JP2009256281A - イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物 - Google Patents

イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物 Download PDF

Info

Publication number
JP2009256281A
JP2009256281A JP2008109926A JP2008109926A JP2009256281A JP 2009256281 A JP2009256281 A JP 2009256281A JP 2008109926 A JP2008109926 A JP 2008109926A JP 2008109926 A JP2008109926 A JP 2008109926A JP 2009256281 A JP2009256281 A JP 2009256281A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ophthalmic solution
solution composition
isopropyl unoprostone
added
component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2008109926A
Other languages
English (en)
Inventor
Takao Shimatani
隆夫 島谷
Shizuaki Watanabe
静秋 渡辺
Minoru Kobayashi
稔 小林
Makoto Seki
誠 関
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Teika Pharamaceutical Co Ltd
Original Assignee
Teika Pharamaceutical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Teika Pharamaceutical Co Ltd filed Critical Teika Pharamaceutical Co Ltd
Priority to JP2008109926A priority Critical patent/JP2009256281A/ja
Publication of JP2009256281A publication Critical patent/JP2009256281A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Medicinal Preparation (AREA)
  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Abstract

【課題】イソプロピルウノプロストンの水中での分解を防ぐことにより、イソプロピルウノプロストンの含量低下が十分に抑制された点眼液組成物を提供すること。
【解決手段】以下の成分(A)〜(D)
(A)イソプロピルウノプロストン
(B)有機アミン
(C)緩衝剤
(D)非イオン界面活性剤
を含有する点眼液組成物。
【選択図】 なし

