JP2009251027A - 再帰性投影ヘッドアップディスプレイ - Google Patents
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Abstract
【課題】パイロットの視覚作業負荷を軽減する軽量かつ安価な航空機用ヘッドアップディスプレイを提供する。
【解決手段】パイロットに対向するプロペラ10の裏面に再帰性反射シート11を貼付する。そしてプロペラ10を回転させることにより形成される動的スクリーン上に、コックピットの実計器パネルの映像をプロジェクタによって投影し、現実の世界(パイロットの視界)と人工的な映像(コックピットの実計器パネルの映像)が融合した映像を表示するバーチャルな計器パネルを構築する。
【選択図】図1
【解決手段】パイロットに対向するプロペラ10の裏面に再帰性反射シート11を貼付する。そしてプロペラ10を回転させることにより形成される動的スクリーン上に、コックピットの実計器パネルの映像をプロジェクタによって投影し、現実の世界(パイロットの視界)と人工的な映像(コックピットの実計器パネルの映像)が融合した映像を表示するバーチャルな計器パネルを構築する。
【選択図】図1
Description
本発明は、再帰性投影ヘッドアップディスプレイ、特に、軽量・安価であり且つ簡易な機構で遠方に映像を投影することが可能であり且つ小型航空機への搭載を可能にする再帰性投影ヘッドアップディスプレイに関する。
航空機用のヘッドディスプレイ(=「Head Up Display」、以下「HUD」という。)は、ブラウン管(=「Cathode Ray Tube」、以下「CRT」という。)により生成される映像をレンズ系を用いることにより、現実世界(視界)と人工的な映像(計器情報)を合成(融合)して表示する装置である。つまり、パイロットはHUDを利用することにより、コックピットの外を監視しながら、同時にHUD上に表示される計器情報その他の飛行情報を監視する事が可能となる。つまり、パイロットは視線をあまり変化させることなくコックピット外の情報と計器情報を同時に取得することが可能となる。従って、このHUDの特徴により、特に着陸時など外部監視要求の高まる状況下に於いてパイロットの視線移動量を効果的に削減し、パイロットの視覚的作業負荷を効果的に軽減することが知られている。
さらに、ほとんどの航空機用HUDについては、特殊な光学系を組み込むことにより、計器情報に係る映像を無限遠方に投影する事が可能となっている。これにより、パイロットの眼球における焦点調節の負荷を軽減することが可能となる。つまり、パイロットは通常、外界を見るときは無限の遠方を見ており、眼球の水晶体の焦点調節についても、無限遠にピントがあった状態となっている。それに対してパイロットがコックピット内部の計器類を見るときは、これらの計器類はパイロットからせいぜい1[m]の距離しか離れていないため、パイロットから約1[m]の距離にピントがあった状態となっている。このように、パイロット(の眼球)は無限遠から1[m]までの広範囲に渡る焦点調節を強いられることになる。この焦点調節もパイロットに対する(視覚的)作業負荷となるが、上記無限遠のHUDを導入する事により、パイロットの眼球における焦点調節の負荷を大幅に軽減することが可能となる。
また、このような無限遠のHUDでは計器情報から計算された水平線や滑走路の映像が表示されている。映像の投影面を無限の遠方とすることにより、パイロットの頭部位置計測なしに、映像上の水平線・滑走路と実際の水平線・滑走路を一致して表示させる事が可能となることから、視界不良時の安全性向上や、パイロットの状況認識能力の向上、といった別の効果をもたらす事が知られている。
無限遠のHUDはこのような利点がある一方で、その価格や重量の問題から、小型航空機の間ではあまり普及していない。しかし、小型航空機の事故率は大型航空機の事故率と比較して高い事が知られており、小型機を対象とした安全性向上のための安価なシステムに対する要求は高いと考えられる。従って、無限遠のHUD又はそれと同等の機能を有する飛行情報表示システムが小型航空機にも導入される場合は、小型航空機の事故率、事故件数が大幅に減少することが期待される。
ところで、下記の非特許文献1では、無限遠への映像投影という機能を排除する事により、航空機用の簡易(安価)なHUDを構成している。その構成はプロジェクタと反射板という単純なものであり、価格・重量の観点では、その簡易なHUDは上記無限遠のHUDよりも小型航空機への適応可能性は高いと考えられる。
しかし、この簡易なHUDは、プロジェクタ映像(人工的な映像)と現実の視界を融合させるために褐色のガラス板を利用しており、ここから考察すると、映像の投影面はこの褐色のガラス面であると考えられる。これはパイロット視点からするとせいぜい数十[cm]〜1[m]程度であり、パイロットに対する焦点調節(水晶体調節による遠方/近傍のピント合わせ)の負荷は、従来の計器表示(コックピット内部の計器)とそれ程変わらない。
一方、現実の世界と計算機により描画される映像とを融合させるための手法として、再帰性投影技術(=「Retro-reflective Projection Technology」、以下「RPT」という。)が知られている。このRPTは、再帰性反射機能を有する材料から成るスクリーンに対して、プロジェクタを利用して同軸光学系を組むことにより、対象の形状に依らず、歪みのない、均質な画像を見る事が出来るものである。また、再帰性反射材のスクリーンに対して現実世界の映像を投影する事により、物体があたかも透明になったかのように見せる技術、いわゆる光学迷彩技術も提案されている(例えば、特許文献1および非特許文献2から4を参照。)。
