングリコールビニルモノエーテル、テトラエチレングリコールジビニルエーテル、トリメチロールプロパントリビニルエーテル等をあげることができる。
中でも、低粘度で硬化乾燥速度の速いインクを得るためには、光重合性化合物としてラジカル重合型化合物である(メタ)アクリレートを使用することが好ましい。
前記光重合性化合物には、必要に応じて、前述の「希釈剤として使用する有機溶剤」を併用してもよいが、多量の使用は、硬化被膜の硬化性や耐久性を低下させるおそれがあることや、印刷物に溶剤が残留することがあり、衛生上や環境上にも好ましくないことから、できるだけ特に顔料分散剤の溶解性の高い光重合性化合物を使用することが好ましく、有機溶剤の含有量はインクの5重量%程度以下が好ましい。
溶解性の高い光重合性化合物としては、例えば、ラジカル重合型光重合性化合物として、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピル(メタ)アクリレート、テトラフルフリル(メタ)アクリレート、ネオペンチルグリコール(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート、ベンジル(メタ)アクリレートなどが挙げられる。中でも、2−ヒドロキシ−3−フェノキシプロピルアクリレートが特に好ましい。これらの顔料分散剤を溶解する(メタ)アクリレートの含有量は、インク中の顔料分散剤の含有量と同量以上含有させる事が好ましい。
また、顔料分散剤を溶解するカチオン重合型光重合性化合物としては、低粘度の脂環式エポキシ化合物を用いることが好ましく、具体的にはセロキサイド3000を挙げることができる。
(その他の成分 インクジェット記録用油性インク:バインダー樹脂等)
本発明のインクジェット記録用インクを、インクジェット記録用油性インクとして使用する場合は、記録物の定着性を保つためにバインダー樹脂を加えることが好ましい。バインダー樹脂としては、スチレン−(メタ)アクリル樹脂、スチレン−マレイン酸樹脂、ロジンフェノール樹脂、酢酸ビニル樹脂、ウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、シリコーン樹脂などが利用可能であるが、使用する溶剤に不溶性の樹脂ではヘッドオリフィスで目詰まりを起こすため、使用することが難しい。
また必要に応じて、界面活性剤、ぬれ剤などの添加剤を加え、最終的に質量換算で前記変性顔料(D)3〜15%に調整して、インクジェット記録用油性インクを得る。
また、得られたインクジェット記録用油性インクは、必要に応じて、超遠心分離やミクロフィルターによる濾過を行うことにより、粗大粒子の除去、分散粒子の粒子径分布の調整が出来、ノズル目詰まり等を極めて少なくすることが出来る。
(その他の成分 インクジェット記録用UVインク:光重合開始剤)
本発明のインクジェット記録用インクを、インクジェット記録用UVインクとして使用する場合は、前述の希釈剤として使用する光重合性化合物を硬化させる必要があることから、光重合開始剤を添加するのが好ましい。
本発明で使用する光ラジカル重合開始剤は、公知慣用のものがいずれも使用できる。光重合開始剤としては、分子開裂型または水素引き抜き型のものが本発明に好適である。
本発明に使用する光ラジカル重合開始剤として、ベンゾインイソブチルエーテル、2,4−ジエチルチオキサントン、2−イソプロピルチオキサントン、ベンジル、2,4,6−トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド6 −トリメチルベンゾイルジフェニルフォスフィンオキシド、2−ベンジル−2−ジメチルアミノ−1−(4−モルフォリノフェニル)−ブタン−1−オン、ビス(2,6−ジメトキシベンゾイル)−2,4,4−トリメチルペンチルフォスフィンオキシド等が好適に用いられ、さらにこれら以外の分子開裂型のものとして、1−ヒドロキシシクロヘキシルフェニルケトン、ベンゾインエチルエーテル、ベンジルジメチルケタール、2−ヒドロキシ−2−メチル−1−フェニルプロパン−1−オン、1−(4−イソプロピルフェニル)−2−ヒドロキシ−2−メチルプロパン−1−オンおよび2−メチル−1−(4−メチルチオフェニル)−2−モルフォリノプロパン−1−オン等を併用しても良いし、さらに水素引き抜き型光重合開始剤である、ベンゾフェノン、4−フェニルベンゾフェノン、イソフタルフェノン、4−ベンゾイル−4’−メチル−ジフェニルスルフィド等も併用できる。
また上記光ラジカル重合開始剤に対し、増感剤として例えば、トリメチルアミン、メチルジメタノールアミン、トリエタノールアミン、p−ジエチルアミノアセトフェノン、p−ジメチルアミノ安息香酸エチル、p−ジメチルアミノ安息香酸イソアミル、N,N−ジメチルベンジルアミンおよび4,4’−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノン等の、前述重合性成分と付加反応を起こさないアミン類を併用することもできる。もちろん、上記光ラジカル重合開始剤や増感剤は、光硬化性化合物への溶解性に優れ、紫外線透過性を阻害しないものを選択して用いることが好ましい。
光ラジカル重合開始剤と増感剤は光硬化性化合物や後述の光重合性オリゴマーの総量に対して0.1〜20質量%、好ましくは、4〜12質量%の範囲で用いる。