Description

本発明は点眼剤組成物に関し、更に詳細には、緑内障治療剤としてイソプロピルウノプロストンを有効成分として配合し、この有効成分の保存安定性に優れた点眼液組成物に関するものである。
イソプロピルウノプロストンは、その化学名が(+)−イソプロピルZ−7−[(1R,2R,3R,5S)−3,5−ジヒドロキシ−2−(3−オキソデシル)シクロペンチル]ヘプト−5−エノエートである化合物であり、このものが眼圧降下作用を有することは公知である。このイソプロピルウノプロストンを有効成分として含有する点眼剤が、医療用医薬品であるレスキュラ点眼液として市販されている。
しかしながら、このイソプロピルウノプロストンを有効成分として配合する市販の点眼剤は、経時的にpHが変化し、その含量の低下を生じるために、遮光して冷所での保存(1〜15℃)が義務づけられており、そのため使用性が悪いという欠点があった。
この問題を解決するために、種々の提案が行われており、例えば、特許文献1では、イソプロピルウノプロストンを含むプロスタグランジンF2α誘導体を、油、水溶性高分子及び水とともに水中油型エマルジョンとすることにより、プロスタグランジンF2α誘導体の分解が抑制された安定な水性の医薬組成物を提供できることが報告されている。
また、特許文献2では、熱的に不安定な薬物に有機アミンを配合することにより、点眼剤中の薬物の分解を抑制することが報告されている。そしてこの文献中では、熱的に不安定な薬物として、主にプロスタグランジン誘導体が示されており、この中にはイソプロピルウノプロストンも含まれる。
以上のように、従来からイソプロピルウノプロストン点眼液における安定性を改善する方法について種々検討されてはいるが、その効果については未だ十分であるとは言えないのが現状である。
一方、特許文献3およびその分割出願である特許文献4には、イソプロピルウノプロストンと類似の構造を有するプロスタグランジン組成物について、ポリエトキシ化ひまし油を用いることにより化学的安定性を大きく増強できるとの報告がある。しかしながら、本文献にはイソプロピルウノプロストンを安定化できると言えるだけのデータおよび示唆はない。
また、特許文献5には、水性プロスタグランジン処方物がポリプロピレン容器中で安定であることが開示されている。しかしながら、本文献にはイソプロピルウノプロストンを安定化できると言えるだけのデータおよび示唆はない。
W02005/044276 特開2007−63265 特表平11−500122 特開2005−015498 特表2002−520368
本発明は、イソプロピルウノプロストンの水中での分解を防ぐことにより、イソプロピルウノプロストンの含量低下が十分に抑制された点眼液組成物を提供することをその課題とする。
本発明者は、上記課題を解決するために鋭意検討した結果、有機アミンと、緩衝剤と、非イオン界面活性剤とを組み合わせて、イソプロピルウノプロストンに配合すれば、イソプロピルウノプロストンの水中での分解を十分に抑制しうることを見出し、本発明を完成した。
すなわち本発明は、以下の成分(A)〜(D)
(A)イソプロピルウノプロストン
(B)有機アミン
(C)緩衝剤
(D)非イオン界面活性剤
を含有する点眼液組成物である。
本発明の点眼液組成物は、イソプロピルウノプロストンを含有するものであるが、イソプロピルウノプロストンの水中での分解を有効に防止したものである。従って、本発明により、イソプロピルウノプロストンの含量低下が十分に抑制された眼科用剤を提供することが可能となる。
本発明の点眼液組成物の有効成分は、成分(A)のイソプロピルウノプロストンである。この成分(A)の配合量は、通例、点眼液組成物中、0.01〜0.5w/v%であり、好ましくは0.05〜0.3w/v%、より好ましくは0.1〜0.15w/v%である。
また、本発明の点眼剤組成物には、成分(B)として有機アミンが配合される。この成分(B)の例としては、モノエタノールアミン、ジエタノールアミン、トリエタノールアミン、トロメタモール、グリシンアミド、コーラミンクロライド、N−ヒドロキシエチルピペラジン−N'−プロパンスルホン酸、N−ヒドロキシエチルピペラジン−N'−2−エタンスルホン酸、2−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸、3−(N−モルホリノ)エタンスルホン酸、メグルミン等の水酸基を有する有機アミンなどが挙げられ、これらの中でも、特にトロメタモール及びモノエタノールアミンが好ましい。
この成分(B)の配合量は、特に制限されないが、通例点眼液組成物中、0.01〜10w/v%、好ましくは0.05〜5w/v%であり、より好ましくは0.1〜2w/v%である。成分(B)の配合量が0.01w/v%を下回ると、イソプロピルウノプロストンの安定性向上作用が不足し、また、10w/v%を上回ると、眼刺激性の面から好ましくない。
更に、本発明の点眼液組成物には、成分(C)として緩衝剤が配合される。この成分(C)を構成する化合物の例としては、ホウ酸系化合物、リン酸系化合物、炭酸系化合物、酢酸系化合物、クエン酸系化合物などが挙げられ、より具体的には、ホウ酸、ホウ砂などのホウ酸緩衝剤;リン酸水素ニカリウム、リン酸ニ水素カリウム、リン酸水素ニナトリウム、リン酸ニ水素ナトリウム等のリン酸緩衝剤;炭酸水素ナトリウム、炭酸ナトリウム等の炭酸緩衝剤;酢酸、酢酸カリウム、酢酸ナトリウムなどの酢酸緩衝剤;クエン酸、クエン酸ナトリウムのクエン酸緩衝剤などを例示することができる。これらの中でも、特にクエン酸系化合物であるクエン酸及びクエン酸ナトリウム、ホウ酸系化合物であるホウ酸及びホウ砂、リン酸系化合物であるリン酸水素ニナトリウム及びリン酸ニ水素カリウムが好ましい。