図6は、このRPTを応用した光学迷彩技術の構成を示す説明図である。このRPTは、観察者の目とプロジェクタがハーフミラーを介して同軸光学系を成している。そしてプロジェクタから「背景の映像」(直方体の映像)を投影すると、ハーフミラーを経由して再帰性反射材に背景の映像が投影され、それが観察者の目に戻ってくる、という構成である。この時、再帰性反射材の上には背景の映像が投影されており、物体の形状によらず歪みなく、かつ均質に映像が表示されている事から、観察者からは遮蔽物をほとんど視認する事が出来ない、透明な状態(疑似透明状態)が実現されている。しかし、再帰性反射材自体は光を反射する素材のため、物理的には透明ではない。背景が動的に変化する状況であるならば、背景画像を取得するためにカメラなどが必要となる。つまり、このRPTを応用した光学迷彩技術を背景が動的に変化する状況において使用する場合は、再帰性反射材という遮蔽物の後ろにさらに背景を映すためのカメラを別途用意し、その映像を(電気信号に変換して)プロジェクタに送信する、という構成にせざるを得なくなる。このRPTを用いることにより、現実世界の映像と人工的な(計算機によって描画される)計器情報を融合して同時に表示する事が可能となる。しかし、そのためにカメラが必要とされる事は間題である。なぜならば、現在の技術レベルにおいて、カメラは明るさに対するダイナミックレンジが狭く、一台で日中から夜間まで利用できるようなものではない。また、カメラは一般的に視野角もそれ程広くないため、一台でパイロットの視野角を補うに足るだけの映像を十分な解像度で得る事は難しい。これらの問題点は技術的には複数台のカメラを併用する事で解決可能であるが、その場合重量の増加、価格の高騰、またシステム構成要素が増加する事による故障確率の増大という問題がある事から、本発明が解決しようとする問題に対する解決とはなっていない。そのためカメラとRPTからなる光学迷彩技術をパイロットのための航空計器表示装置として航空機で使用する事は難しいと考えられる。
さらに、ほとんどの航空機用HUDについては、特殊な光学系を組み込むことにより、計器情報に係る映像を無限遠方に投影する事が可能となっている。これにより、パイロットの眼球における焦点調節の負荷を軽減することが可能となる。つまり、パイロットは通常、外界を見るときは無限の遠方を見ており、眼球の水晶体の焦点調節についても、無限遠にピントがあった状態となっている。それに対してパイロットがコックピット内部の計器類を見るときは、これらの計器類はパイロットからせいぜい1[m]の距離しか離れていないため、パイロットから約1[m]の距離にピントがあった状態となっている。このように、パイロット(の眼球)は無限遠から1[m]までの広範囲に渡る焦点調節を強いられることになる。この焦点調節もパイロットに対する(視覚的)作業負荷となるが、上記無限遠のHUDを導入する事により、パイロットの眼球における焦点調節の負荷を大幅に軽減することが可能となる。
また、このような無限遠のHUDでは計器情報から計算された水平線や滑走路の映像が表示されている。映像の投影面を無限の遠方とすることにより、パイロットの頭部位置計測なしに、映像上の水平線・滑走路と実際の水平線・滑走路を一致して表示させる事が可能となることから、視界不良時の安全性向上や、パイロットの状況認識能力の向上、といった別の効果をもたらす事が知られている。
無限遠のHUDはこのような利点がある一方で、その価格や重量の問題から、小型航空機の間ではあまり普及していない。しかし、小型航空機の事故率は大型航空機の事故率と比較して高い事が知られており、小型機を対象とした安全性向上のための安価なシステムに対する要求は高いと考えられる。従って、無限遠のHUD又はそれと同等の機能を有する飛行情報表示システムが小型航空機にも導入される場合は、小型航空機の事故率、事故件数が大幅に減少することが期待される。
ところで、下記の非特許文献1では、無限遠への映像投影という機能を排除する事により、航空機用の簡易(安価)なHUDを構成している。その構成はプロジェクタと反射板という単純なものであり、価格・重量の観点では、その簡易なHUDは上記無限遠のHUDよりも小型航空機への適応可能性は高いと考えられる。
しかし、この簡易なHUDは、プロジェクタ映像(人工的な映像)と現実の視界を融合させるために褐色のガラス板を利用しており、ここから考察すると、映像の投影面はこの褐色のガラス面であると考えられる。これはパイロット視点からするとせいぜい数十[cm]〜1[m]程度であり、パイロットに対する焦点調節(水晶体調節による遠方/近傍のピント合わせ)の負荷は、従来の計器表示(コックピット内部の計器)とそれ程変わらない。
一方、現実の世界と計算機により描画される映像とを融合させるための手法として、再帰性投影技術(=「Retro-reflective Projection Technology」、以下「RPT」という。)が知られている。このRPTは、再帰性反射機能を有する材料から成るスクリーンに対して、プロジェクタを利用して同軸光学系を組むことにより、対象の形状に依らず、歪みのない、均質な画像を見る事が出来るものである。また、再帰性反射材のスクリーンに対して現実世界の映像を投影する事により、物体があたかも透明になったかのように見せる技術、いわゆる光学迷彩技術も提案されている(例えば、特許文献1および非特許文献2から4を参照。)。
