JP2009253116A - スペーサの構造 - Google Patents

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郁俊 松本
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Abstract

【課題】はんだ付けの温度を高温にした場合でも電子部品の本体部への熱ダメージを防止するスペーサの構造を提供する。
【解決手段】第1の実施の形態のスペーサ11は、非伝導部12と伝導部13とから構成される。伝導部13は、熱伝導性の良好な金属から形成された1対の半円筒形状部13a、13bから構成され、電子部品1のリード2が接触して挿入される孔14a、14bを有する。非伝導部12は、熱的、電気的に非伝導の素材により円筒形に形成されている。内部の孔15に、伝導部13の半円筒形状部13a、13bがそれぞれ挿入される。非伝導部12の高さは伝導部13よりも高い。
【選択図】 図1

Description

本発明は、プリント配線板(基板)上に実装される電子部品のリードが挿通されるスペーサの構造に関する。
従来、一般に、リードを基板のスルーホールに挿入して実装する電子部品は、はんだが溶けたはんだ槽に基板を通すことにより、基板の下側に突き出たリードの部分をはんだ付けし、基板と電子部品の接合を行う。しかしながら電子部品によっては、ボディ部分に高熱のダメージを受けると破壊されるものがあるので、例えば、スペーサを用いて、あるいはリード部分を長くして、ボディ部分と基板との間の距離を長くするようにしている。
図8は従来のスペーサを示す斜視図、図9は従来の電子部品を示す斜視図である。図8において、電子部品1のリード2は筒形状のスペーサ3の中に挿入された状態で基板にはんだ付けされる。スペーサ3を設けることにより、電子部品1の本体部(ボディ部分)1aと基板との距離を一定に確保し、電子部品1本体部1aへの熱の伝導を小さくしている。また図9に示す電子部品4のリード5は、矩形に屈曲させて長さを長くしてある。これにより電子部品4の本体部4aへの熱の伝導を小さくしている。スペーサを用いた電子部品の実装を示すものとして、例えば、特開2004−234876号公報が挙げられる。
特開2004−234876号公報
しかしながら従来の電子部品の実装においては、環境対応による鉛フリー化のために、はんだ付け温度を従来の有鉛はんだ付けよりも高くする必要がある。そのため、従来のスペーサを用いる方法やリードを屈曲させるだけでは電子部品のボディ部分が熱ダメージを受ける場合が多いという問題があった。
そこで本発明は、はんだ付けの温度を高温にした場合でも電子部品の本体部への熱ダメージを防止するスペーサの構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために本発明は、リードが基板のスルーホールに挿入されてはんだ付けされる電子部品の本体部と前記基板との間に配設されるスペーサの構造において、リードに接触して配設され、熱伝導性の高い素材で形成される伝導部と、熱的に非伝導の素材で形成され、前記伝導部の熱の電子部品への伝達を阻止する非伝導部とを具備することを特徴とするものである。
本発明によれば、はんだの熱が伝導部に吸収され、また吸収された熱は非伝導部により電子部品の本体部には伝達されないので、はんだ付けの温度が高温になっても、その熱が電子部品の本体部には伝達されず、電子部品の品質を確保することが可能である。
以下、本発明の実施の形態を図面にしたがって説明する。各図面に共通する要素には同一の符号を付す。図1は本発明の第1の実施の形態のスペーサの構成を示す分解斜視図である。図1において、電子部品1は本体部1aと2本のリード2とから構成される。第1の実施の形態のスペーサ11は、非伝導部12と伝導部13とから構成される。
伝導部13は、1対の対称な半円筒形状部13a、13bから構成されている。半円筒形状部13a、13bは熱伝導性の良好な金属から形成されており、内部には、電子部品1のリード2が接触して挿通される大きさで貫通して形成された孔14a、14bがそれぞれ形成されている。