本発明に使用する光カチオン重合開始剤は公知慣用のものがいずれも使用できる。具体的には、トリフェニルスルフォニウムヘキサフルオロアンチモネート、トリフェニルスルフォニウムヘキサフルオロフォスフェート等のポリアリールスルフォニウム塩、ジフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート、P −ノニルフェニルヨードニウムヘキサフルオロアンチモネート等のポリアリールヨードニウム塩等を挙げることができる。これらの光カチオン重合開始剤は2種類以上を併用して使用することができる。
光カチオン重合開始剤は光硬化性化合物や後述の光重合性オリゴマーの総量に対して0.1〜20質量%,好ましくは,1〜10質量%の範囲で用いる。
(その他の成分 インクジェット記録用UVインク:光重合性オリゴマー)
本発明のインクジェット記録用インクを、インクジェット記録用UVインクとして使用する場合は、記録物の定着性を保つために、あるいは硬化性や硬化被膜の耐久性を付与する目的で、ポリウレタン(メタ)アクリレート等の光重合性オリゴマーを含有させることもできる。ポリウレタン(メタ)アクリレートを含有する光硬化性組成物が良好な硬化性を示す理由は、一般的な(メタ)アクリレートの末端二重結合に比べて、ポリウレタン(メタ)アクリレートの末端二重結合は近傍にウレタン結合が在るために開裂しやすいためであると考えられる。また,ポリウレタンの特性に由来して耐摩耗性が良好となる。
インクジェット用として使用するポリウレタン(メタ)アクリレートは、低粘度であるか、または結晶性等でポリウレタン(メタ)アクリレート自体の粘度は高くとも、(メタ)アクリレートで希釈されることによって容易に低粘度化することが必要である。このためには、長鎖ポリエーテル、ポリエステル等のポリオールを使用せず、ポリイソシアネートとモノヒドロキシ(メタ)アクリレートを反応させたポリウレタン(メタ)アクリレートを用いることが望ましい。
ポリウレタン(メタ)アクリレートは、ジェットインク組成物の粘度、硬化性の点から、インクジェット記録用インキの総量に対して、3 〜15 %の範囲で用いることが好ましい。
(比率)
本発明のインクジェット記録用インクにおける、前記希釈剤に溶解可能な顔料分散剤、前記顔料分散剤を溶解しうる希釈剤(有機溶剤あるいは光重合性化合物)、及び前記変性顔料(D)の各々の使用比率については特に限定はないが、一般的に、変性顔料(D)の100部に対して、5〜200部の顔料分散剤、好ましくは、10〜100の顔料分散剤、さらに好ましくは、10〜60の顔料分散剤を用い、希釈剤は、変性顔料(D)と顔料分散剤の固形分量の合計が10〜25%、好ましくは10〜20%になる様に使用される。
(分散方法)
本発明のインクジェット記録用インクは、前記変性顔料(D)を、前記顔料分散剤と前記希釈剤(有機溶剤あるいは光重合性化合物)とを混合した溶液中に分散する事により得られる。その際、公知慣用の顔料分散方法を使用する事ができ、ボールミル、サンドミル、ビーズミル、3本ロールミル、ペイントコンディショナー、アトライター、分散攪拌機、超音波等の分散機を使用して、顔料分散を行う事ができる。具体的な分散機器としては、スーパーアペックスミル(コトブキ技研工業社製)、ウルトラアペックスミル(コトブキ技研工業社製)、ドライスヴェルケPM―DCP撹拌式ビーズミル装置(ドライスヴェルケ社製)、ピコグレンミル(浅田鉄工(株)製)等を挙げることができる。
顔料分散の際に用いる摩砕媒介物としては、例えば、ジルコニア製又は鋼製の摩砕媒介物が挙げられ、これらの中でも、耐摩耗性に優れるジルコニア製の摩砕媒介物が特に好ましい。また、摩砕媒介物の直径は、0.01〜3.0mmの範囲が好ましく、0.05〜0.5mmの範囲が特に好ましい。摩砕媒介物の直径が3.0mmよりも大きい場合、湿式微粉砕が不十分となり、好ましくない。
本発明において被記録媒体上にインクジェット記録を行うことで、着色画像が被記録媒体上に形成された記録物を得ることが出来る。
本発明のインクジェット記録用インクは、公知慣用の被記録媒体へのインクジェット記録方法に使用することが出来る。この際の被記録媒体としては、例えば、PPC紙の様な普通紙、写真用紙(光沢)、写真用紙(絹目調)等の様なインクジェット記録用専用紙、オフセット印刷に使用される塗工紙、または、OHP フィルムの様な合成樹脂フィルムが挙げられる。なかでも本発明のインクジェット記録用インクは、インクジェット記録用専用紙、オフセット印刷に使用される塗工紙における発色性の向上に効果的である。
以下、本発明を実施例により説明する。特に断りのない限り、「部」および「%」は質量基準である。
<参考例1 非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B−1)の合成>