図6は、このRPTを応用した光学迷彩技術の構成を示す説明図である。このRPTは、観察者の目とプロジェクタがハーフミラーを介して同軸光学系を成している。そしてプロジェクタから「背景の映像」(直方体の映像)を投影すると、ハーフミラーを経由して再帰性反射材に背景の映像が投影され、それが観察者の目に戻ってくる、という構成である。この時、再帰性反射材の上には背景の映像が投影されており、物体の形状によらず歪みなく、かつ均質に映像が表示されている事から、観察者からは遮蔽物をほとんど視認する事が出来ない、透明な状態(疑似透明状態)が実現されている。しかし、再帰性反射材自体は光を反射する素材のため、物理的には透明ではない。背景が動的に変化する状況であるならば、背景画像を取得するためにカメラなどが必要となる。つまり、このRPTを応用した光学迷彩技術を背景が動的に変化する状況において使用する場合は、再帰性反射材という遮蔽物の後ろにさらに背景を映すためのカメラを別途用意し、その映像を(電気信号に変換して)プロジェクタに送信する、という構成にせざるを得なくなる。このRPTを用いることにより、現実世界の映像と人工的な(計算機によって描画される)計器情報を融合して同時に表示する事が可能となる。しかし、そのためにカメラが必要とされる事は間題である。なぜならば、現在の技術レベルにおいて、カメラは明るさに対するダイナミックレンジが狭く、一台で日中から夜間まで利用できるようなものではない。また、カメラは一般的に視野角もそれ程広くないため、一台でパイロットの視野角を補うに足るだけの映像を十分な解像度で得る事は難しい。これらの問題点は技術的には複数台のカメラを併用する事で解決可能であるが、その場合重量の増加、価格の高騰、またシステム構成要素が増加する事による故障確率の増大という問題がある事から、本発明が解決しようとする問題に対する解決とはなっていない。そのためカメラとRPTからなる光学迷彩技術をパイロットのための航空計器表示装置として航空機で使用する事は難しいと考えられる。
上述した通り、航空機においてHUDを使う事により、パイロットの視線移動量を削減する事が可能となり、パイロットの作業負荷軽減に寄与する事が知られている。さらに無限遠のHUDを用いる事により、焦点調節負荷の軽減といった別の効果がある事も知られている。
しかし、HUDを無限遠結像の仕様にするためには複雑な光学系が必要であり、重量の増加、価格の高騰という間題がある。そのため、小型航空機では大型航空機よりも事故率の高いにも関わらず、普及が遅れている。
また、非特許文献1に例示されるプロジェクタと褐色ガラス(ハーフミラー)によって構成される簡易HUDは、その構成が単純なため、価格・重量の観点から小型航空機への搭載は可能である。そしてコックピット窓を通しての外の監視、ならびに計器情報の取得にまつわる視線移動量を削減する事は十分に可能である。
しかし、映像の投影面が従来のコックピット内部に搭載されている計器類と同等の距離となるため、パイロットの眼における焦点調節の負荷は、HUDを利用しない従来の操縦と比較して、変わらないと考えられる。
また、再帰性投影技術(RPT)は現実世界の視界と人工的な映像情報を融合して表示するための手段である。
しかし、スクリーンとして非透過性の再帰性反射材が必要であり、これは透明でない(視界を遮蔽する)ため、例えば、コックピット窓に再帰性反射材を貼ってディスブレイの代わりにすると言った形態での使用は極めて難しい。
そこで、本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は軽量・安価であり且つ簡易な機構で遠方に映像を投影することが可能であり且つ小型航空機への搭載を可能にする再帰性投影ヘッドアップディスプレイを提供することにある。
しかし、HUDを無限遠結像の仕様にするためには複雑な光学系が必要であり、重量の増加、価格の高騰という間題がある。そのため、小型航空機では大型航空機よりも事故率の高いにも関わらず、普及が遅れている。
また、非特許文献1に例示されるプロジェクタと褐色ガラス(ハーフミラー)によって構成される簡易HUDは、その構成が単純なため、価格・重量の観点から小型航空機への搭載は可能である。そしてコックピット窓を通しての外の監視、ならびに計器情報の取得にまつわる視線移動量を削減する事は十分に可能である。
しかし、映像の投影面が従来のコックピット内部に搭載されている計器類と同等の距離となるため、パイロットの眼における焦点調節の負荷は、HUDを利用しない従来の操縦と比較して、変わらないと考えられる。
また、再帰性投影技術(RPT)は現実世界の視界と人工的な映像情報を融合して表示するための手段である。
しかし、スクリーンとして非透過性の再帰性反射材が必要であり、これは透明でない(視界を遮蔽する)ため、例えば、コックピット窓に再帰性反射材を貼ってディスブレイの代わりにすると言った形態での使用は極めて難しい。
そこで、本発明はかかる従来技術の問題点に鑑みなされたものであって、その目的は軽量・安価であり且つ簡易な機構で遠方に映像を投影することが可能であり且つ小型航空機への搭載を可能にする再帰性投影ヘッドアップディスプレイを提供することにある。
前記目的を達成するために、請求項1に記載の再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、再帰性反射材が付されたスクリーン上に所望の画像を投影して観察者の視界に該画像を重ねて表示する再帰性投影ヘッドアップディスプレイであって、