非伝導部12は、熱的、電気的に非伝導の素材により円筒形に形成されている。内部の孔15には、この孔15を中央で分離する仕切部16が形成されている。仕切られた孔15a、15bの大きさは、伝導部13の半円筒形状部13a、13bがそれぞれ挿入される大きさとなっている。非伝導部12の高さは伝導部13よりも高く、配設された際に伝導部13が直接電子部品1の本体部1aに接触しないようにしている。
電子部品1を実装する場合は、伝導部13の半円筒形状部13a、13bを非伝導部12の孔15a、15bにそれぞれ挿入し、半円筒形状部13a、13bの孔14a、14bに電子部品1のリード2をそれぞれ挿入する。そして半円筒形状部13a、13bから下方に突出したリード2の部分を基板17のスルーホール18にそれぞれ挿入する。
基板に電子部品を取付けた状態を図2に示す。図2において、非伝導部12の孔15a、15bに伝導部13の半円筒形状部13a、13bが挿入され、電子部品1のリード2が半円筒形状部13a、13bの孔14a、14bに挿入されている。また電子部品1を基板17に取付けた状態において、電子部品1の本体部1aは伝導部13から離れており、伝導部13の熱が直接本体部1aに伝わらないようになっている。
図3は図2のA−A断面図で、図3に示すように、2つの半円筒形状部13a、13bは非伝導部12の仕切部16で電気的に分離され、またリード2は半円筒形状部13a、13bに接触して孔14a、14bに挿通されている。
図2に戻って電子部品のはんだ付けについて説明する。上述のように電子部品1が非伝導部12および伝導部13を介して基板17に取付けられた状態において、基板17をはんだ槽20に通す。この場合、はんだ槽20は噴流はんだ槽であり、上部に向けてはんだ21が噴流している。はんだ槽20の上を電子部品1が取付けられた基板17を矢印B方向に移動すると、はんだ21が基板17のスルーホール18とリード2に付着し、リード2がスルーホール18から出た部分にはんだ付け部22が形成される。はんだ付けされると、はんだ21の熱がリード2を伝わり、電子部品1の本体部1aの方向に伝わってくる。
図4は第1の実施の形態における熱伝導の状態を示す説明図である。図4において、リード2の内部および孔14aの内部には濃淡が描かれているが、これは熱の状態を示すもので、濃い部分が高温であることを示し、薄い部分が低温であることを示る。はんだ21からリード2に伝わった熱は、伝導部13の孔14a、14bの内部で拡散する。即ち、リード2に伝えられた熱はリード2の上方へ伝えられずに孔14a、14bの内部においてリード2から半円筒形状部13a、13bに吸収され、半円筒形状部13a、13bから孔14a、14bの内部に拡散する。また伝導部13は電子部品1の本体部1aから離れており、伝導部13と本体部1aの間には熱的に非伝導の素材からなる非伝導部12が配設されており、このため伝導部13の熱は本体部1aには伝わらない。
図5に従来の熱伝導の状態を示す。図5においては、電子部品1のリード2の外側には円筒状のスペーサ3が設けられている。はんだ21あるいははんだ付け部22からリード2に伝えられた熱はリード2から拡散せずにそのまま電子部品の本体部1aに伝えられ、本体部1aにダメージを与える惧れがある。
以上のように第1の実施の形態では、はんだ付け時の熱が電子部品1の本体部1aには伝えられないので、電子部品1の熱によるダメージを防止することが可能となる。近年の鉛フリー化に伴いはんだ付けの温度条件はより高い設定になっており、弱耐熱部品にとっては厳しい環境になっているが、本実施の形態のスペーサ11を用いることにより本体部1aへの熱的ダメージを充分に抑えることが可能となり、電子部品の品質を確保することができる。
上記実施の形態では、2つの半円筒形状部13a、13bを電気的に分離する仕切部16を非伝導部12に設ける構成としたが、仕切部を非伝導部12とは別に設けるようにしてもよい。