温度計、攪拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコに、ヘプタンの500部、酢酸ブチルの470部を仕込んで90℃に昇温し、同温度に達したところで、アクリル酸ブチルの985部、メタクリル酸の15部、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の7部からなる混合物を5時間かけて滴下し、滴下終了後も、同温度に10時間保持して反応を続行した。反応液の温度を50℃に下げ、t−ブチルピロカテコールの0.2部を酢酸ブチルの15部に溶解した溶液を加え、さらにグリシジルメタクリレートの15部、ジメチルアミノエタノールの30部を加えた後に、80℃まで昇温し、同温度で10時間反応を行う事で、非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B−1)の溶液を得た。
<参考例2 非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B−2)の合成>
参考例1と同様の反応装置に、ヘプタンの500部、酢酸ブチルの500部を仕込んで90℃に昇温し、同温度に達したところで、アクリル酸ブチルの950部、メタクリル酸ジメチルアミノエチルの50部、2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の7部からなる混合物を5時間かけて滴下し、滴下終了後も、同温度に10時間保持して反応を続行した。反応液の温度を50℃に下げ、t−ブチルピロカテコールの0.2部を酢酸ブチルの20部に溶解した溶液を加え、さらにグリシジルメタクリレートの20部を加えた後に、80℃まで昇温し、同温度で10時間反応を行う事で、非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B−2)の溶液を得た。
<参考例3 変性顔料(D−1)の合成>
ファーストゲンブルーTGR(大日本インキ化学工業株式会社のブルー顔料)のウエットケーキ(顔料分45%)の222部、参考例1で得られたポリマー(B−1)の10部、1.25mmのジルコニアビーズの600部、ヘプタンの300部をポリエチレン広口瓶に入れ、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社)で90分間混合を行った。ヘプタンの300部で希釈した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料混合液を作成した。
得られた顔料混合液の400部を温度計、攪拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えたセパラブルフラスコに仕込んだ後、重合性単量体(C)として、メタクリル酸メチルの3.1部およびエチレングリコールジメタクリレートの1.7部の重合性単量体組成物に2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の1部を溶解したものおよびヘプタンの200部を加えた。室温で30分間攪拌を続けた後、80℃に昇温し、同温度で15時間反応を続けた。降温後、濾過を行う事で、変性顔料と重合溶剤を分離した。得られた変性顔料を熱風乾燥機により100℃で5時間乾燥後、粉砕機にて粉砕を行う事で、変性顔料(D−1)を得た。
<参考例4 変性顔料(D−2)の合成>
ファーストゲンブルーTGR(大日本インキ化学工業株式会社のブルー顔料)のウエットケーキ(顔料分45%)の222部、参考例1で得られたポリマー(B−1)の15部、1.25mmのジルコニアビーズの600部、ヘプタンの300部をポリエチレン広口瓶に入れ、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社)で90分間混合を行った。ヘプタンの300部で希釈した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料混合液を作成した。
得られた顔料混合液の400部を参考例3と同様の反応装置に仕込んだ後、重合性単量体(C)として、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸の1部を20部のイオン交換水に溶解したものを加え、さらにメタクリル酸メチルの2.2部およびエチレングリコールジメタクリレートの1.7部の重合性単量体組成物に2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の1部を溶解したものおよびヘプタンの200部を加えた。室温で30分間攪拌を続けた後、80℃に昇温し、同温度で15時間反応を続けた。降温後、濾過を行う事で、変性顔料と重合溶剤を分離した。得られた変性顔料を熱風乾燥機により100℃で5時間乾燥後、粉砕機にて粉砕を行う事で、変性顔料(D−2)を得た。
<参考例5 変性顔料(D−3)の合成>
ファーストゲンブルーTGR(大日本インキ化学工業株式会社のブルー顔料)のウエットケーキ(顔料分45%)の222部、AB−6(東亜合成株式会社製ポリブチルアクリレートマクロモノマー)の10部、1.25mmのジルコニアビーズの600部、ヘプタンの300部をポリエチレン広口瓶に入れ、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社)で60分間混合を行った。ヘプタンの400部で希釈した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料混合液を作成した。