前記スクリーンを、回転軸の周方向に隙間を隔てて配設され且つ再帰性反射材が付された1又は複数の回転羽根を回転させることによって動的に形成し、前記画像に背景が透過した投影画像を表示することを特徴とする。
上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、再帰性反射材が付された回転羽根が高速で回転することによって、前方の視界(背景)を遮蔽しない、すなわち背景を透過させる動的なスクリーンを形成することが可能となる。従って、その動的スクリーン上にプロジェクタ等の投影機で所望の画像情報を投影することにより、前方の視界を遮蔽することなく、観察者の視界に、現実世界の映像と人工的な映像とが融合した映像を表示する、いわゆるバーチャルなディスプレイを構築することが可能となる。更に、回転羽根(動的スクリーン)を可能な限り、観察者の定常視線の遠方に設置することにより、観察者の焦点調節の負荷を軽減することが可能となる。従って、視線の移動およびそれに伴う焦点の調節が頻繁に行われる視覚的負荷が極めて高い作業状況下、例えばパイロットが航空機を操縦している状況下において、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイを飛行情報表示装置として小型航空機に導入することにより、パイロットは視線の移動量を少なくして且つ焦点調節の負荷を少なくして現実世界の映像(背景)と人工的な映像(計器情報)の双方の情報を取得することが可能となる。また、後述するように、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイは極めてシンプルな構成のため、重量を殆ど増加させることなく低コスト化が可能である。従って、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイを飛行情報表示装置として小型航空機に搭載することにより、パイロットの視覚的負荷を大幅に軽減することが期待され、その結果、小型航空機の事故率減少に寄与することが期待される。
前記スクリーンを、回転軸の周方向に隙間を隔てて配設され且つ再帰性反射材が付された1又は複数の回転羽根を回転させることによって動的に形成し、前記画像に背景が透過した投影画像を表示することを特徴とする。
上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、再帰性反射材が付された回転羽根が高速で回転することによって、前方の視界(背景)を遮蔽しない、すなわち背景を透過させる動的なスクリーンを形成することが可能となる。従って、その動的スクリーン上にプロジェクタ等の投影機で所望の画像情報を投影することにより、前方の視界を遮蔽することなく、観察者の視界に、現実世界の映像と人工的な映像とが融合した映像を表示する、いわゆるバーチャルなディスプレイを構築することが可能となる。更に、回転羽根(動的スクリーン)を可能な限り、観察者の定常視線の遠方に設置することにより、観察者の焦点調節の負荷を軽減することが可能となる。従って、視線の移動およびそれに伴う焦点の調節が頻繁に行われる視覚的負荷が極めて高い作業状況下、例えばパイロットが航空機を操縦している状況下において、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイを飛行情報表示装置として小型航空機に導入することにより、パイロットは視線の移動量を少なくして且つ焦点調節の負荷を少なくして現実世界の映像(背景)と人工的な映像(計器情報)の双方の情報を取得することが可能となる。また、後述するように、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイは極めてシンプルな構成のため、重量を殆ど増加させることなく低コスト化が可能である。従って、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイを飛行情報表示装置として小型航空機に搭載することにより、パイロットの視覚的負荷を大幅に軽減することが期待され、その結果、小型航空機の事故率減少に寄与することが期待される。
請求項2に記載の再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、前記回転羽根としてプロペラを用いて、再帰性反射材を該プロペラのパイロットと対向する面に付し、該プロペラを回転させることにより動的スクリーンを形成し、投影される画像として計測・航法等のパイロットが常時注意・監視しなければならない情報を、前記動的スクリーン上に投影し、前記画像に背景が透過した投影画像を表示することとした。
上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、先ず対象を単発プロペラ機に限定する。そのうえで、再帰性反射材をプロペラの裏面に貼付する。そうすることにより、飛行中は再帰性反射材が高速に移動するため、肉眼で視認する事が出来なくなる。そして、そこに(動的スクリーン上に)映像を投影する事で、人工的な映像情報を投影する事が可能となる。これにより、現実世界の視界(映像)と、人工的な映像情報を融合して表示する事が可能となる。プロペラは曲面的な形状を成しており、しかもその角度は飛行中に変わってしまう。単なるプロジェクタによる映像投影では、プロペラの形状・角度により映像が歪み、明暗差が生じると言った問題が発生する。しかし、上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイを用いた場合にはそのような問題は発生することなく、プロペラの状態に依らない均質な映像を表示させる事が可能となる。