次に第2の実施の形態を説明する。図6は第2の実施の形態のスペーサを示す斜視図である。図6において、第2の実施の形態のスペーサ31は、第1の実施の形態と同様に、非伝導部32と伝導部33とから構成される。このうち伝導部33は第1の実施の形態の伝導部13と同様の構造を有する。即ち、伝導部33は、1対の対称な半円筒形状部33a、33bから構成され、半円筒形状部33a、33bは、熱伝導性の良好な金属から形成されており、内部には、電子部品1のリード2が接触して挿通される大きさで貫通して形成された孔34a、34bが形成されている。非伝導部32は、熱的、電気的に非伝導の素材により形成され、上部にリング状に形成された頭頂部35と頭頂部35に結合する仕切部36とから構成される。
図7は電子部品および第2の実施の形態のスペーサが基板17にはんだ付けされた状態を示す断面図である。図7においても、リード2の内部および孔34aの内部には温度の高低を示す濃淡が描かれている。電子部品1のリード2がはんだ付けされると、はんだ21の熱がリード2に伝わる。リード2の熱は伝導部33に吸収され、孔34a、34bの内部に熱が拡散するとともに、矢印Cで示すように、半円筒形状部33a、33bの外側にも熱が拡散する。また伝導部33は電子部品1の本体部1aから離れており、伝導部33と本体部1aの間には熱的に非伝導の素材からなる非伝導部32の頭頂部35が配設されているので、伝導部33の熱は本体部1aには伝わらない。
以上のように第2の実施の形態では、はんだからリード2に伝わった熱は、伝導部33の孔34a、34bの内部に拡散するだけでなく、伝導部33の外側へも放熱するので、第1の実施の形態に比較してより放熱効果が大きく、電子部品本体部1aへのダメージをさらに抑えることができる。その1つの結果として、スペーサ31の高さを第1の実施の形態のスペーサ11よりも低く設定することが可能になる。
なお第2の実施の形態では伝導部33が外気に露出しているので、他の電気的接続によるトラブルを避けるために、伝導部33の露出部分を非伝導のめっきで覆うようにしてもよい。
第1の実施の形態のスペーサの構成を示す分解斜視図である。 電子部品を基板に取付けた状態を示す断面図である。 図2のA−A断面図である。 第1の実施の形態における熱伝導の状態を示す説明図である。 従来の熱伝導の状態を示す説明図である。 第2の実施の形態のスペーサを示す斜視図である。 電子部品および第2の実施の形態のスペーサが基板にはんだ付けされた状態を示す断面図である。 従来のスペーサを示す斜視図である。 従来の電子部品を示す斜視図である。
符号の説明
1 電子部品
1a 本体部
2 リード
11、31 スペーサ
12、32 非伝導部
13、33 伝導部
14a、14b 孔
15a、15b 孔
17 基板

Claims (5)

  1. リードが基板のスルーホールに挿入されてはんだ付けされる電子部品の本体部と前記基板との間に配設されるスペーサの構造において、
    リードに接触して配設され、熱伝導性の高い素材で形成される伝導部と、
    熱的に非伝導の素材で形成され、前記伝導部の熱の電子部品への伝達を阻止する非伝導部とを具備することを特徴とするスペーサの構造。
  2. 前記伝導部は前記リードが接触して挿通される孔を有し、前記リードの熱が該孔内に拡散される請求項1記載のスペーサの構造。
  3. 前記伝導部は前記リードごとに設けられ、前記非伝導部は前記伝導部間を電気的に遮断する仕切部を有する請求項1または2記載のスペーサの構造。
  4. 前記非伝導部は、前記伝導部の外側を覆う請求項1または2記載のスペーサの構造。
  5. 前記伝導部は外気に露出している請求項1または2記載のスペーサの構造。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112531436A (zh) * 2020-12-24 2021-03-19 陕西华达科技股份有限公司 一种弯式连接器焊接工装及其使用方法
CN118805930A (zh) * 2024-09-18 2024-10-22 山东真诺智能设备有限公司 一种混合物料挤出装置

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