得られた顔料混合液の400部を参考例3と同様に反応装置に仕込んだ後、重合性単量体(C)としてt−ブチルアクリルアミドスルホン酸の0.8部を20部のイオン交換水に溶解したものを加え、さらにメタクリル酸メチルの2部およびエチレングリコールジメタクリレートの1.5部の重合性単量体組成物に2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の1部を溶解したものおよびヘプタンの140部を加えた。室温で30分間攪拌を続けた後、80℃に昇温し、同温度で15時間反応を続けた。降温後、濾過を行う事で、ポリマー処理顔料と重合溶剤を分離した。得られたポリマー処理顔料を熱風乾燥機により100℃で5時間乾燥後、粉砕機にて粉砕を行う事で、変性顔料(D−3)を得た。
<参考例6 変性顔料(D−4)の合成>
ファーストゲンスーパーマゼンタRTS(大日本インキ化学工業株式会社製のキナクリドン系顔料、C.I.Pigment Red 122)のウエットケーキ(顔料分40%)の250部、参考例2で得られたポリマー(B−2)の10部、1.25mmのジルコニアビーズの600部、ヘプタンの300部をポリエチレン広口瓶に入れ、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社)で60分間混合を行った。ヘプタンの300部で希釈した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料混合液を作成した。
得られた顔料混合液の400部を参考例3と同様に反応装置に仕込んだ後、重合性単量体(C)として、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸の1部を20部のイオン交換水に溶解したものを加え、さらにメタクリル酸メチルの1.8部およびエチレングリコールジメタクリレートの1.9部の重合性単量体組成物に2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の0.9部を溶解したものおよびヘプタンの200部を加えた。降温後、濾過を行う事で、ポリマー処理顔料と重合溶剤を分離した。得られたポリマー処理顔料を熱風乾燥機により100℃で5時間乾燥後、粉砕機にて粉砕を行う事で、変性顔料(D−4)を得た。
<参考例7 変性顔料(D−5)の合成>
IRGAPHOR Yellow 8GCF (チバスペシャリティーケミカルス株式会社製、C.I.Pigment Yellow 128)の100部、参考例2で得られたポリマー(B−2)の15部、1.25mmのジルコニアビーズの600部、ヘプタンの300部をポリエチレン広口瓶に入れ、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社)で60分間混合を行った。ヘプタンの400部で希釈した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料混合液を作成した。
得られた顔料混合液の400部を参考例3と同様に反応装置に仕込んだ後、重合性単量体(C)として、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸の0.5部を20部のイオン交換水に溶解したものを加え、さらにスチレンの2.2部およびジビニルベンゼン(成分が55%で、45%構造異性体(エチルビニルベンゼン)を含む)の4.7部の重合性単量体組成物に2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の1.5部を溶解したものおよびヘプタンの160部を加えた。室温で30分間攪拌を続けた後、80℃に昇温し、同温度で15時間反応を続けた。降温後、濾過を行う事で、ポリマー処理顔料と重合溶剤を分離した。得られたポリマー処理顔料を熱風乾燥機により100℃で5時間乾燥後、粉砕機にて粉砕を行う事で、変性顔料(D−5)を得た。
<参考例8 変性顔料(D−6)の合成>
カーボンブラック#960(三菱化学株式会社製C.I.Pigment Black7)の100部、参考例1で得られたポリマー(B−1)の20部、1.25mmのジルコニアビーズの600部、ヘプタンの300部をポリエチレン広口瓶に入れ、ペイントシェーカー(東洋精機株式会社)で60分間混合を行った。ヘプタンの400部で希釈した後、ジルコニアビーズを除去し、顔料混合液を作成した。
得られた顔料混合液の400部を参考例3と同様に反応装置に仕込んだ後、重合性単量体(C)として、t−ブチルアクリルアミドスルホン酸の0.8部を20部のイオン交換水に溶解したものを加え、さらにメタクリル酸メチルの4.3部およびエチレングリコールジメタクリレートの2.2部の重合性単量体組成物に2,2’−アゾビス(2−メチルブチロニトリル)の1.5部を溶解したものおよびヘプタンの120部を加えた。室温で30分間攪拌を続けた後、80℃に昇温し、同温度で15時間反応を続けた。降温後、濾過を行う事で、ポリマー処理顔料と重合溶剤を分離した。得られたポリマー処理顔料を熱風乾燥機により100℃で5時間乾燥後、粉砕機にて粉砕を行う事で、変性顔料(D−6)を得た。
<参考例9 ポリウレタンアクリレートの合成例>
