JP2009243785A - 冷蔵庫扉の収納装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】冷蔵庫扉の収納装置において、扉のポケットに収納された物品の脱落を防止できることは勿論、物品の取り出し性が良く、更に、物品の脱落を防止できる状態への復帰操作の必要性をなくす。
【解決手段】ポケット9に、ガード部材12を上下方向に回動可能に配設し、このガード部材12をねじりコイルばねによって常時はポケット9の突出前端から上方に離間したガード位置に保持し、ポケット9に収納された物品が取り出される際、当該物品に押圧されると、ガード部材12がポケット9の前壁部9aに接近する下方向に回動する。物品の押圧がなくなれば、ガード部材12はねじりコイルばねの付勢力によって自動的に元のガード位置に復帰する。
【選択図】図1

Description

本発明は、冷蔵庫の扉にポケットを設けて構成される冷蔵庫扉の収納装置に関する。
冷蔵庫の冷蔵室を開閉する扉には、ビン類や缶類などを収納するポケットが複数段設けられている。ところが、冷蔵室は、通常、冷蔵庫本体の上部に設けられているため、大型の冷蔵庫では、特に上段のポケットについては、物品の出し入れがし難いという問題があった。
この問題を解消するために、特許文献1では、箱状のポケットの突出前面の上部に凹状の開口部を形成し、この開口部を前後方向に回動可能な蓋体によって開閉する構成とすることにより、収納物品の脱落を防止しつつ、物品の取り出し性の向上を図っている。
特開平10−96586号公報
特許文献1では、蓋体は、下端部分がポケットに回動可能に支持され、上部に設けられた係止構造によって常にはポケットの開口部を閉じた状態に保持されていてポケット内に収納された物品が扉の開閉時の衝撃などによって脱落することのないようにしている。そして、物品をポケットから取り出す際に、物品が蓋体の上部に当ると、蓋体の係止が外れて蓋体が前方に倒れ、これによって開口部が開かれ、物品を容易に取り出すことができるようになる、という構成である。
しかしながら、この構成では、蓋体の係止が外れて蓋体が前方に回動し開口部を開放した場合には、再び蓋体を後方に回動して係止状態に戻さねばならず、面倒であった。
本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ポケットに収納された物品の脱落を防止できることは勿論、物品の取り出し性が良く、しかも物品の脱落を防止できる状態への復帰操作の必要もない冷蔵庫扉の収納装置を提供することにある。
本発明の冷蔵庫扉の収納装置は、貯蔵室の前面開口部を開閉する扉の内外両側のうち、閉鎖時に前記貯蔵室側となる扉内側にポケットを突出して設けた冷蔵庫扉の収納装置において、前記ポケットの突出前端に対して接離する上下方向に回動可能に設けられたガード部材と、このガード部材を上方に付勢して常時は該ガード部材を前記ポケットの突出前端から上方に離間したガード位置に保持し、前記ポケットに収納された物品が取り出される際、当該物品に押圧されると前記ガード部材が前記ポケットの突出前端に接近する下方向に回動することを許容する付勢手段とを具備してなるものである。
上記構成によれば、ガード部材は、常には付勢手段によってポケットの前端から上方に離間したガード位置に保持されているので、ガード部材によってポケット内に収納された物品の脱落を防止できる。ポケットから物品を取り出す際に、物品がガード部材に当ると、ガード部材が付勢手段の付勢力に抗して下方に回動するので、物品を容易に取り出すことができ、物品を取り出した後はガード部材が付勢手段の付勢力によって自動的に元のガード位置に復帰するので、ガード部材を戻す操作をする必要がない。
以下、本発明の第1の実施形態を図1ないし図5を参照しながら説明する。図5は冷蔵庫の全体を示すもので、同図のように、冷蔵庫本体1には、上半部に冷蔵室2(図4に示す)が設けられ、下半部に下から順に冷凍室、野菜室、左右に並ぶ製氷室と仕様切換室(いずれも図示せず)が設けられている。これらの貯蔵室は、冷蔵庫本体1に設けられた扉3〜8によって開閉されるようになっている。本実施形態の場合、冷蔵室2については、観音開き式の2枚の扉3,4によって構成され、他の冷凍室、野菜室、製氷室、仕様切換室については、それぞれ1枚の引き出し式の扉5〜8によって構成されている。
図4は、冷蔵室2の左側の扉3を開いた状態を示している。この図4に示すように、扉3の裏側には、複数、例えば3個の樹脂製のポケット9〜11が上下3段に設けられている。ここで、扉3の表裏は、冷蔵室2を閉じた状態でいうものとし、閉鎖状態で前面側を表側、冷蔵室2内に望む側を裏側と称する。なお、右側の扉4についても、同様に上下3段にポケットが設けられている。