上記成分(C)を構成する化合物の配合量は特に制限されないが、通例、点眼液組成物中、0.001〜5w/v%、好ましくは0.005〜2w/v%であり、より好ましくは0.01〜1w/v%である。成分(C)の配合量が5w/v%を上回ると、眼刺激性の面から好ましくなく、また、0.001w/v%を下回るとイソプロピルウノプロストンの安定性が不十分となるため好ましくない。
更に、本発明の点眼液組成物には、成分(D)として非イオン界面活性剤が配合される。この成分(D)の例としては、ポリオキシエチレンソルビタンラウレート(ポリソルベート20)、ポリオキシエチレンソルビタンパルミテート(ポリソルベート40)、ポリオキシエチレンソルビタンステアレート(ポリソルベート60)、ポリオキシエチレンソルビタントリステアレート(ポリソルベート65)、ポリオキシエチレンソルビタンオレエート(ポリソルベート80)などのポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル;ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油10、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油40、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油50、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60などのポリオキシエチレン硬化ヒマシ油;ポリオキシエチレン(160)ポリオキシプロピレン(30)グリコール(プルロニックF68)、ポリオキシエチレン(42)ポリオキシプロピレン(67)グリコール(プルロニックP123)、ポリオキシエチレン(54)ポリオキシプロピレン(39)グリコール(プルロニックP85)、ポリオキシエチレン(196)ポリオキシプロピレン(67)グリコール(プルロニックF127)、ポリオキシエチレン(20)ポリオキシプロピレン(20)グリコール(プルロニックL−44)などのポリオキシエチレンポリオキシプロピレングリコール;モノラウリン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、モノステアリン酸ポリエチレングリコール、モノオレイン酸ポリエチレングリコール、モノステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸エチレングリコール、ジステアリン酸ポリエチレングリコール、ジイソステアリン酸ポリエチレングリコールなどのポリエチレングリコール脂肪酸エステルなどが挙げられる。これらの中でも、特にポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ポリエチレングリコール脂肪酸エステルが好ましく、更にその中でもポリソルベート80、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油60、ステアリン酸ポリオキシル40がより好ましい。
これらの成分(D)の配合量は特に制限されないが、通例、点眼液組成物中、0.001〜5w/v%、好ましくは0.005〜2w/v%、より好ましくは0.01〜1w/v%である。成分(D)の配合量が5w/v%を上回ると、角膜等の眼組織に悪影響を与える可能性があるため好ましくなく、また、0.001w/v%を下回るとイソプロピルウノプロストンの安定性が不十分となるため好ましくない。
本発明による点眼剤組成物は、上記成分(A)〜(D)と、点眼剤に使用可能な公知の液状担体を使用し、公知の一般的な手順によって、混合、溶解することにより調製される。また、この点眼液組成物の調製にあたっては、上記した各成分の他に、必要に応じて等張化剤、防腐剤、増粘剤、pH調節剤、清涼化剤などの添加剤を加えることができる。
上記添加剤のうち、等張化剤の例としては、塩化ナトリウム、塩化カリウム、塩化カルシウム、グリセリン、プロピレングリコール、マンニトール、キシリトール、ソルビトールなどを挙げることができ、防腐剤の例としては、グルコン酸クロルヘキシジン、塩化セチルピリジニウム、塩化ベンザルコニウム、塩化ベンゼトニウム、ソルビン酸、ソルビン酸カリウム、パラオキシ安息香酸メチル、パラオキシ安息香酸エチル、パラオキシ安息香酸プロピル、パラオキシ安息香酸ブチル、クロロブタノールなどを挙げることができ、増粘剤の例としては、デキストラン、ヒドロキシエチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロース、カルボキシメチルセルロース、カルボキシビニルポリマー、ヒプロメロース、ポリビニルアルコール、メチルセルロース、アラビアゴム、アルギン酸、ポビドン、キサンタンガムなどを挙げることができる。
また、pH調節剤の例としては、塩酸、リン酸、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムなどを挙げることができ、清涼化剤の例としては、メントール、カンフル、ボルネオール、ゲラニオール、ユーカリ油、ハッカ油などを挙げることができる。