温度計、攪拌機、還流冷却器および窒素ガス導入管を備えた四つ口フラスコにプラクセルFA−1(ダイセル化学製品、カプロラクトン変性ヒドロキシエチルアクリレート)の606.7部を入れ、攪拌しながら反応液温が70℃を越えないように注意し滴下ロートよりトリレンジイソシアネートの227.7部を滴下した。滴下終了後、反応液温を70℃に保ちながら攪拌を続け、1時間後にジブチル錫ジラウレートの0.1部を添加してさらに攪拌を続けた。さらに10時間反応を続けた後、未反応のイソシアネート基が無いことを確認し取り出す事で、ポリウレタンアクリレートを得た。
<実施例1 インクジェット記録用油性インクの例>
参考例3で得られた変性顔料(D−1)の9.5部、分散助剤として銅フタロシアニンモノスルホン酸(フタロシアニン誘導体)0.5部、アジスパーPB814(味の素ファインテクノ製顔料分散剤、有効成分60%)の5部、プロピレングリコールモノメチルエーテルの60部、0.5mmφジルコニアビーズを加え、ペイントコンディショナー(東洋精機株式会社製)で4時間分散し、プロピレングリコールモノメチルエーテルの75部で希釈した後、0.5mmφジルコニアビーズを取り除く事で、インクジェット記録用油性インク(Y1)を得た。
インクジェット記録用油性インク(Y1)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で15mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度は15.5mPa・sで変化は±10%以内であり、顔料の沈降も無く分散安定性の高いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクおよび保存安定性試験後のインクのいずれも、所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であった。
<実施例2 インクジェット記録用UVインクの例>
参考例4で得られた変性顔料(D−2)の10部、アジスパーPB821(味の素ファインテクノ株式会社製顔料分散剤)の3部、アロニックスM5700(東亜合成株式会社製)7部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの72部、3−メトキシブチルアクリレートの8部を攪拌機で1時間撹拌混合した後、ビーズミルで4時間処理してミルベースを作製した。
次に、参考例9で得られたポリウレタンアクリレートの4.5部、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリアクリレートの9.5部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの63.0部、3−メトキシブチルアクリレートの3.0部、DC57Additive(ダウコーニング製ポリエーテル変性シリコーンオイル)の0.1部に、光重合開始剤としてイルガキュア814(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)の4.0部、ダロキュア1173(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)の3.0部を加えて60℃で光重合開始剤を加温溶解した溶液に、前記のミルベースの20部を加えて十分に混合後、1.2μmのメンブランフィルターでろ過することによって、インクジェット記録用UVインク(UV1)を得た。
インクジェット記録用UVインク(UV1)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で23mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は±10%以内であり、顔料の沈降も無く分散安定性の高いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクおよび保存安定性試験後のインクのいずれも、所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であった。
<実施例3 インクジェット記録用UVインクの例>
使用する顔料を変性顔料(D−2)から参考例5で得られた変性顔料(D−3)に変更する以外は、実施例2と同様の方法により、インクジェット記録用UVインク(UV2)を得た。
インクジェット記録用UVインク(UV2)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で21mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は±10%以内であり、顔料の沈降もなく分散安定性の高いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクおよび保存安定性試験後のインクのいずれも、所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であった。
<実施例4 インクジェット記録用UVインクの例>