また、コックピットの計器・操作情報以外の、パイロットが常時注意・監視しなければならない情報としては、例えば、乱気流等の天気・気象に係る情報があり、これらの文字情報または図形情報についても現実世界の映像に融合させて表示させることが可能となる。
上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、先ず対象を単発プロペラ機に限定する。そのうえで、再帰性反射材をプロペラの裏面に貼付する。そうすることにより、飛行中は再帰性反射材が高速に移動するため、肉眼で視認する事が出来なくなる。そして、そこに(動的スクリーン上に)映像を投影する事で、人工的な映像情報を投影する事が可能となる。これにより、現実世界の視界(映像)と、人工的な映像情報を融合して表示する事が可能となる。プロペラは曲面的な形状を成しており、しかもその角度は飛行中に変わってしまう。単なるプロジェクタによる映像投影では、プロペラの形状・角度により映像が歪み、明暗差が生じると言った問題が発生する。しかし、上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイを用いた場合にはそのような問題は発生することなく、プロペラの状態に依らない均質な映像を表示させる事が可能となる。
また、コックピットの計器・操作情報以外の、パイロットが常時注意・監視しなければならない情報としては、例えば、乱気流等の天気・気象に係る情報があり、これらの文字情報または図形情報についても現実世界の映像に融合させて表示させることが可能となる。
なお、図6に示す再帰性反射材を用いたディスプレイは、再帰性反射材が付された遮蔽物、プロジェクタとカメラ及びハーフミラーの構成により、本発明と同様の機能を実現している。すなわち、再帰性反射材を利用した技術である点において両者は共通している。しかし、再帰性反射材が付された映像投影面の光学的特性、及びそれがもたらす効果において両者は大きく異なっている。すなわち、図6の再帰性反射材を用いたディスプレイの場合、映像投影面は光学的に透明ではなく、観察者は映像投影面の背後(向こう側)の実世界(背景)を、映像投影面を通して直接見ることは不可能である。従って、観察者は背景を映し出すカメラを利用して間接的に見なければならないのに対し、本発明の場合は、映像投影面が光学的に透明であるため、観察者はカメラを利用しなくても映像投影面の向こう側を直接見ることが出来る。つまり、本発明は、カメラを利用することなしに、図6の再帰性反射材を用いたディスプレイと同等の機能を発揮することができる。その結果、本発明は、図6のディスプレイに比べカメラに係る重量および価格(コスト)の点で大きなアドバンテージを有する。
ところで、プロジェクタとハーフミラー(半透明の板)による構成、すなわち、ハーフミラーを映像投影面とすることにより、本発明と同様に、観察者は投影映像とその向こう側の実世界を直接見ることが出来るようになる。しかし、映像投影面であるハーフミラーの設置場所はコックピット近傍に限定されるため、パイロットの焦点調節の負荷は、従来のコックピットの計器パネルを見る場合とあまり変わらない。対する本発明は、このハーフミラーを用いたディスプレイに比べ、より遠方に映像を投影する事ができ、その結果、パイロットの焦点調節負荷をより軽減することが可能となる。例えば、一般的な単発プロペラ機では、パイロットとプロペラの間の距離は2[m]程度であり、コックピット内部の計器までの距離と比較して長く、従って、本発明に係る映像投影面はコックピット内部の計器より遠方に位置している。また、後述するように、本発明の構成は主としてプロジェクタ、再帰性反射材、および同軸光学系によって構成されるため、従来のヘッドアップディスプレイと比較して軽量かつ安価な構成である。その点においても小型航空機への適用可能性は高いと考えられる。
請求項3に記載の再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、前記再帰性反射材が付されたスクリーン上に所望の画像を投影する映像投影手段としてカラーホイール方式のプロジェクタを使用する場合は、該カラーホイールの回転と前記回転羽根/プロペラの回転とを同期させることとした。
上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、回転羽根が高速に回転することにより動的スクリーンを形成している。つまり、画像の表示位置である回転羽根は、各周期の各瞬間において異なる位置にいることになる。従って、赤・緑・青等の光を投影するタイミングをカラーホイールの回転で制御する単板方式のプロジェクタの場合は、カラーホイールの回転と回転羽根の回転が同期していないと、投影位置において投影した色が表示されない場合が起こり得る。その結果、動的スクリーン上に投影された映像の色彩が回転羽根の回転と共に変動する、いわゆる色分解が生じることになる。そこで、本発明では、プロジェクタとしてカラーホイール方式を使用する場合は、カラーホイールの回転と回転羽根の回転とを同期させて、画像を動的スクリーン上に投影することにより、色分解が生じないようにする。