上記点眼液組成物の調製方法の好ましい一例としては、精製水、イソプロピルウノプロストン(成分(A))及び非イオン界面活性剤(成分(D))を混合し、必要に応じて加温して溶解し、その後さらに他成分を加える方法を挙げることができる。
なお、この点眼液組成物は、プラスチック容器に充填することがより好ましい。点眼液組成物を充填するプラスチック容器の素材は特に制約はないが、好ましいものとして、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチレンテレフタレートなどが例示でき、中でもその可撓性に富む特性からポリエチレンが好適に利用できる。
以上のようにして得られた本発明点眼液組成物のpHは、通例5〜9である。pHがこの範囲を逸脱すると、点眼時に刺激を感じることがあり、またイソプロピルウノプロストンの安定性の面で劣るため好ましくない。
本発明の内容を以下の実施例および試験例でさらに詳しく説明するが、本発明はこれらの記載により何ら限定されるものではない。
実 施 例 1
約80℃に加温した少量の精製水に、トロメタモール0.40g及びホウ酸0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.38であった。
実 施 例 2
約80℃に加温した少量の精製水に、トロメタモール0.40g及びホウ酸0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びポリソルベート80 1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.29であった。
実 施 例 3
約80℃に加温した少量の精製水に、モノエタノールアミン0.40g及びホウ酸0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.38であった。
実 施 例 4
約80℃に加温した少量の精製水に、トロメタモール0.40g及びリン酸ニ水素カリウム0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.33であった。
実 施 例 5
約80℃に加温した少量の精製水に、トロメタモール0.40g及びクエン酸水和物0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.33であった。
実施例1ないし5の組成をまとめて表1に示す。
Figure 2009256281
比 較 例 1
約80℃に加温した少量の精製水に、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.33であった。
比 較 例 2
約80℃に加温した少量の精製水に、ホウ酸0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.32であった。
比 較 例 3
約80℃に加温した少量の精製水に、トロメタモール0.40gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.30であった。
比 較 例 4
約80℃に加温した少量の精製水に、リン酸ニ水素カリウム0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.32であった。
比 較 例 5
約80℃に加温した少量の精製水に、クエン酸水和物0.50gを加えて溶解した。これに、あらかじめ混合したイソプロピルウノプロストン0.12g及びモノステアリン酸ポリエチレングリコール1.00gを加えて溶解させた。これを室温に戻し、希塩酸または水酸化ナトリウムを用いてpHを約6.3に調整した。更に精製水を加えて全量を100mLとし、点眼液組成物を得た。この点眼液組成物のpHは6.32であった。
比較例1ないし5の組成をまとめて表2に示す。
Figure 2009256281
試 験 例 1
保 存 試 験:
実施例1〜5及び比較例1〜5で得られた各点眼液組成物並びに市販品(各検体5mLずつ)を、ガラス製アンプルに充填した後、アンプルを熔封して、各々を80℃で12日間保存した。保存期間終了時のイソプロピルウノプロストン含有量を、高速液体クロマトグラフィーを用いて測定した。この保存後のイソプロピルウノプロストンの含量と、試験開始時の含量との差から、イソプロピルウノプロストン残存率を算出した。その結果を表3に示す。なお、用いたガラス製アンプルは、実質的にその表面にイソプロピルウノプロストンを吸着しないと考えられるものである。
Figure 2009256281
以上の結果より、実施例1〜5で示した処方は、比較例1〜5で示した処方及び市販品と比較して、イソプロピルウノプロストンの残存率自体が高く、イソプロピルウノプロストンの分解抑制の面で優れていることが明らかになった。
本発明の点眼液組成物は、市販されている従来品に比べ、有効成分であるイソプロピルウノプロストンの保存安定性が高いものであり、これをプラスチック容器に充填すれば、室温保存できる緑内障治療用の眼科剤の提供が可能となる。
従って、本発明の点眼剤組成物は、従来の製剤で必要とされていた冷蔵保存を不要とすることができるものであり、従来品に比べ、使用性が向上し、医療の場において有利に利用できるものである。