参考例6で得られた変性顔料(D−4)の10部、アジスパーPB821(味の素ファインテクノ株式会社製顔料分散剤)の4.5部、アロニックスM5700(東亜合成株式会社製)の10.5部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの67.5部、3−メトキシブチルアクリレートの7.5部を攪拌機で1時間撹拌混合した後、ビーズミルで4時間処理してミルベースを作製した。
次に参考例9で得られたポリウレタンアクリレートの4.5部、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリアクリレートの9.0部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの49.5部、3−メトキシブチルアクリレートの7.0部に、光重合開始剤としてイルガキュア369(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)の5.6部を加えて60℃で光重合開始剤を加温溶解した溶液に、前記のミルベースの30部を加えて十分に混合後、1.2μmのメンブランフィルターでろ過することによって、インクジェット記録用UVインク(UV3)を作製した。
インクジェット記録用UVインク(UV3)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で22mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は±10%以内であり、顔料の沈降も無く分散安定性の高いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクおよび保存安定性試験後のインクのいずれも、所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であった。
<実施例5 インクジェット記録用UVインクの例>
参考例7で得られた変性顔料(D−5)の10部、アジスパーPB821(味の素ファインテクノ株式会社製顔料分散剤)の3.0部、アロニックスM5700の(東亜合成株式会社製)7.0部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの72.0部、3−メトキシブチルアクリレートの8.0部を攪拌機で1時間撹拌混合した後、ビーズミルで4時間処理してミルベースを作製した。
次に参考例9で得られたポリウレタンアクリレートの4.5部、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリアクリレートの9.0部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの69.0部、3−メトキシブチルアクリレートの17.5部、DC57Additive (ダウコーニング製ポリエーテル変性シリコーンオイル)の0.1部に、光重合開始剤としてイルガキュア369(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)5.0部、ダロキュア1173(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)2.5部を加えて60℃で光重合開始剤を加温溶解した溶液に、前記のミルベースの40部を加えて十分に混合後、1.2μmのメンブランフィルターでろ過することによって、インクジェット記録用UVインク(UV4)を得た。
インクジェット記録用UVインク(UV4)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で19mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は±10%以内であり、顔料の沈降も無く分散安定性の高いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクおよび保存安定性試験後のインクのいずれも、所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であった。
<実施例6 インクジェット記録用UVインクの例>
参考例8で得られた変性顔料(D−6)の10部、アジスパーPB821(味の素ファインテクノ株式会社製顔料分散剤)の6部、アロニックスM5700(東亜合成株式会社製)の14部、エチレンオキサイド付加1,6ヘキサンジオールジアクリレートの63部、3−メトキシブチルアクリレートの7部を攪拌機で1時間撹拌混合した後、ビーズミルで4時間処理してミルベースを作製した。
次に、参考例9で得られたポリウレタンアクリレートの4.0部、エチレンオキサイド付加トリメチロールプロパントリアクリレートの14.0部、エチレンオキサイド付加1,6−ヘキサンジオールジアクリレートの39.0部、3−メトキシブチルアクリレートの8.0部、DC57Additive (ダウコーニング製ポリエーテル変性シリコーンオイル)の0.1部に、光重合開始剤としてイルガキュア369(チバ・スペチャリティー・ケミカルズ製)5.6部を加えて60℃で光重合開始剤を加温溶解した溶液に、前記のミルベースを35部加えて十分に混合後、1.2μmのメンブランフィルターでろ過することによってインクジェット記録用UVインク(UV5)を作製した。