上記再帰性投影ヘッドアップディスプレイでは、回転羽根が高速に回転することにより動的スクリーンを形成している。つまり、画像の表示位置である回転羽根は、各周期の各瞬間において異なる位置にいることになる。従って、赤・緑・青等の光を投影するタイミングをカラーホイールの回転で制御する単板方式のプロジェクタの場合は、カラーホイールの回転と回転羽根の回転が同期していないと、投影位置において投影した色が表示されない場合が起こり得る。その結果、動的スクリーン上に投影された映像の色彩が回転羽根の回転と共に変動する、いわゆる色分解が生じることになる。そこで、本発明では、プロジェクタとしてカラーホイール方式を使用する場合は、カラーホイールの回転と回転羽根の回転とを同期させて、画像を動的スクリーン上に投影することにより、色分解が生じないようにする。
本発明は、特殊な光学系を必要とせずに、軽量かつ安価にヘッドアップディスプレイを構成し、簡易な機構で遠方に映像を投影する事が可能となる技術である。これにより単発プロペラ機(小型航空機)に対して、ヘッドアップディスプレイ搭載の可能性が広がるものと考えられる。本発明に係る再帰性投影ヘッドアップディスプレイを小型航空機に搭載することにより、パイロットの視線移動量の削減、パイロットの目における焦点調節負荷の削減という観点から、パイロットの視覚的作業負荷軽減ならびに小型航空機の安全性向上に寄与するものと考えられる。
以下、図に示す実施の形態により本発明をさらに詳細に説明する。
図1は、本発明の再帰性投影ヘッドアップディスプレイ100を小型航空機に適用した実施例を示す説明図である。
この再帰性反射投影ディスプレイ100は、プロペラ10を使用して、現実の世界と人工的な映像を融合した投影画像、例えばバーチャルな計器パネルを表示する動的スクリーンを形成する。このプロペラ10には、プロペラ10の裏面、すなわちパイロットに対向する外表面に再帰性反射シート(再帰性反射材)11が予め貼付または塗布されている。再帰性反射シート11としては、例えば、レフライト社製の再帰性反射シート又は3M社製の再帰性反射シート(Scotchlite680-85,ブラック)を使用することが可能である。この再帰性反射シートをプロペラ形状に裁断しプロペラの裏側ほぼ全面を覆うように貼付した。図1のプロペラ10中、白く光っている領域が、再帰性反射シートが貼付された領域である。本実施例ではプロペラ間の重量バランスを考慮して、全三枚のプロペラ(の羽根)に再帰性反射シート11を貼付した。そして、このプロペラ10を回転させることにより形成される透明な動的スクリーン上に、プロジェクタ(図示せず)を用いてコックピット内部の実計器パネルの映像を投影する。プロジェクタとしては、例えばBenQ社製プロジェクタ(MP770,3200[lm])またはEpson社製の液晶プロジェクタ(EMP-1810)を使用することが可能である。また、プロジェクタの設置場所としては、シンプルな構成の観点から、例えば座席のヘッドサポート部近傍または、ヘッドバンド介してパイロットの頭部に取り付けることが可能である。あるいは、図6に示すようにパイロットとプロジェクタがハーフミラーを介して同軸光学系を成すことも可能である。
この再帰性反射投影ディスプレイ100は、プロペラ10を使用して、現実の世界と人工的な映像を融合した投影画像、例えばバーチャルな計器パネルを表示する動的スクリーンを形成する。このプロペラ10には、プロペラ10の裏面、すなわちパイロットに対向する外表面に再帰性反射シート(再帰性反射材)11が予め貼付または塗布されている。再帰性反射シート11としては、例えば、レフライト社製の再帰性反射シート又は3M社製の再帰性反射シート(Scotchlite680-85,ブラック)を使用することが可能である。この再帰性反射シートをプロペラ形状に裁断しプロペラの裏側ほぼ全面を覆うように貼付した。図1のプロペラ10中、白く光っている領域が、再帰性反射シートが貼付された領域である。本実施例ではプロペラ間の重量バランスを考慮して、全三枚のプロペラ(の羽根)に再帰性反射シート11を貼付した。そして、このプロペラ10を回転させることにより形成される透明な動的スクリーン上に、プロジェクタ(図示せず)を用いてコックピット内部の実計器パネルの映像を投影する。プロジェクタとしては、例えばBenQ社製プロジェクタ(MP770,3200[lm])またはEpson社製の液晶プロジェクタ(EMP-1810)を使用することが可能である。また、プロジェクタの設置場所としては、シンプルな構成の観点から、例えば座席のヘッドサポート部近傍または、ヘッドバンド介してパイロットの頭部に取り付けることが可能である。あるいは、図6に示すようにパイロットとプロジェクタがハーフミラーを介して同軸光学系を成すことも可能である。
また、プロジェクタとしてカラーホイール方式(単板式)のプロジェクタを使用する場合、プロペラ10の回転とカラーホイールの回転を同期させる必要がある。これら2つの回転が同期していない場合は、動的スクリーン上に投影された映像の色彩がプロペラ10の回転と共に変動する、いわゆる色分解が生じることになる。しかし、カラーホイールを利用しない、例えば3板式(3LCD)のプロジェクタを使用する場合は、原理的に色分解が生じないため、特別な追加システム(同期装置)を利用することなく、鮮明な画像を取得する事が出来る。また、システム全体の簡素化の観点からも、カラーホイールを利用しないプロジェクタ、例えば3板式(3LCD)のプロジェクタを使う事がより好ましいと考えられる。