Claims (5)

  1. 以下の成分(A)〜(D)を含有する点眼液組成物。
    (A)イソプロピルウノプロストン
    (B)有機アミン
    (C)緩衝剤
    (D)非イオン界面活性剤
  2. 成分(B)が、トロメタモール及び/又はモノエタノールアミンである請求項第1項記載の点眼液組成物。
  3. 成分(C)が、クエン酸系化合物、ホウ酸系化合物およびリン酸系化合物よりなる群から選択される1種または2種以上を利用したものである請求項第1項記載の点眼液組成物。
  4. 成分(D)が、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油およびポリエチレングリコール脂肪酸エステルよりなる群から選択される1種または2種以上である請求項第1項ないし第3項記載の何れかの点眼液組成物。
  5. 緑内障治療用の眼科剤である請求項第1項ないし第4項記載の何れかの項記載の点眼液組成物。

JP2008109926A 2008-04-21 2008-04-21 イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物 Pending JP2009256281A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008109926A JP2009256281A (ja) 2008-04-21 2008-04-21 イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008109926A JP2009256281A (ja) 2008-04-21 2008-04-21 イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2009256281A true JP2009256281A (ja) 2009-11-05

Family

ID=41384184

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008109926A Pending JP2009256281A (ja) 2008-04-21 2008-04-21 イソプロピルウノプロストン含有点眼剤組成物

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2009256281A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012141334A1 (en) * 2011-04-12 2012-10-18 R-Tech Ueno, Ltd. Aqueous ophthalmic composition
JP2013535505A (ja) * 2010-08-11 2013-09-12 アイロンウッド ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド リナクロチドの安定な製剤
JP2018501216A (ja) * 2014-12-02 2018-01-18 アヴェドロ・インコーポレーテッドAvedro,Inc. 眼の架橋処置のためのシステム、方法及び組成物

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11500122A (ja) * 1994-12-22 1999-01-06 アルコン ラボラトリーズ,インコーポレイテッド 貯蔵安定性プロスタグランジン組成物
JP2002520368A (ja) * 1998-07-14 2002-07-09 アルコン ラボラトリーズ, インコーポレイテッド プロスタグランジン製品
WO2007105691A1 (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 R-Tech Ueno, Ltd. 水性組成物
WO2008036847A2 (en) * 2006-09-21 2008-03-27 Alcon Research, Ltd. Self preserved aqueous pharmaceutical compositions
JP2008189567A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Nippon Tenganyaku Kenkyusho:Kk プロスタグランジン水性点眼剤

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH11500122A (ja) * 1994-12-22 1999-01-06 アルコン ラボラトリーズ,インコーポレイテッド 貯蔵安定性プロスタグランジン組成物
JP2002520368A (ja) * 1998-07-14 2002-07-09 アルコン ラボラトリーズ, インコーポレイテッド プロスタグランジン製品
WO2007105691A1 (ja) * 2006-03-13 2007-09-20 R-Tech Ueno, Ltd. 水性組成物
WO2008036847A2 (en) * 2006-09-21 2008-03-27 Alcon Research, Ltd. Self preserved aqueous pharmaceutical compositions
JP2008189567A (ja) * 2007-02-01 2008-08-21 Nippon Tenganyaku Kenkyusho:Kk プロスタグランジン水性点眼剤

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013535505A (ja) * 2010-08-11 2013-09-12 アイロンウッド ファーマシューティカルズ, インコーポレイテッド リナクロチドの安定な製剤
WO2012141334A1 (en) * 2011-04-12 2012-10-18 R-Tech Ueno, Ltd. Aqueous ophthalmic composition
JP2018501216A (ja) * 2014-12-02 2018-01-18 アヴェドロ・インコーポレーテッドAvedro,Inc. 眼の架橋処置のためのシステム、方法及び組成物

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US12295946B2 (en) Pharmaceutical formulations comprising a pyridylaminoacetic acid compound
JP6449205B2 (ja) ピリジルアミノ酢酸化合物とポリオキシエチレンヒマシ油含有医薬組成物
JP6441087B2 (ja) ピリジルアミノ酢酸化合物含有医薬組成物
JP5661456B2 (ja) 点眼剤及び使用方法
JP5176132B2 (ja) 眼科用剤
JP3933683B2 (ja) アジスロマイシン含有水性医薬組成物及びその調製方法
JP5593345B2 (ja) イソプロピルウノプロストンの分解抑制方法
JP2023181428A (ja) 眼科用組成物
TW201247614A (en) Aqueous ophthalmic composition
JP5420877B2 (ja) 眼科用剤
JP2013256475A (ja) グリチルリチン酸含有水性眼科組成物
JP2007016024A (ja) ロフルミラスト点眼液
JP5252787B2 (ja) 熱的に不安定な薬物の分解抑制方法
JP2010132572A (ja) 眼科用剤
HK1151744A (en) Eye-drop preparation and use thereof
JP2015044751A (ja) ラタノプロストとチモロールマレイン酸塩を配合した点眼液

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20101101

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121120

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20130319