インクジェット記録用UVインク(UV5)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で20mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は±10%以内であり、顔料の沈降も無く分散安定性の高いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクおよび保存安定性試験後のインクのいずれも、所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であった。
<比較例1 インクジェット記録用油性インクの比較例>
使用する顔料を変性顔料(D−1)からファーストゲンブルーTGR(大日本インキ化学工業株式会社のブルー顔料)に変更する以外は、実施例1と同様の方法により、インクジェット記録用油性インク(HY1)を作製した。インクジェット記録用油性インク(HY1)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で19mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度の変化は±10%以内であったが、顔料の沈降がわずかに見られ、分散安定性に問題があった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクは所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であったが、保存安定性試験後のインクの吐出は不良であった。
<比較例2 インクジェット記録用UVインクの比較例>
使用する顔料を変性顔料(D−2)からファーストゲンブルーTGR(大日本インキ化学工業株式会社のブルー顔料)に変更する以外は、実施例2と同様の方法により、インクジェット記録用UVインク(HUV1)を作製した。
インクジェット記録用UVインク(HUV1)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で28mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は58mPa・sで、顔料の沈降も少し確認され、分散安定性の低いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクは所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であったが、保存安定性試験後のインクの吐出は不良であった。
<比較例3 インクジェット記録用UVインクの比較例>
使用する顔料を変性顔料(D−6)からカーボンブラック#960(三菱化学株式会社製C.I.Pigment Black7)に変更する以外は、実施例6と同様の方法により、インクジェット記録用UVインク(HUV2)を作製した。
インクジェット記録用UVインク(HUV2)の粘度は、東機産業製RE550L型粘度計で25℃、10rpmの条件で29mPa・sであった。
また、40℃で2週間保存後の粘度変化は61mPa・sで、顔料の沈降も少し確認され、分散安定性の低いものであった。
ヘッド温度を45℃に保温したピエゾ式ヘッドを有するインクジェットプリンターで印刷を行い、記録物の印刷状態を目視により評価した結果、初期のインクは所定の位置に印刷できており、吐出性は良好であったが、保存安定性試験後のインクの吐出は不良であった。

Claims (5)

  1. 希釈剤に溶解可能な顔料分散剤、該顔料分散剤を溶解しうる希釈剤、及び着色剤を含み、該着色剤として、顔料(A)表面に、非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)と非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)とを重合することにより得られるポリマー(P)を有する変性顔料(D)を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
  2. 希釈剤に溶解可能な顔料分散剤、該顔料分散剤を溶解しうる希釈剤、及び着色剤を含み、該着色剤として、顔料(A)、非水溶媒及び非水溶媒に可溶な重合性不飽和基を含有するポリマー(B)の存在下で、該非水溶媒に可溶でありかつ重合後に不溶もしくは難溶になる少なくとも1種の重合性不飽和単量体(C)を重合させる変性顔料(D)を含有することを特徴とするインクジェット記録用インク。
  3. 前記非水溶媒が脂肪族炭化水素系溶剤及び/又は脂環式炭化水素系溶剤を含む、請求項1〜2に記載のインクジェット記録用インク。
  4. 前記顔料分散剤を溶解しうる希釈剤が有機溶剤である、請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
  5. 前記顔料分散剤を溶解しうる希釈剤が光重合性化合物である、請求項1〜3のいずれかに記載のインクジェット記録用インク。
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