図2は、動的スクリーン(回転プロペラ)上に計器映像を投影した状態を示す説明図である。なお、図2(a)は投影されるコックピットの実計器パネルの映像であり、同(b)はその映像を動的スクリーン上に投影した状態を示すものである。
この図から、投影されたコックピットの実計器パネルの映像は、パイロットの視界を遮蔽することなくパイロットの視界に重ねて動的スクリーン上に表示されていることが分かる。すなわち、再帰性反射シート11が貼付された動的スクリーン(回転プロペラ)にコックピットの実計器パネルの映像を投影することにより、現実世界(パイロットの視界)に人工的な映像(実計器パネルの映像)が融合したバーチャル計器パネルを構築することが可能となる。しかも、このバーチャル計器パネルの表示(構築)される位置(場所)は、コックピットより遠いプロペラである。従って、パイロットが現実世界からこのバーチャル計器パネルに視界を切り換える場合の焦点の調節量は、現実世界から実計器パネルに視界を切り換える場合の焦点の調節量に比べ、はるかに小さくなる。また、パイロットが現実世界からバーチャル計器パネルに視界を切り換える場合の視線の移動量も、同様にはるかに小さくなる。従って、本発明の再帰性投影ヘッドアップディスプレイ100は、パイロットの視覚的作業負荷を大幅に軽減することが期待される。また、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイ100、主としてプロペラ10、再帰性反射シート11、およびプロジェクタによって構成されるため、従来のヘッドアップディスプレイと比較して極めて軽量かつ安価な構成である。
この図から、投影されたコックピットの実計器パネルの映像は、パイロットの視界を遮蔽することなくパイロットの視界に重ねて動的スクリーン上に表示されていることが分かる。すなわち、再帰性反射シート11が貼付された動的スクリーン(回転プロペラ)にコックピットの実計器パネルの映像を投影することにより、現実世界(パイロットの視界)に人工的な映像(実計器パネルの映像)が融合したバーチャル計器パネルを構築することが可能となる。しかも、このバーチャル計器パネルの表示(構築)される位置(場所)は、コックピットより遠いプロペラである。従って、パイロットが現実世界からこのバーチャル計器パネルに視界を切り換える場合の焦点の調節量は、現実世界から実計器パネルに視界を切り換える場合の焦点の調節量に比べ、はるかに小さくなる。また、パイロットが現実世界からバーチャル計器パネルに視界を切り換える場合の視線の移動量も、同様にはるかに小さくなる。従って、本発明の再帰性投影ヘッドアップディスプレイ100は、パイロットの視覚的作業負荷を大幅に軽減することが期待される。また、この再帰性投影ヘッドアップディスプレイ100、主としてプロペラ10、再帰性反射シート11、およびプロジェクタによって構成されるため、従来のヘッドアップディスプレイと比較して極めて軽量かつ安価な構成である。
図3は、参考として他の映像を動的スクリーン上に投影した状態を示す説明図である。なお、図3(a)は、投影される映像であり、同(b)はその映像を動的スクリーン上に投影した状態を示すものである。
この図から、コックピットの実計器パネル以外の映像についても、パイロットの視界を遮蔽することなく現実世界と人工的な映像が融合した映像を動的スクリーン上に表示させ得ることが分かる。従って、例えば、航空機の安全な運航を妨げる乱気流、低気圧等に関する文字情報またはマップ情報等をこの動的スクリーン上に表示させることが可能となる。
この図から、コックピットの実計器パネル以外の映像についても、パイロットの視界を遮蔽することなく現実世界と人工的な映像が融合した映像を動的スクリーン上に表示させ得ることが分かる。従って、例えば、航空機の安全な運航を妨げる乱気流、低気圧等に関する文字情報またはマップ情報等をこの動的スクリーン上に表示させることが可能となる。
上記再帰性反射ヘッドアップディスプレイ100は、パイロットの視覚的作業負荷を軽減するために、現実世界(パイロットの視界)と人工的な映像(計器情報)を融合させて表示する航空機用のバーチャル計器パネルとしての実施例であった。本発明の他の実施例として、例えば映画またはゲーム機等の簡易映像ディスプレイとして利用することも可能である。すなわち、図4に示すように、扇風機のファン12に再帰性反射シート11を貼付し、そのファン12を回転させて動的スクリーンを形成し、そしてプロジェクタによって映像をその動的スクリーン上に投影することにより、本発明の再帰性投影ヘッドアップディスプレイは簡易映像ディスプレイとして機能する。図5は、回転ファン上に映像を投影した状態を示している。投影された映像は、図5(a)が図2と、図5(b)が図3と同じ映像である。
以上により、本発明の再帰性反射ヘッドアップディスプレイは、特殊な光学系を必要とせずに、軽量かつ安価にヘッドアップディスプレイを構成し、簡易な機構で遠方に映像を投影する事が可能となる技術である。これにより単発プロペラ機(小型航空機)に対して、ヘッドアップディスプレイ搭載の可能性が広がるものと考えられる。従って、本発明の再帰性投影ヘッドアップディスプレイを小型航空機に搭載する事により、パイロットの視線移動量の削減および焦点調節量の削減という観点から、パイロットの視覚的作業負荷軽減ならびに小型航空機の安全性向上に寄与するものと考えられる。
つまり、本発明は
(1)小型機への搭載可能性を考慮した、軽量かつ安価なヘッドアップディスプレイの構成手法、