ポケット9〜11は、扉3の裏側を構成する扉裏板3aに、冷蔵室2側に突出するように設けられている。これらポケット9〜11には、周知のように、ビン類、缶類、紙パック、ペットボトル、或いは食品容器などの物品が収納される。これらポケット9〜11は、いずれも箱状をなしている。そのうち、上側2段のポケット9および10については、扉裏板3aからの突出前端である前面壁9aおよび10aの全体および左右の両側面壁9b,9cおよび10b,10cの前半部が両側面壁9b,9cおよび10b,10cの後半部よりも低く切除された状態になっている。このため、扉3および4を開閉する際に、ポケット9および10内に収納された物品が前面壁9aおよび10a或いは左右両側面壁9b,9cおよび10b,10cから外へ転げ落ちるおそれがある。
このポケット9および10からの物品の脱落を防止するために、ポケット9および10には、それぞれガード部材12が設けられている。このガード部材12の構成および取り付け構成は、ポケット9および10について同様であるので、以下ではポケット9について説明し、ポケット10については説明を省略する。
ガード部材12は、例えば樹脂コーティングを施した金属線材から構成され、図2に示すように、ポケット9の切除された前面壁9aおよび左右両側面壁9b,9cの前半部の上端形状に倣った略コ字形に形成されている。ここで、ポケット9の切除された前面壁9aの上端に倣った部分を主部12a、切りかかれた左右両側面壁9b,9cの前半部の上端に倣った部分をアーム部12bとすると、ガード部材12は、主部12aの左右両側に一対のアーム部12bを設けた略コ字形をなしているのであり、更に、アーム部12bの先端部に下向きの連結部12cが折曲形成されている。
上記ガード部材12は、ポケット9内の左右両側に設けられた中継機構13を介してポケット9に上下方向に回動可能に配設される。中継機構13は、取付部材14と、回動部材15とからなる。取付部材14には軸部14aおよび係止部14bが形成され、回動部材15には軸孔15aおよび係止部15bが形成されている。そして、取付部材14の軸部14aに付勢手段としてのねじりコイルバネ16のコイル部16aを嵌め込んだ上で、回動部材15の軸孔15aを軸部14aに嵌合することによって回動部材15を取付部材14に回動可能に連結している。このとき、ねじりコイルばね16は、一方の巻端部16bを取付部材14の係止部14bに係止可能で、且つ他方の巻端部16cを回動部材15の係止部15bに係止可能な状態に配置される。
回動部材15は、上端部に略半円状の溝15cが形成されていると共に、後部に突設された突起部15dに差し込み孔15eが形成されており、溝15cにガード部材12のアーム部12bの先端部が嵌合されていると共に、差し込み孔15dに連結部12cが圧入されている。これにより、ガード部材12が回動部材15に取り付けられて当該回動部材15と一体的に回動するように中継機構13に組み付けられる。
そして、取付部材14は、ポケット9内の左右両側に接着などによって固定され、これにより、ガード部材12は、ポケット9に上下方向に回動可能に連結された状態となる。この配設状態において、ねじりコイルばね16は、両巻端部16b,16cをそれぞれ係止部14b,15bに係止されてポケット9側である取付部材14とアーム部12b側である回動部材15との間に付勢力を及ぼし、回動部材15、ひいてはガード部材12を上方向に回動付勢する。
このねじりコイルばね16の回動付勢力によってガード部材12は、主部12aをポケット9の前面壁9aの上端から上方に隔たったガード位置に保持する。そして、ポケット9内に収納された物品を取り出す際に、その物品がガード部材12の主部12aなどに当って当該主部12aを下方に押したりすると、ガード部材12がねじりコイルばね16の付勢力に抗して下方に回動するようになる。
上記構成において、ポケット9内から物品を取り出す際、ガード部材12が物品の取り出しに邪魔になるようであれば、物品がガード部材12、特には主部12aに当るようになる。すると、ガード部材12がねじりコイルばね16の付勢力に抗して下方に回動し、例えば図3に示すように、主部12aの位置を低くするので、楽に物品を取り出すことができる。そして、物品がポケット9から取り出されれば、ガード部材12はねじりコイルばね16によって自然に元のガード位置に戻される。
このように本実施形態によれば、ガード部材12は、常には、ねじりコイルばね16によってポケット9の前面壁9a上端から上方に離れたガード位置(図1に示す位置)に保持されているので、ポケット9からの物品の脱落を防止できる。その上、ポケット9から物品を取り出す場合、ガード部材12が取り出しの邪魔になるようであれば、物品の当接に伴ってガード部材12が自然に下方に回動して逃げるので、物品の取り出し性にも優れる。しかも、物品の取り出しが終れば、ガード部材12は自動的に元のガード位置に戻るので、面倒な戻し操作を行わずとも済む。
更に、本実施形態では、ねじりコイルばね16を取付部材14と回動部材15との間に保持する構成であるので、ねじりコイルばね16を隠すことができ、外観を損なうことがない。