(2)無限遠への映像投影には拘らないが、簡易な機構で遠方に映像を投影する手法、そして、
(3)再帰性投影技術において、カメラを使わずに現実世界の映像と人工的な映像とを融合して表示するための手法
を提供することにより、パイロットの視覚的作業負荷軽減ならびに小型航空機の安全性向上に寄与するものである。
(1)小型機への搭載可能性を考慮した、軽量かつ安価なヘッドアップディスプレイの構成手法、
(2)無限遠への映像投影には拘らないが、簡易な機構で遠方に映像を投影する手法、そして、
(3)再帰性投影技術において、カメラを使わずに現実世界の映像と人工的な映像とを融合して表示するための手法
を提供することにより、パイロットの視覚的作業負荷軽減ならびに小型航空機の安全性向上に寄与するものである。
本発明の再帰性投影ヘッドアップディスプレイは、航空機用の飛行情報表示装置、AV機器の映像表示装置、またはシミュレーション技術に適用することが可能である。
10 プロペラ(動的スクリーン)
11 再帰性反射シート
12 ファン
100 再帰性投影ヘッドアップディスプレイ
11 再帰性反射シート
12 ファン
100 再帰性投影ヘッドアップディスプレイ
Claims (3)
- 再帰性反射材が付されたスクリーン上に所望の画像を投影して観察者の視界に該画像を重ねて表示する再帰性投影ヘッドアップディスプレイであって、
前記スクリーンを、回転軸の周方向に隙間を隔てて配設され且つ再帰性反射材が付された1又は複数の回転羽根を回転させることによって動的に形成し、前記画像に背景が透過した投影画像を表示することを特徴とする再帰性投影ヘッドアップディスプレイ。 - 前記回転羽根としてプロペラを用いて、再帰性反射材を該プロペラのパイロットと対向する面に付し、該プロペラを回転させることにより動的スクリーンを形成し、投影される画像として計測・航法等のパイロットが常時注意・監視しなければならない情報を、前記動的スクリーン上に投影し、前記画像に背景が透過した投影画像を表示する請求項1に記載の再帰性投影ヘッドアップディスプレイ。
- 前記再帰性反射材が付されたスクリーン上に所望の画像を投影する映像投影手段としてカラーホイール方式のプロジェクタを使用する場合は、該カラーホイールの回転と前記回転羽根/プロペラの回転とを同期させる請求項1又は2に記載の再帰性投影ヘッドアップディスプレイ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008095053A JP2009251027A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | 再帰性投影ヘッドアップディスプレイ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2008095053A JP2009251027A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | 再帰性投影ヘッドアップディスプレイ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2009251027A true JP2009251027A (ja) | 2009-10-29 |
Family
ID=41311858
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2008095053A Withdrawn JP2009251027A (ja) | 2008-04-01 | 2008-04-01 | 再帰性投影ヘッドアップディスプレイ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2009251027A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP2549329A3 (en) * | 2011-06-27 | 2013-04-17 | The Boeing Company | Aircraft display system |
| US9090326B2 (en) | 2010-10-13 | 2015-07-28 | The Boeing Company | Active flow control on a vertical stabilizer and rudder |
| CN106648484A (zh) * | 2015-11-01 | 2017-05-10 | 北京军懋国兴科技股份有限公司 | 座舱仪表、hud以及飞机部件运行展示系统 |
| DE102020109330A1 (de) | 2020-04-03 | 2021-10-07 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Luftfahrzeug |
-
2008
- 2008-04-01 JP JP2008095053A patent/JP2009251027A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE102020109330A1 (de) | 2020-04-03 | 2021-10-07 | Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft | Luftfahrzeug |
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