図6および図7は本発明の第2の実施形態を示す。この実施形態が上述の第1の実施形態と異なるところは、ポケット9の前面壁9aの上端中央に、保持部としての保持片17を一体に突設したところにある。この保持片17は、自身で、或いは前面壁9aの弾性変形を伴って弾性変形可能で、上部前側に爪部17aを有している。そして、ガード部材12の主部12aが下方に回動して爪部17aを乗り越えると、保持片17がガード部材12をねじりコイルばね16の付勢力に抗して下方に回動した位置、つまり主部12aがポケット9の前面壁9a上端に接した、或いは近接した位置に保持する。
この構成において、ポケット9内に物品を収納する場合、ガード部材12の位置が高くて収納操作の邪魔になるようであれば、ガード部材12を下方に回動操作し、その主部12aを図7のように保持片17の爪部17aに係止させる。これにより、ガード部材12が下方に回動して主部12aをポケット9の前面壁9aの上端に重ねた状態に保持されるので、ガード部材12に邪魔されることなく物品をポケット9内に収納することができるようになる。
そして、物品をポケット9内に収納し終えた後、保持片17を弾性変形させて爪部17aによる主部12aの係止を解く。すると、ガード部材12がねじりコイルばね17の付勢力によって上方に回動し、主部12aがポケット9の前面壁9aの上端から上方に離れたガード位置に保持される。この状態では、ガード部材12がポケット9内に収納された物品を支えてポケット9から脱落しないように作用する。
図8は、本発明の第3の実施形態を示すもので、上記第1の実施形態と異なるところは、ポケット9の左右両側面壁9b,9cに外側から内側に向かって突出する部分を形成し、これにより左右両外側面壁の外面側に生じた凹部18内に中継機構13を設けたものである。
このように構成すれば、中継機構13を隠すことができるので、外観を向上させることができる。
なお、本発明は上記し且つ図面に示す実施形態に限定されるものではなく、以下のような拡張或いは変更が可能である。
保持片17は特に設ける必要はない。
ガード部材12は、金属線材から構成するものばかりに限らない。
ガード部材12は、連結部12cを外側方(水平横向き)に突出するように曲げ、この連結部12cを直接ポケット9の左右両側面壁に回動可能に支持するように構成しても良い。
本発明は、冷蔵室2の右側の扉4のポケットに適用しても良いし、他の扉に設けられたポケットに適用しても良い。
本発明の第1の実施形態を示すポケットの斜視図 ポケットの分解斜視図 ガード部材を下方に回動した状態で示すポケットの斜視図 冷蔵室の左側の扉を開いた状態で示す冷蔵庫の部分斜視図 冷蔵庫全体の斜視図 本発明の第2の実施形態を示すもので、ガード部材の主部をポケットの前面壁上端に重ねた状態に保持して示すポケットの斜視図 ポケットの縦断側面図 本発明の第3の実施形態を示すポケットの斜視図
符号の説明
図面中、1は冷蔵庫本体、2は冷蔵室(貯蔵室)、3,4は扉、9〜11はポケット、12はガード部材、13は中継機構、14は取付部材、15は回動部材、16はねじりコイルばね(付勢手段)、17は保持片(保持部)である。

Claims (5)

  1. 貯蔵室の前面開口部を開閉する扉の表裏両側のうち、閉鎖時に前記貯蔵室側となる裏側にポケットを突出して設けた冷蔵庫扉の収納装置において、
    前記ポケットの突出前端に対して接離する上下方向に回動可能に設けられたガード部材と、
    このガード部材を上方に付勢して常時は該ガード部材を前記ポケットの突出前端から上方に離間したガード位置に保持し、前記ポケットに収納された物品が取り出される際、当該物品に押圧されると前記ガード部材が前記ポケットの突出前端に接近する下方向に回動することを許容する付勢手段と
    を具備してなる冷蔵庫扉の収納装置。
  2. 前記ガード部材は、前記ポケットの突出前端に対して接離する上下方向に変位する主部の左右両側に一対のアーム部を設けた略コ字形をなし、前記各アーム部が前記ポケットに回動可能に連結され、
    前記付勢手段は、前記ポケット側と前記アーム部側との間に弾発力を作用させるねじりコイルばねからなる
    ことを特徴とする請求項1記載の冷蔵庫扉の収納装置。
  3. 更に、前記ポケットの左右両側に固定された取付部材と、これら両取付部材に回動可能に支持され前記ガード部材の各アーム部を固定する回動部材とからなる中継機構を備え、
    前記ねじりコイルばねは、前記取付部材と前記回動部材との間に配置されて前記取付部材と前記回動部材と間に弾発力を作用させる
    ことを特徴とする請求項2記載の冷蔵庫扉の収納装置。
  4. 前記中継機構は、前記ポケットの左右両側面壁の外側に配置されていることを特徴とする請求項3記載の冷蔵庫扉の収納装置。
  5. 前記ポケットに、前記ガード部材を下方向に回動した位置に保持する保持部が設けられていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の冷蔵庫扉の収納装置。
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